JPH0729727B2 - 糸の巻取方法 - Google Patents

糸の巻取方法

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JPH0729727B2
JPH0729727B2 JP62043997A JP4399787A JPH0729727B2 JP H0729727 B2 JPH0729727 B2 JP H0729727B2 JP 62043997 A JP62043997 A JP 62043997A JP 4399787 A JP4399787 A JP 4399787A JP H0729727 B2 JPH0729727 B2 JP H0729727B2
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yarn
winding
tension
package
pressure
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裕士 内田
良行 市場
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動ワインダの糸速が1000m/分以上となるよ
うな高速巻取りにおいて巻取側パッケージ上を各糸層の
巻圧を一定にする糸の巻取方法に関する。
〔従来の技術〕 一般に、精紡機、特にリング精紡機で生産された精紡ボ
ビンは次工程の自動ワインダへ供給されて、巻返され、
糸中に含まれる糸欠陥部を除去されつつ、所定の糸量,
形状のパッケージに巻返される。
即ち、ワインディングユニットの所定位置へ供給された
精紡ボビンから糸が引出され、該糸は一定のテンション
を付与するテンション装置,スラブキャッチャ等を経て
走行し、綾振ドラムにより回転するパッケージに巻取ら
れる。
第5図に示した如く、ワインディングユニット1におい
ては、精紡ボビン2から解舒された糸3はバルーンブレ
ーカ4,テンション装置5,スラブキャッチャ6,テンション
センサー7等を経て、綾振ドラム8により回転するパッ
ケージ9に巻取られる。
巻取中において、上記スラブキャッチャ6を通過する糸
の太さ変動が、電気信号10としてヤーンクリアラー11へ
入力され、基準値との比較演算により、許容範囲を越え
る場合に、糸欠陥部が通過したものとして直ちにクリア
ラー11からカッター駆動装置12にカッター作動指令信号
13が出され、糸切断が行われる。上記糸切断に伴い、上
記スラブキャッチャ6から発せられる糸走行信号14がオ
フとなり糸切れが感知されると、クリアラー11から制御
回路15を介して綾振ドラム駆動モータ16の停止指令信号
が出され、綾振ドラム8の回転が停止する。
続いて、糸継装置17による糸継動作が開始されるべく指
令信号がクリアラー11から制御回路15を介して出力さ
れ、公知の糸継手段によって糸継ぎが行われる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記のようにして、パッケージ9には順次糸3が巻付け
られるけれども、ドラム8の回転起動時には、糸3のテ
ンションが不足(第6図のグラフ中Aの範囲)し、パッ
ケージ9上の初期に巻かれた糸層の巻圧が不足し、巻崩
れが生じるおそれがある。
本発明は、このような従来の問題を解決するためになさ
れたもので、その目的は、糸の巻取り開始時の極く短か
い数秒間テンサーによって糸張力を付加し糸のテンショ
ン不足を補い、パッケージ上の各糸層の巻圧を一定にす
ることができる糸の巻取り方法を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、自動ワインダにおいて給糸側ボビンから巻取
側パッケージへ糸が巻取られる際、パッケージの回転移
動時における糸のテンションの不足を補うべく、テンサ
ーによりテンションを付加し、パッケージ上の各糸層の
巻圧を一定にする糸の巻取方法である。
〔作用〕
テンサーの、糸に加えるテンションを、巻き返えし始動
時の糸速が遅い間は強く、巻き返えし糸速が大きくなっ
たときに漸次少なくすることにより、糸巻き取り開始時
における糸張力の漸増に対処し、常時一定の糸張力で糸
を走行させ得るようにする。
〔実 施 例〕
以下、第1図乃至第4図に示す実施例に基づいて本発明
を説明する。
第1乃至第2図において、本発明の方法は、精紡ボビン
2からの糸3をテンサー20の摩擦板21,22間に挟む状態
で通した後、同糸3をパッケージ9へ導くようにしてい
る。テンサー20は、摩擦板21を固定状態に支持する所望
形態のブロック23と、他方の摩擦板22を可動状態に支持
するソレノイド装置24とを備えている。
ソレノイド装置24は、糸3とほぼ平行な軸心の回りで回
転可能なアーム25と、アーム25の回転量を制御するソレ
ノイド本体26とを有している。ソレノイド本体26は、制
御回路からの指令に従い、アーム25を介して摩擦板22を
摩擦板21に押圧する量を調節する。
本発明方法では、上記糸3のパッケージ9上への巻取り
開始時に、ソレノイド本体26を介して摩擦板22を摩擦板
21に対して押圧し、両摩擦板21,22間の糸3に強いテン
ションを与える。そのテンションと時間の関係は第3図
のグラフに示されている。同グラフから明らかなよう
に、初期のテンション不足は、テンションHにより充分
に補償されている。パッケージ9が所定の回転速度に達
した後は、摩擦板21,22による糸3への加圧力が減少さ
れ、糸3の一定のテンションを保持する。従って、パッ
ケージ9上では各糸層の巻圧が同一となり、巻崩れが防
止される。
第4図は、前記テンサーの他の実施例を示し、前記ソレ
ノイド本体26がバネ板27を介して前記アーム25を操作す
る構成となっている。このテンサーでは、バネ板27がソ
レノイド本体26の作用力の緩衝を行い、摩擦板22が糸3
に対して適度な加圧摩擦力を加えることができるように
している。
第4図の実施例では、糸3のテンションの調節を更に柔
軟に調節することができる。
〔発明の効果〕
以上説明してきたように、本発明によると、パッケージ
の回転起動時の糸のテンション不足を補うべく、テンサ
ーにより糸の巻取りの初期時に糸に対して充分なテンシ
ョンを付加することが出来るから、パッケージ上では各
層の糸の巻圧が充分かつ一定となり、糸の巻崩れが確実
に防止される。
本発明方法にあっては、走行する糸に張力を付与するの
に糸条へのニップ圧を高めることにより行なはれてい
る。この加圧手段によって加圧した場合、糸条の走行速
度を変化させることにより張力を加えた場合に比して、
糸質に影響を与えることは少ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の方法で用いられるテンサーの概略斜
視図、第2図は第1図の要部正面図、第3図は第1図の
テンサーにより糸に与えられたテンションを示すグラ
フ、第4図は前記テンサーの他の実施例の概略斜視図、
第5図は従来の一般的なワインディングユニットの概略
説明図、第6図は従来の方法でパッケージ上に巻取られ
る糸のテンションの時間的変化を示すグラフである。 8……ドラム,9……パッケージ, 20テンサー,21,22……摩擦板, 23……ブロック,24……ソレノイド装置, 25……アーム,26……ソレノイド本体, 27……バネ板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動ワインダにおける高速巻取時、給糸側
    ボビンから巻取側パッケージへ糸が巻取られる際、パッ
    ケージの回転起動時に所定巻取速度に達し、走行糸条張
    力が定張力になるまでの極く短時間、走行糸条のテンシ
    ョン不足を補うべく、テンサーにより糸条へのニップ圧
    を高めることにより、テンションを巻取開始時より漸増
    させて走行糸条に付加し、パッケージ上の各糸層の巻圧
    を一定にすることを特徴とする糸の巻取方法。
JP62043997A 1986-10-11 1987-02-26 糸の巻取方法 Expired - Lifetime JPH0729727B2 (ja)

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JP62043997A JPH0729727B2 (ja) 1987-02-26 1987-02-26 糸の巻取方法
IT8748479A IT1218170B (it) 1986-10-11 1987-10-09 Procedimento per avvolgere filo in roccatrice automatica e relativo dispositivo di controllo
DE19873734471 DE3734471A1 (de) 1986-10-11 1987-10-12 Spulautomat
US07/361,778 US5056734A (en) 1986-10-11 1989-05-26 Automatic winder

Applications Claiming Priority (1)

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JP62043997A JPH0729727B2 (ja) 1987-02-26 1987-02-26 糸の巻取方法

Publications (2)

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JPS63212679A JPS63212679A (ja) 1988-09-05
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JPH02234937A (ja) * 1989-03-06 1990-09-18 Asahi Shiyueebell Kk 自動ワッシャーテンサー

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60157460A (ja) * 1984-01-27 1985-08-17 Toyoda Autom Loom Works Ltd コ−ン巻取方法

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JPS63212679A (ja) 1988-09-05

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