JPH07322511A - 空気電池を用いた電源装置 - Google Patents
空気電池を用いた電源装置Info
- Publication number
- JPH07322511A JPH07322511A JP13089394A JP13089394A JPH07322511A JP H07322511 A JPH07322511 A JP H07322511A JP 13089394 A JP13089394 A JP 13089394A JP 13089394 A JP13089394 A JP 13089394A JP H07322511 A JPH07322511 A JP H07322511A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- power
- battery
- state
- switch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- Y02E60/128—
Landscapes
- Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
- Hybrid Cells (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】主電源スイッチがオフのときには酸素の供給を
抑止して電池反応を抑制することにより電池の寿命を有
効に利用し得るようにした空気電池を用いた電源装置を
提供する。 【構成】空気電池と、給電対象機器への給電のオン・オ
フを切替制御する電源スイッチと、該電源スイッチのオ
ン状態とオフ状態に対応して前記空気電池の空気孔を開
き状態と閉じ状態にする空気孔制御機構とを備えた構成
を有している。
抑止して電池反応を抑制することにより電池の寿命を有
効に利用し得るようにした空気電池を用いた電源装置を
提供する。 【構成】空気電池と、給電対象機器への給電のオン・オ
フを切替制御する電源スイッチと、該電源スイッチのオ
ン状態とオフ状態に対応して前記空気電池の空気孔を開
き状態と閉じ状態にする空気孔制御機構とを備えた構成
を有している。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は空気電池を用いた電源装
置に関するものである。
置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】空気中の酸素を正極物質に、負極に金属
活物質を用いる空気電池は広範な産業分野で用いられて
おり、その一種であるボタン電池と呼称されている小形
電池は、腕時計，カメラ，電卓，電子手帳，電子ゲーム
などの携帯機器の電源として広く利用されている。
活物質を用いる空気電池は広範な産業分野で用いられて
おり、その一種であるボタン電池と呼称されている小形
電池は、腕時計，カメラ，電卓，電子手帳，電子ゲーム
などの携帯機器の電源として広く利用されている。
【０００３】図３（ａ）は、ボタン形空気電池の代表的
な構造例としてＰＲ４４を示す。底部に２個の空気孔１
を持つニッケルめっきされた鋼製の正極容器２の中に、
空気孔１から触媒層３への酸素の拡散を均一にさせるセ
ルローズからなる拡散紙４，空気極５，セロハンセパレ
ータ６，電界液含浸材の順に構成される。ニッケル・ス
テンレス・銅の三層クラッド鋼よりなる負極容器７の中
に、永久亜鉛粉末，少量のゲル化剤，電界液からなる亜
鉛負極８があり、ガスケット９を介して封口されてい
る。使用時には、外底のシール紙１０を剥がし、空気孔
１を開けた状態で用いる。空気極５は図３（ｂ）に示す
ように触媒層３，撥水膜３ａの二層からなり、その拡大
図を図３（ｃ）に示す。空気流入側の撥水膜３ａは一般
的に、多孔性四フッ化エチレン樹脂からなり、細孔径，
細孔数を使用目的に合わせて選び、大気の出入りの制
御，漏液の防止を行う。金属スクリーン３ｂは集電体で
ある。空気孔１は孔径０．５ｍｍ，個数は１〜４個であ
り、サイズ，用途に合わせて孔数が決められる。
な構造例としてＰＲ４４を示す。底部に２個の空気孔１
を持つニッケルめっきされた鋼製の正極容器２の中に、
空気孔１から触媒層３への酸素の拡散を均一にさせるセ
ルローズからなる拡散紙４，空気極５，セロハンセパレ
ータ６，電界液含浸材の順に構成される。ニッケル・ス
テンレス・銅の三層クラッド鋼よりなる負極容器７の中
に、永久亜鉛粉末，少量のゲル化剤，電界液からなる亜
鉛負極８があり、ガスケット９を介して封口されてい
る。使用時には、外底のシール紙１０を剥がし、空気孔
１を開けた状態で用いる。空気極５は図３（ｂ）に示す
ように触媒層３，撥水膜３ａの二層からなり、その拡大
図を図３（ｃ）に示す。空気流入側の撥水膜３ａは一般
的に、多孔性四フッ化エチレン樹脂からなり、細孔径，
細孔数を使用目的に合わせて選び、大気の出入りの制
御，漏液の防止を行う。金属スクリーン３ｂは集電体で
ある。空気孔１は孔径０．５ｍｍ，個数は１〜４個であ
り、サイズ，用途に合わせて孔数が決められる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このような空気電池を
例えばページャル（ポケットベル）のような電子機器に
使用した場合、主電源スイッチのオフの状態でも、空気
孔１から連続して酸素供給が行われている。従って、主
電源スイッチのオン・オフに係わらず、電池の寿命はほ
ぼ一定であり、無駄に消費されていることになる。
例えばページャル（ポケットベル）のような電子機器に
使用した場合、主電源スイッチのオフの状態でも、空気
孔１から連続して酸素供給が行われている。従って、主
電源スイッチのオン・オフに係わらず、電池の寿命はほ
ぼ一定であり、無駄に消費されていることになる。
【０００５】本発明の目的は、従来技術のこのような欠
点を解消し、主電源スイッチがオフのときには酸素の供
給を抑止して電池反応を抑制することにより電池の寿命
を有効に利用し得るようにした空気電池を用いた電源装
置を提供することにある。
点を解消し、主電源スイッチがオフのときには酸素の供
給を抑止して電池反応を抑制することにより電池の寿命
を有効に利用し得るようにした空気電池を用いた電源装
置を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明による空気電池を用いた電源装置は、空気電
池と、給電対象機器への給電のオン・オフを切替制御す
る電源スイッチと、該電源スイッチのオン状態とオフ状
態に対応して前記空気電池の空気孔を開き状態と閉じ状
態にする空気孔制御機構とを備えた構成を有している。
に、本発明による空気電池を用いた電源装置は、空気電
池と、給電対象機器への給電のオン・オフを切替制御す
る電源スイッチと、該電源スイッチのオン状態とオフ状
態に対応して前記空気電池の空気孔を開き状態と閉じ状
態にする空気孔制御機構とを備えた構成を有している。
【０００７】
【実施例】以下図面により、本発明の実施例を詳細に説
明する。図１は、本発明の実施例の主要部を示すもの
で、空気電池２０からの供給電流をスライドスイッチ３
０によりオンオフ切替えする電源装置において、空気電
池２０の空気孔１を実線のように閉じる状態にするか又
は点線のように開き状態にするかのスライド動作をする
制御板４０と、スライドスイッチ３０のスライド動作を
制御板４０に伝達する連結桿４１が備えられている。
明する。図１は、本発明の実施例の主要部を示すもの
で、空気電池２０からの供給電流をスライドスイッチ３
０によりオンオフ切替えする電源装置において、空気電
池２０の空気孔１を実線のように閉じる状態にするか又
は点線のように開き状態にするかのスライド動作をする
制御板４０と、スライドスイッチ３０のスライド動作を
制御板４０に伝達する連結桿４１が備えられている。
【０００８】このような構成により、電源スイッチ３０
がオンの場合には、スライドスイッチ３０と連結桿４１
は点線矢印の方向に動作し、制御板４０が点線の位置に
移動して、空気孔１が解放される。これにより空気電池
２０の電池電圧は正規の電圧に維持される。次に、電源
スイッチ３０がオフの場合には、スライドスイッチ３０
と連結桿４１は実線矢印の方向に動き、制御板４０が図
示の位置に復旧して、空気孔１が閉じ状態となる。実用
上は、空気孔１を完全に密閉状態にすることは困難であ
るから、微量の酸素は空気孔１から供給される状態とな
る。これにより、電池反応は抑制されて空気電池２０の
電池電圧の正規の電圧より低い電圧に維持されることに
なる。従って、電源スイッチ３０のオフの状態では電池
反応が抑制され、電池の無駄な消耗を著しく防止するこ
とができるため、電池の寿命を効率よく利用することが
できる。
がオンの場合には、スライドスイッチ３０と連結桿４１
は点線矢印の方向に動作し、制御板４０が点線の位置に
移動して、空気孔１が解放される。これにより空気電池
２０の電池電圧は正規の電圧に維持される。次に、電源
スイッチ３０がオフの場合には、スライドスイッチ３０
と連結桿４１は実線矢印の方向に動き、制御板４０が図
示の位置に復旧して、空気孔１が閉じ状態となる。実用
上は、空気孔１を完全に密閉状態にすることは困難であ
るから、微量の酸素は空気孔１から供給される状態とな
る。これにより、電池反応は抑制されて空気電池２０の
電池電圧の正規の電圧より低い電圧に維持されることに
なる。従って、電源スイッチ３０のオフの状態では電池
反応が抑制され、電池の無駄な消耗を著しく防止するこ
とができるため、電池の寿命を効率よく利用することが
できる。
【０００９】図２は、本発明の具体的装置への適用例を
示すものであり、筐体５０に収容された機器装置におけ
る空気電池２０，電源スイッチ３０に図１の如き制御板
４０，連結桿４１を設置したものである。動作は図１に
より説明したものと同様である。
示すものであり、筐体５０に収容された機器装置におけ
る空気電池２０，電源スイッチ３０に図１の如き制御板
４０，連結桿４１を設置したものである。動作は図１に
より説明したものと同様である。
【００１０】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、空気電池の無駄な消耗を防止してその寿命を効率
よく利用することができるため、広く利用されている空
気電池の利用機器に適用し、エネルギの効率的利用と経
済性の面からその効果は極めて大きい。
れば、空気電池の無駄な消耗を防止してその寿命を効率
よく利用することができるため、広く利用されている空
気電池の利用機器に適用し、エネルギの効率的利用と経
済性の面からその効果は極めて大きい。
【図１】本発明の実施例を示す平面略図である。
【図２】本発明の具体的装置への適用例を示す斜視図で
ある。
ある。
【図３】空気電池の構造を説明するための断面を含む正
面図（ａ），一部拡大斜視図（ｂ）及び一部拡大断面図
（ｃ）である。
面図（ａ），一部拡大斜視図（ｂ）及び一部拡大断面図
（ｃ）である。
１ 空気孔 ２ 正極容器 ３ 触媒層 ３ａ 撥水膜 ３ｂ 金属スクリーン ４ 空気拡散紙 ５ 空気極 ６ セパレータ ７ 負極容器 ８ 亜鉛負極 ９ ガスケット １０ シール紙 ２０ 空気電池 ３０ スライドスイッチ ４０ 制御板 ４１ 連結桿 ５０ 筐体
Claims (1)
- 【請求項１】 空気電池と、給電対象機器への給電のオ
ン・オフを切替制御する電源スイッチと、該電源スイッ
チのオン状態とオフ状態に対応して前記空気電池の空気
孔を開き状態と閉じ状態にする空気孔制御機構とを備え
た空気電池を用いた電源装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13089394A JPH07322511A (ja) | 1994-05-23 | 1994-05-23 | 空気電池を用いた電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13089394A JPH07322511A (ja) | 1994-05-23 | 1994-05-23 | 空気電池を用いた電源装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07322511A true JPH07322511A (ja) | 1995-12-08 |
Family
ID=15045181
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13089394A Pending JPH07322511A (ja) | 1994-05-23 | 1994-05-23 | 空気電池を用いた電源装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07322511A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007501492A (ja) * | 2003-08-01 | 2007-01-25 | ザ ジレット カンパニー | 電池 |
-
1994
- 1994-05-23 JP JP13089394A patent/JPH07322511A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007501492A (ja) * | 2003-08-01 | 2007-01-25 | ザ ジレット カンパニー | 電池 |
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