JPH0744014A - 画像形成装置用現像装置 - Google Patents

画像形成装置用現像装置

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JPH0744014A
JPH0744014A JP5192634A JP19263493A JPH0744014A JP H0744014 A JPH0744014 A JP H0744014A JP 5192634 A JP5192634 A JP 5192634A JP 19263493 A JP19263493 A JP 19263493A JP H0744014 A JPH0744014 A JP H0744014A
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JP
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developing
developer
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roll
developing roll
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JP5192634A
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English (en)
Inventor
Nagakazu Okegawa
長和 桶川
Yoshio Inoue
義雄 井上
Yutaka Yakabe
豊 矢加部
Hiroshi Hirata
啓 平田
Tomio Onuki
富夫 大貫
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目 的】 現像ロール表面とゴムブレードの当接面と
の間に侵入したゴミ、異物等の不純物を速やかに除去す
ること。 【構 成】 現像剤層厚規制部材23は、現像ロール3
4に弾性的に所定の位置で当接して現像領域41に導か
れる前記現像ロール34上の現像剤の層厚を規制すると
ともに現像剤を摩擦帯電させる。振動発生装置27は、
現像剤層厚規制部材23の当接面24aに振動を付与す
る。すると、現像ロール34周面と現像剤層厚規制部材
23とが擦り合うので、現像ロール34周面に付着した
現像剤の帯電効率および帯電の均一性が向上する。現像
ロール34は、長期にわたって帯電が均一でかつ厚さが
均一な現像剤を周面に付着することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタ、フ
ァクシミリなどの電子写真装置における画像形成装置用
現像装置に関し、特に、現像ロール表面に付着した現像
剤の層厚を規制する構成に特徴を有する画像形成装置用
現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の画像形成装置用現像装置とし
て、従来、下記(J01)の技術が知られている。 (J01)(図4に示す技術) 図4に示す画像形成装置用現像装置Gは現像装置ケース
01内に、現像剤収容部02を有している。また、現像
ロール03と、現像ロール03に当接した現像剤層厚規
制部材04とがこの現像装置ケース01内に一体的に組
み込まれている。現像装置ケース01内には、現像剤と
して、一成分磁性トナーが収容されている。
【0003】前記現像ロール03は回転可能に設けら
れ、現像領域05において潜像が形成された潜像担持体
06に対向して配置されている。現像剤層厚規制部材0
4は現像ロール03に弾性的に当接し、現像ロール03
上の現像剤の層厚を規制して薄い現像剤層を形成すると
ともに、この現像剤を摩擦帯電させる。また、現像ロー
ル03と潜像担持体06との間にはバイアス印加手段0
8により前記現像領域05に電界が形成されている。そ
して、現像領域05において、静電潜像が形成された潜
像担持体06表面と、薄い現像剤層を担持した現像ロー
ル03とを接近した位置で同じ方向に移動させる。する
と、バイアス印加手段08によって形成される電界によ
り、現像ロール03表面上の帯電した現像剤が現像ロー
ル03から潜像担持体06に移動し現像がおこなわれ
る。
【0004】従来、前記現像剤層厚規制部材04は適当
な硬度を有するウレタンゴムまたはシリコンゴムなどを
材質とするゴムブレード(当接部材)04aと、このゴ
ムブレード04aを支持する弾性を有する板状のブレー
ド支持部材(弾性支持部材)04bから構成されてい
る。そして、ゴムブレード(当接部材)04aの当接面
04cが現像ロール03の表面に面接触し、適正な押圧
力にて圧接している。また、ブレード支持部材(弾性支
持部材)04bは、ステンレス、リン青銅などの金属薄
板バネで構成されている。
【0005】そして、この現像ロール03の表面に対す
る押圧力は、ゴムブレード04aに採用された弾性力の
あるゴムの復元力や、ブレード支持部材04bである金
属薄板バネの復元力により、適正な値に保持されてい
る。この弾性復元力を利用したゴムブレード04aの押
圧力が現像剤の層厚や摩擦帯電量に影響を与える。した
がって、このような現像装置で良好な画像を得るために
は、現像剤層厚規制部材04が適正かつ一定の押圧力で
現像ロール03の表面を圧接することが重要である。そ
して、このことにより、現像ロール03表面上の現像剤
の層厚を所定の値に規制するとともに、この現像剤を所
定の値に摩擦帯電させることができる。また、この状態
を長期間にわたって安定的に維持することも重要であ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の技術(J0
1)は下記の問題点がある。前記ゴムブレード04aは軟
材質であるゴムで形成されている。そして、このゴムブ
レード04aがアルミなどの金属材である現像ロール0
3の表面上に圧接し、かつこの現像ロール03が高速で
回転すると、ゴムブレード04aの当接面04cが現像ロ
ール03の固い表面との摩擦接触によって磨耗してい
く。したがって、長期にわたり何度も画像をコピーする
と、そのコピーの度に現像ロール03との摩擦接触が繰
り返され、ゴムブレード04aの当接面04cの磨耗が段
々進行する。そして、ゴムブレード04aがだんだん薄
くなって、その押圧力が徐々に減衰する。その押圧力の
低下により、現像ロール03表面上の現像剤層の摩擦帯
電量が低下する。帯電量が低下した現像剤は、現像ロー
ル03から潜像担持体06への移動が十分に行われない
ようになる。したがって、潜像担持体06に供給される
現像剤の量が不足し、画像濃度が低下する。
【0007】また、現像剤はゴムブレード04aが磨耗
する時に発生する熱によって溶融し、ゴムブレード04
aの当接面04cや現像ロール03表面に固着する場合が
ある。また、凝集固着した現像剤やゴミ、異物などの不
純物が現像剤中に混在している。そして、この不純物が
現像ロール03表面とゴムブレード04aの当接面04c
との間に侵入する場合がある。これらの場合には、ゴム
ブレード04aの当接面04cと現像ロール03表面との
間を通過する現像剤が、固着した現像剤や侵入した異物
の分だけ減少する。この状態で潜像担持体06上の潜像
を現像すると、現像剤が固着した場所や異物が侵入した
場所に対応する画像コピー上に白筋などの異常が生じ
る。
【0008】ところで、ゴムブレード04aの当接面0
4cの磨耗は、前記凝集固着した現像剤やゴミ、異物な
どの不純物を現像ロール03表面とゴムブレード04a
の当接面04cとの間から徐々に除去する効果がある。
また、溶融した現像剤がゴムブレード04aの当接面0
4cに固着するのを防止する効果もある。しかしなが
ら、凝集固着した現像剤やゴミ、異物などの不純物がい
ったん侵入すると除去されるまでにはかなりの時間がか
かる。そして、その間は白筋などの異常な画像となり、
正常なコピーを得ることが出来ない。
【0009】上記従来の技術(J01)の不純物が現像ロ
ール03とゴムブレード04aの当接面04cの間に侵入
した場合の問題点を解決するため、下記(J02)の技術
が知られている。 (J02)(特開昭61−173276号公報に記載され
た技術) この公報に記載された画像形成装置用現像装置は、現像
ローラの表面を振動装置により振動させることにより、
現像剤の帯電効率を高め、かつ帯電均一性を高めてい
る。また、凝集固着しようとする現像剤が振動によって
破壊され、現像ローラまたは規制ブレードに固着するこ
とが防止できる。すなわち、凝集固着しようとする現像
剤がこの振動によって破壊粉砕されて排出される。ま
た、振動により現像ロールとゴムブレードの当接面との
間隔は微小な範囲で拡大、縮小されるが拡大したとき
に、当接面に押さえつけられたゴミ、異物などは排出さ
れる。
【0010】前記従来の技術(J02)は下記の問題点が
ある。この技術(J02)のように現像ローラを振動させ
る構成では、現像ローラの回転軸が振動するため、現像
ローラの回転がスムーズでなくなる。また、現像ローラ
の回転軸が磨耗し易い。しかも、常時振動装置が作動し
ているので、現像装置が停止している場合には特定の箇
所を長時間振動により叩き、現像ローラが変形する。従
って現像装置の寿命が短くなり、長期にわたって安定し
た現像作用を得ることが困難である。
【0011】本発明は、前述の事情及び検討結果に鑑
み、下記の記載内容を課題とする。 (O01)現像ロール表面とゴムブレードの当接面との間
に侵入したゴミ、異物等の不純物を速やかに除去するこ
と及び現像ロール表面またはゴムブレードの当接面に溶
融固着した現像剤を粉砕すること。 (O02)摩擦帯電効率を向上させて、長期にわたって正
常な画像のコピーが得られるようにすること。
【0012】
【課題を解決するための手段】次に、前記課題を解決す
るために案出した本発明を説明するが、本発明の要素に
は、後述の実施例の要素との対応を容易にするため、実
施例の要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。ま
た、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する
理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明
の範囲を実施例に限定するためではない。
【0013】前記課題を解決するために、本発明の画像
形成装置用現像装置は、現像領域(41)において潜像
担持体(42)に対向して配置されるとともに表面に付
着した現像剤を前記現像領域(41)に搬送する現像ロ
ール(34)と、前記現像ロール(34)に弾性的に所
定の位置で当接して前記現像領域(41)に導かれる前
記現像ロール(34)表面上の現像剤の層厚を規制する
とともに現像剤を摩擦帯電させる現像剤層厚規制部材
(23)と、前記現像ロール(34)及び現像剤層厚規
制部材(23)を支持する現像装置ケース(1)と、前
記現像領域(41)において前記現像ロール(34)表
面の現像剤を前記潜像担持体(42)に移動させる現像
剤移動手段(45)とを備え、前記現像剤層厚規制部材
(23)は基端部が前記現像装置ケース(1)に固定さ
れた板状の弾性支持部材(25)及びこの弾性支持部材
(25)の先端部に固定されて前記現像ロール(34)
との当接面(24a)が設けられた当接部材(24)を
有する画像形成装置用現像装置において、下記の要件を
備えたことを特徴とする、(Y01) 前記現像剤層厚規
制部材(23)の前記当接面(24a)が振動するよう
に前記弾性支持部材(25)に振動を与える振動発生装
置(27)。
【0014】(課題を解決するための手段の補足説明)
前記本発明において、前記「現像剤」としては、種々の
一成分系トナーを使用することが可能である。「現像剤
層厚規制部材」は現像ロール上の現像剤の層厚を規制す
るとともに現像剤を摩擦帯電させる機能を有する部材で
あれば、その形状、構造およびその取付け構造等は種々
のものを採用可能である。また、「振動発生装置」は、
前記現像剤層厚規制部材(23)の前記弾性支持部材
(25)に振動を与えることにより前記当接面(24
a)を振動させる種々の振動装置を使用することが可能
である。
【0015】
【作用】次に、前述の特徴を備えた本発明の作用を説明
する。前述の特徴を備えた本発明の画像形成装置用現像
装置によれば、現像剤層厚規制部材(23)の現像ロー
ル(34)との当接面(24a)は、現像ロール(3
4)に弾性的に所定の位置で当接して現像領域(41)
に導かれる前記現像ロール(34)表面上の現像剤の層
厚を規制するとともに現像剤を摩擦帯電させる。振動発
生装置(27)は、現像剤層厚規制部材(23)の弾性
支持部材(25)に振動を付与して前記当接面(24
a)を振動させる。現像ロール(34)の回転中は、現
像ロール(34)表面と現像剤層厚規制部材(23)の
当接面(24a)とが振動しながら擦り合うので、現像
ロール(34)表面に付着した現像剤の帯電効率および
帯電の均一性が向上する。さらに現像剤層厚規制部材
(23)の当接面(24a)がその振動によって、現像
ロール(34)表面または現像剤層厚規制部材(23)
の当接面(24a)に溶融付着した現像剤を破壊粉砕す
るとともに、同様に、現像ロール(34)表面と現像剤
層厚規制部材(23)の当接面(24a)の間に侵入し
凝縮固着した現像剤をも破壊粉砕する。その結果、帯電
が均一でかつ層厚さが均一な現像剤を長期にわたって現
像ロール(34)表面に付着させることができる。現像
ロール(34)表面に付着した現像剤は現像領域(4
1)に搬送される。そして、現像剤移動手段(45)
は、この現像領域(41)において前記現像ロール(3
4)表面の現像剤を前記潜像担持体(42)に移動させ
る。
【0016】
【実施例】次に図面を参照しながら、本発明の実施例を
説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるもので
はない。 (実施例)なお、本発明の実施例の説明中において、
「前方」は図中の矢印X1方向、「後方」は図中の矢印
X2(図1参照)方向を意味する。また、「左方」は図
中の矢印Y1方向を意味し、「右方」は図中の矢印Y2
方向を意味するものとする。さらに、「上方」は図中の
Z1方向を意味し、「下方」は図中のZ2方向を意味す
るものとする。さらにまた、図中、「○」の中に「・」
が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味
し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表か
ら裏に向かう矢印を意味するものとする。
【0017】図1は本発明の画像形成装置用現像装置の
一実施例の縦断面図である。図2は図1のII−II線断面
図である。図3は振動発生手段の取付け構造を説明する
ための概略斜視図である。
【0018】図1および図2において、画像形成装置用
現像装置Gの現像装置ケース1は左側面2が開放してい
る。また、現像装置ケース1の前側(紙面の手前側、矢
印X1側)内面および後側(紙面の背面側、矢印X2側)
内面上部において外側に向かって膨らむ凹部3が形成さ
れている。凹部3の底面4は水平かつ平面状に形成され
ている。図2において軸受け(ボールベアリング)6が
現像装置ケース1の下部右側の前面板7および後面板8
に設けられている。また、図1において現像装置ケース
1の底面の右側には断面円弧状の第1湾曲部11が形成
されている。同様に、現像装置ケース1の底面の左側に
は断面円弧状の第2湾曲部12が形成されている。
【0019】図2において、前記前面板7及び後面板8
に設けた前記軸受け6,6により軸13及び14が回転
自在に支持されている。それらの軸13,14の内側先
端には軸13,14に垂直な取付け孔を有する円盤1
6,17が固定されている。前記後面板8に支持された
軸14の外側先端部分(後端部分すなわちX2側端部)
は、現像装置ケース1の外側に突出している。前記軸1
4の後端には、歯車18が固定され、図示しない駆動装
置により回転駆動されるようになっている。前記円盤1
6,17の取付け孔には、細長いコの字状の丸棒19の
両端が挿入されて固定されている。前記軸13,14、
円盤16,17、歯車18および丸棒19により攪拌ア
ジテーター20が構成されている。
【0020】図1,2において、現像装置ケース1の前
後両端部の前記各凹部3,3に掛け渡された断面略L字
状の細長い支持部材21(図1,2参照)は、アルミ押
出材からなり、その支持部材21の両端部は前記各凹部
3の底面4にボルト22で固定されている。図1におい
て現像剤層厚規制部材23は、後述する現像ロールに当
接する当接部材としてのゴムブレード24およびブレー
ド支持部材(弾性支持部材)25から構成されている。
ゴムブレード24は厚さ約1ミリ程度のシリコンゴムか
ら構成され、その先端をブレード支持部材25の先端と
揃えて貼り付けて固定されている。ブレード支持部材2
5は板厚0.1ミリのステンレス板により構成されてい
る。この現像剤層厚規制部材23は、前記支持部材21
のネジ孔(図示せず)に螺合するネジ26(図3参照)
により、支持部材21の左側の側面に固定されている。
【0021】振動発生装置27が現像剤層厚規制部材2
3の上端部(基端部)にねじ28及び接着剤等により固
着されている。なお、現像剤層厚規制部材23への振動
発生装置27の固着手段としてはねじ28及び接着剤以
外の従来公知のの種々の固着手段を採用することが可能
である。この振動発生装置27としては、従来周知の機
械的または電気的な振動発生装置を使用することが可能
であるが、本実施例では超音波発振器が用いられてい
る。図1において、振動発生装置27は、制御ラインL
1により振動発生制御装置29と接続されている。振動
発生制御装置29は電源30と接続されている。また、
振動発生制御装置29は制御ラインL2により画像装置
制御部32と接続されている。
【0022】図1において、現像ロール34の表面は円
筒状のステンレススチール、アルミ、プラスチックなど
により構成されている。そして、現像ロール34の内部
には磁界発生用マグネット36〜38が現像装置ケース
1に固定して配置されている。磁界発生用マグネット3
6および37は、現像剤を現像ロール34の表面に吸着
し、付着させている。そして、磁界発生用マグネット3
8は反発磁界を発生し、現像工程終了後の現像ロール3
4表面に残存する現像剤を現像ロール34表面上から除
去する。なお、この実施例では現像剤として一成分磁性
トナーを用いているので、前記磁界発生用マグネット3
6〜38を用いているが、静電気力(鏡像力)、粘着
力、ファンデルワールス力等により現像ロール34に付
着する一成分非磁性トナーを用いる場合には前記磁界発
生用マグネット36〜38を用いる必要はない。
【0023】現像ロール34の表面は反時計方向に回転
するようになつている。現像ロール34の左側面は、現
像領域41において感光体ドラム42と対向している。
この感光体ドラム42は画像形成装置のフレームに回動
可能に支持されており、図示しない駆動装置により時計
方向に回転する。
【0024】前記現像ロール34表面と潜像担持体とし
ての感光体ドラム42との間には現像剤移動手段として
のバイアス印加手段45により現像領域41に電界が形
成されている。このバイアス印加手段45のバイアス電
位としては、直流バイアス又は直流と交流が重畳された
バイアスを使用可能である。
【0025】(実施例の作用)次に、前述の構成を備え
た前記実施例の作用を説明する。図1および図2におい
て、現像剤としての一成分磁性トナーが攪拌アジテータ
ー20の配置されている第1湾曲部11上に収容されて
いる。攪拌アジテーター20が図示しない駆動源により
回転される歯車18を介して、時計方向に回転させられ
る。すると、一成分磁性トナーが攪拌されながら現像ロ
ール34下部に搬送される。現像ロール34は反時計方
向に回転しており、その内部に配置された磁界発生用マ
グネット36の磁界により現像ロール34の表面上に担
持された一成分磁性トナーは上方に運ばれる。そして、
この一成分磁性トナーは現像剤層厚規制部材23のゴム
ブレード24の当接面24aが現像ロール34の表面に
当接している箇所を通過する。この時に、ゴムブレード
24は、過剰な一成分磁性トナーを剥ぎ落とし、一成分
磁性トナー層の厚さを規制する。
【0026】前述のようにゴムブレード24は回転する
現像ロール34に当接しており、ゴムブレード24の当
接面24aは現像ロール34表面を摺動している。した
がって、ゴムブレード24の当接面24aにはその摺動
による微振動が生じている。この微振動により摩擦帯電
電荷が付与される。
【0027】また、この現像剤層厚規制部材23は振動
発生装置27により振動する。現像装置Gの稼働中また
は任意の時期たとえばオペレータが指示した時に、画像
装置制御部32から振動発生制御装置29に制御ライン
L2を介して振動発生信号が入力される。この振動発生
信号により振動発生制御装置29が制御ラインL1を介
して振動発生装置27に駆動信号を入力する。駆動信号
により、振動発生装置27が駆動されて発振し、ゴムブ
レード24の当接面24aに振動を付与する。この振動
発生装置27の振動数は、前記微振動と共振しない振動
数、例えば200c/sec以上の設定が望ましく、特
に1.6×104 c/sec以上の超音波領域の振動と
すれば、振動発生装置27の振動による騒音が発生する
ことが少なく好都合である。
【0028】現像剤層厚規制部材23により層厚が均一
になった現像ロール34表面上の一成分磁性トナーは感
光体ドラム42と現像ロール34との間の現像領域41
に搬送される。現像領域41において、バイアス印加手
段45によって形成される電界により、現像ロール34
表面上の一成分磁性トナーが現像ロール34から感光体
ドラム42に移動し現像がおこなわれる。現像工程を終
了後、磁界発生用マグネット38によって発生する反発
磁界により現像ロール34の表面から残存する一成分磁
性トナーが除去される。
【0029】画像形成装置用現像装置の1回の現像動作
は、前述のようになされる。この繰り返しが、長期にわ
たりおこなわれると、ゴムブレード24の当接面24a
は現像ロール34の表面によつて徐々に磨耗する。ま
た、現像剤層厚規制部材23のブレード支持部材25
は、その弾性力により現像ロール34にゴムブレード2
4を押し当てている。しかしながら、ゴムブレード24
の磨耗により、そのブレード支持部材25の湾曲が少な
くなって弾性復元力による押圧力が徐々に減衰する。
【0030】この場合、前記当接面24aに振動を付与
していない場合には次のような問題点が生じるが、この
実施例ではゴムブレード24の当接面24aに振動を付
与しているので次のような問題点は生じない。 (振動を付与していない場合の問題点)ブレード支持部
材25の弾性復元力による押圧力が徐々に減衰すると、
現像ロール34表面上の一成分磁性トナー層に十分な摩
擦帯電付与が困難となり、摩擦帯電量の低下が生じる。
この摩擦帯電量の低下がある段階をこえると画像に影響
する。特に黒ベタ画像コピー時の画像濃度のレベルが大
幅に低下し不良コピーとなる。例えば約55000枚コ
ピー複写した後にはゴムブレード24は深さにして0.
5ミリ磨耗する。そして、画像濃度レベルが低下する。
【0031】また、前述のように、ゴムブレード24は
回転する現像ロール34表面で擦られることにより磨耗
し、その時に発生する摩擦熱によって一成分磁性トナー
が溶融し、ゴムブレード24の当接面24aや現像ロー
ル34の表面に固着する。またトナー中には凝集固着し
たトナーやゴミ、異物等の不純物が混在している。これ
ら凝縮固着したトナーや不純物が現像ロール34の表面
とゴムブレード24の当接面24aとの間に侵入する
と、その箇所で現像ロール34の表面とゴムブレード2
4との接触が不均一となり均一な厚さの一成分磁性トナ
ー層の形成が妨げられる。そして、現像工程時の一成分
磁性トナーの不足や部分的な摩擦帯電不良が生じ、画像
コピー上に白筋等の異常画像が発生する。
【0032】このような問題点はこの実施例では生じな
い。すなわち、この実施例では現像装置Gの動作中、前
記振動発生信号により振動発生制御装置29が制御ライ
ンL1を介して振動発生装置27に駆動信号を入力して
いる。そして、駆動信号により、振動発生装置27が発
振し、ゴムブレード24の当接面24aに振動を付与す
る。そうすると、現像ロール34の表面とゴムブレード
24は激しく擦り合うので、現像ロール34の表面上の
一成分磁性トナー層の帯電効率および帯電の均一性が向
上する。さらにゴムブレード24の当接面24aがその
振動によって、現像ロール34の表面またはゴムブレー
ド24の当接面24aに溶融付着したトナーを破壊粉砕
するとともに、同様に、現像ロール34の表面とゴムブ
レード24の当接面24aの間に侵入し凝縮固着したト
ナーをも破壊粉砕する。そして、現像ロール34の表面
およびゴムブレード24の当接面24aにトナーが固着
するのを防止する。
【0033】また、前述のように、ゴミ、異物等の不純
物が現像ロール34の表面とゴムブレード24の当接面
24aの間に侵入する。しかしながら、ゴムブレード2
4の当接面24aが振動しているので、現像ロール34
の表面とゴムブレード24の当接面24aの間隔が拡大
収縮している。したがって、この間隔が拡大したとき
に、これら不純物を速やかに除去することができる。そ
の結果、画像が良好かつ正常なコピーを長期に渡り得る
ことが出来る。
【0034】(変更例)以上、本発明の実施例を詳述し
たが、本発明は、前記実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内
で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更
実施例を下記に例示する。
【0035】(H01) 実施例においてはゴムブレード
は厚さ約1ミリ程度のシリコンゴムから構成されている
が、ウレタンゴムなど他のゴム材料やプラスチックなど
種々の材質のものを採用することが可能であり、厚さも
適宜選択可能である。また、ブレード支持部材25は板
厚0.1ミリのステンレス板により構成されているが、
リン青銅などの他の金属薄板や弾性の有るプラスチック
板を採用することも可能であり、その板厚もゴムブレー
ドの当接面に適正な押圧力が付与できるならば適宜選択
可能である。 (H02) 実施例におけるバイアス印加手段は直流バイ
アスでも直流と交流が重畳されたバイアスでも可能であ
る。
【0036】
【発明の効果】前述の本発明の画像形成装置用現像装置
は、下記の効果を奏することができる。 (E01)現像剤層厚規制部材の当接面に振動を与えるこ
とができるので、現像ロール表面と現像剤層厚規制部材
の当接面との間に侵入したゴミ、異物等の不純物を速や
かに除去することができる。また、現像ロール表面また
は現像剤層厚規制部材の当接面に固着した現像剤を粉砕
することができる。 (E02)現像剤層厚規制部材の当接面の振動により現像
剤に付与される摩擦帯電電荷が増大する。その結果、摩
擦帯電効率が向上して、長期に渡って正常な画像のコピ
ーをすることが出来る。 (E03)現像ロール表面に直接振動を与えるものに比較
して、現像ロール表面に大きな力を加えることなく、現
像剤層厚規制部材の当接面に振動を与えることができる
ので、回転軸がスムーズに回転することができるととも
に、回転軸の磨耗、損傷を防止することができる。ま
た、現像ロール表面の周方向において同一箇所を大きな
力を作用させることがないので、現像ロールがいびつに
磨耗することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の画像形成装置用現像装置の一
実施例の縦断面図である。
【図2】 図2は図1のII−II線断面図である。
【図3】 図3は振動発生手段の取付け構造の概略斜視
図である。
【図4】 図4は従来の画像形成装置用現像装置の縦断
面図である。
【符号の説明】
23…現像剤層厚規制部材、24a…当接面、27…振
動発生装置、29…振動発生制御装置、32…画像装置
制御部、34…現像ロール、41…現像領域、42…感
光体ドラム(潜像担持体)、45…バイアス印加手段
(現像剤移動手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平田 啓 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 大貫 富夫 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像領域において潜像担持体に対向して
    配置されるとともに表面に付着した現像剤を前記現像領
    域に搬送する現像ロールと、前記現像ロールに弾性的に
    所定の位置で当接して前記現像領域に導かれる前記現像
    ロール表面上の現像剤の層厚を規制するとともに現像剤
    を摩擦帯電させる現像剤層厚規制部材と、前記現像ロー
    ル及び現像剤層厚規制部材を支持する現像装置ケース
    と、前記現像領域において前記現像ロール表面の現像剤
    を前記潜像担持体に移動させる現像剤移動手段とを備
    え、前記現像剤層厚規制部材は基端部が前記現像装置ケ
    ースに固定された板状の弾性支持部材及びこの弾性支持
    部材の先端部に固定されて前記現像ロールとの当接面が
    設けられた当接部材を有する画像形成装置用現像装置に
    おいて、下記の要件を備えたことを特徴とする画像形成
    装置用現像装置、(Y01) 前記現像剤層厚規制部材の
    前記当接面が振動するように前記弾性支持部材に振動を
    与える振動発生装置。
JP5192634A 1993-08-03 1993-08-03 画像形成装置用現像装置 Pending JPH0744014A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7773922B2 (en) 2007-10-11 2010-08-10 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
JP2010243963A (ja) * 2009-04-10 2010-10-28 Canon Inc 画像形成装置

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US7773922B2 (en) 2007-10-11 2010-08-10 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
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