JPH0738543U - 玄関サッシの新装装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 既設の玄関サッシを建屋に残存させたまま、
新設サッシを取付け、玄関サッシの改装を簡単に行う。 【構成】 上下枠１，２および左右の竪枠で新設サッシ
Ａを構成する。新設サッシＡを建屋に残存させた既設サ
ッシＢに係合して前記下枠２を既設サッシの下枠１５上
に載置する一方、上枠の屋外端部片４を既設サッシの上
枠６に、左右の竪枠の屋外端部片を既設サッシの左右の
竪枠に、それぞれ屋外側から重合してねじ１６で互いに
止着する。該ねじの頭部を套装する屋外側化粧カバー２
１を新設サッシＡに組付け、新設サッシＡの上枠１、左
右の竪枠の屋内端部片５を建屋開口部に突設した支持枠
にねじ１９で止着し、これを屋内側化粧カバー２２で套
装する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、玄関サッシの新装装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

既設の玄関サッシを残存させて、新設の玄関サッシを新設する着想の構造のも のはない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

既設の玄関サッシは、建屋に対して相応に堅牢に取り付けられているため、例 えば、引戸タイプのものをドアータイプのものに変更するには既設のものを取り 除かねばならず、その取り除き作業が煩雑である。

【０００４】 本考案は斯様な煩雑さに着目して案出したものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上下枠および左右の竪枠で新設サッシを構成し、該新設サッシを建屋に残存さ せた既設サッシに係合して前記下枠を既設サッシの下枠上に載置する一方、上枠 の屋外端部片を既設サッシの上枠に、左右の竪枠の屋外端部片を既設サッシの左 右の竪枠に、それぞれ屋外側から重合してねじで互いに止着すると共に、該ねじ の頭部を套装する屋外側化粧カバーを新設サッシに組付け、新設サッシの既設サ ッシの上枠より先端が下側に位置する上枠の屋内端部片および既設サッシの左右 の竪枠より内側に位置する左右の竪枠の屋内端部片のそれぞれを建屋に開口部に 突設した支持枠の屋外側面に重合してねじで互いに止着し、該ねじの頭部を套装 する屋内側化粧カバーを前記支持枠に組付けた構成とする。

【０００６】

【実施例】

図面は本考案に係る玄関サッシの新装装置の一実施例を示し、図１は縦断面図 、図２は横断面図である。

【０００７】 図中、Ａは新設サッシ、Ｂは建屋に残存させた既設サッシである。

【０００８】 新設サッシＡは、上枠１、下枠２および左右の竪枠３，３を互いに組付けて構 成し、上枠１の屋外端部片４と屋内端部片５との間に既設サッシＢの上枠６が、 また、竪枠３の屋外端部片７と屋内端部片８との間に既設サッシＢの竪枠９，９ ′がそれぞれ係合する空間１０，１１を備え、上枠１の屋内端部片５はその先端 が既設サッシ上枠６より下側に、また、竪枠３の屋内端部片８はその先端が既設 サッシ竪枠９，９′より内側に位置するような長さにしてある。

【０００９】 既設サッシＢは、欄間および袖部を構成する無目および方立を切断除去したも ので、上枠６の屋外側面から内側面にかけて断面Ｌ字形の補強片１２を重ね合わ せ、これを止着螺子１３によって上枠６を通じて建屋に固定してある。

【００１０】 また、既設サッシＢの前記欄間側の一方の竪枠９に前記上枠６と同様にして止 着螺子１３によって補強片１２を取付け、また、他の一方の竪枠９′には接続枠 １４を該竪枠９′の内側に重ね合わせて、これを止着螺子１３によって竪枠９′ を通じて建屋に固定してある。

【００１１】 前記新設サッシＡは、建屋に残存させた前記既設サッシＢが構成する開口部２ ０を通じて建屋に係合し、既設サッシＢの下枠１５上に下枠２を載置し、既設サ ッシＢの上枠６部を、上枠１の屋内外端部片４，５間の空間１０域に、また、既 設サッシＢの竪枠９，９′部を竪枠３の屋内外端部片７，８間の空間１１域にそ れぞれ配してある。

【００１２】 新設サッシＡは、上枠１部においては、屋外端部片４を補強片１２を介して既 設サッシ上枠６にねじ１６で止着し、屋内端部片５を、建屋開口部にねじ１７で 止着した支持枠１８の上部材１８ａの屋外側面に重合してねじ１９で止着してあ る。

【００１３】 また、竪枠３，３部においては、屋外端部片７，７を補強部片１２又は接続枠 １４を介して既設サッシ竪枠９，９′にねじ１６で止着し、屋内端部片８を前記 支持枠１８の竪部材１８ｂの屋外側面に重合してねじ１９で止着してある。

【００１４】 図中、２１は屋外側化粧カバー、２２は屋内側化粧カバーで、屋外側化粧カバ ー２１は新設サッシＡの屋外側面に前記ねじ１６を介在させて突設した一対の係 止部片２３ａ，２３ｂを利用して新設サッシＡの上枠１および竪枠９，９′にか けて嵌合係止させ、前記ねじ１６の頭部を套装したものである。

【００１５】 また、屋内側化粧カバー２２は、前記支持枠１８に一端を係止し、他の一端を ねじ２４で止着して、支持枠１８の上部材１８ａと竪部材１８ｂにかけて組付け 、ねじ１７，１９の頭部を套装したものである。

【００１６】

【考案の効果】

本考案は前記の通りの構成であるから、既設の玄関サッシを建屋に残存させた まま、新設サッシを取付け、玄関サッシの改装を簡単に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】縦断面図。

【図２】横断面図。

【符号の説明】

１ 新設サッシの上枠 ２ 新設サッシの下枠 ３ 新設サッシの竪枠 ４ 屋外端部片 ５ 屋内他部片 ６ 既設サッシの上枠 ７ 屋外端部片 ８ 屋内端部片 ９ 既設サッシの竪枠 ９′ 既設サッシの竪枠 １８ 支持枠 ２１ 屋内側化粧カバー ２２ 内側側粧カバー

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 上下枠および左右の竪枠で新設サッシを
   構成し、該新設サッシを建屋に残存させた既設サッシに
   係合して前記下枠を既設サッシの下枠上に載置する一
   方、上枠の屋外端部片を既設サッシの上枠に、左右の竪
   枠の屋外端部片を既設サッシの左右の竪枠に、それぞれ
   屋外側から重合してねじで互いに止着すると共に、該ね
   じの頭部を套装する屋外側化粧カバーを新設サッシに組
   付け、新設サッシの既設サッシの上枠より先端が下側に
   位置する上枠の屋内端部片および既設サッシの左右の竪
   枠より内側に位置する左右の竪枠の屋内端部片のそれぞ
   れを建屋に開口部に突設した支持枠の屋外側面に重合し
   てねじで互いに止着し、該ねじの頭部を套装する屋内側
   化粧カバーを前記支持枠に組付けた、玄関サッシの新装
   装置。