JPH0747683A - インクジェットプリンタ用サービスステーションの構造及びその組立方法 - Google Patents

インクジェットプリンタ用サービスステーションの構造及びその組立方法

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JPH0747683A
JPH0747683A JP6091789A JP9178994A JPH0747683A JP H0747683 A JPH0747683 A JP H0747683A JP 6091789 A JP6091789 A JP 6091789A JP 9178994 A JP9178994 A JP 9178994A JP H0747683 A JPH0747683 A JP H0747683A
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    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/165Preventing or detecting of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
    • B41J2/16505Caps, spittoons or covers for cleaning or preventing drying out
    • B41J2/16508Caps, spittoons or covers for cleaning or preventing drying out connected with the printer frame
    • B41J2/16511Constructions for cap positioning
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
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    • B41J2/135Nozzles
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    • B41J2/16517Cleaning of print head nozzles
    • B41J2/16535Cleaning of print head nozzles using wiping constructions
    • B41J2/16544Constructions for the positioning of wipers
    • B41J2/16547Constructions for the positioning of wipers the wipers and caps or spittoons being on the same movable support

Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単な構造でプリントヘッドの拭き取りが行え
るサービスステーションの構造を提供すること。 【構成】本発明の構造はプリンタのシャーシに取り付け
られたスレッド本体を有し、このスレッド本体にプリン
タの可動キャリッジに取り付けられたプリントヘッドの
それぞれに対するキャップとワイパーを取り付けること
ができる。このスレッド本体とシャーシはそれらに制御
された相対運動をさせるためにカム結合されている。ス
レッド本体とキャリッジもまた制御された相対運動をさ
せるためにカム結合されている。このキャリッジの運動
によってスレッドがその公称位置から少し垂直方向およ
び横方向に動いて、キャリッジに対する3つの主要位
置、すなわちプリントヘッドをキャッピングするための
高い位置、プリントヘッドの拭き取り行なうための中間
位置、およびプリントヘッドがキャップにもワイパーに
も干渉されずに自由に往復運動する低い位置に入る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は広義にはインクジェット
プリンタに関し、より詳細には1つあるいはそれ以上の
プリントカートリッジのプリントヘッドを拭き取り、プ
リントヘッドを覆う方法と構造に関する。さらに詳細に
は、本発明は各プリントヘッドの自動的な拭き取りとキ
ャッピングを行なうためにプリンタキャリッジの運動に
基づく方法と構造であって、各プリントヘッドに対する
単方向の個別の拭き取り動作を用い、各プリントヘッド
を一定の力でキャッピングし、キャッピングおよび拭き
取り構造の動作によって発生する雑音を低減する方法と
構造に関する。
【0002】
【従来の技術及び解決すべき課題】インクジェットプリ
ントヘッドノズルにはインクのかたまりやその中の粒子
が詰まったり、内部の気泡によって汚染され、適切に動
作しなくなることが多い。印刷品質が低下し、ユーザー
のクレームが発生することが多い。従来のサービス機構
は、通常単一のプリントヘッドのスピッティング、拭き
取りおよびキャッピングを行なうのが普通であり、オペ
レータによる作業を必要とし、またプリンタが数秒間使
用不能になることが多い。インクジェットプリントヘッ
ドの2方向への拭き取り、あるいは単一のワイパー面に
よる複数のプリントヘッドの拭き取りを行なうと、拭き
取り動作によってプリントヘッドが再度汚れたり、ある
いはプリントヘッド間で汚し合ったりする。
【0003】一定のたわみではなく一定の力でインクジ
ェットプリンタ中の複数のプリントヘッドをキャッピン
グすることを可能にする改良されたキャッピングシステ
ムが提案されている。かかるキャッピングシステムの1
つが1992年8月26日に出願され、本発明の譲受人に
譲渡された"Ink-jet Printhead Cap Having Suspended
Lip"と題する同時係属中の米国特許出願第07/935,606号
に説明されている。本明細書ではこの同時係属中の特許
出願を参照している。
【0004】複数のプリントヘッドを有するインクジェ
ットプリンタにおいてプリントヘッドのノズルにインク
や粒子が詰まった状態からの自動復旧を可能にする故障
復旧法およびシステムが提案されており、この方法では
プリントヘッドのキャッピング、プリントヘッドの選択
的なプライミングと洗浄、およびその後のプリントヘッ
ドのキャッピング解除と拭き取りを行なう。このような
方法とシステムの1つが1992年9月21日に出願され、本
発明の譲受人に譲渡された"Automatic FailureRecovery
for Ink-jet Printheads"と題する同時係属中の米国特
許出願第07/949,318号に説明されている。本明細書では
この同時係属中の特許出願をも参照している。
【0005】サービスステーション中でスレッドが動く
と、スレッドとその周囲のプリンタ部品が衝突すること
が多い。かかる衝撃によってプリンタの動作中に雑音を
発生させる。
【0006】従来、ワイパーのブレードはゴム製であっ
た。しかし、ワイパーブレードが長期間使用された後に
は、特に低湿度低温の環境においてはワイパーブレード
の“シングリング”が発生する可能性がある。シングリ
ングはワイパーブレードの表面の微小な欠陥であり、こ
れは拭き取り中にプリントカートリッジのノズルに気泡
を通過させることがある。かかる気泡によってインクが
発射チャンバーから出てしまい、その結果プリントカー
トリッジが印刷を行なわず、印刷能力を回復するために
プリントカートリッジのプライミングが必要になること
がある。
【0007】さらに、従来の拭き取りシステムでは、ワ
イパーブレードはスレッドの面の下に取り付けられ、こ
の面に設けた穴を通って伸張するようにしている。その
結果、ワイパーブレードが比較的長くなり、所望の剛性
が得られなかった。一般に、拭き取りを最も有効に行な
うためにプリントヘッドを損傷することなくワイパーブ
レードの剛性をできるだけ高めることが望ましい。これ
は黒インクの入ったプリントカートリッジの場合特に重
要である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の装置はプリンタ
のシャーシに取り付けられたスレッド本体を有し、この
スレッド本体はプリンタのキャリッジに取り付けられた
可動プリントヘッドのそれぞれに対するキャップとワイ
パーの対を取り付ける。このスレッド本体とシャーシは
それらに制御された相対運動をさせるためにカム結合さ
れている。スレッド本体とキャリッジもまた制御された
相対運動をさせるためにカム結合されている。このキャ
リッジの運動によってスレッドがその公称位置から少し
垂直方向および横方向に動いて、キャリッジに対する3
つの主要位置、すなわちプリントヘッドをキャッピング
するための高い位置、プリントヘッドの拭き取り行なう
ための中間位置、およびプリントヘッドがキャップにも
ワイパーにも干渉されずに自由に往復運動する低い位置
に入る。 したがって、プリンタのキャリッジ駆動モー
タのみを有するコントローラ によってキャッピングと
拭き取りを含むプリンタのサービスが提供される。
【0009】本発明の方法はプリントヘッドのキャッピ
ング解除、プリントヘッドの一方向への拭き取り、 プ
リントヘッドの下の自由位置へのスレッドの降下、必要
に応じたプリントヘッドの拭き直し、およびプリントヘ
ッドをキャッピングされた位置に戻す動作からなる。拭
き取り動作中、1つあるいはそれ以上のプリントヘッド
をスピッティングして対応するワイパーを濡らすことも
できる。本発明の方法と装置は、選択されたプリントヘ
ッドの自動プライミングと併用することができる。
【0010】キャッピングは一定の力で行なうことがで
きる。拭き取りは一方向であり、それによ って双方向
の拭き取りが行なわれる場合に返しの拭き取りのさいに
発生するプリントヘッドの汚れを防止する。重要なこと
は、本発明の方法と装置にはオペレータが介入しないと
印刷を再開できない永久的なロックアウト状態がないこ
とである。
【0011】本発明の一実施例においては、上述した自
動拭き取りとキャッピングを行なう構造を 本発明の方
法によって簡単かつ迅速に組み立ておよび分解し、この
構造の部品の修理あるいは交換を行なうことができる。
本実施例において、この構造はシャーシに取り付けられ
たスレッド本体取付手段、スレッド本体取付手段に取り
付けられたスレッド本体、スレッド本体に取り付けられ
たワイパー構造、およびプリンタシャーシとスレッド本
体に取り付けられたカムホルダーからなる。本発明の構
造はまたキャップ構造を含み、この構造は一体に形成さ
れた1つあるいはそれ以上のキャップを有する。
【0012】本発明の他の実施例においては、ワイパー
構造は一体に形成された複数のワイパーを有する。これ
らのワイパーの1つを他のワイパーより高い剛性を持つ
ように製作して、このワイパーを黒インクの入ったプリ
ントカートリッジの拭き取りに用いることができる。
【0013】このワイパーを変形してワイパーの剛性を
高めるようにワイパー取付台を形成することができる。
たとえば、一実施例において、アンダカットを有するワ
イパー取付台上にキャビティを有するワイパーが取り付
けられるとき、このワイパーの拭き取りエッジが凹面状
をなし、ワイパーの剛性が高まり、したがってワイパー
の拭き取り能力が向上する。
【0014】本発明の構造にはまた雑音抑制手段を含め
ることができる。雑音抑制手段はスレッド本体とシャー
シの壁の衝突の力を低減するばねあるいはバンパー、あ
るいはカムホルダーの衝突部分の可撓性を増して衝撃を
いくぶんか吸収するカムホルダーに形成されたスロット
とすることができる。
【0015】本発明の以上の目的および利点またその他
の目的および利点は図面と本発明の実施例の詳細な説明
からより明らかになるであろう。
【0016】
【実施例】図1は本発明のプリンタ100の簡略化した斜
視図である。プリンタ100のふた101はプリントキャリッ
ジ102を封入し、プリントキャリッジ102には次に詳細に
説明するように4つのプリントカートリッジ105a、105
b、105c、105d(“ペン”、“プリントヘッドカートリ
ッジ”、あるいは“カートリッジ”として知られる)が
挿入されている。プリントキャリッジ102は各プリント
カー トリッジ105a、105b、105c、105d上のプリントヘ
ッド(図示せず)が、本出願と同じ日付でDavidC. Burn
ey、Damon W. BroderおよびG. Franklin Naswortht, Jr
によって出願された、“Traction Surface for Print M
edia Feed of a Heated Printer”と題する同時係属中
の本出願人の所有する米国特許出願(弁理士docket No.
1093159-1)に詳述するように支持された紙等の印刷媒
体104に隣接するようにスラ イダーバー103上に取り付
けられる。本明細書中にこの出願の関連開示部分を参照
として取り込むこととする。
【0017】印刷媒体104は印刷媒体入力スタック107か
ら印刷媒体供給機構(図示せず)を介して 入力トレー1
06に供給される。印刷媒体104は次にローラ(図示せ
ず)によってスライダーバー103に直角な方向に進めら
れ、このときプリントキャリッジ102はスライダーバー1
03上を 前後に移動する(図3を参照して次に詳述す
る)。プリントカートリッジ105a、105b、105c、105dが
用紙104に対して移動するとき、インクがプリントカー
トリッジ105a、105b、105c、105dのそれぞれに形成され
たノズルから射出される。通常、それぞれのプリントカ
ートリッジ105a、105b、105c、105dには黒、シアン、マ
ゼンタ、黄といった異なる色のインクが入って いる。
インクはそれぞれのプリントカートリッジ105a、105b、
105c、105dに形成された流路を通ってプリントカートリ
ッジ105a、105b、105c、105d中のノズルの近傍に形成さ
れた発射チャンバーに流れる。発射チャンバー内のイン
クが加熱されて気化し、インク中の気泡がインク滴を関
係するノズルから印刷媒体104上に射出させる。それぞ
れのプリントカートリッジ105a、105b、105c、105dのプ
リントヘッドのノズルは矩形のマトリクス等のパターン
に構成され、インクは印刷媒体104上に所望の文字その
他の画像を印刷するようにプリント媒体104上に選択的
に射出される。
【0018】上の説明ではプリントキャリッジ102は4
つのプリントカートリッジ105a、105b、105c、105dを有
し、プリントカートリッジ105a、105b、105c、105dには
それぞれ黒、シアン、マゼンタ、黄のインクのいずれか
が入っているが、使用するプリントカートリッジの数は
これ以外の数、たとえば3つなどとすることもでき、ま
た赤、緑、青等の他の色のインクを用いることもでき
る。本発明にはたとえば1つのプリントカートリッジだ
けを有するプリンタも含まれる。
【0019】プリンタ100の動作の一部として、プリン
トカートリッジ105a、105b、105c、105dのプリントヘッ
ドに対してメンテナンス動作を行なう必要がある。図2
はプリンタ100の簡略化した斜視図であり、プリントカ
ートリッジ105a、105b、105c、105dが参照符号109に示
すようにサー ビスステーション中でキャッピングされ
た非印刷動作モードを示す。プリントカートリッジ105
a、105b、105c、105dに対する拭き取り、プライミン
グ、スピッティング等のメンテナンス動作を行ない、ま
たプリントカートリッジ105a、105b、105c、105dが印刷
に用いられていないときこれを格納(キャッピング)す
るためにプリンタ100中にサービスステーション109(以
下により詳細に説明する)が設けられている。
【0020】図3は図1の一部の斜視図である。プリン
トキャリッジ102をスライダーバー103に沿って 従来の
方法で駆動するのにエンドレスベルト111が用いられ
る。当該技術分野において周知のように、従来のリニア
エンコーダストリップ(図示せず)を用いてプリントキ
ャリッジ102が印刷媒体104に隣接して前後に移動すると
きの位置を検出して、プリントキャリッジ102が 印刷中
に適切に位置決めされるようにする。また、プリントキ
ャリッジ102はガイドレール( 図示せず)に取り付けて
プリントキャリッジ102がスライダーバー103の周りで回
転しないようにしている。
【0021】プリントカートリッジ105a、105b、105c、
105dのそれぞれは摩擦ばめによってプリントキャリ ッ
ジ102の対応するストール中に保持される。弾性アーム1
02aがそれぞれのストールの底面から突出して、各プリ
ントカートリッジ105a、105b、105c、105dを対応する弾
性アームがプリントカートリッジ105a、105b、105cある
いは105dがスライダーバー103に対して直角な方向 に移
動するのを防止するように、“カチッと入れる”ことに
よって各プリントカートリッジ105a、105b、105c、105d
が対応するストールにはまるようになっている。各スト
ールの側面にばね(図示せず)が取り付けられ、それぞ
れのプリントカートリッジ105a、105b、105c、105dが対
応するストールにカチッと入るときに、このばねが縮
み、プリントカートリッジ105a、105b、105cあるいは10
5dに力を加え、プリントカートリッジ105a、105b、105c
あるいは105dがストール内で横方向に(すなわち、スラ
イダーバー103に平行に)動くのを防止している。
【0022】図3において、サービスステーション109
は拭き取りおよびキャッピング動作に用いられるスレッ
ド110を有する。次により詳細に説明するように、プリ
ントカートリッジ105a、105b、105c、105dがプリントに
用いられていないとき、プリントキャリッジ102はサー
ビスステーション109に移動され、各プリントカートリ
ッジ105a、105b、105c、105dが対応するキャップ110b
に接触して各プリントカートリッジ105a、105b、105c、
105dのプリントヘッドが対応するキャップ110bに取り囲
まれるようなキャッピング位置に下げられる。プリント
カートリッジ105a、105b、105c、105dは使用されていな
いときはキャッピングされ、プリントヘッドのノズルの
乾燥を防止している。
【0023】サービスステーションのワイパー110aが各
プリントカートリッジ105a、105b、105cあるいは105dの
プリントヘッドを拭いて、プリントヘッドのノズルにつ
まる可能性のあるごみやインクのかたまりを除去する。
ワイパー110aはプリントキャリッジ102がサービスステ
ーションに出入 りするときそれぞれプリントカートリ
ッジ105a、105b、105c、105dのうちの1つだけを拭く。
【0024】サービスステーションはプライミングにも
用いられる。なんらかの理由で1つあるい はそれ以上
のノズルに隣接する発射チャンバーにインクがなく、イ
ンクがノズルから射出されない場合、プリントキャリッ
ジ102がキャッピング位置にあるときにノズルを介して
真空を加えてプリントカートリッジ105a、105b、105cあ
るいは105dのインク溜めから発射チャンバーにインクを
引き出すことができる。
【0025】サービスステーションはスピッティングに
も用いることができる。プリントカートリッジ105a、10
5b、105cあるいは105dが長時間キャッピングされていた
場合、印刷を再開する前に“スピッティング”すなわち
数百滴ほどのインクを射出してノズルから固まったイン
クを出す必要がある。この動作はプリントキャリッジ10
2がサービスステーション109中のスレッド110に載って
いる状態で行なわれる。
【0026】図4から図11は本発明の一実施例にしたが
って構成されたインクジェット拭き取りお よびキャッ
ピング装置(すなわちサービスステーション)の一連の
簡略化した正面図であり、この装置の動作の各段階を示
す。図4から図11はインクジェットプリンタ10の正面図
を断片的かつ非常に簡略に示すものである。(また、説
明を簡単にするために、参照符号はすべて図4にのみ示
す。)このプリンタのシャーシあるいは基部12は断片的
にまた非常に簡単に示されている。シャーシ12には(上
部にプリントヘッド密封リップを有する)1つあるいは
それ以上のキャップ16と、ほぼ平面状の支持部材20上の
(上端部すなわち拭き取り面を有する)ワイパー18の直
線的配列を取り付ける浮きスレッド14がジンバル取り付
けされている。スレッド14は断片的に示すプリンタの可
動キャリッジ22の下に配置されており、このキャリッジ
は複数のプリントヘッド(図4から図11には示さない)
を取り付け、このキャリッジの可動底面は図4から図11
に破線で示す第1のほぼ水平な平面Pを成す。
【0027】ワイパー18はそれぞれがキャップ16と同様
に対応するプリントヘッドと連動する。複数のばね要素
24によってシャーシ12にジンバル取付されたスレッド14
は図4から図11より、制御された相対運動を可能にする
ためにシャーシ12にカム結合されていることがわかる。
また、スレッド14はプリントヘッドを取り付けるキャリ
ッジ22とカム結合され、制御された相対運動が可能とな
っている。スレッド14と相対的に固定的なシャーシ12お
よび相対的に可動的なキャリッジ22とを2重カム結合す
ることによって、キャリッジ22がシャーシ12に対して制
御された往復水平運動を行なうのに応じてスレッド14が
垂直方向および水平方向、たとえば横方向に少し移動す
る。このようなシャーシ12に対するキャリッジ22の往復
運動は、本発明の方法と装置では、プリンタのキャリッ
ジコントローラによって自動的に提供される。
【0028】プリンタのサービス動作モードでは、カム
結合されたスレッド14とシャーシ12および カム結合
されたスレッド14とキャリッジ22は、コントローラとキ
ャリッジ22の運動に応じて、垂直方向と横方向にプログ
ラムされた運動を行ない、その結果キャップ16とワイパ
ー18がそれらに対応するプリントヘッドに対して所定の
キャッピング解除位置、拭き取り位置、および再キャッ
ピング位置に入る。プリンタのキャリッジの単一の駆動
モータはここに説明するサービスモードとこのプリンタ
の通常の印刷動作の両方において動作することがわか
る。
【0029】重要なことは、スレッド14をシャーシ12に
対して複数のばね要素あるいはばね部材24 を用いてジ
ンバル取付することによってプリントヘッドとワイパー
18の間に(拭き取りのための)、また平面Pに直角にス
レッド14を介して加わる上向きの力によってプリントヘ
ッドとキ ャップ16の間に(キャッピングのための)ほ
ぼ一定の力が発生する。ばね要素24はそれぞれたとえば
ばね鋼から製作され、シャーシ12上の(円で簡単に示
す)捕捉ポストにその一端が、またスレッド14上の(同
様に示す)捕捉ポストに他端が回転可能に取り付けられ
ている。ばね要素24は図示するようにほぼV字状であ
り、その径方向に伸張するアーム間の 公称角度は約31.
9゜であり、その公称24.2 mm(0.953インチ)のスパン
から10.4 mm(0.409インチ)に縮んだとき約0.4ポンド
の力(1.8 N)を提供する。一実施例において、ばね要
素24は平坦な板ばねである。他の実施例においては、ば
ね要素24は図14、図15および図36に示し、また次に
より詳細に説明するように線ばねである。
【0030】このような一定の力によるキャッピングと
拭き取りによって、プリントヘッドの下側の平 面に接
触することの多いキャップ16のリップおよびワイパー18
の上端部すなわち拭き取り面の損耗が低減される。これ
も同様に重要であるが、ばね要素24を用いたかかるジン
バル取り付けによってスレッド14の公称位置と、プリン
トヘッドの下面によって形成される平面P と平行なほぼ
水平な面が決まる。最後に、最も重要なことは、ばね要
素24に蓄えられたエネルギーによって、上述したカム結
合構成によって制御されるそのさまざまな垂直および水
平方向の運動によってスレッド14を押圧するのに必要な
力が提供されることである。このようなカムの動作によ
って制御されるシャーシ12に対するスレッド14の水平お
よび垂直方向の運動は、外部の動力、たとえば専用の駆
動モータ等を必要とせず、キャリッジ22とシャーシ12の
間の水平方向の運動によって非常に簡単にまた低コスト
で生成される。
【0031】さらに図4から図11において、スレッド14
はシャーシ12の対応する第2のカムフォロア部材12aと
係合した第1のカム面14aを有することがわかる(これ
らのカム面は図4から図11に示すように所定の、ほぼ同
じ形状を有し、また左カム面14aは一時停止部Sを形成す
る顕著な垂直方向のステップを有し、右カム面14aはこ
れも一時停止部Sを形成する傾斜した対応するステップ
を有する)。スレッド14はスレッド14から上向きに伸張
する第1のカムフォロア部材14bを有し、第1のカムフ
ォロア部材14bはキャリッジ22の対応する第2のカム面2
2a、22bに係合している。4つのかかる第1のカム面14a
と第1のカムフォロ ア部材14bがほぼ平面矩形状のスレ
ッド14の周囲に沿って設けられ、スレッド14を水平方
向に安定させるが、説明をわかりやすく簡単にするため
に図4から図11には2ずつのみを示す。(これに対応し
て、4つの第2のカムフォロア部材12aがシャーシ12上
に設けられ、2つずつの第2のカム面22a、22bがキャリ
ッジ22上に設けられているが、図4から図11にはそれぞ
れ2つと1つずつを示す。)本発明の他の実施例では、
右および左の第1のカム面14aの位置は図4から図11に
示す実施例とは逆になっている。図12において(同図は
カム面14aを除いて図4と同じである )、インクジェッ
トプリンタ30の右カム面14aの一時停止部Sが顕著な垂直
方向のステップによって形成され、左カム面14aの一時
停止部が傾斜した対応するステップによって形成 され
ている。
【0032】プリントヘッドの拭き取り中、それぞれの
プリントヘッドが対応するワイパーと接触すること に
よってスレッド14に力が加わる。左および右のカム面14
aを図12に示すように配置する と、これらの力がスレッ
ド14にさらに均一に分配され、その結果スレッド14はプ
リントヘッドの拭き取り中より良好に拭き取り位置に保
持される。
【0033】少なくとも1つのカム面14aを有するスレ
ッド14はテフロン充填材を有するポリマー材料から射出
成型された一体部品である。カム面14aとシャーシのカ
ムフォロア部材12aの間の摩擦係数を適切な低い値にす
るために、カムフォロア部材12aは同じポリマーの射出
成型された部品とされるが、このポリマー材料にはテフ
ロン充填材は入っていない。これらの材料はスムーズな
カム動作と耐久性を提供することがわかっている。他の
適当な材料を用いても良いことは明らかであるが、軽量
で、簡単かつ低コストで製作できる部品が好適であるこ
とはいうまでもない。
【0034】プリントヘッドのキャッピング解除、拭き
取り、および再キャッピングを含むサービス動作におい
ては、プリントヘッドはまず図4と図5を比較すると最
もよくわかるようにシャーシ12とスレッド14の相対運動
によってキャッピング解除され、スレッド14の第1のカ
ム面14aとシャーシ12の第2のカムフォロア部材12aがス
レッド14をキャリッジ22に対してほぼ垂直方向に下向き
に移動させ、第2のカム面22a、22bの末端に隣接するシ
ャーシ12上に取り付けられた末端停止部材26によってシ
ャーシ12とスレッド14の間の相対運動が生成される。
【0035】したがって、図4はわずかなしまりばめに
なってプリントヘッドの下面によって形成される平面が
キャップ16のリップによって形成される平面と共面を成
すキャッピング位置を示すものと見ることができ、図5
はスレッド14がわずかなしまりばめになってプリントヘ
ッドによって形成される平面がワイパー18の拭き取り面
によって形成される平面と共面を成す中間の拭き取り位
置あるいは拭き取り高さにある、プリントヘッドのキャ
ッピングされない位置を示すものと見ることができる。
(1)スレッド14の第1のカム面14aと シャーシ12の第
2のカムフォロア部材12aと、(2)キャリッジ22の第
2のカム面22a、22bとスレッド14の第1のフォロア部材
14bの間に提供される2重カム動作によって、シャーシ1
2とキャリッジ22の間には水平方向の運動は発生せず、
キャリッジ22に対するスレッド14の下向きの垂直方向の
運動が発生し、それによってスレッド14がプリントヘッ
ドキャッピング位置からプリントヘッド拭き取り位置に
移動する。キャリッジ22に対するスレッド14のこの下向
きの垂直方向の運動は、キャリッジ22が少し左に移動す
るとき、スレッド14の第1のカム面14aの右上に傾斜し
た領域によって、シャーシ12の第2のフフォロア部材12
aがスレッド14を押圧するときスレッド14に加えられる
力によって発生する。
【0036】図5と図6を比較すると、スレッド14が図
5のキャッピングされない位置から図6の拭き取り開始
位置にどのように移動したかがわかる。図6において、
スレッド14は図5の位置よりさらに少し左によっている
が、第2のフォロア部材12aが傾斜した第1のカム面14a
のほぼ中央にSで示す一時停止部に達するように、スレ
ッド14をシャーシ12に対してさらに少し左に移動させる
のは本来ばね要素24におけるより小さい張力である(す
なわち、ばね要素24は図5のキャッピングされない位置
においてより高いエネルギー状態に圧縮されてい
る。)。したがって、図6および図7はシャーシ12に対
するスレッド14の平衡位置と呼ばれるものを表わし、こ
の位置においてスレッド14は外力によって押圧されて平
衡状態を脱するまでキャリッジ22に対する所定の拭き取
り高さにとどまる。したがって、図6は拭き取り開始位
置を表わし、図7は拭き取り終了位置を表わし、これら
の位置の間でプリントヘッドがキャリッジ22とシャーシ
12の間のほぼ水平方向の相対運動によって拭かれる。
【0037】図7と図8を比較すると、スレッド14が上
述した平衡位置にある拭き取り動作の最後には、キャリ
ッジ22の第2のカム面22a、22bはスレッド14の第1のフ
ォロア部材14bに衝突してキャリッジ22の左方向への走
行の終わり近くでスレッド14を下方に少し押す。図8は
スレッド14のワイパー18がプリントヘッドから切り離さ
れた位置を示す。
【0038】図9はキャリッジ22が自由に、またキャッ
プ16およびワイパー18のいずれともプリントヘ ッドの
干渉を起こさずにスレッド14上を水平方向に往復運動す
ることのできるスレッド14の下方位置を示す。
【0039】図10はプリンタのオペレータあるいはサー
ビスマンが意図的あるいは不注意に触る可能性のある一
時ロックアウト位置である。重要なことは、右端の第2
のカム面22bは左下向きに傾斜した領域を有し、この領
域は、その右に位置し左に相対移動する第1のカムフォ
ロア部材14bと共に、キャリッジ22が右に自由に返ると
き、図4に示すキャッピング位置のような下降位置にス
レッド14を入れる。図11に示すスレッド14の位置におい
て圧縮状態にあるばね要素24はキャリッジ22が右に走行
するとき、スレッド14を押圧して図4の高いプリントヘ
ッドキャッピング位置に入れる。
【0040】簡単にいえば、キャリッジ22とシャーシ12
の間の相対運動の結果、第1のカム面14aと第2のフォ
ロア部材12aの間のカム動作によってスレッド14が下方
に移動し、この下向き の移動の範囲はワイパー18の上
端部をプリントヘッドの下面によって形成される第1の
平面P に位置決めし、それによってスレッド14の拭き取
り位置を規定するようにあらかじめ定められている。キ
ャリッジ22とシャーシ12がさらに相対的に移動すると
き、ワイパー18とプリントヘッドの間に拭き取り動作が
起こる。その間にさらに相対的な移動が発生すると、第
2のカム面22aと第1のフォロア部材14bの間のカム動作
によってスレッド14がさらに下方に移動する、この移動
の範囲はキャップ16のリップとワイパー18の上端部を第
1の面Pの下 に位置決めし、それによってプリントヘッ
ドを取り付けたキャリッジ22がプリントヘッドとリップ
の間あるいはプリントヘッドとワイパーの間で干渉を起
こすことなく自由に往復運動しうるスレッド14の自由位
置を規定するようにあらかじめ定められる。
【0041】図13は汎用の装置10が図4から図11にそれ
ぞれ対応する(参照符号を付した円で示す)さまざまな
動作段階AからHに到るまでの遷移(かかる遷移を起こす
キャリッジ22の走行方向を付した矢印で表わす)を示
す。図13はここに説明した図4から図11を理解した当業
者には自明であろう。図13から、スレッド14のキャッピ
ングされた位置すなわちキャッピング位置(A)は、通
常サービスモードが終了する下方位置(F)からスレッ
ドが返ってくるこのインクジェットプリンタのサービス
動作モードの始点を表わす。あるいは、スレッド14がそ
の下方位置にあるとき、スレッドは図示する拭き取り開
始位置(C)に移行し、 さらに拭き取り開始位置
(C)、拭き取り終了位置(D)、拭き取り解除位置
(E)および 下方位置(F)の間の移行を無制限に繰り
返してプリントヘッドを繰り返し拭くことができる。
【0042】このプリンタのサービス動作モードが手動
でロックアウトされる場合(G)、これはキャリッジ22
を図示するように右に移動することによってロックアウ
トからのエンター位置(H)を介して移行することによ
ってスレッド14そのサービス位置に移動することができ
る点で一時的なものにすぎない。第1のフォロア部材14
bは第2のカム面22a、22bの左下に傾斜した領域に沿っ
て滑降してスレッド14をキャッピングされた位置(A)
に戻す。(この点に関し、左のカムフォロア部材14bは
右のものより少し幅広に構成され、第2のカム面22aの
左右のスペースもまた異なっており、その結果左カムフ
ォロア部材14bはロックアウトからのエンター位置(H)
からキャッピング位置(A)への移行中は第2のカム面2
2a、22bの間のスペースに入ることができない。)スレ
ッド14が下方位置(F)からキャッピング位置(A)に移
行するか拭き取り開始位置(C)に移行するかは、コン
トローラによって決定されるキャリッジの右への走行範
囲が全範囲であるか部分的であるかによって決まること
がわかる。つまり、第1のフォロア部材14bが末端停止
部材26に当たった後、キャリッジ22は、スレッド14をキ
ャッピング位置(A)に入れる第1の所定の移動範囲に
位置決めされるか、あるいは第1のフォロア部材14b が
末端停止部材26に当たった後スレッド14を拭き取り開始
位置(C)に入れる第1の所定の移動範囲より小さい第
2の所定の移動範囲に位置決めされる。
【0043】当業者にはキャリッジに取り付けた末端停
止部材26は、コントローラによるキャリッジ22の右への
移動に応じて、第1のカムフォロア部材14bと係合して
スレッド14をシャーシ12に対して横方向に押すことがわ
かるであろう。したがって、キャリッジ22がスレッド上
を自由に往復運動できる自由位置、すなわち下方位置
(F)にスレッド14があり、キャリッジ22 の移動範囲が
第1の所定の移動範囲であるとき、停止部材26は第1の
フォロア部材14bを停止し、それによってスレッド14を
プリントヘッドに対してキャップ16のキャッピング位置
(A)に上げるのに十分な第1のカム面14aと第2のフォ
ロア部材12aの間の運動を発生させる。あるいは、スレ
ッド14がかかる自由位置にあり、第2の移動範囲である
とき、停止部材26はフォロア部材14bを停止し、それに
よってスレッド14をプリントヘッドに対して拭き取り開
始位置(C)か、単にワイパー18の拭き取り位置あるい
は拭き取り高さに上げるのに十分なカム面14aとフォロ
ア部材12aの間の運動を発生させる。
【0044】本発明の方法は本発明の装置に関する以上
の説明から理解されるであろう。プリントヘッドがプリ
ンタの可動キャリッジ上に固定されている場合にインク
ジェットプリンタのプリントヘッドをキャッピング解除
し、拭き取りを行なう方法は、(1)プリントヘッドと
選択的に係合することのできるスレッドに取り付けられ
たワイパー、たとえばスレッド14に取り付けられたワイ
パー18を設けること、(2)プリンタのシャーシに取り
付けられた部材12a等 の対応するカムフォロア部材に係
合する面14a等のカム面を有するスレッドを設けるこ
と、(3)ばね要素24等を用いてかかるスレッドをかか
るシャーシにばね取り付けすること、(4)最初にキャ
リッジをシャーシに対して水平方向に移動してカム動作
によってスレッドとキャリッジの間に垂直方向の運動を
発生させてプリントヘッドをキャッピング解除し、また
ワイパーをプリントヘッドによって形成される平面中に
位置決めすること、たとえば、キャリッジ22の運動を制
御してスレッド14とそれに取り付けられたワイパー18を
キャッピング位置(A)から出し、そのキャッピングさ
れない位置(B)に移動させること、(5)次にキャリ
ッジをシャーシに対して水平方向に移動させて、かかる
相対運動によって規定される方向にプリントヘッドがワ
イパーによって拭き取られるようにスレッドをかかる平
面と平行に水平方向に移動させること、たとえばキャリ
ッジ22の拭き取り開始位置(C)から拭き取り終了位置
(D)への移動を制御してスレッドに取り付けられたワ
イパー18にプリントヘッドを図示する左から右の方向
に拭き取らせること、およびその後(6)スレッドを下
げてワイパーをかかる平面の下に位置決めすること、た
とえば図示する下方位置(F)に位置決めすることから
なる。
【0045】この方法にはさらに、スレッドを下げるス
テップの後、(7)キャリッジをシャーシに対して水平
方向に移動させてプリントヘッドをキャッピングされた
位置に戻すこと、たとえば左フォロア部材14bが停止部
材26に当たってスレッドをそのキャッピングされた位置
(A)に押し戻すようにキャリッジ22を完全に右に移動
させることが含まれる。あるいは、 この方法では第2
の移動ステップを繰り返して図13に矢印で示すような
C、D、E、F、C、D、E、F等の符号を付した動作段階を行
なうこともできる。
【0046】上記の方法は単一のプリントヘッドのキャ
ッピング解除、キャッピング、および再キャッ ピング
を行なうものとして説明したが、本発明の装置によれ
ば、プリンタに複数のプリントヘッドとそれに対応する
複数のワイパーを設けてすべてのプリントヘッドに対し
て本発明の方法によってキャッピング解除、拭き取り、
およびキャッピングを行なうこともできることが理解さ
れるであろう。本発明の方法と装置はプリントヘッドの
スピッティングと併用することができ、また同時にある
いは時間的に近接した拭き取りを行なうことも可能であ
ることが理解されよう。また、本発明の方法と装置は上
に参照した自動故障復旧の特許出願にしたがって実行さ
れるプリントヘッドのプライミングとも併用可能であ
る。
【0047】したがって、本発明のインクジェットプリ
ンタ用の拭き取りおよびキャッピング装置 は、インク
ジェットプリントヘッドの自動サービスを可能にし、各
プリントヘッドを別々のワイパーで位置方向に拭くこと
によってプリントヘッドの拭き取りによる汚れやプリン
トヘッド間での汚れの発生を防止することができる。イ
ンクジェットプリンタの寿命を大きく延ばすプリントヘ
ッドのキャッピングは、キャップの密封シールのたわみ
を一定にすることではなく、それにかかる力を一定にす
ることによって行なわれる。少数の比較的単純な部品だ
けしか必要とせず、それによって追加の駆動モータにか
かるコストをなくし比較的低コストなサービス法が提供
される。これはプリンタのシャーシにキャップとワイパ
ーを有するスレッドをジンバル取り付けし、このスレッ
ドをスレッドとシャーシの間またスレッドとキャリッジ
の間の2重カム動作によってさまざまに位置決めするこ
とによって可能になる。プリンタのキャリッジの制御さ
れた往復の水平運動はスレッドを順次さまざまな位置に
配してプリントヘッドのキャッピング解除、拭き取り
(必要に応じて繰り返される)、および再キャッピング
を行なわせる。本発明の拭き取りおよびキャッピング法
はオペレータの介在を要せず、プリンタを不作動状態に
する時間はごくわずかであり、プリンタをサービスモー
ドから印刷動作モードに自動的に復旧させる。
【0048】図14は本発明のインクジェットプリンタに
用いるサービスステーション500の分解斜視図であり、
サービスステーション500の組み立てを示す。ばね502が
プリンタシャーシ501 に形成された穴に取り付けられて
いる。(説明をわかりやすくするために、図14と次に説
明する図36にはプリンタシャーシ501の一部だけを示
す。)プリンタシャーシ501に形成された穴内に部分的
に入るようにスレッド503がばね502に取り付けられる。
カムホルダー504がスレッド503の上のプリンタシャーシ
501に固着され、ばね502が圧縮されるようにスレッド50
3を下に押す。
【0049】上述したように、プリントキャリッジ(図
示せず)がスレッド503にカム結合される。さらに、カ
ムホルダー504(図4から図11の説明ではシャーシ12の
一部とみなされる)がスレ ッド503にカム結合される。
この2重カム結合は図4から図11、図12および図13に関
して上述したように動作して、プリントキャリッジの移
動に応じてスレッド503を垂直方向および 水平方向に移
動して3つの位置のうちのいずれかに配する。キャッピ
ングされた位置では、スレッド503は最大限右に移動し
てプリンタシャーシ501に形成された穴から出て、その
結果スレッド503はその最高位置に持ち上げられる。印
刷位置では、キャリッジがスレッド503のいかなる部分
にも 接触せずに自由に移動するとき、スレッド503は左
に最大限移動してプリンタシャーシに形成された穴に入
り、 その結果スレッド503はその最低位置まで下がる。
拭き取り位置では、スレッド503は横方向と垂直方向の
両方においてキャッピング位置と印刷位置の中間にあ
る。
【0050】ばね502はそれぞれ、スレッド503が所望の
大きさの力でカムホルダー504に向かって偏らせられ、
またサービスステーション500を有するプリンタの動作
中、スレッド503の振動が所望の大きさ以下に保たれる
ような所望のばね定数kをばね502が有するような材料と
形状で製作される。たとえば、ばね502は鋼鉄等の金属
で製作される。またばね502はたとえばキャッピング位
置にばね502が圧縮されたときばね定数が約0.4ポンドの
力(1.8 N)を発生するように製作される。一般に、ば
ね502によって与えられる力はスレッド503が3つのスレ
ッド位置、すなわちキャッピング位置、拭き取り位置お
よびプリントキャリッジが自由に移動できる位置のいず
れにおいても確実に保持されるような十分な大きさとさ
れる。
【0051】図15はばね502の1つの斜視図である。ば
ね502は部分502bを接続することによってV字形状のそれ
ぞれの1つの足の端部で接続された2つのほぼ平行なV
字状部分502aを有する線ばねである。それぞれのV字状
部分502aの足の間の公称角度は36゜である。V字形状の
それぞれの他の足の端部はループした部分502cになって
いる。
【0052】図14に戻ると、各ばね502は各ばね502の反
対の端部に形成されたループ部分502cをプ リンタシャ
ーシ501の穴の対向する壁に形成された対応する突起部5
01aの周囲にはめることによってプリンタシャーシ501の
穴の中に取り付けられる。各ばね502は接続部502aに接
続されたV字形状の足がループ部分502cの上にくるよう
に方向付けられている。次に、各ばね502の接続部分502
aをスレッド503の底部に形成された対応するスロットに
入れることによって、スレッド503がばね502に取り付け
られる。
【0053】図16は図14のサービスステーション500の
スレッド503の斜視図である。上述したように、ばね502
の接続部分502aはスロット503aに入れられる。スレッド
503はまたスレッドカム面503bを有する。スレッドカム
面503bは図12のカム面14aに対応する。スレッド503はま
たスレッドカムフォロア伸張部503cを有する。伸張部50
3cは図12の第1のカムフォロア部材14bに対応する。
【0054】図17はスレッド503の分解斜視図であり、
スレッド503の組み立てを示す。スレッド503はスレッド
本体701、キャップ構造702、ワイパー構造703およびフ
ィルター704を有する。キャップ構造702は一体構造を形
成するためのキャップ接続バー702bによって接続された
4つのキャップ702aを有する。キャップ構造702はたと
えばゴムで製作される。一実施例において、キャップ構
造702はショアA40-66のデュアロメータ硬度(公差ショ
ア5)のEPDMゴム製である。たとえば、ポリウレタン、
クラトン、テラタン等のゴム状のプラスティ ック等の
他の材料を用いることもできる。同様に、ワイパー構造
703は一体構造を形成するためのワイパー接続バー703b
によって接続された4つのワイパー703aを有する。ワイ
パー構造703は次に詳細に説明する理由からポリウレタ
ン製であることが好適であるが、EPDMゴム等の他の材料
を用いることもできる。
【0055】キャップ構造702のキャップ702aは少し引
き伸ばされ、スレッド本体701の上面701cに 形成された
対応するキャップ取付部701aに被せられている。キャッ
プ構造702は各キャッ プ702aとキャップ取付部701aの間
の摩擦ばめによって保持される。同様に、ワイパー構造
703のワイパー703aはスレッド本体701の上面701cに形成
された対応するワイパー取付部701bの上に取り付けられ
ている。キャップ取付部701aはワイパー取付部701bと交
互に1列に並んで形成されている。したがって、キャッ
プ構造702とワイパー構造703がスレッド本体701上に取
り付けられるとき、キャップ702aとワイパー703aの列が
形成され、キャップ702aとワイパー703aは交互に位置す
る。キャップ構造702とワイパー構造703は重ならないた
め、キャップ構造702とワイパー構造703のどちらをスレ
ッド本体701に先に取り付けてもよく、また同時に取り
付けてもよい。
【0056】フィルター704のうちの1つが各キャップ
取付部701aの下に形成されたキャビティ内に配置され
る。フィルター704は壁と、対応するキャップ702aによ
ってキャビティ内に保持される。フィルター704は、次
に詳細に説明するプライマーへの配管にインクが詰まら
な いようにプリントカートリッジのプライミング中イ
ンクを吸収する。
【0057】ワイパー703bが対応するプリントヘッドに
接触するときワイパー703bに応力が加わる。プリントヘ
ッドの拭き取りを適切に行なうために、ワイパー703bは
比較的剛性が高くなければならない。
【0058】図18から図23はそれぞれワイパー構造703
の平面斜視図、底面斜視図、平面図、側断面図、底面
図、および側面図である。前述したように、ワイパー構
造703は一体構造を形成 するためのワイパー接続バー70
3bによって接続された4つのワイパー703aを有する。図
24および図25はそれぞれ図20の線A-Aと図21の線B-Bに沿
った断面図であり、個々のワイパー703aを示す。図26は
図22の1つのワイパー703aの詳細底面図である。
【0059】図18からわかるように、ワイパー703aの1
つにバンパー802が形成されている。次により詳細に説
明するように、バンパー802はサービスステーション500
の動作に起因する雑音を低減する働きをする。
【0060】図19に示すように、それぞれのワイパー70
3aは基部803c、中間部803b、ブレード部803aの3つの部
分から形成される。従来のようにスレッド本体701の上
面701cの下に取り付けられ、上面701cに形成された穴を
通って伸張するかわりに、ワイパー構造703は上面701c
上に取り付けられる。その結果、ワイパー703aはより短
くなり、したがって従来のワイパーより剛性が高い。
【0061】さらに、それぞれのワイパー703aが3つの
部分からなる構造を有するため、ワイパー703aの剛性が
高くなっている。図21から特によくわかるように、それ
ぞれの部分803a、803b、803cの幅はブレード部分803aか
ら基部803cに向かって大きくなる。ワイパー703aの基部
の相対的厚みのために、ワイパー703aの剛性が増し、拭
き取りが向上する。特に、上面701c上のワイパー703aの
基部803cの取り付けとワイパー703aのブレード部803aか
ら基部803cに向かって厚みを増大させることを組み合わ
せることによって、ワイパー703aの剛性が増し、したが
って拭き取りが向上する。
【0062】それぞれのワイパー703aのブレード部803a
の両側の端部はブレード部803aの中央部に比べて剛性が
低い。スレッド本体701において、上面701cに近い各ワ
イパー取付部701bにアンダカットが形成されており、そ
の結果ワイパー構造703の比較的弾性の材料がワイパ ー
取付部701bの周囲で変形してワイパー構造703を保持す
る。ワイパー取付部701bに取り付けられると、ワイパー
703bが変形してそれぞれのワイパー703bの上端がへこ
む。このへこみによってブレード部803aの端部の剛性が
増し、それによってワイパー703aの拭き取り性能が向上
する。
【0063】さらに、ブレード部803aの両端は面取りさ
れる。この面取りによってブレード部803aの上端の角の
部分からワイパー703aの材料が取り除かれる。この領域
はブレード部803aの他の部分に比べて剛性の低い部分で
ある。その結果、ブレード部803aの剛性はブレード部80
3a全体にわたってより一定したものになり、拭き取りが
向上する。
【0064】以下に、図18から図26に関してワイパー構
造703の寸法の例を示す。図20において、ワイパー接続
バー703bの内側の端部と中間部803bの末端の間の距離81
1は18.9 mm(0.744イ ンチ)である。中間部803bの端部
とワイパー接続バー703bの内側の端部から遠い基部803c
の間の距離812は0.5 mm(0.02インチ)である。バンパ
ー802の基部からピークまでの距離813は2.40 mm(94.5
ミル)である。バンパー802のピークからワイパー接続
バー703bの内側の端部から遠い中間部803bの端部までの
距離814は3.4mm(0.13インチ)である。バンパー802の
ピークの間の距離815は7.2mm(0.28インチ)である。バ
ンパー802の伸張部分の長さ816は15.0mm(0.591イン
チ)である。バンパーのピークの側面817は45゜の角度
で傾斜している。
【0065】図21において、ワイパー801dのブレード部
803aの厚み818は0.98mm(0.039インチ)である。ワイパ
ー801c(およびワイパー801a、801b)のブレード部803a
の厚み819は0.76mm (0.030インチ)である。ワイパー8
01dのブレード部803aは次に説明する理由から他のワイ
パー801a、801bおよび801cのブレード部より厚くなって
いる。隣り合うワイパー702aの心間距離820は23.24mm
(0.9150インチ)である。バンパー802の伸張部分の端
部からキャ ップ構造702の基部までの長さ821は3.0mm
(0.12インチ)である。バンパー802の伸張部分の高さ8
22は5.6mm(0.22インチ)である。バンパー802の側面82
3は30゜の角度で傾斜している。
【0066】図22において、半径824は5mm(0.2イン
チ)である、半径825は0.2mm(8ミル)である。半径82
6は0.2mm(8ミル)である。半径827は3mm(0.1イン
チ)である。
【0067】図23において、ワイパー構造703の長さ828
は23.4mm(0.921インチ)である。ワイパー接続バー703
bの厚み829は2.0mm(0.079インチ)である。
【0068】図24はワイパー703aの断面図である。半径
830は可能であれば除去され、0.05mm(2ミル)以下で
ある。半径831は可能であれば除去され、0.2mm(8ミ
ル)以下である。中間部803bの厚み832は3.4mm(0.13イ
ンチ)である。半径833は0.2mm(8ミル)である。半径
834は0.8mm(0.03インチ)である。中間部803bの側面83
5は30゜で傾斜している。傾斜した側面835から基部803c
の基部までの距離836は4.5mm(0.18インチ)である。基
部803cの端 部から中間部803bの端部までの距離837は0.
5mm(0.02インチ)である。ワイパー703aの中心線から
中間部803bの端部までの距離838は2.2mm(0.087イン
チ)である。基部803cの厚み839は4.4mm(0.17インチ)
である。ワイパー703a内のキャビティの内側の角840は4
5゜で傾斜している。
【0069】図25において、中間部803の長さ841は14.0
mm(0.551インチ)である。ブレード部803aのピークの
長さ842は12.00mm(0.4724インチ)であり、長さ841に
関して対称に配されて いる。ワイパー703aの高さ843は
9.00mm(0.354インチ)である。ワイパー703a内のキャ
ビティの高さ844は4.5mm(0.177インチ)である。ワイ
パー703a内のキャビティの内側の長さ845は12.00mm(0.
4724インチ)である。外側の長さ846は10.00mm(0.3937
インチ)であり、内側の長さ845に関して対称に配され
ている。さらに、長さ845および846はいずれも 中間部8
03bおよびブレード部803aに関して対称に配されてい
る。半径847は1.0mm(0.039 インチ)である。半径847
の始点からワイパー703bのキャビティ部の間の距離848
は2.0mm (0.079インチ)である。半径849は可能であれ
ば除去され、0.3mm(12ミル)以下である。半径850は0.
2mm(8ミル)である。半径851は0.2mm(8ミル)であ
る。ブレード部803aの側面852は15゜で傾斜している。
【0070】図26において、寸法853は4.4mm(0.17イン
チ)である。寸法854は1.2mm(0.047インチ)である。
寸法855は0.3mm(12ミル)である。寸法856は0.50mm(2
0ミル)である。寸法857は1.00mm(39.4ミル)である。
【0071】他のプリントカートリッジ数および他のイ
ンク色を用いることもできるが、以上の説明では4つの
プリントカートリッジが用いられ、各カートリッジに
は、黒、シアン、マゼンタおよび黄の4色のインクのう
ちの1つが入っている。図18において、プリントカート
リッジは、ワイパー801aは黄のプリントカートリッジの
拭き取りに用いられ、ワイパー801bはマゼンタのプリン
トカートリッジの拭き取りに用いられ、ワイパー801cは
シアンのプリントカートリッジの拭き取りに用いられ、
ワイパー801dは黒のプリントカートリッジの拭き取りに
用いられるように構成されている。
【0072】黒インクはカラーインクの場合の染料と異
なり、顔料で形成される。顔料は分解せず 、染料は分
解するため、黒インクのプリントカートリッジのノズル
はカラープリントカートリッジのノズルよりもインクの
塊が発生しやすい。したがって、黒インクのプリントカ
ートリッジのプリントヘッドの拭き取りに用いるワイパ
ーはカラーインクカートリッジのプリントヘッドの拭き
取りに用いるワイパーより強度が高いことが望ましい。
したがって、図21に関連して上述したように、ワイパー
801dのブレード部803aは、ワイパー801dの剛性がワイパ
ー801a、801bおよび801cよりも高くなり、最も拭き取り
が必要とされる場所、すなわち黒インクのプリントカー
トリッジ上での拭き取りが改善されるように、ワイパー
801a、801bおよび801cのブレード部803aより厚く製作さ
れている。
【0073】これ以外のインク色の構成およびこれ以外
のプリントカートリッジ数(したがってワイパ ー数も
変わって来る)を用いることもできることが理解される
であろう。その場合、黒インクカートリッジ(あるいは
強い拭き取りの必要なカートリッジ)に対応するワイパ
ーは他のワイパーより厚くしなければならない。さら
に、本発明によれば、黒インクのワイパーを厚くするこ
とは必要ではない。本発明の他の実施例では、すべての
ワイパーが同じ厚みである。
【0074】図27から図32はそれぞれ、一体キャップ構
造702の平面斜視図、底面斜視図、平面図、正面図、底
面図および側面図である。前述したように、キャップ構
造702は一体構造を形成するためのキャップ接続バー702
bによって接続された4つのキャップ702aを有する。図3
3および図34はそれぞれ図29の線B-Bと線A-Aに沿った断
面図であり、個々のキャップ702aを示す。図35は図34の
断面図の一部を示す詳細断面図である。図27から図35に
関連してキャップ構造702の寸法の例を示す。
【0075】図29において、隣り合うキャップ702aの心
間距離901は23.24mm(0.9150インチ)である。各キャッ
プ702aの中心とキャップ接続バー702aの内側の端部の間
の距離902は9.2mm(0.36インチ)である。半径903は1.0
mm(0.039インチ)である。半径904は5.3mm(0.21イン
チ)である。半径905は4.3mm(0.17インチ)である。半
径906は1.0mm(0.039インチ)で ある。半径907は3.0mm
(0.12インチ)である。
【0076】図30において、キャップ構造702の幅908は
86.0mm(3.39インチ)である。
【0077】図31において、各キャップ702aの幅909は1
6.3mm(0.642インチ)である。半径910は2.0mm(0.079
インチ)である。半径911は0.3mm(12ミル)である。半
径912は0.5mm(20ミル)である。半径913は2.8mm(0.11
インチ)である。
【0078】図32において、各キャップ702aの中心から
キャップ702aのキャップ接続バー702bと一 体化された
端部の反対側の端部までの距離914は11.4mm(0.449イン
チ)である。各キャップ702aの中心からキャップ接続バ
ー702bの外側の端部までの距離915は15.4mm(0.606イン
チ)である。キャップ接続バー702bの外側の端部から各
キャップ構造702aの始点までの距離916は4.0mm(0.16イ
ンチ)である。各キャップ702aの端部917は45゜の角度
で傾斜している。キャップ構造702の基部から各キャッ
プ702aの基部までの厚み918は1.5mm(0.059インチ)で
ある。キャップ接続バー702bの厚み919は2.0mm(0.079
インチ)である。
【0079】図33において、各キャップ702aの高くなっ
た部分の長さ920は20.75mm(0.8169インチ )である。
各キャップ702aに形成された穴の長さ921は8.25mm(0.3
25インチ)である。各キャップ702aの内部の突起部の長
さ922は11.25mm(0.4429インチ)である。各キャップ70
2aの内部の突起部と外側の部分の間のギャップの長さ92
3は3.25mm(0.128インチ)である。各キャップ702aのピ
ーク部分のピークの間の長さ924は14.75mm(0.5807イン
チ)である。このピークからピーク部分を設けた部分の
基部までの長さ925は1.5mm(0.059インチ) である。面
取り部926は0.75m(30ミル)×45゜である。面取り部92
7は0.5mm(20ミル) ×45゜である。面取り部928は0.25
mm(9.8ミル)×45゜である。面取り部929は0.25mm(9.
8ミル)×45゜である。
【0080】図34において、キャップ702aの構造はキャ
ップ702aの中心線930に関して対称である。各キャップ7
02aの高くなった部分の幅931は14.25mm(0.5610イン
チ)である。各キャップ702aに形成された穴の幅932は
1.75mm(0.0689インチ)である。各キャップ702aの内部
の 突起部の幅933は4.75mm(0.187インチ)である。各
キャップ702aの上部のピーク部分の間の幅934は8.25mm
(0.325インチ)である。キャップ構造702の基部から各
キャップ702aの ピーク部分のピークまでの高さ935は6.
50mm(0.256インチ)である。
【0081】図35は図34の一部の詳細図であり、各キャ
ップ702aのピーク部分の付近の寸法の例を示す。寸法93
6は6.25mm(0.246インチ)である。寸法937は3.25mm
(0.128インチ)である。寸法938は1.50mm(0.0591イン
チ)である。寸法939は0.75m(30ミル)である。寸法94
0は0.25mm(9.8ミル)である。寸法941は0.13mm(5.1ミ
ル)である。寸法942は1.50mm(0.0591インチ)であ
る。寸法943は2.25mm(0.0886インチ)である。寸法944
は0.50mm(20 ミル)である。寸法945は1.50mm(0.0591
インチ)である。寸法946は1.75mm(0.0689インチ)で
ある。寸法947は0.06mm(2ミル)である。寸法948は0.
06mm(2ミル)である。寸法949は0.75mm(30ミル)で
ある。寸法950は0.48mm(19ミル)である。寸法951は0.
50mm (20ミル)である。寸法952は0.75mm(30ミル)で
ある。
【0082】図34に戻って、密封端部953は62のあらさ
に仕上げられている。この仕上げはプリントカートリッ
ジがキャッピングされたときプリントヘッドが適切に密
封されるようにキャップ構造702と対応するプリントカ
ートリッジの間の密封を適切なものにするために必要で
ある。
【0083】スレッド503の組み立てとばね502へのスレ
ッド503の取り付けの後、カムホルダー504 がスレッド5
03の上に取り付けられる。カムホルダー504は傾けら
れ、カムホルダー504の いずれかの側に形成された脚50
4eがプリンタシャーシ501の側壁501aに形成された対応
する穴(図示せず)に入れられる。次に、カムホルダー
504の反対の端部が降下され、スレッド503に接触する。
ねじ505がカムホルダー504に形成された対応するねじ穴
(図14には1つだけを示す)に挿入される。ねじ505が
締め付けられ、それぞれのねじ505のねじ込まれた端部
がプリンタシャーシ501の壁501b(図14には1つだけを
示す)に接触する。これによって、カムホルダー504が
保持される。これは、ねじ505と、対応する壁501b間の
接触により、脚504eと、対応する穴間の接触点の周りで
カムホルダー504が回転できないためである。
【0084】図36は部分的に組み立てられた図14のサー
ビスステーション500の分解斜視図であり、サービスス
テーション500の動作に起因する雑音を低減するための
ばね1001を示す。図37はばね1001の側面図である。図38
はばね1001の正面図である。
【0085】図37からわかるように、ばね1001にはコイ
ル部分1001bが形成されている。コイル部 分1001bの一
端に楕円ループ部分1001aが形成されている。コイル部
分1001bの他端にはフック部分1001cが形成されている。
ばね1001は直径0.25mm(9.8ミル)のステンレススチー
ル302ばね線で製作されている。しかし、他の材料を用
いることもできる。ばね1001の公称の全長1101は27.3mm
(1.07インチ)である。コイル部分1001bの公称長さ110
2は14mm(0.55インチ)である。コイル部分1001bの公称
幅1103は3.2mm(0.13インチ)である。ルー プ部分1001
aの湾曲部分の内側の曲率半径は1.7mm(0.67インチ)で
ある。ループの内表面間のループ部分1001aの公称長さ
は6.9mm(0.27インチ)である。ループ部分1001aの近く
のコイル部分1001bの端部からコイル部分1001bに最も近
いループ部分1001aの湾曲部分の曲率中心までの公称長
さは3mm(0.1インチ)である。フック部分1001cの湾曲
部分の内側の曲率半径は1.4mm(0.55インチ)である。
フック部分1001cのフックの先端から湾曲部分の内表面
までの公称長さは3.4mm(0.13インチ)である。
【0086】図36に戻って、ばね1001のフック部分1001
cがカムホルダー504に形成された突起部504aの周囲には
められる(図14参照)。ばね1001のループ部分1001aは
突起部504aに最も近いカムフォロア伸張部503cの周囲に
はめられる。スレッド503がキャッピングされない位置
に移動すると(右に移動して図36の用紙の平面に入
る)、ばね1001が伸びてばね1001がスレッド503に力を
加え、これによってスレッド503がスレッド503の移動と
逆の方向に引かれる。その結果、スレッド503が減速さ
れ、スレッド503が非キャッピング位置に達する時にス
レッド503がプリンタシャーシ501に当たる力が弱めら
れ、それによってこの衝突による雑音が小さくなる。
【0087】カムホルダー504にはカムホルダーカムフ
ォロア伸張部504c(図12の第2のカムフォフォロア部材
12aに対応する)に近い各側面にスロット504bが形成さ
れている。スレッド503が拭き取り位置に移動すると
き、スレッドのカム面503bがカムホルダーカムフォフォ
ロア伸張部504cに当たり、これによって雑音が発生す
る。スロット504bが存在することによって、カムホルダ
ー504の伸張部504dの可撓性が増す。したがって、スレ
ッドのカム面503bが当たったとき、伸張部504dがわずか
に屈曲して、衝撃力をいくらか吸収し、この衝突によっ
て発生する雑音を低減する。
【0088】バンパー802はワイパー703a(図17)のう
ちのワイパー構造703の一端に位置する1つの一部とし
て形成される。バンパー802はワイパー703aと同じ材料
で製作され、三角形の断面を有する2つの突起部を有す
る。他の十分に変形可能な材料を用いることもでき、バ
ンプは円形等の他の断面形状とすることもできる。スレ
ッド503が非キャッピング位置に移動するとき、スレッ
ド503は上述したようにプリンタシャーシ501に当たる。
バンパー802が存在することによって、プリンタシャー
シ501に対するスレッド503の衝突を緩衝し、それによっ
てこの衝突によって発生する雑音が低減される。バンパ
ー802の位置によって、サービスステーション500の組み
立て中のワイパー構造703の向きが決まる。これは、ワ
イパー構造703は上述したようにバンパー802がプリンタ
シャーシ501に当たるような向きでなければならないた
めである。
【0089】本発明によれば、ワイパーブレード703aは
拭き取りを向上させる改善された構造を有する。ワイパ
ーブレード703aの材料と形状の両方が拭き取りの向上に
つながる。
【0090】本発明の一実施例によれば、ワイパー構造
703はデュロメータ、60-85のショアA硬度を有するポリ
ウレタン製である。他の実施例では、ワイパー構造703
はデュロメー タ、約80のショアA硬度を有するポリウレ
タン製である。ポリウレタンを用いることによって 、
従来のゴム製のワイパーを低湿低温の環境下で使用する
ときに発生したワイパー703aの“シングリング”の問題
を防止することができる。
【0091】図12はプリントキャリッジ1202がスライダ
ーバー1203に沿って移動してキャッピングされ た位置
に入った後のプリントキャリッジ1202の断面図である。
(説明をわかりやすくするために、この構造を含むプリ
ンタのいくつかの部分は図示されていない。)プリント
カートリッジ1205はプリントキャリッジ1202のストール
内に保持される。プリントキャリッジ1202のキャッピン
グ位置への移動によって、上述したようにスレッド1201
が、キャップ1206がプリントカートリッジ1205に接触し
てプリントカートリッジ1205のプリントヘッドを封入す
る密閉された覆いを形成するように移動する。
【0092】図39はプリントカートリッジ1205をプライ
ミングするための構造を示す。可撓性の管1208の一端が
スレッド1201の底部に形成されたインク溜め1207の底部
に取り付けられる。図示しないが、同様のインク溜め12
07と可撓性の管1208がスレッド1201のそれぞれのキャッ
プ1206の下に形成されている。可撓性の管1208の他端は
管継手1210によって真空1209に取り付けられている。真
空1209によって、可撓性の管1208、インク溜め1207、お
よびキャップ1206を介して真空圧がプリントカートリッ
ジ1205のプリントヘッドに加えられる。この真空圧によ
ってプリントカートリッジ1205のインク溜めからプリン
トカートリッジ1205の発射チャンバーにインクが引き込
まれる。フィルター1204がインク溜め1207内に配設さ
れ、キャップ1205からインク溜め1207に落ちるインクを
吸収する。
【0093】以上、本発明を上記の動作原理と実施例を
参照して図示および説明したが、当業者には特許請求の
範囲に記載する本発明の精神と範囲から逸脱することな
く、その形態や細部に他の変更を加えうることが理解さ
れるであろう。
【0094】以下、本発明の種々の構成要件の組み合わ
せからなる実施態様を示す。
【0095】1.シャーシと、該シャーシに可動的に支
持されインクを射出するプリントヘッドを含むプリント
カートリッジを取り付けたプリントキャリッジとを有す
るインクジェットプリンタに用いられ、前記シャーシに
取り付けられたスレッド本体取付手段と、前記スレッド
本体取付手段に取り付けられ、ワイパー取付部とカム面
が形成されたスレッド本体と、ワイパーを含むワイパー
構造であって、前記ワイパーはワイパー取付部に取り付
けられ、前記ワイパーの拭き取りエッジは前記スレッド
本体の表面から離れているワイパー構造と、および前記
シャーシとスレッド本体に取り付けられ、カムフォロア
伸張部が形成されたカムホルダーからなり、前記プリン
トキャリッジの動きは、前記カム面と前記カムフォロア
伸張部との接触と同時に、前記拭き取りエッジが前記プ
リントヘッドに接触するように前記スレッド本体を位置
決めすることを特徴とするインクジェットプリンタ用サ
ービスステーションの構造。
【0096】2.前記スレッド本体に複数のワイパー取
付部が形成され、前記ワイパー構造は一体に形成された
複数のワイパーを有し、各ワイパー は対応するワイパ
ー取付部に取り付けられていることを特徴とする上記1
の構造。
【0097】3.黒インクの入ったプリントカートリッ
ジのプリントヘッドの拭き取りを行なうためのワイパー
のブレード部が他のワイパーのブレード部より厚く製作
されていることを特徴とする上記2の構造。 4.前記スレッド本体にカムフォロア伸張部が形成さ
れ、前記プリントキャリッジにカム面が形成され、前記
プリントキャリッジの動きがプリントキャリッジ上の前
記カム面と前記スレ ッド本体上の前記カムフォロア伸
張部との接触と同時に、前記スレッド本体をキャッピン
グ位置に位置決めし、前記スレッド本体上にキャップ取
付部が形成され、さらに、キャップからなるキャップ構
造を含み、前記キャップは前記キャップ取付部に取り付
けられ、前記キャップ構造は前記スレッド本体が前記キ
ャッピング位置にあるとき前記プリントヘッドを封入す
ることを特徴とする上記1の構造。
【0098】5.前記スレッド本体に複数のワイパー取
付部が形成され、前記ワイパー構造は一体に形成された
複数のワイパーを有し、各ワイパーは対応するワイパー
取付部に取り付けられ、前記スレッド本体に複数のキャ
ップ取付部が形成され、前記キャップ構造は一体に形成
された複数のキャップを有し、各キャップは対応するキ
ャップ取付部に取り付けられ、前記ワイパーは前記キャ
ップに隣接しキャップと交互に1列に配置されているこ
とを特徴とする上記4の構造。
【0099】6.前記ワイパー取付部は前記スレッド本
体の表面に形成された突起部であり、前記ワイパーには
キャビティが形成され、前記ワイパーはワイパー取付部
がキャビティ内に位置するように前記ワイパー取付部に
取り付けられることを特徴とする上記1の構造。
【0100】7.前記ワイパー取付部は、前記ワイパー
が該ワイパー取付部に取り付けられたとき拭き取りエッ
ジが凹面をなすような形状であることを特徴とする上記
6の構造。
【0101】8.前記プリントキャリッジの動きに起因
する雑音を抑制する手段を有することを特徴とする上記
1の構造。
【0102】9.前記雑音を抑制する手段は、前記スレ
ッド本体のカム面とカムホルダーのカムフォロア伸張部
との衝突に起因する雑音が低減されるような可撓性部材
からなるカムホルダーカムフォロア伸張部を構成する前
記カムホルダーに形成されたスロットからなることを特
徴とする上記8の構造。 10.前記雑音を抑制する手段が前記ワイパー構造の基
部に形成したバンパーからなり、ワイパー構造が前記プ
リントキャリッジの動きを妨害しないような位置に前記
スレッド本体が移動するときに前記バンパーが前記シャ
ーシの壁に当たるようにし、それによって前記衝突に起
因する雑音を低減することを特徴とする上記8の構造。
【0103】11.前記雑音を抑制する手段が、一端が
前記カムホルダーに、他端が前記スレッド本体に取り付
けられたスレッド減速ばねからなり、前記ワイパー構造
が前記プリントキャリッジの動きを妨害しないような位
置に前記スレッド本体が移動するときに前記スレッド減
速ばねが前記スレッド本体の運動に対抗し、それによっ
て前記スレッド本体と前記シャーシの壁との衝突によっ
て発生する雑音を低減することを特徴とする上記8の構
造。 12.前記スレッド本体取付手段が第1および第2のス
レッド支持ばねを含むことを特徴とする上記1の構造。
【0104】13.前記第1および第2のスレッド支持
ばねがV形状の線ばねであることを特徴とする上記12の
構造。
【0105】14.シャーシと、該シャーシに可動的に
支持されインクを射出するプリントヘッドを含むプリン
トカートリッジを取り付けたプリントキャリッジとを有
するインクジェットプリンタに用いられ、前記シャーシ
に取り付けられたスレッド本体取付手段と、前記スレッ
ド本体取付手段に取り付けられ、複数のワイパー取付部
が形成されたスレッド本体と、一体に形成された複数の
ワイパーを含むワイパー構造であって、各ワイパーは対
応するワイパー取付部に取り付けられ、各ワイパーの拭
き取りエッジは前記スレッド本体の表面から離れている
ワイパー構造からなることを特徴とするインクジェット
プリンタ用サービスステーションの構造。
【0106】15.黒インクの入ったプリントカートリ
ッジのプリントヘッドの拭き取りを行なうためのワイパ
ーのブレード部が他のワイパーのブレード部より厚く製
作されていることを特徴とする上記14の構造。
【0107】16.前記ワイパー取付部はそれぞれ前記
スレッド本体の表面に形成された突起部であり、前記ワ
イパーにはそれぞれキャビティが形成され、各ワイパー
は、ワイパー取付部がキャビティ内に位置するように対
応するワイパー取付部に取り付けられることを特徴とす
る上記14の構造。
【0108】17.各ワイパー取付部は、前記対応する
ワイパーが該ワイパー取付部に取り付けられたときワイ
パーの拭き取りエッジが凹面をなすような形状であるこ
とを特徴とする上記16の構造。
【0109】18.前記プリントキャリッジの動きに起
因する雑音を抑制する手段を有することを特徴とする上
記14の構造。
【0110】19.前記雑音を抑制する手段が前記ワイ
パー構造の基部に形成したバンパーからなり、前記スレ
ッド本体が移動して前記シャーシの壁に衝突するとき前
記バンパーが前記シャーシの壁に当たるようにし、それ
によって前記衝突に起因する雑音を低減することを特徴
とする上記18の構造。
【0111】20.前記雑音を抑制する手段が、一端が
前記スレッド本体に対して静止した前記プリンタの一部
に、他端が前記スレッド本体に取り付けられたスレッド
減速ばねからなり、前記スレッド本体が移動して前記シ
ャーシの壁に衝突するとき、前記スレッド減速ばねが前
記スレッド本体の運動に対抗し、それによって前記スレ
ッド本体と前記シャーシの壁との衝突によって発生する
雑音を低減することを特徴とする上記18の構造。
【0112】21.シャーシと、該シャーシに可動的に
支持されインクを射出するプリントヘッドを含むプリン
トカートリッジを取り付けたプリントキャリッジとを有
するインクジェットプリンタに用いられ、前記シャーシ
に取り付けられたスレッド本体取付手段と、前記スレッ
ド本体取付手段に取り付けられ、ワイパー取付部とキャ
ップ取付部が形 成されたスレッド本体と、ワイパーを
含むワイパー構造であって、前記ワイパーはワイパー取
付部に取り付けられ、ワイパーの拭き取りエッジは前記
スレッド本体の表面から離れているワイパー構造と、お
よび前記キャップ取付部に取り付けられたキャップを含
むキャップ構造からなるインクジェットプリンタ用サー
ビスステーションの構造。 22.前記スレッド本体に複数のワイパー取付部が形成
され、前記ワイパー構造は一体に形成された複数のワイ
パーを有し、各ワイパー は対応するワイパー取付部に
取り付けられ、前記スレッド本体に複数のキャップ取付
部が形成され、前記キャップ構造は一体に形成された複
数のキャップを有し、各キャップ は対応するキャップ
取付部に取り付けられ、前記ワイパーは前記キャップに
隣接してキャップと交互に1列に配置されていることを
特徴とする上記21の構造。
【0113】23.前記プリントキャリッジの動きに起
因する雑音を抑制する手段を有することを特徴とする上
記21の構造。
【0114】24.シャーシと、該シャーシに可動的に
支持されインクを射出するプリントヘッドを含むプリン
トカートリッジを取り付けたプリントキャリッジとを有
するインクジェットプリンタに用いるサービスステーシ
ョンを組み立てる方法であって、前記シャーシにスレッ
ド本体取付手段を取り付けるステップと、前記スレッド
本体取付手段にスレッド本体を取り付け、該スレッド本
体にワイパー取付部とカム面を形成するステップと、前
記スレッド本体にワイパー構造を取り付けるステップで
あって、前記ワイパー 構造は、ワイパーの拭き取りエ
ッジが前記スレッド本体の表面から離れた位置になるよ
うに前記ワイパー取付部に取り付けられたワイパーを含
むステップと、および前記シャーシと前記スレッド本体
にカムホルダーを取り付け、前記プリントキャリッジの
動きが前記カム面とカムフォロア伸張部との接触と同時
に、前記拭き取りエッジを前記プリントヘッドに接触さ
せるように前記スレッド本体を位置決めするように前記
カムホルダ ーにカムフォロア伸張部を形成するステッ
プからなることを特徴とする方法。 25.前記スレッド本体に複数のワイパー取付部が形成
され、前記ワイパー構造を取り付けるステップが 、ワ
イパーの拭き取りエッジが前記スレッド本体の表面から
離れて位置するようにそれぞれのワイパーを対応するワ
イパー取付部に取り付けることを含む上記24の方法。 26.キャップ取付部が前記スレッド本体に形成され、
さらに前記スレッド本体にキャップ構造を取り付けるス
テップを含み、前記キャップ構造は前記キャップ取付部
に取り付けられるキャップを含むことを特徴とする上記
24の方法。
【0115】27.前記ワイパー取付部は前記スレッド
本体の表面に形成された突起部であり、前記ワイパーに
はキャビティが形成され、前記ワイパーは、ワイパー取
付部がキャビティ内に位置するように前記ワイパー取付
部に取り付けられることを特徴とする上記24の方法。
【0116】28.前記ワイパー取付部は、前記ワイパ
ーが該ワイパー取付部に取り付けられたとき拭き取りエ
ッジが凹面をなすような形状であることを特徴とする上
記27の方法。
【0117】29.前記ワイパー構造の基部にバンパー
が形成され、ワイパー構造が前記プリントキャリッジの
動きを妨害しないような位置に前記スレッド本体が移動
するときに前記バンパーが前記シャーシの壁に衝突する
ような向きにワイパ ー構造がなるようにワイパー構造
が取り付けられる上記24の方法。
【0118】30.スレッド減速ばねの一端を前記カム
ホルダーに取り付けるステップと、前記ばねの他端を前
記スレッド本体に取り付け、前記ワイパー構造が前記プ
リントキャリッジの動きを妨害しないような位置にスレ
ッド本体が移動するときに、前記スレッド減速ばねが前
記スレッド本体の運動に対抗するようにするステップを
さらに含むことを特徴とする上記24の方法。
【0119】31.前記シャーシに穴が形成され、前記
穴を形成する壁に第1および第2の突起部が形成され、
穴を形成する反対側の壁に第3および第4の突起部が形
成され、前記スレッド本体取付手段はさらに第1および
第2のスレッド支持ばねを有し、前記スレッド支持ばね
はV字状部の1つの脚の端部で接続部によって接続され
た平行なV字状部が形成された線ばねであり、各V字状部
の他の脚の端部はループ部に形成され、前記スレッド本
体には前記ワイパーが伸張する面と反対側の面に第1お
よび第2のスロットが形成され、前記スレッド本体取付
手段を前記シャーシに取り付けるステップはさらに前記
スレッド支持ばねの各ループ部を前記シャーシの前記
穴を有する対向壁に形成された対応する突起部に取り付
けることを含み、前記スレッド本体を前記スレッド本体
取付手段に取り付けるステップはさらに第1および第2
のスレッド支持ばねの前記接続部がそれぞれ前記第1お
よび第2のスロットに入るようにスレッド本体を前記第
1および第2のスレッド支持ばねに取り付けることを含
むことを特徴とする上記24の方法。
【0120】
【発明の効果】本発明の構造によれば、プリンタのキャ
リッジ駆動モータのみを有するコントローラによってキ
ャッピングと拭き取りを含むプリンタのサービスが提供
される。
【0121】本発明の方法と構造は、選択されたプリン
トヘッドの自動プライミングと併用することができる。
【0122】本発明によれば、自動拭き取りとキャッピ
ングを行なう構造を簡単かつ迅速に組み立ておよび分解
し、この構造の部品の修理あるいは交換を行なうことが
できる。
【0123】本発明の一実施例においては、ワイパー構
造は一体に形成された複数のワイパーを有する。これら
のワイパーの1つを他のワイパーより高い剛性を持つよ
うに製作して、このワイパーを黒インクの入ったプリン
トカートリッジの拭き取りに用いることができる。
【0124】このワイパーを変形してワイパーの剛性を
高めるようにワイパー取付台を形成することができる。
たとえば、一実施例において、アンダカットを有するワ
イパー取付台上にキャビティを有するワイパーが取り付
けられるとき、このワイパーの拭き取りエッジが凹面を
なし、ワイパーの剛性が高まり、したがってワイパーの
拭き取り能力が向上する。
【0125】本発明の構造にはまた雑音抑制手段を含め
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】印刷動作モードを示す本発明のインクジェット
プリンタの簡略化した斜視図である。
【図2】プリントカートリッジがキャッピングされた非
印刷動作モードを示す図1のインクジェットプリンタの
簡略化した斜視図を示す。
【図3】図1の一部の斜視図である。
【図4】本発明の一実施例にしたがって構成されたイン
クジェット拭き取りおよびキャッピング装置の簡略化し
た正面図であり、同装置の動作の一段階を示す。
【図5】本発明の一実施例にしたがって構成されたイン
クジェット拭き取りおよびキャッピング装置の簡略化し
た正面図であり、同装置の動作の他の段階を示す。
【図6】本発明の一実施例にしたがって構成されたイン
クジェット拭き取りおよびキャッピング装置の簡略化し
た正面図であり、同装置の動作の他の段階を示す。
【図7】本発明の一実施例にしたがって構成されたイン
クジェット拭き取りおよびキャッピング装置の簡略化し
た正面図であり、同装置の動作の他の段階を示す。
【図8】本発明の一実施例にしたがって構成されたイン
クジェット拭き取りおよびキャッピング装置の簡略化し
た正面図であり、同装置の動作の他の段階を示す。
【図9】本発明の一実施例にしたがって構成されたイン
クジェット拭き取りおよびキャッピング装置の簡略化し
た正面図であり、同装置の動作の他の段階を示す。
【図10】本発明の一実施例にしたがって構成されたイ
ンクジェット拭き取りおよびキャッピング装置の簡略化
した正面図であり、同装置の動作の他の段階を示す。
【図11】本発明の一実施例にしたがって構成されたイ
ンクジェット拭き取りおよびキャッピング装置の簡略化
した正面図であり、同装置の動作の他の段階を示す。
【図12】本発明の他の実施例にしたがって構成された
図4と同様のインクジェット拭き取りおよびキャッピン
グ装置の簡略化した正面図である。
【図13】図4から図11に示す各動作段階に対応する
遷移図である。
【図14】本発明のインクジェットプリンタに用いるサ
ービスステーションの分解斜視図であり 、サービスス
テーションの組み立てを示す。
【図15】図5のサービスステーションに用いるばねの
斜視図である。
【図16】図5のサービスステーションのスレッドの斜
視図である。
【図17】図16のスレッドの分解斜視図であり、スレ
ッドの組み立てを示す。
【図18】本発明のサービスステーションに用いる一体
ワイパー構造の平面斜視図である。
【図19】本発明のサービスステーションに用いる一体
ワイパー構造の底面斜視図である。
【図20】本発明のサービスステーションに用いる一体
ワイパー構造の平面図である。
【図21】本発明のサービスステーションに用いる一体
ワイパー構造の側断面図である。
【図22】本発明のサービスステーションに用いる一体
ワイパー構造の底面図である。
【図23】本発明のサービスステーションに用いる一体
ワイパー構造の側面図である。
【図24】図20の線A-Aにおける断面図であり、図1
8から図23のワイパー構造の個々のワイパーを示す。
【図25】図21の線B-Bにおける断面図であり、図1
8から図23のワイパー構造の個々のワイパーを示す。
【図26】図18から図23のワイパー構造の個々のワ
イパーの詳細な底面図である。
【図27】本発明のサービスステーションに用いる一体
キャップ構造の平面斜視図である。
【図28】本発明のサービスステーションに用いる一体
キャップ構造の底面斜視図である。
【図29】本発明のサービスステーションに用いる一体
キャップ構造の平面図である。
【図30】本発明のサービスステーションに用いる一体
キャップ構造の側断面図である。
【図31】本発明のサービスステーションに用いる一体
キャップ構造の底面図である。
【図32】本発明のサービスステーションに用いる一体
キャップ構造の側面図である。
【図33】図29の線B-Bにおける断面図であり、図2
7から図32のキャップ構造の個々のワイパーを示す。
【図34】図29の線A-Aにおける断面図であり、図2
7から図32のキャップ構造の個々のワイパーを示す。
【図35】図34の断面図の一部を示す詳細断面図であ
る。
【図36】図14のサービスステーションの部分的に組
み立てられた状態の分解斜視図であり、サ ービスステ
ーションの動作に起因する雑音を低減するための追加の
ばねを含む。
【図37】サービスステーションの動作に起因する雑音
を低減するために用いられる図36に示すばねの側面図
である。
【図38】図37のばねの正面図である。
【図39】キャッピングされた位置にあるプリントカー
トリッジの断面図であり、プリントカートリッジ のプ
ライミングのための構造を示す。
【符号の説明】
12: シャーシ 12a: 第2のカムフォロア部材 14: スレッド本体 14a: 第1のカム面 14b: 第1のカムフォロア部材 16: キャップ 18: ワイパー 22: キャリッジ 22a、22b: 第2のカム面 24: ばね要素(スレッド本体取付手段) 105a、105b、105c、105d: プリントカートリッジ 109: サービスステーション

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シャーシと、該シャーシに可動的に支持さ
    れインクを射出するプリントヘッドを含むプリントカー
    トリッジを取り付けたプリントキャリッジとを有するイ
    ンクジェットプリンタに用いられ、 前記シャーシに取り付けられたスレッド本体取付手段
    と、 前記スレッド本体取付手段に取り付けられ、ワイパー取
    付部とカム面が形成されたスレッド本体と、 ワイパーを含むワイパー構造であって、前記ワイパーは
    ワイパー取付部に取り付けられ、前記ワイパーの拭き取
    りエッジは前記スレッド本体の表面から離れているワイ
    パー構造と、および前記シャーシとスレッド本体に取り
    付けられ、カムフォロア伸張部が形成されたカムホルダ
    ーからなり、 前記プリントキャリッジの動きは、前記カム面と前記カ
    ムフォロア伸張部との接触と同時に、前記拭き取りエッ
    ジが前記プリントヘッドに接触するように前記スレッド
    本体を位置決めすることを特徴とするインクジェットプ
    リンタ用サービスステーションの構造。
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