JPH0726973U - シングルリール式記録媒体用テープカートリッヂ - Google Patents

シングルリール式記録媒体用テープカートリッヂ

Info

Publication number
JPH0726973U
JPH0726973U JP5244593U JP5244593U JPH0726973U JP H0726973 U JPH0726973 U JP H0726973U JP 5244593 U JP5244593 U JP 5244593U JP 5244593 U JP5244593 U JP 5244593U JP H0726973 U JPH0726973 U JP H0726973U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
label
hard case
reel
area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5244593U
Other languages
English (en)
Inventor
俊行 鎌田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Polymer Co Ltd filed Critical Shin Etsu Polymer Co Ltd
Priority to JP5244593U priority Critical patent/JPH0726973U/ja
Publication of JPH0726973U publication Critical patent/JPH0726973U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】ラベルの硬質ケースへの接着性を向上させ記録
媒体用テープのリールハブへの巻き取り状態が目視で確
認できるようにする。また硬質ケ−スの成形性を良くし
生産性を向上させる。 【構成】記録媒体用テープを内部に収納しているカート
リッヂにおいて、硬質ケース上面のラベル領域のシボ部
分の粗さを10点平均で5〜15μmとしラベル領域に
シボを施さない空白部分を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は大型コンピューター用の記録媒体となるシングルリール式またはダブ ルリール式などの記録媒体用テープカートリッヂに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、シングルリール式記録媒体用テープカートリッヂにおける硬質ケースの 材料には、透明性のプラスチック(例えばポリカーボネート)が用いられており 、またその表面にはフィンガープリントを防ぐためのシボが10点平均粗さで3 0μm以上施されていた。これらシボは硬質ケースの表面に一様に施されラベル の貼付部分(以下ラベル領域という)にも及んでいるため、保管中または使用中 にラベルが自然にあるいは擦れたりして部分的に剥れやすいという問題点があり 、最悪の場合は、部分的に剥れたラベルがコンピューターのドライブ装置に引っ かかってしまい取り出せなくなるという重大な事故を引き起こしていた。 また硬質ケースに透明性のある材料を使用しても、表面のシボが粗いため、リ ールに巻かれたテープの状態が外からは見えにくく、テープの巻き取り等に異常 が生じてもそれを発見できないという問題点もあった。その一例として、カート リッヂの組立後に、テープをカートリッヂ内部のリールに巻つける工程において 、特にナイロン等の布状のテープを巻つける場合には、テープの剛性が極めて弱 いために、巻き取りのテンション等の条件によっては蛇行しやすく、リールの片 側に乗り上げてテープの片側がシワになるといった異常が生じてもカートリッヂ の外からは発見できなかった。 更に、硬質ケ−スの側面にもシボが設けられているため、硬質ケ−スの成形時 に、硬質ケースを金型から離型する際、硬質ケース側面のシボ部分が金型にひっ かかり易くなり、金型からの離型が悪く、変形したりスリキズを生じるといった 問題点があった。
【0003】
【考案が解決しようとするとする課題】 本考案は上記従来の欠点を解決しようとするものであり、長期間の保存におい てもラベルが剥れることのない、安定した接着強度を有し、尚且テープの巻き取 り工程において、その巻き取り状態が硬質ケースの外側から、目視で確認できる シングルリール式記録媒体用テープカートリッヂを提供するものである。 また硬質ケースの成形加工時に金型からの離型不良によって、変形やスリキズ を生じることのない、高歩留で高品質のシングルリール式記録媒体用テープカー トリッヂを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
即ち、本考案はその実用新案登録請求の範囲にあるように、テープ引き出し用 開口部を備えた硬質ケースと、該ケース内に配設されたテープ巻き取り用リール と、該リールに巻かれるテープと該テープの先端が接続されるリーダーブロック とからなるシングルリール式記録媒体用テープカートリッヂにおいて、硬質ケ− スの表面にシボの粗さが5〜15μmのシボ部分と、シボが施されていない空白 部分とからなるラベル領域を設けたことを特徴とするシングルリール式記録媒体 用テープカートリッヂである。以下に本考案にかかるシングルリール式記録媒体 用テープカートリッヂを図面によって説明する。図1(a),(b)は本考案の 一実施例を示すもので、図1(a)は正面図、図1(b)は側面図である。図に 示すように本考案のシングルリール式記録媒体用テープカートリッヂは硬質ケー ス1と該硬質ケース1内にテープ巻き取り用リール2と該リールに巻かれるテー プ3と該テープ3の先端が接続されるリーダーブロック4とからなるものである 。硬質ケース1の一隅にはテープ引き出し用開口部5が設けられ、該開口部5に はリーダーブロック4が取りつけられている。また硬質ケース1の表面にはラベ ルを貼り付けるラベル領域6が設けられ、該ラベル領域6はシボ部分7とシボ部 分7の外周に枠状のシボが施されない空白部分8に分割されている。また硬質ケ ース1のラベル領域6を除いた部分には一様にシボが施されてされている。これ を説明すると、本考案はラベルの粘着力を低下させることなく、内蔵されるリー ル2のテープ3の巻き取り状態を外側から目視で確認できるようにするため、硬 質ケ−ス1の上面のほぼ中央に位置するラベル領域6におけるシボ部分7のシボ 粗さを10点平均粗さで5〜15μmにするものである。また一般にラベルの粘 着層の厚さは20〜30μmであるので、硬質ケース1のラベル領域6における シボ部分7のシボの粗さを5〜15μmとすることにより、ラベルの粘着層とシ ボ部分7との密着性が向上する。ここで10点平均粗さを5μm未満にすると、 ラベルを交換する時、剥しずらくなり、15μmを超えるとラベルの粘着力が低 下してしまう。さらにラベルが剥げやすいラベル領域6の四隅等にはシボを施さ ない空白部分8を設けることが好ましい。この空白部分8はラベル領域6の四隅 に別々に設けてもよいし、四隅を結ぶ帯状、枠状、格子状、縞状に設けるなど適 宜選択できる。ラベル領域6における空白部分8の割合は、ラベルの安定した接 着性の点から10〜80%が好ましい。また硬質ケース1の成形時に金型からの 離型が円滑に行われるように、硬質ケース側面に施されるシボの粗さも15μm 以下にするのが好ましい。
【0005】
【実施例】
以下本考案の実施の態様を実施例により説明する。 (実施例1) 図1は本考案実施例を説明するものであり、硬質ケースの表面粗さをラベル領 域におけるシボ部分で10μm、ラベル領域以外の領域で30μmとしたもので あり、更にラベル領域にその四隅を結ぶ枠状のシボの空白部分を設けたものであ る。空白部分の面積はラベル領域のそれの約50%であった。これによりラベル の接着強度が、従来の例に比較して2倍となった。 (実施例2〜5) 図2〜5は本考案の別の実施態様を説明するものであり、空白部分の配置を各 々変えたものであり、空白部分の面積のラベル領域の面積に対する割合は実施例 2では約12%、実施例3では約30%実施例4では60%、実施例5では70 %である。 これらの実施例において、硬質ケースの側面に施すシボの粗さを15μm以下 とすることによって硬質ケースの成形時に金型からの離型性が良好となり、トラ ブルも軽減できた。
【0006】
【考案の効果】
実施例から明らかなように、本考案のシングルリール式記録媒体用テープカー トリッヂはラベル領域のシボ部分の表面粗さを10点平均粗さで5〜15μmと し、更に、ラベルが剥れやすいラベル領域の四隅に、シボの空白部分を設けラベ ル領域以外のシボの粗さより小さくすることによって、ラベルの接着強度が増し 、シングルリール式記録媒体用テープカートリッヂの保存中または使用時に、ラ ベルが剥れるなどのトラブルを防ぐことが可能となる。またシボの粗さを小さく し、更にシボの空白部分を設けることによって、ラベルを貼る工程の前にリール に巻かれたテープの状態をただちに確認できるため、テープの巻き取り中のトラ ブルを早く発見しそれに対応できる。更に硬質ケース側面のシボ粗さを15μm 以下とすることによって、硬質ケース成形時の離型性が良好となり、生産性が向 上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本考案の一実施例の正面図である。 (b)本考案の一実施例の側面図である。
【図2】本考案の別の実施例の正面図である。
【図3】本考案の別の実施例の正面図である。
【図4】本考案の別の実施例の正面図である。
【図5】本考案の別の実施例の正面図である。
【符号の簡単な説明】
1・・・硬質ケース、 2・・・リール、 3・・・テープ、 4・・・リーダーブロック、 5・・・開口部、 6・・・ラベル領域、 7・・・シボ部分、 8・・・空白部分。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープ引き出し用開口部を備えた硬質ケー
    スと、該ケース内に配設されたテープ巻き取り用リール
    と、該リールに巻かれるテープと該テープの先端が接続
    されるリーダーブロックとからなるシングルリール式記
    録媒体用テープカートリッヂにおいて、硬質ケ−スの表
    面にシボの粗さが5〜15μmのシボ部分と、シボが施
    されていない空白部分とからなるラベル領域を設けたこ
    とを特徴とするシングルリール式記録媒体用テープカー
    トリッヂ。
JP5244593U 1993-09-28 1993-09-28 シングルリール式記録媒体用テープカートリッヂ Pending JPH0726973U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5244593U JPH0726973U (ja) 1993-09-28 1993-09-28 シングルリール式記録媒体用テープカートリッヂ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5244593U JPH0726973U (ja) 1993-09-28 1993-09-28 シングルリール式記録媒体用テープカートリッヂ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0726973U true JPH0726973U (ja) 1995-05-19

Family

ID=12914937

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5244593U Pending JPH0726973U (ja) 1993-09-28 1993-09-28 シングルリール式記録媒体用テープカートリッヂ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0726973U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014202911A (ja) * 2013-04-04 2014-10-27 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 電子機器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014202911A (ja) * 2013-04-04 2014-10-27 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 電子機器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3198023B2 (ja) ラベル貼付構造
JPH0726973U (ja) シングルリール式記録媒体用テープカートリッヂ
US4213927A (en) Method of making picture phonograph record
US5318739A (en) Method for manufacturing magnetic tape cassette
JP2847662B2 (ja) 合成樹脂製チャック
US4779729A (en) Magnetic tape cassette
CN215102988U (zh) 一种高性能亚克力树脂镜片专用封装胶带
JPH0230595A (ja) 情報記録媒体
JP4421823B2 (ja) リール装置及びその製法
CN210223313U (zh) 一种彩虹膜标签
JPS5843102Y2 (ja) テ−プカセツト
JPH0519910Y2 (ja)
CN220105935U (zh) 一种无基材防窥膜、无基材防窥膜中间制品及其生产设备
JPH0521755Y2 (ja)
JPH0441404Y2 (ja)
CN2244241Y (zh) 录象机磁带盒
JP2001113537A (ja) 成形品及びその製造方法
JPS6232391Y2 (ja)
JPH0127188Y2 (ja)
JP2985330B2 (ja) 光学式記録媒体の製造方法
JPH0427828Y2 (ja)
JP2002029660A (ja) 電子部品収納用のテープ巻取りリール
JPH0596964U (ja) ビデオカセットカバー
JPS622206Y2 (ja)
JP2526558Y2 (ja) カセット装着装置