JPH07269137A - 共同住宅の居住空間構成方法および共同住宅 - Google Patents

共同住宅の居住空間構成方法および共同住宅

Info

Publication number
JPH07269137A
JPH07269137A JP6065294A JP6065294A JPH07269137A JP H07269137 A JPH07269137 A JP H07269137A JP 6065294 A JP6065294 A JP 6065294A JP 6065294 A JP6065294 A JP 6065294A JP H07269137 A JPH07269137 A JP H07269137A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
common
span
dwelling unit
depth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6065294A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2792821B2 (ja
Inventor
Hiroshi Fukunaga
博 福永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FUKUNAGAHIROSHI KENCHIKU KENKYUSHO KK
Original Assignee
FUKUNAGAHIROSHI KENCHIKU KENKYUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FUKUNAGAHIROSHI KENCHIKU KENKYUSHO KK filed Critical FUKUNAGAHIROSHI KENCHIKU KENKYUSHO KK
Priority to JP6060652A priority Critical patent/JP2792821B2/ja
Publication of JPH07269137A publication Critical patent/JPH07269137A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2792821B2 publication Critical patent/JP2792821B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 余分な手間を省いた設計が行える共同住宅の
構成方法の提供。 【構成】 エレベータ12と屋外避難階段10と前記屋
外避難階段10に連設した吹抜け11とを適宜の順で横
並びに配置した全横幅を共用部コアの幅方向柱間スパン
1 とすると共に、該スパン方向に廊下13を並設し前
記吹抜けの奥行きに廊下の奥行きを加えた全奥行きを共
用部コアの奥行き方向柱間スパンY1 として共用部コア
1を設定し、該共用部コアと同一幅方向柱間スパンを有
する住戸コア16を共用部コアの奥行き方向に正対して
連設してセンターコア21を設定し、該センターコアの
両横側にセンターコアと同一奥行き方向柱間スパンを有
するサイド住戸コア32,33を連設して三戸一型共同
住宅の一住棟の一階層を構成し、かつ各住戸の奥行柱間
スパン内にバルコニー26,44,46を設定する構
成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、設計時の余分な手間を
省き、かつ無駄のない居住空間を構築することができ、
特にローコストで優れた居住空間を有する共同住宅の構
成方法および共同住宅に関する。
【0002】
【従来の技術】従来において共同住宅を構築する際、計
画や設計段階では複雑で高度な技術が要求され、このよ
うな計画や設計業務は経験の深い熟練した技術者が行っ
ている。また、多くの場合、比較的設計業務を簡略化で
きる片廊下方式や北側での突出階段方式、カンチレバー
方式のバルコニーとした共同住宅の構成方法が採用され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の方法によれば、次のような諸問題が生じていた。 (イ) 共同住宅における計画や設計に経験の浅い非熟
練者では十分対処することができず熟練者の多忙化と業
務遅延の原因となっている。 (ロ) 片廊下式では、全ての住戸において片廊下に面
した居室のプライバシーが侵害される。 (ハ) 屋外避難階段、廊下、バルコニーが奥行き方向
柱間スパンから外部へ突出しているため、部分的強度負
荷が大きくなっている。 (ニ) また、カンチレバー方式のバルコニー側や片廊
下方式の片廊下側の壁面は、画一的な壁面形状となるし
北側の壁面から突出して設けた階段は北側の立回りデザ
インの大きな欠点となり、街並みの景観が阻害されてい
る。また、カンチレバー式のバルコニーでは、洗濯物を
干すと満艦飾のようにはっきり見えて見苦しいし、この
ように干すのを制限される場合もある。また、正梁が居
住空間の上方空間を遮っているため、外光が室内側まで
入り難いという欠点が生じ易い。 (ホ) 主に建築コストがローコストの場合、大梁下の
有効寸法が2m程度に設定されるから、家具を配置する
場合収まりがつかず不都合が生じる場合がある。 (ヘ) 下層階程梁せい寸法が大きくなるため、全階層
において同一の有効な梁下空間を確保するためには、下
層階程階高が大きくなっている。 (ト) (ヘ)の理由により階高が違ってくるため、同
じ形枠が使用できず不経済であるし、手間も余分に必要
となる。 (チ) 構造の応力の解析で25m以下、31m以下、
45m以下と3つの高さにより鉄筋コンクリート造(2
5m以下)、鉄筋コンクリート造及び一部鉄骨鉄筋コン
クリート造(31m以下)、鉄骨鉄筋コンクリート造
(45m以下)となり、各々階高が構造計算の処理の上
に成り立っているため、処理に手間取って時間がかかっ
ている。
【0004】本発明は、かかる従来の問題点を解決する
ためになされたものであって、その目的とするところ
は、余分な手間を省いた設計が行なえ、無駄がなく優れ
た居住空間を有する共同住宅の構成方法、および共同住
宅を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明請求項1記載の共同住宅の居住空間構成方法で
は、エレベータと屋外避難階段と前記屋外避難階段に連
設した吹抜けとを適宜の順で横並びに配置した全横幅を
共用部コアの幅方向柱間スパンとすると共に、該スパン
方向に廊下を並設し前記吹抜けの奥行きに廊下の奥行き
を加えた全奥行きを共用部コアの奥行き方向柱間スパン
として共用部コアを設定し、該共用部コアと同一幅方向
柱間スパンを有する住戸コアを共用部コアの奥行き方向
に正対して連設して共用部コアとセンター住戸コアとか
ら成るセンターコアを設け、該センターコアの両横側に
それぞれセンターコアと同一奥行き方向柱間スパンを有
するサイド住戸コアを連設することにより三戸一型共同
住宅の一住棟の一階層を構成し、かつ各住戸の奥行柱間
スパン内にバルコニーを設ける方法を採用した。
【0006】請求項2記載の共同住宅の居住空間構成方
法では、請求項1記載の共同住宅の居住空間構成方法に
おいて、前記センターコアと一方のサイド住戸コアとの
間に、前記共用部コアと同一幅方向柱間スパンを有する
吹抜けおよび廊下からなる第2共用部コアを連設し、こ
の第2共用部コアにセンター住戸コアと同一寸法の第2
センター住戸コアを連設することにより四戸一型共同住
宅の一住棟の一階層を構成する方法を採用した。
【0007】請求項3記載の共同住宅の居住空間構成方
法では、両側方にそれぞれ吹抜けを連設した屋外避難階
段と、排煙またはスパン調整用吹抜けと、エレベータ
と、前記屋外避難階段と略同一横幅を有し前記排煙また
はスパン調整用吹抜けまたはエレベータを一方の隅部に
配置する廊下と、を適宜の順で縦並びに配置した全縦幅
を共用部コアの奥行き方向柱間スパンとすると共に、前
記屋外避難屋外避難階段または廊下の全横幅を共用部コ
アの幅方向柱間スパンとして共用部コアを設定し、該共
用部コアと同一奥行き方向柱間スパンを有し共用部コア
の左右位置に正対する住戸コアを連設することにより二
戸一型共同住宅の一住棟の一階層を構成し、かつ住戸用
バルコニーを前記屋外避難階段用吹抜けに連設した状態
で住戸コア柱間スパン内に設定する方法を採用した。
【0008】請求項4記載の共同住宅の居住空間構成方
法では、請求項1,2または3記載の共同住宅の居住空
間構成方法において、前記屋外避難階段に連設した吹抜
けの横幅方向長さを2m(メーター)以上とする方法を
採用した。
【0009】請求項5記載の共同住宅の居住空間構成方
法では、請求項1,2,3または4記載の共同住宅の居
住空間構成方法において、建物の幅方向の外縁部に配置
される梁が床スラブ上方に突出して形成された逆梁構造
とすることにより、該逆梁を室内側にあっては出窓とし
バルコニー側にあっては腰壁および天端を花台とする方
法を採用した。
【0010】請求項6記載の共同住宅の居住空間構成方
法では、請求項1,2,3,4または5記載の共同住宅
の居住空間構成方法において、前記床スラブが均一な格
子状に組込まれたワッフルスラブ構造である方法を採用
した。
【0011】請求項7記載の共同住宅では、エレベータ
と屋外避難階段と前記屋外避難階段に連設した吹抜けと
を適宜の順に横並びに配置した全横幅を幅方向柱間スパ
ンとすると共に、該スパン方向に廊下を並設し前記吹抜
けの奥行きに廊下の奥行きを加えた全奥行きを奥行き方
向柱間スパンとして設定した共用部コアと;前記共用部
コアと同一幅方向柱間スパンを有し、かつ前記共用部コ
アに正対して連設されて該共用部コアとでセンターコア
を形成したセンター住戸コアと;前記センターコアと同
一奥行柱間スパンを有してセンターコアの両横側に連設
されたサイド住戸コアと;各住戸の奥行き方向柱間スパ
ン内に設けたバルコニーと;前記コア同士の組合せにお
いて形成される建物の幅方向の外縁部に配置された梁で
あって床スラブより上方に突出して設けることにより均
一な高さの階層を形成し室内側にあっては出窓としバル
コニー側にあっては腰壁および天端を花台とする逆梁構
造と;均一な格子状に組込まれフラットで均一な天井を
形成するワッフル構造の前記床スラブと;を備えた構成
とした。
【0012】請求項8記載の共同住宅では、請求項7記
載の共同住宅において、前記共用部コアと同一幅方向柱
間スパンを有する吹抜けおよび廊下からなる第2共用部
コアと、前記センター住戸コアと同一寸法に形成され前
記第2共用部コアに連接された第2センター住戸コア
と、を前記センターコアと一方のサイド住戸コアとの間
に配置して四戸一型の建物に形成された構成とした。
【0013】請求項9記載の共同住宅では、両側方にそ
れぞれ吹抜けを連設した屋外避難階段と、排煙またはス
パン調整用吹抜けと、エレベータと、前記屋外避難階段
と略同一横幅を有し前記排煙またはスパン調整用吹抜け
またはエレベータを一方の隅部に配置する廊下と、を適
宜の順で縦並びにした全縦幅を奥行き方向柱間スパンと
すると共に、前記屋外避難階段または廊下の全横幅を幅
方向柱間スパンとして設定した共用部コアと;前記共用
部コアと同一奥行き方向柱間スパンを有して該共用部コ
アの左右位置に正対して連設された住戸コアと;前記屋
外避難階段用吹抜けに連設した状態で前記住戸コアの柱
間スパン内に設定された住戸用バルコニーと;前記コア
同士の組合せにおいて形成される建物の幅方向の外縁部
に配置された梁であって床スラブより上方に突出して形
成された逆梁構造と;ワッフル構造に形成された前記床
スラブと;を備え二戸一型の建物に形成された構成とし
た。
【0014】
【作用】本発明は、一つの住棟の1フロアに係る居室面
積の合計が200m2 以下であって、各住戸は2方向以
上の避難経路を持ち、廊下の一部に階段室(採光、開口
問題を容易にクリヤするために屋外避難階段は一つと設
定することにより、前記居室面積の合計が200m2
下となる)とエレベータとを連設した共用部コアを有す
るものを規制するような建築基準法や消防法をもクリヤ
できる最適な設計システムであり、この場合、請求項1
記載の共同住宅の居住空間構築方法では、前記方法を採
用したため、エレベータ、屋外避難階段、吹抜けおよび
廊下の組合わせによって共用部コア形状を設定する。こ
の共用部コアの設定により、センター住戸コアの幅方向
柱間スパンが直ちに設定されるから、該センター住戸コ
アの設定住戸面積をこの幅方向柱間スパンで除すること
により、センター住戸コアの奥行き方向柱間スパンを設
定することができる。
【0015】前記のようにして求めた幅方向柱間スパン
と奥行き方向柱間スパンとによってセンターコア構造を
設定した後、このセンターコア寸法によってサイド住戸
コアを設定することにより三戸一型(三住戸で一住棟が
形成されそれに一つの共用部コアがある型)の住棟とな
るため、熟練した技術者に限らず全体の設計を効率よく
行うことができる。
【0016】前記サイド住戸コア同士にあっては、共用
部コアにおける廊下の両終端に配置されるから、プライ
バシーを侵害されることはない。また、防犯上も有利と
なる。屋外避難階段、廊下および各住戸に設けるバルコ
ニーは、各コアの奥行き方向柱間スパン内に設けるか
ら、屋外避難階段、廊下およびバルコニーの片持ち状態
(片持ちスラブの状態)が解消され、構造的に安定し有
利となる。また、壁面設計を自由に行うことができるか
ら、街並みにマッチし景観上優れた建物とすることがで
きる。
【0017】請求項2記載の共同住宅の居住空間構成方
法では、前記方法としたため、熟練者でなくても簡便な
設計手法で効率的に一住棟内に4住戸コアを配置した建
物を設けることができる。
【0018】請求項3記載の共同住宅の居住空間構成方
法では、前記方法としたため、熟練者でなくても簡便な
設計手法で効率的に一住棟内に2住戸コアを配置した建
物を設けることができる。
【0019】請求項4記載の共同住宅の居住空間構成方
法では、前記方法としたため、共用部コア側に居室を設
定した場合、この居室の採光用開口部の大きさを設定す
ると、吹抜けの幅方向寸法が直ちに設定されるから、共
用部コア、センターコア構造の大きさを直ちに設定する
ことができる。この場合、吹抜けの基本寸法2m(メー
ター)は、安全上必要な条件とする。
【0020】請求項5記載の共同住宅の居住空間構成方
法では、前記方法としたため、梁による居住空間の制約
がなくなり、梁せい寸法が階層によって異なっても階高
に影響せず、このため各階高を一定に設定することがで
きる。この逆梁構造によって各階高を一定に設定するこ
とにより軒高が低くなっていき、25m以内で1階分の
余裕を創出することができる。このため、従来25mの
範囲で8階建てしかできなかったのに比べ、階高を変え
ないで9階建ての共同住宅を構築することができる。こ
の25mという高さは、建築的に分けると、コスト的に
有利な鉄筋コンクリート造と、高コストの鉄骨鉄筋コン
クリート造との分岐点であり、高さ25mを超し31m
までの範囲では上から5階目までは鉄筋コンクリート造
でかまわないが、それより下層階は強度上20%の強度
増を必要とすることから鉄骨鉄筋造としなければならな
い。従って、従来技術によるものでは、9階建ては4階
から下層階をコスト的に高くなる鉄骨鉄筋造により建設
しなければならないが、本発明本法では、前者の鉄筋コ
ンクリートによってコストを高めず1階分余分に構築す
ることができる。また、31mを超すと、全て鉄骨鉄筋
コンクリート構造となり、この場合も同様な違いが生じ
てくる。
【0021】また、この逆梁構造によって腰壁が形成さ
れ、バルコニー側においてはこの腰壁が手摺の一部を兼
ねると共にその天端は花台となり、居室側においては出
窓を創出するから、逆梁を有効利用することができる。
また、正梁のように居住空間の上方空間を遮ることがな
いから、外光が室内側まで入り易くなる。尚、玄関等の
出入口上に梁を設ける場合は、逆梁では出入りできない
ので従来の正梁構造となる。
【0022】請求項6記載の共同住宅の居住空間構成方
法では、前記方法としたため、スラブを補強する小梁が
不要となるから、小梁下のうっとうしさをなくすと共
に、天井階高つまり有効居住空間を高くすることができ
る。
【0023】請求項7記載の共同住宅では、サイド住戸
コアでは廊下の終端が突当った状態だけになるので、プ
ライバシーを侵害されることはないし防犯上も有利とな
る。廊下およびバルコニーは片持ち状態が解消され構造
的に安定し有利となる。壁面設計を自由に行うことがで
きるから、街並みにマッチし景観上優れた建物構造とす
ることができる。
【0024】請求項8記載の共同住宅では、前記と同様
にサイド住戸コアでは廊下の終端が突当った状態だけに
なるのでプライバシーを侵害されることはないし、防犯
上も有利となる。廊下およびバルコニーは片持ち状態が
解消され構造的に安定し有利となる。壁面設計を自由に
行うことができるから、街並みにマッチし景観上優れた
建物構造とすることができる。
【0025】請求項9記載の共同住宅では、奥行き方向
壁面は全て独立しており、この二壁面で十分な開口面積
が取れるため共用部コア側を開口する必要がなく、プラ
イバシーを侵害されることはないし、防犯上も有利とな
る。廊下およびバルコニーは片持ち状態が解消され構造
的に安定し有利となる。壁面設計を自由に行うことがで
きるから、街並みにマッチし景観上優れた建物構造とす
ることができる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図面に基づいて
詳細に説明する。図1において、1は共用部コアであっ
て、階段室(屋外避難階段)10,吹抜け11,エレベ
ータ12をこの順に並設し、前記吹抜け11の奥行き方
向に廊下13を連設している。図中14,15がこの共
用部コア1の外壁側柱である。また、16はセンター住
居コアであり、17,18はこのセンター住居コア16
と共用部コア1との連設部分であって住戸への出入口側
に設けた柱、19,20はその住戸のバルコニー側に設
けた柱である。そして、前記共用部コア1とセンター住
居コア16とでセンターコア21が構成される(ここ
で、前記柱14〜15通り側をX軸通り、14〜19通
り側をY軸通りとし、Y3 をセンター住戸コア16のバ
ルコニーを除く奥行き方向スパンとする。)
【0027】前記柱14,15間、あるいは柱19,2
0の間が幅方向柱間スパンX1 となり、柱14,17
間、あるいは柱15,18間が奥行き方向柱間スパンY
1 となる。そして、前記幅方向柱間スパンX1 上の梁2
2,23が逆梁構造となっている。この逆梁22,23
は、図2に示すように、各ワッフルスラブ24上に設け
られると共に、バルコニー側柱19,20側の逆梁23
には、手摺25が立設されると共に、その天端は花台2
3aが形成されている。
【0028】26は奥行き方向スパンをY4 とするバル
コニーであって、逆梁23の内側にワッフルスラブ24
と一体的に設けられており、このバルコニー26には避
難口27が開設され、常時は蓋で閉鎖されている。ま
た、前記逆梁23において、居室が配置される部分は出
窓Wが設けられる。
【0029】28aはセンター住居コア16内の廊下1
3側に配置された居室であって、29は吹抜け11側の
壁部30に開設された採光用開口部、cはその採光用開
口部29の横幅寸法である。尚、31は出入口としての
開口部である。
【0030】32,33は前記センターコア21の両横
側に正対した状態に連設されたサイド住居コアであっ
て、この二つの住戸コアと前記センター住戸コアとの居
室面積の合計を200m2 以下とするのを基本としてい
る。このサイド住居コア32,33は、それぞれ廊下1
3が突当り状態に設けられその終端位置に出入口34,
35が設けられている。また、36,37および38,
39はこのサイド住戸コア32,33の両端側柱であ
り、前記同様に柱36と柱14および柱37と柱19に
よる柱間スパンX2 上、および柱15と柱38および柱
20と柱39による柱間スパンX3 上の梁40,41,
42,43も逆梁構造となっている。この逆梁構造と厚
さ寸法を例えば30cmとするワッフルスラブとの組合
せによって小梁が室内側に突出せず天井高2.4mを確
保した状態で階高が2.75mに設定できるから、図3
に示すように、従来の建物C1 がRC構造が許される2
5mの範囲内で8階までしか建設できなかったものが、
9階の建物C2 を建設できることになる。この場合、一
般的な建物では天井高さは通常2m前後に設定されるか
ら、本発明では一般的建物の建設コストの範ちゅうにあ
るにも拘らず実質はハイコストの建物の構造となってい
る。
【0031】図中44はサイド住戸コア32の逆梁41
内に設けたバルコニー、45はその避難口、46はサイ
ド住戸コア33の逆梁43内に設けたバルコニー、47
はその避難口である。尚、前記サイド住戸コア32,3
3は、前記のように一面側のみがセンターコア21と壁
面を共有し、他の三面は独立して外気と接する状態とな
り、各居室は全て外壁側に開口部を取ることができるた
め、廊下13側に出入口以外の開口部は設けていない。
尚、図中a1 は玄関、a2 はホール、a3 は洗面所、a
4 はユニットバス、a5 は台所、a6 は食堂、a7 は洋
室、a8 は和室、a9 は居間、a10は寝室、a11はクロ
ゼットである。
【0032】次に、図4を参照して共同住宅の設計手順
を説明する。一般に、建築物は建築基準法や消防法等に
則して計画や設計が進められてゆくが、本発明の共同住
宅の居住空間構成方法および共同住宅は、それ等の法規
を遵守した上での設計の合理化、無駄な構造の徹底追
放、コストの低減を達成するものである。この場合、前
記したように、一つの屋外避難階段とするために一つの
住棟の1フロアの居室面積の合計を200m2 以下、か
つ2方向以上の避難経路を持つ住戸であり、かつ45m
以下で廊下の一部に階段室とエレベータがあることを前
提条件とする。そのため、まず柱間の組み方を説明す
る。
【0033】(1) エレベータ・階段及び吹抜けの幅
で共用部コアの柱間スパンの一辺とする。 (2) 吹抜けの幅は、階段から2m+cとする。 (3) cは、吹抜けの正対する居室に必要な開口幅を
保証するための開閉幅とする。 (4) (3)の居室の開口幅は、建築基準法により以
下の様に規定される。 開口面積(採光面積)は、居室面積の1/7以上と
する。 の開口面積(採光面積)を取り付ける窓の高さで
除した数値が、居室の開口幅となる。 (5) また、防火施設等の設置が必要になると建築コ
ストが上昇するため、これを回避する目的で防火施設等
の設置の適用除外の特例を満たすために、以下の消防法
の規定から3の共用コアに対向する居室の開口幅を設定
する。 非開放部に面する住戸の開口部の面積は、4m2
2.5m2 ・2m2 以下とする。 イ)2方向避難・開放型住戸の場合・・・4m2 以下 ロ)片廊下で廊下の一部に階段室 ・ELVがある場合の非開放部に面する住戸の開口部の
面積・・・・・・・2.5m2 以下 ハ)その他・・・・・・・・・・・・・・2m2 以下 によって規定される開口部の面積から、玄関の開
口部面積を減じた残りの面積を、廊下に面する居室の開
口部の高さで除した数値が、居室の開口幅となる。
【0034】(6) 上記(4)及び(5)の条件の双
方を満たす数値がcとなる。 ニ)2方向避難・開放型住戸の場合 (4m2 −玄関の開口面積)÷居室の窓の高さ=c かつc×居室の窓の高さ≧居室面積の1/7 ホ)片廊下で廊下の一部に階段室(屋外避難階段),エ
レベータがある場合の非開放部に面する住戸の場合 (2.5m2 −玄関の開口面積)÷居室の窓の高さ=c かつc×居室の窓の高さ≧居室面積の1/7 ヘ)その他 (2m2 −玄関の開口面積)÷居室の窓の高さ=c かつc×居室の窓の高さ≧居室面積の1/7 (7) エレベータの幅:A 階段の幅 :B 吹抜けの幅 :C=2m+c とした場合、共用部コアの柱間の一辺(幅方向とする)
のスパンX1 =A+B+Cとなる(図4(イ)参照)。 (8) 共用部コアの柱間の他方の一辺(奥行き方向と
する)のスパンY1 は、吹抜けの奥行きに廊下奥行きを
加えたものとする。 (9) 上記(7)及び(8)により共用部コアの柱間
が決定される(図4(ロ)参照)。
【0035】(10) 次に共用部コア1に正対するセ
ンター住戸コア16を設定する。センター住戸コアの開
口幅は、共用部コアのスパンX1 と同一とする。センタ
ー住戸コアの奥行き(Y3 )はセンター住戸コア16に
設定される住戸面積をスパンX1 で除した数値とし、こ
れにバルコニー26の奥行き(Y4 )を加えた数値をセ
ンター住戸コア16の柱間のスパン(Y2 )とする。 (11) 上記(8)及び(10)により設定されたY
軸方向の柱間のスパンY1 及びY2 の合計が共同住宅全
体のY軸スパンとする。 (12) 共用部コア1と共用部コアに正対するセンタ
ー住戸コア16をセンターコア21とする(図4(ハ)
参照)。 (13) 上記(1)から(11)で設定した共用部コ
ア1とセンター住戸コア16の、右にサイド住戸コア3
2及び左にサイド住戸コア33を設定することで3戸1
型の共同住宅となる。 (14) サイド住戸コア32及びサイド住戸コア33
のY軸スパンは、センターコア16と同一とする。サイ
ド住戸コア32及びサイド住戸コア33のX軸の柱間の
スパンX2 ,X3 は、サイド住戸コア32及びサイド住
戸コア33で設定される住戸面積をY軸スパンで除した
各々の数値とする(図4(ニ)参照)。 (15) 3戸1型の共同住宅における全体のスパン
は、X軸=X1 +X2 +X3 、Y軸=Y1 +Y2 とな
る。
【0036】(16) 4戸1型とする場合は、センタ
ーコア16とサイド住戸コア33の間に、第2センター
住戸コア16aを設定する。その場合、共用部コア1の
左側は吹抜けと廊下とし、センター住戸コア16の左側
をサイド住戸コア33とする。この共用部コアの左側の
吹抜けと廊下を、第2共用部コア1aとし、第2共用部
コア1a及びサイド住戸コア33のX軸方向の柱間のス
パンは、サイド住戸コア33で設定する住戸面積をY2
で除した数値とする。尚、中間のX軸方向の柱間の梁及
びY軸方向は、出入口の関係で正梁とする。また、中間
の柱は壁の剪断力及び上層階の荷重を補強する柱であ
る。
【0037】以上の設計手法により、簡便に共同住宅の
柱間を構成することが可能となり、経験の浅い非熟練者
においても経済的にも優れた共同住宅の設計を迅速に行
うことが出来るようになる。また、この手法を用いて設
計される共同住宅は、従来の共同住宅と比べて以下のよ
うな優れた特徴を有している。階段室(屋外避難階段)
10,廊下13及びバルコニー26,44,46が柱間
より突出していない(片持スラブでない)ため、構造上
安定していると共に、壁面設計の自由度が大きくなって
景観上優れた建物となる。サイド住戸コア32及びサイ
ド住戸コア33において、全ての居室が廊下等の共用部
に面していないために、独立性が高くプライバシーを侵
害されることがない。建物のX軸方向の柱間の梁を逆梁
とした場合は、住戸内の天井に梁が突出しないため、住
戸の有効な居住空間を高くすることが可能となる。この
逆梁は、バルコニーにおいては手摺の一部となり、居室
においては出窓と同じ効果を創出するため、従来の梁と
比べて有効利用が可能となる。
【0038】また、従来の梁の場合、梁せいによって、
有効な天井高は下層階ほど低くなっていたが、逆梁にし
た場合、この逆梁は前記のようにバルコニーの腰壁や出
窓を兼用する構成としたため、梁せいが居住空間の有効
高さに直接影響を与えることはない。従って、この梁せ
いが変動しても階高を一定に保つことができる。このこ
とで、従来に比べ高さ25m以内で9階建の建物を構築
することができる様になる。この高さは、建築的には鉄
筋コンクリート造と鉄骨鉄筋コンクリートとの分岐点で
もあり、建築コストの面で経済的に優れる鉄筋コンクリ
ート造で階高を低くせずに、従来に比べ1階分多く設計
できるようになる。これにワッフルスラブを組み合わせ
ると、天井は梁が突出しない平坦な形状となり、間取り
や改装が容易になる。また、逆梁構造により、居住空間
の上方空間は高い位置まで開口しているから、室内奥深
くまで明るくなる。
【0039】次に、第2実施例を説明する。尚、本実施
例において第1実施例と同一構成部分には第1実施例と
同一の符号を付してその説明は省略する。図5は四戸一
型の共同住宅における一住棟の一層階を示しており、図
中50は第2共用部コアである。
【0040】前記第2共用部コア50は、第2吹抜け5
1および第2廊下52からなり、前記第1実施例におけ
る共用部コア1における吹抜け11が端部に配置される
(従ってエレベータ12が階段側となる)ことにより、
吹抜け同士が連設され、また、第2廊下52もそのまま
廊下13に連設された状態に設けられている。この第2
共用部コア50は、前記の組合せで第1共用部コア1と
同一大きさの幅方向柱間スパンX4 と奥行き方向柱間ス
パンY1 を有している。そして、前記センター住戸コア
16と同一奥行き方向スパンY3 を有した第2センター
住戸コア53が第2廊下52に連設されて第2センター
コア54が構成され、この第2センターコア54がセン
ターコア21とサイド住戸コア33との間に配置されて
いる。図中55,56,57がこのために増設された柱
であり、柱15と55,20と57間の梁58,59が
逆梁構造となっている。尚、柱18,56間は前記同様
に正梁構造となる。図6にその設計手順を示す。まず、
第1実施例と同様に、共用部コア(第1共用部コアとな
る)を設定(ホ),(ヘ)し、センター住戸コアを設定
してセンターコアを設定(ト)する。次に、このセンタ
ーコアと同一スパンの第センターコアをセンターコアに
隣接して設定(チ)し、その後、両サイドにサイド住戸
コアをそれぞれ設定(リ)する。
【0041】以上、説明してきたように、本実施例で
は、センターコア21を横方向に増設するだけであるか
ら、両横のサイド住戸コア32,33のプライバシーは
侵害されることはない。柱36と柱38の間、および柱
37と柱39の間は全て逆梁構造となり、簡便な組合せ
作業だけで設計が進められるから、熟練者でなくとも間
違いなく効率的に設計することができる。
【0042】次に、第3実施例を説明する。尚、本実施
例において前記第1実施例と同一構成部分には第1実施
例と同一の符号を付してその説明は省略する。図7は二
戸一型の共同住宅における一住棟の一層階を示してお
り、図中60は共用部コアである。
【0043】前記共用部コア60は採光用とスパン調整
用を兼ねる吹抜け61と、廊下62と、エレベータ63
と、屋外避難階段64と、をこの順に縦方向に配置して
形成されている。そして、前記廊下62はその一側隅部
にエレベータ63を配置することにより屋外避難階段6
4との連通部65を有している。
【0044】図中66,67は共用部コア60の吹抜け
61側に立設した柱、68,69は同じく共用部コア6
0の屋外避難階段側両側に立設した柱であり、柱66と
柱67間が幅方向柱間スパンX5 となり、柱66と柱6
8間が奥行き方向柱間スパンY1 となる。
【0045】また、70,71は前記共用部コア60の
横幅方向に正対して設けた住戸コアであって、共用部コ
ア60と同一奥行き方向柱間スパンY1 を有して柱7
2,73と、柱74,75とが立設されている。そし
て、設定住戸面積をこのスパンY1 で割って得られる横
方向スパンX6 が設定される。前記柱72と柱74間の
梁76,77,78と、柱73と柱75間の梁79,8
0,81とが逆梁構造となっている。
【0046】図中82,83は前記屋外避難階段用吹抜
けであり、いずれも該屋外避難階段64に隣接し奥行き
方向柱間スパンY1 内に配置されている。また、84,
85はバルコニーであって、本実施例では前記吹抜け8
2,83と同一奥行きを有すると共に奥行き方向柱間ス
パンY1 内に設けられている。また、86,87は各住
戸コアへの出入口であり、各住戸の採光用開口は、奥行
き方向の両壁側に設けることができるため、共用部コア
60側の開口は、この出入口のみとすることができる。
図8にその設計手順を示す。まず、第1実施例と同様
に、共用部コアを設定(ヌ),(ル)する(但し、この
場合は縦並びに設定する)。次に、この共用部コアの両
サイドに住戸コアを設定する(ヲ)。
【0047】以上、説明してきたように、本実施例で
は、住戸の共用部コア60側の開口は出入口86のみに
できるためプライバシーを侵害されることはないし、防
犯上も有利となる。柱72と柱66の間の逆梁構造は出
窓を設ける腰壁となってカウンターを兼用し、柱73と
柱68間の逆梁構造はバルコニー84の腰壁となって手
摺の一部を兼用することになる。また、簡便な組合せ作
業だけで設計が進められるから、熟練者でなくとも間違
いなく効率的に設計することができる。図17〜19に
前記第1実施例以下の柱間スパン内バルコニーと逆梁構
造を採用した共同住宅によるパースを示す。
【0048】以上、本発明の実施例を説明してきたが、
本発明の具体的な構成はこの実施例に限定されるもので
はなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があ
っても本発明に含まれる。
【0049】例えば、図9に示すような配置の共用部コ
ア1を有する三戸一型の住棟とすることもできる。
【0050】また、図10に示すような間取りの住戸を
有する四戸一型の住棟とすることもできる。
【0051】また、図11に示すような共用部コアを有
する二戸一型の住棟とすることもできる。図12はその
設計手順を(ワ),(カ),(ヨ)の順に示す説明図で
ある。
【0052】四戸一型では、図13に示すように、図1
または図9の住棟における共用部コアを横方向に延設
し、この共用部コア内に二つの住戸を設けることによっ
て四戸一型住棟を設けることもできる。また、四戸一型
では図14に示すように、センター住戸コア16および
第2センター住戸コア53をサイド住戸コア32,33
より突出させて設けてもよい。
【0053】複数の住棟を図15に示すように横並びに
一列に設けてもよい。また、図16に示すように雁行状
態に配置してもよいし交互にリバースして配置してもよ
い。
【0054】共用部コア60内の配列は任意である。採
光用とスパン調整用を兼ねる吹抜け61は共用部コア6
0の横幅と同一に設けなくてもよい。
【0055】
【発明の効果】以上、説明してきたように本発明請求項
1記載の共同住宅の居住空間構成方法にあっては、前記
方法を採用したため、複雑で高度な技術を有する技術者
でなくとも簡便な設計手法により、三戸一型の共同住宅
を設定することができる。サイド住戸コアにあっては、
プライバシーを侵害されることがない。また、防犯上も
有利となる。廊下とバルコニーを奥行き方向スパン内に
設けるため、壁面設計を自由に行うことができるように
なり、街並みにマッチし景観上優れた建物とすることが
できる等の効果が得られる。
【0056】請求項2記載の共同住宅の居住空間構成方
法にあっては、前記方法を採用したため、複雑で高度な
技術を有する技術者でなくとも簡便な設計手法により、
四戸一型の共同住宅を設定することができる。サイド住
戸コアにあっては、プライバシーを侵害されることがな
い。また、防犯上も有利となる。廊下とバルコニーを奥
行き方向スパン内に設けるため、壁面設計を自由に行う
ことができるようになり、街並みにマッチし景観上優れ
た建物とすることができる等の効果が得られる。
【0057】請求項3記載の共同住宅の居住空間構成方
法にあっては、前記方法を採用したため、複雑で高度な
技術を有する技術者でなくとも簡便な設計手法により、
二戸一型の共同住宅を設定することができる。住戸コア
のプライバシーを侵害されることがない。また、防犯上
も有利となる。廊下とバルコニーを奥行き方向スパン内
に設けるため、壁面設計を自由に行うことができるよう
になり、街並みにマッチし景観上優れた建物とすること
ができる等の効果が得られる。
【0058】請求項4記載の共同住宅の居住空間構成方
法にあっては、前記方法を採用したため、共用部コアに
含まれる吹抜けの安全上必要な寸法を含ませて設定して
おくことにより、センター住戸コアに係る寸法の増加分
を加算するだけで安全が確保された共用部コアを設定で
きるから、複雑で高度な技術を有さない技術者でも安全
を確保した設計を容易に行うことができるという効果が
得られる。
【0059】請求項5記載の共同住宅の居住空間構成方
法にあっては、前記方法を採用したため、居住空間を高
く取りながら、軒高25mの範囲で従来のものより一階
層余分に設けることができる。室内にあっては、この逆
梁部分に窓を設けることによって出窓と同様の作用が得
られると共に、上方空間を大きく取れるから外光が室内
奥深く入り室内が明るくなる等の効果が得られる。
【0060】請求項6記載の共同住宅の居住空間構成方
法にあっては、前記方法を採用したため、前記逆梁構造
と組合せることにより、居住空間の高さをより高くする
と共に、軒高25mの範囲内で従来のものより一階層余
分に設けることができるという効果が得られる。
【0061】請求項7記載の共同住宅にあっては、前記
構成としたため、三戸一型住戸のうち、サイド住戸コア
では、プライバシーを侵害されることはないし防犯上も
有利となる。廊下およびバルコニーは片持ち状態が解消
され構造的に安定し有利となる。壁面設計を自由に行う
ことができるから、街並みにマッチし景観上優れた建物
構造とすることができる等の効果が得られる。
【0062】請求項8記載の共同住宅にあっては、前記
構成としたため、四戸一型住戸のうち、サイド住戸コア
では、プライバシーを侵害されることはないし防犯上も
有利となる。廊下およびバルコニーは片持ち状態が解消
され構造的に安定し有利となる。壁面設計を自由に行う
ことができるから、街並みにマッチし景観上優れた建物
構造とすることができる等の効果が得られる。
【0063】請求項9記載の共同住宅にあっては、前記
構成としたため、プライバシーを侵害されることはない
し防犯上も有利となる。廊下およびバルコニーは片持ち
状態が解消され構造的に安定し有利となる。壁面設計を
自由に行うことができるから、街並みにマッチし景観上
優れた建物構造とすることができる等の効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施例の三戸一型住戸の一住棟の平
面プランを示す説明図である。
【図2】第1実施例の逆梁構造を示す説明図である。
【図3】第1実施例の建物の階数を従来例と比較して示
す説明図である。
【図4】第1実施例の設計手順を(イ),(ロ),
(ハ),(ニ)の順に示す説明図である。
【図5】第2実施例の四戸一型住戸の一住棟の平面プラ
ンを示す説明図である。
【図6】第2実施例の設計手順を(ホ),(ヘ),
(ト),(チ),(リ)の順に示す説明図である。
【図7】第3実施例の二戸一型住戸の一住棟の平面プラ
ンを示す説明図である。
【図8】第3実施例の設計手順を(ヌ),(ル),
(ヲ)の順に示す説明図である。
【図9】他の実施例の三戸一型住戸の一住棟の平面プラ
ンを示す説明図である。
【図10】他の実施例の四戸一型住戸の一住棟の平面プ
ランを示す説明図である。
【図11】他の実施例の二戸一型住戸の一住棟の平面プ
ランを示す説明図である。
【図12】図11における二戸一型住棟の設計手順を
(ワ),(カ),(ヨ)の順に示す説明図である。
【図13】他の実施例の四戸一型住戸の一住棟の平面プ
ランを示す説明図である。
【図14】他の実施例の四戸一型住棟の配置を示す説明
図である。
【図15】他の実施例の複数の住棟を横並びに設けた状
態を示す説明図である。
【図16】他の実施例の複数の住棟を雁行状態に配置し
た説明図である。
【図17】柱間スパン内バルコニーと逆梁構造を採用し
た共同住宅によるパースである。
【図18】柱間スパン内バルコニーと逆梁構造を採用し
た共同住宅によるパースである。
【図19】柱間スパン内バルコニーと逆梁構造を採用し
た共同住宅によるパースである。
【符号の説明】
3 センター住戸コアの奥行き方向柱間スパン Y4 バルコニーの奥行き方向スパン X1 ,X5 共用部コアの幅方向柱間スパン X4 第2共用部コアの幅方向柱間スパン Y1 共用部コアの奥行き方向柱間スパン Y2 センター住戸コアの奥行き方向柱間スパン X 共同住宅の一住棟の幅方向全体スパン Y 共同住宅の一住棟の奥行方向全体スパン W 出窓 1,60 共用部コア 10,64 階段室(屋外避難階段) 12,63 エレベータ 13,62 廊下 14,15,19,20,36,37,38,39,5
5,56 柱 57,66,67,68,69,72,73,74,7
5 柱 16 センター住戸コア 21 センターコア 22,23,40,41,42,43,58 梁(逆
梁) 59,76,77,78,79,80,81 梁(逆
梁) 23a 花台 24 ワッフルスラブ 26,44,46,84,85 バルコニー 28a 廊下側に配置された居室 32,33 サイド住戸コア 50 第2共用部コア 51 第2吹抜け 52 第2廊下 53 第2センター住戸コア 54 第2センターコア 61 採光用とスパン調整用を兼ねた吹抜け 70,71 住戸コア

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータと屋外避難階段と前記屋外避
    難階段に連設した吹抜けとを適宜の順で横並びに配置し
    た全横幅を共用部コアの幅方向柱間スパンとすると共
    に、該スパン方向に廊下を並設し前記吹抜けの奥行きに
    廊下の奥行きを加えた全奥行きを共用部コアの奥行き方
    向柱間スパンとして共用部コアを設定し、 該共用部コアと同一幅方向柱間スパンを有する住戸コア
    を共用部コアの奥行き方向に正対して連設して共用部コ
    アとセンター住戸コアとから成るセンターコアを設定
    し、 該センターコアの両横側にそれぞれセンターコアと同一
    奥行き方向柱間スパンを有するサイド住戸コアを連設す
    ることにより三戸一型共同住宅の一住棟の一階層を構成
    し、 かつ各住戸の奥行柱間スパン内にバルコニーを設定する
    ことを特徴とした共同住宅の居住空間構成方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の共同住宅の居住空間構成
    方法において、前記センターコアと一方のサイド住戸コ
    アとの間に、前記共用部コアと同一幅方向柱間スパンを
    有する吹抜けおよび廊下からなる第2共用部コアを連設
    し、この第2共用部コアにセンター住戸コアと同一寸法
    の第2センター住戸コアを連設することにより四戸一型
    共同住宅の一住棟の一階層を構成することを特徴とした
    共同住宅の居住空間構成方法。
  3. 【請求項3】 両側方にそれぞれ吹抜けを連設した屋外
    避難階段と、排煙またはスパン調整用吹抜けと、エレベ
    ータと、前記屋外避難階段と略同一横幅を有し前記排煙
    またはスパン調整用吹抜けまたはエレベータを一方の隅
    部に配置する廊下と、を適宜の順で縦並びに配置した全
    縦幅を共用部コアの奥行き方向柱間スパンとすると共
    に、前記屋外避難階段または廊下の全横幅を共用部コア
    の幅方向柱間スパンとして共用部コアを設定し、 該共用部コアと同一奥行き方向柱間スパンを有し共用部
    コアの左右位置に正対する住戸コアを連設することによ
    り二戸一型共同住宅の一住棟の一階層を構成し、 かつ住戸用バルコニーを前記屋外避難階段用吹抜けに連
    設した状態で住戸コア柱間スパン内に設定することを特
    徴とした共同住宅の居住空間構成方法。
  4. 【請求項4】 前記屋外避難階段に連設した吹抜けの横
    幅方向長さを2m(メーター)以上とする請求項1,2
    または3記載の共同住宅の居住空間構成方法。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3または4記載の共同住
    宅の居住空間構成方法において、建物の幅方向の外縁部
    に配置される梁が床スラブ上方に突出して形成された逆
    梁構造とすることにより、該逆梁を室内側にあっては出
    窓としバルコニー側にあっては腰壁および天端を花台と
    することを特徴とした共同住宅の居住空間構成方法。
  6. 【請求項6】 前記床スラブが均一な格子状に組込まれ
    たワッフルスラブ構造である請求項1,2,3,4また
    は5記載の共同住宅の居住空間構成方法。
  7. 【請求項7】 エレベータと屋外避難階段と前記屋外避
    難階段に連設した吹抜けとを適宜の順に横並びに配置し
    た全横幅を幅方向柱間スパンとすると共に、該スパン方
    向に廊下を並設し前記吹抜けの奥行きに廊下の奥行きを
    加えた全奥行きを奥行き方向柱間スパンとして設定した
    共用部コアと;前記共用部コアと同一幅方向柱間スパン
    を有し、かつ前記共用部コアに正対して連設されて該共
    用部コアとでセンターコアを形成したセンター住戸コア
    と;前記センターコアと同一奥行柱間スパンを有してセ
    ンターコアの両横側に連設されたサイド住戸コアと;各
    住戸の奥行き方向柱間スパン内に設けたバルコニーと;
    前記コア同士の組合せにおいて形成される建物の幅方向
    の外縁部に配置された梁であって床スラブより上方に突
    出して設けることにより均一な高さの階層を形成し室内
    側にあっては出窓としバルコニー側にあっては腰壁およ
    び天端を花台とする逆梁構造と;均一な格子状に組込ま
    れフラットで均一な天井を形成するワッフル構造の前記
    床スラブと;を備え三戸一型の建物に形成されたことを
    特徴とする共同住宅。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の共同住宅において、前記
    共用部コアと同一幅方向柱間スパンを有する吹抜けおよ
    び廊下からなる第2共用部コアと、前記センター住戸コ
    アと同一寸法に形成され前記第2共用部コアに連接され
    た第2センター住戸コアと、を前記センターコアと一方
    のサイド住戸コアとの間に配置して四戸一型の建物に形
    成されたことを特徴とする共同住宅。
  9. 【請求項9】 両側方にそれぞれ吹抜けを連設した屋外
    避難階段と、排煙またはスパン調整用吹抜けと、エレベ
    ータと、前記屋外避難階段と略同一横幅を有し前記排煙
    またはスパン調整用吹抜けまたはエレベータを一方の隅
    部に配置する廊下と、を適宜の順で縦並びにした全縦幅
    を奥行き方向柱間スパンとすると共に、前記屋外避難階
    段または廊下の全横幅を幅方向柱間スパンとして設定し
    た共用部コアと;前記共用部コアと同一奥行き方向柱間
    スパンを有して該共用部コアの左右位置に正対して連設
    された住戸コアと;前記屋外避難階段用吹抜けに連設し
    た状態で前記住戸コアの柱間スパン内に設定された住戸
    用バルコニーと;前記コア同士の組合せにおいて形成さ
    れる建物の幅方向の外縁部に配置された梁であって床ス
    ラブより上方に突出して形成された逆梁構造と;ワッフ
    ル構造に形成された前記床スラブと;を備え二戸一型の
    建物に形成されたことを特徴とする共同住宅。
JP6060652A 1994-03-30 1994-03-30 共同住宅の居住空間構成方法および共同住宅 Expired - Lifetime JP2792821B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6060652A JP2792821B2 (ja) 1994-03-30 1994-03-30 共同住宅の居住空間構成方法および共同住宅

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6060652A JP2792821B2 (ja) 1994-03-30 1994-03-30 共同住宅の居住空間構成方法および共同住宅

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07269137A true JPH07269137A (ja) 1995-10-17
JP2792821B2 JP2792821B2 (ja) 1998-09-03

Family

ID=13148487

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6060652A Expired - Lifetime JP2792821B2 (ja) 1994-03-30 1994-03-30 共同住宅の居住空間構成方法および共同住宅

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2792821B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016138408A (ja) * 2015-01-28 2016-08-04 株式会社竹中工務店 建築物
JP2017226960A (ja) * 2016-06-20 2017-12-28 トヨタホーム株式会社 住宅
CN115422633A (zh) * 2022-08-22 2022-12-02 上海富凝建筑设计有限公司 一种装配式比拼深化设计方法、电子设备及存储介质

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6331632A (ja) * 1986-07-24 1988-02-10 株式会社トプコン ケラトメ−タ
JPH055020A (ja) * 1990-09-17 1993-01-14 Nippon Kayaku Co Ltd エポキシ樹脂、エポキシ樹脂組成物およびその硬化物

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6331632A (ja) * 1986-07-24 1988-02-10 株式会社トプコン ケラトメ−タ
JPH055020A (ja) * 1990-09-17 1993-01-14 Nippon Kayaku Co Ltd エポキシ樹脂、エポキシ樹脂組成物およびその硬化物

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016138408A (ja) * 2015-01-28 2016-08-04 株式会社竹中工務店 建築物
JP2017226960A (ja) * 2016-06-20 2017-12-28 トヨタホーム株式会社 住宅
CN115422633A (zh) * 2022-08-22 2022-12-02 上海富凝建筑设计有限公司 一种装配式比拼深化设计方法、电子设备及存储介质

Also Published As

Publication number Publication date
JP2792821B2 (ja) 1998-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2007079655A1 (fr) Residence avec jardin
JPH04231551A (ja) 建物の内部を作る方法
JPH07269137A (ja) 共同住宅の居住空間構成方法および共同住宅
JP2003232136A (ja) 住戸アクセス用昇降設備の増設方法およびその施工手順
JP2876343B2 (ja) 集合住宅の床構造
CN109577486B (zh) 一种形成建筑的方法及建筑
JP2009041224A (ja) 集合住宅
JP7783454B1 (ja) 集合住宅
JPH0693742A (ja) 高層建築物の避難階段構造
JPH09158502A (ja) 集合住宅の構造
JP4597545B2 (ja) 重層長屋住宅
JP5411517B2 (ja) 3階建共同住宅
JP2907201B1 (ja) 中・高層の共同住宅
JP7702798B2 (ja) 改修方法及び建物
RU77892U1 (ru) Многоэтажное здание гостиничного комплекса
JPH10292646A (ja) 土間空間付住宅
JP2024175413A (ja) パーティション、バルコニー、バルコニーの施工方法
JP2004308283A (ja) 建物
JPH10131522A (ja) 住 宅
JP2002242460A (ja) 住 宅
RU2347873C1 (ru) Пристраиваемое лифтовое устройство для реконструируемого многоэтажного здания
RU81748U1 (ru) Дом центрической композиции
JP2023147388A (ja) 集合住宅
RU22797U1 (ru) Многоэтажное здание
JP2000265547A (ja) 建築物

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080619

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090619

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100619

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110619

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120619

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130619

Year of fee payment: 15

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term