JPH07302926A - 太陽電池モジュール - Google Patents

太陽電池モジュール

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JPH07302926A
JPH07302926A JP6114115A JP11411594A JPH07302926A JP H07302926 A JPH07302926 A JP H07302926A JP 6114115 A JP6114115 A JP 6114115A JP 11411594 A JP11411594 A JP 11411594A JP H07302926 A JPH07302926 A JP H07302926A
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solar cell
cell module
photovoltaic element
resin
module according
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JP6114115A
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Ichiro Kataoka
一郎 片岡
Takahiro Mori
隆弘 森
Satoshi Yamada
聡 山田
Hidenori Shiozuka
秀則 塩塚
Ayako Komori
綾子 小森
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Canon Inc
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    • H01L31/20Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment of these devices or of parts thereof such devices or parts thereof comprising amorphous semiconductor materials
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐熱性に優れ、吸水性の低い、水分の存在下
でも酸の遊離がない表面被覆材を備え、高湿環境下で光
起電力素子のシャント抵抗の低下による特性劣化が最小
限に抑えられる、太陽電池モジュールを提供することを
目的とする。 【構成】 太陽電池モジュールは、光起電力素子10
1、表面の透明な充填材102、最表面に位置する透明
な表面フィルム103、裏面の充填材104、並びに裏
面被覆フィルム105から構成される。表面の充填材1
02として、エチレンと不飽和脂肪酸エステルとの共重
合樹脂を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、太陽電池モジュールに
関し、特に、光起電力素子の光受光面側が透明な有機高
分子樹脂により封止されている太陽電池モジュールの表
面被覆材に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、環境問題に対する意識の高まり
が、世界的に広がりを見せている。中でも、CO2 排出
に伴う地球の温暖化現象に対する危惧感は深刻で、クリ
ーンなエネルギーへの希求はますます強まってきてい
る。太陽電池は現在のところ、その安全性と扱いやすさ
から、クリーンなエネルギー源として期待の持てるもの
といえる。
【0003】上記の太陽電池には様々な形態がある。代
表的なものとしては、結晶シリコン太陽電池、多結晶シ
リコン太陽電池、アモルファスシリコン太陽電池、銅イ
ンジウムセレナイド太陽電池、化合物半導体太陽電池、
などがある。この中で、薄膜結晶シリコン太陽電池、化
合物半導体太陽電池、あるいはアモルファスシリコン太
陽電池は、比較的低コストで大面積化が可能なため、最
近では各方面で活発に研究開発が進められている。
【0004】更に、これらの太陽電池の中でも、導体金
属基板上にシリコンを堆積し、その上に透明導電層を形
成したアモルファスシリコン太陽電池を代表とする薄膜
太陽電池は、軽量でかつ耐衝撃性、フレキシブル性に富
んでいるので、将来のモジュール形態として有望視され
ている。但し、ガラス基板上にシリコンを堆積する場合
と異なり、光入射側表面を透明な被覆材で覆い、太陽電
池を保護する必要がある。この表面被覆材として、従来
より、最表面にフッ素樹脂フィルムやフッ素樹脂塗料な
どを用いた透明なフッ化物重合体薄膜を、またその内側
には種々の熱可塑性透明有機樹脂が用いる構成が採られ
ている。ここで、フッ化物重合体は耐候性・はっ水性に
富んでおり、樹脂の劣化による黄変・白濁、あるいは表
面の汚れによる光透過率の減少に起因する太陽電池モジ
ュールの変換効率の低下を少なくできるものである。ま
た熱可塑性透明樹脂は、安価であり内部の光起電力素子
を保護するための充填材として大量に用いることができ
るものである。
【0005】図4に、この種の従来の太陽電池モジュー
ルを示した。この太陽電池モジュールは、フッ化物重合
体薄膜層401、熱可塑性透明有機樹脂402、光起電
力素子403は、絶縁体層404から構成されるもので
ある。この例では光受光面の有機樹脂と同じものを裏面
にも用いている。より具体的には、フッ化物重合体薄膜
層401はETFE(エチレン−テトラフルオロエチレ
ン共重合体)フィルム、PVF(ポリフッ化ビニル)フ
ィルムなどのフッ素樹脂フィルムであり、熱可塑性透明
有機樹脂402はEVA(エチレン−酢酸ビニル共重合
体)、ブチラール樹脂などであり、絶縁体層404はナ
イロンフィルム、アルミラミネートテドラーフィルムを
はじめとする種々の有機樹脂フィルムである。この例に
おいて熱可塑性透明有機樹脂402は、光起電力素子4
03とフッ素樹脂フィルム401及び絶縁体層404と
の接着剤としての役割、並びに外部からの引っかきや衝
撃から太陽電池を保護する充填材の役割をはたしてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
熱可塑性透明有機樹脂、特にEVAは、その耐熱性及び
耐水性に問題がある。そして、このEVAと上記のフッ
素樹脂フィルムとで上記のように表面被覆を構成してい
る従来の太陽電池モジュールの場合は、以下のような問
題があった。
【0007】例えば太陽の直射光に太陽電池モジュール
が曝された場合、モジュール表面温度は65℃以上の高
温になる。ここで、太陽電池モジュールの封止材として
使用されるEVA樹脂のビカット軟化点は40℃以下で
あり、樹脂の変形などの恐れがある。この問題はモジュ
ール温度がより高温となる屋根材一体の用途では、より
顕著となる。
【0008】また、導体金属基板上に半導体薄膜を形成
した光起電力素子は、基板の不平滑性や成膜の不均一性
を原因とする基板と透明導電層との短絡(シャント)が
起こりやすい。そこで欠陥除去処理によってこれを除く
わけであるが、処理を施した素子は潜在的に再びシャン
トを起こしやすい状態にあり、特にこれは水分の存在下
によって促進されることが明らかになっている。
【0009】そして、太陽電池モジュールの最表面に位
置するフッ素樹脂フィルムは、水分のバリアとしてはほ
とんど効果がなく、また吸水性の高いEVA樹脂で光起
電力素子を封止することは、高温高湿下での太陽電池モ
ジュールの長期安定性を保証する上で、満足できるもの
とはいい難い。更に、EVA樹脂は、酢酸残基が水分の
存在下で加水分解を起こして酢酸が遊離するため、酸に
よって光起電力素子のシャントが一層促進されたり、あ
るいは透明導電層表面が酸で腐食される恐れがあった。
【0010】ここで、特公昭62−9232号公報で
は、シラン変性エチレン系共重合体および有機過酸化物
の混合物からなる太陽電池用の充填接着材シートが開示
されておる。また特公昭62−14111号公報には、
カップリング剤および有機過酸化物を含有するエチレン
系共重合樹脂からなる太陽電池用充填接着材シートが開
示されている。
【0011】しかしながら、上記の各公報では、明細書
中において、欠陥処理を施した素子の光入射側をEVA
樹脂とフッ素樹脂フィルムで被覆するような太陽電池モ
ジュールについては全く述べられていない。また、EV
A樹脂の耐熱性の低さや吸水性の高さ、あるいは酸の遊
離については触れられていない。更に、EVA樹脂とE
VA樹脂以外のエチレン系共重合樹脂との違いが十分考
察されておらず、EVA樹脂以外の樹脂を用いた場合の
効果については検討の余地が残されている。
【0012】そこで本発明は、上記の課題を解決し、耐
熱性に優れ、吸水性が低く、これ故に水分の存在下でも
酸の遊離がない太陽電池モジュールの表面被覆材を備
え、これにより高温環境下で被覆材の変形が少なく、高
湿環境下で光起電力素子のシャント抵抗の低下による太
陽電池の特性の劣化を最小限に抑えることができる、太
陽電池モジュールを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記課題を解
決するために鋭意研究開発を重ねた結果、次のような構
成とした場合には、所期の目的が達成できることを見い
だした。
【0014】即ち、本発明の太陽電池モジュールは、光
起電力素子の少なくとも光入射側表面が一層以上の透明
な有機高分子樹脂層で封止されている太陽電池モジュー
ルにおいて、前記有機高分子樹脂層のうち少なくとも一
層がエチレンと不飽和脂肪酸エステルとの共重合樹脂か
ら構成される、ものである。
【0015】
【作用】本発明では、上記のように表面被覆材を構成す
る有機高分子樹脂層をエチレンと不飽和脂肪酸エステル
との共重合樹脂から構成したことで、以下の作用があ
る。
【0016】(1)高温使用時において充填材が軟化し
て変形や剥離などが生じることが防止されて、耐熱性に
優れた被覆材とできる。
【0017】(2)有機高分子樹脂層中に水分が侵入し
にくく、酸の遊離も起こらないので、湿度の光起電力素
子への影響を本質的に少なくでき、防湿性に優れた被覆
材とできる。
【0018】(3)また、欠陥除去処理により短絡部分
を修復された光起電力素子の被覆に適用した場合には、
欠陥処理された光起電力素子で一層顕著になりやすい水
分及び遊離酸によるシャント抵抗の低下が抑えられ、湿
度による太陽電池特性の低下を抑制できる。
【0019】
【実施態様例】図1に本発明の太陽電池モジュールの概
略構成図の一例を示す。この太陽電池モジュールにおい
て外部からの光100は、最表面の表面フィルム103
から入射し、光起電力素子101に到達する。またその
際に光起電力素子101において生じた起電力は、出力
端子(不図示)より外部に取り出される。
【0020】本発明における光起電力素子101は、例
えば導電性基体上に、光変換部材としての半導体光活性
層が形成されたものである。その一例としての概略構成
は、図2に示した通り、導電性基体201、裏面反射層
202、半導体光活性層203、透明導電層204、集
電電極205である。
【0021】導電性基体201は、光起電力素子101
の基体になると同時に、下部電極の役割も果たす。導電
性基体201の材料としては、シリコン、タンタル、モ
リブデン、タングステン、ステンレス、アルミニウム、
銅、チタン、カーボンシート、鉛メッキ鋼板、導電層が
形成してある樹脂フィルムやセラミックスなどが挙げら
れる。上記の導電性基体201上には、裏面反射層20
2として、金属層、あるいは金属酸化物層、あるいは金
属層と金属酸化物層を形成しても良い。金属層には、例
えば、Ti,Cr,Mo,W,Al,Ag,Niなどが
用いられ、金属酸化物層には、例えば、ZnO,TiO
2,SnO2などが用いられる。上記金属層及び金属酸化
物層の形成方法としては、抵抗加熱蒸着法、電子ビーム
蒸着法、スパッタリング法などがある。
【0022】半導体光活性層203は、光電変換を行う
部分である。具体的な材料としては、pn接合型多結晶
シリコン、pin接合型アモルファスシリコン、あるい
はCuInSe2,CuInS2,GaAs,CdS/C
2S,CdS/CdTe,CdS/InP,CdTe
/Cu2Teをはじめとする化合物半導体などが挙げら
れる。また上記半導体光活性層の形成方法としては、多
結晶シリコンの場合は溶融シリコンのシート化か非晶質
シリコンの熱処理、アモルファスシリコンの場合はシラ
ンガスなどを原料とするプラズマCVD、化合物半導体
の場合はイオンプレーティング、イオンビームデポジシ
ョン、真空蒸着法、スパッタ法、あるいは電析法などが
ある。
【0023】透明導電層204は、太陽電池の上部電極
の役目を果たしている。透明導電層204に用いる材料
としては、例えば、In23,SnO2,In23−S
nO2(ITO),ZnO,TiO2,Cd2SnO4
濃度不純物ドープした結晶性半導体層などがある。透明
導電層204の形成方法としては、抵抗加熱蒸着、スパ
ッタ法、スプレー法、CVD法、不純物拡散法などが挙
げられる。
【0024】ところで、透明導電層まで形成した光起電
力素子は、導電性基体の非平滑性かつ/あるいは半導体
光活性層成膜時の不均一性により、導電性基体と透明導
電層が部分的に短絡している。そしてこのため、出力電
圧に比例して大きな漏れ電流が流れ、つまり漏れ抵抗
(シャント抵抗)が小さい状態にある。そこで、これを
修復するため、透明導電層を形成した後に欠陥除去処理
を施す必要がある。
【0025】USP 特許公報4729970号にはこ
のような欠陥除去についての詳細が述べられている。そ
してこの方法によって、光起電力素子のシャント抵抗を
1kΩ・cm2以上で500kΩ・cm2以下、望ましく
は10kΩ・cm2以上で500kΩ・cm2以下とす
る。
【0026】透明導電層204の上には、電流を効率よ
く集電するために、格子状の集電電極205(グリッ
ド)を設けてもよい。集電電極205の具体的な材料と
しては、例えば、Ti,Cr,Mo,W,Al,Ag,
Ni,Cu,Sn、あるいは銀ペーストをはじめとする
導電性ペーストなどが挙げられる。集電電極205の形
成方法としては、マスクパターンを用いたスパッタリン
グ、抵抗加熱、CVD法や、全面に金属膜を蒸着した後
で不必要な部分をエッチングで取り除きパターニングす
る方法、光CVDにより直接グリッド電極パターンを形
成する方法、グリッド電極パターンのネガパターンのマ
スクを形成した後にメッキする方法、導電性ペーストを
印刷する方法、あるいは印刷した導電性ペーストに金属
ワイヤーを半田で固定する方法などがある。
【0027】ここで、導電性ぺーストは、通常微粉末状
の銀、金、銅、ニッケル、カーボンなどをバインダーポ
リマーに分散させたものが用いられる。バインダーポリ
マーとしては、例えば、ポリエステル、エポキシ、アク
リル、アルキド、ポリビニルアセテート、ゴム、ウレタ
ン、フェノールなどの樹脂が挙げられる。
【0028】そして最後に、起電力を取り出すために、
出力端子206を導電性基体201と集電電極205に
取り付ける。導電性基体201への取り付けは、銅タブ
などの金属体をスポット溶接や半田で接合する方法が取
られる。また集電電極205への取り付けは、金属体を
導電性ペーストや半田によって電気的に接続する方法が
取られる。
【0029】上記の手法で作製した光起電力素子101
は、所望する電圧あるいは電流に応じて直列あるいは並
列に接続される。また、絶縁化した基板上に光起電力素
子を集積化して所望の電圧あるいは電流を得ることもで
きる。
【0030】裏面被覆フィルム105は、光起電力素子
101の導電性基体201と外部との電気的絶縁を保つ
ために必要である。裏面被覆フィルム105の材料とし
ては、導電性基体201と充分な電気絶縁性を確保で
き、しかも長期耐久性に優れ熱膨張や熱収縮に耐えられ
る、つまり柔軟性を兼ね備えた材料が好ましい。裏面被
覆フィルム105に好適に用いられるフィルムとして
は、ナイロン、ポリエチレンテレフタレートが挙げられ
る。
【0031】裏面の充填材104は、光起電力素子10
1と裏面被覆フィルム105との接着を図るためのもの
である。充填材104の材料としては、導電性基板と充
分な接着性を確保でき、しかも長期耐久性に優れ熱膨
張、熱収縮に耐えられる、柔軟性を兼ね備えた材料が好
ましい。好適に用いられる材料としては、EVA、ポリ
ビニルブチラールなどのホットメルト材、両面テープ、
柔軟性を有するエポキシ接着剤などが挙げられる。ま
た、裏面の充填材104は、後述する表面の充填材10
2と同じ材料としても良い。
【0032】太陽電池モジュールが高温で使用される場
合、例えば屋根材一体型などでは、高温下での接着を確
実にするために、架橋することがより好ましい。EVA
などの架橋法としては、有機過酸化物を用いる方法が一
般的である。
【0033】裏面被覆フィルム105の外側には、太陽
電池モジュールの機械的強度を増すために、あるいは、
温度変化による歪、ソリを防止するために、補強板を張
り付けても良い。補強板としては、例えば、鋼板、プラ
スチック板、FRP(ガラス繊維強化プラスチック)板
が好適に用いられる。
【0034】次に本発明に用いられる充填材102につ
いて詳しく説明する。充填材102は、光起電力素子の
凹凸を樹脂で被覆するもので、外部環境から光起電力素
子を保護するために必要である。また、表面フィルムが
ある場合は、この表面フィルムを光起電力素子に接着す
る役割も果たす。したがって、高透明性の他に、耐候
性、接着性、耐熱性が要求される。さらに、本発明の主
眼である低吸水性や酸の遊離がないということも満足し
なければならない。これらの要求を満たすためには、エ
チレンと不飽和脂肪酸エステルとの共重合樹脂が適当で
ある。具体的には、エチレン−アクリル酸メチル共重合
体(EMA)、エチレン−アクリル酸エチル共重合体
(EEA)、エチレン−アクリル酸ブチル共重合体(E
BA)、エチレン−メタクリル酸メチル共重合体(EM
M)、エチレン−メタクリル酸エチル共重合体(EE
M)などが好適な材料として用いられる。
【0035】これらのエチレン−不飽和脂肪酸エステル
共重合体の中で、入手の容易さと経済性の観点からみ
て、EMAとEEAが好ましく、更に透明性からEEA
が最も好ましい。
【0036】充填材を構成する樹脂は、耐熱性や接着性
を向上させるために、架橋することが好ましい。充填材
を架橋する場合は、一般に、イソシアネート、メラミ
ン、有機過酸化物などが用いられる。本発明に使用され
る架橋剤としては、ポットライフが十分長いこと、架橋
時の架橋反応が速やかなことの他に、充填材上に表面フ
ィルムが積層されるために、架橋剤からの遊離物がない
か、あるいは微量であることが好ましい。
【0037】上記の要求を満たすものは有機過酸化物で
ある。以下に有機過酸化物について詳しく説明する。有
機過酸化物による架橋は、有機過酸化物から発生する遊
離ラジカルが樹脂中の水素を引き抜いてC−C結合を形
成することによって行われる。有機過酸化物の活性化方
法には、熱分解、レドックス分解およびイオン分解が知
られている。一般には熱分解法が好んで行われている。
有機過酸化物は、化学構造では、ヒドロペルオキシド、
ジアルキル(アリル)ペルオキシド、ジアシルペルオキ
シド、ペルオキシケタール、ペルオキシエステル、ペル
オキシカルボネートおよびケトンペルオキシドに大別さ
れる。
【0038】ヒドロペルオキド系としては、t−ブチル
ペルオキド、1,1,3,3−テトラメチルブチルペル
オキシド、p−メンタンヒドロペルオキシド、クメンヒ
ドロペルオキシド、p−サイメンヒドロペルオキシド、
ジイソプロピルベンゼンペルオキド、2,5−ジメチル
ヘキサン−2,5−ジヒドロペルオキシド、シクロヘキ
サンペルオキシド、3,3,5−トリメチルヘキサノン
ペルオキシドなどが用いられる。
【0039】ジアルキル(アリル)ペルオキシド系とし
ては、ジ−t−ブチルペルオキシド、ジクミルペルオキ
ド、t−ブチルクミルペルオキドなどが用いられる。
【0040】ジアシルペルオキシド系としては、ジアセ
チルペルオキシド、ジプロピオニルペルオキシド、ジイ
ソブチリルペルオキシド、ジオクタノイルペルオキシ
ド、ジデカノイルペルオキシド、ジラウロイルペルオキ
シド、ビス(3,3,5−トリメチルヘキサノイル)ペ
ルオキシド、ベンゾイルペルオキシド、m−トルイルペ
ルオキシド、p−クロロベンゾイルペルオキシド、2,
4−ジクロロベンゾイルペルオキシド、ペルオキシこは
く酸などが用いられる。
【0041】ペルオキシケタール系としては、2,2−
ジ−t−ブチルペルオキシブタン、1,1−ジ−t−ブ
チルペルオキシシクロヘキサン、1,1−ジ−(t−ブ
チルペルオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキ
サン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペル
オキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t
−ブチルペルオキシ)ヘキシン−3、1,3−ジ(t−
ブチルペルオキシイソプロピル)ベンゼン、2,5−ジ
メチル−2,5−ジベンゾイルペルオキシヘキサン、
2,5−ジメチル−2,5−ジ(ペルオキシベンゾイ
ル)ヘキシン−3、n−ブチル−4,4−ビス(t−ブ
チルペルオキシ)バレレートなどが用いられる。
【0042】ペルオキシエステル系としては、t−ブチ
ルペルオキシアセテート、t−ブチルペルオキシイソブ
チレート、t−ブチルペルオキシピバレート、t−ブチ
ルペルオキシネオデカノエート、t−ブチルペルオキシ
−3,3,5−トリメチルヘサノエート、t−ブチルペ
ルオキシ−2−エチルヘキサノエート、(1,1,3,
3−テトラメチルブチルペルオキシ)2−エチルヘキサ
ノエート、t−ブチルペルオキシラウレート、t−ブチ
ルペルオキシベンゾエート、ジ(t−ブチルペルオキ
シ)アジペート、2,5−ジメチル−2,5−ジ(ペル
オキシ−2−エチルヘキサノイル)ヘキサン、ジ(t−
ブチルペルオキシ)イソフタレート、t−ブチルペルオ
キシマレート、アセチルシクロヘキシルスルフォニルペ
ルオキシドなどが用いられる。
【0043】ペルオキシカルボナート系としては、t−
ブチルペルオキシイソプロピルカルボナート、ジ−n−
プロピルペルオキシジカルボナート、ジ−sec−ブチ
ルペルオキシジカルボナート、ジ(イソプロピルペルオ
キシ)ジカルボナート、ジ(2−エチルヘキシルペルオ
キシ)ジカルボナート、ジ(2−エトキシエチルペルオ
キシ)ジカルボナート、ジ(メトキシドプロピルペルオ
キシ)カルボナート、ジ(3−メトキシブチルペルオキ
シ)ジカルボナート、ビス−(4−t−ブチルシクロヘ
キシルペルオキシ)ジカルボナートなどが挙げられる。
【0044】ケトンペルオキシド系としては、アセチル
アセトンペルオキド、メチルエチルケトンペルオキシ
ド、メチルイソブチルケトンペルオキド、ケトンペルオ
キシドなどが用いられる。その他の構造では、ビニルト
リス(t−ブチルペルオキシ)シランなども知られてい
る。
【0045】上記の有機過酸化物の添加量は、充填材に
対して0.1乃至5重量%が一般的である。ここで、有
機過酸化物を充填材に混合し、加圧加熱しながら架橋お
よび太陽電池モジュールの熱圧着を行うことが可能であ
る。加熱温度ならびに時間は、各々の有機過酸化物の熱
分解温度特性で決定することができる。一般には、熱分
解が90%、より好ましくは95%以上進行する温度と
時間をもって加熱を終了する。また加圧方法としては、
熱ロール、熱プレスで加圧する方法とエアーバッグ状の
治具を用いて系内を減圧することによって大気圧で加圧
する方法がある。上記の架橋反応を効率良く行うために
は、架橋助剤と呼ばれるトリアリルシアヌレートを用い
ることが望ましい。一般には充填材の0.1乃至5重量
%の添加量である。
【0046】また充填材樹脂には、高温下での安定性を
付与するために熱酸化防止剤を添加することがしばしば
行われる。添加量は樹脂100重量部に対して0.1〜
1重量部が適正である。熱酸化防止剤の化学構造として
は、モノフェノール系、ビスフェノール系、高分子型フ
ェノール系、硫黄系、燐酸系に大別される。モノフェノ
ール系では2,6−ジ−tert−ブチル−p−クレゾ
ール、ブチル化ヒドロキシアニゾール、2,6−ジ−t
ert−ブチル−4−エチルフェノールがある。
【0047】ビスフェノール系では、2,2′−メチレ
ン−ビス−(4−メチル−6−tert−ブチルフェノ
ール)、2,2′−メチレン−ビス−(4−エチル−6
−tert−ブチルフェノール)、4,4′−チオビス
−(3−メチル6−tert−ブチルフェノール)、
4,4′−ブチリデン−ビス−(3−メチル−6−te
rt−ブチルフェノール)、3,9−ビス{1,1−ジ
メチル−2−{β−(3−tert−ブチル−4−ヒド
ロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニルオキシ}エ
チル}2,4,8,10−テトラオキサスピロ}5,5
−ウンデカンなどが挙げられる。
【0048】高分子フェノール系としては、1,1,3
−トリス−(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−ter
t−ブチルフェニル)ブタン、1,3,5−トリメチル
−2,4,6−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル
−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、テトラキス−
{メチレン−3−(3′,5′−ジ−tert−ブチル
−4′−ヒドロキスフェニル)プロピオネート}メタ
ン、ビス(3,3′−ビス−4′−ヒドロキシ−3′−
tert−ブチルフェニル)ブチリックアシッド}グル
コールエステル、1,3,5−トリス(3′,5′−ジ
−tert−ブチル−4′−ヒドロキシベンジル)−s
−トリアジン−2,4,6−(1H,3H,5H)トリ
オン、トリフェノール(ビタミンE)などが知られてい
る。
【0049】一方、硫黄系では、ジラウリルチオジプロ
ピオネート、ジミリスチルチオジプロピオネート、ジス
テアリルチオプロピオネートなどがある。
【0050】また燐酸系では、トリフェニルホスファイ
ト、ジフェニルイソデシルホスファイト、フェニルジイ
ソデシルホスファイト、4,4′−ブチリデン−ビス−
(3−メチル−6−tert−ブチルフェニル−ジ−ト
リデシル)ホスファイト、サイクリックネオペンタンテ
トライルビス(オクタデシルホスファイト)、トリス
(モノおよびあるいはジフェニルホスファイト)、ジイ
ソデシルペンタエリスリトールジフォスファイト、9,
10−ジヒドロ−9−オキサ−10−ホスファフェナス
レン−10−オキサイド、10−(3,5−ジ−ter
t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−9,10−ジ
ヒドロ−9−オキサ−10−ホスファフェナンスレン−
10−オキサイド、10−デシロキシ−9,10−ジヒ
ドロ−9−オキサ−10−ホスファフェナンスレン、サ
イクリックネオペンタンテトライルビス(2,4−ジ−
tert−ブチルフェニル)ホスファイト、サイクリッ
クネオペンタンテトライルビス(2,6−ジ−tert
−メチルフェニル)ホスファイト、2,2−メチレンビ
ス(4,6−tert−ブチルフェニル)オクチルホス
ファイトなどが挙げられる。
【0051】更に、充填材樹脂の光劣化を抑え耐候性を
向上させるために、あるいは充填材樹脂の下層の保護の
ために、紫外線吸収剤を添加することが望ましい。添加
量は樹脂100重量部に対して0.1〜0.5重量部程
度である。紫外線吸収剤としては公知の化合物が用いら
れ、また化学構造としてはサリチル酸系、ベンゾフェノ
ン系、ベンゾトリアゾール系、シアノアクリレート系な
どに大別される。
【0052】サリチル酸系としては、フェニルサリシレ
ート、p−tert−ブチルフェニルサリシレート、p
−オクチルフェニルサリシレートなどがある。
【0053】ベンゾフェノン系としては、2,4−ジヒ
ドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキ
シベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オクトキシベ
ンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−ドデシルオキシベ
ンゾフェノン、2,2′−ジヒドロキシ−4−メトキシ
ベンゾフェノン、2,2′−ジヒドロキシ−4,4′−
ジメトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メト
キシ−5−スルホベンゾフェノン、ビス(2−メトキシ
−4−ヒドロキシ−5−ベンゾフェノン)メタンなどが
挙げられる。
【0054】ベンゾトリアゾール系としては、2−
(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)ベンゾト
リアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−5′−tert
−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−
ヒドロキシ−3′,5′−ジ−tert−ブチルフェニ
ル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−
3′−tert−ブチル−5−メチルフェニル)−5−
クロロベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−
3′,5′−ジ−tert−ブチルフェニル)−5−ク
ロロベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−
3′,5′−ジ−tert−アミルフェニル)ベンゾト
リアゾール、2−{2′−ヒドロキシ−3′−(3″,
4″,5″,6″−テトラヒドロフタルイミドメチル)
−5′−メチルフェニル}ベンゾトリアゾール、2,2
−メチレンビス{4−(1,1,3,3−テトラメチル
ブチル)−6−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イ
ル)フェノール}などが挙げられる。
【0055】シアノアクリレート系では、2−エチルヘ
キシル−2−シアノ−3,3′−ジフェニルアクリレー
ト、エチル−2−シアノ−3,3′−ジフェニルアクリ
レートなどが挙げられる。
【0056】そして上記紫外線吸収剤を少なくとも1種
以上添加することが好ましい。
【0057】上記紫外線吸収剤以外に耐候性を付与する
方法としては、ヒンダードアミン系光安定化剤が使用で
きることが知られている。ヒンダードアミン系光安定化
剤は、紫外線吸収剤のようには紫外線を吸収しないが、
紫外線吸収剤を併用することによって著しい相乗効果を
示す。光安定化剤の添加量は、樹脂100重量部に対し
て0.1〜0.3重量部程度が一般的である。もちろん
ヒンダードアミン系以外にも光安定化剤として機能する
ものはあるが、着色している場合が多く本発明の充填材
には望ましくない。ヒンダードミン系光安定化剤として
はコハク酸ジメチル−1−(2−ヒドロキシエチル)−
4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリ
ジン重縮合物、ポリ[{6−(1,1,3,3−テトラ
メチルブチル)アミノ−1,3,5−トリアジン−2,
4−ジイル}{(2,2,6,6−テトラメチル−4−
ピペリジル)イミノ}ヘキサメチレン{{2,2,6,
6−テトラメチル−4−ピペリジル)イミノ}]、N,
N′−ビス(3−アミノプロピル)エチレンジアミン−
2,4−ビス[N−ブチル−N−(1,2,2,6,6
−ペンタメチル−4−ピペリジル)アミノ]−6−クロ
ロ−1,3,5−トリアジン縮合物、ビス(2,2,
6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバレート、
2−(3,5−ジ−tert−4−ヒドロキシベンジ
ル)−2−n−ブチルマロン酸ビス(1,2,2,6,
6−ペンタメチル−4−ピペリジル)などが知られてい
る。
【0058】なお、太陽電池モジュールの使用環境を考
慮して、低揮発性の紫外線吸収剤、光安定化剤および熱
酸化防止剤を用いることが好ましい。
【0059】より厳しい環境下で太陽電池モジュールの
使用が想定される場合には、充填材と光起電力素子ある
いは表面フィルムとの密着力を向上することが好まし
い。これは、シランカップリング剤や有機チタネート化
合物を充填材に添加することで可能であり、密着力が改
善される。シランカップリング剤の具体例としては、ビ
ニルトリクロルシラン、ビニルトリス(βメトキシエト
キシ)シラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリ
メトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメト
キシシラン、β−(3、4−エポキシシクロヘキシル)
エチルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピル
メチルジエトキシシラン、N−β(アミノエチル)γ−
アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β(アミノエ
チル)γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ
−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−フェニル−
γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプ
トプロピルトリメトキシシラン、γ−クロロプロピルト
リメトキシシランなどが挙げられる。
【0060】一方、光起電力素子に到達する光量の減少
をなるべく抑えるために、充填材の樹脂の光透過率は、
400nm以上800nm以下の可視光波長領域におい
て80%以上であることが望ましく、90%以上である
ことがより望ましい。また、大気からの光の入射を容易
にするために、屈折率が1.1から2.0であることが
好ましく、1.1から1.6であることがより好まし
い。
【0061】表面フィルム103は、太陽電池モジュー
ルの最表層に位置するため耐候性、はっ水性、耐汚染
性、機械強度をはじめとして、太陽電池モジュールの屋
外暴露における長期信頼性を確保するための性能が必要
である。本発明に好適に用いられる材料としては、四フ
ッ化エチレン−エチレン共重合体(ETFE)、ポリフ
ッ化ビニル樹脂(PVF)、ポリフッ化ビニリデン樹脂
(PVDF)、ポリ四フッ化エチレン樹脂(TFE)、
四フッ化エチレン−六フッ化プロピレン共重合体(FE
P)、ポリ三フッ化塩化エチレン樹脂(CTFE)など
がある。耐候性の観点では、ポリフッ化ビニリデン樹脂
が優れているが、耐候性および機械的強度の両立では四
フッ化エチレン−エチレン共重合体が優れている。
【0062】また充填材の樹脂との接着性の改良のた
め、表面フィルムには、コロナ処理、プラズマ処理を行
うことが望ましい。また、機械的強度向上のために、表
面フィルムに延伸処理が施してあるフィルムを用いるこ
とも可能である。
【0063】以上述べた光起電力素子、充填材樹脂、表
面フィルム、裏面被覆材を用いて太陽電池モジュールを
作製する方法を次に説明する。
【0064】充填材102の樹脂で光起電力素子受光面
を被覆するには、溶剤に溶かした充填材を塗布した後に
溶剤を蒸発させる方法、粉体状の充填材を光起電力素子
の表面に均一に付着させ加熱溶融する方法、加熱溶融さ
せた充填材をスリットから素子上に押し出す方法、加熱
溶融させた充填材をスリットから押し出し充填材のシー
トを作製しこれを素子上に加熱圧着する方法などが挙げ
られる。
【0065】充填材を溶剤に溶かす場合は同時に、シラ
ンカップリング剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤などの種
々の添加剤を混合しておく。これを素子に塗布して乾燥
する。また粉体状充填材を溶融する場合や充填材を溶融
させて押し出す場合も予め添加剤を混入しておく必要が
ある。
【0066】充填材が光起電力素子上に予め形成されて
いる場合は、裏面に裏面の充填材104、および裏面被
覆フィルム105を、また表面に表面フィルム103を
重ね加熱圧着することにより、太陽電池モジュールを得
る。補強板を設けるときは、接着剤を介して裏面被覆フ
ィルムに重ねて圧着すれば良く、これは上記工程と同時
行っても、また工程後に行っても構わない。
【0067】一方、充填材がシート状に成形されている
場合は、光起電力素子と表面フィルムの間に充填材を挿
入し、同様に加熱圧着して太陽電池モジュールとでき
る。
【0068】また加熱圧着の方法としては、従来公知で
ある真空ラミネーション、ロールラミネーションなどを
種々選択して用いることができる。
【0069】
【実施例】以下、実施例に基づき本発明を詳細に説明す
る。
【0070】(実施例1) (光起電力素子)アモルファスシリコン(a−Si)太
陽電池(光起電力素子)を作製した。作製手順を図2を
用いて説明する。
【0071】まず洗浄したステンレス基板201上に、
スパッタ法で裏面反射層202としてAl層(膜厚50
00Å)とZnO層(膜厚5000Å)を順次形成し
た。次いで、プラズマCVD法により、SiH4とPH3
とH2の混合ガスからn型a−Si層を、SiH4とH2
の混合ガスからi型a−Si層を、SiH4とBF3とH
2の混合ガスからp型微結晶μc−Si層をそれぞれ形
成し、n層膜厚150Å/i層膜厚4000Å/p層膜
厚100Å/n層膜厚100Å/i層膜厚800Å/p
層膜厚100Åの層構成である、タンデム型a−Si光
電変換半導体層からなる半導体光活性層203を形成し
た。次に、透明導電層204として、In23薄膜(膜
厚700Å)を、O2雰囲気下でInを抵抗加熱法で蒸
着することによって形成した。
【0072】その後、光起電力素子の欠陥除去処理を行
った。即ち、電導度が50乃至70mSとなるように調
製した塩化アルミニウムの水溶液中に、光起電力素子
と、光起電力素子の透明導電層と対向するように電極板
を浸漬した。そして、光起電力素子をアースとして、ま
た電極板に3.5ボルトの正電位を2秒間印加すること
により、シャントしている部分の透明導電層を選択的に
分解した。この処理により、光起電力素子のシャント抵
抗は、処理前は1kΩ・cm2乃至10kΩ・cm2であ
ったのに対し、処理後には50kΩ・cm2乃至200
kΩ・cm2に改善された。
【0073】最後に、集電電極205を設けた。即ち、
スクリーン印刷により形成された幅200μmの銅ペー
ストのライン上に沿って直径100μmの銅線を布線
し、その上にクリーム半田をのせた後、半田を溶融させ
ることにより銅線を銅ペースト上に固定して集電電極と
した。またマイナス側出力端子206bとして、銅タブ
をステンレス基板にステンレス半田208を用いて取り
付けた。更に、プラス側端子として、錫箔のテープを導
電性接着剤または半田207にて集電電極205に取り
付けてプラス側出力端子206aとし、光起電力素子を
得た。
【0074】次に、太陽電池モジュールの作製方法を図
3を用いて説明する。
【0075】(被覆材)EEA樹脂ペレット(三井デュ
ポンポリケミカル社製、商品名 エバフレックスEEA
A703、アクリル酸エチル含有量25wt%)10
0重量部に対して、架橋剤として2,5−ジメチル−
2,5−ビス(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン(アト
ケム吉富社製、商品名 ルパゾール101)3重量部、
シランカップリング剤としてγ−メタクリロキシプロピ
ルトリメトキシシラン(東レ・ダウコーニング・シリコ
ーン社製、品番 SZ6030)0.3重量部、紫外線
吸収剤として2−ヒドロキシ−4−n−オクトキシベン
ゾフェノン(アメリカンサイアナミッド社製、商品名
サイアソープUV−531)0.3重量部、光安定化剤
としてビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペ
リジル)セバケート(チバガイギー社製、商品名 チヌ
ビン770)0.1重量部、並びに酸化防止剤としてト
リス(モノ−ノニルフェニル)フォスファイト(ユニロ
イヤル社製、商品名 ナウガードP)0.2重量部をそ
れぞれ添加したものを、架橋剤が分離しないように80
℃から100℃の低温で加熱溶融させ、またTダイのス
リットから押し出して、厚さ400μmのシート状EE
A(以下、EEAシートとする)を成形した。そして、
これを充填材302として用いた。また表面フィルム3
03としては、下層の有機高分子樹脂との接着面をコロ
ナ放電処理したETFEフィルム(デュポン社製、商品
名 テフゼルT2フィルム、一軸延伸、厚さ38μm)
を用いた。更に裏面被覆フィルム304としては、アル
ミラミネートテドラーフィルム(東海アルミ箔社製、厚
さ120μm)を用いた。また補強板305としては、
ガルバリウム鋼板(亜鉛メッキ鋼板、厚さ0.3mm)
を用いた。
【0076】(ラミネーション)上記被覆材を用いて、
光起電力素子を図3の構成でラミネートした。即ち、光
起電力素子の受光面側に上記のEEAシートと表面フィ
ルムとを、また裏側にはEEAシートとアルミラミネー
トテドラーフィルムと補強板とをそれぞれ重ね、真空ラ
ミネート装置を用いて加圧脱気しながら150℃で30
分加熱した。出力端子306は、光起電力素子の裏面に
まわしておき、ラミネート後において、ガルバリウム鋼
板に予め開けておいた端子取り出し口307から、出力
が取り出せるようにした。
【0077】以上の工程により、本発明を実施した太陽
電池モジュールを得た。
【0078】(実施例2)実施例1において、アクリル
酸エチルの含有量が19重量%であるEEA樹脂ペレッ
ト(三井デュポンポリケミカル社製、商品名 エバファ
ックスEEA A702)を用いた以外は、実施例1と
全く同様にして、太陽電池モジュールを作製した。
【0079】(実施例3)実施例1において、アクリル
酸エチルの含有量が35重量%であるEEA樹脂ペレッ
ト(三井デュポンポリケミカル社製、商品名 エバフレ
ックスEEA A709)を用いた以外は、実施例1と
全く同様にして、太陽電池モジュールを作製した。
【0080】(実施例4)実施例1において、EEA樹
脂の代わりにEMA樹脂(ガルフ・オイル社製、品名
TD938)を用いた以外は、実施例1と全く同様にし
て、太陽電池モジュールを得た。
【0081】(実施例5)実施例1において、架橋剤を
添加せずにEEAシートを作製した。そして、架橋が不
必要なため、加熱時間を5分間に短縮して真空ラミネー
トを行った。それ他は、実施例1と同様にして、太陽電
池モジュールを作製した。
【0082】(比較例1)実施例1において、EEA樹
脂のかわりにEVA樹脂(三井デュポンポリケミカル社
製、商品名 エバフレックス150、酢酸ビニル含有量
33重量%)を用いて充填材シートを作製した以外は、
実施例1と全く同様にして、太陽電池モジュールを得
た。
【0083】(比較例2)比較例1において、酢酸ビニ
ル含有量が28重量%のEVA樹脂(三井デュポンポリ
ケミカル社製、商品名 エバフレックス250)を用い
た他は、比較例1と同様にして、太陽電池モジュールを
作製した。
【0084】(比較例3)実施例5において、EEA樹
脂にかえて比較例1のEVA樹脂を用いた他は、実施例
5と同様にして、太陽電池モジュールを作製した。
【0085】(評価方法)次ぎに、上記の実施例1〜
5、および比較例1〜3で作製した太陽電池モジュール
について、以下の項目について評価を行った。またこの
評価の結果を表1に示した。
【0086】(1)耐熱性 太陽電池モジュールを100℃の雰囲気中に24時間放
置した。試験後の外観上の変化を観察し、変化のないも
のを○で示した。
【0087】(2)初期変換効率 作製直後における太陽電池モジュールについて、AM
1.5,100mW/cm2の光照射下での実効光電変
換効率を測定した。
【0088】(3)耐湿性 ソーラーシミュレーターで受光面に100mW/cm2
の疑似太陽光を照射しながら、85℃/85%RHの雰
囲気中に太陽電池モジュールを24時間置き、また試験
前後の太陽電池モジュールのAM1.5,100mW/
cm2の光照射下での変換効率を測定し、10モジュー
ル平均の変換効率の相対低下率を求めた。更に、試験前
後における暗状態でのシャント抵抗も測定し、これも同
様に10モジュールの平均を求めた。
【0089】
【表1】 表1から明らかなように、EEA樹脂で表面を被覆した
太陽電池モジュールは、熱による変形が全く認められ
ず、耐熱性に極めて優れていることが分かった。特に実
施例5と比較例3では、EEA樹脂の軟化点がEVA樹
脂よりも高いために、架橋しない場合ではモジュールの
変形をEVAに比べ抑えることができた。
【0090】また初期変換効率に関して、EMA樹脂に
よる被覆の場合で若干低い値となったが、これはEMA
の光線透過率がEEAやEVAよりもやや悪いことが原
因である。EEAについては、いずれもEVAと同等の
効率が得られており、樹脂の透明性には何等問題のない
ことがわかる。
【0091】更に、耐湿性の評価では、実施例のモジュ
ールが比較例のモジュールよりも変換効率の低下が著し
く抑えられているのは明らかであり、これはシャント抵
抗の低下がEVA樹脂で被覆した場合よりも抑制されて
いるからである。この理由としては二つ考えられる。
【0092】第一は、樹脂の吸水性の違いである。具体
的には、実施例1で用いたEEA樹脂の40℃,90%
RHでの吸水率が420ppmであるのに対し、比較例
1で用いたEVA樹脂の同条件下での吸水率は1860
ppmとEEAの4倍以上である。ここで、吸水率はコ
モノマーの含有量によっても同じ樹脂でも変化するが、
EEAの方が総じてEVAよりも吸水率は低い。またシ
ャント抵抗の低下の原因は、素子表面に設けられている
集電電極等の金属体のイオン化とそのイオンが再び金属
として析出することにあると考えられており、この機構
には水は欠かせない。従って、光起電力素子を覆う樹脂
の吸水率が高ければ当然イオン化が促進され、シャント
抵抗の低下を招くことが予想される。
【0093】第二は、樹脂からの酸の遊離の有無があ
る。EVA樹脂は酢酸残基が加水分解を受けて酢酸が遊
離する。また酸の存在下では前述したイオン化が一層促
進される。ところが、EEA及びEMA樹脂ではこのよ
うな酸の遊離は起こらない。そしてこのため、低吸水率
と相まってイオン化をEVAよりも抑えることができる
のである。
【0094】なお、本発明に係わる太陽電池モジュール
は以上の実施例に何等限定されるものではなく、その要
旨の範囲内で種々変更できることは勿論である。
【0095】
【発明の効果】本発明の太陽電池モジュールでは、光起
電力素子の少なくとも光入射側表面が一層以上の透明な
有機高分子樹脂層で封止されている太陽電池モジュール
において、有機高分子樹脂層のうち少なくとも一層がエ
チレンと不飽和脂肪酸エステルとの共重合樹脂としたの
で、直射日光照射時のように太陽電池モジュールが高温
になる際の表面被覆材の変形・剥離を抑えて、耐熱性に
優れた表面被覆材を得ることができる。また、有機高分
子樹脂中に水分が侵入しにくく、酸の遊離も起こらない
ので、本質的に湿度の素子への影響を少なくすることが
できる。そして、欠陥除去処理により短絡部分を修復さ
れた光起電力素子の湿度による太陽電池特性の低下が抑
制できて、耐湿性に優れた被覆材を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した太陽電池モジュールの一例の
概略の断面図である。
【図2】図1の太陽電池モジュールにおいて使用する光
起電力素子の基本構成を示したもので、(a)は断面
図、(b)は受光面側の上面図(b)である。
【図3】実施例1の太陽電池モジュールの概略の断面図
である。
【図4】従来の太陽電池モジュールの一例の概略を示す
断面図である。
【符号の説明】
100、300 入射光、 101、200、301、403 光起電力素子、 102 表面の充填材、 103、303 表面フィルム、 104 裏面の充填材、 105、304 裏面被覆フィルム、 201 導電性基体、 202 裏面反射層、 203 半導体光活性層、 204 透明導電層、 205 集電電極、 206a プラス側出力端子、 206b マイナス側出力端子、 207 導電性接着剤、 208 ステンレス半田、 209 絶縁体、 302 充填材、 305 補強板、 306 出力端子、 307 端子取り出し口、 401 フッ化物重合体薄膜層、 402 熱可塑性透明有機樹脂、 404 絶縁体層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩塚 秀則 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 小森 綾子 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光起電力素子の少なくとも光入射側表面
    が一層以上の透明な有機高分子樹脂層で封止されている
    太陽電池モジュールにおいて、前記有機高分子樹脂層の
    うち少なくとも一層が、エチレンと不飽和脂肪酸エステ
    ルとの共重合樹脂から構成されることを特徴とする太陽
    電池モジュール。
  2. 【請求項2】 前記光起電力素子が、第1の電極として
    の導電性基体上に光変換部材としての半導体光活性層、
    第2の電極としての透明導電層が形成されたものである
    ことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュー
    ル。
  3. 【請求項3】 前記半導体光活性層が、非晶質半導体薄
    膜であることを特徴とする請求項1または2に記載の太
    陽電池モジュール。
  4. 【請求項4】 前記非晶質半導体薄膜が、アモルファス
    シリコンであることを特徴とする請求項1乃至3のいず
    れか1項に記載の太陽電池モジュール。
  5. 【請求項5】 前記不飽和脂肪酸エステルが、アクリル
    酸メチルあるいはアクリル酸エチルであることを特徴と
    する請求項1乃至4のいずれか1項に記載の太陽電池モ
    ジュール。
  6. 【請求項6】 前記光起電力素子が、欠陥除去処理によ
    り短絡部分を修復されたものであることを特徴とする請
    求項1乃至5のいずれか1項に記載の太陽電池モジュー
    ル。
  7. 【請求項7】 前記光起電力素子のシャント抵抗が、1
    kΩ・cm2 以上500kΩ・cm2 以下であることを
    特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の太陽
    電池モジュール。
  8. 【請求項8】 前記光起電力素子の受光面側表面に集電
    電極が設けられていることを特徴とする請求項1乃至7
    のいずれか1項に記載の太陽電池モジュール。
  9. 【請求項9】 光入射側の最も外側の有機高分子樹脂層
    が、フッ化物重合体薄膜であることを特徴とする請求項
    1乃至8のいずれか1項に記載の太陽電池モジュール。
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