JPH07268835A - 遮水シート - Google Patents

遮水シート

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Publication number
JPH07268835A
JPH07268835A JP6083921A JP8392194A JPH07268835A JP H07268835 A JPH07268835 A JP H07268835A JP 6083921 A JP6083921 A JP 6083921A JP 8392194 A JP8392194 A JP 8392194A JP H07268835 A JPH07268835 A JP H07268835A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
float
impervious sheet
sheet
air
Prior art date
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Pending
Application number
JP6083921A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Oshikawa
真人 押川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SANSUI SANGYO KK
Original Assignee
SANSUI SANGYO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by SANSUI SANGYO KK filed Critical SANSUI SANGYO KK
Priority to JP6083921A priority Critical patent/JPH07268835A/ja
Publication of JPH07268835A publication Critical patent/JPH07268835A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A10/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE at coastal zones; at river basins
    • Y02A10/11Hard structures, e.g. dams, dykes or breakwaters

Landscapes

  • Revetment (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 敷設したときに遮水シートと水底との間に入
り込む空気、或いは敷設後に発生する腐敗ガスなどによ
る浮上がりを防止する。 【構成】 複数の透孔5が互いに適宜の間隔を有して形
成されている遮水シート本体2と、浮かばせたときに水
中へ臨む入口32と空中に臨む出口31とを有する通路
が形成された浮子3と、遮水シート本体2に形成されて
いる透孔5と浮子3に形成されている入口32とを水密
に連結するための少なくとも水底から水面までの距離に
当たる長さを有する長尺の連通管4とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は港湾、海岸、河川、湖沼
その他に設けられた埋立地、或いは産業廃棄物処理場に
おける護岸の内面ならびに水底に亙って敷設する遮水シ
ートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、海域、水域の一部を護岸で囲み、
その内側に土砂を埋立て、或いは産業廃棄物などの投入
場所として使用することが行なわれているが、投入した
土砂や廃棄物などに含まれている有害成分が水溶して護
岸や水底を透過して周囲の海域、水域へ流出する心配が
あり、環境汚染を生じるため好ましくない。
【0003】そこで、有害成分の周囲への流出を防ぐた
めに護岸の内面ならびに水底に亙って遮水シートを敷設
することが行なわれている。
【0004】この敷設は、護岸の内面ならびに水底に亙
って遮水シートを敷設するには、例えば複数枚の遮水シ
ート片を埋立地における水面の所定位置に浮かべて、そ
れらの側端縁において互いに接合して幅広な遮水シート
を形成し、次いで、遮水シートを沈降させて水底ならび
に護岸の内面に敷設する方法が一般的であるが、埋立地
は広大であり、遮水シートと水底との間に空気を介在さ
せないで敷設することは困難である。
【0005】また、遮水シートを敷設すると、はじめの
内、水域に生息している植物や魚介類が、水底と遮水シ
ートとの間に挟まれて死滅し、その腐敗ガスが遮水シー
トと水底との間に多量に滞留することになる。
【0006】このように遮水シートと水底との間に空気
やガスが介在すると、その上昇力によって遮水シートを
沈降させにくいばかりか、水底に敷設した遮水シートが
浮上るという問題がある。
【0007】そこで、例えば図3に示すように先端部を
遮水シート1aと水底2aとの間に差込んだ排気パイプ
3aを護岸4aの法面5aに沿わせて護岸4aの頂部6
aへと延設することにより遮水シート1aと水底2aと
の間に介在するガスを排気する手段が採られている。と
ころが、前記従来の排気手段は、護岸4aに沿って排気
パイプ3aを設置するものであり、護岸4a付近のガス
を排除するものであり、護岸4aから離れた箇所に滞留
するガスを排除することは困難である。
【0008】従って、溜池のような小さな箇所に遮水シ
ートを敷設したような場合にはよいが、広範囲に亙って
遮水シートを敷設したような場合には、遮水シート1a
と水底2aとの間に介在するガスを排気することはでき
ない、という問題がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、従来知られている遮水シートは、敷設した
ときに遮水シートと水底との間に入り込む空気、或いは
敷設後に発生する腐敗ガスなどにより、浮上がってしま
う、という点である。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するためになされたものであり、複数の透孔が互いに適
宜の間隔を有して形成されている遮水シート本体と、浮
かばせたときに水中へ臨む入口と空中に臨む出口とを有
する通路が形成された浮子と、前記遮水シート本体に形
成されている透孔と浮子に形成されている入口とを水密
に連結するための少なくとも水底から水面までの距離に
当たる長さを有する長尺の連通管とからなることを特徴
とする。
【0011】
【作用】遮水シート本体を沈めることにより、遮水シー
ト本体と水底との間に入り込んだ空気ならびに腐敗ガス
は、遮水シート本体に形成された透孔、連通管ならびに
浮子の出口を介して空中に排出される。
【0012】
【実施例】次に本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。
【0013】図1は本発明の一実施例を示すものであ
り、遮水シート1は、主として遮水シート本体2と、浮
子3と、これらを水密に連結するための長尺の連通管4
とから構成される。
【0014】そして、遮水シート本体2は不通水性なら
びに可撓性を有する、例えば厚さが1〜10mm、幅2
〜10m、長さ50〜100m程度で必要により編組物
などからなる補強層を有する塩化ビニル樹脂シートなど
から構成され、その適所に複数の透孔5が形成されてい
る。
【0015】また、浮子3は水面に浮かばせたときに水
中へ臨む入口31と空中に臨む出口32とを有する通路
33が形成されている。
【0016】更に、連通管4は水密で柔軟性を有する合
成樹脂材により形成され、少なくとも敷設する水底から
水面までの距離に当たる長さを有する長尺で、前記浮子
3の出口32と遮水シート本体2に形成された透孔5に
水密に連結される。
【0017】以上の構成を有する本実施例は、通常は連
通管4を外した状態で保管、運搬し、敷設時に連通管4
を溶着、接着などの適宜の手段により水密に連結する。
【0018】そして、従来周知の手段により、遮水シー
ト本体2に浮力を与えて水面に繰出して浮かべた後、必
要によっては多数枚の遮水シート本体2をその側縁にお
いて互いに接合して水面ほとんどを覆った後、浮力を除
去して水底6に沈降させて敷設する。
【0019】このとき、遮水シート本体2と水底6との
間に入り込んだ空気は連通管4を通って浮子3へと送ら
れ、出口32から空中へと排出される。
【0020】また、その後に、水域に生息している植物
や魚介類が、水底6と遮水シート本体2との間に挟まれ
て死滅し、遮水シート本体2と水底6との間に多量に滞
留する腐敗ガスも同様にして水中に排出され、水底に敷
設した遮水シートが浮上るという心配がない。
【0021】一方、遮水シート本体2と連通管4、なら
びに連通管4と浮子3とはそれぞれそ水密に連結されて
いるとともに、水面に浮遊する浮子3の出口32は空中
へ臨んでいるため、有害成分を含む水が水底6を透過し
て周囲の海域、水域へ流出する心配はない。
【0022】図2は本発明の異なる実施例を示すもので
あり、全体の構成ならびに作用・効果は殆ど同様である
が、連通管4が蛇腹状に形成されている点が異なる。
【0023】本実施例によれば連通管4がきわめて柔軟
に屈曲するため、波浪や潮流などが連通管4に作用して
も、連通管4が遮水シート本体2から外れたり、浮子3
の出口32が水中に埋没するのを確実に防止することが
できるものである。
【0024】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、殊に、浮子は浮かばせたときに水中へ臨む入
口と空中に臨む出口とを有する通路が形成されていれば
よく、形態を問わない。
【0025】
【発明の効果】以上の構成を有する本発明によると、敷
設時に遮水シートと水底との間に入り込む空気、或いは
敷設後に発生する腐敗ガスなどにより水低に敷設した遮
水シートが上がってしまう、という心配がない。
【0036】有害成分を含む水が水底を透過して周囲の
海域、水域へ流出しないことは言ういうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における一実施例の概略を示す使用状態
の説明図である。
【図2】本発明の異なる実施例の概略を示す使用状態の
説明図である。
【図3】従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 遮水シート 2 遮水シート本体 3 浮子 4 連通管 5 透孔 31 出口 32 入口 33 通路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の透孔が互いに適宜の間隔を有して
    形成されている遮水シート本体と、浮かばせたときに水
    中へ臨む入口と空中に臨む出口とを有する通路が形成さ
    れた浮子と、前記遮水シート本体に形成されている透孔
    と浮子に形成されている入口とを水密に連結するための
    少なくとも水底から水面までの距離に当たる長さを有す
    る長尺の連通管とからなることを特徴とする遮水シー
    ト。
JP6083921A 1994-03-30 1994-03-30 遮水シート Pending JPH07268835A (ja)

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JP6083921A JPH07268835A (ja) 1994-03-30 1994-03-30 遮水シート

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JP6083921A JPH07268835A (ja) 1994-03-30 1994-03-30 遮水シート

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JPH07268835A true JPH07268835A (ja) 1995-10-17

Family

ID=13816076

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JP6083921A Pending JPH07268835A (ja) 1994-03-30 1994-03-30 遮水シート

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20031216