JPH0728086Y2 - 樹脂製瓶容器 - Google Patents

樹脂製瓶容器

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JPH0728086Y2
JPH0728086Y2 JP1990050386U JP5038690U JPH0728086Y2 JP H0728086 Y2 JPH0728086 Y2 JP H0728086Y2 JP 1990050386 U JP1990050386 U JP 1990050386U JP 5038690 U JP5038690 U JP 5038690U JP H0728086 Y2 JPH0728086 Y2 JP H0728086Y2
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JP
Japan
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container
linear
cleaning liquid
convex
wall portion
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JP1990050386U
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JPH0410011U (ja
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洋介 安田
正樹 三浦
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Toyo Seikan Kaisha Ltd
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Toyo Seikan Kaisha Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はペットボトルと称される合成樹脂製の瓶容器に
関するものである。
[従来の技術] 今日、内容量を1又は1.5l等とする合成樹脂製の瓶容
器が種々の液体飲料の収容に用いられる様になってき
た。
このペットボトルと称される瓶容器では、第6図及び第
7図に示す様に、胴部21の水平断面形状を角形として瓶
容器10を並べ易くし、又、胴部21の肉厚を薄くして資材
を節約し且つ胴部21の剛性を低下させない為に、胴部21
の平板状部分とされる胴壁部23にビードと称する凹凸を
設ける容器10とされることが多い。
そしてビードの形成に際しては、胴部21の平板状の胴壁
部23が縦長の形状である為に、第9図に示す様に、一般
に垂直方向を長軸とする楕円形を同心状に形成する複数
の線形状をした凹部又は凸部25をもってビードを形成し
ていた。
ところで、上記ペットボトルと称される前記樹脂製瓶容
器10に液体飲料を充填するに際しては、該瓶容器10を薬
液により滅菌した後に流水等により内部洗浄を行なって
から液体飲料の充填を行なっており、この洗浄は、第8
図に示す様に、瓶容器10を倒立させた状態として容器口
部11から容器底部17の近く迄ノズル31を挿入し、該ノズ
ル31の先端から洗浄液を噴出させ、以て洗浄液を容器底
部17を吹き付けると共に洗浄液を胴部21の内面に沿って
流下させる様にしている。
[考案が解決しようとする課題] 上述の様に容器を倒立させてノズルからの洗浄液を容器
の底部へ吹き付けると、容器胴部が円筒形の場合は兎も
角、胴部形状を角形とする場合は洗浄液が容器底部中心
から離れた隅角部へ集まる様にして容器底部の内面から
容器胴部の内面へ流れ、平板状の胴壁部に流れる水量は
胴部隅角部を流れる水量よりも少なくなり、更に容器底
部からの洗浄液が胴部内面を伝わって流下する際、平板
状の胴壁部に線形状の凹部又は凸部によって同心円とさ
れた楕円形又は長円形を形成するビードが設けられてい
る為、該線形状の凹部又は凸部に沿って洗浄液が流下
し、平板状の胴壁部中央近辺に流れる洗浄液の流量が胴
部隅角部を流れる洗浄液の流量に比較して少なくなり、
胴壁部の中央部近辺等が充分に洗浄されないことが生じ
る場合が有った。
[課題を解決するための手段] 本考案は、胴部水平断面形状が角形にして、略平板状と
される胴壁部を胴部に有する合成樹脂製の瓶容器におい
て、前記平板状の胴壁部に線形状の凹部又は凸部を形成
し、該線形状の凹部又は凸部は複数本設けることとす
る。
そして、上記線形状の凹部又は凸部の下方に端部を設
け、該線形状により逆U字状の模様を形成させるか、又
は、該線形状の凹部又は凸部により垂直方向の直線部分
を形成すると共に直線部分の下端は左右に開く拡大部を
有する形状の模様を構成させる様にし、以て線形状の凹
部又は凸部を胴部補強用のビードとする。
[作用] 本考案に係る合成樹脂製の瓶容器には平板状の胴壁部に
線形状の凹部又は凸部を形成している故、容器胴部を補
強することができ、該線形状の凹部又は凸部は下方に端
部を有する線形状である故、容器を倒立させて洗浄液を
胴壁部内面に沿って流下させるとき、端部と端部との間
に形成される間隙から洗浄液を線形状に沿って流下させ
ることができる。
そして、線形状の凹部又は凸部により逆U字模様を形成
する場合は、逆U字状として下方に開口端部を形成する
と共に直線部分を形成している故、容器を倒立させて洗
浄液を胴壁部内面に沿って流下させるとき、胴壁部に形
成した線形状の凹部又は凸部に沿って洗浄液を流下さ
せ、洗浄液が隅角部へ集中することを防止できる。
又、線形状の凹部又は凸部を平板状の胴壁部に直線部分
と左右への拡大部とを有する模様とする場合は、拡大部
を直線部分の下端に形成している故、容器を倒立させて
洗浄液を胴壁部内面に沿って流下させるとき、胴壁部に
形成する線形状をした凹部又は凸部の直線部分により流
下する洗浄液が隅角部へ集中することを防止し、更に下
方において拡大部を形成する模様形状としている為に洗
浄液を平板状胴壁部の中央部等に集め、胴壁部内面の全
面に洗浄液を充分に流すことができる。
[実施例] 本考案に係る樹脂製瓶容器は、ブロー成形により製造さ
れる合成樹脂製の容器にして、該容器の実施例は、第1
図に示す様に、雄螺子13を有する円筒状の容器口部11及
び円形の肩部15を有し、胴部21は第6図に示す様に略四
角形であるも、四隅に平坦部22を設けて角部を落した八
角形に近い形状とし、胴部21の四方に平板状の胴壁部23
が形成されると共に、該胴壁部23には第1図及び第7図
に示す様に線形状の凹部又は凸部25が形成されることは
従来の樹脂製瓶容器10と同様である。
そして、この容器10の胴壁部23に形成する線形状の凹部
又は凸部25による模様形状は、垂直方向に平行な偶数本
の直線により形成される直線部分26を有すると共に、直
線部分26の上端は半円形として偶数本の直線の上端を内
側から順次相互に結ぶ同心円状の半円を形成し、且つ、
最外円を形成する半円の上端は容器肩部15の近くに位置
させ、他方、直線部分の下方は末広がりに左右へ拡大さ
せる形状として拡大部27を形成しつつ胴壁部23の下端近
くに端部28を位置させる様にした。
この様に、平板状の胴壁部23に直線部分26を有する逆U
字状の模様を形成する様にして線形状の凹部又は凸部25
を形成し、該線形状の凹部又は凸部25の下方に端部28を
有する形状として形成している故、該容器10を倒立させ
ると洗浄液が線形状の凹部又は凸部25の間に各端部28か
ら流入し得るものであり、該容器10を倒立させ、第6図
に示す様に洗浄液を噴出させる洗浄用ノズル31を容器底
部17の近く迄挿入し、ノズル31の先端から水等の洗浄液
を容器底部17の中央に吹き付ける様に噴出させると、容
器胴部21の内面を流下する洗浄液は胴壁部23に設けた線
形状の凹部又は凸部25に沿って流下し、胴壁部23の中央
部をも容易に流下する様に流れることとなり、該実施例
では線形状の凹部又は凸部25を直線部分26と上方の半円
とにより逆U字状の模様として下方に端部28を設けてい
る故、該容器10を倒立させて洗浄を行なえば、容器底部
17の内側に吹き付けられた洗浄液は容器底部17に沿って
四方に分散され、容器底部17の中央から離れた四隅に多
少多くの水量が集まりつつ容器底部17から胴部21の内面
全体に分散して胴部21の内面に沿って流下し、洗浄液が
胴部21の内面に沿って流下するに際して、四隅に集まる
洗浄液の一部は逆U字模様とされた凹部又は凸部25によ
って平板状の胴壁部23における中央部を流下する様に直
線部分26に沿った流れに変えられ、胴部21の内面全面を
確実に洗浄して容器口部11から排出されることになる。
尚、逆U字模様の形状における上方の半円は必ずしも同
心円に限るものでなく、各半円の曲率中心は容器10の中
心線に合せるも、各曲率中心の高さ位置をずらせる様に
することも有り、又、直線部分26の下端に設ける拡大部
27の形状は、第2図に示す様に内側の凹部又は凸部25を
多少大きく左右に広げる様にすることもある。
この実施例は、逆U字状の直線部分26の下端から拡大部
27を形成する様にして凹部又は凸部25の端部28を設け、
拡大部27をもって線形状の凹部又は凸部25における端部
28を左右に大きく広げている故、容器底部17の内側に吹
き付けられた洗浄液が容器底部17に沿って四方に分散さ
れ、容器底部17の中央から離れた四隅に多少多くの水量
が集まる様にして容器底部17から胴部21の内面全体に分
散しつつ胴部の内面に沿って流下するに際し、容器底部
17の四隅から平坦部22に流れ込む洗浄液の一部を平板状
の胴壁部23の中央に戻す様にして胴壁部23の中央部に充
分な洗浄液を流すことができる。
又、他の実施例としては、第3図に示す様に拡大部27
等、線形状とした凹部又は凸部25の下方に形成する端部
28を平板状の胴壁部23よりも下方に位置させて容器底部
17の直近に設ける様にすることも有り、第4図に示す様
に、複数本設けた線形状の凹部又は凸部25における直線
部分26の下端は外方への拡大部27によって湾曲させると
共に、上端には内方への湾曲部を形成し、以て線形状の
凹部又は凸部25により直線部分26と曲線部分とを形成す
ると共にその上下両方に端部28を形成する場合や、第5
図に示す様に、直線部分26の上端を半円形状に内方へ湾
曲させる場合のみでなく、直線部分26の上端にも直線部
分26の下端に設けた拡大部27と同様の拡大部を形成して
上方拡大部を設けることとし、直線部分26の上下両端に
おいて拡大形状を設けた曲線部分を有する模様を構成す
る線形状の凹部又は凸部25として形成することもある。
更に、線形状とされる凹部又は凸部25の中間部分である
直線部分26も、常に厳密な直線形状とする場合に限るこ
となく、多少左右に蛇行させた波形にして、波形の軸線
を直線とした波形による直線部分26とすることも可能で
ある。
[考案の効果] 本考案に係る合成樹脂製の瓶容器は、平板状の胴壁部に
複数本の線形状をした凹部又は凸部を有し、該線形状の
凹部又は凹部は下方に端部を有して線形状相互間を開口
する模様を形成している故、該容器を倒立させて洗浄液
を流す際、容器胴部内面を流下する洗浄液を線形状の凹
部又は凸部に沿って流下させることができ、逆U字形状
の模様を形成する様に線形状の凹部又は凸部を形成して
いる故、該線形状の凹部又は凸部には下方に端部を有す
ると共に直線部分を有し、該容器を倒立させて洗浄液を
流す際、容器胴部内面を流下する洗浄液が胴部四隅に集
中する様に流れることを防止することができ、又、平板
状の胴壁部に直線部分及びその下方に拡大部を有する形
状の模様を形成する場合は、該容器を倒立させて洗浄液
を流す際、容器胴部内面を流下する洗浄液が胴部四隅に
集中する様に流れることを防止し、且つ、線形状の凹部
又は凸部による直線部分の下端を左右に拡大する拡大部
を形成している故、洗浄液の一部を平板状の胴壁部中央
に戻す様に流れを変えることができ、容器内部の全体を
迅速且つ確実に洗浄することを可能とする容器である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る樹脂製容器の側面図にして、 第2図乃至第5図は各々本考案に係る樹脂製容器の他の
実施例を示す側面図、 第6図及び第7図は樹脂製容器の上面図及び胴部水平断
面端面図であり、 第8図は洗浄状態を示す図にして、 第9図は従来の樹脂製容器を示す側面図である。 10……樹脂製容器、11……容器口部、15……容器肩部、
17……容器底部、21……容器胴部、23……平板状胴壁
部、25……凹部又は凸部、26……直線部分、27……拡大
部、28……端部。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】胴部水平断面が角形にして、略平板形状と
    された胴壁部を胴部に有する合成樹脂製の瓶容器であっ
    て、平板状の胴壁部に線形状の凹部又は凸部を有し、該
    線形状の凹部又は凸部は複数本形成され、且つ、該線形
    状の各凹部又は凸部は胴壁部に逆U字状の模様を形成し
    ていることを特徴とする樹脂製瓶容器。
  2. 【請求項2】胴部水平断面形状が角形にして、略平板形
    状とされた胴壁部を胴部に有する合成樹脂製の瓶容器で
    あって、平板状の胴壁部に線形状の凹部又は凸部を有
    し、該線形状の凹部又は凸部は複数本形成され、且つ、
    該線形状の各凹部又は凸部は垂直方向の直線部分と該直
    線部分の下端に胴壁部の中心から左右に開く様にした拡
    大部とを有する模様を構成していることを特徴とする樹
    脂製瓶容器。
JP1990050386U 1990-05-14 1990-05-14 樹脂製瓶容器 Expired - Lifetime JPH0728086Y2 (ja)

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