JPH0735026A - Ｎｋ式重力回転翼発電装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、初期の段階を除いて、外部からの
エネルギー供給を受けず、本発電機から生じる電気を循
環させて発電装置を可動させる装置である。 【構成】 本発明は油圧支柱３に伸縮運動させ、回転斜
盤２，２ａを斜めにしてやることによって、回転翼１に
装置された回転翼受車輪４が下り坂を下がり降りる運動
を起こす、油圧支柱３を順次、伸縮させることによっ
て、回転運動に転化させ、主軸５に装置された歯車８か
ら発電機７に装置された歯車８ａに回転運動が伝達し、
発電機７が回転する。その発電機７より発生した電気を
油圧配伝機６に送り、油圧支柱３を上下に伸縮させると
いう循環発電装置であり、消費する電力より、発生する
電力が大きくなる故に、自力更生の発電装置である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、初期の段階を除いて、
外部からの如何なるエネルギーも必要とせず、自己の発
電機より発生した電力を、循環エネルギーとして利用
し、発電装置を動かせるので、如何なる公害も出さず、
設置場所の設定が容易な発電装置である。

【０００２】

【従来の技術】太陽光発電、風力発電、以外の発電装置
は、水もしくは、熱でもって蒸気を発生させ、高圧ガス
にしてタービンを回転させて発電している。即ち、従来
の発電装置のすべてが、外部からの動力もしくはエネル
ギーを必要としている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】化石燃料、もしくは原
子力を必要としないので、危険性が無く、種々の有毒ガ
スも出さず、熱も放出しない。騒音も出さず、酸素を必
要としないので、環境汚染を起こさない。又、消費地に
隣接して設置できることから、高圧送電線が不要にな
り、送電時の電気ロスが少なく、国土の美観が守られ、
設備投資金額も大きく軽減される。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は、この発電装置
で生み出された電力の何分の一かを循環させて油圧支柱
を上下に伸縮させるための油圧配伝機を可動させるの
で、規模の大きな回転翼が必要になる。例えば、片翼の
長さは３０ｍ、その重量は３０トン、回転速度は一秒間
に２回転、又、回転する回転翼が持つ惰性もエネルギー
であることを根拠とすれば、回転翼の先端部分を重くす
る。又、回転翼の空気抵抗を減らす目的で室内か地下に
設置し、気圧を下げれば、より以上に効果的である。

【０００５】

【作用】発電装置の本体は、大きく区分すると、回転翼
と円形斜盤から成る。油圧配伝機に内蔵されたコンピュ
ーターで回転翼の位置を把握し、円形斜盤を支えている
３本の油圧支柱の内、何番目の油圧支柱を上下に伸縮さ
せるかを油圧配伝機に指示する。又、回転速度も把握
し、油圧支柱の伸縮速度を調整する、そうすることによ
って回転翼に取付けられている回転翼受輪が下り坂を下
る運動を継続的に行い、回転運動に転化するのである。

【０００６】

【実施例】以下、添付図面に従って一実施例を説明す
る。１は鋼鉄製の回転翼である。主軸５を中心にして双
方の回転翼１に下方自由継手１０と、固定上方角度１１
を設け、回転による遠心力で回転翼１に取付けられた、
回転翼受車輪４が、円形斜盤２，２ａから離隔するのを
防ぐ、即ち、回転によって下に押さえる力が働くのであ
る。又、回転翼１の先端部分を重くして、回転にともな
って生じる惰性力を利用する。

【０００７】２，２ａは鋼鉄製の円形斜盤である。各々
は幅５０ｃｍ、厚さは１０ｃｍの長方形の断面を持つド
ーナツ形の円形で、２の円形斜盤は内側で回転翼１の片
翼を支え、２ａの円形斜盤は外側で他の片翼を支える。
各々の回転斜盤２，２ａは、各々６本のコイル状バネ９
と、各々３本の油圧支柱３で支えられている。回転翼１
が静止状態では地面に対して平行であり、回転翼１を回
転させる場合、回転斜盤２，２ａを支えている各々の３
本の油圧支柱３の内、各々１本の油圧支柱３が油圧力で
持って上に押し上がる。そうすることによって各々の回
転斜盤２，２ａが斜めになり、回転翼受車輪４が回転翼
１と共に回転翼１の重さで下り坂を下り降りる運動が起
こる。各々３本の油圧支柱３を順次、伸縮させることに
よって回転運動に転化させる。コイル状バネ９は、回転
翼１の重量の７０％を支えて油圧支柱３を補助する。

【０００８】６はコンピューターと油圧モーター内蔵の
油圧配伝機である。油圧配伝機６で回転翼１の位置を把
握し、何番目の油圧支柱３を伸縮させるかを判断し、油
圧を伝送する。初期の段階に於いてのみ、外部より電力
の補給を受けるが、ある程度の回転速度に達すれば、発
電気７が発電を起こし、油圧配伝機６に送電を始め、油
圧支柱３を運動させるに必要な電力に達すれば、外部か
らの送電を断つ、そして、自力更生の循環運動が始ま
る。

【０００９】８は歯車である。主軸５の最下部に取付け
られて、回転翼１の回転を、発電機７に取付けた歯車８
ａで受けて発電機７を回転させる。歯車８，８ａの歯数
の比率により、発電機７の回転数を変える。

【発明の効果】上述の様に、本発明のＮＫ式重力回転翼
発電装置は、消費する電力より、発生する電力が大きく
なる故に、自力更生の循環発電装置であり、余った電力
を外部の他の目的に必要することができ、人類が今日に
至るまで持ち得なかった発電装置である。又、今日、問
題になっている環境、社会問題を解決する最善の発電装
置である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のＮＫ式重力回転翼発電装置の一実施例
を示す正面図である。

【図２】本発電装置の円形斜盤を示す平面図である。

【図３】本発電装置の斜視図である。

【符号の説明】

１ 回転翼 ２ 円形斜盤 ３ 油圧支柱 ４ 回転翼受車輪 ５ 主軸 ６ 油圧配伝機 ７ 発電機 ８ 歯車 ９ コイル状バネ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 主軸を中心にした両回転翼に取付けられ
   た各々の回転翼受車輪が、各々の３本の油圧支柱で支え
   られた、各々の円形斜盤を、各々、１本の油圧支柱が上
   に伸びることによって斜めになり、回転翼の自重でもっ
   て下り坂を下る原理に基づいて、下り降りるのを回転運
   動に転化させ、発電機を回転させるところを特徴とする
   ＮＫ式重力回転翼発電装置。
2. 【請求項２】 この発電装置の特色は、回転翼が持つ自
   重を重力とし、その重力が大きなエネルギー源であると
   いう前提を根拠として、その重力を回転エネルギーに転
   化させて発電する装置である。そしてこの発電装置が消
   費する電力より、この発電装置から発生する電力が大き
   くなるのが大きな特色であり、これを自力更生の発電と
   いう。