JPH073166Y2 - 熱可塑性樹脂製容器 - Google Patents

熱可塑性樹脂製容器

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JPH073166Y2
JPH073166Y2 JP1986074774U JP7477486U JPH073166Y2 JP H073166 Y2 JPH073166 Y2 JP H073166Y2 JP 1986074774 U JP1986074774 U JP 1986074774U JP 7477486 U JP7477486 U JP 7477486U JP H073166 Y2 JPH073166 Y2 JP H073166Y2
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JP
Japan
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container
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welding
wall
welded
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JP1986074774U
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捷平 桝井
芳晃 東川
金光 大石
清志 三井
信裕 臼井
重義 松原
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住友化学工業株式会社
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/14Thermal energy storage

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  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、熱可塑性樹脂製容器に関するもので液状物の
充填が容易で、強度が大きく、軽量であり、耐蝕性がよ
いため、少なくとも充填時に液状である物質を充填する
容器、特に、凝固性蓄熱材の容器として適している。
「従来の技術および考案が解決しようとする問題点」 近年、太陽熱利用、廃熱回収あるいは住居環境制御の手
段として蓄熱材の利用検討が盛んである。
一般的に蓄熱を行う方法としては、物質の顕熱を利用す
る方法と潜熱を利用する方法とがある。顕熱を利用する
方法の代表的な例としては蓄熱材として水や砕石、レン
ガ、コンクリートなどを用いるものであるが、この方法
は蓄熱量を大きくしようとすると蓄熱材の容量や重量が
相当大きくなり、また、熱の放出に伴い蓄熱材自身の温
度が低下するなどの欠点があり、利用範囲が限定され
る。
これに対し、潜熱を利用する方法の例としては、無機塩
水和物や有機の結晶性物質などを用いるものがあるが、
この方法は、一定温度で起こる物質の融解・凝固の相変
化現象を利用するもので、蓄放熱に伴う蓄熱材の温度変
化が小さく、また、融解・凝固時の潜熱量が大きいた
め、一定温度の熱が利用でき、しかも、蓄熱材部分をコ
ンパクト化できる利点がある。こうした潜熱を利用する
凝固性蓄熱材の蓄熱性能および耐久性などは、凝固性蓄
熱材の特性はもちろんのこと、凝固性蓄熱材を充填する
容器の材質、形状などが非常に重要である。こうした容
器に求められる特性としては、使用環境に堪える強度お
よび耐久性を有し、蓄放熱が容易にできるよう熱伝導性
がよく、内部に充填する凝固性蓄熱材に対する耐腐食性
を有し、しかも、輸送、施工などの取扱いが容易なこと
および凝固性蓄熱材の充填が容易なことであり、また、
価格が安いことも重要である。
これまでの凝固性蓄熱材の容器としては、こうした容器
に求められる特性を考慮したものはなく、凝固性蓄熱材
をステンレス製の缶あるいは円筒状容器に密封したり、
また、プラスチック製の袋、円筒状容器などに密封した
ものなどがあるが、いずれも破損しやすいなど強度およ
び耐久性に不安があったり、熱伝導性の悪い形状であっ
たり、また、輸送、施工などの取扱い性がまったく考慮
されていないなどの種々の問題点を有するものである。
そこで、本考案は上記の問題点を改良すべく、鋭意検討
を重ねた結果、本考案に至ったものである。
「考案が解決しようとする手段」 すなわち、本考案は、まず、外側壁面の高さ方向を二つ
に分割した部品を熱可塑性樹脂で成形し、次にこれ等を
溶着一体化して容器とするもので、両部品ともその長
さ、幅方向で構成される基面上外側壁内側に、外側壁と
同一方向の多数のリブを設けておき、両部品の外側壁と
該リブの先端同志を溶着させて容器とするもので、蓄熱
材などの液状物が充填し易いように基面を貫通する少な
くとも1個の孔を設け、また、充填シールした後、液状
物が容器内で移動し易いように容器内が連通するようリ
ブを設ける。
次に、実施例、図面により詳細に説明する。
「第1実施例」 第1〜6図で説明する。
第1図は片方の部品1を溶着する側からみた平面図、第
2図は第1図部品のA−A断面矢視図、第3図は他方の
部品2を溶着する側からみた平面図、第4図は第3図部
品2のA−A断面矢視図、第5図は部品1、2を溶着し
た後の状態を示した縦断面図、第6図は溶着一体化して
得た容器の外観斜視図である。
第1〜6図で、11・12は各々部品1・2の長さ、幅方向
で構成される基面、12・22は各々部品1・2の外側壁、
121・221は各々部品1・2の外側壁12・22の先端で溶着
がなされる溶着用面、13・23は各々部品1・2の基面11
・21上の外側壁12・22内側に外側壁12・22と同一方向に
設けたリブで、ここでは十文字の形状にしてある。131
・231は各々該リブ13・23の先端で溶着がなされる溶着
用面である。3は液状物を充填するための孔で、この場
合は一方の孔から排気しながら充填するように2個設け
てある。4は部品1・2の外側壁12・22先端の溶着用面
121・221が溶着された溶着面を示し、4′は部品1・2
のリブ13・23先端の溶着用面131・231が溶着された溶着
面を示す。また、5は容器内の連通部を示す。
部品1と2を溶着させるには、特に、熱板溶着法が体コ
ストで効率的に行うことができ有利である。すなわち、
部品1・2の溶着用面121・221および131・231を所定温
度に保持した熱板に短時間押当てて、ここを溶融させ、
素早く熱板から離して溶融された121・221とおよび131
・231の溶着用面を圧着すればよい。
部品1と2は、このように溶着一体化されているので、
接着剤で接着した場合によくみられる接着劣化はなく耐
久性がよい。
このようにして得られる容器は、外側壁12・22内側に設
けた多数のリブ13・23同志が溶着されているので、強度
が大きく、特に曲げ、座くつに対し大きな強度を示す。
したがって、これに凝固性蓄熱材を充填し、蓄熱パネル
として施工すれば、強度が大きく耐久性のよい蓄熱パネ
ル面が得られ、表面積を大きくとれるから熱の授受も効
率的に行われる。また、基面を貫通する少なくとも1
個、通常は注入用と排気用の2個の孔が設けられ、しか
も容器内の各リブで仕切られた空間は互いに連通されて
いるので、注入孔から充填される蓄熱材などの液状物
は、各リブで仕切られた空間に連通部を通して均一かつ
効率的に充填され、液状物を容器内に均一に分布させる
ことができる。しかも、蓄熱パネルとしての使用時にも
蓄熱材が液状にある時容器内での移動が容易であるため
好都合である。
「第2実施例」 第7図は片方の部品1を溶着する側からみた平面図、第
8図は第7図部品1のA−A断面矢視図、第9図は他方
の部品2を溶着する側からみた平面図、第10図は第9図
部品2のA−A断面矢視図、第11図は部品1・2を溶着
した後の状態を示した縦断面図、第12図は溶着一体化し
て得た容器の外観斜視図である。
第1実施例と異なるのは、部品1・2の外側壁12・22内
側のリブ13・23をハニカム状にしたことと、双方の該リ
ブ13・23ともに基面11・21付近では、リブ13・23が連結
していることである。すなわち、部品1では、リブ13は
ハニカム状で、これが連結された同一高さのリブであ
り、部品2のリブ23には、その先端に切欠き232が設け
てある。他は第1実施例と同じである。部品1と2の外
側壁12・22先端の溶着用面121と221が溶着されて溶着面
4を形成し、各々のリブ13・23先端の溶着用面131と231
が溶着されて溶着面4′を形成し部品1と2は溶着一体
化され、同時に部品2のリブ23に設けた切欠き232は連
通部5を形成している。
本実施例で得られる容器は、部品1・2ともにリブ13・
23は、その基面部付近で連結されているので第1実施例
の容器に較べ強度がより大きい。
ここに記した実施例では、いずれも容器は矩形の平行面
体であるが、この形状に限定されるものではなく、正方
形、三角形、他種々の形状が可能であり平行面体以外に
も種々形状が可能である。また、実施例では外側壁の溶
着面4と外側壁内側リブの溶着面4′は同一平面である
が、これもリブ、熱板の形状を変えれば種々バリエーシ
ョンが可能である。さらに、用途も凝固性蓄熱材容器に
限定されるものではなく、少なくとも充填時に液状であ
る物質を充填する容器であればよい。
【図面の簡単な説明】
第1〜6図は本考案の第1実施例を示す図で、第1図は
部品1を溶着する側からみた平面図、第2図は第1図部
品1のA−A断面矢視図、第3図は部品2を溶着する側
からみた平面図、第4図は第3図部品2のA−A断面矢
視図、第5図は部品1と2の溶着後の状態を示した縦断
面図、第6図は部品1と2を溶着してなる容器の外観斜
視図である。第7〜12図は本考案の第2実施例を示す図
で、第7図は部品1を溶着する側からみた平面図、第8
図は第7図部品1のA−A断面矢視図、第9図は部品2
を溶着する側からみた平面図、第10図は第9図部品2の
A−A断面矢視図、第11図は部品1と2の溶着後の状態
を示した縦断面図、第12図は部品1と2を溶着してなる
容器の外観斜視図である。 1……片方の部品 2……他方の部品 11・21……各々部品1・2の長さ、幅方向で構成する基
面 12・22……各々部品1・2の外側壁 121・221……各々部品1・2の外側壁先端で溶着用面 13・23……各々部品1・2の基面上外側壁内側に外側壁
と同一方向に設けたリブ 131・231……各々部品1・2のリブ13・23の先端で溶着
用面 232……部品2のリブ23の先端に設けた切欠き 3……孔 4……部品1・2の外側壁先端の溶着用面121と221が溶
着された溶着面 4′……部品1・2のリブ先端の溶着用面131と231が溶
着された溶着面 5……連通部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 大石 金光 大阪府高槻市塚原2丁目10番1号 住友化 学工業株式会社内 (72)考案者 三井 清志 大阪府高槻市塚原2丁目10番1号 住友化 学工業株式会社内 (72)考案者 臼井 信裕 大阪府高槻市塚原2丁目10番1号 住友化 学工業株式会社内 (72)考案者 松原 重義 大阪府高槻市塚原2丁目10番1号 住友化 学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭55−20157(JP,A) 実開 昭59−113675(JP,U) 実開 昭60−16884(JP,U) 実開 昭52−66820(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】長さ、幅方向で構成される基面から高さ方
    向に、外側壁と外側壁内側に外側壁と同一方向に基面と
    一体的に構成された多数のリブを突出させた熱可塑性樹
    脂の第1部品および第2部品を、それぞれの外側壁先端
    面、リブ先端面どうしを当接させ溶着一体化してなる熱
    可塑性樹脂製容器であって、容器内を連通状態に形成
    し、かつ基面を貫通する少なくとも1個の孔を有してな
    ることを特徴とする熱可塑性樹脂製容器。
JP1986074774U 1986-05-19 1986-05-19 熱可塑性樹脂製容器 Expired - Lifetime JPH073166Y2 (ja)

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JPS62185231U JPS62185231U (ja) 1987-11-25
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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59113675U (ja) * 1983-01-20 1984-08-01 株式会社トクヤマ 蓄熱体
JPS6016884U (ja) * 1983-07-13 1985-02-05 株式会社クボタ 板状潜熱蓄熱カプセル

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