JPH07315579A - 板材および自動倉庫格納物の搬送装置 - Google Patents

板材および自動倉庫格納物の搬送装置

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JPH07315579A
JPH07315579A JP13813694A JP13813694A JPH07315579A JP H07315579 A JPH07315579 A JP H07315579A JP 13813694 A JP13813694 A JP 13813694A JP 13813694 A JP13813694 A JP 13813694A JP H07315579 A JPH07315579 A JP H07315579A
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JP
Japan
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pallet
plate material
automatic warehouse
plate
receiving
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JP13813694A
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Inventor
Daisuke Katsuyama
大輔 勝山
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 設置面積が小さく簡単な構成で、板材および
スクラップボックスの自動倉庫への入出庫が効率良く行
えるようにする。これにより、ラインの長時間の自動運
転を可能とする。 【構成】 ストックコンベヤ8の側方にスクラップボッ
クス10を設置した設備に適用する。ストックコンベヤ
8は、板材加工機から搬出された板材Wを搬送台車13
上に積載するものである。この設備において、スクラッ
プボックス10を直接に載せる載置台11を設けると共
に、自動倉庫1の入出庫ステーションSTにパレットP
の仮置台12を設置する。これにより、板材Wだけでな
くスクラップボックス10も、搬送台車13およびパレ
ットPを利用して自動倉庫1への入出庫を行えるように
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動倉庫に並設した
板金加工ライン等に設けられて、製品板材とスクラップ
ボックス等の格納物を自動倉庫に入出庫する板材および
自動倉庫格納物の搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パンチプレス機で加工した製品板
材は、アンローダでストックコンベヤ上に引出し、スト
ックコンベヤの搬送面を開いてその下の搬送台車のパレ
ット上に積載している。パンチによる切断加工で生じた
スクラップ片は、板材搬出経路から所定位置のスクラッ
プボックスへシュート等で排出している。スクラップボ
ックスの交換は、工場の床面を走行するフォークリフト
等で行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、スクラップボ
ックスをフォークリフトで搬送するには、種々の機械の
並んだ中でフォークリフトを走行させることが必要で、
他の作業の邪魔となったり、走行経路が取れない場合が
ある。また、搬送の自動化が難しく、これによって板材
加工ラインの長時間の自動運転が制限されることがあ
る。このような問題を解消する手段として、スクラップ
ボックスを搬送台車で自動倉庫へ格納することを考えた
が、スクラップボックス専用の搬送経路を設けたので
は、その専用経路で工場の占有面積が大きくなるうえ、
設備が煩雑となって設備コストが増大する。また、製品
パレットの自動倉庫への格納用の搬送台車でスクラップ
ボックスを搬送することを考えたが、板材搬出経路と台
車走行経路とが交差することになって種々の問題が生じ
る。例えば、板材の搬送経路は、パンチプレス機のテー
ブル面と同じ高さとされるが、このような低い経路の下
を搬送台車に潜らせようとした場合、搬送台車を非常に
低いものとする必要がある。そのため、例えばパレット
内に、自動倉庫におけるスタッカクレーンのフォークの
差し込み空間を得ることが難しい。このような問題は、
スクラップボックスに限らず、板材加工に伴う各種の資
材や器具類を搬送台車で自動倉庫に格納する場合にも生
じる。
【0004】この発明の目的は、設置面積が小さく簡単
な構成で、板材および板材加工に伴う他の器物を自動倉
庫へ効率良く搬送できて、搬送の自動化も図り易い板材
および自動倉庫格納物の搬送装置を提供することであ
る。この発明の他目的は、スクラップボックスを板材の
搬送台車で自動倉庫に搬入可能とし、搬送の効率化およ
び板材加工ラインの長時間の自動運転を可能とすること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の搬送装置は、
板材加工機からの板材搬出経路の所定位置で板材をパレ
ット上に受ける搬送台車を設け、かつ自動倉庫へ他の格
納物を前記搬送台車で搬送する板材および自動倉庫格納
物の搬送装置であって、次の構成とする。すなわち、自
動倉庫の入出庫ステーションに、前記搬送台車上のパレ
ットを受ける仮置台を設けると共に、前記所定位置の前
記自動倉庫と反対側に並んで載置台を設けたものであ
る。載置台は、前記格納物を前記台車上の前記パレット
で受取可能に載せるものとする。前記所定位置には、搬
送面の開閉動作で被搬送板材を投下可能なストックコン
ベヤを設けても良い。また、このストックコンベヤに板
材のスクラップ片を前記載置台側へ排出する幅寄せ機構
を設ける。この場合、前記格納物は、前記スクラップ片
を収容するスクラップボックスとする。前記搬送台車
は、パレットを昇降させるリフタを有するものであるこ
とが好ましい。また、前記仮置台は、パレットの両側部
を受ける一対の平行な受け桟と、これら受け桟の先端に
各々外側へ開き可能に設けられた延長受け部材とを有す
るとしても良い。
【0006】
【作用】搬送台車は、板材搬出経路で板材をパレット上
に受け、板材が何枚か積載されるのを待つ。積載板材を
入庫するときは、搬送台車を自動倉庫の入出庫ステーシ
ョンに走行させ、板材の積載されたパレットを仮置台に
載せる。載せられたパレットは、自動倉庫のスタッカク
レーンで倉庫内の棚に格納される。載置台上の格納物を
入庫する場合は、パレットを積載した搬送台車を載置台
の下に進入させ、パレット上に格納物を受け取らせて入
出庫ステーションに走行させる。ここで、格納物の積載
されたパレットを仮置台に載せる。格納物は、パレット
と共に板材の場合と同様にスタッカクレーンで倉庫内に
格納される。格納物の出庫動作は、前記と逆順の動作と
なる。この場合に、搬送台車でパレットと共に搬送した
格納物を載置台に降ろした後、空となったパレットは、
搬送台車を板材搬出経路に戻すだけで、板材の積載に利
用できる。そのため、搬送台車の無駄な走行がなく、搬
送のサイクルタイムが短縮される。
【0007】板材搬出経路の前記所定位置にストックコ
ンベヤを設けた場合は、ストックコンベヤから板材が搬
送台車のパレット上に積載される。また、搬送されてき
た板材のスクラップ片は、幅寄せ機構で排出されて載置
台上のスクラップボックスに受けられる。このスクラッ
プボックスは、前記搬送台車で自動倉庫に格納されるこ
とになり、そのため多数のスクラップ片の除去が自動化
できて、板材加工ラインの長時間の自動運転が図れる。
搬送台車がリフタを有するものである場合、載置台から
の格納物の受取りは、リフタを上昇させることで行う。
また、仮置台にパレットを載せる動作は、リフタを下降
させることで行う。この場合、パレットは仮置台の手前
で一旦高く持ち上げて、仮置台上へ移動させ、下降させ
ることになるが、前記の高く持ち上げる動作を行うとき
は、仮置台の延長受け部材を開いた状態で行う。これに
より、仮置台と板材搬出経路のストックコンベヤとの間
隔が狭い場合等でも、パレットが仮置台と干渉すること
なく、仮置台の手前でのパレット持ち上げ動作が行え
る。また、前記のよううに入出庫は仮置台を介して行う
ことになるが、そのためパレットを搬送台車上から直接
にスタッカクレーンのフォークに受け渡す場合と異な
り、パレット内や搬送台車に、フォークの差し込み空間
を設ける必要がない。これにより、パレットや台車を薄
いものとでき、それだけ格納物積載状態の上端レベルを
低くでき、板材搬出経路の搬送面が低くても搬送面下を
通過させることが可能となる。
【0008】
【実施例】この発明の一実施例を図1ないし図7に基づ
いて説明する。図7は、この搬送装置を適用した板材加
工設備を示すレイアウト図である。自動倉庫1は、多段
多連の棚2aを有するラック2の前に、スタッカクレー
ン3の走行経路4を設けたものであり、前方に複数の板
材加工機5,6の加工ラインが自動倉庫1と平行に設置
してある。スタッカクレーン3は、出入りするフォーク
(図示せず)を有するものである。自動倉庫1は、一端
に材料入庫ステーションST1を有し、かつ複数の入出
庫ステーションSTが各板材加工機5,6に対して設け
られている。図の右側の板材加工機6はタレットパンチ
プレスからなり、テーブル6a上の板材Wを前後左右に
送る板送り機構6bと、パンチ位置P1でパンチ加工す
るパンチ機構と、その隣の切り離しパンチ位置P2でパ
ンチ加工を行うサブヘッドとを備えている。テーブル6
aは、板送り機構6bの駆動で、図に実線で示す原点位
置から鎖線示す後退位置まで進退可能とされている。板
材加工機6の両側にはローダ7とストックコンベヤ8と
が設置してあり、ローダ7により材料板材Wが一枚ずつ
板材加工機6に搬入される。ストックコンベヤ8は、板
材搬出経路Sを構成するものであり、アンローダ9を備
えている。板材搬出経路Sの自動倉庫1と反対側位置
に、スクラップボックス10の載置台11が設けられて
いる。スクラップボックス10は、ストックコンベヤ8
に対して遠近方向に2個並べられている。
【0009】この実施例の搬送装置は、前記ストックコ
ンベヤ8と載置台11から、板材Wおよびスクラップボ
ックス10を自動倉庫1の所定の入出庫ステーションS
Tに搬送するものであり、主に前記ストックコンベヤ8
と、載置台11と、入出庫ステーションSTに設けた仮
置台12と、図1の搬送台車13とで構成される。スト
ックコンベヤ8は、図4に示すように各コンベヤローラ
14の両端を一対の平行な無端のチェーン15に連結し
たものであり、チェーン15の走行駆動で、コンベヤロ
ーラ14を一端の蛇行状の退避部16に収納できる。こ
れにより、コンベヤローラ14で構成される搬送面が開
かれることになり、搬送面上の板材Wは、下方に待機す
る搬送台車13のパレットP上に積載される。なお、ア
ンローダ9は、搬送面の解放後に板材Wの把持を解除す
る。この後、アンローダ9の把持を解除することで、板
材WはパレットP上に積載される。ストックコンベヤ8
のフレーム17には車輪18と自走用の走行装置43
(図1)が設けてあり、ストックコンベヤ8は、レール
19上を板材搬出経路Sと直交する方向に進退可能であ
る。
【0010】アンローダ9は、ストックコンベヤ8に設
けたガイドレール20に走行自在に設置してあり、自走
用の走行装置(図示せず)と、アンローダグリッパ21
と、このグリッパ21を昇降させる昇降機構22とを有
している。アンローダグリッパ21は板材Wの端部を把
持するものであり、この実施例では、コンベヤ幅方向の
任意箇所の任意幅の板材Wが把持できるように、略コン
ベヤ幅に渡る幅の挟持片を有するものとしてある。ま
た、ストックコンベヤ8には、製品板材Wの幅寄せと板
材スクラップ片Ws(図示せず)の排出とを兼用する幅
寄せ機構23が設けてある。幅寄せ機構23は、コンベ
ヤローラ14上の板材Wないしスクラップ片Wsを押し
板24で押して幅方向に移動させるものであり、押し板
24はフレーム17に設けた幅方向ガイド25に沿って
横行体26と共に進退自在としてある。横行体26には
自走用の走行装置が設置されている。押し板24の下縁
には各コンベヤローラ14の一部が嵌まり込む多数の円
弧状切欠が設けてある。押し板24は、常時は図1のよ
うにコンベヤ幅の一側、すなわちスクラップボックス1
0の載置側と反対側に待機する。
【0011】コンベヤフレーム17の他側には、コンベ
ヤローラ14の搬送面に続く固定シュート27と、この
固定シュート27の先端から続く可動シュート28とが
設けてある。固定シュート27および可動シュート28
は、各々ストックコンベヤ8に近い方のスクラップボッ
クス10および遠い方のスクラップボックス10にスク
ラップ片Wsを投入するものである。可動シュート28
は、シュート退避機構29で上昇位置に退避可能として
あり、退避させるか否かで両スクラップボックス10,
10へ選択的にスクラップ片Wsの投入が可能とされて
いる。スクラップボックス10は、形鋼で枠組みしたフ
レームの内側に面材を張ったものであり、上縁の全周に
外側へ張り出す被支持枠10aを有している。被支持枠
10aは、少なくとも長手方向の両端、すなわち板材搬
出経路Sに沿う方向の両端に設けてあれば良い。また、
スクラップボックス10は、2個並んだ状態でパレット
Pに載置可能な大きさとしてある。
【0012】搬送台車13は、昇降台13aを昇降させ
るパンタグラフ式のリフタ30を有するものであり、自
走用の走行装置31の駆動で、レール44(図4)上を
板材搬出径路Sと直交する方向に、載置台11から自動
倉庫1の入出庫ステーションSTまで走行可能である。
なお、ストックコンベヤ8のフレーム17は、搬送台車
13がコンベヤローラ14の下を通過可能な側面形状と
してある。
【0013】載置台11は、図5に示すように、スクラ
ップボックス10の両端に突出した被支持枠10aを一
対の平行なボックス受け枠11a,11aで受けるもの
である。ボックス受け枠11a,11aを設けた載置台
本体フレーム11bは、スクラップボックス10および
搬送台車13の出入りが自在なように、ストックコンベ
ヤ8との隣接側の側面を解放してある。前記側面と反対
側の側面には補強桟11cが設けてある。また、各ボッ
クス受け枠11a,11aの外側の縁部には、ガイド板
11dを立ち上げ、スクラップボックス10の被支持枠
10aが外れないように位置規制している。ガイド板1
1dの入口部11eは外開きに形成してある。また、ガ
イド板11dには、スクラップボックス10が載置台1
1上に適正に載置されたことを検出する光電スイッチ等
の載置検出器32が複数取付けてある。
【0014】図3および図6に示すように、入出庫ステ
ーションSTの仮置台12は、パレットPの両側部を受
ける一対の平行な受け桟33を支持フレーム34上に設
けて構成される。受け桟33は、パレットPの奥行きよ
りも短く形成され、各受け桟33の先端にアーム状の延
長受け部材35が設けられている。延長受け部材35
は、支持フレーム34に設けたブラケット36の支軸3
7回りに、外側へ開閉回動自在に取付けられ、開閉駆動
装置38で回動させられる。開閉駆動装置38は、補助
フレーム39に回動自在に設置したシリンダ装置からな
り、そのピストンロッドを延長受け部材35と一体の連
結バー41に屈曲自在に連結してある。各受け桟33の
外側には、上方に突出するパレット規制片42が設けて
ある。なお、図6(C)に示すように、搬送台車13の
昇降台13aは、両側の受け桟33,33間の幅よりも
若干狭く設定され、かつスクラップボックス載置台11
の両側の受け枠11a,11a間よりも狭く設定されて
いる。
【0015】上記構成の動作を説明する。まず、パンチ
加工から製品板材Wの積載までを説明する。図7のパン
チプレス機6は、板材Wを図3のように複数の小片製品
板材Waおよびスクラップ片Wsに切断加工する場合
と、切断せずに搬入時の大きさで搬出する場合とがあ
る。切断する場合は、素材からの小片製品板材Waの最
終切り離しを切り離しパンチ位置P2で行うため、スト
ックコンベヤ8は、パンチプレス機6のテーブル6aの
後退端に合わせた位置、すなわち図7に鎖線で示すと共
に、図1に示す位置に待機させる。切り離しを行わない
場合は、ストックコンベヤ8はテーブル6aの原点位置
に並ぶ位置、すなわち図7に実線で示し、かつ図2に示
す位置に待機させる。小板製品板材Waに切断する場
合、ストックコンベヤ8への小片製品板材Waの搬入位
置は常に一定となるため、ストックコンベヤ8に搬入し
た後、幅寄せ機構23の押し板24で押して、各小片製
品板材Waを板取り時と同じ配置でパレットP上に積載
する。スクラップ片Wsは幅寄せ機構23の押し板24
で固定シュート27まで押し出し、いずれかのスクラッ
プボックス10に回収する。
【0016】搬送台車13のパレットP上に板材W(W
a)が満載状態になると、搬送台車13を自動倉庫1の
入出庫ステーションSTまで走行させ、パレットPを仮
置台12に載せて、スタッカクレーン3で入庫する。パ
レットPを仮置台12に載せるときの搬送台車13の動
作は、後述するスクラップボックス10の載置時と同じ
である。この後、搬送台車13は仮置台12を介して空
パレットPを自動倉庫1から受取り、ストックコンベヤ
8の下に戻る。次に、スクラップボックス10の搬送に
つき説明する。スクラップボックス10は、被支持枠1
0aで係合することより、載置台11に直接に宙づり状
態に支持されている。スクラップボックス10を入庫す
るときは、搬送台車13上の積載板材W(Wa)を前記
のように自動倉庫1に格納して空パレットPを受け取っ
た後、搬送台車13を載置台11の下に進入させ、リフ
タ30を上昇させてスクラップボックス10をパレット
P上に載せる。スクラップボックス10を載せた搬送台
車13は、ストックコンベヤ8のコンベヤローラ14の
下を潜らせて自動倉庫1側へ走行させ、仮置台12の手
前で、リフタ30によりパレットPを図1に矢印aで示
すように仮置台12よりも上方へ持ち上げる。この状態
で、搬送台車13を仮置台12の下に進入させ(矢印
b)、リフタ30を下降させて(矢印c)パレットPを
仮置台12に載せる。仮置台12に載せられたパレット
Pは、その上のスクラップボックス10と共に、スタッ
カクレーン3で自動倉庫1の所定の棚2aに格納する。
【0017】前記のように仮置台12の手前でパレット
Pを持ち上げるときは、仮置台12の先端の延長受け部
材35を図3に鎖線で示すように外側に開いておく。こ
れより、両側の延長受け部材35,35の間をパレット
Pが通過することができる。そのため、仮置台12とス
トックコンベヤ8との間隔が狭い場合でも、パレットP
が仮置台12に干渉することがなく、パレットPの持ち
上げが可能となる。パレットPを仮置台12に載せると
きは、延長受け部材35を図3に実線で示すように閉じ
る。これにより、パレットPは受け桟33から延長受け
部材35に渡って長い範囲で受けられ、仮置台12によ
るパレットPの支持が安定する。空のスクラップボック
ス10をボックス載置台11に設置するときは、自動倉
庫1から空のスクラップボックス10が載せられたパレ
ットPを仮置台12上に出庫する。この仮置台12上の
空のスクラップボックス10を、パレットPごと搬送台
車13でリフタ30の上昇により受取り、前記と逆のリ
フタ昇降動作および延長受け部材35の開閉動作を行っ
て、搬送台車13を載置台11まで走行させる。ここ
で、リフタ30を下降させることにより、パレットP上
のスクラップボックス10が載置台11に受け取られ
る。この空スクラップボックス10の搬送に利用したパ
レットPは、搬送台車13をストックコンベヤ8の下に
移動させることで、そのままパンチ加工の製品板材W
(Wa)の積載に利用される。以上の動作が繰り返して
行われる。
【0018】この搬送装置によると、このようにスクラ
ップボックス10と積載板材Wとを同じ搬送台車13で
入出庫することができる。そのため、構成が簡単で、設
置面積も小さくて済む。しかも、スクラップボックス1
0の取り替えの自動化が容易となり、板材加工ラインを
長時間連続して自動運転することができる。また、空の
スクラップボックス10の格納および搬送に使用したパ
レットPを、載置台11へのスクラップボックス10の
受渡し後、そのまま製品板材Wの受取りに利用できる。
そのため搬送台車13の動作に無駄がなくて、入出庫の
サイクルタイムが短縮される。また、仮置台12を介し
てパレットPの自動倉庫1に対する入出庫を行うように
したため、自動倉庫1のスタッカクレーン3のフォーク
に対する差し込み空間をパレットP内や搬送台車13内
に設けることが不要で、搬送台車13の搬送姿勢を低く
できる。そのため、ストックコンベヤ8の板材搬送面を
板材加工機6のテーブルレベルと同レベルとしても、ス
クラップボックス10を積載した搬送台車13を搬送面
下に通過させることができ、板材搬送面のレベルを上げ
る必要がなくて、板材搬出経路Sが簡単となる。さら
に、仮置台12には延長受け部材35を開閉自在に設け
ているが、そのため仮置台12とストックコンベヤ8と
の間隔が狭くても、パレットPが仮置台12に干渉する
問題を生じることなく、仮置台12の手前で搬送台車1
3のリフタ30を昇降させる動作が行える。これによ
り、この搬送装置の設置スペースがより一層小さくて済
む。
【0019】なお、前記実施例は自動倉庫1への格納物
がスクラップボックス10である場合につき説明した
が、他の格納物を自動倉庫に格納する場合にも、前記と
同様に積載板材の搬送台車13を利用して入出庫が行え
る。また、この発明は、ストックコンベヤ8を利用する
場合に限らず、例えば架設レール(図示せず)に沿って
走行するアンローダにより板材加工機6から板材Wを搬
出して直接に搬送台車13のパレットP上に積載する場
合にも適用することができる。
【0020】
【発明の効果】この発明の板材および自動倉庫格納物の
搬送装置は、板材加工機からの板材搬出経路の所定位置
で板材をパレット上に受ける搬送台車と、自動倉庫の入
出庫ステーションに設けられて前記搬送台車上のパレッ
トを受ける仮置台と、前記所定位置の前記自動倉庫と反
対側に並んで設けられて前記自動倉庫への格納物を前記
台車上の前記パレットで受取可能に載せる載置台とを備
えたものであるため、搬送台車が板材の搬送と格納物の
搬送とに兼用できて、設置面積が小さく簡単な構成で、
板材および板材加工に伴う他の器物を自動倉庫へ効率良
く搬送できる。また、搬送の自動化も図り易い。また、
仮置台を介してパレットの自動倉庫に対する入出庫を行
うようにしたため、自動倉庫のスタッカクレーンのフォ
ークに対する差し込み空間をパレット内や台車内に設け
ることが不要で、搬送台車の搬送姿勢を低くで、そのた
め板材搬出経路を低くできて、板材加工機のテーブルレ
ベルと同レベルとでき、板材搬出経路の構成も簡単とな
る。また、ストックコンベヤおよび幅寄せ機構を設け、
格納物をスクラップボックスとした場合は、スクラップ
処理が容易で、板材加工ラインの長時間の自動運転が図
れる。仮置台に開閉自在な延長受け部材を設けた場合
は、仮置台と搬送経路のストックコンベヤ等との間隔が
狭くても、仮置台に干渉することなく、仮置台の手前で
のパレット昇降動作を仮置台と干渉することなく行え、
この搬送装置の設置スペースがより一層小さくて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかる搬送装置の側面図
である。
【図2】同搬送装置の図1と異なる動作状態の側面図で
ある。
【図3】同搬送装置の平面図である。
【図4】ストックコンベヤおよびアンローダの正面図で
ある。
【図5】スクラップボックス載置台の平面図、正面図、
側面図、および部分拡大正面図である。
【図6】仮置台の部分平面図、破断側面図、および破断
正面図である。
【図7】同搬送装置を利用した板材加工設備のレイアウ
ト図である。
【符号の説明】
1…自動倉庫、3…スタッカクレーン、6…板材加工
機、7…ローダ、8…ストックコンベヤ、9…アンロー
ダ、10…スクラップボックス、10a…被支持枠、1
1…載置台、11a…ボックス受け枠、12…仮置台、
13…搬送台車、13a…昇降台 、14…コンベヤロ
ーラ、23…幅寄せ機構、24…押し板、27…固定シ
ュート、28…可動シュート、30…リフタ、33…受
け桟、35…延長受け部材、P…パレット、S…板材搬
出経路、ST…入出庫ステーション、W…板材、Wa…
小片製品板材、Ws…スクラップ片

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材加工機からの板材搬出経路の所定位
    置で板材をパレット上に受ける搬送台車と、自動倉庫の
    入出庫ステーションに設けられて前記搬送台車上のパレ
    ットを受ける仮置台と、前記所定位置の前記自動倉庫と
    反対側に並んで設けられて前記自動倉庫への格納物を前
    記搬送台車上の前記パレットで受取可能に載せる載置台
    とを備えた板材および自動倉庫格納物の搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記所定位置に、搬送面の開閉動作で被
    搬送板材を投下可能なストックコンベヤを設け、このス
    トックコンベヤに板材のスクラップ片を前記載置台側へ
    排出する幅寄せ機構を設け、前記格納物が、前記スクラ
    ップ片を収容するスクラップボックスである請求項1記
    載の板材および自動倉庫格納物の搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送台車は、パレットを昇降させる
    リフタを有するものとし、前記仮置台は、パレットの両
    側部を受ける一対の平行な受け桟と、これら受け桟の先
    端に各々外側へ開き可能に設けられた延長受け部材とを
    有するものとした請求項1または請求項2記載の板材お
    よび自動倉庫格納物の搬送装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114803305A (zh) * 2022-05-06 2022-07-29 中国第一汽车股份有限公司 一种自动升降式立料口及使用方法

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