JPH07280063A - 油圧トランスミッション - Google Patents
油圧トランスミッションInfo
- Publication number
- JPH07280063A JPH07280063A JP7033994A JP7033994A JPH07280063A JP H07280063 A JPH07280063 A JP H07280063A JP 7033994 A JP7033994 A JP 7033994A JP 7033994 A JP7033994 A JP 7033994A JP H07280063 A JPH07280063 A JP H07280063A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plunger
- motor
- cylinder block
- swash plate
- spring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Reciprocating Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 モータ側のプランジャが斜板に精度よく沿っ
て移動し、しかも、容易に組み付け作業ができるととも
に改造が簡単にできる油圧トランスミッションを提供す
る。 【構成】 シリンダブロック８のプランジャ室９のそれ
ぞれにスプリング１０を設けてある。各スプリング１０
は、プランジャ１１をシリンダブロック８から斜板１２
の方に突出付勢し、プランジャ１１の球端部１１ａをシ
ュー１３、スラストプレート１４、スラストベアリング
１５を介して斜板１２の斜面１２ａに当て付け付勢して
いる。これにより、モータＭをポンプからの圧油によっ
て駆動する場合には油圧による押し出し力とスプリング
１０による突出付勢力とのために、圧油によらないで回
動する場合にはスプリング１０による突出付勢力のため
に、プランジャ１１がシリンダブロック８からスムーズ
に突出して斜面１２ａに精度よく沿って移動する。
て移動し、しかも、容易に組み付け作業ができるととも
に改造が簡単にできる油圧トランスミッションを提供す
る。 【構成】 シリンダブロック８のプランジャ室９のそれ
ぞれにスプリング１０を設けてある。各スプリング１０
は、プランジャ１１をシリンダブロック８から斜板１２
の方に突出付勢し、プランジャ１１の球端部１１ａをシ
ュー１３、スラストプレート１４、スラストベアリング
１５を介して斜板１２の斜面１２ａに当て付け付勢して
いる。これにより、モータＭをポンプからの圧油によっ
て駆動する場合には油圧による押し出し力とスプリング
１０による突出付勢力とのために、圧油によらないで回
動する場合にはスプリング１０による突出付勢力のため
に、プランジャ１１がシリンダブロック８からスムーズ
に突出して斜面１２ａに精度よく沿って移動する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、アキシァルプランジャ
ポンプと、このアキシァルプランジャポンプからの圧油
によって駆動されるアキシァルプランジャモータとを備
える油圧トランスミッション、詳しくは、モータ側を構
成する技術に関する。
ポンプと、このアキシァルプランジャポンプからの圧油
によって駆動されるアキシァルプランジャモータとを備
える油圧トランスミッション、詳しくは、モータ側を構
成する技術に関する。
【０００２】
【従来の技術】上記油圧トランスミッションにおいて、
従来、たとえば実開昭６３‐９４８２５号公報に示され
るように、モータ側の複数本のプランジャそれぞれの端
部にシューを取り付け、これらのシューに取り付けたシ
ューホルダーと、このシューホルダーに受け止め作用す
るストッパーリングとを斜板に取り付けていた。すなわ
ち、ストッパーリングがシューホルダーを介してシュー
に受け止め作用することにより、ポンプが回動する際に
プランジャがシリンダブロックから斜板の方に引き出し
操作することを可能にし、モータがポンプからの圧油に
よって回動する際、プランジャがシリンダブロックから
スムーズに突出作動して斜板の斜面に精度よく沿って移
動することが可能になるとか、モータを組み付けて回動
テストするなど、圧油によらないで回動させる場合で
も、プランジャがシリンダブロックから確実に突出作動
して斜板の斜面に精度よく沿って移動するようにしなが
ら回動させることが可能になっていた。
従来、たとえば実開昭６３‐９４８２５号公報に示され
るように、モータ側の複数本のプランジャそれぞれの端
部にシューを取り付け、これらのシューに取り付けたシ
ューホルダーと、このシューホルダーに受け止め作用す
るストッパーリングとを斜板に取り付けていた。すなわ
ち、ストッパーリングがシューホルダーを介してシュー
に受け止め作用することにより、ポンプが回動する際に
プランジャがシリンダブロックから斜板の方に引き出し
操作することを可能にし、モータがポンプからの圧油に
よって回動する際、プランジャがシリンダブロックから
スムーズに突出作動して斜板の斜面に精度よく沿って移
動することが可能になるとか、モータを組み付けて回動
テストするなど、圧油によらないで回動させる場合で
も、プランジャがシリンダブロックから確実に突出作動
して斜板の斜面に精度よく沿って移動するようにしなが
ら回動させることが可能になっていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来、油圧トランスミ
ッションをミッションケース内に組み込む場合、ミッシ
ョンケース内部の作業用スペースでストッパーリングを
組み付けねばならないことにより、殊にミッションケー
ス内が小さくて作業用スペースが狭い場合には組み付け
操作が行いにくいことにより、ストッパーリングの面か
ら作業能率が悪くなっていた。本発明の目的は、プラン
ジャが斜板の斜面に精度よく沿って移動することを可能
にし、しかも、組み付け作業が能率よくできる油圧トラ
ンスミッションを改造簡単に得られるようにすることに
ある。
ッションをミッションケース内に組み込む場合、ミッシ
ョンケース内部の作業用スペースでストッパーリングを
組み付けねばならないことにより、殊にミッションケー
ス内が小さくて作業用スペースが狭い場合には組み付け
操作が行いにくいことにより、ストッパーリングの面か
ら作業能率が悪くなっていた。本発明の目的は、プラン
ジャが斜板の斜面に精度よく沿って移動することを可能
にし、しかも、組み付け作業が能率よくできる油圧トラ
ンスミッションを改造簡単に得られるようにすることに
ある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明による油圧トラン
スミッションは、目的達成のために、冒頭に記したもの
において、アキシァルプランジャモータの複数本のプラ
ンジャに各別に作用する複数個のスプリングをシリンダ
ブロックの複数個のプランジャ室に各別に設けるととも
に、前記複数本のプランジャそれぞれを前記スプリング
によって前記シリンダブロックから斜板の方に突出付勢
してあることを特徴とする。
スミッションは、目的達成のために、冒頭に記したもの
において、アキシァルプランジャモータの複数本のプラ
ンジャに各別に作用する複数個のスプリングをシリンダ
ブロックの複数個のプランジャ室に各別に設けるととも
に、前記複数本のプランジャそれぞれを前記スプリング
によって前記シリンダブロックから斜板の方に突出付勢
してあることを特徴とする。
【０００５】
【作用】スプリングをプランジャ室に設けるだけで、プ
ランジャをシリンダブロックから斜板の方に突出付勢で
きる。このため、アキシァルプランジャモータをポンプ
からの圧油によって駆動する場合でも、圧油によらない
で回動させる場合でも、かつ、従来のようにプランジャ
端部を斜板に係止しなくとも、プランジャがシリンダブ
ロックからスムーズかつ確実に突出作動して斜板の斜面
に精度よく沿って移動する。
ランジャをシリンダブロックから斜板の方に突出付勢で
きる。このため、アキシァルプランジャモータをポンプ
からの圧油によって駆動する場合でも、圧油によらない
で回動させる場合でも、かつ、従来のようにプランジャ
端部を斜板に係止しなくとも、プランジャがシリンダブ
ロックからスムーズかつ確実に突出作動して斜板の斜面
に精度よく沿って移動する。
【０００６】
【発明の効果】モータを圧油によって駆動する場合も圧
油によらないで回動させる場合でも、プランジャがスプ
リングによる突出付勢によって斜板の斜面に精度よく沿
うことから、ポンプが圧油供給してモータを駆動する際
にはできるだけ圧力損失を抑制して効率よく動力伝達で
きるようになり、モータの組み付け時には作動油を供給
しなくとも手軽に回動テストできるなど有利なものにな
った。しかも、プランジャ端部を斜板に係止する必要が
ないことにより、従来のようにストッパーリングを組み
付ける必要がなくて、能率よく組み付け作業できるよう
にできた。その上、プランジャ室にスプリングを付加す
るだけの比較的簡単な改造で済み、構造簡単かつ安価に
得られるようにできた。
油によらないで回動させる場合でも、プランジャがスプ
リングによる突出付勢によって斜板の斜面に精度よく沿
うことから、ポンプが圧油供給してモータを駆動する際
にはできるだけ圧力損失を抑制して効率よく動力伝達で
きるようになり、モータの組み付け時には作動油を供給
しなくとも手軽に回動テストできるなど有利なものにな
った。しかも、プランジャ端部を斜板に係止する必要が
ないことにより、従来のようにストッパーリングを組み
付ける必要がなくて、能率よく組み付け作業できるよう
にできた。その上、プランジャ室にスプリングを付加す
るだけの比較的簡単な改造で済み、構造簡単かつ安価に
得られるようにできた。
【０００７】
【実施例】図１に示すように、農用トラクターのミッシ
ョンケース１に連結した第１ミッションケース部分２ａ
と、この第１ミッションケース部分２ａに連結したブロ
ック部分２ｂと、このブロック部分２ｂに連結した第２
ミッションケース部分２ｃとでなり、回転伝動軸３が貫
通するように形成したミッションケース２の一端側に、
前記回転伝動軸３が貫通するように構成したアキシァル
プランジャポンプＰを内装し、前記ミッションケース２
の他端側に、前記回転伝動軸３が貫通するように構成し
たアキシァルプランジャモータＭを内装し、ブロック部
分２ｂに穿設した駆動用油路（図示せず）によってポン
プＰとモータＭを接続するとともに、ブロック部分２ｂ
と第２ミッションケース部分２ｃに穿設した給油路４に
よって駆動用油を補給するように構成して、農用トラク
ターの走行用油圧トランスミッションを構成してある。
すなわち、前記回転伝動軸３は、前記ミッションケース
１が内装している作業装置用トランスミッション（図示
せず）にエンジン出力を伝達するように、エンジン（図
示せず）に連結するものであり、この回転伝動軸３にポ
ンプＰのシリンダブロック６を一体に回動するように連
結してある。モータＭのシリンダブロック８を、前記回
転伝動軸３に相対回動可能に外嵌してある伝動筒軸５に
一体に回動するように連結するとともに、この伝動筒軸
５は前記ミッションケース１が内装している走行用ギヤ
ミッション（図示せず）に動力伝達するように連結して
あることにより、前記回転伝動軸３を入力軸としてエン
ジンから入力する回動力によってポンプＰを駆動し、ポ
ンプＰが供給する圧油によってモータＭを駆動し、モー
タＭの回動力を前記伝動筒軸５を出力軸として出力する
とともに走行用ギヤミッションに伝達する。そして、ポ
ンプＰは可変容量形ポンプであり、このポンプＰの斜板
７の取り付け角変更操作を行うことにより、モータＭの
回転速度が変化して出力回転速度が変化する。
ョンケース１に連結した第１ミッションケース部分２ａ
と、この第１ミッションケース部分２ａに連結したブロ
ック部分２ｂと、このブロック部分２ｂに連結した第２
ミッションケース部分２ｃとでなり、回転伝動軸３が貫
通するように形成したミッションケース２の一端側に、
前記回転伝動軸３が貫通するように構成したアキシァル
プランジャポンプＰを内装し、前記ミッションケース２
の他端側に、前記回転伝動軸３が貫通するように構成し
たアキシァルプランジャモータＭを内装し、ブロック部
分２ｂに穿設した駆動用油路（図示せず）によってポン
プＰとモータＭを接続するとともに、ブロック部分２ｂ
と第２ミッションケース部分２ｃに穿設した給油路４に
よって駆動用油を補給するように構成して、農用トラク
ターの走行用油圧トランスミッションを構成してある。
すなわち、前記回転伝動軸３は、前記ミッションケース
１が内装している作業装置用トランスミッション（図示
せず）にエンジン出力を伝達するように、エンジン（図
示せず）に連結するものであり、この回転伝動軸３にポ
ンプＰのシリンダブロック６を一体に回動するように連
結してある。モータＭのシリンダブロック８を、前記回
転伝動軸３に相対回動可能に外嵌してある伝動筒軸５に
一体に回動するように連結するとともに、この伝動筒軸
５は前記ミッションケース１が内装している走行用ギヤ
ミッション（図示せず）に動力伝達するように連結して
あることにより、前記回転伝動軸３を入力軸としてエン
ジンから入力する回動力によってポンプＰを駆動し、ポ
ンプＰが供給する圧油によってモータＭを駆動し、モー
タＭの回動力を前記伝動筒軸５を出力軸として出力する
とともに走行用ギヤミッションに伝達する。そして、ポ
ンプＰは可変容量形ポンプであり、このポンプＰの斜板
７の取り付け角変更操作を行うことにより、モータＭの
回転速度が変化して出力回転速度が変化する。
【０００８】前記モータＭに、これのシリンダブロック
８が備えている複数個のプランジャ室９に各別に設けた
複数個のコイルスプリング１０を備えてある。これらの
スプリング１０は、一端側がシリンダブロック８に当接
し、他端側がプランジャ１１の内部に入り込んで球端部
側に当接しており、複数本のプランジャ１１を各別にシ
リンダブロック８から斜板１２の方に突出する側に摺動
付勢している。すなわち、プランジャ１１の球端部１１
ａにこれの球面形状によって取り付け角度が自由に変化
するように取り付けてあるシュー１３を、スラストプレ
ート１４、スラストベアリング１５を介して斜板１２の
カムプレートでなるポンプ駆動用斜面１２ａに当て付け
付勢している。これにより、モータＭをポンプＰからの
圧油によって駆動する場合には、プランジャ１１は圧油
による押し出し力と、スプリング１０による突出付勢力
とのためにシリンダブロック８のプランジャ室９から斜
板１２の方にスムーズに突出作動し、シュー１３、スラ
ストプレート１４およびスラストボールベアリング１５
を介して斜板１２の斜面１２ａに精度よく沿って移動し
ながら回動するのである。そして、モータＭを圧油によ
らないで回動させる場合には、プランジャ１１は圧油に
よる押し出し力が作用しないが、スプリング１０による
突出付勢力のためにシリンダブロック８のプランジャ室
９から斜板１２の方にスムーズに突出作動し、シュー１
３、スラストプレート１４およびスラストベアリング１
５を介して斜板１２の斜面１２ａに精度よく沿って移動
しながら回動するのである。
８が備えている複数個のプランジャ室９に各別に設けた
複数個のコイルスプリング１０を備えてある。これらの
スプリング１０は、一端側がシリンダブロック８に当接
し、他端側がプランジャ１１の内部に入り込んで球端部
側に当接しており、複数本のプランジャ１１を各別にシ
リンダブロック８から斜板１２の方に突出する側に摺動
付勢している。すなわち、プランジャ１１の球端部１１
ａにこれの球面形状によって取り付け角度が自由に変化
するように取り付けてあるシュー１３を、スラストプレ
ート１４、スラストベアリング１５を介して斜板１２の
カムプレートでなるポンプ駆動用斜面１２ａに当て付け
付勢している。これにより、モータＭをポンプＰからの
圧油によって駆動する場合には、プランジャ１１は圧油
による押し出し力と、スプリング１０による突出付勢力
とのためにシリンダブロック８のプランジャ室９から斜
板１２の方にスムーズに突出作動し、シュー１３、スラ
ストプレート１４およびスラストボールベアリング１５
を介して斜板１２の斜面１２ａに精度よく沿って移動し
ながら回動するのである。そして、モータＭを圧油によ
らないで回動させる場合には、プランジャ１１は圧油に
よる押し出し力が作用しないが、スプリング１０による
突出付勢力のためにシリンダブロック８のプランジャ室
９から斜板１２の方にスムーズに突出作動し、シュー１
３、スラストプレート１４およびスラストベアリング１
５を介して斜板１２の斜面１２ａに精度よく沿って移動
しながら回動するのである。
【０００９】尚、前記第１ミッションケース部分２ａ
は、前記ミッションケース１にボルト連結するように構
成するとともに、斜板１２を一体形成したケース部分
と、このケース部分に連結するように構成するとともに
Ｏリングによってシールするように形成したケース本体
とによって形成してある。
は、前記ミッションケース１にボルト連結するように構
成するとともに、斜板１２を一体形成したケース部分
と、このケース部分に連結するように構成するとともに
Ｏリングによってシールするように形成したケース本体
とによって形成してある。
【００１０】〔別実施例〕上記実施例の油圧トランスミ
ッションにあっては、プランジャ１１に取り付けたシュ
ー１３と、斜板１２の斜面１２ａとの間にスラストプレ
ート１４とスラストベアリング１５を介装していること
により、シュー１３が斜面１２ａに直接に接触して摺動
するように構成し、プランジャ１１を貫通した潤滑用給
油路１１ｂに連通する貫通孔をシュー１３に設け、この
貫通孔からシュー１３と斜板１２との間に圧油供給して
プランジャ１１に作用するスラストを釣り合わせるとと
もに、シュー１３と斜面１２ａの間の潤滑を図る場合に
比して効率よく伝動できる。すなわち、プランジャ１１
から給油すると、この給油に起因する油漏れのためにモ
ータＭの駆動効率が低下する。これに対し、スラストプ
レート１４とスラストベアリング１５を採用すると、油
供給を行わなくともプランジャ推力のバランスを図るこ
とができる。さらには、シュー１３の斜板１２に対する
移動抵抗が転がり抵抗になることにより、油供給を行わ
なくとも、シュー１３の斜板１２に対する移動抵抗が低
下し、油漏れによる圧力損失がなくなって効率よく駆動
できるようになる。このようにスラストプレート１４と
スラストベアリング１５を採用すると有利であるが、シ
ュー１３が斜板１２の斜面１２ａに直接に接触する構造
を採用して実施する場合にも本発明は適用できる。
ッションにあっては、プランジャ１１に取り付けたシュ
ー１３と、斜板１２の斜面１２ａとの間にスラストプレ
ート１４とスラストベアリング１５を介装していること
により、シュー１３が斜面１２ａに直接に接触して摺動
するように構成し、プランジャ１１を貫通した潤滑用給
油路１１ｂに連通する貫通孔をシュー１３に設け、この
貫通孔からシュー１３と斜板１２との間に圧油供給して
プランジャ１１に作用するスラストを釣り合わせるとと
もに、シュー１３と斜面１２ａの間の潤滑を図る場合に
比して効率よく伝動できる。すなわち、プランジャ１１
から給油すると、この給油に起因する油漏れのためにモ
ータＭの駆動効率が低下する。これに対し、スラストプ
レート１４とスラストベアリング１５を採用すると、油
供給を行わなくともプランジャ推力のバランスを図るこ
とができる。さらには、シュー１３の斜板１２に対する
移動抵抗が転がり抵抗になることにより、油供給を行わ
なくとも、シュー１３の斜板１２に対する移動抵抗が低
下し、油漏れによる圧力損失がなくなって効率よく駆動
できるようになる。このようにスラストプレート１４と
スラストベアリング１５を採用すると有利であるが、シ
ュー１３が斜板１２の斜面１２ａに直接に接触する構造
を採用して実施する場合にも本発明は適用できる。
【００１１】上記実施例の油圧トランスミッションにあ
っては、モータＭの出力軸５を前記回転伝動軸３に外嵌
した筒軸に形成してあることにより、作業用ミッション
の入力用の前記回転伝動軸３を油圧トランスミッション
の入力軸に兼用しながらポンプＰとモータＭとが一直線
に並ぶとともに、油路形成用の前記ブロック部分２ｂが
ポンプＰとモータＭの間に挟まれて位置する直列型に構
成して油圧トランスミッション全体のコンパクト化がで
きて有利であるが、ポンプとモータが平行に並ぶ配置構
成を採用して実施したり、ポンプとモータが比較的離れ
て位置して配管で接続する構成を採用して実施する場合
にも本発明は適用できる。
っては、モータＭの出力軸５を前記回転伝動軸３に外嵌
した筒軸に形成してあることにより、作業用ミッション
の入力用の前記回転伝動軸３を油圧トランスミッション
の入力軸に兼用しながらポンプＰとモータＭとが一直線
に並ぶとともに、油路形成用の前記ブロック部分２ｂが
ポンプＰとモータＭの間に挟まれて位置する直列型に構
成して油圧トランスミッション全体のコンパクト化がで
きて有利であるが、ポンプとモータが平行に並ぶ配置構
成を採用して実施したり、ポンプとモータが比較的離れ
て位置して配管で接続する構成を採用して実施する場合
にも本発明は適用できる。
【００１２】本発明は、農用トラクターの他、コンバイ
ンなどの各種農用作業車、さらには、ショベルドーザな
ど各種の建設作業車に装備される油圧トランスミッショ
ンにも適用できる。
ンなどの各種農用作業車、さらには、ショベルドーザな
ど各種の建設作業車に装備される油圧トランスミッショ
ンにも適用できる。
【００１３】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図１】農用トラクター用の油圧トランスミッション全
体の断面図
体の断面図
８ シリンダブロック ９ プランジャ室 １０ スプリング １１ プランジャ １２ 斜板 Ｐ アキシァルプランジャポンプ Ｍ アキシァルプランジャモータ
Claims (1)
- 【請求項１】 アキシァルプランジャポンプ（Ｐ）と、
このアキシァルプランジャポンプ（Ｐ）からの圧油によ
って駆動されるアキシァルプランジャモータ（Ｍ）とを
備える油圧トランスミッションであって、 前記アキシァルプランジャモータ（Ｍ）の複数本のプラ
ンジャ（１１）に各別に作用する複数個のスプリング
（１０）をシリンダブロック（８）の複数個のプランジ
ャ室（９）に各別に設けるとともに、前記複数本のプラ
ンジャ（１１）それぞれを前記スプリング（１０）によ
って前記シリンダブロック（８）から斜板（１２）の方
に突出付勢してある油圧トランスミッション。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7033994A JPH07280063A (ja) | 1994-04-08 | 1994-04-08 | 油圧トランスミッション |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7033994A JPH07280063A (ja) | 1994-04-08 | 1994-04-08 | 油圧トランスミッション |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07280063A true JPH07280063A (ja) | 1995-10-27 |
Family
ID=13428567
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7033994A Pending JPH07280063A (ja) | 1994-04-08 | 1994-04-08 | 油圧トランスミッション |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07280063A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5967927A (en) * | 1997-05-27 | 1999-10-19 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Continuously variable transmission for use on vehicle |
| JP2005299645A (ja) * | 2004-04-07 | 2005-10-27 | Sauer Danfoss Inc | 疑似スリッパーを備える軸流ピストン液圧動力ユニット |
| JP2015031293A (ja) * | 2013-08-05 | 2015-02-16 | リンデ ハイドロリックス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフトＬｉｎｄｅ Ｈｙｄｒａｕｌｉｃｓ ＧｍｂＨ ＆ Ｃｏ． ＫＧ | 斜軸式の静液圧式のアキシャルピストン機械 |
| JP2015031291A (ja) * | 2013-08-05 | 2015-02-16 | リンデ ハイドロリックス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフトＬｉｎｄｅ Ｈｙｄｒａｕｌｉｃｓ ＧｍｂＨ ＆ Ｃｏ． ＫＧ | シリンダブロックを連行するための等速ジョイントを備えた斜軸式の静液圧式のアキシャルピストン機械 |
-
1994
- 1994-04-08 JP JP7033994A patent/JPH07280063A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5967927A (en) * | 1997-05-27 | 1999-10-19 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Continuously variable transmission for use on vehicle |
| JP2005299645A (ja) * | 2004-04-07 | 2005-10-27 | Sauer Danfoss Inc | 疑似スリッパーを備える軸流ピストン液圧動力ユニット |
| JP2015031293A (ja) * | 2013-08-05 | 2015-02-16 | リンデ ハイドロリックス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフトＬｉｎｄｅ Ｈｙｄｒａｕｌｉｃｓ ＧｍｂＨ ＆ Ｃｏ． ＫＧ | 斜軸式の静液圧式のアキシャルピストン機械 |
| JP2015031291A (ja) * | 2013-08-05 | 2015-02-16 | リンデ ハイドロリックス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフトＬｉｎｄｅ Ｈｙｄｒａｕｌｉｃｓ ＧｍｂＨ ＆ Ｃｏ． ＫＧ | シリンダブロックを連行するための等速ジョイントを備えた斜軸式の静液圧式のアキシャルピストン機械 |
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