JPH07332034A - 内燃機関用バルブリフター - Google Patents
内燃機関用バルブリフターInfo
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- JPH07332034A JPH07332034A JP11999894A JP11999894A JPH07332034A JP H07332034 A JPH07332034 A JP H07332034A JP 11999894 A JP11999894 A JP 11999894A JP 11999894 A JP11999894 A JP 11999894A JP H07332034 A JPH07332034 A JP H07332034A
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- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 title claims abstract description 20
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 39
- 239000010705 motor oil Substances 0.000 description 13
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 5
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 5
- 239000003595 mist Substances 0.000 description 3
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 2
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 2
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 238000005242 forging Methods 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 238000002407 reforming Methods 0.000 description 1
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- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 カム摺接面における適正なオイル濡れ性を確
保できる内燃機関用バルブリフターの提供。 【構成】 カムｂとバルブステムｃ間に介装され、天板
頂面がカムｂに摺接するカップ型バルブリフター本体を
備えた内燃機関用バルブリフターにおいて、天板１２の
カム摺接面に複数個のオイルディンプル１３を設けるこ
とで、カム摺接面の少なくともオイルディンプル形成領
域にオイルが常に存在するようにした。
保できる内燃機関用バルブリフターの提供。 【構成】 カムｂとバルブステムｃ間に介装され、天板
頂面がカムｂに摺接するカップ型バルブリフター本体を
備えた内燃機関用バルブリフターにおいて、天板１２の
カム摺接面に複数個のオイルディンプル１３を設けるこ
とで、カム摺接面の少なくともオイルディンプル形成領
域にオイルが常に存在するようにした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、バルブリフターとカム
との間に介装されて、弁間隙を調整する内燃機関用バル
ブリフターに関する。
との間に介装されて、弁間隙を調整する内燃機関用バル
ブリフターに関する。
【０００２】
【従来の技術】図７は、この種のバルブリフターを用い
た動弁機構を示し、カムｂとバルブステムｃ上端部との
間にカップ型のバルブリフター本体ａが介装されてい
る。このバルブリフター本体ａとバルブステムｃとは、
圧縮コイルスプリングｄによってバルブが常に閉弁する
方向（矢印Ａ方向）に付勢された状態に保持されてお
り、カムｂがリフター本体ａを下方に押し下げ、これに
よってリフター本体ａとバルブがシリンダｅに沿って摺
動することで開弁する。即ち、カムｂの回転に伴ってバ
ルブリフター本体ａが昇降動作し、これによってバルブ
の開閉が行われる構造となっている。
た動弁機構を示し、カムｂとバルブステムｃ上端部との
間にカップ型のバルブリフター本体ａが介装されてい
る。このバルブリフター本体ａとバルブステムｃとは、
圧縮コイルスプリングｄによってバルブが常に閉弁する
方向（矢印Ａ方向）に付勢された状態に保持されてお
り、カムｂがリフター本体ａを下方に押し下げ、これに
よってリフター本体ａとバルブがシリンダｅに沿って摺
動することで開弁する。即ち、カムｂの回転に伴ってバ
ルブリフター本体ａが昇降動作し、これによってバルブ
の開閉が行われる構造となっている。
【０００３】なおバルブリフター本体ａの周辺にはエン
ジンオイルのミストが浮遊しており、あるいはカム軸の
回転により跳ね上げられたエンジンオイルが飛来し、こ
れらのエンジンオイルのミストや飛来したエンジンオイ
ルがバルブリフター本体ａのカム摺接面ａ1に付着して
カム摺接面にオイルの被膜が形成され、カムｂとバルブ
リフター本体ａのカム摺接面ａ1間の円滑な摺接動作が
確保されるようになっている。
ジンオイルのミストが浮遊しており、あるいはカム軸の
回転により跳ね上げられたエンジンオイルが飛来し、こ
れらのエンジンオイルのミストや飛来したエンジンオイ
ルがバルブリフター本体ａのカム摺接面ａ1に付着して
カム摺接面にオイルの被膜が形成され、カムｂとバルブ
リフター本体ａのカム摺接面ａ1間の円滑な摺接動作が
確保されるようになっている。
【０００４】
【発明の解決しようとする課題】しかしバルブリフター
本体ａのカム摺接面ａ1をカムｂが摺接することで、カ
ム摺接面上のオイル皮膜が剥ぎ取られ、このオイル被膜
の剥ぎ取られた所定部位におけるオイル被膜の再成が間
に合わず、乾いた状態（オイル濡れ性が不十分な状態）
のカム摺接面にカムが再び摺接する場合がある。この様
な場合には、カム摺接面における摩耗度が激しく、カム
摺接面の局部的摩耗や騒音発生の原因となるという問題
があった。
本体ａのカム摺接面ａ1をカムｂが摺接することで、カ
ム摺接面上のオイル皮膜が剥ぎ取られ、このオイル被膜
の剥ぎ取られた所定部位におけるオイル被膜の再成が間
に合わず、乾いた状態（オイル濡れ性が不十分な状態）
のカム摺接面にカムが再び摺接する場合がある。この様
な場合には、カム摺接面における摩耗度が激しく、カム
摺接面の局部的摩耗や騒音発生の原因となるという問題
があった。
【０００５】本発明は前記従来技術の問題点に鑑みなさ
れたもので、その目的は、カム摺接面における適正なオ
イル濡れ性を確保できる内燃機関用バルブリフターを提
供することにある。
れたもので、その目的は、カム摺接面における適正なオ
イル濡れ性を確保できる内燃機関用バルブリフターを提
供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項１に係る内燃機関用バルブリフターにおいて
は、カムとバルブステム間に介装され、天板頂面がカム
に摺接するカップ型バルブリフター本体を備えた内燃機
関用バルブリフターにおいて、天板の少なくともカム摺
接面に複数個のオイルディンプルを設けるようにしたも
のである。
に、請求項１に係る内燃機関用バルブリフターにおいて
は、カムとバルブステム間に介装され、天板頂面がカム
に摺接するカップ型バルブリフター本体を備えた内燃機
関用バルブリフターにおいて、天板の少なくともカム摺
接面に複数個のオイルディンプルを設けるようにしたも
のである。
【０００７】請求項２に係る内燃機関用バルブリフター
においては、請求項１記載の内燃機関用バルブリフター
において、カップ型バルブリフター本体を、油圧ユニッ
トを内蔵する油圧式バルブリフター本体によって構成す
るようにしたものである。請求項３に係る内燃機関用バ
ルブリフターにおいては、カムとバルブステム間に介装
され、天板頂面に載置されたアウターシムの頂面がカム
に摺接するカップ型バルブリフター本体を備えた内燃機
関用バルブリフターにおいて、アウターシムの少なくと
もカム摺接面に複数個のオイルディンプルを設けるよう
にしたものである。
においては、請求項１記載の内燃機関用バルブリフター
において、カップ型バルブリフター本体を、油圧ユニッ
トを内蔵する油圧式バルブリフター本体によって構成す
るようにしたものである。請求項３に係る内燃機関用バ
ルブリフターにおいては、カムとバルブステム間に介装
され、天板頂面に載置されたアウターシムの頂面がカム
に摺接するカップ型バルブリフター本体を備えた内燃機
関用バルブリフターにおいて、アウターシムの少なくと
もカム摺接面に複数個のオイルディンプルを設けるよう
にしたものである。
【０００８】請求項４に係る内燃機関用バルブリフター
においては、請求項３記載の内燃機関用バルブリフター
において、カップ型バルブリフター本体を、油圧ユニッ
トを内蔵する油圧式バルブリフター本体によって構成す
るようにしたものである。
においては、請求項３記載の内燃機関用バルブリフター
において、カップ型バルブリフター本体を、油圧ユニッ
トを内蔵する油圧式バルブリフター本体によって構成す
るようにしたものである。
【０００９】
【作用】請求項１，３では、カムがオイルディンプル上
を通過することで、オイルディンプル内のエンジンオイ
ルはカムに付着して他のカム摺接面に運ばれる。オイル
ディンプルが存在しない場合には、カム摺接面上をカム
が摺接することで、カム摺接面上のオイル被膜が剥ぎ取
られて、オイルミストの自然落下や飛散オイルの付着に
よるオイル被膜の再成が間に合わずにカム摺接面のオイ
ル濡れ性が不十分な場合があるが、オイルディンプルが
存在する場合には、オイルディンプル内のエンジンオイ
ルの一部がカムに付着して運び出されるものの、オイル
ディンプル内のエンジンオイルの液面はカム摺接面に略
面一で、オイルディンプル相当部だけはオイル（被膜）
が存在する。
を通過することで、オイルディンプル内のエンジンオイ
ルはカムに付着して他のカム摺接面に運ばれる。オイル
ディンプルが存在しない場合には、カム摺接面上をカム
が摺接することで、カム摺接面上のオイル被膜が剥ぎ取
られて、オイルミストの自然落下や飛散オイルの付着に
よるオイル被膜の再成が間に合わずにカム摺接面のオイ
ル濡れ性が不十分な場合があるが、オイルディンプルが
存在する場合には、オイルディンプル内のエンジンオイ
ルの一部がカムに付着して運び出されるものの、オイル
ディンプル内のエンジンオイルの液面はカム摺接面に略
面一で、オイルディンプル相当部だけはオイル（被膜）
が存在する。
【００１０】請求項２，４では、バルブリフター本体が
油圧式であるため、非油圧式（メカニカル式）のバルブ
リフター本体よりもさらに円滑なバルブの昇降動作が可
能となる。
油圧式であるため、非油圧式（メカニカル式）のバルブ
リフター本体よりもさらに円滑なバルブの昇降動作が可
能となる。
【００１１】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図１および図２は本発明の第１の実施例であるバ
ルブリフターを示すもので、図１は本発明の第１の実施
例であるバルブリフターを構成するバルブリフター本体
の平面図、図２は同リフター本体の縦断面図（図１に示
す線II−IIに沿う断面図）である。
する。図１および図２は本発明の第１の実施例であるバ
ルブリフターを示すもので、図１は本発明の第１の実施
例であるバルブリフターを構成するバルブリフター本体
の平面図、図２は同リフター本体の縦断面図（図１に示
す線II−IIに沿う断面図）である。
【００１２】これらの図において、バルブリフター本体
１０Ａは、頂面がカムｂに当接し、裏面がバルブステム
ｃの上端部に当接する円盤状の天板１２と、この天板１
２の外周縁からスカート状に延出してシリンダｅに摺接
する円筒部１４とが一体化されたカップ型で、例えば鍛
造やスタンピング成形によってつくられている。天板１
２の頂面には、エンジンオイルを保持する多数のオイル
ディンプル１３が設けられている。オイルディンプル１
３は、天板１２のカム摺接面全体に均一に分散配置され
ており、カムｂがカム摺接面に摺接することで、カム摺
接面全体に常にエンジンオイルの被覆が形成されるよう
になっている。即ち、カムｂの回転による摺接動作に連
係し、天板１２（バルブリフター本体１０Ａ）がシリン
ダｅ内を周方向に回動するが、カムｂがカム摺接面に摺
接する際に、オイルディンプル１３内のエンジンオイル
がカムｂに付着して、カム摺接面上のオイルディンプル
１３を除いた領域（以下、オイルディンプル非形成面領
域という）全体に運ばれて、常にカム摺接面におけるオ
イル濡れ性が保証されている。
１０Ａは、頂面がカムｂに当接し、裏面がバルブステム
ｃの上端部に当接する円盤状の天板１２と、この天板１
２の外周縁からスカート状に延出してシリンダｅに摺接
する円筒部１４とが一体化されたカップ型で、例えば鍛
造やスタンピング成形によってつくられている。天板１
２の頂面には、エンジンオイルを保持する多数のオイル
ディンプル１３が設けられている。オイルディンプル１
３は、天板１２のカム摺接面全体に均一に分散配置され
ており、カムｂがカム摺接面に摺接することで、カム摺
接面全体に常にエンジンオイルの被覆が形成されるよう
になっている。即ち、カムｂの回転による摺接動作に連
係し、天板１２（バルブリフター本体１０Ａ）がシリン
ダｅ内を周方向に回動するが、カムｂがカム摺接面に摺
接する際に、オイルディンプル１３内のエンジンオイル
がカムｂに付着して、カム摺接面上のオイルディンプル
１３を除いた領域（以下、オイルディンプル非形成面領
域という）全体に運ばれて、常にカム摺接面におけるオ
イル濡れ性が保証されている。
【００１３】さらに詳しく説明すると、カムｂが天板１
３に摺接する際に、カムｂにはオイルディンプル１３内
のエンジンオイルが付着し、カムｂが回転することでカ
ムに付着したこのエンジンオイルがカム摺接面の他の領
域に運ばれてオイル被膜の形成に寄与する。またオイル
ディンプル非形成領域では、カムｂが天板１２に摺接す
ることでカム摺接面上のエンジンオイルの被膜が剥ぎ取
られるが、オイルディンプル１３内では、カムｂに付着
することでエンジンオイルが運び出されるものの、オイ
ルミストおよび飛来したオイルによりオイルディンプル
１３内のオイルの液面は常にカム摺接面と略面一に保持
されるので、オイルディンプル１３の全く設けられてい
ない従来のカム摺接面に比べると良好なオイル濡れ性が
保証されるのである。なお符号１５は天板１２の裏面に
形成されているバルブステム当接用の肉厚部である。
３に摺接する際に、カムｂにはオイルディンプル１３内
のエンジンオイルが付着し、カムｂが回転することでカ
ムに付着したこのエンジンオイルがカム摺接面の他の領
域に運ばれてオイル被膜の形成に寄与する。またオイル
ディンプル非形成領域では、カムｂが天板１２に摺接す
ることでカム摺接面上のエンジンオイルの被膜が剥ぎ取
られるが、オイルディンプル１３内では、カムｂに付着
することでエンジンオイルが運び出されるものの、オイ
ルミストおよび飛来したオイルによりオイルディンプル
１３内のオイルの液面は常にカム摺接面と略面一に保持
されるので、オイルディンプル１３の全く設けられてい
ない従来のカム摺接面に比べると良好なオイル濡れ性が
保証されるのである。なお符号１５は天板１２の裏面に
形成されているバルブステム当接用の肉厚部である。
【００１４】図３および図４は本発明の第２の実施例で
あるバルブリフターを示し、図３はバルブリフター本体
の平面図、図４は同リフター本体の縦断面図（図３に示
す線IV−IVに沿う断面図）である。この第２の実施例に
おけるバルブリフターは、カップ型のバルブリフター本
体１０Ｂの頂面にアウターシム２０が載置されて、アウ
ターシム２０の頂面がカムに摺接する構造となってい
る。
あるバルブリフターを示し、図３はバルブリフター本体
の平面図、図４は同リフター本体の縦断面図（図３に示
す線IV−IVに沿う断面図）である。この第２の実施例に
おけるバルブリフターは、カップ型のバルブリフター本
体１０Ｂの頂面にアウターシム２０が載置されて、アウ
ターシム２０の頂面がカムに摺接する構造となってい
る。
【００１５】バルブリフター本体１０Ｂの天板１２頂面
には、内側にくぼんだシム座１１が設けられ、このシム
座１１に円盤形状のアウターシム２０が載置され、アウ
ターシム２０の頂面２０ａに複数のオイルディンプル１
３が設けられている。その他は前記第１の実施例と同一
であり、同一の符号を付すことによりその説明は省略す
る。
には、内側にくぼんだシム座１１が設けられ、このシム
座１１に円盤形状のアウターシム２０が載置され、アウ
ターシム２０の頂面２０ａに複数のオイルディンプル１
３が設けられている。その他は前記第１の実施例と同一
であり、同一の符号を付すことによりその説明は省略す
る。
【００１６】図５および図６は本発明の第３の実施例で
あるバルブリフターを示し、図５はバルブリフター本体
の平面図、図６は同リフター本体の縦断面図（図５に示
す線VI−VIに沿う断面図）である。前記した２つの実施
例では、バルブリフター本体の天板の裏面にバルブステ
ム当接用の肉厚部１５が形成されて、バルブリフター本
体の天板１２がバルブステム上端部に直接当接（インナ
ーシムを介して当接する場合も含む）する構造となって
いるが、本実施例のバルブリフターは、バルブリフター
本体１０Ｃに油圧ユニット３０が内蔵された構造（油圧
式バルブリフター本体）となっている。
あるバルブリフターを示し、図５はバルブリフター本体
の平面図、図６は同リフター本体の縦断面図（図５に示
す線VI−VIに沿う断面図）である。前記した２つの実施
例では、バルブリフター本体の天板の裏面にバルブステ
ム当接用の肉厚部１５が形成されて、バルブリフター本
体の天板１２がバルブステム上端部に直接当接（インナ
ーシムを介して当接する場合も含む）する構造となって
いるが、本実施例のバルブリフターは、バルブリフター
本体１０Ｃに油圧ユニット３０が内蔵された構造（油圧
式バルブリフター本体）となっている。
【００１７】即ち、バルブリフター本体１０Ｃ内に、有
底円筒型のボディ３１，ボディ３１の内側に収容された
有底円筒型のプランジャ３２，プランジャ３２の小孔３
６ｃを閉塞する方向に付勢されたチェックボール３３等
から構成された油圧ユニット３０が、円筒部１４の内周
に固定されたスリーブ３５によって支持されて、バルブ
リフター本体１０Ｃ内に、シリンダに設けられたオイル
ギャラリ（図示せず）と円筒部１４に穿設された作動オ
イル供給孔３６ａを介し連通する副リザーバＲ 1，天板
１２の裏面に形成されたリセス３６ｂを介して副リザー
バＲ1に連通する主リザーバＲ2およびチェックボール３
３によって閉塞される小孔３６ｃを介し連通する高圧室
Ｓが形成された構造となっている。また天板１２のカム
摺接面には、旋回して放射状に延びるオイルディンプル
１３が設けられて、カム摺接面のオイル濡れ性が確保さ
れている。
底円筒型のボディ３１，ボディ３１の内側に収容された
有底円筒型のプランジャ３２，プランジャ３２の小孔３
６ｃを閉塞する方向に付勢されたチェックボール３３等
から構成された油圧ユニット３０が、円筒部１４の内周
に固定されたスリーブ３５によって支持されて、バルブ
リフター本体１０Ｃ内に、シリンダに設けられたオイル
ギャラリ（図示せず）と円筒部１４に穿設された作動オ
イル供給孔３６ａを介し連通する副リザーバＲ 1，天板
１２の裏面に形成されたリセス３６ｂを介して副リザー
バＲ1に連通する主リザーバＲ2およびチェックボール３
３によって閉塞される小孔３６ｃを介し連通する高圧室
Ｓが形成された構造となっている。また天板１２のカム
摺接面には、旋回して放射状に延びるオイルディンプル
１３が設けられて、カム摺接面のオイル濡れ性が確保さ
れている。
【００１８】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
１又は３に係る内燃機関用バルブリフターによれば、カ
ムがカム摺接面上のオイルを剥ぎ取ったとしても、オイ
ルディンプル内のオイルによってカム摺接面におけるオ
イル濡れ性が保証されるので、カムとバルブリフター本
体間のスムーズな摺接動作、即ちバルブの円滑な開閉作
動が確保される。
１又は３に係る内燃機関用バルブリフターによれば、カ
ムがカム摺接面上のオイルを剥ぎ取ったとしても、オイ
ルディンプル内のオイルによってカム摺接面におけるオ
イル濡れ性が保証されるので、カムとバルブリフター本
体間のスムーズな摺接動作、即ちバルブの円滑な開閉作
動が確保される。
【００１９】請求項２，４では、バルブリフター本体が
油圧式であるため、非油圧式（メカニカル式）のバルブ
リフター本体よりもさらにバルブのスムーズな開閉動作
が確保される。
油圧式であるため、非油圧式（メカニカル式）のバルブ
リフター本体よりもさらにバルブのスムーズな開閉動作
が確保される。
【図１】本発明の第１の実施例であるバルブリフター本
体の平面図
体の平面図
【図２】同リフター本体の縦断面図（図１に示す線II−
IIに沿う断面図）
IIに沿う断面図）
【図３】本発明の第２の実施例であるバルブリフターの
平面図
平面図
【図４】同リフター本体の縦断面図（図３に示す線IV−
IVに沿う断面図）
IVに沿う断面図）
【図５】本発明の第３の実施例であるバルブリフターの
平面図
平面図
【図６】同リフター本体の縦断面図（図５に示す線VI−
VIに沿う断面図）
VIに沿う断面図）
【図７】従来のバルブリフターを組付けた動弁機構の断
面図
面図
ｂ カム ｃ バルブステム １０Ａ〜１０Ｃ バルブリフター本体 １２天板 １３オイルディンプル １４円筒部 ２０ アウターシム ３０ 油圧ユニット
Claims (4)
- 【請求項１】 カムとバルブステム間に介装され、天板
頂面がカムに摺接するカップ型バルブリフター本体を備
えた内燃機関用バルブリフターにおいて、 前記天板の少なくともカム摺接面に複数個のオイルディ
ンプルが設けられたことを特徴とする内燃機関用バルブ
リフター。 - 【請求項２】 前記カップ型バルブリフター本体は、油
圧ユニットを内蔵する油圧式バルブリフター本体によっ
て構成されたことを特徴とする請求項１記載の内燃機関
用バルブリフター。 - 【請求項３】 カムとバルブステム間に介装され、天板
頂面に載置されたアウターシムの頂面がカムに摺接する
カップ型バルブリフター本体を備えた内燃機関用バルブ
リフターにおいて、 前記アウターシムの少なくともカム摺接面に複数個のオ
イルディンプルが設けられたことを特徴とする内燃機関
用バルブリフター。 - 【請求項４】 前記カップ型バルブリフター本体は、油
圧ユニットを内蔵する油圧式バルブリフター本体によっ
て構成されたことを特徴とする請求項３記載の内燃機関
用バルブリフター。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11999894A JP3393922B2 (ja) | 1994-06-01 | 1994-06-01 | 内燃機関用バルブリフター |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11999894A JP3393922B2 (ja) | 1994-06-01 | 1994-06-01 | 内燃機関用バルブリフター |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07332034A true JPH07332034A (ja) | 1995-12-19 |
| JP3393922B2 JP3393922B2 (ja) | 2003-04-07 |
Family
ID=14775371
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11999894A Expired - Fee Related JP3393922B2 (ja) | 1994-06-01 | 1994-06-01 | 内燃機関用バルブリフター |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3393922B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011078533A3 (ko) * | 2009-12-21 | 2011-11-10 | 두산인프라코어 주식회사 | 한계하중을 증가시킬 수 있도록 구조가 개선된 캠 종동자 |
| JP2013007337A (ja) * | 2011-06-24 | 2013-01-10 | Aisin Seiki Co Ltd | チェーンケース |
| CN103182631A (zh) * | 2011-12-27 | 2013-07-03 | 斗山英维高株式会社 | 发动机配气机构用挺杆制造方法及其挺杆 |
| CN107676140A (zh) * | 2017-10-17 | 2018-02-09 | 劳福厚 | 一种摩托车发动机气门摇臂机构 |
| CN113710880A (zh) * | 2019-04-18 | 2021-11-26 | 株式会社理研 | 滑动部件 |
-
1994
- 1994-06-01 JP JP11999894A patent/JP3393922B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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