JPH074293B2 - スライドファスナーのスライダー挿通装置 - Google Patents
スライドファスナーのスライダー挿通装置Info
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- JPH074293B2 JPH074293B2 JP62239248A JP23924887A JPH074293B2 JP H074293 B2 JPH074293 B2 JP H074293B2 JP 62239248 A JP62239248 A JP 62239248A JP 23924887 A JP23924887 A JP 23924887A JP H074293 B2 JPH074293 B2 JP H074293B2
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- chain
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Landscapes
- Slide Fasteners (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、連続スライドファスナーチェーンを走行する
間に、複数の加工を加えてスライドファスナーに仕上げ
る一連の工程中、スライドファスナーチェーンにスペー
ス部分からスライダーを挿通する工程があるが、特にそ
のスライドファスナーチェーンを開離嵌挿具付きスライ
ドファスナーに仕上げる時のスライダー挿通装置に関す
る。
間に、複数の加工を加えてスライドファスナーに仕上げ
る一連の工程中、スライドファスナーチェーンにスペー
ス部分からスライダーを挿通する工程があるが、特にそ
のスライドファスナーチェーンを開離嵌挿具付きスライ
ドファスナーに仕上げる時のスライダー挿通装置に関す
る。
(従来の技術) この種の装置として、例えば特公昭59-51822号公報に開
示したものが知られている。当該公報によるスライダー
を連続スライドファスナーチェーンに挿通する技術の要
旨は、公報添付の第1図と第10図に示しており、ポケッ
ト330を有するホルダー310に沿って開拡ロッド1を上下
動自在に設けたもので、ポケットにスライダーを保持し
てから、開拡ロッドをチェーンのスペース部に向かって
上昇してスペース部を大きく開拡する。そこでホルダー
を上昇してスライダーをスペース部の開放空間部に対向
した後、開拡ロッドを僅かに、上昇してスペース部の開
拡度合を縮めることにより、スライダー内にスペース部
の左右両側縁部を挿入する。次いでチェーンを順方向に
走行し、スライダー内にファスナーエレメントの先頭部
分が挿入した時点より、開拡ロッドを下降してスペース
部を大きく開拡する。こうしてスライダーがエレメント
部へ所定の距離区間に至った時点で開拡ロッドを下降す
ることによりエレメントの先頭部分の噛合を割って、ス
ライダーの挿通操作が完了するものである。
示したものが知られている。当該公報によるスライダー
を連続スライドファスナーチェーンに挿通する技術の要
旨は、公報添付の第1図と第10図に示しており、ポケッ
ト330を有するホルダー310に沿って開拡ロッド1を上下
動自在に設けたもので、ポケットにスライダーを保持し
てから、開拡ロッドをチェーンのスペース部に向かって
上昇してスペース部を大きく開拡する。そこでホルダー
を上昇してスライダーをスペース部の開放空間部に対向
した後、開拡ロッドを僅かに、上昇してスペース部の開
拡度合を縮めることにより、スライダー内にスペース部
の左右両側縁部を挿入する。次いでチェーンを順方向に
走行し、スライダー内にファスナーエレメントの先頭部
分が挿入した時点より、開拡ロッドを下降してスペース
部を大きく開拡する。こうしてスライダーがエレメント
部へ所定の距離区間に至った時点で開拡ロッドを下降す
ることによりエレメントの先頭部分の噛合を割って、ス
ライダーの挿通操作が完了するものである。
(発明が解決しようとする問題点) 上述の従来技術による装置によると、開拡ロッドが上下
動して噛み合ったエレメントを解離するタイミングをス
ライダーの挿通状況に応じて正確に制御する必要があ
り、従ってその制御装置及び開拡ロッドを上下する駆動
装置を取付けるため、構造が複雑化されると共に、挿通
を完了するまでの時間が長くなる欠点があった。
動して噛み合ったエレメントを解離するタイミングをス
ライダーの挿通状況に応じて正確に制御する必要があ
り、従ってその制御装置及び開拡ロッドを上下する駆動
装置を取付けるため、構造が複雑化されると共に、挿通
を完了するまでの時間が長くなる欠点があった。
本発明は以上の問題点を解決するために開発したもの
で、殊に開離嵌挿具付きスライドファスナーを製造する
場合、連続スライドファスナーチェーンのスペース部に
横切欠き部を設け、横切欠き部より開離嵌挿具の蝶棒、
箱棒及び箱体を取付けられ、その後にスライダー挿通工
程を行なうが、その際前記の横切欠き部を巧みに利用
し、従来の開拡ロッドを不用となし、繁雑な制御を省い
て確実にかつ迅速に処理できるスライダー挿通装置を提
供することにある。
で、殊に開離嵌挿具付きスライドファスナーを製造する
場合、連続スライドファスナーチェーンのスペース部に
横切欠き部を設け、横切欠き部より開離嵌挿具の蝶棒、
箱棒及び箱体を取付けられ、その後にスライダー挿通工
程を行なうが、その際前記の横切欠き部を巧みに利用
し、従来の開拡ロッドを不用となし、繁雑な制御を省い
て確実にかつ迅速に処理できるスライダー挿通装置を提
供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明によるスライドファスナーのスライダー挿通装置
は、上下動するケースにホルダーをスプリングで上方に
付勢した状態で上下動自在に設け、ホルダーに連続ファ
スナーチェーンの走行路に沿う方向にスライダーを保持
するポケットと、垂下するスライダー引手を係合する縦
溝を有し、ケースのストローク上限以下でホルダーの上
昇を停止するストッパーを備えている本体部と,ホルダ
ーの前記走行路の始端側にスライダー引手を係止する爪
を揺動自在に設け、ケースに爪を係脱するカム板とから
なる抜止め手段部とを備えるスライドファスナーのスラ
イダー挿通装置において、前記ホルダーの前記走行路の
終端側に揺動ブロックを走行路の前後方向へ揺動自在に
枢着し、ケースに揺動ブロックを突き上げて回動する突
き杆を揺動ブロックとの間に間隔をおいて突設し、揺動
ブロックの上部にチェーン割りブロックを前記走行路に
沿って摺動すると共にスプリングで走行路の始端側に付
勢して設け、チェーン割りブロックの走行路の始端側の
先端部両側が先細になる傾斜面が付けてあり、両傾斜面
間にスライダーの連結柱が係合する凹欠部を設けている
チェーン割り手段を備えていることを特徴とする。
は、上下動するケースにホルダーをスプリングで上方に
付勢した状態で上下動自在に設け、ホルダーに連続ファ
スナーチェーンの走行路に沿う方向にスライダーを保持
するポケットと、垂下するスライダー引手を係合する縦
溝を有し、ケースのストローク上限以下でホルダーの上
昇を停止するストッパーを備えている本体部と,ホルダ
ーの前記走行路の始端側にスライダー引手を係止する爪
を揺動自在に設け、ケースに爪を係脱するカム板とから
なる抜止め手段部とを備えるスライドファスナーのスラ
イダー挿通装置において、前記ホルダーの前記走行路の
終端側に揺動ブロックを走行路の前後方向へ揺動自在に
枢着し、ケースに揺動ブロックを突き上げて回動する突
き杆を揺動ブロックとの間に間隔をおいて突設し、揺動
ブロックの上部にチェーン割りブロックを前記走行路に
沿って摺動すると共にスプリングで走行路の始端側に付
勢して設け、チェーン割りブロックの走行路の始端側の
先端部両側が先細になる傾斜面が付けてあり、両傾斜面
間にスライダーの連結柱が係合する凹欠部を設けている
チェーン割り手段を備えていることを特徴とする。
(実施例) 本発明は図面に示す実施例によって具体化されるもの
で、装置の構造を説明する先に、スライダーを挿通する
要領を説明する。
で、装置の構造を説明する先に、スライダーを挿通する
要領を説明する。
第10図に挿通した状態を示すが、対象となる連続スライ
ドファスナーチェーン1(以後単にチェーンと略称す
る)は、ファスナーテープ2の一側縁にファスナーエレ
メント3を設けた左右一対のファスナーストリンガーを
互いに噛合したものであって、このチェーン一を長手方
向に沿って間欠的に順次送る間に、複数のファスナーエ
レメント3を欠如したスペース部4を等間隔おきに形成
し、次いでチェーン1の裏面におけるスペース部4の一
端部(走行する際の終端側)に補助テープ5を付着し、
更にスペース部4と補助テープ5に跨がって横切欠き部
6を設ける。続いて補助テープ5の部分にファスナーエ
レメント3に連ねて蝶棒7、箱棒8及び箱体9を取付け
た後にスライダー10を挿通する。挿通する状態は第11図
に示しており、スライダー10を裏返しにして引手11を垂
れ下げ、しかも肩口をチェーン1の送り方向に向けて設
定してから、下方より箱体9の下に重なるように上昇
し、スライダー10の後口をチェーンガイド12と対向す
る。この時チェーン1のチェーンガイド12より突出した
部分が段状に屈折し、その屈折部が前述の横切欠き部6
で折り曲がるため、スペース部4の両側縁の横切欠き部
6による切口縁がスライダー10の後口と対向するように
設定される。そこで、チェーン1を順方向に送ることに
より、スペース部4の両側縁がスライダー10内に潜り込
む。ところでスライダー10をスペース部4に挿通したま
までは不安定であり、また後工程で上止め(図示せず)
を取り付けることから、スライダー10を噛合するファス
ナーエレメント3にまで挿通する。尚、ファスナーエレ
メント3にまで挿通する場合、スライダー10の肩口より
送り出すエレメントの先頭部分を強制的に開離して左右
に開拡する必要がある。
ドファスナーチェーン1(以後単にチェーンと略称す
る)は、ファスナーテープ2の一側縁にファスナーエレ
メント3を設けた左右一対のファスナーストリンガーを
互いに噛合したものであって、このチェーン一を長手方
向に沿って間欠的に順次送る間に、複数のファスナーエ
レメント3を欠如したスペース部4を等間隔おきに形成
し、次いでチェーン1の裏面におけるスペース部4の一
端部(走行する際の終端側)に補助テープ5を付着し、
更にスペース部4と補助テープ5に跨がって横切欠き部
6を設ける。続いて補助テープ5の部分にファスナーエ
レメント3に連ねて蝶棒7、箱棒8及び箱体9を取付け
た後にスライダー10を挿通する。挿通する状態は第11図
に示しており、スライダー10を裏返しにして引手11を垂
れ下げ、しかも肩口をチェーン1の送り方向に向けて設
定してから、下方より箱体9の下に重なるように上昇
し、スライダー10の後口をチェーンガイド12と対向す
る。この時チェーン1のチェーンガイド12より突出した
部分が段状に屈折し、その屈折部が前述の横切欠き部6
で折り曲がるため、スペース部4の両側縁の横切欠き部
6による切口縁がスライダー10の後口と対向するように
設定される。そこで、チェーン1を順方向に送ることに
より、スペース部4の両側縁がスライダー10内に潜り込
む。ところでスライダー10をスペース部4に挿通したま
までは不安定であり、また後工程で上止め(図示せず)
を取り付けることから、スライダー10を噛合するファス
ナーエレメント3にまで挿通する。尚、ファスナーエレ
メント3にまで挿通する場合、スライダー10の肩口より
送り出すエレメントの先頭部分を強制的に開離して左右
に開拡する必要がある。
上述の要領で挿通する装置は第1図に示している如く、
チェーン1の走行路13の下方に設けるもので、上下動す
るケース14内にホルダー15を上下に摺動自在に嵌め込ん
だ本体部Aをもち、そのホルダー15との間に圧縮スプリ
ング16を介在して、ホルダー15をケース14の底面より浮
上して設け、ケース14の上昇と下降に伴ってホルダー15
が連動すると共に、ケース14の上昇途中で第2図と第3
図図示の如く、ホルダー15をストッパー17によって上昇
を阻止するようになっている。このようにホルダー15の
上昇が停止されが、ケース14は単独で更に上昇すること
ができるものである。
チェーン1の走行路13の下方に設けるもので、上下動す
るケース14内にホルダー15を上下に摺動自在に嵌め込ん
だ本体部Aをもち、そのホルダー15との間に圧縮スプリ
ング16を介在して、ホルダー15をケース14の底面より浮
上して設け、ケース14の上昇と下降に伴ってホルダー15
が連動すると共に、ケース14の上昇途中で第2図と第3
図図示の如く、ホルダー15をストッパー17によって上昇
を阻止するようになっている。このようにホルダー15の
上昇が停止されが、ケース14は単独で更に上昇すること
ができるものである。
上記ホルダー15の上端部に、スライダー10をその引手11
を垂れ下げた状態で保持するポケット18と縦溝19が形成
してあって、シュート(図示せず)よりスライダー10を
その胴体部がポケット18上に載置され、引手11はポケッ
ト18の縦溝19内に垂下する状態に受け取るものである。
を垂れ下げた状態で保持するポケット18と縦溝19が形成
してあって、シュート(図示せず)よりスライダー10を
その胴体部がポケット18上に載置され、引手11はポケッ
ト18の縦溝19内に垂下する状態に受け取るものである。
更にホルダー15とケース14に亘って、引手11を下方に引
き付けてスライダー10を保持する抜止め手段部Bを備え
ている。
き付けてスライダー10を保持する抜止め手段部Bを備え
ている。
この抜止め手段Bは、ホルダー15におけるチェーン1の
走行路13の始端側にレバー21を起立した状態でその中間
部において枢着し、レバー21の上端の爪20をポケット18
の縦溝19内に突入するように設け、レバー21の下端にカ
ムローラ22を設け、かつレバー21をスプリング23で爪20
が縦溝19内に突入する方向に附勢している。更にケース
14に前記カムローラ22に接合するカム板24が立設してあ
り、カム板24は山部25と凹部26とを上下に配設したもの
で、第1図図示の如くホルダー15が上昇している時に
は、カムローラー22が山部25に当接してレバー21を直立
状態に保ち、第4図図示の如くホルダー15が下降した時
には、カムローラー22が凹部26に落ち込み、レバー21が
スプリング22の附勢力で傾倒し、爪20が引手11を係止す
るようになっている。
走行路13の始端側にレバー21を起立した状態でその中間
部において枢着し、レバー21の上端の爪20をポケット18
の縦溝19内に突入するように設け、レバー21の下端にカ
ムローラ22を設け、かつレバー21をスプリング23で爪20
が縦溝19内に突入する方向に附勢している。更にケース
14に前記カムローラ22に接合するカム板24が立設してあ
り、カム板24は山部25と凹部26とを上下に配設したもの
で、第1図図示の如くホルダー15が上昇している時に
は、カムローラー22が山部25に当接してレバー21を直立
状態に保ち、第4図図示の如くホルダー15が下降した時
には、カムローラー22が凹部26に落ち込み、レバー21が
スプリング22の附勢力で傾倒し、爪20が引手11を係止す
るようになっている。
上記のポケット18に保持したスライダー10に対して、そ
の肩口に突入してスライダー10の浮上を防止すると共
に、チェーン1のスライダー10を潜り抜けた部分を割り
拡げるチェーン割りブロック27を持つチェーン割り手段
部Cを備えている。
の肩口に突入してスライダー10の浮上を防止すると共
に、チェーン1のスライダー10を潜り抜けた部分を割り
拡げるチェーン割りブロック27を持つチェーン割り手段
部Cを備えている。
該チェーン割り手段部Cは、ホルダー15におけるチェー
ン1の走行路13の終端側に、L形の揺動ブロック28をそ
の屈折角部において前後方向に揺動可能に枢支すると共
に、スプリング29で揺動ブロック28を走行路13の始端側
へ傾倒するように附勢してあり、揺動ブロック28の突出
部30の下方に間隔をあけてケース14より起立した突き杆
31をスプリング32で弾力的に上下するように設け、ホル
ダー15がストッパー17に突き当たり圧縮スプリング16を
縮めて下降することにより、突き杆31によって傾倒する
揺動ブロック28がホルダー15と平行に直立するものであ
る。この揺動ブロック28の上部に前記チェーン割りブロ
ック27を、揺動ブロック28の前面に突設した段付き支軸
33に沿って走行路の前後方向に摺動自在に設け、且つス
プリング34で走行路の始端側に向けて附勢している。こ
のチェーン割りブロック27は第2図図示の如く、前端部
(図中上側)が先細になるように両側に傾斜面35、35を
形成し、中央部にスライダー10の上翼10aと下翼10bとを
連結している連結柱10cが嵌まる凹欠部36が設けてあっ
て、第5図図示の如く、凹欠部36の両側部がスライダー
10の両肩口10d、10dに挿入するように形成してある。
ン1の走行路13の終端側に、L形の揺動ブロック28をそ
の屈折角部において前後方向に揺動可能に枢支すると共
に、スプリング29で揺動ブロック28を走行路13の始端側
へ傾倒するように附勢してあり、揺動ブロック28の突出
部30の下方に間隔をあけてケース14より起立した突き杆
31をスプリング32で弾力的に上下するように設け、ホル
ダー15がストッパー17に突き当たり圧縮スプリング16を
縮めて下降することにより、突き杆31によって傾倒する
揺動ブロック28がホルダー15と平行に直立するものであ
る。この揺動ブロック28の上部に前記チェーン割りブロ
ック27を、揺動ブロック28の前面に突設した段付き支軸
33に沿って走行路の前後方向に摺動自在に設け、且つス
プリング34で走行路の始端側に向けて附勢している。こ
のチェーン割りブロック27は第2図図示の如く、前端部
(図中上側)が先細になるように両側に傾斜面35、35を
形成し、中央部にスライダー10の上翼10aと下翼10bとを
連結している連結柱10cが嵌まる凹欠部36が設けてあっ
て、第5図図示の如く、凹欠部36の両側部がスライダー
10の両肩口10d、10dに挿入するように形成してある。
上記構造をもつ挿通装置の作用は、第1図のように本体
部Aをチェーン1の走行路13より下降した位置で、ポケ
ット18内にスライダー10をフィーダーのシュート(図示
せず)より受けた後に本体部Aを上昇する。上昇に従っ
て第3図図示のように、ホルダー15はストッパー17によ
って上昇が阻止されるがケース14は更に上昇を続け、そ
の間に第4図図示の如くカムローラー22がカム板24の山
部25より外れ凹部26に落ち込むため、レバー21がスプリ
ング23の復元力で傾倒して爪20がポケット18の縦溝19内
に突入し、爪20によってスライダー引手11を係止して、
更にケース14の上昇に伴ない、突き杆31で傾倒している
揺動ブロック28を突き上げるため、該ブロック28が走行
路の始端側に向かって回動し、チェーン割りブロック27
の先端部が第5図図示の如くスライダー10の肩口10dに
挿入する。尚この際、チェーン割りブロック28の先端部
がスライダーに突き当たるが、チェーン割りブロック28
がスナップの如く一旦後退し再び前進して嵌まり込むも
のである。
部Aをチェーン1の走行路13より下降した位置で、ポケ
ット18内にスライダー10をフィーダーのシュート(図示
せず)より受けた後に本体部Aを上昇する。上昇に従っ
て第3図図示のように、ホルダー15はストッパー17によ
って上昇が阻止されるがケース14は更に上昇を続け、そ
の間に第4図図示の如くカムローラー22がカム板24の山
部25より外れ凹部26に落ち込むため、レバー21がスプリ
ング23の復元力で傾倒して爪20がポケット18の縦溝19内
に突入し、爪20によってスライダー引手11を係止して、
更にケース14の上昇に伴ない、突き杆31で傾倒している
揺動ブロック28を突き上げるため、該ブロック28が走行
路の始端側に向かって回動し、チェーン割りブロック27
の先端部が第5図図示の如くスライダー10の肩口10dに
挿入する。尚この際、チェーン割りブロック28の先端部
がスライダーに突き当たるが、チェーン割りブロック28
がスナップの如く一旦後退し再び前進して嵌まり込むも
のである。
以上のように設定して第11図図示の如くスライダー10を
開離嵌挿具(蝶棒7、箱棒8、箱体9)に重ね、スライ
ダー10の後口をチェーンガイド12に合向する。合向した
状態を第5図に示しているが、この状態を保ってチェー
ン1を矢印の方向に送ると、チェーン1のスペース部4
の両側に有する芯紐がスライダー10内に挿入し、第6図
図示の如くチェーン割りブロック27の両傾斜面35に沿っ
て順次拡張する。チェーン1が更に送られると、第7図
図示の如く、ファスナーエレメント3の先行する先端部
が、チェーン割りブロック27の凹欠部36で分けられた二
叉の先端部に当接し、更にチェーン1が進むにつれてチ
ェーン割りブロック27が僅かに矢印の方向に押し出さ
れ、以後噛合しているファスナーチェーン3をスムーズ
に開いてスライダー10を噛合するファスナーチェーン3
の部分にまで挿通される。
開離嵌挿具(蝶棒7、箱棒8、箱体9)に重ね、スライ
ダー10の後口をチェーンガイド12に合向する。合向した
状態を第5図に示しているが、この状態を保ってチェー
ン1を矢印の方向に送ると、チェーン1のスペース部4
の両側に有する芯紐がスライダー10内に挿入し、第6図
図示の如くチェーン割りブロック27の両傾斜面35に沿っ
て順次拡張する。チェーン1が更に送られると、第7図
図示の如く、ファスナーエレメント3の先行する先端部
が、チェーン割りブロック27の凹欠部36で分けられた二
叉の先端部に当接し、更にチェーン1が進むにつれてチ
ェーン割りブロック27が僅かに矢印の方向に押し出さ
れ、以後噛合しているファスナーチェーン3をスムーズ
に開いてスライダー10を噛合するファスナーチェーン3
の部分にまで挿通される。
以上の如く挿通終了後にチェーン3の送りを停止してケ
ース14を下降すると、突き杆31が下降してチェーン割り
ブロック27が走行路の終端側へ回動する。しかしケース
14を下降する当初には、爪20がスライダー引手11に係合
しているため、ホルダー15は下降されずケース14のみ下
降し、ケース14のみの下降中にカム板24でレバー21を起
立し、爪20が縦溝19内より外れるので、以後ケース14と
共にホルダー15が元の位置にまで下降するものである。
ース14を下降すると、突き杆31が下降してチェーン割り
ブロック27が走行路の終端側へ回動する。しかしケース
14を下降する当初には、爪20がスライダー引手11に係合
しているため、ホルダー15は下降されずケース14のみ下
降し、ケース14のみの下降中にカム板24でレバー21を起
立し、爪20が縦溝19内より外れるので、以後ケース14と
共にホルダー15が元の位置にまで下降するものである。
(発明の効果) 本発明によるスライドファスナーのスライダー挿通装置
によれば、スライダーを保持するホルダーをケースと共
に上下動すると共に、ホルダーをストッパーで上昇を停
止しも、ケースを更に上昇できるように構成し、ホルダ
ーの上昇を停止した以後のケースの上昇により、爪をス
ライダー引手に係止し、チェーン割りブロックをスライ
ダーの肩口に突入するものであるから、ケースを上下す
る作動のみでスライダーを保持すると共に、チェーン割
りブロックがスライダーの肩口に挿入して設定すること
ができる。
によれば、スライダーを保持するホルダーをケースと共
に上下動すると共に、ホルダーをストッパーで上昇を停
止しも、ケースを更に上昇できるように構成し、ホルダ
ーの上昇を停止した以後のケースの上昇により、爪をス
ライダー引手に係止し、チェーン割りブロックをスライ
ダーの肩口に突入するものであるから、ケースを上下す
る作動のみでスライダーを保持すると共に、チェーン割
りブロックがスライダーの肩口に挿入して設定すること
ができる。
また、スライダー肩口に突入しているチェーン割りブロ
ックを水平方向に僅かに抜け出すように設けたもので、
前述の状態からチェーンを走行する動作を与えるのみ
で、スライダー内にチェーンが挿入され、チェーンのス
ライダーより抜け出した部分がチェーン割りブロックで
順次スムーズに開拡されるものであるから、前期従来の
如く開拡ロッドをチェーンの開き具合を一々制御する必
要がなく、簡単な構造を持って迅速に処理されるもので
ある。しかもスライダーをファスナーエレメント部に挿
入する区間はチェーンの送り量によって制限でき、その
区間を僅かに抑えることが出来、後の工程にも有利にな
る効果を奏するものである。
ックを水平方向に僅かに抜け出すように設けたもので、
前述の状態からチェーンを走行する動作を与えるのみ
で、スライダー内にチェーンが挿入され、チェーンのス
ライダーより抜け出した部分がチェーン割りブロックで
順次スムーズに開拡されるものであるから、前期従来の
如く開拡ロッドをチェーンの開き具合を一々制御する必
要がなく、簡単な構造を持って迅速に処理されるもので
ある。しかもスライダーをファスナーエレメント部に挿
入する区間はチェーンの送り量によって制限でき、その
区間を僅かに抑えることが出来、後の工程にも有利にな
る効果を奏するものである。
更に、チェーン割りブロックの凹欠部がスライダーの連
結柱に係合しているから、チェーン割りブロックが横振
れすることがなく正常に保持できるため、チェーンの開
き具合が左右均等に開くことがきる。
結柱に係合しているから、チェーン割りブロックが横振
れすることがなく正常に保持できるため、チェーンの開
き具合が左右均等に開くことがきる。
また、チェーン割りブロックが走行路に沿って往復動さ
れると共にスプリングで走行路の始端側、即ちスライダ
ー内に挿入する側へ付勢してあるから、チェーン割り時
にチェーン割りブロックに無理な押圧力が加わっても、
これに応じてチェーン割りブロックが後退してその力を
逃すことができ、チェーンを円滑に割ることができるよ
うになる。
れると共にスプリングで走行路の始端側、即ちスライダ
ー内に挿入する側へ付勢してあるから、チェーン割り時
にチェーン割りブロックに無理な押圧力が加わっても、
これに応じてチェーン割りブロックが後退してその力を
逃すことができ、チェーンを円滑に割ることができるよ
うになる。
図面は本発明によるスライドファスナーのスライダー挿
通装置を示し、第1図はチェーン走行路より下降した時
の状態を示す断面図、第2図は平面図、第3図は正面
図、第4図は上昇した時の状態を示す断面図、第5図、
第6図、第7図及び第8図はスライダーの挿通状態を順
次分けて示す平面図、第9図は第6図IX−IX線矢視の断
面図、第10図はチェーンにスライダーを挿通した状態を
示す平面図、第11図は挿通時の状態を示す側面図であ
る。 1……連続スライドファスナーチェーン、10……スライ
ダー、10c……連結柱、A……本体部、13……走行路、1
4……ケース、15……ホルダー、17……ストッパー、18
……ポケット、19……縦溝、B……抜止め手段部、20…
…爪、24……カム板、31……突き杆、35……傾斜面、36
……凹欠部、C……チェーン割り手段部、27……チェー
ン割りブロック
通装置を示し、第1図はチェーン走行路より下降した時
の状態を示す断面図、第2図は平面図、第3図は正面
図、第4図は上昇した時の状態を示す断面図、第5図、
第6図、第7図及び第8図はスライダーの挿通状態を順
次分けて示す平面図、第9図は第6図IX−IX線矢視の断
面図、第10図はチェーンにスライダーを挿通した状態を
示す平面図、第11図は挿通時の状態を示す側面図であ
る。 1……連続スライドファスナーチェーン、10……スライ
ダー、10c……連結柱、A……本体部、13……走行路、1
4……ケース、15……ホルダー、17……ストッパー、18
……ポケット、19……縦溝、B……抜止め手段部、20…
…爪、24……カム板、31……突き杆、35……傾斜面、36
……凹欠部、C……チェーン割り手段部、27……チェー
ン割りブロック
Claims (1)
- 【請求項1】上下動するケース14にホルダー15をスプリ
ングで上方に付勢した状態で上下動自在に設け、ホルダ
ー15に連続スライドファスナーチェーン1の走行路13に
沿う方向にスライダー10を保持するポケット18と、垂下
するスライダー引手11を係合する縦溝19を有し、ケース
14のストローク上限以下でホルダー15の上昇を停止する
ストッパー17を備えている本体部Aと, ホルダー15の前記走行路13の始端側にスライダー引手11
を係止する爪20を揺動自在に設け、ケース14に爪20を係
脱するカム板24とからなる抜止め手段部Bとを備えるス
ライドファスナーのスライダー挿通装置において、 前記ホルダー15の前記走行路13の終端側に揺動ブロック
28を走行路13の前後方向へ揺動自在に枢着し、ケース14
に揺動ブロック28を突き上げて回動する突き杆31を揺動
ブロック28との間に間隔をおいて突設し、揺動ブロック
28の上部にチェーン割りブロック27を前記走行路13に沿
って摺動すると共にスプリングで走行路13の始端側に付
勢して設け、チェーン割りブロック27の走行路13の始端
側の先端部両側が先細になる傾斜面35,35が付けてあ
り、両傾斜面35,35間にスライダー10の連結柱10aが係合
する凹欠部36を設けているチェーン割り手段部Cを備え
ていることを特徴とするスライドファスナーのスライダ
ー挿通装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62239248A JPH074293B2 (ja) | 1987-09-24 | 1987-09-24 | スライドファスナーのスライダー挿通装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62239248A JPH074293B2 (ja) | 1987-09-24 | 1987-09-24 | スライドファスナーのスライダー挿通装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6483204A JPS6483204A (en) | 1989-03-29 |
JPH074293B2 true JPH074293B2 (ja) | 1995-01-25 |
Family
ID=17041936
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62239248A Expired - Fee Related JPH074293B2 (ja) | 1987-09-24 | 1987-09-24 | スライドファスナーのスライダー挿通装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH074293B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102871300B (zh) * | 2012-09-29 | 2014-12-03 | 福建浔兴拉链科技股份有限公司 | 自适应不同拉片挂圈大小的拉链穿头模具 |
CN110753500B (zh) * | 2017-06-27 | 2022-09-27 | Ykk株式会社 | 用于保持拉头的保持件及保持方法 |
CN109420727B (zh) * | 2017-08-30 | 2023-07-25 | 温州东兴五金制造有限公司 | 拉链头打点铆合机 |
CN113331553B (zh) * | 2021-06-30 | 2024-11-22 | 常熟市给力拉链设备有限公司 | 拉头输送装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6043973B2 (ja) * | 1983-08-18 | 1985-10-01 | 松下電器産業株式会社 | 調理器 |
-
1987
- 1987-09-24 JP JP62239248A patent/JPH074293B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6483204A (en) | 1989-03-29 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |