JPH07326836A - 金属ベース多層回路基板 - Google Patents

金属ベース多層回路基板

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Publication number
JPH07326836A
JPH07326836A JP6120065A JP12006594A JPH07326836A JP H07326836 A JPH07326836 A JP H07326836A JP 6120065 A JP6120065 A JP 6120065A JP 12006594 A JP12006594 A JP 12006594A JP H07326836 A JPH07326836 A JP H07326836A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit board
metal
metal base
base circuit
insulating layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP6120065A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiki Saito
俊樹 斉藤
Makoto Fukuda
誠 福田
Tomohiro Miyakoshi
智寛 宮腰
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denka Co Ltd
Original Assignee
Denki Kagaku Kogyo KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Denki Kagaku Kogyo KK filed Critical Denki Kagaku Kogyo KK
Priority to JP6120065A priority Critical patent/JPH07326836A/ja
Publication of JPH07326836A publication Critical patent/JPH07326836A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Insulated Metal Substrates For Printed Circuits (AREA)
  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱放散性とノイズシ−ルド性に優れる金属ベ
ース多層回路基板を提供すること。 【構成】 金属板上の少なくとも一主面上に絶縁層を介
して回路パターンを有する金属ベース回路基板上に、少
なくとも一層以上の金属ベース回路基板を搭載したこと
を特徴とする金属ベース多層回路基板を構成とする。 【効果】 本発明の金属ベース多層回路基板は熱放散
性、ノイズシ−ルド性が共に優れるので、各種半導体搭
載用の回路基板として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金属ベース多層回路基
板、特に熱放散性が良好でしかもノイズシ−ルド性に優
れた金属ベース多層回路基板に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体搭載用の回路基板では高密
度実装化および高性能化が要求され、半導体素子の小型
化、高性能化、更に配線の微細化、高密度化にともな
い、半導体素子から発生した熱を如何に放散するかとい
うことが問題となっている。このような要求のもと、電
源分野を中心に金属板上に絶縁層を介して導電性金属箔
を張り合わせた金属ベース回路基板が優れた熱放散性を
有するので使用されてきている。
【0003】しかし、金属ベース回路基板は金属板の上
に薄い絶縁層を塗布した構造であるためノイズが発生し
やすく、モジュールの誤動作を引き起こしやすいという
問題があった。このノイズをシールドし、更に高密度実
装化するため、例えば、金属ベース基板上に両面に回路
を有する上層回路基板を積層して、その上層基板上に発
熱性の電子部品を搭載した金属ベース多層回路基板が使
用されるようになってきている。この金属ベース多層回
路基板においては、上層回路基板の絶縁層である絶縁基
板、この上層回路基板を接着するための接着剤層、金属
ベース回路基板の絶縁層と多数の絶縁層を通して発生し
た熱が放散されるが、その放散性が不十分であるため、
電子部品の温度が上昇し、ひいては誤動作を生じるとい
う問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる問題点
に鑑みてなされたものであって、熱放散性に優れかつノ
イズシ−ルド性が良好な金属ベ−ス多層回路基板を提供
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、金属板上の少
なくとも一主面上に絶縁層を介して回路パターンを有す
る金属ベース回路基板上に、少なくとも一層以上の金属
ベース回路基板を搭載したことを特徴とする金属ベ−ス
多層回路基板である。
【0006】以下、図を用いて本発明について詳細に説
明する。尚、以下の説明においては、下方に位置する金
属ベース回路基板から、順次第一の金属ベース回路基
板、第二の金属ベース回路基板と言うように呼称する。
図1は、本発明の金属ベース多層回路基板の構造の一例
を示す。本発明の金属ベース多層基板は、金属板1上に
絶縁層2を介して回路7が形成された第一の金属ベース
回路基板8の上に、接着剤層3を介して第二の金属ベー
ス回路基板9が積層され一体化された構造を有する。こ
の第二の金属ベース回路基板9は第一の金属ベース回路
基板8と同様に金属板4上の絶縁層5の上に回路6が形
成されている。図示していないが、第一及び第二の金属
ベース回路基板8、9上の回路6、7上には、半導体素
子等の各種の電子、電気部品が必要に応じていろいろに
組み合わされ搭載される。
【0007】第二層以上の金属ベース回路基板は、その
下層の金属ベース回路基板の全面の大きさでも良いし、
一部でも良い。一般的には図に示すように、高発熱性の
電子部品は第一の金属ベース回路基板8上に、比較的熱
発生の少なくてノイズの影響を嫌う電子部品が第二の金
属ベース回路基板9上に優先的に配置されるので、第一
の金属ベース回路基板8上の一部分に第二の金属ベース
回路基板9が積層される。又、回路設計上の理由などか
ら必要に応じて、回路パターンを有しない金属ベ−ス回
路基板を用いることもできる。
【0008】本発明の金属ベース回路基板に用いる金属
板1及び4としては、良熱伝導性を持つアルミニウム及
びアルミニウム合金、銅及び銅合金、鉄及び鉄合金等、
あるいは銅/鉄−ニッケル系合金/銅、アルミニウム/
鉄−ニッケル系合金/アルミニウム等の複合材料等が使
用可能である。また、金属板1の厚みとしては、特に制
限はないが0.5mm〜3.0mmが一般に用いられる。
【0009】回路6及び7の材質は銅、アルミニウム、
ニッケル、鉄、錫、銀、チタニウムのいずれか、又は、
これらの金属を2種以上含む合金及びそれぞれの金属を
使用したクラッド箔が用いられる。又、この時の箔の製
造方法は電解法でも圧延法で作製したものでもよく、箔
上にはNiめっき、Ni+Auめっき、はんだめっきな
どの金属めっきが施されていてもかまわない。
【0010】又、本発明に用いる絶縁層2及び5として
は、各種セラミックス、無機粉体を含有する樹脂絶縁
層、ガラス繊維を含有する樹脂絶縁層、及び耐熱性樹脂
絶縁層を用い、その厚みは20〜200μmが好ましい。前
記無機粉体としては、アルミナ、ベリリヤ、ボロンナイ
トライド、マグネシア、シリカ、窒化ケイ素、窒化アル
ミ等が好ましく、樹脂としては、エポキシ樹脂、フェノ
ール樹脂、ポリイミド樹脂、各種エンジニアプラスチッ
クが用いられる。
【0011】接着剤層3にはアクリル系、ポリイミド
系、エポキシ系、シリコーン系、ウレタン系等をはじめ
としてあらゆる有機接着剤を用いることができる。
【0012】以下、実施例に基づき、発明の内容を具体
的に説明する。
【0013】
【実施例】
〔実施例1〕510mm×510mm×1.5mmのアルミニウ
ム板上に絶縁層としてアルミナを充填したエポキシ樹脂
を80μmの厚みで塗布し、35μm厚みの銅箔を張り合わ
せ加熱硬化した後、エッチングにより所望の回路を形成
した。この金属ベース回路基板母板を作製した後、金型
により150mm×90mmサイズに打ち抜き、デンカHI
TTプレートを作製し、第一の金属ベース回路基板とし
た。その後、別途回路形成され80mm×70mmサイズに
外形加工されたアルミニウム板厚み1.5mm、絶縁層厚
み80μm、銅箔厚み35μmの第二の金属ベース回路基板
を、厚さ25μmの接着シート(デュポン(株)製、パイ
ララックス)を用いて張り合わせた。このようにして形
成された金属ベ−ス多層回路基板の熱抵抗、ノイズシ−
ルド性を下記の測定方法により測定した。その結果、熱
抵抗は1.2℃/Wであり、ノイズシ−ルド性は13dBで
あった。
【0014】<熱抵抗の測定方法>第一の金属ベ−ス回
路基板上に第二の金属ベ−ス回路基板が積層された金属
ベ−ス多層回路基板の第二の金属ベ−ス回路基板上の金
属箔をエッチングして10mm×15mmのパッド部を形成
し、この上にトランジスター(TO-220、(株)東芝製)
をはんだ付けする。第一の金属ベ−ス回路基板の金属板
面側を冷却し、トランジスターに通電して、通電量とト
ランジスター側と第一の金属ベ−ス回路基板の金属板面
側の温度差より熱抵抗を測定した(この方法は、デンカ
HITTプレートカタログに記載されている金属ベース
回路基板を金属ベース多層回路基板で置き換えたものに
相当する)。
【0015】<ノイズシ−ルド性の測定方法>実施例1
のようにして得られた金属ベ−ス多層回路基板におい
て、第一の金属ベ−ス回路基板上に形成された回路と同
一の回路を第二の金属ベ−ス回路基板上に形成し、20
0kHzに於いて第二の金属ベ−ス回路基板上に形成さ
れた回路のみによって発生するノイズ量から、同じく2
00kHzに於いて第一の金属ベ−ス回路基板上に形成
された回路のみによって発生するノイズ量を差し引いた
量をノイズ低減量とし、この値(dB)をノイズシ−ル
ド性とした。ノイズ発生量は横河ヒュ−レットパッカ−
ド(株)社製 2/4 チャンネルFFTアナライザ−HP
25670Aにて測定した。
【0016】〔実施例2〕まず、510mm×510mm×1.
5mmのアルミニウム板上に絶縁層としてアルミナを充
填したエポキシ樹脂を150μmの厚みで塗布し、35μm厚
みの銅箔を張り合わせ加熱硬化した後、エッチングによ
り所望の回路を形成した。この金属ベース回路基板母板
を作製した後、金型により150mm×90mmサイズに打
ち抜き、デンカHITTプレートを作製し、第一の金属
ベース回路基板とした。その後、別に回路形成され80m
m×70mmサイズに外形加工されたアルミニウム板厚み
1.5mm、絶縁層厚み80μm、銅箔厚み35μmの第二の
金属ベース回路基板を厚さ25μmの接着シート(デュポ
ン(株)製、パイララックス)を用いて張り合わせた。
この金属ベ−ス多層回路基板について、熱抵抗とノイズ
シ−ルド性を測定した。その結果、熱抵抗は1.6℃/W
であり、ノイズシ−ルド性は13dBであった。
【0017】〔比較例1〕比較例として、510mm×510
mm×1.5mmのアルミニウム板上に絶縁層としてアル
ミナを充填したエポキシ樹脂を80μmの厚みで塗布し、
35μm厚みの銅箔を張り合わせた後、エッチングにより
所望の回路を形成した。この金属ベース回路基板母板を
作製した後、金型により150mm×90mmサイズに打ち
抜きデンカHITTプレートを作製し、第一の金属ベー
ス回路基板とした。つぎに、箔厚みが両面ともに35μm
で基材のガラスエポキシ材の厚みが100μmの両面ガラ
スエポキシ基板を、所望の回路及びスルーホールを形成
後、予め同形状に打ち抜かれた厚みが25μmのプリプレ
グを用いて前記の第一の金属ベース回路基板の絶縁層上
に張り合わせた。上記の上層にガラスエポキシ回路基板
を搭載した金属ベ−ス多層回路基板について、実施例1
と同様な測定方法で、熱抵抗とノイズシ−ルド性を測定
した。その結果、熱抵抗は3.1℃/Wであり、ノイズシ
−ルド性は15dBであった。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、熱放散性に優れしかも
ノイズシ−ルド性の良好な金属ベ−ス多層回路基板を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例を示す金属ベース多層回路基板の
断面図である。 1、4 金属板 2、5 絶縁層 3 接着剤層 6、7 金属箔 8 第一の金属ベース回路基板 9 第二の金属ベース回路基板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属板上の少なくとも一主面上に絶縁層
    を介して回路パターンを有する金属ベース回路基板上
    に、少なくとも一層以上の金属ベース回路基板を搭載し
    たことを特徴とする金属ベ−ス多層回路基板。
JP6120065A 1994-06-01 1994-06-01 金属ベース多層回路基板 Pending JPH07326836A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6120065A JPH07326836A (ja) 1994-06-01 1994-06-01 金属ベース多層回路基板

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6120065A JPH07326836A (ja) 1994-06-01 1994-06-01 金属ベース多層回路基板

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JPH07326836A true JPH07326836A (ja) 1995-12-12

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ID=14777026

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JP6120065A Pending JPH07326836A (ja) 1994-06-01 1994-06-01 金属ベース多層回路基板

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JP (1) JPH07326836A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008218596A (ja) * 2007-03-02 2008-09-18 Denki Kagaku Kogyo Kk 金属ベース回路基板及びその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008218596A (ja) * 2007-03-02 2008-09-18 Denki Kagaku Kogyo Kk 金属ベース回路基板及びその製造方法

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