JPH07289549A - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JPH07289549A
JPH07289549A JP6109216A JP10921694A JPH07289549A JP H07289549 A JPH07289549 A JP H07289549A JP 6109216 A JP6109216 A JP 6109216A JP 10921694 A JP10921694 A JP 10921694A JP H07289549 A JPH07289549 A JP H07289549A
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Toshikazu Tanaka
俊積 田中
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本体操作部から延在させたコードの端部に回
転伝達部材に回転力を伝達するモータに接続させるよう
にして、本体操作部を軽量化を図り、本体操作部を把持
する術者の負担を著しく軽減できる。 【構成】 密着コイル21と可撓スリーブ23とからな
るフレキシブルシャフト24を挿入部3から本体操作部
2を経て、ユニバーサルコード9内から分岐コード9c
に導かれて、超音波コネクタ部15内に延在させてい
る。この超音波コネクタ部15は、駆動ユニット30と
連結部50とから構成され、駆動ユニット30には回転
軸34が設けられて、この回転軸34はモータ41によ
り回転駆動されて、この回転力をフレキシブルシャフト
24を構成する密着コイル21に伝達して、この密着コ
イル21を可撓スリーブ23内で軸回りに回転させて、
超音波トランスデューサ8を装着した回転体20を回転
駆動するようになっており、また回転軸34の回転角を
検出するために、ロータリエンコーダ44が設けられて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、体腔内に挿入して超音
波診断を行うための超音波診断装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】医療用等として用いられる超音波診断装
置のうち、体腔内に挿入されるタイプの超音波診断装置
は、体腔内への挿入部の先端に超音波トランスデューサ
を装着してなるもので、この挿入部の基端部には、術者
が把持して操作する本体操作部を連設すると共に、この
本体操作部にコードを連設したプローブユニットと、こ
のプローブユニットにおけるコードが着脱可能に接続さ
れる超音波観測装置とから構成される。挿入部を体腔内
の超音波検査部位に挿入して、その先端に設けた超音波
トランスデューサから体内に向けて超音波パルスを送信
して、体内組織の断層部からの反射エコーをこの超音波
トランスデューサで受信し、この信号をコードを介して
超音波観測装置に伝送して、この超音波観測装置で所定
の信号処理を行った上で、体内組織に関する情報が超音
波画像としてモニタに表示される。また、挿入部の先端
に超音波トランスデューサによる超音波観測手段を設け
たプローブユニットを内視鏡観察手段を装着した内視鏡
と一体化した超音波内視鏡も用いられている。
【0003】超音波トランスデューサの走査方式として
は、機械走査方式と電子走査方式とがあり、また機械走
査方式において、超音波トランスデューサの移動方向と
しては、直線方向と回転方向とがある。超音波トランス
デューサを直線方向に移動させる操作は、マニュアル操
作でも可能であるが、所謂メカニカルラジアル走査等の
ように回転方向に機械式走査を行うものにあっては、モ
ータ等の回転駆動手段を用いて超音波トランスデューサ
を回転駆動するように構成するのが一般的である。モー
タを挿入部の先端部分に内蔵させて、超音波トランスデ
ューサをモータに直結させて、直接駆動するようにする
と、挿入部の先端部分が太径化してしまう。そこで、モ
ータを本体操作部に設け、このモータと超音波トランス
デューサとの間を可撓性のある回転伝達手段で接続する
ように構成したものは、従来から広く用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、本体操作部
は、術者が片手で把持して操作を行うものであるから、
長時間にわたって操作を行うと、疲労が激しくなる。こ
のために、本体操作部をできるだけ軽量化させて、術者
に対する負担の軽減を図るようにしている。しかしなが
ら、前述したように、本体操作部に超音波トランスデュ
ーサを回転駆動するためのモータを内蔵させるようにす
ると、その分だけ本体操作部が重量化することになり、
その操作性が悪くなるという欠点がある。
【0005】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、超音波トランスデュ
ーサを回転駆動する手段を本体操作部の外に配置するこ
とによって、この本体操作部の重量の軽減化を図るよう
にすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、超音波トランスデューサに回転伝達
部材の一端を連結し、この回転伝達部材を挿入部に連設
した本体操作部内から導出したコード内に延在させて設
け、このコードの端部に回転伝達部材の回転駆動手段に
接続する構成としたことをその特徴とするものである。
【0007】
【作用】このように構成することによって、超音波トラ
ンスデューサを回転駆動するためのモータ等の回転駆動
手段を本体操作部に装着されていないので、この本体操
作部が軽量化されて、術者等がこの本体操作部を把持し
て操作する際における負担が軽減されて、その操作性が
良好となる。回転駆動手段は、コード内に設けた回転伝
達部材と接続されるものであり、本体操作部からさらに
コードを延在させると、その分だけ回転伝達部材が長尺
化する。しかしながら、この回転伝達部材のうち、コー
ド内の部位は可撓性が必要ではあるものの、さほど柔軟
性に富ませる必要はない。従って、回転伝達部材におけ
るコード内の部位は、ある程度剛性を持たせて、このコ
ード内における回転力の伝達を正確かつ確実に行えるよ
うにすれば良い。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。まず、図1に超音波診断装置の全体構成を
示す。ここで、以下の説明においては、この超音波診断
装置は、超音波観測機構に加えて、内視鏡観察機構を設
けた超音波内視鏡装置として構成したものを示すが、必
ずしも内視鏡観察機構を備えたものである必要はない。
【0009】図中において、1は超音波内視鏡であっ
て、この超音波内視鏡1は本体操作部2と、体腔内への
挿入部3とを備え、挿入部3は、その本体操作部2への
連設部から大半の長さ部分は軟性部3aからなり、この
軟性部3aにはアングル部3b及びこのアングル部3b
には先端硬質部3cが順次連設されている。先端硬質部
3cには、その先端面には、周知のように、体腔内に照
明光を照射する照明窓4及びこの照明下で体腔内の観察
を行う観察窓5からなる内視鏡観察手段が装着されてお
り、また鉗子その他の処置具を導出するための処置具挿
通チャンネル6が開口している。さらに、この先端硬質
部3cからは音響特性に優れた部材からなるキャップ7
が突設されており、このキャップ7内に超音波観測手段
を構成する超音波トランスデューサ8が装着されてい
る。そして、キャップ7内には超音波送受信信号の減衰
を抑制するために、流動パラフィン等からなる超音波伝
達媒体が封入されている。
【0010】また、図1において、10は光源装置、1
1はプロセッサ11Pとモニタ11Mとからなる内視鏡
画像装置、12は信号処理部12Pとモニタ12Mとか
らなる超音波観測装置である。超音波内視鏡1の本体操
作部2からはユニバーサルコード9が延在されて、この
ユニバーサルコード9の先端部分は3本の分岐コード9
a〜9cに分岐させている。それぞれの分岐コード9a
〜9cには、光源装置10に接続される光源コネクタ部
13、内視鏡画像装置11のプロセッサ11Pに接続さ
れる電気コネクタ部14、及び超音波観測装置12の信
号処理部12Pに接続される超音波コネクタ部15に連
設されている。
【0011】超音波トランスデューサ8はメカニカルラ
ジアル走査を行うものであり、このために、図2に示し
たように、先端硬質部3cに連結したキャップ7内には
回転体20が設けられており、超音波トランスデューサ
8は、この回転体20に固着されている。超音波トラン
スデューサ8を回転駆動するために、回転体20には連
結部20aが延在されており、この連結部20aには密
着コイル21の先端が固着されて、この密着コイル21
を軸回りに回転させることにより回転体20が回転駆動
されて、超音波トランスデューサ8がラジアル方向に変
位することになる。そして、この密着コイル21は一端
が先端硬質部3cに螺挿した保持筒22を貫通して延
び、この保持筒22には密着コイル21の外套管となる
可撓スリーブ23の先端が固定されている。従って、可
撓スリーブ23と、その内部に挿通されている密着コイ
ル21とによってフレキシブルシャフト24が構成され
る。超音波トランスデューサ8には信号ケーブル25が
接続されるが、この信号ケーブル25は密着コイル21
の内部に挿通されている。
【0012】内部に信号ケーブル25を挿通した密着コ
イル21と可撓スリーブ23とからなるフレキシブルシ
ャフト24は、挿入部3から本体操作部2を経て、ユニ
バーサルコード9内から分岐コード9cに導かれて、超
音波コネクタ部15内に延在されている。超音波コネク
タ部15は、駆動ユニット30と連結部50とから構成
される。駆動ユニット30は、図3に示したように、ハ
ウジング31を有し、分岐コード9cの外皮部はこのハ
ウジング31に突設した接続筒31aに螺挿した口金3
2に接続されている。この接続筒31aの内面側には連
結用リング33が螺挿されており、この連結用リング3
3に可撓スリーブ23の端部が連結されている。さら
に、接続筒31aの内部には、回転軸34が軸受35に
よって回転自在に装着されており、密着コイル24はこ
の回転軸34の一端側に連結されている。
【0013】回転軸34は、図4にも示したように、中
心部に内側電極34aとなっており、この内側電極34
aの周囲には絶縁部材34bが介装されて、この絶縁部
材34bの外側は筒状の外側電極34cとなっている。
密着コイル21の内部に挿通した信号ケーブル25にお
ける信号線25aは内側電極34aに、また信号線25
bは外側電極34cに接続されている。回転軸34はハ
ウジング31内に設けた支持板36を貫通して延び、こ
の支持板36と回転軸34との間には軸受37が介装さ
れている。そして、回転軸34の他端は固定側コネクタ
38に相対回転自在に接続されている。この固定側コネ
クタ38は、内側電極38aと、この内側電極38aに
絶縁部材38bを介して嵌合させた外側電極38cとを
有し、回転軸34の内側電極34aは流体接点39aを
介して固定側コネクタ38の内側電極38aに、また外
側電極34cは流体接点39bを介して外側電極38c
にそれぞれ電気的に接続されている。そして、固定側コ
ネクタ38の最外側層は絶縁部材で形成されると共に、
回転規制部38dに保持されて、この固定側コネクタ3
8が回転軸34に追従回転するのを防止している。さら
に、40は同軸ケーブルを示し、固定側コネクタ38の
内側電極38aはこの同軸ケーブル40の芯線と、また
外側電極38cは外部導体に電気的に接続されている。
【0014】回転軸34は、駆動ユニット30のハウジ
ング31内に設けたモータ41により回転駆動されて、
この回転力をフレキシブルシャフト24を構成する密着
コイル21に伝達して、この密着コイル21を可撓スリ
ーブ23内で軸回りに回転させて、超音波トランスデュ
ーサ8を装着した回転体20を回転駆動するようになっ
ている。このために、回転軸34には第1の伝達ギア4
2が設けられており、またモータ41の出力軸41aに
は駆動ギア43が設けられて、これら両ギア42,43
は相互に噛合している。さらに、回転軸34の回転角を
検出するために、ロータリエンコーダ44が設けられて
おり、このロータリエンコーダ44の入力軸44aには
入力用ギア45が装着され、また回転軸34には第2の
伝達ギア46が装着されて、これらギア45,46も相
互に噛合している。そして、モータ41及びロータリエ
ンコーダ44にそれぞれ接続される配線47,48は、
同軸ケーブル40と共に、ハウジング31から延在させ
たケーブルコード49内に挿通されている。
【0015】連結部50は、図5からも明らかなよう
に、筐体51を有し、この筐体51は駆動ユニット30
のハウジング31と自在継手52を介して連結され、超
音波観測装置12の信号処理部12Pにケーブルコード
49を接続するコネクタ53を備えたものである。自在
継手52は十字状に形成した直交軸54を有し、この直
交軸54の一方側の軸部54aの両端には、駆動ユニッ
ト30のハウジング31から延在された一対のブラケッ
ト31b,31bに相対回動可能に連結されている。ま
た、他方側の軸部54bは、連結部50の筐体51に突
設したブラケット51a,51aに相対回動可能に連結
されている。そして、この直交軸54の中心部には、透
孔55が穿設されており、ケーブルコード49はこの透
孔55内に挿通されて、筐体51内に導かれ、この筐体
51に設けたコネクタ53に電気的に接続されている。
さらに、図中56は位置決めクリック機構を示し、この
位置決めクリック機構56は、直交軸54の両軸部54
a,54bの端面に設けられ、クリックばね56aに付
勢された鋼球56bと、ブラケット31b,51aに形
成したクリック凹部56cとから構成され、鋼球56b
は軸部54a,54bの端面に4箇所設けられ、またク
リック凹部56cは、ブラケット31b,51aに円周
状に多数箇所設けられている。これによって、駆動ユニ
ット30は自在継手52により所望の方向に向けること
ができ、かつ位置決めクリック機構によって、所望の姿
勢状態に保持できるようになる。
【0016】本実施例は以上のように構成されるもので
あって、超音波内視鏡1の挿入部3を体腔内に挿入し
て、その先端硬質部3cを超音波診断を行うべき部位に
まで導くが、この操作は先端硬質部3cに設けた照明窓
4及び観察窓5からなる内視鏡観察手段により確認しな
がら行うことができる。勿論、この内視鏡観察手段によ
って、体腔内の状態を検査したり、必要に応じて処置具
挿通チャンネル6を介して鉗子等の処置具を挿通させれ
ば、患部の摘出等の処置も可能となる。
【0017】体腔内において超音波診断を行うに当って
は、まず先端硬質部3cから突出しているキャップ7を
超音波診断を行う部位に配置して、駆動ユニット30に
内蔵したモータ41を作動させる。これによって、この
モータ41の出力軸41aに設けた駆動ギア43が回転
して、この駆動ギア43と噛合する第1の伝達ギア42
が回転することになる。この第1の伝達ギア42は回転
軸34に装着されているから、回転軸34が回転するこ
とになり、この回転軸34に連結した密着コイル21が
軸回りに回転駆動される。この密着コイル21の先端部
は回転体20に連結されているから、この回転力が回転
体20まで伝達されて、この回転体20に装着した超音
波トランスデューサ8がラジアル方向に変位する。ま
た、回転軸34には、第2の伝達ギア46が設けられて
おり、この第2の伝達ギア46及び入力用ギア45を介
してロータリエンコーダ44の入力軸44aに回転軸3
4の回転が伝達され、この回転軸34の回転角、即ち超
音波トランスデューサ8の回転角がロータリエンコーダ
44により検出される。
【0018】ロータリエンコーダ44からの回転角信号
は超音波観測装置12の信号処理部12Pに取り込まれ
るようになっており、この回転角信号に基づいて、超音
波トランスデューサ8が所定角度回転する毎に、この超
音波トランスデューサ8にトリガ信号を入力して、体内
に向けて超音波パルスを送信する。そして、このように
送信された超音波は、体内における組織断層部において
一部が反射することになり、この反射エコーを超音波ト
ランスデューサ8により受信させて、この受信信号を超
音波観測装置12の信号処理部12Pに取り込む。そし
て、ロータリエンコーダ44により検出される超音波ト
ランスデューサ8の回転角信号と、超音波トランスデュ
ーサ8の受信エコー信号とに基づいて超音波画像が生成
されて、モニタ12Mにこの超音波画像が表示される。
従って、モニタ12Mに表示されている超音波画像に基
づいて体内組織の状態を認識できるようになる。
【0019】而して、超音波内視鏡1は、術者が本体操
作部2を片手で把持して操作を行うものであり、しかも
かなり長い時間にわたって操作する場合もあり、術者の
負担軽減を図るためには、本体操作部2を軽量化する必
要がある。この超音波内視鏡1における超音波トランス
デューサ8によるメカニカルラジアル走査を行うための
回転駆動手段としてのモータ41と、回転角検出用のロ
ータリエンコーダ44等といった重量物は本体操作部1
には設けられておらず、超音波観測装置12の信号処理
部12Pに着脱可能に接続される超音波コネクタ部15
における駆動ユニット30に装着されており、これらモ
ータ41やロータリエンコーダ44等の荷重はこの信号
処理部12Pにより支承されているから、本体操作部2
の重量を著しく軽減でき、それを把持して行う超音波内
視鏡1の操作の操作性が著しく改善される。しかも、こ
の駆動ユニット30は信号処理部12Pに連結部50を
介して任意の方向に傾動させて、その位置に保持できる
構成となっているから、本体操作部2を大きく動かした
としても、ユニバーサルコード9に無理な引っ張り力が
加わるようなことはない。
【0020】ところで、駆動手段としてのモータ41か
らの回転は、回転軸34及びフレキシブルシャフト24
の密着コイル21を介して、超音波トランスデューサ8
を装着した回転体20に伝達されるようになっている。
従って、密着コイル21が備えなければならない条件と
しては、この密着コイル21が挿通されているユニバー
サルコード9及び挿入部3における軟性部3a,アング
ル部3bにおける曲げや湾曲を許容するために、可撓性
を備えていなければならず、しかも回転初期における伝
達遅れはともかくとして、定常状態では回転力を正確か
つ確実に伝達させる必要がある。
【0021】このように、可撓性を持ち、かつ回転伝達
機能を十分に発揮させるためには、密着コイル21は、
図6に示したように、金属線材からなる2重(または3
重)のコイル21a,21bで形成するようになし、内
側のコイル21aは相互に密着させて一方向に巻回し、
外側のコイル21bは、この内側のコイル21aに対し
て隙間がない状態で、相互に密着させて、コイル21a
とは反対方向に巻回するように構成する。または図7に
示したように、複数本の金属線材を並べて帯状とした多
条体21cとして、この多条体21cを螺旋状に巻回す
るように構成しても良い。さらには、図8に示したよう
に、多条体21d,21eを相互に巻回方向を反対にし
て2重に巻回するように構成することもできる。そし
て、これら3種類の密着コイルは、いずれの内部が中空
となっているから、信号ケーブル25を内部に挿通でき
ることは言うまでもない。
【0022】密着コイル21を以上のように構成するこ
とによって、たとえ超音波コネクタ部15の部位からユ
ニバーサルコード9を経て、本体操作部2から挿入部3
の先端までの長さを持たせても、むらなく正確に回転力
を及ぼすことができる。ここで、可撓スリーブ23は両
端が固定されて、その内部で密着コイル21を円滑に回
転させるようになし、かつこの回転方向以外の動きを規
制するためのものであるから、この可撓スリーブ23
は、例えばフッ素樹脂のチューブ等のように、滑りの良
い部材から構成する。
【0023】ところで、密着コイル21と可撓スリーブ
23とからなるフレキシブルシャフト24は、前述した
ように、ユニバーサルコード9,本体操作部2及び挿入
部3内に挿通されており、しかも挿入部3は軟性部3a
とアングル部3bとを通って先端硬質部3cに至るが、
ユニバーサルコード9,本体操作部2及び挿入部3内の
軟性部3aの部位とアングル部3b内の部位とでは、要
求される可撓性は異なってくる。即ち、アングル部3b
は、内視鏡観察手段及び超音波観測手段が装着されてい
る先端硬質部3cを所望の方向に向けるために、極めて
大きな角度、例えば180°乃至それ以上で湾曲操作さ
れるものであるから、この部位は極めて高い可撓性を持
たせる必要がある。ただし、このアングル部3bは、フ
レキシブルシャフト24の全長のうち、回転体20に接
続される側における極めて短いものである。
【0024】軟性部3bは、急激に曲げられることはな
いが、体腔内の挿入経路に沿って自由に曲がるようにす
る必要があり、この部分が硬くなっていると、挿入部3
の挿入操作の円滑性が損なわれ、かつ患者における苦痛
も増大する。そこで、この軟性部3b内の部位では、ア
ングル部3bのようには可撓性に富ませる必要はないも
のの、体腔内の挿入経路に沿って円滑に曲がる程度の可
撓性が必要である。また、挿入部3を体腔内に挿入する
際には、術者は軟性部3bの基端側の部位を把持して、
体内に押し込むように操作することから、この押し込み
推力を良好にするには、軟性部3bは、その先端側から
基端側に向けて連続的に硬さを増すようにするのが好ま
しい。
【0025】本体操作部2内では特に可撓性が要求され
ないが、図1に示されているように、本体操作部2から
ユニバーサルコード9を挿入部3の軸線とほぼ直交する
方向から延在させていると、本体操作部2内で方向転換
させる必要があることから、ある程度の可撓性を持たせ
る必要がある。また、ユニバーサルコード9内でも可撓
性は要求されるが、このユニバーサルコード9で要求さ
れる可撓性は術者が本体操作部2を操作する際に抵抗と
ならないようになっておれば良く、従ってその可撓性の
程度は軟性部3b程も必要はない。
【0026】ところで、回転力の伝達という点から考え
ると、密着コイル21の剛性が高い方がより円滑に回転
力の伝達を行うことができ、またこれと共に可撓スリー
ブ23も腰の強いものを用いる方が回転伝達機能は向上
する。そこで、密着コイル21はその全長にわたって均
一なものとすることも可能ではあるが、図9に示したよ
うに、3つの部位に分けて、それぞれに必要な可撓性と
剛性とを持たせるようにするのがより好ましい。即ち、
先端側のアングル部3b内に位置する部位を高可撓性コ
イル部21F、軟性部3a内に位置する部位は中可撓性
コイル部21M、本体操作部2からユニバーサルコード
9内の部位は低可撓性コイル部21Hとする。そして、
高可撓性コイル部21Fと中可撓性コイル部21Mとの
間、及び中可撓性コイル部21Mと低可撓性コイル部2
1Hとの間は、それぞれ連結パイプ60,61で接続す
る。このように構成すれば、密着コイル21の全長にお
いて、それぞれの部位に必要な程度の可撓性を持たせる
と共に、回転伝達機能を最大限発揮させることができ
る。とりわけ、低可撓性コイル部21Hの部位では、回
転伝達機能が最大限に発揮できる。また、回転伝達機能
という点では、最も不利な高可撓性コイル部21Fはア
ングル部3b内に位置するが、このアングル部3b内の
部位は密着コイル21の全長のうちの著しく短いもので
あるから、このように極短い部分の可撓性を著しく高く
しても、回転伝達機能に格別の影響を与えることはな
い。
【0027】ここで、密着コイル21の軸線方向に可撓
性の変化を持たせるには、密着コイルを構成する素線径
を変えたり、材質を変えたりすれば良い。また、密着コ
イルの構造としては、既に説明したように、多重コイル
と多条コイル、さらには多重・多条コイルがあり、同じ
素線径の密着コイルであっても、その構造によっては、
可撓性が変化する。即ち、多重・多条コイルは最も剛性
が高く、次いで多条コイル、多重コイルの順に可撓性が
増す。さらに、多重コイルを2重,3重というように多
重化すればする程剛性が高くなる。また、多条コイルに
あっては、その条数を増やせば剛性が高くなり、条数を
少なくすれば可撓化する。従って、密着コイル21を構
成する各コイル部21F,21M,21Hの構造をそれ
ぞれ変えることによって、容易に可撓性に変化を持たせ
ることができる。さらに、多重の密着コイルを用いる場
合において、その内側のコイルと外側のコイルとをスポ
ット溶接等の手段で相互に固着すると、やはり硬さの差
を出すことができる。そして、このスポット溶接を用い
ると、溶接間隔を狭くすればする程硬さが増すことか
ら、軟性部3a内において、その軸線方向に連続的に可
撓性を変化させる構造とする上で有利である。
【0028】以上のことから、図9において、例えば低
可撓性コイル部21Hを多重・多条コイルで形成し、中
可撓性コイル部21Mは素線径の太い2重コイルで形成
して、その基端側がピッチ間隔が狭く、先端側に向かう
に従ってピッチ間隔が広くなるようにスポット溶接を施
し、さらに高可撓性コイル部21Fは素線径の細い2重
コイルで形成すると、それぞれの部位に応じた可撓性を
持たせ、かつ回転力を最大限に伝達できるようになる。
また、可撓スリーブ23も、低可撓性コイル部21H内
をより腰のあるスリーブ23Hとし、中可撓性コイル部
21M,高可撓性コイル部21Fをより柔軟なスリーブ
23Fとする。このように構成すれば、モータ41を超
音波観測装置12側に装着して、フレキシブルシャフト
24がかなりの長さになったとしても、本体操作部内に
モータを設けるように構成して、フレキシブルシャフト
を短縮した場合と比較しても、回転伝達機能は実質的に
劣ることはない。
【0029】前述の実施例では、モータ41を超音波観
測装置12の信号処理部12Pに着脱可能に設けた駆動
ユニット30に装着する構成としたが、このモータ及び
このモータにより回転駆動される回転軸を信号処理部に
内蔵させ、フレキシブルシャフトの先端部に、この回転
軸に着脱可能に連結されるカップリング部を設けるよう
に構成することもできる。即ち、図10に示したよう
に、内側電極70aと、この内側電極70aを囲繞する
絶縁部材70bと、さらにこの絶縁部材70bを囲繞す
るように設けた外側電極70cとから構成される回転軸
70を信号処理部12P内に位置させるか、あるいはそ
の壁面から僅かに突出する状態に装着する。また、この
回転軸70の装着部の周囲に固定筒71を突設させてお
く。
【0030】そして、フレキシブルシャフト72を構成
する可撓スリーブ73は、この固定筒71に連結される
ようになし、また密着コイル74にはカップリング部7
5に固着する。カップリング部75は、密着コイル74
を固着した筒状の導電性金属リング75aを有し、この
導電性金属リング75aの中心部に電極ピン75bを設
けて、この電極ピン75bを絶縁部材75cを介して導
電性金属リング75aに支承させるように構成する。そ
して、密着コイル74内に挿通した信号ケーブル76の
信号線76aは電極ピン75bと、また信号線76bは
導電性金属リング75aとそれぞれ電気的に接続する。
カップリング部75を回転軸70に連結すると、その電
極ピン75bは回転軸70の内側電極70aと、また導
電性金属リング75bは外側電極70cと連結される。
なお、回転軸70からカップリング部75を介して密着
コイル74に回転力を伝達するものであることから、こ
のカップリング部75を回転軸70に連結した時に、確
実に回転力を伝達できるようにするために、両者の嵌合
部分を角形等の非円形に形成するか、面取り部を施す等
によって回転方向における相対摺動を防止する機構を設
けるようにする。
【0031】この実施例のように構成することによって
も、前述した第1の実施例と同じように、術者が把持す
る本体操作部の重量の軽減を図ることができる。なお、
この第2の実施例においては、フレキシブルシャフト7
2は本体操作部に接続したユニバーサルコード内に挿通
させることもできるが、ユニバーサルコードとは別にフ
レキシブルシャフト72を本体操作部から直接導き出す
ように構成しても良い。そして、この場合には、本体操
作部の挿入部との連設部の反対側からフレキシブルシャ
フト72を引き出すように構成すれば、本体操作部内で
はフレキシブルシャフト72を曲げる必要がなくなるの
で、さらに抵抗なく円滑に回転力の伝達を行うことがで
きる。
【0032】さらに、図11及び図12に本発明の第3
の実施例を示す。この実施例においても、超音波内視鏡
1の構造及びこの超音波内視鏡1が接続される光源装置
10,内視鏡画像装置11及び超音波観測装置12の構
造自体については、第1の実施例と実質的に同じ構成と
なっている。超音波内視鏡1におけるユニバーサルコー
ド9′は、光源装置10及び内視鏡画像装置11に接続
する光源コネクタ部13′,電気コネクタ部14′は第
1の実施例と同様であるが、超音波観測装置12への接
続機構を構成する超音波コネクタ部15′は信号ケーブ
ルのみが挿通されている。
【0033】回転伝達部材としてのフレキシブルシャフ
トは、挿入部3の先端部分に設けた超音波トランスデュ
ーサを装着した回転体から延在されて、本体操作部2内
にまで及ぶ第1のフレキシブルシャフト80と、この本
体操作部2に着脱可能に接続される第2のフレキシブル
シャフト81との2つの部位に分かれている。そして、
第2のフレキシブルシャフト81は、ユニバーサルコー
ド9′とは別個に設けた駆動ユニット82から延在され
ている。ここで、第1のフレキシブルシャフト80は密
着コイル83と可撓スリーブ84とから構成され、密着
コイル83の内部に信号ケーブル85が挿通されている
が、第2のフレキシブルシャフト81は密着コイル86
と、可撓スリーブ87とからなるが、この密着コイル8
6内には信号ケーブルは挿通されてはいない。
【0034】第2のフレキシブルシャフト81が連結さ
れている駆動ユニット82内には、図示は省略するが、
前述した第1の実施例の駆動ユニット30と同様に、密
着コイル86が連結されている回転軸を有し、この回転
軸を回転駆動するためのモータ及び回転軸の回転角を検
出するためのロータリエンコーダが内蔵されている。た
だし、信号ケーブルが挿通されていない関係から、回転
軸を電気的に接続するための機構を持たせてはいない。
駆動ユニット82からはコード82aが延在されてお
り、このコード82aは超音波観測装置12の信号処理
部12Pに着脱可能に接続されるようになっており、こ
のコード82aを介してモータへの電源供給及びロータ
リエンコーダからの超音波トランスデューサの回転角信
号の取り込みを行うようになっている。
【0035】本体操作部2内には、図12に示したよう
に、相互に噛合するベベルギア88,89が設けられて
いる。一方のベベルギア88の回転軸88aは本体操作
部2のケーシングに設けたブラケット2aに軸受90に
よって回転自在に支承されて、この本体操作部2に連設
した挿入部3の軸線方向に延在されている。ここで、回
転軸88a及びベベルギア88は中空のものであって、
この回転軸88aに密着コイル83が連結・固着されて
いる。また、可撓スリーブ84は本体操作部2に設けた
ブラケット2aに設けた固定筒91に連結されている。
さらに、ベベルギア88及びその回転軸88aにおける
中空部には、ベベルギア88と共に回転する回転電極9
2が挿通されており、この回転電極92は、内側電極9
2aと、この内側電極92aに絶縁部材92bを介して
嵌合された外側電極92cとからなり、信号ケーブル8
5の信号線85a及び85bは、それぞれ内側電極92
a,外側電極92cに連結されている。そして、回転電
極92におけるベベルギア88から突出した部位には、
一対のスリップリング93a,93bに挿嵌されてい
る。スリップリング93aには、回転電極92の外側電
極92cが摺動するようになっており、またスリップリ
ング93bには内側電極92aが摺動するようになって
いる。そして、これらスリップリング93a,93bに
は信号ライン94a,94bが接続されており、これら
は同軸ケーブルとなってユニバーサルコード9′を介し
て超音波コネクタ部15′にまで導かれている。
【0036】ベベルギア88に噛合するベベルギア89
には、回転軸88aに対して直交する方向に延在させた
回転軸89aが連設されており、この回転軸89aは本
体操作部2のケーシングに軸受95によって回転自在に
支承されている。またこの回転軸89aを囲繞するよう
に、本体操作部2のケーシングには固定筒96が突設さ
れている。一方、密着コイル86と可撓スリーブ86と
を備えた第2のフレキシブルシャフト81の先端部には
カップリング部97が連設されている。ここで、カップ
リング部97は、密着コイル86に連結した回転体97
aと可撓スリーブ86に連結した固定体97bとから構
成され、回転体97aは回転軸89aに連結され、また
固定体97bは固定筒96に連結される。そして、これ
らの連結部は相対回転しないように保持するために、角
形等の非円形に形成されるか、面取りを施すように構成
している。
【0037】以上のように構成することによっても、本
体操作部2にはモータ及びロータリエンコーダを設ける
必要がなくなり、その軽量化が図られる。しかも、フレ
キシブルシャフトを2つの部位に分けて、ベベルギアに
よる回転伝達手段を介して両者を連結するように構成し
たので、挿入部3の軸線方向から本体操作部2内に延在
された第1のフレキシブルシャフト80と、その軸線と
直交する方向に延在させた第2のフレキシブルシャフト
81との間で回転を極めて円滑に伝達させることができ
るようになる。しかも、駆動ユニット82は必ずしも超
音波観測装置に接続させる必要がなく、最も操作し易い
部位、例えば診察台の近傍位置に配置することも可能と
なる。
【0038】なお、回転伝達部材を密着コイルと可撓ス
リーブとで構成することにより、この回転伝達手段を長
尺化しても、回転力を円滑に伝達できるが、図1のユニ
バーサルコード9内や、図11の第2のフレキシブルシ
ャフト81内等において、可撓スリーブに強力な圧迫力
等が加わったりすると、回転力の伝達における円滑性が
損なわれる場合が生じることもある。このような場合に
は、回転伝達部材の途中位置にエンコーダを設けるか、
またはエンコーダの検出回転角とマッチングを取るため
の回転検出手段を設けるように構成すれば良い。例え
ば、前述した第3の実施例における本体操作部2内の第
1のフレキシブルシャフト80と第2のフレキシブルシ
ャフト81との連結機構の部位に、図13に示したよう
に、第1のフレキシブルシャフト80に回転力を伝達す
るために、第2のフレキシブルシャフト81のベベルギ
ア89と噛合するベベルギア88の回転軸88aに検出
板100を設けて、この検出板100を光センサ101
で検出させるように構成する。そして、この光センサ1
01の検出信号を、駆動ユニット82に内蔵されている
ロータリエンコーダからの検出信号と比較すれば、回転
伝達部材における回転のずれの有無を検出できる。即
ち、ロータリエンコーダでは原点位置が検出されるが、
この原点位置信号の検出から次の原点位置信号の検出ま
での時間と光センサ101による検出板100の検出時
間間隔とが一致しておれば、少なくとも第2のフレキシ
ブルシャフト81内では回転伝達部材に回転むらのない
ことが判明する。
【0039】また、第3の実施例における駆動ユニット
82にはロータリエンコーダを設けず、図13に仮想線
で示したように、本体操作部2内にロータリエンコーダ
102を設け、このロータリエンコーダ102の入力軸
102aにベベルギア88と噛合するベベルギア103
を連結する構成としても良い。ここで、ロータリエンコ
ーダ102はモータと比較してかなり軽量であり、本体
操作部2の重量が多少増加することはあっても、術者に
負担を与えるという程度にまでは至らない。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、超音波
トランスデューサに連結した回転伝達部材を挿入部に連
設した本体操作部内から導出したコード内に延在させて
設け、このコードの端部に回転伝達部材に回転力を伝達
するモータに接続する構成としたので、本体操作部を軽
量化できるようになり、この本体操作部を把持する術者
の負担を著しく軽減できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す超音波診断装置の
全体構成図である。
【図2】挿入部の先端における超音波観測手段の構成部
の断面図である。
【図3】駆動ユニットの構成を示す断面図である。
【図4】回転軸の電気的コネクタの構成を示す断面図で
ある。
【図5】駆動ユニットと連結部との間の自在継手を示す
構成説明図である。
【図6】密着コイルの一例としての多重コイルの構成説
明図である。
【図7】密着コイルの他の一例としての多条コイルの構
成説明図である。
【図8】密着コイルのさらに別の例としての多条・多重
コイルの構成説明図である。
【図9】異なる構造のコイルを連結した状態にした密着
コイルの全体構成図である。
【図10】本発明の第2の実施例を示すものであって、
フレキシブルシャフトのモータへの接続部の構成説明図
である。
【図11】本発明の第3の実施例を示す超音波診断装置
の全体構成図である。
【図12】第3の実施例における第1のフレキシブルシ
ャフトと第2のフレキシブルシャフトとの連結機構を示
す断面図である。
【図13】本発明の第4,第5の実施例における第1の
フレキシブルシャフトと第2のフレキシブルシャフトと
の連結機構の断面図である。
【符号の説明】
1 超音波内視鏡 2 本体操作部 3 挿入部 7 キャップ 8 超音波トランスデューサ 9,9′ ユニバー
サルコード 12 超音波観測装置 15,15′ 超音
波コネクタ 20 回転体 21,74,83,
86 密着コイル 21a,21b, コイル 21c,21d,2
1e 多条体 21F 高可撓性コード部 21M 中可撓性コ
ード部 21H 低可撓性コード部 23,73,84,
87 可撓性スリーブ 24,72 フレキシブルシャフト 30,82 駆動ユニット 34,70 回転軸 41 モータ 44,102 ロー
タリエンコーダ 50 連結部 60,61 接続パ
イプ 75 カップリング部 80 第1のフレキシブルシャフト 81 第2のフレキシブルシャフト 88,89 ベベルギア 100 検出板 101 光センサ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体腔内への挿入部の先端部に超音波トラ
    ンスデューサを装着して、この超音波トランスデューサ
    を回転駆動することにより走査させる超音波診断装置に
    おいて、前記超音波トランスデューサに回転伝達部材の
    一端を連結し、この回転伝達部材を挿入部に連設した本
    体操作部内から導出したコード内に延在させて設け、こ
    のコードの端部に回転伝達部材の回転駆動手段を接続す
    る構成としたことを特徴とする超音波診断装置。
  2. 【請求項2】 前記回転伝達部材は、多重乃至多条の密
    着コイルを可撓スリーブ内に挿通させたフレキシブルシ
    ャフトを備える構成としたことを特徴とする請求項1記
    載の超音波診断装置。
  3. 【請求項3】 前記フレキシブルシャフトの密着コイル
    は、前記挿入部内の位置より前記コード内の位置の方を
    剛性を高くする構成としたことを特徴とする請求項2記
    載の超音波診断装置。
  4. 【請求項4】 前記挿入部の先端近傍部位にはアングル
    部を設け、このアングル部内の密着コイルをさらに可撓
    性のある部材で形成する構成としたことを特徴とする請
    求項3記載の超音波診断装置。
  5. 【請求項5】 前記回転駆動手段は、前記超音波トラン
    スデューサの回転角を検出するエンコーダと共に、超音
    波観測装置に着脱可能に装着した駆動ユニットに設ける
    構成としたことを特徴とする請求項1記載の超音波診断
    装置。
  6. 【請求項6】 前記回転駆動手段及び前記超音波トラン
    スデューサの回転角を検出するエンコーダとを超音波観
    測装置に内蔵させて設け、前記コードをこのモータに着
    脱可能に接続する構成としたことを特徴とする請求項1
    記載の超音波診断装置。
  7. 【請求項7】 前記回転伝達部材の途中部位に、この回
    転伝達部材の回転を検出する手段を設ける構成としたこ
    とを特徴とする請求項1記載の超音波診断装置。
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