JPH0728023U - 荷役用金属パレット - Google Patents

荷役用金属パレット

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JPH0728023U
JPH0728023U JP5892293U JP5892293U JPH0728023U JP H0728023 U JPH0728023 U JP H0728023U JP 5892293 U JP5892293 U JP 5892293U JP 5892293 U JP5892293 U JP 5892293U JP H0728023 U JPH0728023 U JP H0728023U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機械的強度が大きく、軽量で、扱い易く、廉
価にて量産に適し、フォークの挿入衝撃により桁材もデ
ッキボードが分離するおそれがなく、使用後に軽金属材
料にリサイクルできる金属製荷役用パレットを提供する
ことを目的としている。 【構成】 上辺の両側延長上に張出片が延設され、所望
により上記両張出片に固定部材挿通孔が穿設されると共
に、両張出片の先端に固定部材保護用の垂縁が垂設され
た中空の押出形材からなる桁材と、適数本のリブが設け
られ、底面に固定部材受が形成された中空板状の押出形
材からなるデッキボードとを設け、前記桁材をフォーク
リフトのフォークが挿入できる間隔で平行に複数本配設
し、上記複数本の桁材上にデッキボードを直交状に配設
して桁材とデッキボードを固定部材で固定したことを特
徴とする荷役用金属パレット。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、フォークリフトで荷役作業をする際に使用する荷役用金属パレッ トに関するものである。
【0002】
【従来技術】
従来、フォークリフトで荷役の上げ下ろしや運搬に使用される荷役用パレット は、木材製の桁材をフォークの差し込めるように所要間隔を開けて並設し、その 桁材と直交するように木材製の板材を配置し、各桁材に釘で打ち付けていた。 また、近年、木材製の荷役用パレットに代えて、一枚物の金属板をプレス加工 で成形した鉄製や軽金属の荷役用パレットが採用されるようになった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前者の木材製の荷役用パレットは、フォークリフトのフォークが桁材間に差し 込む際に、フォークが桁材や板材に当たると、それらが破損するという問題があ った。 そして、桁材や板材が破損すると、その部分だけを交換補修するのが非常に面 倒であり、一般には補修を行わないで破棄していた。 また、木材製の荷役用パレットは、組み立てられた嵩の高い状態のままで輸送 し、保存しなければならず、輸送や保存が非常に不便であった。 さらに、最近では、森林資源保護のために、木製の荷役用パレットを廃止しよ うとする社会的風潮が強くなった。
【0004】 後者の金属製の荷役用パレット、プレス用金型が高価であり、製品自体も高価 となり、鉄製の場合にはパレット自体が重く、運搬が不便であった。 また、桁材と荷受板とを溶接で固定する金属製の荷役用パレットは、桁材や荷 受板の一部が折れ曲がったり切断等の破損を受けた場合に、その部分を補修する ことは困難でパレット全体を交換しなければならないという問題があった。 さらに、アルミニウム合金製の桁材と荷受板とを溶接する場合には、桁材と荷 受板の表面に酸化皮膜を形成することができないために耐食性についても問題が あるし、製作コストも高いものとなっている。
【0005】 一方、桁材と荷受板とを固定部材やリベット等で固定する荷役用パレットは、 固定部材等が表面に露出するため、外観上の体裁が悪いばかりか固定部材の頭部 が突出して荷物に損傷を与えるという問題がある。 また、下面から固定部材やリベット等で桁材とデッキボードを連結固定する荷 役用パレットは、フォークが固定部材やリベットの頭部に当たって破損し、桁材 とデッキボードを分離する場合があった。
【0006】 この考案は、上記のような点に鑑みてなされたもので、機械的強度が大きく、 軽量で、扱い易く、廉価にて量産に適し、フォークの挿入衝撃により桁材とデッ キボードが分離するおそれがなく、使用後に軽金属材料にリサイクルできる金属 製荷役用パレットを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、第一の考案においては、所望により上辺の両側 延長上に張出片が延設され、上記両張出片に固定部材挿通孔が穿設されると共に 、両張出片の先端に固定部材保護用の垂縁が垂設された中空の押出形材からなる 桁材と、 適数本のリブが設けられ底面に固定部材受が形成された中空板状の押出形材か らなるデッキボードとを設け、 前記桁材をフォークリフトのフォークが挿入できる間隔で平行に複数本配設し 、上記複数本の桁材上にデッキボードを直交状に配設して桁材とデッキボードを 固定部材で固定したことを特徴とする荷役用金属パレットとした。
【0008】 また、第二の考案においては上辺の両側延長上に張出片が延設され、所望によ り上記両張出片に固定部材挿通孔が穿設されると共に、外側となる張出片の先端 に受片を立設し、内側となる張出片の先端に固定部材保護用の垂縁が垂設された 中空の押出形材からなる側桁材と、 上辺の両側延長上に張出片が延設され、所望により上記両張出片に固定部材挿 通孔が穿設されると共に、両張出片の先端に固定部材保護用の垂縁が垂設された 中空の押出形材からなる中間桁材と、 適数本のリブが設けられ底板に固定部材受が形成された中空板状の押出形材か らなるデッキボードとを設け、 前記側桁材を両側に配しフォークリフトのフォークが挿入できる間隔で中間桁 材を平行に配設し、両側の側桁材および中間桁材上にデッキボードを直交状に配 設して、各桁材とデッキボードを固定部材で固定したことを特徴とする荷役用金 属パレットとした。
【0009】 さらに、第三の考案においては上辺の両側延長上に張出片が延設され、所望に より上記両張出片に固定部材挿通孔が穿設されると共に、外側となる張出片の先 端に受片を立設し、内側となる張出片の先端に固定部材保護用の垂縁が垂設され 、本体の外板延長上に垂片が垂設された中空の押出形材からなる側桁材と、 上辺の両側延長上に張出片が延設され、所望により上記両張出片に固定部材挿 通孔が穿設されると共に、両張出片の先端に固定部材保護用の垂縁が垂設された 中空の押出形材からなる中間桁材と、 適数本のリブが設けられ底面に固定部材受が形成された中空板状の押出形材か らなるデッキボードと、 適数本のリブが設けられ上板に固定部材挿通孔が穿設された中空板状の補強桁 材とを設け、 前記側桁材を両側に配しフォークリフトのフォークが挿入できる間隔で中間桁 材を平行に配設し、両側の側桁材および中間桁材上にデッキボードを直交状に配 設して、各桁材とデッキボードを固定部材で固定すると共に、両側桁材の垂片間 に補強桁材を直交状に配設して各桁材と補強桁材とを固定部材で固定したことを 特徴とする荷役用金属パレットとした。 また、第四の考案においては上辺の両側延長上に張出片が延設され、所望によ り上記両張出片に固定部材挿通孔が穿設されると共に、外側となる張出片の先端 に受片を立設し、内側となる張出片の先端に固定部材保護用の垂縁が垂設され、 本体の外板延長上に垂片が垂設されたると共に底辺の張出片の先端に固定部材保 護用垂縁が立設された中空の押出形材からなる側桁材と、 上辺及び下辺の各々の両側延長上に張出片が延設され、所望により上記両張出 片に固定部材挿通孔が穿設されると共に、該張出片の先端に固定部材保護用の垂 縁が垂設された中空の押出形材からなる中間桁材と、 適数本のリブが設けられ底面に固定部材受が形成された中空板状の押出形材か らなるデッキボードと、 適数本のリブが設けられ上板に固定部材挿通孔が穿設された中空板状の補強桁 材とを設け、 前記側桁材を両側に配しフォークリフトのフォークが挿入できる間隔で中間桁 材を平行に配設し、両側の側桁材および中間桁材上にデッキボードを直交状に配 設して、各桁材とデッキボードを固定部材で固定すると共に、両側桁材の垂片間 に補強桁材を直交状に配設して各桁材と補強桁材とを固定部材で固定したことを 特徴とする荷役用金属パレットとした。 尚、これらの考案において、固定部材とは、タッピングネジ或はセルフドリリ ングタッピングネジ等の締付手段を意味し、タッピングネジのようなものを使用 する場合に固定部材挿通孔が穿設され、デッキボードや桁材に形成される固定部 材受け部は、ネジ山が2〜4山かるような肉厚状で例示するような部分的な肉厚 部又は例示しないが、全体的な肉厚部として或いは突出片体として形成すること が出来る。
【0010】
【作用】
この考案に係る荷役用金属パレットは、主要構成部材である桁材およびデッキ ボードが、アルミニウム合金等の押出形材が使用され、所要寸法に切断して固定 部材で組み立てたので機械的強度が保証され、かつ、組み立て製作が容易で廉価 に量産される。 また、固定部材保護手段として桁材に垂縁が設けられたので、使用時のフォー ク挿入の衝突により桁材とデッキボードが分離されることがない。
【0011】 さらに、側桁材にデッキボードの端部を受ける受片が立設されたので、製作時 の位置合せが容易でパレットの形くずれが生じることもなく、耐久性を助長する 。 さらにまた、桁枠およびデッキボードをアルミニウム合金で製することにより パレット自体が軽量で取り扱い易く、使用後も軽合金材料としてリサイクルする ことができる。 又、側桁材、中間桁材の下辺の張出片端部にも垂縁を設けるときには、デッキ ボード側から補強桁材の各桁材への固定が可能となり、補強桁材への固定部材加 工作業を削減することが出来る。又、セルフドリリングタッピングネジを固定手 段として使用するときには、固定部材止めの際に必要な固定部材挿通孔が不要と なり、固定部材挿通孔の加工作業が削減される。
【0012】
【実施例】
以下、この考案に係る荷役用金属パレットの実施の数例について、図面を参照 して詳細に説明する。 図1は、この考案に係る荷役用金属パレットAの第1実施例を示す斜視図であ る。図2は、図1の(イ)−(イ)線に沿って切断した概略断面図である。図3 は、図1の(ロ)−(ロ)線に沿って切断した拡大断面図である。また、図4は 、図3の(ハ)−(ハ)線に沿って切断した断面図である。さらに、図5は、桁 材の開口端部を閉塞するキャップの拡大斜視図である。
【0013】 図1乃至図5において、第1実施例の荷役用金属パレットAは、互いに平行状 態で同一間隔に配設された3本の桁材1と、上記3本の桁材1の上面に適宜な間 隔を開けて直交状態で固定された多数枚(実施例では7枚)のデッキボード2と からその主要部材が構成されている。
【0014】 荷役用金属パレットAの桁材1は、アルミニウム合金の押出形材で、中空長方 形の中空主体1aの上辺1bの延長上にデッキボード2を安定して取り付けるた めの張出片1c,1cが延設されると共に、両張出片1c,1cの各先端に固定 部材3保護用の垂縁1d,1dが垂設され、張出片1c,1cにはデッキボード 2を取り付けるための固定部材挿通孔1eが穿設されている。 そして、固定部材としてセルフドリリングタッピングネジ(先端にキリ状体が あるネジ)を用いる場合は、不要であるがタッピングネジを使用するときには、 張出片1c,1cにはデッキボード2を取り付けるための固定部材挿通孔1eが 穿設されている。以下の態様においても同様であるが、タッピングネジを固定部 材として使用する場合を、代表例として以下に述べる。
【0015】 また、上記の桁材1に固定されるデッキボード2は、桁材1と同じくアルミニ ウム合金の押出形材で、稍偏平な中空板状(例えば幅122mm、高さ20mm )に成形され、例えば、図4で示すように適数本のリブ2aが設けられ、底板2 b,の両側に固定部材挿通孔2c補強用の盛上部2dが膨出されている。
【0016】 そこで、所定寸法(例えば、1,100mm)に切断したデッキボード2を、 所定間隔(例えば43.3mm)を開けて固定部材挿通孔2cが上向きとなるよ うに配置し、所定寸法(例えば、1,100mm)に切断した3本の桁材1にお ける張出片1cの固定部材挿通孔1eとデッキボード2の固定部材挿通孔2cを 合わせた状態で、かつ、デッキボード2の両端に合わせて2本配置すると共に、 他の1本をその中間に配置する。
【0017】 そして、固定部材としての3にスプリングワッシャー4を嵌め込んでから桁材 1の固定部材挿通孔1eからデッキボード2の固定部材挿通孔2cに差し込み、 自動工具等で固定部材3をデッキボード2の固定部材挿通孔2cに螺合する。 この固定部材締めを順次行い、7枚のデッキボード2を3本の桁材1に固定す る。 尚、桁材とデッキボードとの固定部材としてセルフドリリングタッピングネジ を用いる場合には、固定部材孔を形成していない各部材が供され同様に組立てら れる。 しかる後に、各桁材1の両側の開口端部に図5で示すアルミニウム合金製のキ ャップ6を外嵌し、キャップ側面の切欠溝6aに穿設した固定部材挿通孔6bか ら固定部材7で固定して各桁材1の開口端部を閉塞する。この場合、各桁材側に ビポケットが配設されるときには内嵌しつつキャップを側面から固定してもよい 。
【0018】 図6は、この考案に係る荷役用金属パレットBの第二実施例を示す斜視図であ る。図7は、図6(ニ)−(ニ)線に沿って切断した概略断面図である。また、 図8は図5の(ホ)−(ホ)線に沿って切断した拡大断面図である。
【0019】 図6乃至図8はにおいて、この考案に係る荷役用金属パレットBは、第一実施 例と同じく互いに平行状態で同一間隔にて配設された2本の側桁材11および1 本の中間桁材12と、上記2本の側桁材11,11、および中間桁材12の上面 に適宜な間隔を開けて直交状態で固定された多数枚(実施例では7枚)のデッキ ボード2とからその主要部材が構成されている。尚、中間桁材12は前述の桁材 1と同一の構成のものである。
【0020】 荷役用金属パレットBの桁材11は、第一実施例と同じくアルミニウムの押出 形材で、中空長方形の中空主体11aの上辺11bの延長上にデッキボード2を 安定して取り付けるための張出片11c,11cが延設されると共に、外側の張 出片11cの先端にデッキボードの端側部を受ける受片11dが立設され、内側 の張出片11cの先端に固定部材保護用の垂縁11eが垂設され、張出片11c ,11cにはデッキボード2を取り付けるための固定部材挿通孔(図示しない) が穿設されている。
【0021】 また、上記の側桁材11,11および中間桁材12に固定されるデッキボード 2は、第1実施例の桁材1と同じくアルミニウムの押出形材で、稍偏平な中空板 状(例えば、幅122mm、高さ20mm)に成形され、図4で示すように適数 本のリブ2aが設けられ、両側の底板2b,2bに固定部材孔2c補強用の盛上 部2dが膨出されている。
【0022】 そこで、第一実施例と同じく所定寸法に切断したデッキボード2を、所定間隔 を開けて固定部材孔2cが上向きとなるよう配置し、デッキボード2と同寸に切 断した側桁材11,11および中間桁材12における固定部材挿通孔とデッキボ ード2の両端に合わせて両側桁材11,11を配置すると共に、中間桁材12を 配置する。
【0023】 そして、固定部材3にスプリングワッシャー4を嵌め込んでから側桁材11, 11の固定部材挿通孔1eからデッキボード2の固定部材挿通孔2cに差し込み 、自動工具等で固定部材3をデッキボード2の固定部材挿通孔2cに螺合する。 同様に、桁材1の固定部材挿通孔1eからデッキボード2の固定部材挿通孔2 cに差し込み、自動工具等で固定部材3をデッキボード2の固定部材2cに螺合 する。 この固定部材締めを順次行い、7枚のデッキボード2を2本の側桁材11,1 1および中間桁材12に固定する。 しかる後に、各桁材1の開口端部に図5で示すアルミニウム製のキャップ6を 外嵌し、固定部材7で固定して2本の側桁材11,11および中間桁材12の開 口端部を閉塞する。
【0024】 図9は、この考案に係る荷役用金属パレットの第三実施例を示す斜視図である 。図10は、図9の(ヘ)−(ヘ)線に沿って切断した概略断面図である。図1 1は、図9の(ト)−(ト)線に沿って切断した拡大断面図である。図12は、 図11の(チ)−(チ)線に沿って切断した断面図である。
【0025】 図9乃至図12において、第三実施例の荷役用金属パレットCは、第一実施例 および第二実施例と同じく互いに平行状態で同一間隔にて配設された側桁材21 ,21および中間桁材12と、上記側桁材21,21および中間桁材12の上面 に適宜な間隔を開けて直交状態で固定された多数枚(実施例では7枚)のデッキ ボード2と、独自構成の補強桁材30とから主要部材が構成されている。
【0026】 荷役用金属パレットCの側桁材21は、第一実施例および第二実施例と同じく アルミニウムの押出形材で、中空長方形の中空主体21aの上辺21bの延長上 に延設された張出片21c,21c、外側の張出片21cの先端に立設された受 片21dおよび内側の張出片21cの先端に垂設した垂縁21eならびに両張出 片21c,21cに穿設した固定部材挿通孔21fの構成が、第二実施例と同じ であるが、側桁材21,21の中空主体21aにおける外板21g,21gの延 長上に補強桁材30の両側を受ける垂板21h,21hが垂設され、底板21i に固定部材受21jが立設されている。
【0027】 この考案に係る第三実施例の荷役用金属パレットCにおける独自構成部材であ る中空補強桁材30は、他の主要構成部材と同じくアルミニウムの押出形材で、 例えば、図12で示すように稍偏平な台形状でデッキボード2と同様に適数のリ ブ30aが設けられ、両側の上板30bに座付固定部材孔30c,30cが設け られている。上記補強桁材30の底板30dには、座付固定部材孔30c,30 cに対応して固定部材締付工具用の孔30e,30eが穿設されている。
【0028】 そこで、第二実施例と同じ要領で側桁材21,21および中間桁材12に数枚 のデッキボード2を固定部材止めして固定する。 次いで、両側桁材21,21の垂片21h,21h間に補強桁材30を直交状 に配設して両側桁材21,21及び中間桁材12と補強桁材30とをスプリング ワッシャー4が嵌め込まれた固定部材3で固定する。
【0029】 図13乃至図15において、第四実施例の荷役用金属パレットDは第三実施例 と同じく互いに平行状態で同一間隔にて配設された側桁材31,31および中間 桁材32と、上記側桁材31,31および中間桁材32の上面に適宜な間隔を設 けて直交状態で固定された多数のデッキボード33と、補強桁材34とから主要 部材が構成されている。 ここで、側桁材31,31および中間桁材32は、前述の桁材の構成に加えて それぞれの中空押出形材の下辺の張出し片35の端部に垂縁36を形成するもの である。 そして、この場合上辺の張出し片1c,11c,21cに比較して張出し片3 5は広幅として上辺の垂縁が組立て加工に際して障害とならないような大きさと する。このようなものとすることによって、隣接するデッキボード2,2間の間 隙から側桁材31,中間桁材32と補強桁材33との固定部材止めを可能とする ことが出来る。これによって補強桁材34の下面の固定部材締付工具用孔30e の形成を不要とすることが出来る。
【0030】 この考案に係る荷役用金属パレットは、上記の四つの実施態様に限定されるも のではなく、デッキボードの表面に滑り止め用凹凸部を施すとか、中間桁材の増 減を行う等は、この考案の技術的思想に包含されるものである。
【0031】
【考案の効果】
以上のように、この考案に係る荷役用金属パレットは、その構成部材である桁 材とデッキボードとを、アルミニウム合金等の押出形材を所要寸法に切断し、固 定部材で組立固定したので、機械的強度が大きく、木材や鉄製のものより軽量で 扱い易く、廉価にて量産に適し、使用時のフォークの挿入衝撃により桁材とデッ キボードが分離することなく、耐久性に富み、使用後にも軽金属材料としてリサ イクルすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る荷役用金属パレットの第一実施
例を示す斜視図である。
【図2】図1の(イ)−(イ)線に沿って切断した概略
断面図である。
【図3】図1の(b)−(b)線に沿って切断した拡大
断面図である。
【図4】図3の(ハ)−(ハ)線に沿って切断した概略
断面図である。
【図5】桁材の開口端部を閉塞するキャップの拡大斜視
図である。
【図6】この考案に係る荷役用金属パレットの第二実施
例を示す斜視図である。
【図7】図5の(ニ)−(ニ)線に沿って切断した概略
断面図である。
【図8】図5の(ホ)−(ホ)線に沿って切断した拡大
断面図である。
【図9】この考案に係る荷役用金属パレットの第三実施
例を示す斜視図である。
【図10】図9の(ヘ)−(ヘ)線に沿って切断した概
略断面図である。
【図11】図9の(ト)−(ト)線に沿って切断した拡
大断面図である。
【図12】図11の(チ)−(チ)線に沿って切断した
断面図である。
【図13】この考案に係る荷役用金属パレットの第四実
施例を示す概略断面図である。
【図14】図13における側桁材近傍の拡大断面図であ
る。
【図15】図13における中間桁材近傍の拡大断面図で
ある。
【符号の説明】
A,B,C,D 荷役用金属パレット 1 桁材 1b 上辺 1c 張出片 1d 垂縁 1e 固定部材挿通孔 2 デッキボード 3 固定部材 6 キャップ 11 側桁材 12 中間桁材 30 補強桁材

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上辺の両側延長上に張出片が延設され、
    所望により上記両張出片に固定部材挿通孔が穿設される
    と共に、両張出片の先端に固定部材保護用の垂縁が垂設
    された中空の押出形材からなる桁材と、 適数本のリブが設けられ底面に固定部材受が形成された
    中空板状の押出形材からなるデッキボードとを設け、 前記桁材をフォークリフトのフォークが挿入できる間隔
    で平行に複数本配設し、上記複数本の桁材上にデッキボ
    ードを直交状に配設して桁材とデッキボードを固定部材
    で固定したことを特徴とする荷役用金属パレット。
  2. 【請求項2】 上辺の両側延長上に張出片が延設され、
    所望により上記両張出片に固定部材挿通孔が穿設される
    と共に、外側となる張出片の先端に受片を立設し、内側
    となる張出片の先端に固定部材保護用の垂縁が垂設され
    た中空の押出形材からなる側桁材と、 上辺の両側延長上に張出片が延設され、所望により上記
    両張出片に固定部材挿通孔が穿設されると共に、両張出
    片の先端に固定部材保護用の垂縁が垂設された中空の押
    出形材からなる中間桁材と、 適数本のリブが設けられ底板に固定部材受が形成された
    中空板状の押出形材からなるデッキボードとを設け、 前記側桁材を両側に配しフォークリフトのフォークが挿
    入できる間隔で中間桁材を平行に配設し、両側の側桁材
    および中間桁材上にデッキボードを直交状に配設して、
    各桁材とデッキボードを固定部材で固定したことを特徴
    とする荷役用金属パレット。
  3. 【請求項3】 上辺の両側延長上に張出片が延設され、
    所望により上記両張出片に固定部材挿通孔が穿設される
    と共に、外側となる張出片の先端に受片を立設し、内側
    となる張出片の先端に固定部材保護用の垂縁が垂設さ
    れ、本体の外板延長上に垂片が垂設された中空の押出形
    材からなる側桁材と、 上辺の両側延長上に張出片が延設され、所望により上記
    両張出片に固定部材挿通孔が穿設されると共に、両張出
    片の先端に固定部材保護用の垂縁が垂設された中空の押
    出形材からなる中間桁材と、 適数本のリブが設けられ底面に固定部材受が形成された
    中空板状の押出形材からなるデッキボードと、 適数本のリブが設けられ上板に固定部材挿通孔が穿設さ
    れた中空板状の補強桁材とを設け、 前記側桁材を両側に配しフォークリフトのフォークが挿
    入できる間隔で中間桁材を平行に配設し、両側の側桁材
    および中間桁材上にデッキボードを直交状に配設して、
    各桁材とデッキボードを固定部材で固定すると共に、両
    側桁材の垂片間に補強桁材を直交状に配設して各桁材と
    補強桁材とを固定部材で固定したことを特徴とする荷役
    用金属パレット。
  4. 【請求項4】 上辺の両側延長上に張出片が延設され、
    所望により上記両張出片に固定部材挿通孔が穿設される
    と共に、外側となる張出片の先端に受片を立設し、内側
    となる張出片の先端に固定部材保護用の垂縁が垂設さ
    れ、本体の外板延長上に垂片が垂設されたると共に底辺
    の張出片の先端に固定部材保護用垂縁が立設された中空
    の押出形材からなる側桁材と、 上辺及び下辺の各々の両側延長上に張出片が延設され、
    所望により上記両張出片に固定部材挿通孔が穿設される
    と共に、該張出片の先端に固定部材保護用の垂縁が垂設
    された中空の押出形材からなる中間桁材と、 適数本のリブが設けられ底面に固定部材受が形成された
    中空板状の押出形材からなるデッキボードと、 適数本のリブが設けられ上板に固定部材挿通孔が穿設さ
    れた中空板状の補強桁材とを設け、 前記側桁材を両側に配しフォークリフトのフォークが挿
    入できる間隔で中間桁材を平行に配設し、両側の側桁材
    および中間桁材上にデッキボードを直交状に配設して、
    各桁材とデッキボードを固定部材で固定すると共に、両
    側桁材の垂片間に補強桁材を直交状に配設して各桁材と
    補強桁材とを固定部材で固定したことを特徴とする荷役
    用金属パレット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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