JPH0729441A - グロメット - Google Patents

グロメット

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Publication number
JPH0729441A
JPH0729441A JP5153335A JP15333593A JPH0729441A JP H0729441 A JPH0729441 A JP H0729441A JP 5153335 A JP5153335 A JP 5153335A JP 15333593 A JP15333593 A JP 15333593A JP H0729441 A JPH0729441 A JP H0729441A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grommet
electric wire
tubular portion
wire
gap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5153335A
Other languages
English (en)
Inventor
毅 ▲高▼橋
Takeshi Takahashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP5153335A priority Critical patent/JPH0729441A/ja
Publication of JPH0729441A publication Critical patent/JPH0729441A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電線の挿通作業性が良好で、シール性、電線
保持力を十分確保でき、しかも電線径や本数の変化に柔
軟に対応できるグロメットを提供する。 【構成】 一側にパネル取付孔に対する嵌着部、他側に
電線挿通用の小径の筒部23を有するグロメットにおい
て、前記筒部23の内部に、該筒部23の内周面との間
に電線挿通用の円弧状の隙間30を確保しかつ該筒部2
3と一体形成された中芯部25を設けると共に、前記隙
間30の内壁に電線保持用の凹凸を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小径電線を挿通するの
に好適なグロメットに関する。
【0002】
【従来の技術】グロメットは図4に示すように、大径側
にパネル取付孔に対する嵌着部1、小径側に電線挿通用
の筒部3を有する。これを用いる場合、電線を筒部3に
通し、筒部3の外側からテープ巻きすることで、電線を
固定しかつシール性を確保している。
【0003】ところで、電線の本数が少なく、しかも電
線が小径である場合には、テープ巻きしても、隙間がで
きやすいため、シール性が不十分となる上、電線の固定
も不十分になりやすい。
【0004】そこで、これを解消するものとして、実開
昭63−143450号公報に記載のグロメットが提供
されている。このグロメットは、図5に示すように前記
筒部3の内部に、単線貫通孔5を有した栓部材7を設け
たものである。この場合、栓部材5は、筒部3と一体で
も別体でもよく、図6に示すような別体の場合では、栓
部材7の外周及び筒部3の内周に、栓部材5を嵌合した
際に抜け止めを果たす凹部9Aと凸部9Bを設けてい
る。
【0005】このグロメットを用いる場合は、図5に示
すように各電線10を栓部材5に形成した単線貫通孔5
にそれぞれ通す。これにより、電線10の保持とシール
性を確保している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このグロメ
ットの場合、電線を1本ずつ専用の貫通孔に通さなくて
はならないので、電線の挿通作業が面倒であった。ま
た、挿通作業性をいくらかでも良くするために、貫通孔
を大きめに作ると、シール性及び電線保持力が低下する
という問題があった。
【0007】さらに、挿通させる電線の径や本数が変わ
った場合には、栓部材(栓部材と筒部が一体の場合はグ
ロメット全体)を変えなくてはならないので、電線径等
の変化に柔軟に対応できないという問題があった。
【0008】本発明は、上記事情を考慮し、電線の挿通
作業性が良く、シール性、電線保持力も十分に確保する
ことができ、しかも電線径や本数の変化にも柔軟に対応
することのできるグロメットを提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、大径
側にパネル取付孔に対する嵌着部、小径側に電線挿通用
の筒部を有するグロメットにおいて、前記筒部の内部
に、該筒部の内周との間に電線挿通用の円弧状の隙間を
確保しかつ該筒部と一体形成された中芯部を設けると共
に、前記隙間の内壁に電線保持用のリブを形成したこと
を特徴としている。
【0010】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、上記リブが、凹凸形状であることを特徴としてい
る。
【0011】
【作用】請求項1の発明のグロメットを用いる場合は、
円弧状に確保した隙間を大きく広げながら、電線をまと
めて通す。そして、電線を通した後で、筒部を外からテ
ープ巻きする。そうすると、筒部が縮径して、隙間が狭
まり、隙間の内壁間に電線が挟持される。
【0012】請求項2の発明によれば、請求項1のグロ
メットにおいてリブを凹凸形状とすることで、電線はリ
ブにより強く挟持される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0014】図1、図2は実施例のグロメットの要部構
成を示し、図3はパネルPの取付孔Paに装着した状態
の全体構成を示す。この実施例のグロメット20は、図
3に示すように、大径側にパネル取付孔Paに対する嵌
着部1、小径側に電線挿通用の筒部23を有する。筒部
23は外周にテープTが巻き付けられる箇所であり、端
部にはテープTのずれを防ぐための鍔23aが形成され
ている。
【0015】図1、図2に示すように、筒部23の内部
には円柱状の中芯部25が設けられている。この中芯部
25はリブ27を介して筒部23と一体成形されてお
り、筒部23の内周面との間には、電線挿通用の円弧状
の隙間30が確保されている。この隙間30は、最小径
の電線に合わせて約0.5mm程度に設定されている。
また、隙間30の内壁である中芯部25の外周と筒部2
3の内周には、電線保持用のリブである凹部32と凸部
34が互いに対向して形成されている。凹部32と凸部
34は周方向に連続形成されており、電線挿通方向に間
隔をおいて複数列設けられている。
【0016】電線10をこのグロメット20に挿通する
場合は、隙間30に拡開治具を挿入して隙間30を大き
く広げながら行う。電線10を挿通させたら、筒部23
の外側からテープTを巻き付ける。その際、筒部23の
内側には中芯部25があるので、テープTを巻き付けや
すい。テープTを巻き付けると、筒部23が縮径し、隙
間30が狭まる。そして、隙間30の内壁間に電線10
が挟持され、これにより電線10がグロメット20に固
定され、併せてシール性も確保される。
【0017】なお、図1、図2に二点鎖線で示すように
中芯部25に円錐状の延長部25aを形成すれば、それ
を芯としてテープ巻きすることができ、防水性を高める
ことができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電線を1本ずつ通す必要がなく、隙間を大きく広げなが
ら電線を通すことができるので、電線挿通作業を容易に
行うことができると共に、電線の径や本数の変化にも柔
軟に対応することができる。また、挿通後に筒部を外側
からテープ巻きすることにより、隙間を狭めて、隙間の
内壁の凹凸で電線を強く挟持することができる。従っ
て、本数が少なくしかも小径の電線であっても、電線を
強く保持することができ、しかも十分なシール性を確保
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の部分断面図である。
【図2】図1のII矢視図である。
【図3】本発明の一実施例の使用状態の側面図である。
【図4】従来のグロメットの一例を示す斜視図である。
【図5】従来のグロメットの他の例を示す斜視図であ
る。
【図6】従来のグロメットの他の例を示す分解断面図で
ある。
【符号の説明】
P パネル Pa 取付孔 1 嵌着部 10 電線 20 グロメット 23 筒部 25 中芯部 30 隙間 32 凹部 34 凸部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大径側にパネル取付孔に対する嵌着部、
    小径側に電線挿通用の筒部を有するグロメットにおい
    て、前記筒部の内部に、該筒部の内周との間に電線挿通
    用の円弧状の隙間を確保しかつ該筒部と一体形成された
    中芯部を設けると共に、前記隙間の内壁に電線保持用の
    リブを形成したことを特徴とするグロメット。
  2. 【請求項2】 上記リブが、凹凸形状である請求項1記
    載のグロメット。
JP5153335A 1993-06-24 1993-06-24 グロメット Pending JPH0729441A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5153335A JPH0729441A (ja) 1993-06-24 1993-06-24 グロメット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5153335A JPH0729441A (ja) 1993-06-24 1993-06-24 グロメット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0729441A true JPH0729441A (ja) 1995-01-31

Family

ID=15560233

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5153335A Pending JPH0729441A (ja) 1993-06-24 1993-06-24 グロメット

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JP (1) JPH0729441A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010250973A (ja) * 2009-04-10 2010-11-04 Sumitomo Wiring Syst Ltd シールド線端末の止水構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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