JPH07336088A

JPH07336088A - 電子部品自動段取装置

Info

Publication number: JPH07336088A
Application number: JP6150511A
Authority: JP
Inventors: Daisuke Yokoi; 大輔横井
Original assignee: Olympus Optical Co Ltd
Current assignee: Olympus Corp
Priority date: 1994-06-08
Filing date: 1994-06-08
Publication date: 1995-12-22

Abstract

(57)【要約】【目的】中間ステージを上下動させて固定された複数
列多段式の保管部へ対応することにより、動作中でも保
管部への電子部品供給機構の入れ替えを行う。【構成】保管部３は電子部品供給機構１を複数列多段
に収納でき、固定した状態で設置される。保管部３と対
向して部品供給部４が設置されている。部品供給部４と
保管部３との間には上下駆動部２８により上下動可能な
中間ステージ６が設けられている。中間ステージ６の上
面には移載部５が搭載されている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、電子部品実装機に電子
部品を供給する電子部品供給機構を自動で交換（段取）
する装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、電子部品を供給するテープ送り機
構を自動で交換する装置としては、例えば特開平５−１
９８９７０号公報に開示された発明がある。図４は、従
来の多段収納式の保管部を有する電子部品自動段取装置
の斜視図である。図４において、電子部品供給機構（例
えばテープ送り機構，バルク供給機構）を多段収納式の
保管部１５から電子部品自動実装機１６の部品供給部１
７へ移載する場合、まずモータ１８の回転を伝達部材１
９により伝達し、直線運動案内部材２０，送りネジシャ
フト２１，直線運動部材２２および送りネジナット（図
示省略）を介して保管部１５を上下方向に移動する。

【０００３】そして、保管部１５の各段１５ａのうち、
必要な上記電子部品供給機構が収納されている段１５ａ
の電子部品供給機構を中間ステージ２４に移載可能な位
置へ保管部１５を停止する。その後、上記電子部品供給
機構は中間ステージ２４上の移載部２５を経由し、電子
部品自動実装機１６の部品供給部１７に移載される。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】前記従来技術において
は、多段収納式の保管部全体を上下方向へ移動させるこ
とにより、保管部内に収納されている電子部品供給機構
のうちの必要なものを中間ステージの高さまで移動して
供給を行っている。しかしこの方式によれば、電子部品
自動段取装置の動作中は、部品切れに際した保管部の電
子部品供給機構の交換が不可能である。また、移動部
（保管部）の重量も重くなり危険で、構造的にも複雑で
大きな装置となる。

【０００５】請求項１，２の目的は、これらの問題点に
着目し、動作中でも保管部への電子部品供給機構の入れ
替えが行えるとともに、移動部を軽くすることにより危
険を減らした電子部品自動段取装置を提供することにあ
る。請求項３の目的は、上記の目的に加え、複数の電子
部品自動実装機に電子部品供給機構を段取りすることに
ある。

【０００６】

【課題を解決するための手段および作用】本発明は、電
子部品自動実装機に電子部品を供給する電子部品供給機
構と、該電子部品供給機構を複数配置可能な部品供給部
と、該部品供給部と対向した位置に設置されて電子部品
供給機構を複数列多段に収納可能な保管部と、該保管部
と前記部品供給部との中間に位置し、部品供給部および
保管部に対して電子部品供給機構をスライド移動する移
載部と、該移載部全体を搭載し、電子部品供給機構のス
ライド方向に対して横断的方向に移動可能な中間ステー
ジとを具備した電子部品自動段取装置において、前記保
管部を固定するとともに、前記中間ステージを上下動可
能に構成したことを特徴とする電子部品自動段取装置で
ある。

【０００７】図１は本発明を示す概念図である。１は、
実装可能な電子部品を電子部品自動実装機に供給する電
子部品供給機構である。この電子部品供給機構１を収納
する保管部３は、電子部品供給機構１を複数例多段に収
納できる様に構成され、固定した状態で設置されてい
る。保管部３と向かい合う位置には電子部品供給機構１
を複数配置可能な部品供給部４が設置されている。部品
供給部４と保管部３との間には上下動可能な中間ステー
ジ６が設けられている。中間ステージ６は上下駆動部２
８により上下に駆動される。上下駆動部２８は電子部品
供給機構１の移載動作を妨げない位置に設置されてい
る。中間ステージ６の上面には電子部品供給機構１の移
動方向に対して左右方向に移動可能に移載部５全体が搭
載されている。移載部５は、部品供給部４と保管部３と
の間で電子部品供給機構１を移動させるように、部品供
給部４と保管部３との中間に位置している。

【０００８】電子部品供給機構１を保管部３から部品供
給部４へ移載する場合の作用について説明する。上下駆
動部２８と中間ステージ６とを駆動させることで、移載
部５は電子部品供給機構１の移動方向に対して上下左右
と横断的方向に動くことができる。そこで、前述動作
により移載部５を保管部３の必要な電子部品供給機構１
のある位置まで移動する。次に、保管部３内の電子部品
供給機構１を保管部３から取り出し、移載部５上に一時
的に移載する。

【０００９】この後、移載部５を中間ステージ６と上下
駆動部２８との駆動により、電子部品供給機構１を部品
供給部４の所望の場所に移し渡すことができる位置に移
動する。移載部５が位置決めされた後、移載部５は電子
部品供給機構１を部品供給部４に移載し、位置決めする
ことにより移載を完了する。なお、部品供給部４から保
管部３への移載の作用は上記の逆をたどる。

【００１０】

【実施例１】図２は本実施例を示す斜視図である。本実
施例の装置は、保管部３と、保管部３と対向する位置に
設置された電子部品自動実装機２と、電子部品自動実装
機２と保管部３との間に設けられた上下動可能な中間ス
テージ６と、中間ステージ６の側面側に立設されたプレ
ート１４とから構成されている。保管部３には予め必要
な電子部品供給機構１が電子部品自動実装機２に搭載可
能な状態で、複数列に２段セットされている。電子部品
供給機構１から電子部品を取り出す電子部品自動実装機
２の上面背後側には電子部品供給機構１を並べる部品供
給部４が載置されている。

【００１１】中間ステージ６上面にはスライドガイド２
７が載置されている。スライドガイド２７は、移動モー
タ２６により駆動する図示しない送りネジとガイドとを
内蔵し、移載部５全体を搭載かつ左右に移動させる。移
載部５は、保管部３と部品供給部４との間に位置し、保
管部３と部品供給部４との間で電子部品供給機構１をス
ライド移動させる。プレート１４には上下方向に直線案
内部材７が配置されている。９は直線運動部材で、直線
案内部材７に結合し、中間ステージ６を上下方向に移動
可能とするように中間ステージ６に固定されている。８
はプレート１４上端に設置されたシリンダで、そのロッ
ドの先端は中間ステージ６に固定されており、中間ステ
ージ６を直線案内部材７の方向に沿って上下動させるよ
うに配置されている。

【００１２】上記構成において、電子部品供給機構１を
保管部３から電子部品自動実装機２の部品供給部４へ移
載する場合を説明する。まず、シリンダ８が駆動し、直
線案内部材７および直線運動部材９を介して中間ステー
ジ６を上下方向に移動させる。同時に移動モータ２６が
回転し、スライドガイド２７が移動して移載部５を左右
に移動させる。そして、保管部３の各段のうちの必要な
電子部品供給機構１が収納されている段の電子部品供給
機構１を、中間ステージ６上の移載部５に移載可能な位
置に中間ステージ６と移載部５とを停止する。

【００１３】次に、中間ステージ６上の移載部５に電子
部品供給機構１を一時移載する。移載後、移載部５を電
子部品自動実装機２の部品供給部４と電子部品供給機構
１を収納すべき位置までシリンダ８と移動モータ２６と
を駆動させることで移動させる。次に、部品供給部４に
移載部５上の電子部品供給機構１を移載する。以上の動
作により、本自動段取装置は電子部品供給機構１を保管
部３と電子部品自動実装機２の部品供給部４との間で交
換（段取）を行う。

【００１４】本実施例によれば、保管部が固定している
ので、動作中でも保管部への電子部品供給機構の入れ替
えができる。また、保管部を移動させるよりも移載部を
移動させることにより、移動部が軽くなり、危険が軽減
する。

【００１５】尚、本装置は上記移載の逆方向の移載も可
能であり、その場合、動作は上記動作の逆をたどる。

【００１６】

【実施例２】図３は本実施例を示す斜視図である。本実
施例では、前記実施例１と異なる構成部分のみを説明
し、同一構成部分には同一番号を付してその説明を省略
する。移載部５の背面側には、電子部品供給機構１を３
段セットすることが可能な保管部３が配置されている。
プレート１４の上端には、前記実施例１のシリンダ８に
代わるモータ１２が設置されている。モータ１２の先端
には送りネジシャフト１３がモータ１２の回転運動を伝
達可能に取り付けられている。

【００１７】送りネジシャフト１３には、回転運動を直
線運動に変換する送りネジナット１０が結合されてお
り、送りネジナット１０は中間ステージ６に固定されて
いる。２ａ，２ｂは、異なる電子部品自動実装機で、そ
れぞれの上面背後側には、電子部品供給機構１を同一あ
るいは異なった高さで並べる部品供給部４ａ，４ｂが設
置されている。

【００１８】上記構成において、電子部品供給機構１を
保管部３から電子部品自動実装機２ｂの部品供給部４ｂ
へ移載する場合を説明する。なお、電子部品自動実装機
２ａの部品供給部４ａへ移載する場合も、記号を読み替
えるだけで、同様の作用であり説明を省略する。まず、
モータ１２の回転を送りネジシャフト１３を介して送り
ネジナット１０に伝達することで、直線案内部材７と直
線運動部材９とで構成される上下の方向に中間ステージ
６を移動する。同時に移動モータ２６が回転し、スライ
ドガイド２７を介して移載部５は左右方向に移動する。

【００１９】そこで、移載部５は、中間ステージ６およ
びスライドガイド２７の動きを介して、保管部３に入っ
ている取り出したい電子部品供給機構１の入っている位
置まで移動する。次に、移載部５へ電子部品供給機構１
を保管部３から引き出して移載する。移載後、モータ１
２と移動モータ２６とを駆動させることで、移載部５を
部品供給部４ｂの電子部品供給機構１を収納すべき位置
まで移動する。次に、移載部５上の電子部品供給機構１
を部品供給部４ｂに移載する。

【００２０】本実施例によれば、前記実施例１の効果に
加え、中間ステージが高さ方向に対して任意の場所に位
置決め出来るので、保管部３が３段以上になっても、ま
た複数の異なった高さの部品供給部になっても、保管部
と部品供給部との間で電子部品供給機構を移載すること
が出来る。

【００２１】尚、前記実施例１と同様に、部品供給部か
ら保管部への電子部品供給機構の移載を行う場合は、上
記動作の逆をたどれば良い。

【００２２】

【発明の効果】請求項１，２の効果は、中間ステージを
上下動させて固定された複数列２段式の保管部へ対応す
ることにより、動作中でも保管部への電子部品供給機構
の入れ替えが行える。また、装置自体もより小さくする
ことが出来、さらに移動部が軽くなることによって、よ
り高速に且つ安全に動作することが出来る。請求項３の
効果は、保管部が３段以上になっても、複数の高さの異
なった部品供給部であっても、保管部と部品供給部との
間で電子部品供給機構の入れ替えが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明を示す概念図である。

【図２】実施例１を示す斜視図である。

【図３】実施例２を示す斜視図である。

【図４】従来例を示す斜視図である。

【符号の説明】

１電子部品供給機構３保管部４部品供給部５移載部６中間ステージ２８上下駆動部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】電子部品自動実装機に電子部品を供給す
る電子部品供給機構と、該電子部品供給機構を複数配置
可能な部品供給部と、該部品供給部と対向した位置に設
置されて電子部品供給機構を複数列多段に収納可能な保
管部と、該保管部と前記部品供給部との中間に位置し、
部品供給部および保管部に対して電子部品供給機構をス
ライド移動する移載部と、該移載部全体を搭載し、電子
部品供給機構のスライド方向に対して横断的方向に移動
可能な中間ステージとを具備した電子部品自動段取装置
において、前記保管部を固定するとともに、前記中間ス
テージを上下動可能に構成したことを特徴とする電子部
品自動段取装置。
【請求項２】前記中間ステージの上下動の駆動手段を
シリンダとしたことを特徴とする請求項１記載の電子部
品自動段取装置。
【請求項３】前記中間ステージの上下動の駆動手段を
モータとし、前記部品供給部が高さの異なる複数の部品
供給部であることを特徴とする請求項１記載の電子部品
自動段取装置。