JPH0743555B2 - 加熱ロ−ラ - Google Patents
加熱ロ−ラInfo
- Publication number
- JPH0743555B2 JPH0743555B2 JP60093069A JP9306985A JPH0743555B2 JP H0743555 B2 JPH0743555 B2 JP H0743555B2 JP 60093069 A JP60093069 A JP 60093069A JP 9306985 A JP9306985 A JP 9306985A JP H0743555 B2 JPH0743555 B2 JP H0743555B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- heating roller
- pfa
- silicone rubber
- thin film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/20—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
- G03G15/2003—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
- G03G15/2014—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
- G03G15/2053—Structural details of heat elements, e.g. structure of roller or belt, eddy current, induction heating
- G03G15/2057—Structural details of heat elements, e.g. structure of roller or belt, eddy current, induction heating relating to the chemical composition of the heat element and layers thereof
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Control Of Resistance Heating (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （発明の技術分野） 本発明は、電子複写機やファクシミリ等の定着部に使用
される加熱ローラに関する。
される加熱ローラに関する。
（発明の技術的背景とその問題点） 静電式電子複写機等において、紙面に形成されたトナー
像を定着させる方法としては、通常トナー像が形成され
た紙を、一対の内部から加熱されかつ互いに圧接された
ローラ間を通してトナーを紙面に融着させる方法が採ら
れている。
像を定着させる方法としては、通常トナー像が形成され
た紙を、一対の内部から加熱されかつ互いに圧接された
ローラ間を通してトナーを紙面に融着させる方法が採ら
れている。
このような定着用加熱ローラとして近年は、中空の金属
製芯金上に付加反応型のシリコーンゴムを被覆するとと
もに、最外層にテトラフルオロエチレン−パーフルオロ
アルキルパーフルオロビニルエーテル共重合体（以下PF
Aと示す。）からなる薄膜を形成した構造のローラが開
発されている。
製芯金上に付加反応型のシリコーンゴムを被覆するとと
もに、最外層にテトラフルオロエチレン−パーフルオロ
アルキルパーフルオロビニルエーテル共重合体（以下PF
Aと示す。）からなる薄膜を形成した構造のローラが開
発されている。
しかしながらこのようなローラは、通紙性に優れている
反面シリコーンゴム層とPFA膜との接着性が低く、例え
ば強制ジャムテストを行なった場合にはPFA膜が浮いた
り剥がれたりしてしまうという問題があった。
反面シリコーンゴム層とPFA膜との接着性が低く、例え
ば強制ジャムテストを行なった場合にはPFA膜が浮いた
り剥がれたりしてしまうという問題があった。
また、PFA薄膜を形成する最良の方法の一つとして静電
粉体塗装法が考えられるが、シリコーンゴムの体積固有
抵抗が1015〜1016Ω・cmと極めて高いため、この方法で
は塗装効率が悪いばかりでなく均一な厚さの薄膜が得ら
れないという問題があった。
粉体塗装法が考えられるが、シリコーンゴムの体積固有
抵抗が1015〜1016Ω・cmと極めて高いため、この方法で
は塗装効率が悪いばかりでなく均一な厚さの薄膜が得ら
れないという問題があった。
（発明の目的） 本発明はこれらの問題を解決するためになされたもの
で、耐久性および通紙性に優れ、しかも強制ジャムテス
トにかけても最外層のPFA膜が浮き上がったり剥がれた
りすることがない加熱ローラを提供することを目的とす
る。
で、耐久性および通紙性に優れ、しかも強制ジャムテス
トにかけても最外層のPFA膜が浮き上がったり剥がれた
りすることがない加熱ローラを提供することを目的とす
る。
（発明の概要） すなわち本発明の加熱ローラは、シリコーンゴム被覆層
と最外層のPFA薄膜との間に、シリコーン樹脂とシラン
カップリング剤とを主成分とする混合物からなる下層
と、アルコキシ変性フッ素樹脂を主成分とする混合物か
らなる上層との二層から構成されるプライマー層を設
け、この層を介して両層を接着したものである。
と最外層のPFA薄膜との間に、シリコーン樹脂とシラン
カップリング剤とを主成分とする混合物からなる下層
と、アルコキシ変性フッ素樹脂を主成分とする混合物か
らなる上層との二層から構成されるプライマー層を設
け、この層を介して両層を接着したものである。
本発明の加熱ローラの一例を図面に示す。図において符
号１はアルミニウム、ステンレス等の金属からなる中空
芯金、符号２はその上に設けられた付加反応型、加熱加
硫型などのシリコーンゴムからなる被覆層、符号３およ
び４はそれぞれプライマー下層およびプライマー上層、
符号５は表面に設けられたPFAの薄膜を示す。
号１はアルミニウム、ステンレス等の金属からなる中空
芯金、符号２はその上に設けられた付加反応型、加熱加
硫型などのシリコーンゴムからなる被覆層、符号３およ
び４はそれぞれプライマー下層およびプライマー上層、
符号５は表面に設けられたPFAの薄膜を示す。
ここでプライマー下層３を構成する主成分の一つである
シリコーン樹脂としては、アルコキシ含有シラン、ビニ
ル基含有高分子量シロキサン、シロキサン、水素基含有
シロキサン等の付加反応型或いは加熱加硫型のシリコー
ン樹脂を用いることができる。またこのようなシリコー
ン樹脂を一主成分とする混合物、或いはプライマー上層
４を構成するアルコキシ変性フッ素樹脂を主成分とする
混合物、或いはこれら両方には、以下に示す理由カーボ
ンブラックのような導電性物質を配合することもでき
る。
シリコーン樹脂としては、アルコキシ含有シラン、ビニ
ル基含有高分子量シロキサン、シロキサン、水素基含有
シロキサン等の付加反応型或いは加熱加硫型のシリコー
ン樹脂を用いることができる。またこのようなシリコー
ン樹脂を一主成分とする混合物、或いはプライマー上層
４を構成するアルコキシ変性フッ素樹脂を主成分とする
混合物、或いはこれら両方には、以下に示す理由カーボ
ンブラックのような導電性物質を配合することもでき
る。
すなわち、これらの混合物に導電性物質が配合されプラ
イマーの二層のうち少なくとも一層に導電性が付与され
ている場合は、特に静電粉体塗装法によりPFA薄膜５を
形成する際のPFA粉体の付きがよく、均一な膜厚の薄膜
が形成されるためである。
イマーの二層のうち少なくとも一層に導電性が付与され
ている場合は、特に静電粉体塗装法によりPFA薄膜５を
形成する際のPFA粉体の付きがよく、均一な膜厚の薄膜
が形成されるためである。
（発明の実施例） 以下本発明の実施例について説明する。
実施例１ 外径39mmφのアルミニウム製中空芯金上に、硬度50°の
付加反応型シリコーンゴムを被覆した後、表面を研削し
て外径40.0mmφに仕上げた。次いで、この上にシリコー
ンゴム用プライマーX-33-125（信越化学（株）社製、シ
リコーン樹脂とシランカップリング剤とを主成分とす
る。）を塗布して乾燥させた後、さらにその上にフッ素
樹脂用プライマーMP-902YL（三井クロロケミカル（株）
社製、アルコキシ変性フッ素樹脂を主成分とする。）を
重ねて塗布し風乾させた。
付加反応型シリコーンゴムを被覆した後、表面を研削し
て外径40.0mmφに仕上げた。次いで、この上にシリコー
ンゴム用プライマーX-33-125（信越化学（株）社製、シ
リコーン樹脂とシランカップリング剤とを主成分とす
る。）を塗布して乾燥させた後、さらにその上にフッ素
樹脂用プライマーMP-902YL（三井クロロケミカル（株）
社製、アルコキシ変性フッ素樹脂を主成分とする。）を
重ねて塗布し風乾させた。
次いでこの上に静電粉体塗装法によりPFAを中心部で20
μｍの厚さに塗布した後、この塗膜を340℃の温度で１
時間焼成した。
μｍの厚さに塗布した後、この塗膜を340℃の温度で１
時間焼成した。
こうして得られたローラを高速複写機の定着部にセット
して両面自動コピーを連続的に行なったところ、紙シワ
や紙ヅマリなどのトラブルの発生がなく、15万枚以上の
耐久性を示した。また強制ジャムテストを行なったが、
ローラ表面のPFA膜に浮き上がりや剥れは全く生じなか
った。
して両面自動コピーを連続的に行なったところ、紙シワ
や紙ヅマリなどのトラブルの発生がなく、15万枚以上の
耐久性を示した。また強制ジャムテストを行なったが、
ローラ表面のPFA膜に浮き上がりや剥れは全く生じなか
った。
実施例２ 外径39mmφのアルミニウム製中空芯金上に、硬度50°の
付加反応型シリコーンゴムを被覆し、これを外径40.0mm
φに研削した後、この上にシリコーンゴム用プライマー
X-33-125を塗布して乾燥させた。次いでその上に１重量
％のアセチレンブラックを添加したフッ素樹脂用プライ
マーMP-902YLを塗布して乾燥させた後、その上にPFAを
静電粉体塗装しこれを340℃の温度で１時間焼成した。
付加反応型シリコーンゴムを被覆し、これを外径40.0mm
φに研削した後、この上にシリコーンゴム用プライマー
X-33-125を塗布して乾燥させた。次いでその上に１重量
％のアセチレンブラックを添加したフッ素樹脂用プライ
マーMP-902YLを塗布して乾燥させた後、その上にPFAを
静電粉体塗装しこれを340℃の温度で１時間焼成した。
こうして得られたローラのPFA膜は、厚さが中心部で25
μｍ、胸部端で20μｍであり、透明かつ表面平滑であっ
た。
μｍ、胸部端で20μｍであり、透明かつ表面平滑であっ
た。
またPFA膜とシリコーンゴム被覆層との接着強度が大き
く、制御ジャムテストにかけてもPFA膜の浮き上がりや
剥離は全く生じなかった。
く、制御ジャムテストにかけてもPFA膜の浮き上がりや
剥離は全く生じなかった。
（発明の効果） 以上の説明から明らかなように、本発明の加熱ローラは
シリコーンゴム被覆層と最外層のPFA膜とが二層構造の
プライマー層を介して接着されているので、表面の通紙
性に優れているばかりでなく接着強度が極めて大きくPF
A膜が剥離が生じることがない。
シリコーンゴム被覆層と最外層のPFA膜とが二層構造の
プライマー層を介して接着されているので、表面の通紙
性に優れているばかりでなく接着強度が極めて大きくPF
A膜が剥離が生じることがない。
図面は本発明の加熱ローラの一例を示す横断面図であ
る。 １……金属製中空芯金 ２……シリコーンゴム被覆層 ３……プライマー下層 ４……プライマー上層 ５……PFA薄膜
る。 １……金属製中空芯金 ２……シリコーンゴム被覆層 ３……プライマー下層 ４……プライマー上層 ５……PFA薄膜
Claims (2)
- 【請求項１】金属製の中空芯金上にシリコーンゴム被覆
層を設けるとともに、最外層にテトラフルオロエチレン
−パーフルオロアルキルパーフルオロビニルエーテル共
重合体（以下、PFAと示す。）からなる薄膜を静電粉体
塗装法により形成してなる加熱ローラにおいて、前記シ
リコーンゴム被覆層と前記PFA薄膜との間に、下層がシ
リコーン樹脂とシランカップリング剤とを主成分とする
混合物からなり、上層がアルコキシ変性フッ素樹脂を主
成分とする混合物からなる二層構造のプライマー層を介
挿して成ることを特徴とする加熱ローラ。 - 【請求項２】下層およびまたは上層のプライマー層を構
成する混合物中に、導電性物質を配合して成る特許請求
の範囲第１項記載の加熱ローラ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60093069A JPH0743555B2 (ja) | 1985-04-30 | 1985-04-30 | 加熱ロ−ラ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60093069A JPH0743555B2 (ja) | 1985-04-30 | 1985-04-30 | 加熱ロ−ラ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61250668A JPS61250668A (ja) | 1986-11-07 |
| JPH0743555B2 true JPH0743555B2 (ja) | 1995-05-15 |
Family
ID=14072223
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60093069A Expired - Lifetime JPH0743555B2 (ja) | 1985-04-30 | 1985-04-30 | 加熱ロ−ラ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0743555B2 (ja) |
Families Citing this family (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0746252B2 (ja) * | 1986-09-13 | 1995-05-17 | キヤノン株式会社 | 弾性回転体及び定着装置 |
| JPS63105166U (ja) * | 1986-12-25 | 1988-07-07 | ||
| GB2201679B (en) * | 1987-02-24 | 1990-11-07 | Aisin Seiki | Filter materials |
| JP2519056B2 (ja) * | 1987-06-05 | 1996-07-31 | 昭和電線電纜株式会社 | 熱定着ロ−ラ |
| JP2509544B2 (ja) * | 1987-08-07 | 1996-06-19 | キヤノン株式会社 | 弾性回転体及びそれを有する定着装置 |
| JPH0823725B2 (ja) * | 1987-12-14 | 1996-03-06 | キヤノン株式会社 | 定着ローラー |
| JP2670458B2 (ja) * | 1989-10-16 | 1997-10-29 | キヤノン株式会社 | 加圧ローラ及びそれを有する定着装置 |
| DE69111326T2 (de) * | 1990-08-03 | 1996-01-11 | Canon Kk | Elastische Rolle und diese verwendendes Fixiergerät. |
| US6183869B1 (en) | 1997-05-02 | 2001-02-06 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Primer composition, fixing member, and fixing device using the fixing member |
| KR101101825B1 (ko) * | 2007-01-15 | 2012-01-05 | 삼성전자주식회사 | 정착롤러 및 그 제조방법, 정착롤러를 채용한 정착유니트및 화상형성장치 |
| US10025246B2 (en) | 2013-09-03 | 2018-07-17 | Nok Corporation | Silicone rubber-fluororesin laminate |
| CN110385904A (zh) * | 2019-07-31 | 2019-10-29 | 浙江哈迈科技有限公司 | 一种橡胶/氟塑料复合的再密封隔垫及其制备方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61151676A (ja) * | 1984-12-26 | 1986-07-10 | Junkosha Co Ltd | ロ−ラ定着装置 |
-
1985
- 1985-04-30 JP JP60093069A patent/JPH0743555B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61250668A (ja) | 1986-11-07 |
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