JPH07315561A - スライドシュー式仕分け装置 - Google Patents
スライドシュー式仕分け装置Info
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- JPH07315561A JPH07315561A JP6130886A JP13088694A JPH07315561A JP H07315561 A JPH07315561 A JP H07315561A JP 6130886 A JP6130886 A JP 6130886A JP 13088694 A JP13088694 A JP 13088694A JP H07315561 A JPH07315561 A JP H07315561A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electromagnet
- slide shoe
- branch
- guide roller
- rail
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- Granted
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65G—TRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
- B65G47/00—Article or material-handling devices associated with conveyors; Methods employing such devices
- B65G47/74—Feeding, transfer, or discharging devices of particular kinds or types
- B65G47/84—Star-shaped wheels or devices having endless travelling belts or chains, the wheels or devices being equipped with article-engaging elements
- B65G47/841—Devices having endless travelling belts or chains equipped with article-engaging elements
- B65G47/844—Devices having endless travelling belts or chains equipped with article-engaging elements the article-engaging elements being pushers transversally movable on the supporting surface, e.g. pusher-shoes
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Discharge Of Articles From Conveyors (AREA)
- Branching, Merging, And Special Transfer Between Conveyors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電磁石式分岐ポイントとしながら、安全性を
良好にしたスライドシュー式仕分け装置を提供する。 【構成】 スライドシュー式仕分け装置におけるスライ
ドシュー２２の下部に、上下にＮ／Ｓ極をもつ永久磁石
のガイドローラ３０を回転可能に取付ける。分岐レール
１８と反対側の直進ガイドレール１７の側壁に直流電磁
石３３を配置し、直流電磁石の駆動回路３４には分岐時
にガイドローラ３０を順次分岐レール１８に導入すべく
直流電磁石３３をガイドローラのＮ／Ｓ極と同じ極性に
切り替える極性切替器３５を設ける。極性切替器３５
は、分岐ポイント１６が直進位置にあるとき、前記ガイ
ドローラ３０を吸引する方向に直流電磁石を通電するス
イッチを有しており、極性切替器３５は、スライドシュ
ー直進時には分岐時よりも電磁石に対する通電電流を弱
くする可変抵抗３８を有している。
良好にしたスライドシュー式仕分け装置を提供する。 【構成】 スライドシュー式仕分け装置におけるスライ
ドシュー２２の下部に、上下にＮ／Ｓ極をもつ永久磁石
のガイドローラ３０を回転可能に取付ける。分岐レール
１８と反対側の直進ガイドレール１７の側壁に直流電磁
石３３を配置し、直流電磁石の駆動回路３４には分岐時
にガイドローラ３０を順次分岐レール１８に導入すべく
直流電磁石３３をガイドローラのＮ／Ｓ極と同じ極性に
切り替える極性切替器３５を設ける。極性切替器３５
は、分岐ポイント１６が直進位置にあるとき、前記ガイ
ドローラ３０を吸引する方向に直流電磁石を通電するス
イッチを有しており、極性切替器３５は、スライドシュ
ー直進時には分岐時よりも電磁石に対する通電電流を弱
くする可変抵抗３８を有している。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、スライドシュー式仕分
け装置、特に電磁石利用による分岐ポイントに関するも
のである。
け装置、特に電磁石利用による分岐ポイントに関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】スライドシュー式仕分け装置は、スラッ
トコンベヤにおける各スラットの上面に横移動可能なシ
ューを取付けるとともに、シューの下部に設けたローラ
をガイドレールによってガイドさせている。この仕分け
装置の分岐ポイントは、直進ガイドレールと分岐レール
との突合わせ位置に切替え用の可動片（先端レール）を
取付け、分岐レールの側方にソレノイドとレバーとによ
る切替え駆動手段を配置した、いわゆるレバー式とした
ものであるが、切替え信号の入力からソレノイド吸引、
レバーの作動、切替え用の可動片までにタイムラグがあ
るので、スラットの低速走行時には問題ないとしても、
高速走行時には応答速度の面で追従できなくなるほか、
メカ機構があるために動作速度にバラツキがある。この
ため、分岐レール側に電磁石を設け、直進レールから分
岐点に進出したとき、シューの下部に設けたローラを分
岐レールに吸引するようにした電磁石吸引式分岐ポイン
トが提案されている（実開平６−１６３３３号公報）。
この電磁石吸引式分岐ポイントは、電磁石よりローラが
離れるときに、吸引力が働いているためコンベヤが脈動
し、分岐動作終了時に、残留磁気により直進すべき非分
岐シューを分岐レールに引き込むことがある。
トコンベヤにおける各スラットの上面に横移動可能なシ
ューを取付けるとともに、シューの下部に設けたローラ
をガイドレールによってガイドさせている。この仕分け
装置の分岐ポイントは、直進ガイドレールと分岐レール
との突合わせ位置に切替え用の可動片（先端レール）を
取付け、分岐レールの側方にソレノイドとレバーとによ
る切替え駆動手段を配置した、いわゆるレバー式とした
ものであるが、切替え信号の入力からソレノイド吸引、
レバーの作動、切替え用の可動片までにタイムラグがあ
るので、スラットの低速走行時には問題ないとしても、
高速走行時には応答速度の面で追従できなくなるほか、
メカ機構があるために動作速度にバラツキがある。この
ため、分岐レール側に電磁石を設け、直進レールから分
岐点に進出したとき、シューの下部に設けたローラを分
岐レールに吸引するようにした電磁石吸引式分岐ポイン
トが提案されている（実開平６−１６３３３号公報）。
この電磁石吸引式分岐ポイントは、電磁石よりローラが
離れるときに、吸引力が働いているためコンベヤが脈動
し、分岐動作終了時に、残留磁気により直進すべき非分
岐シューを分岐レールに引き込むことがある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この電磁石吸引式分岐
ポイントは、電磁石よりローラが離れるときに、吸引力
が働いているためコンベヤが脈動し、分岐動作終了時
に、残留磁気により直進すべき非分岐シューを分岐レー
ルに引き込むことがある。また、分岐レールの途中で切
替えると、切り替えポイントのエッジに衝突することが
ある。衝突によりシュー下部のローラ軸が折れたり変形
して安全性に欠けるものであった。本発明は、電磁石式
分岐ポイントとしながら、安全性を良好にしたスライド
シュー式仕分け装置を提供することを目的とする。
ポイントは、電磁石よりローラが離れるときに、吸引力
が働いているためコンベヤが脈動し、分岐動作終了時
に、残留磁気により直進すべき非分岐シューを分岐レー
ルに引き込むことがある。また、分岐レールの途中で切
替えると、切り替えポイントのエッジに衝突することが
ある。衝突によりシュー下部のローラ軸が折れたり変形
して安全性に欠けるものであった。本発明は、電磁石式
分岐ポイントとしながら、安全性を良好にしたスライド
シュー式仕分け装置を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、直進ガイドレールに分岐レールを接続し
た分岐ポイントによりスライドシューを順次仕分け方向
に移動させるスライドシュー式仕分け装置において、ス
ライドシューの下部に、上下にＮ／Ｓ極をもつ永久磁石
形ガイドローラを回転可能に取付け、分岐レールと反対
側の直進ガイドレール側壁に直流電磁石を配置し、直流
電磁石の駆動回路には分岐時にガイドローラを順次分岐
レールに導入すべく前記電磁石をガイドローラのＮ／Ｓ
極と同じ極性に切り替える極性切替器を設けたことを特
徴とする。永久磁石形のガイドローラの代わりに、スラ
イドシュー下部の縦軸に、非磁性形のガイドローラを回
転自在に取付けた場合は、縦軸下端にスライドシューの
走行方向に対して左右にＮ・Ｓ極を磁化させた角形の永
久磁石を固着する。極性切替器は、分岐ポイントが直進
位置にあるとき、永久磁石形ガイドローラまたは永久磁
石を吸引する方向に電磁石を通電するスイッチを有して
いる。また、極性切替器は、スライドシュー直進時には
分岐時よりも電磁石に対する通電電流を弱くする抵抗を
備えている。
め、本発明は、直進ガイドレールに分岐レールを接続し
た分岐ポイントによりスライドシューを順次仕分け方向
に移動させるスライドシュー式仕分け装置において、ス
ライドシューの下部に、上下にＮ／Ｓ極をもつ永久磁石
形ガイドローラを回転可能に取付け、分岐レールと反対
側の直進ガイドレール側壁に直流電磁石を配置し、直流
電磁石の駆動回路には分岐時にガイドローラを順次分岐
レールに導入すべく前記電磁石をガイドローラのＮ／Ｓ
極と同じ極性に切り替える極性切替器を設けたことを特
徴とする。永久磁石形のガイドローラの代わりに、スラ
イドシュー下部の縦軸に、非磁性形のガイドローラを回
転自在に取付けた場合は、縦軸下端にスライドシューの
走行方向に対して左右にＮ・Ｓ極を磁化させた角形の永
久磁石を固着する。極性切替器は、分岐ポイントが直進
位置にあるとき、永久磁石形ガイドローラまたは永久磁
石を吸引する方向に電磁石を通電するスイッチを有して
いる。また、極性切替器は、スライドシュー直進時には
分岐時よりも電磁石に対する通電電流を弱くする抵抗を
備えている。
【０００５】
【作用】分岐時にガイドローラを順次分岐レールに導入
すべく極性切替器を作動して直流電磁石をガイドローラ
のＮ／Ｓ極と同じ極性に切り替える。分岐ポイントが直
進位置にあるとき、前記永久磁石形ガイドローラまたは
非磁性形のガイドローラ下部の永久磁石を吸引する方向
に電磁石を通電する。スライドシュー直進時には分岐時
よりも電磁石に対する通電電流を弱くして走行抵抗が過
大にならないように制御する。
すべく極性切替器を作動して直流電磁石をガイドローラ
のＮ／Ｓ極と同じ極性に切り替える。分岐ポイントが直
進位置にあるとき、前記永久磁石形ガイドローラまたは
非磁性形のガイドローラ下部の永久磁石を吸引する方向
に電磁石を通電する。スライドシュー直進時には分岐時
よりも電磁石に対する通電電流を弱くして走行抵抗が過
大にならないように制御する。
【０００６】
【実施例】次に、図面に基づき本発明を具体的に説明す
る。図１は本発明スライドシュー式仕分け装置の平面
図、図２は側面図である。フレーム１０に原動側及び従
動側スプロケット１１、１２を設け、スプロケット１
１、１２間にエンドレスチェーン１３をかけるととも
に、エンドレスチェーンに多数のスラットを取付けてス
ラットコンベヤ２０を構成させる。このスラットコンベ
ヤ２０は、横移動可能なスライドシュー２２を具えたス
ラット２１と、スライドシューなしのスラット２１ａと
を交互に配置している（図３）。コンベヤの往き側下部
には、スライドシュー２２下部のガイドローラ３０をガ
イドする直進ガイドレール１７と分岐レール１８とを設
けている。図１に示すコンベヤを多数連接するととも
に、その任意の箇所に斜め方向の仕分け用のシュートま
たはコンベヤ４０を配置して仕分けライン４１を構成さ
せる（図７）。
る。図１は本発明スライドシュー式仕分け装置の平面
図、図２は側面図である。フレーム１０に原動側及び従
動側スプロケット１１、１２を設け、スプロケット１
１、１２間にエンドレスチェーン１３をかけるととも
に、エンドレスチェーンに多数のスラットを取付けてス
ラットコンベヤ２０を構成させる。このスラットコンベ
ヤ２０は、横移動可能なスライドシュー２２を具えたス
ラット２１と、スライドシューなしのスラット２１ａと
を交互に配置している（図３）。コンベヤの往き側下部
には、スライドシュー２２下部のガイドローラ３０をガ
イドする直進ガイドレール１７と分岐レール１８とを設
けている。図１に示すコンベヤを多数連接するととも
に、その任意の箇所に斜め方向の仕分け用のシュートま
たはコンベヤ４０を配置して仕分けライン４１を構成さ
せる（図７）。
【０００７】各スラット２１、２１ａは、２本の通し軸
２３、２４を貫通させたうえスラットエンド２８から突
出させた軸端をエンドレスチェーン１３にリンクローラ
孔に装着する。第１の軸の１方の軸端部に走行ガイド用
ホィール２５、第２の軸の他方に揺れ止め用の水平ホィ
ール２６を設けて、フレーム１０のガイド面１４、１５
にそれぞれ接触させる（図３、４）。ただし、各軸端部
にそれぞれホィールを設ける必要はなく、数個おきのス
ラットにつき走行ガイド用ホィール２５と揺れ止め用の
水平ホィール２６、または両ホィールを設ければよい。
また、スライドシューなしのスラット２１ａには、上記
ホィール２５、２６の取付を省略する。
２３、２４を貫通させたうえスラットエンド２８から突
出させた軸端をエンドレスチェーン１３にリンクローラ
孔に装着する。第１の軸の１方の軸端部に走行ガイド用
ホィール２５、第２の軸の他方に揺れ止め用の水平ホィ
ール２６を設けて、フレーム１０のガイド面１４、１５
にそれぞれ接触させる（図３、４）。ただし、各軸端部
にそれぞれホィールを設ける必要はなく、数個おきのス
ラットにつき走行ガイド用ホィール２５と揺れ止め用の
水平ホィール２６、または両ホィールを設ければよい。
また、スライドシューなしのスラット２１ａには、上記
ホィール２５、２６の取付を省略する。
【０００８】スラット２１の前後端面における長手方向
に溝２７を設けて前記シュー２２を移動自在に挿合す
る。シュー２２の下部に中央に軸３１を垂設し、ベアリ
ング３２を介して回動自在の永久磁石で構成されたガイ
ドローラ３０を取付ける。ガイドローラ３０は、上部に
Ｎ極、下部にＳ極を形成（図４）して常時、前記ガイド
レール１７または１８に当接している。前記シュー２２
は、特願平５−２０３７２８号に開示したように、搬送
物の行先情報、長さ情報等を書込むことのできるタグ、
例えばＩＤカード（図示省略）を備えている。また、分
岐情報を読み取るための読取装置及び指定された分岐ポ
イントの極性切替器を駆動する制御装置（図示省略）を
備えている。
に溝２７を設けて前記シュー２２を移動自在に挿合す
る。シュー２２の下部に中央に軸３１を垂設し、ベアリ
ング３２を介して回動自在の永久磁石で構成されたガイ
ドローラ３０を取付ける。ガイドローラ３０は、上部に
Ｎ極、下部にＳ極を形成（図４）して常時、前記ガイド
レール１７または１８に当接している。前記シュー２２
は、特願平５−２０３７２８号に開示したように、搬送
物の行先情報、長さ情報等を書込むことのできるタグ、
例えばＩＤカード（図示省略）を備えている。また、分
岐情報を読み取るための読取装置及び指定された分岐ポ
イントの極性切替器を駆動する制御装置（図示省略）を
備えている。
【０００９】コンベヤの往き側下部に配置したガイドレ
ールは、図５に拡大して示すように、電磁石反発式の分
岐ポイント１６を有している。この分岐ポイント１６
は、直進ガイドレール１７と、分岐レール１８とからな
り、分岐レールと反対側の直進ガイドレール側壁に直流
電磁石３３を配置する。直流電磁石の駆動回路３４には
連動接点３６、３７、プラス端子、マイナス端子、作動
子とから構成される極性切替器３５を有している。ま
た、分岐点の僅かに上流位置にスラット到達検出用セン
サ３９を配置している。
ールは、図５に拡大して示すように、電磁石反発式の分
岐ポイント１６を有している。この分岐ポイント１６
は、直進ガイドレール１７と、分岐レール１８とからな
り、分岐レールと反対側の直進ガイドレール側壁に直流
電磁石３３を配置する。直流電磁石の駆動回路３４には
連動接点３６、３７、プラス端子、マイナス端子、作動
子とから構成される極性切替器３５を有している。ま
た、分岐点の僅かに上流位置にスラット到達検出用セン
サ３９を配置している。
【００１０】極性切替器３５は、通常は図５に示すよう
に、連動接点３６、３７をノルマルクローズＮＣ端子に
接触させて、永久磁石形のガイドローラ３０を吸引する
方向に電磁石３３を通電する。これにより、永久磁石の
ガイドローラ３０はガイドレール１７にガイドされてス
ライドシュー２２を直進させる。分岐時には連動接点３
６、３７をノルマルクオープンＮＯ端子に接触させ、前
記電磁石３３をガイドローラのＮ／Ｓ極と同じ極性、す
なわち反発に切り替えてガイドローラ３０を順次分岐レ
ール１８に導入する。極性切替器３５は、スライドシュ
ー直進時には分岐時よりも電磁石３３の通電電流を弱く
する可変抵抗３８を有して、走行抵抗が過大にならない
ように制御する。
に、連動接点３６、３７をノルマルクローズＮＣ端子に
接触させて、永久磁石形のガイドローラ３０を吸引する
方向に電磁石３３を通電する。これにより、永久磁石の
ガイドローラ３０はガイドレール１７にガイドされてス
ライドシュー２２を直進させる。分岐時には連動接点３
６、３７をノルマルクオープンＮＯ端子に接触させ、前
記電磁石３３をガイドローラのＮ／Ｓ極と同じ極性、す
なわち反発に切り替えてガイドローラ３０を順次分岐レ
ール１８に導入する。極性切替器３５は、スライドシュ
ー直進時には分岐時よりも電磁石３３の通電電流を弱く
する可変抵抗３８を有して、走行抵抗が過大にならない
ように制御する。
【００１１】図６は、ウレタン、ナイロンなどの非磁性
形ガイドローラ３０ａを用いた例を示す。この場合は、
シューの縦軸３１に、非磁性形ガイドローラ３０ａを回
転自在に取付け、縦軸下端にはシュー２２の走行方向に
対して左右にＮ・Ｓ極を磁化させた永久磁石３０ｂを固
着する。永久磁石３０ｂは、走行方向に対して常に同じ
極性をもって移動しているので、前の実施例と同じく電
磁石３３の作動で吸引されたとき直進ガイドレール１７
にガイドされ、反発されたとき分岐レール１８にガイド
される。永久磁石３０ｂは、縦軸３１の下端に固着して
回転しないので、ガイドレールに接触ないし干渉しない
大きさの角形ブロック状をなしている。
形ガイドローラ３０ａを用いた例を示す。この場合は、
シューの縦軸３１に、非磁性形ガイドローラ３０ａを回
転自在に取付け、縦軸下端にはシュー２２の走行方向に
対して左右にＮ・Ｓ極を磁化させた永久磁石３０ｂを固
着する。永久磁石３０ｂは、走行方向に対して常に同じ
極性をもって移動しているので、前の実施例と同じく電
磁石３３の作動で吸引されたとき直進ガイドレール１７
にガイドされ、反発されたとき分岐レール１８にガイド
される。永久磁石３０ｂは、縦軸３１の下端に固着して
回転しないので、ガイドレールに接触ないし干渉しない
大きさの角形ブロック状をなしている。
【００１２】次に、上記装置の作用を説明する。搬送物
に付したバーコードまたはシュー２２に装着させたタグ
（ＩＤカード）に行き先別（シュート別）等を入力して
おく。搬送物が所定の分岐ポイント１６に近付くと、ス
ラット到達検出用センサ３９が作動するが、当該分岐ポ
イントでは非分岐情報が書き込んである場合には、シュ
ー２０はコンベヤの一方の端（図５では走行方向に対し
右側）にあるように、非分岐状態のシューを弱く吸引し
直進ガイドレール１７に導く。
に付したバーコードまたはシュー２２に装着させたタグ
（ＩＤカード）に行き先別（シュート別）等を入力して
おく。搬送物が所定の分岐ポイント１６に近付くと、ス
ラット到達検出用センサ３９が作動するが、当該分岐ポ
イントでは非分岐情報が書き込んである場合には、シュ
ー２０はコンベヤの一方の端（図５では走行方向に対し
右側）にあるように、非分岐状態のシューを弱く吸引し
直進ガイドレール１７に導く。
【００１３】また、所定の分岐ポイント１６での分岐情
報が与えられている場合には、図示省略の読取装置によ
り搬送物の行き先別情報及び長さ情報を読取り、その信
号に基づき制御装置（図示省略）を介して極性切替器３
５を駆動する。すなわち、極性切替器３５の連動接点３
６、３７が切換わり電磁石３３を反発側に通電させてガ
イドローラ３０または３０ａを順次分岐レール１８側に
導入する。このようにして、分岐ポイントによりスライ
ドシュー２２を順次仕分け方向に移動させて所定のシュ
ート４０（図７）に搬送物を仕分け搬送する。分岐操作
のときには、電磁石３３を反発側に通電させているた
め、分岐レール１８の途中で切替えたとしても、切り替
えポイントのエッジ１９に衝突することがなく、したが
って衝突によりシュー下部のローラ軸が折れたり変形し
たりすることがなく、安全性に分岐させ、仕分けること
ができる。なお、分岐させたのちコンベヤの帰り側で各
シューのタグに書き込んだ情報を消去して次の仕分け作
業に備える。
報が与えられている場合には、図示省略の読取装置によ
り搬送物の行き先別情報及び長さ情報を読取り、その信
号に基づき制御装置（図示省略）を介して極性切替器３
５を駆動する。すなわち、極性切替器３５の連動接点３
６、３７が切換わり電磁石３３を反発側に通電させてガ
イドローラ３０または３０ａを順次分岐レール１８側に
導入する。このようにして、分岐ポイントによりスライ
ドシュー２２を順次仕分け方向に移動させて所定のシュ
ート４０（図７）に搬送物を仕分け搬送する。分岐操作
のときには、電磁石３３を反発側に通電させているた
め、分岐レール１８の途中で切替えたとしても、切り替
えポイントのエッジ１９に衝突することがなく、したが
って衝突によりシュー下部のローラ軸が折れたり変形し
たりすることがなく、安全性に分岐させ、仕分けること
ができる。なお、分岐させたのちコンベヤの帰り側で各
シューのタグに書き込んだ情報を消去して次の仕分け作
業に備える。
【００１４】
【発明の効果】上記のように、本発明は、スライドシュ
ー直進時には分岐時よりも電磁石に対する通電電流を弱
くしているので、走行抵抗が過大にならないように制御
することができる。また、反発式のためローラと非接触
で、かつ分岐時の騒音の発生がない。非分岐時電磁石の
極性を切替え、かつ磁力をコントロールし非分岐状態の
シューを弱く吸引するために確実に非分岐シューを直進
させるので誤動作を起こさない。
ー直進時には分岐時よりも電磁石に対する通電電流を弱
くしているので、走行抵抗が過大にならないように制御
することができる。また、反発式のためローラと非接触
で、かつ分岐時の騒音の発生がない。非分岐時電磁石の
極性を切替え、かつ磁力をコントロールし非分岐状態の
シューを弱く吸引するために確実に非分岐シューを直進
させるので誤動作を起こさない。
【図１】本発明スライドシュー式仕分け装置の平面図で
ある。
ある。
【図２】図２の側面図である。
【図３】スラットの拡大平面図である。
【図４】図３の正面図である。
【図５】分岐ポイントの拡大裏面図である。
【図６】非磁性形ガイドローラと永久磁石とを用いた変
形例の正面図である。
形例の正面図である。
【図７】仕分けラインの１例を示す平面図である。
１０ フレーム １６ 分岐ポイント １７ 直進ガイドレール １８ 分岐レール １９ 分岐ポイントのエッジ ２０ スラットコンベヤ ２１、２１ａ スラット ２２ シュー ２５ 走行用ホィール ２６ 水平ホィール ３０ 永久磁石形ガイドローラ ３０ａ 非磁性形ガイドローラ ３０ｂ 永久磁石 ３１ シューの縦軸 ３３ 電磁石 ３４ 駆動回路 ３５ 極性切替器 ３８ 抵抗
Claims (4)
- 【請求項１】 分岐ポイントによりスライドシューを順
次仕分け方向に移動させて搬送物を仕分けるスライドシ
ュー式仕分け装置において、スライドシューの下部に、
上下にＮ／Ｓ極をもつ永久磁石のガイドローラを回転可
能に取付け、分岐ポイントにおける分岐レールと反対側
の直進ガイドレール側壁に直流電磁石を配置し、直流電
磁石の駆動回路には分岐時にガイドローラを順次分岐レ
ールに導入すべく前記電磁石をガイドローラのＮ／Ｓ極
と同じ極性に切り替える極性切替器を設けたことを特徴
とするスライドシュー式仕分け装置。 - 【請求項２】 極性切替器は、分岐ポイントが直進位置
にあるとき、永久磁石形ガイドローラを吸引する方向に
電磁石を通電するスイッチを有し、しかもスライドシュ
ーの直進時には分岐時よりも電磁石に対する通電電流を
弱くする抵抗を備えている請求項１記載のスライドシュ
ー式仕分け装置。 - 【請求項３】 分岐ポイントによりスライドシューを順
次仕分け方向に移動させて搬送物を仕分けるスライドシ
ュー式仕分け装置において、スライドシュー下部の縦軸
に、非磁性形のガイドローラを回転自在に取付けるとと
もにスライドシューの走行方向に対して左右にＮ・Ｓ極
を磁化させた角形の永久磁石を固着し、前記分岐ポイン
トにおける分岐レールと反対側の直進ガイドレール側壁
に直流電磁石を配置し、直流電磁石の駆動回路には分岐
時にガイドローラを順次分岐レールに導入すべく前記電
磁石を永久磁石のＮまたはＳ極と同じ極性に切り替える
極性切替器を設けたことを特徴とするスライドシュー式
仕分け装置。 - 【請求項４】 極性切替器は、分岐ポイントが直進位置
にあるとき、ガイドローラ下部の永久磁石を吸引する方
向に電磁石を通電するスイッチを有し、しかもスライド
シューの直進時には分岐時よりも電磁石に対する通電電
流を弱くする抵抗を備えている請求項３記載のスライド
シュー式仕分け装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13088694A JP3623810B2 (ja) | 1994-05-23 | 1994-05-23 | スライドシュー式仕分け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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