JPH0733435Y2 - 光源装置 - Google Patents

光源装置

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JPH0733435Y2
JPH0733435Y2 JP1989083085U JP8308589U JPH0733435Y2 JP H0733435 Y2 JPH0733435 Y2 JP H0733435Y2 JP 1989083085 U JP1989083085 U JP 1989083085U JP 8308589 U JP8308589 U JP 8308589U JP H0733435 Y2 JPH0733435 Y2 JP H0733435Y2
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JP
Japan
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casing
coil
voltage
discharge lamp
arc discharge
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JP1989083085U
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JPH0322393U (ja
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智弘 山本
佳生 岡崎
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Ushio Denki KK
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Ushio Denki KK
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、液晶プロジェクターや一般照明等に好適に使
用される光源装置に関する。
〔従来の技術〕
ケーシング内にショートアーク放電灯が配置されてなる
光源装置は、液晶プロジェクターや一般照明等に好適に
用いられてる。
ショートアーク放電灯を点灯するためには、点灯回路部
が必要とされるが、従来においては、この点灯回路部は
ケーシングの外部に配置され、そして点灯回路部の構成
要素であるスターターにおいては、フェライトコアの外
周にコイルを巻き付けて構成された高電圧発生用コイル
が用いられている。ショートアーク放電灯の起動の際に
は、この高電圧発生用コイルの高圧側から例えば40kV程
度の高電圧を発生させ、この高電圧をケーシング内のシ
ョートアーク放電灯に供給するようにしている。
しかるに、ショートアーク放電灯は点灯時の発光管内の
圧力が例えば50〜70気圧程度と高いため、発光管を構成
するガラスにクラックが発生すると破裂してガラス破片
が周囲に飛び散る等の危険がある。このような危険を防
止して安全性を確保するためには、金属製容器を用いて
ケーシングを密閉構造とすることが有効である。
また、特開昭56-65401号公報には、前面ガラスが設けら
れた円筒状ケーシング内に、ショートアーク放電灯を、
スターターと共に収容してなる光源装置が示されてい
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、金属製容器を用いてケーシングを密閉構造とす
ると、当該金属製容器に高電圧発生用コイルの高圧側を
接続するための高圧端子を設ける必要があり、その結
果、例えば40kVの高電圧にも耐える程の十分な絶縁を得
るための構造が複雑となり、またこの高電圧が当該金属
製容器にリークしやすいという問題がある。
そこで、本考案者は、高電圧発生用コイルをケーシング
の内部に配置することを検討したが、このケーシングの
内部の温度は、密閉構造であるためにショートアーク放
電灯の点灯時においては例えば120℃程度にまで高くな
り、その結果、高電圧発生用コイルを構成するフェライ
トコアの磁化能が消失しその機能が阻害される問題が発
生した。
また、スターターをケーシング内に収容する構成におい
ては、ケーシングとして大きいものが必要となる上、ケ
ーシング内部の温度が高くなるために、当該スターター
を構成するコンデンサなどの回路要素の特性が熱によっ
て変化する、という問題がある。
本考案は以上の如き事情に基づいてなされたものであっ
て、その目的は、金属製容器を用いてなる密閉構造のケ
ーシングを備えた光源装置であって、スターターによっ
て発生する高電圧を簡単な構造で効率よくショートアー
ク放電灯に供給できるようにした光源装置を提供するこ
とにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案は、一面に光出射用開
口部を有する有底で四角筒状の金属製容器の当該開口部
に透光性蓋部材が取り付けられてなる密閉構造のケーシ
ングと、このケーシング内に配置されたショートアーク
放電灯と、このショートアーク放電灯を点灯するため
の、コンデンサおよび高電圧発生用コイルを含んで構成
されたスターターを有してなる点灯回路部とを備えてな
る光源装置であって、前記点灯回路部においてスタータ
ーを構成する高電圧発生用コイルとしてテスラーコイル
を用い、このテスラーコイルを密閉構造の前記ケーシン
グ内に配置し、前記ケーシングに、当該テスラーコイル
の低圧側端子に一次電圧を供給するための接続端子を設
けた構成を採用する。
〔作用〕
スターターを構成する高電圧発生用コイルとして用いる
テスラーコイルは、空芯コイルであって120℃以上例え
ば150℃程度の高温でもその機能が良好に発揮される。
このため密閉構造のケーシング内に配置されたテスラー
コイルは、ショートアーク放電灯の点灯時の熱によって
その特性が劣化することがない。
従って、ケーシングの内部に配置されたテスラーコイル
の低圧側端子に一次電圧を供給するために当該ケーシン
グを構成する金属製容器に設ける接続端子においては、
当該低圧側端子に供給すべき一次電圧は例えば8kV程度
の電圧に耐えるものであればよく、このため当該接続端
子において一次電圧のリークを防止するために必要な絶
縁構造が簡単となる。
この結果、ショートアーク放電灯を点灯起動する際に
は、テスラーコイルの高圧側端子からは例えば40kV程度
の十分な高電圧が確実に発生され、ショートアーク放電
灯を確実に点灯起動することができる。また、スタータ
ーにおける、テスラーコイル以外の回路要素はケーシン
グの外部に配置されるので、スターターを構成するコン
デンサなどの特性が熱によって変化することがなく、ま
たケーシングは小型のものでよい。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を説明する。
本実施例においては、第1図に示すように、一面に光出
射用開口部11を有する有底で四角筒状の例えばアルミニ
ウムからなる金属製容器12の当該開口部11に透明ガラス
板からなる透光性蓋部材13が取り付けられてなる密閉構
造のケーシング10と、このケーシング10内に配置された
ショートアーク放電灯30と、このショートアーク放電灯
30を点灯するための点灯回路部とを備えてなる光源装置
であって、点灯回路部を次のように構成する。
すなわち、第2図にも示すように、点灯回路部40のスタ
ーター50を構成する高電圧発生用コイルとしてテスラー
コイル60を用い、このテスラーコイル60を密閉構造のケ
ーシング10内に配置すると共に、テスラーコイル60以外
のスターター50の回路要素をケーシング10の外部に配置
し、テスラーコイル60の低圧側端子63,64に一次電圧を
供給するための接続端子71,72を、ケーシング10を構成
する金属製容器12に設ける。
なお、第2図において、51,52はダイオード、53は抵
抗、54,55はコンデンサ、56はサイダック、57は昇圧ト
ランス、58は放電ギャップ、80は電源部である。
スターター50を構成する高電圧発生用コイルとして用い
るテスラーコイル60は、空芯コイルであって120℃以上
例えば150℃程度の高温でもその機能が良好に発揮さ
れ、ショートアーク放電灯30の点灯時の熱によってその
特性が劣化することがない。従って、当該テスラーコイ
ル60の低圧側端子63,64に一次電圧を供給するためにケ
ーシング10を構成する金属製容器12に設ける接続端子7
1,72においては、当該低圧側端子63,64に供給すべき一
次電圧例えば8kV程度の電圧に耐えるものであればよ
く、当該接続端子71,72において一次電圧のリークを防
止するために必要な絶縁構造が簡単となる。この結果、
ショートアーク放電灯30を点灯起動する際には、テスラ
ーコイル60の高圧側端子61,62からは例えば40kV程度の
十分な高電圧が確実に発生され、ショートアーク放電灯
30を確実に点灯起動することができる。
ケーシング10を構成する金属製容器12は、例えばアルミ
ニウム材を押出し成形して得られる四角筒状の側壁と、
この側壁の底部開口部を塞ぐアルミニウム板からなる底
壁とにより構成され、ケーシング10は密閉構造とされて
いる。
ショートアーク放電灯30は、例えばキセノンショートア
ーク放電灯等よりなり、封入ガスの常温時の圧力が15〜
25気圧程度で、点灯時の圧力は50〜70気圧程度である。
ショートアーク放電灯30の陽極側はテスラーコイル60の
高圧側端子61が接続され、ショートアーク放電灯30の陰
極側は点灯回路部40の電源部80の負側に接続されてい
る。
なお、第1図において、20は凹面反射鏡、90はシロッコ
ファンである。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、スターターを構
成する高電圧発生用コイルとしてテスラーコイルを用
い、かつこのテスラーコイルを密閉構造のケーシング内
に配置し、テスラーコイルの低圧側端子に一次電圧を供
給するための接続端子をケーシングに設けた構成である
ので、スターターによって発生する高電圧を簡単な絶縁
構造で効率よくショートアーク放電灯に供給することが
できると共に、スターターを構成するコンデンサなどの
特性が高温によって変化することがなくて良好な機能が
得られ、更にケーシングを小型のものとすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は一実施例に係る光源装置の説明用断面図、第2
図は点灯回路部の説明図である。 10……ケーシング、11……光出射用開口部 12……金属製容器、13……透光性蓋部材 14……底壁、20……凹面反射鏡 30……ショートアーク放電灯 40……点灯回路部、50……スターター 51,52……ダイオード、53……抵抗 54,55……コンデンサ、56……サイダック 57……昇圧トランス、58……放電ギャップ 60……テスラーコイル、61,62……高圧側端子 63,64……低圧側端子、71,72……接続端子 80……電源部、90……シロッコファン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一面に光出射用開口部を有する有底で四角
    筒状の金属製容器の当該開口部に透光性蓋部材が取り付
    けられてなる密閉構造のケーシングと、このケーシング
    内に配置されたショートアーク放電灯と、このショート
    アーク放電灯を点灯するための、コンデンサおよび高電
    圧発生用コイルを含んで構成されたスターターを有して
    なる点灯回路部とを備えてなる光源装置であって、 前記点灯回路部においてスターターを構成する高電圧発
    生用コイルとしてテスラーコイルを用い、このテスラー
    コイルを密閉構造の前記ケーシング内に配置し、前記ケ
    ーシングに、当該テスラーコイルの低圧側端子に一次電
    圧を供給するための接続端子を設けたことを特徴とする
    光源装置。
JP1989083085U 1989-07-17 1989-07-17 光源装置 Expired - Lifetime JPH0733435Y2 (ja)

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JPH0322393U JPH0322393U (ja) 1991-03-07
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JPS5665401A (en) * 1979-10-31 1981-06-03 Sanshin Dengu Seizou Kk Reflecting mirror protecting device for xenon search light
JPS5738594A (en) * 1980-08-20 1982-03-03 Ushio Electric Inc Device for firing discharge lamp

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