JPH07286935A - 循環式風洞設備における低騒音軸流送風機 - Google Patents

循環式風洞設備における低騒音軸流送風機

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JPH07286935A
JPH07286935A JP10467194A JP10467194A JPH07286935A JP H07286935 A JPH07286935 A JP H07286935A JP 10467194 A JP10467194 A JP 10467194A JP 10467194 A JP10467194 A JP 10467194A JP H07286935 A JPH07286935 A JP H07286935A
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JP
Japan
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tunnel
cavity
impeller
section
blade
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Withdrawn
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JP10467194A
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English (en)
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Kuniyoshi Nomura
邦芳 野村
Tadashi Matsuo
正 松尾
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NIPPON KAGAKU KOGYO KK
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Nippon Chemical Industrial Co Ltd
Original Assignee
NIPPON KAGAKU KOGYO KK
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Nippon Chemical Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Aerodynamic Tests, Hydrodynamic Tests, Wind Tunnels, And Water Tanks (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 軸流送風機等から発生する騒音を抑制したり
漏洩するのを防止し、かつ振動の伝播を抑えて風洞設備
における送風機の低騒音化を図ること。 【構成】 送風機を構成する吸込洞1,羽根車洞2およ
び吐出洞10等のケーシングの外周面を格子状リブ13
等によって補強し、吸込洞1では流入空気の整流と渦流
の発生を防ぐ前置静翼4が配置される。羽根車洞2には
アスペクト比の小さな軸流単段固定ピッチ動翼5Aを備
えた低速回転羽根車5を採用し、各ブレード後縁5aが
先鋭であると共にチップクリアランスが可及的に小さく
される。吐出洞10には後置静翼11が配置され、空気
流を整流して騒音を低減する。さらに、吐出洞10と拡
散洞15との間にダイアフラム式緩衝機構14を介装さ
せ、流通空気を漏出させることなく各洞の熱膨張による
軸方向の伸びを吸収すると共に、ロータブレード5Aの
回転による振動の伝播が阻止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は循環式風洞設備における
低騒音送風機に関し、特に、外部と遮断された流通路を
空気が循環する風洞に採用される送風機の騒音ならびに
振動の発生等を抑制できるようにした低騒音軸流送風装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】風洞は送風機を駆動して気流を発生さ
せ、その空気の流れ中に置かれたモデル等に作用する力
やモーメントを計測し、空力特性などを調べることがで
きるようになっている。そのために、モデル等が配置さ
れるテストセクションには六分力天秤などが設置され、
現在ではその計測データがコンピュータに順次入力され
るなどして、迅速にテスト結果を処理することができ
る。その風洞はモデルの規模などによって設備の形態も
大きく異なるが、風速が60m/秒にも及ぶ場合には送
風機に多大の動力を必要とする。例えば吹出し風洞では
加圧・加速した空気をそのまま大気へ放出してしまうこ
とになり、動力消費が甚だしく効率が著しく低下する。
そこで、最近では、加速・加圧した空気のエネルギをあ
る程度回収したり利用することができるような回流式の
風洞設備が使用される。
【0003】回流式風洞においては空気流が再度送風機
に戻ってくるが、テストセクションが開放されている場
合にはエネルギ回収の面でやや劣る。それゆえ、閉鎖空
間を空気が流通する循環式風洞が脚光を浴びている。こ
れはテストセクションがクローズドされており、動力消
費の低減のみならず空気流による騒音発生の抑制や漏出
防止の点からも優れていると言える。循環式風洞設備は
例えば図8の平面図に示すようなものである。羽根車5
によって加速された空気流は第一拡散洞21等を経て計
測洞29へ供給され、該空気流を第二回流洞34等を経
て回流させることができるようになっている。その羽根
車5はロータブレードを備え、設備の配置等を考慮して
一般的には軸流送風機形式となっている。
【0004】図8をもう少し詳しく述べると、加圧され
た空気は、吐出洞10から順次第一拡散洞21,第一回
流洞23,集合洞25,縮流洞28,計測洞29,第二
拡散洞32および第二回流洞34を経て送風機の設置さ
れた羽根車洞2へ戻るようになっている。そして、テス
トセクションを形成する計測洞29は、図9に現れてい
るように正面がガラス張りなどになっていて、モデルの
挙動を外部から観察することができるように配慮されて
いるのが一般的である。このように空気を循環させる際
に気流を曲げる必要がある。その際の空気の乱れを抑制
するため、図8にあるように第一回流洞23や第二回流
洞34内にはコーナベーン22,24,33,35等が
配置される。一方、計測洞29においては平行した一様
流れを得たり、羽根車の効率向上のために流入空気の整
流を図っておくために気流を拡散させたり縮流する必要
がある。したがって、中速風洞においては設備の大型化
が避けられないのが現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように風洞の大型
化に伴い騒音や振動が発生する問題がある。騒音や振動
の発生源は羽根車を回転させる電動機が主たるものであ
る場合が多いが、空気を加圧する送風機自体からも発生
する。羽根車は送風機のケーシング内に格納されている
ので、騒音を一応はケーシング内に閉じ込めておくこと
ができる。しかし、電動機は通常流通洞の外部に設置さ
れるので、それからの騒音は上記したように無視するこ
とができない。また、電動機や羽根車の回転による振動
はその近傍の流通洞を加振させることにもなり、風洞設
備が大きくなるほどそれが増幅されやすく、周囲に影響
を与えたり、甚だしくは風洞の基礎に歪みが蓄えられる
ことになる問題がある。
【0006】ところで、羽根車洞2に設置される軸流送
風機の風量が例えば1,200m3/秒に達する大容量で
ある場合には、流入空気を予め整流しておいたり吐出流
が偏向したり旋回しないように、ロータブレードの前後
にステータブレード(静翼)が配置される。しかし、大
量の空気流が移動するために、それぞれのステータブレ
ードや上記したコーナベーンにおいても風切り音が発生
し、その抑制は容易でない。規模の大きい風洞で大容量
の空気を高速に加速・加圧する場合には、高速回転する
羽根車を備えた送風機が採用される。ブレードに流入す
る空気速度が高くなると騒音は大きくなるのが周知のと
おりである。例えば、軸流送風機の側方1mの位置で、
回転数が400rpmのとき騒音は約99dBにもな
り、回転数を334rpmに落としたとしても約95d
Bにもなる。
【0007】一方、風洞が循環式であると羽根車によっ
て加圧・加速されるごとに洞内空気が昇温する。まして
や、風洞設備が屋外にある場合には太陽光などの影響を
受けて、各洞を形成する金属製ケーシングが膨張したり
する。送風機以外の第一拡散洞21から計測洞29の手
前の集合洞25に至るまでや、計測洞29の後から第二
回流洞34までをコンクリート構造とすることによっ
て、その熱伸縮を抑える配慮はしばしばなされるところ
である。しかし、風洞設備が大型化してもコンクリート
構造を採用し難い送風機の金属製ケーシングでは熱伸縮
が発生し、これが熱変形の少ないコンクリート洞との間
で歪みを残留させたり、たとえ僅かであっても洞部の変
形をきたすようなことが起こり得る。送風機は上記した
ごとくロータブレードが回転するところであり、その部
分に歪みが発生することは、ロータのアライメントが狂
ったり、ロータブレードのケーシングに対するチップク
リアランスを所望外に変えてしまうといった弊害を誘発
する。すなわち、羽根車の空力効率の低下や騒音の発生
を助長することにもなる。ましてや、アスペクト比の大
きいブレードが採用される場合にはその回避が容易でな
いことが多い。
【0008】本発明は上記の種々の問題に鑑み、それを
解消するためになされたもので、循環式大型中速風洞設
備などに採用される軸流送風機において発生する騒音・
振動等を、ブレードなどの送風機構のみならずケーシン
グをも含めた送風機の全体的構成上から抑制できるよう
に配慮することであり、また、ケーシングに発生する熱
膨張や変形を抑制したり吸収できるようにして、送風機
の空力的効率の向上や動力消費の節減を実現できるよう
にした循環式風洞設備における低騒音軸流送風機を提供
することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、羽根車によっ
て加速された空気流を第一拡散洞等を経て計測洞へ供給
し、該空気流を第二回流洞等を経て回流させるようにし
た循環式風洞設備の軸流送風機であって、以下のように
構成される。図1を参照して、コンクリート壁で形成し
た矩形断面の第二回流洞34とコンクリート壁で形成し
た矩形断面の第一拡散洞21との間に設置された送風機
20は、矩形断面から円形断面に変化して流路断面積が
減少する吸込洞1と,円形断面の羽根車洞2と,円形断
面の吐出洞10および円形断面から矩形断面に変化する
拡散洞15とを備える。上記の少なくとも吸込洞1,羽
根車洞2および吐出洞10のケーシング1A,2A,1
0Aの外周面は、格子状リブ13(図3参照)によって
補強されると共にコンクリート16が吹きつけられて剛
性向上と防音が図られている。
【0010】吸込洞1には、ロータボスカバー12の前
部を丸く整形したスピナ3が位置すると共に、吸込空気
を一様に整流してロータブレード5Aへ流入させるた
め、ロータ軸に平行して延びる多数の平面翼4A(図4
参照)をスピナ3に放射状に取り付けたフォアステータ
ブレード4が配置される。羽根車洞2には、アスペクト
比の小さな軸流単段固定ピッチロータブレード5Aを備
えた低速回転羽根車5が配置され、そのロータブレード
5Aは各ブレード後縁5a(図6参照)が先鋭に整形さ
れ、かつ羽根車洞ケーシング2Aとのチップクリアラン
スα(図6参照)が可及的に小さくなるように選定され
る。吐出洞10には、ロータボスカバー12に取り付け
られてロータブレード5Aと略90度の角度をなす略円
弧翼11A(図4参照)を形成して空気流を整流し、一
様流れを生じさせると共に騒音発生を低減させるリヤー
ステータブレード11が配置される。拡散洞15は、ロ
ータボスカバー12の後端部を流線状に整形したカバー
コーン12Aが配置されると共に、流路断面積が増加し
かつ矩形断面の第一拡散洞21に連なるように円形断面
から矩形断面に変化されている。
【0011】吐出洞10と拡散洞15との間には、流通
空気を漏出させることなく各洞の熱膨張による軸方向の
伸びを吸収すると共に、ロータブレード5Aの回転によ
る振動の伝播を阻止するダイアフラム式緩衝機構14A
を備えた伸縮洞14が介装される。羽根車5は第二回流
洞34から吸込洞1を貫通する真直なドライブシャフト
7によって回転されると共に、そのドライブシャフト7
は第二回流洞34の背後壁34Aおよび第二回流洞34
内に立設されたコーナベーン35等の一部に支持固定し
た筒状カバー9で被覆される。そして、ドライブシャフ
ト7を回転させる電動機6は、第二回流洞34の背後壁
34Aの外部の空間に確保した防音密閉室8に格納され
る。
【0012】
【作用】電動機6を駆動すると、ドライブシャフト7を
介して羽根車5が回転する。第二回流洞34から吸込洞
1に流入した空気はフォアステータブレード4で整流さ
れ、羽根車洞2においてロータブレード5Aによって加
圧・加速される。その後に吐出洞10のリヤーステータ
ブレード11によって整流され、拡散洞15において静
圧回復を図りながら第一拡散洞21へ導出される。計測
洞29を通過した空気は第二回流洞34から羽根車洞2
において再度加速される。このような空気の循環におい
て送風機20で騒音が発生するが、その内部騒音の漏洩
は、格子状リブ13で剛性強化されまたコンクリート1
6によって被覆されたそれぞれのケーシング1A,2
A,10Aよって阻止される。
【0013】上記の吸込洞1では、スピナ3を支持する
と共に流入空気を整流するフォアステータブレード4の
多数の平面翼4Aによって整流され、スパイラルフロー
のない気流とされる。それによって羽根車5における騒
音の発生が低減されることになる。羽根車洞2では、ア
スペクト比の小さな軸流単段固定ピッチロータブレード
5Aが低速で回転され、かつ、ブレード後縁5aが先鋭
に整形されてトレーリングボルテックスの発生が少なく
なる。また、翼端におけるチップクリアランスα(図6
参照)が可及的に小さく、その部分から出るチップボル
テックスの発生も著しく抑えられる。吐出洞10には、
ロータボスカバー12に取り付けられてロータブレード
5Aと略90度の角度をなす略円弧翼11Aを形成した
リヤーステータブレード11があり、これによって気流
を整流しつつ加圧し、すなわち流速を落として静圧を回
復しながら一様流れを生じさせると共に渦騒音の発生が
低減される。拡散洞15では流線状に整形したカバーコ
ーン12Aがロータボスカバー12の後端部に配置さ
れ、ロータボスカバー12から生じる後流の乱れも抑制
され、渦音の低減がより一層実現される。
【0014】吐出洞10と拡散洞15との間にはダイア
フラム式緩衝機構14Aを備えた伸縮洞14が介装さ
れ、流通空気を漏出させることなく各洞の熱膨張による
軸方向の伸びが吸収され、また、ロータブレード5Aの
回転による振動の他部分への伝播も阻止される。羽根車
5を回転するドライブシャフト7には筒状カバー9が被
せられており、第二回流洞34および吸込洞1を通過す
る空気が回転するドライブシャフト7と接触するのが回
避され、気流の摩擦音が抑制される。羽根車5を駆動す
る電動機6は防音密閉室8に格納され、その騒音も密室
に閉じ込められ、その漏音防止が図られる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、循環式風洞設備に採用
される送風機において、その騒音源となる幾つかの要素
がそれぞれの対策によって改善され、低騒音送風機が実
現される。とりわけ、ロータブレードにおける騒音低下
は著しくなる。上記の騒音のみならず、羽根車などで発
生する振動の伝播や各洞で生じる熱膨張がダイアフラム
式緩衝機構によって阻止されたり吸収されたりする。し
たがって送風機の安定した稼働が可能となり、それによ
ってロータブレード等が計画通りの当初の状態に保た
れ、羽根車のアライメント維持と形状安定によって、爾
後的に騒音レベルが大きくなるようなことも回避され
る。
【0016】
【実施例】以下に、本発明に係る循環式風洞設備におけ
る低騒音軸流送風機を、その実施例を示した図面に基づ
いて詳細に説明する。図1は、羽根車5の動翼としての
ロータブレード5Aによって加圧・加速された空気流を
第一拡散洞21等を経て計測洞29(図8参照)へ供給
し、その空気流を第二回流洞34等を経て循環させるよ
うにした軸流送風機20の全体正面図である。そして、
これは送風機から発生する騒音や振動の低減等が図られ
るように以下のごとく構成されている。
【0017】上記の第二回流洞34および第一拡散洞2
1はコンクリート壁で形成した矩形断面の流通洞であ
り、その間には、吸込洞1と羽根車洞2と吐出洞10と
拡散洞15とを順次接続するように備えた送風機20が
配置される。その羽根車洞2と吐出洞10とは円形断面
をしており、後述するロータブレードによって流入空気
を効率よく加圧・加速できるようになっている。吸込洞
1は第二回流洞34の断面形状である矩形断面から円形
断面に変化して流路断面積が減少するような形状とさ
れ、拡散洞15は円形断面から第一拡散洞21の矩形断
面に連なるように変化して流路断面積が少しずつ増加す
るように形成されている。なお、送風機20に拡散洞1
5を設けている例は従前では存在しなく、本発明におい
ては送風機自体にも第一拡散洞21と同じ機能を部分的
にではあっても備えさせ、気流の速度を落として静圧回
復効果を上げるように配慮している。上記した送風機2
0の各洞は金属製のケーシング1A,2A,10A,1
5Aで形成され、製作や組立上の配慮から左右の二つ割
れ構造となっている。そして、各ケーシングの強度アッ
プや大きい剛性の確保さらには騒音透過の抑制のために
従前に比べれば厚い板が採用され、その外周面にはフラ
ットプレートや円弧状に切断したプレート材を交差させ
て形成した図2や図3に示すような格子状リブ13によ
って補強されている。それのみならず、各ケーシングか
ら内部騒音の漏出を抑えるために各格子間にはコンクリ
ート16が吹きつけられており、ケーシング鋼板などに
発生する振動を減衰させるようにしている。
【0018】吸込洞1の内部には、図1に示すように羽
根車5の水平なロータ軸やロータボスを覆っているロー
タボスカバー12の前部が位置しており、その先端部分
を丸く整形してスピナ3が形成されている。そして、第
二回流洞34からの吸込空気を一様流に整えてロータブ
レード5Aに流入させるため、図4に二点鎖線で断面形
状を示すごとくロータ軸に平行して延びる多数の平面翼
4Aが、上記スピナ3に放射状に取り付けられている。
これらの平面翼4Aは例えば25.7度の間隔で14枚
取り付けられ、その翼端は吸込洞ケーシング1Aにも固
定され、全体として前置静翼としてのフォアステータブ
レード4を形成している。なお、吸込洞1は断面積の大
きい第二回流洞34からの流れを小断面の羽根車洞2へ
導くため、外周部分の空気の流れの整流がとりわけ重要
であり、その平面翼4の翼端における翼弦長は翼基部に
おけるそれよりは大きくなっている。ちなみに、スピナ
3はこのフォアステータブレード4によってその位置が
保持される。
【0019】羽根車洞2には、アスペクト比の小さな軸
流単段固定ピッチロータブレード5Aを11枚(図5参
照)備えた例えば3,330mm直径の低速回転羽根車
5が配置される。アスペクト比は翼幅(すなわちブレー
ドの半径方向長さ)の2乗を翼面積で除したものとして
定義されるが、矩形翼を例にすれば、図6に示す翼幅L
を翼弦長Wで割った値となる。したがって、本発明に採
用されるブレードは従来風洞設備で採用されているそれ
よりも翼幅Lの短いものとなっている。このようにアス
ペクト比を小さくしておくと必然的にブレード5Aは羽
根車洞2の周囲部分にすなわちロータ軸から離れた部分
に位置することになる。それゆえに、低回転をもってし
ても翼弦長の大きいブレードによって大量の空気を加速
することができる。それのみならず、羽根車5の回転数
の少ないことにより、ブレード5Aから発生する風切り
音を可及的に抑制できる効果が発揮される。ちなみに、
羽根車洞2と吸込洞1との間にはパテシール1cが施さ
れ、両洞間の気密が図られると共に、外気や雨水などの
進入が防止されている。そして、いずれの洞も共通架台
もしくは基礎上にそれぞれ脚を出すなどして安定的に固
定されている。
【0020】ところで、ロータブレード5Aは製作上、
その前縁や後縁を空力的にかなったようにすることは容
易でない。しかし、本装置においては、各ブレードの後
縁5aが図6に示されるように先鋭に整形される。これ
によって、後縁5aから発生するトレーリングボルテッ
クスも抑制され、その渦音の増加も抑えられる。また、
羽根車5において騒音発生の最も大きい要因といわれる
翼端におけるチップボルテックスの発生を可及的に少な
くするため、本装置においては、羽根車洞ケーシング2
Aとの間に残存するチップクリアランスαが小さくなる
ように翼幅Lの寸法が選定されている。これは、アスペ
クト比を小さくすることによって個々のブレードの寸法
精度を上げやすくなったことにも基づいている。もちろ
ん、上述した羽根車洞ケーシング2Aに剛性向上対策を
施したこと、後述するダイアフラム式緩衝機構の採用に
よってケーシングの熱変形を抑制できるようにしたこと
によっても、チップクリアランスαを維持させやすくな
り、その値は10mmといった程度に小さく保持してお
くことができる。なお、羽根車5を回転させるロータ軸
は後述するドライブシャフト7の先端に形成されている
が、そのロータ軸のジャーナル部を支持するためにスピ
ナ3の内部に軸受7Aが設けられている。
【0021】羽根車洞2の後には、図1に示すようにパ
テシール2cによって接続部位に気密を図った吐出洞1
0が配置されている。これにはロータボスカバー12に
形成したリヤーステータブレード11が配置される。そ
のリヤーステータブレード11を構成する略円弧翼11
A(図4中の二点鎖線を参照)は、ロータブレード5A
と略90度の角度をなしており、ロータブレード5Aに
よって加速・加圧された旋回空気流を一様流れに整流す
ると共に、静圧回復を図って騒音を低減するように機能
する。このリヤーステータブレード11の略円弧状翼1
1Aはロータブレード5Aと同数の11枚もしくはそれ
より1,2枚少ない程度の数からなり、吐出洞ケーシン
グ10Aの内面に先端が固定され、それによってロータ
ボスカバー12が動かないように支持している。
【0022】拡散洞15には、ロータボスカバー12の
後端部を流線状に整形したカバーコーン12Aが配置さ
れている。このカバーコーン12Aは空気流を乱さない
ようにしておくためのものであり、可能な範囲で長くさ
れている。すなわち、フェアリング機能を持たせてロー
タボスカバー12の後端で生じる乱流を少なくし、本拡
散洞15ならびに第一拡散洞21における静圧回復がス
ムーズに得られるように配慮されている。前述したが、
この拡散洞15は円筒状の気流を第一拡散洞21へ導入
するにあたり、可及的に均一化させようとするものであ
る。したがって、この拡散洞15での急激な断面拡大は
好ましくなく、拡散洞ケーシング15Aは図1から分か
るように少し上下寸法が羽根車洞2の直径よりも小さく
されている。しかし、断面は円形から矩形に変化してお
り、実質的には絞りが全く掛けられていないことは述べ
るまでもない。
【0023】ところで、吐出洞10と拡散洞15との間
には、ダイアフラム式緩衝機構14Aを備えた伸縮洞1
4が介装されている。この伸縮洞14も前後がパテシー
ル14c,15cで気密が図られている。これは、図7
に拡大して部分的に示す前後二つの比較的厚い鋼板を円
形に加工したリング胴14a,14bを備え、その間に
介在する薄い金属板で構成したダイアフラム式緩衝機構
14Aと一体化されている。このダイアフラム式緩衝機
構14Aは流通する空気を漏出させることなく各洞の熱
膨張による軸方向の伸びを吸収すると共に、ロータブレ
ード5Aの回転による振動の伝播を阻止するように機能
する。その構成は、鍔状プレート14m,14nと、そ
の周囲に一体化されたリング板14p,14qと、周外
部へ突出して閉鎖空間14sを形成したリング体14t
からなっている。
【0024】ダイアフラム式緩衝機構14Aのリング状
空間は、上記した各部材を溶接するなどして形成される
が、リング胴14a,14b以外は薄い金属板で構成さ
れるので、図示したごとくに隙間をあけて配置された二
つのリング胴14a,14bが相対的に接近すると、ダ
イアフラム式緩衝機構14Aは二点鎖線で示したように
弾性変形することができる。このような構造によれば伸
縮洞14内の空気を漏出させることはなく、また、羽根
車洞2から吐出洞10を経てリング胴14mに伝播され
た振動も、このダイアフラム式緩衝機構14Aによって
吸収させることができる。なお、熱膨張がなくなった時
点ではダイアフラム式緩衝機構14Aが実線の状態(図
7参照)に戻ることになるのは言うまでもないが、寒冷
地などにおいて収縮するような場合には逆の変形によっ
て同じ調整効果が発揮される。
【0025】上記の説明からも分かるように、金属製の
各洞1,2,10,15が加圧・加速された空気によっ
て熱変形したり、太陽光を受けて熱膨張するなどした際
に、その変形や歪みを各洞に残留させないようにリング
胴14a,14bが相互に接近する。もちろん、風洞に
は適宜冷却装置が設置されたりしているが、上記の温度
上昇によって羽根車5のアライメントが狂ったりチップ
クリアランスが所望外となるのが防止され、長期にわた
り安定した羽根車の運転が維持される。なお、本例では
伸縮洞14を吐出洞10と拡散洞15との間に配置して
いる。それのみならず、例えば羽根車洞2と吐出洞10
との間や、吸込洞1と羽根車洞2との間にも適宜介装さ
せることもできる。
【0026】一方、羽根車5を駆動する電動機6は、第
二回流洞34の背後壁34Aおよび第二回流洞34内に
立設したコーナベー35等を貫通して設けられたドライ
ブシャフト7を回転させるようになっている。そして、
電動機6自体は大きな騒音発生源であることから、第二
回流洞34の背後壁34Aの外部の空間に確保したコン
クリート壁などで構成された防音密閉室8に格納され
る。そのドライブシャフト7は、実質的には前述したス
ピナ3内の軸受7Aと防音密閉室8に設置した軸受7B
によって軸承されている。それらの軸受間では第二回流
洞34や吸込洞1を流れる空気中に置かれることにな
り、回転するドライブシャフト7が気流と触れてコーナ
ベーン35による整流を乱したり騒音を発生させる。そ
こで、ドライブシャフト7と気流の摩擦を軽減するため
にドライブシャフト7には筒状カバー9が被覆されてい
る。この筒状カバー9は、第二回流洞34の背後壁34
Aおよび第二回流洞34内に立設したコーナベーン35
の一部さらには図示しない支持装置によって保持され、
回転しないように固定されている。したがって、気流が
筒状カバー9に接触しても回転するドライブシャフト7
に触れる場合よりは乱れの発生が著しく抑制され、これ
によっても摩擦音の低減が助長される。
【0027】このような構成の低騒音軸流送風機20で
は、計測洞29(図8参照)を通過した気流が第二拡散
洞32から第二回流洞34へ戻され、その間にコーナベ
ーン33,35によって整流され送風機20へ回流す
る。羽根車5を駆動する電動機6は防音密閉室8にあっ
て騒音の外部漏洩は抑止され、ドライブシャフト7によ
る気流の攪乱や騒音発生も筒状カバー9によって抑制さ
れる。モデルを通過した後も速度を持った空気流がフォ
アステータブレード4により整流され、羽根車5へ導入
される。平面翼4Aによって一様となった流れを受けて
ロータブレード5Aが加圧・加速し、第一拡散洞21へ
導出する。その際、羽根車5ではアスペクト比の小さな
ロータブレード5Aを低速で回転すること、チップクリ
アランスαは小さくチップボルテックスの発生が抑制さ
れることなどから、送風騒音が抑えられる。
【0028】羽根車5を出た気流は吐出洞10内のリヤ
ーステータブレード11によって整流され、拡散洞15
においてはカバーコーン12Aによって乱れの発生も少
なくかつ流路断面積の増加による静圧回復も図られる。
第一拡散洞21を通過する間に静圧のより一層の上昇と
動圧低減がなされ、図8に示す第一回流洞23でのコー
ナベーン22,24の整流作用とあいまって一様な流れ
が再現される。集合洞25を経て縮流洞28で急激に絞
られて速度の高い一様流が作られ、計測洞29において
所望する乱れの少ない気流によってモデルに作用する力
などが計測される。このようにして空気が循環する間に
発生する騒音は抑制され、また、羽根車から発生する振
動の伝播や熱膨張による各洞ケーシングの変形などがダ
イアフラム式緩衝機構を介して阻止されたり吸収され
る。羽根車をとってみても、その近傍における騒音レベ
ルは72dBないし77dBまでに低減され、従前に比
較すると約20dBもの静かなものにすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る低騒音軸流送風機の全体正面
図。
【図2】 送風機の外部拡大図。
【図3】 羽根車洞ケーシング等に施された格子状リブ
の部分斜視図。
【図4】 送風機の内部拡大図。
【図5】 図1のV−V線矢視図。
【図6】 軸流単段固定ピッチロータブレードの拡大を
示すと共に、それと羽根車洞ケーシングとの間のチップ
クリアランスを説明するブレード配置図。
【図7】 伸縮洞におけるダイアフラム式緩衝機構の部
分拡大図。
【図8】 風洞設備の全体平面図。
【図9】 計測洞を正面から見た風洞設備の立面図。
【符号の説明】
1…吸込洞、1A…吸込洞ケーシング、2…羽根車洞、
2A…羽根車洞ケーシング、3…スピナ、4…フォアス
テータブレード(前置静翼)、4A…平面翼、5…羽根
車、5A…軸流単段固定ピッチロータブレード(動
翼)、5a…後縁、6…電動機、7…ドライブシャフ
ト、8…防音密閉室、9…筒状カバー、10…吐出洞、
10A…吐出洞ケーシング、11…リヤーステータブレ
ード(後置静翼)、12…ロータボスカバー、12A…
カバーコーン、13…格子状リブ、14…伸縮洞、14
A…ダイアフラム式緩衝機構、15…拡散洞、15A…
拡散洞ケーシング、16…コンクリート、20…送風
機、21…第一拡散洞、34…第二回流洞、34A…背
後壁、35…コーナベーン、L…翼幅、W…翼弦長、α
…チップクリアランス。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 羽根車によって加速された空気流を第一
    拡散洞等を経て計測洞へ供給し、該空気流を第二回流洞
    等を経て回流させるようにした循環式風洞設備の軸流送
    風機において、 コンクリート壁で形成した矩形断面の前記第二回流洞と
    コンクリート壁で形成した矩形断面の前記第一拡散洞と
    の間に設置した上記送風機は、矩形断面から円形断面に
    変化して流路断面積が減少する吸込洞,円形断面の羽根
    車洞,円形断面の吐出洞および円形断面から矩形断面に
    変化する拡散洞を備え、 上記の少なくとも吸込洞,羽根車洞および吐出洞のケー
    シング外周面は、格子状リブによって補強されると共に
    コンクリートが吹きつけられて剛性向上と防音が図ら
    れ、 前記吸込洞には、ロータボスカバーの前部を丸く整形し
    たスピナが位置すると共に、吸込空気を一様に整流して
    前記ロータブレードへ流入させるため、ロータ軸に平行
    して延びる多数の平面翼を前記スピナに放射状に取り付
    けたフォアステータブレードが配置され、 前記羽根車洞には、アスペクト比の小さな軸流単段固定
    ピッチロータブレードを備えた低速回転羽根車が配置さ
    れ、該ロータブレードは各ブレード後縁が先鋭に整形さ
    れ、かつ羽根車洞ケーシングとのチップクリアランスが
    可及的に小さくなるように選定され、 前記吐出洞には、ロータボスカバーに取り付けられて前
    記ロータブレードと略90度の角度をなす略円弧翼を形
    成して空気流を整流し、一様流れを生じさせると共に騒
    音発生を低減させるリヤーステータブレードが配置さ
    れ、 前記拡散洞は、前記ロータボスカバーの後端部を流線状
    に整形したカバーコーンが配置されると共に、流路断面
    積が増加しかつ矩形断面の前記第一拡散洞に連なるよう
    に円形断面から矩形断面に変化され、 前記吐出洞と拡散洞との間には、流通空気を漏出させる
    ことなく各洞の熱膨張による軸方向の伸びを吸収すると
    共に、ロータブレードの回転による振動の伝播を阻止す
    るダイアフラム式緩衝機構を備えた伸縮洞が介装され、 前記羽根車は前記第二回流洞から吸込洞を貫通する真直
    なドライブシャフトによって回転されると共に、該ドラ
    イブシャフトは上記第二回流洞の背後壁および第二回流
    洞内に立設されたコーナベーン等の一部に支持固定した
    筒状カバーで被覆され、 前記ドライブシャフトを回転させる電動機は、前記第二
    回流洞の背後壁外の空間に確保した防音密閉室に格納さ
    れていることを特徴とする循環式風洞設備における低騒
    音軸流送風機。
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