JPH0726610Y2 - 混練押出機の軸の油シール装置 - Google Patents

混練押出機の軸の油シール装置

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JPH0726610Y2
JPH0726610Y2 JP1990002397U JP239790U JPH0726610Y2 JP H0726610 Y2 JPH0726610 Y2 JP H0726610Y2 JP 1990002397 U JP1990002397 U JP 1990002397U JP 239790 U JP239790 U JP 239790U JP H0726610 Y2 JPH0726610 Y2 JP H0726610Y2
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JP
Japan
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oil seal
shaft
oil
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seal case
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邦弘 堀江
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Japan Steel Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、混練押出機の軸の油シール装置に関し、特
に、軸振れ時におけるオイルシールの軸に対する追従性
を確保し、油漏れを防止するための新規な改良に関す
る。
[従来の技術] 従来、用いられていたこの種の混練押出機の軸の油シー
ル装置としては種々あるが、その中で代表的な構成につ
いて述べると、第2図に示す、本出願人が社内で製造し
ていた構成を挙げることができる。
すなわち、第2図において符号1で示されるものは、ベ
アリングケース2に対して軸受3を介して回転自在に設
けられた軸であり、このベアリングケース2の一端に
は、取付ボルト4を介してグリースニップル5を有する
オイルシールケース6が取付けられている。
前記オイルシールケース6の下面には、一対のオイルシ
ール7,7aが、前記グリースニップル5に連通したランタ
ンリング7Aを介して取付けられており、これらのオイル
シール7,7aは前記軸1の周面1aに摺接している。
従って、前記軸受3及びこの軸1の他端に接続された減
速機(図示せず)と同一系統で潤滑している潤滑油の漏
油は、前記オイルシール7,7aによってシールされ、軸1
の先端側に形成されたスクリュ部(図示せず)側には、
漏油が伝わらないように構成されている。
[考案が解決しようとする課題] 従来の混練押出機の軸の油シール装置は、以上のように
構成されていたため、次のような課題を有していた。
すなわち、各オイルシールは、オイルシールケースに直
接取付けられていたため、軸の振れが大きい場合、オイ
ルシール自体が有する軸振れ許容値よりも大きくなる
と、軸に対するオイルシールの追従性が悪化し、油漏れ
が発生していた。
また、オイルシール自体は、一対による複数段に構成さ
れているが、このオイルシールの性能上、一対構成が限
界であった。
本考案は、以上のような課題を解決するためになされた
もので、特に、軸振れ時におけるオイルシールの軸に対
する追従性を保持し、油漏れを完全に防止するようにし
た混練押出機の軸の油シール装置を提供することを目的
とする。
[課題を解決するための手段] 本考案による混練押出機の軸の油シール装置は、ベアリ
ングケースの軸受に回転自在に設けられた軸に対し、輪
状の複数のオイルシールを、グリースニップルに接続さ
れた第1孔を有するオイルシールケースを用いて保持し
た状態で当接させ、前記オイルシール間にグリースを供
給するようにした混練押出機の軸の油シール装置におい
て、前記オイルシールケースの下面に1対の輪状の弾性
シール部材を介して接続された副オイルシールケース
と、前記副オイルシールケースに設けられ前記第1孔に
連通する第2孔と、前記下面と前記副オイルシールケー
スとの間に形成された間隙とを備え、前記各オイルシー
ルは前記副オイルシールケースに設けられ、前記副オイ
ルシールケースは前記各弾性シール部材を介して前記オ
イルシールケースに作動自在に設けられ、 前記第2孔
を介して前記グリースが前記各オイルシール間に供給さ
れるようにした構成である。
[作用] 本考案による混練押出機の軸の油シール装置において
は、オイルシールを取付けた副オイルシールケースを、
弾性シール部材を介して前記オイルシールケースに設け
ているため、軸の軸振れが発生し、この軸振れがオイル
シール自体が有する軸振れ許容値よりも大となった場合
でも、弾性シール部材自体が柔軟性を有しているため、
副オイルシールケースが、この軸振れにならって追従す
る動きをすることによって、各オイルシールと軸の周面
との摺接を維持することができ、油漏れを完全に防止す
ることができる。
[実施例] 以下、図面と共に本考案による混練押出機の軸の油シー
ル装置の好適な実施例について詳細に説明する。
尚、従来例と同一又は同等部分には、同一符号を付して
説明する。
第1図は本考案による混練押出機の軸の油シール装置を
示すための断面図である。
図において符号1で示されるものは、ベアリングケース
2に対して輪状の軸受3を介して回転自在に設けられた
軸であり、このベアリングケース2の一端には、取付ボ
ルト4を介してグリースニツプル5を有するオイルシー
ルケース6が取付けられている。
前記オイルシールケース6の下面6aには、輪状の弾性シ
ール部材であるOリング10,10aを介して、一対の輪状の
オイルシール7,7aを有する輪状の副オイルシールケース
11が嵌合、接着等の保持手段によって設けられており、
この副オイルシールケース11は、前記Oリング10,10aの
柔軟性により、前記オイルシールケース6に対して作動
可能に構成されている。
従って、前記副オイルシールケース11の上面11aと前記
下面6aとの間には、間隙12が形成され、前記軸1の軸振
れ時において、前記副オイルシールケース11の傾動が得
られるように構成されている。さらに、前記グリースニ
ップル5から注入されたグリースは、前記オイルシール
ケース6に形成された第1孔6Aと副オイルシールケース
11に形成された第2孔11Aを介して各オイルシール7,7a
間に供給され、このグリースによって、シールの作用と
各オイルシール7,7aの長寿命化を計っている。
本考案による混練押出機の軸の油シール装置は、前述し
たように構成されており、以下に、その動作について説
明する。
まず、スクリュ部(図示せず)を有する軸1が回転する
と、各オイルシール7,7aが軸1の周面1aに摺接している
ため、オイルシール作用を得ることができ、軸受3等か
らの軸漏れによる油のスクリュ部(図示せず)への伝達
を遮断することができる。
前述の状態で、例えば、軸1の軸振れが発生した場合、
Oリング10の柔軟性を有しているため、この軸振れが大
きくなった場合でも、副オイルシールケースがこのOリ
ング10を介して傾動し、軸振れにならう動きをする。
従って、軸振れが大となり、各オイルシール7,7aが有す
る軸振れ許容値を外れるような場合でも、各オイルシー
ル7,7aの軸1の周面1aに対する追随性は失われることが
なく、十分に追随して油漏れを完全に防止することがで
きる。
尚、前述の実施例においては、前記弾性シール部材とし
て、Oリングを用いた場合について述べたが、このOリ
ングに限らず、他の形状をなすシール部材を用いた場合
も、同等の作用効果を得ることができることは述べるま
でもないことである。
また、本実施例では、ベアリングケース2とオイルシー
ルケース6とを別体で構成したが、これを一体に構成す
ることもできる。
[考案の効果] 本考案による混練押出機の軸の油シール装置は、以上の
ように構成されているため、次のような効果を得ること
ができる。
すなわち、オイルシールを取付けた副オイルシールケー
スを、弾性シール部材を介してオイルシールケースに設
けているため、軸振れが発生し、この軸振れがオイルシ
ール自体が有する軸振れ許容値よりも大となった場合で
も、弾性シール部材の弾性によって副オイルシールケー
スが、この軸振れにならって追従するため、オイルシー
ルと軸の周面との摺接を完全に得ることができ、簡単な
構造で且つ安価な高信頼性の油シール装置を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案による混練押出機の軸の油シール装置
を示すための断面図、第2図は従来の混練押出機の軸の
油シール装置を示すための断面図である。 1は軸、2はベアリングケース、3は軸受、6はオイル
シールケース、7,7aはオイルシール、10,10aは弾性シー
ル部材(Oリング)、11は副オイルシールケースであ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベアリングケース(2)の軸受(3)に回
    転自在に設けられた軸(1)に対し、輪状の複数のオイ
    ルシール(7,7a)を、グリースニップル(5)に接続さ
    れた第1孔(6A)を有するオイルシールケース(6)を
    用いて保持した状態で当接させ、前記各オイルシール
    (7,7a)間にグリースを供給するようにした混練押出機
    の軸の油シール装置において、前記オイルシールケース
    (6)の下面(6a)に1対の輪状の弾性シール部材(1
    0,10a)を介して接続された副オイルシールケース(1
    1)と、前記副オイルシールケース(11)に設けられ前
    記第1孔(6A)に連通する第2孔(11A)と、前記下面
    (6a)と前記副オイルシールケース(11)との間に形成
    された間隙(12)とを備え、前記各オイルシール(7,7
    a)は前記副オイルシールケース(11)に設けられ、前
    記副オイルシールケース(11)は前記各弾性シール部材
    (10,10a)を介して前記オイルシールケース(6)に作
    動自在に設けられ、前記第2孔(11A)を介して前記グ
    リースが前記各オイルシール(7,7a)間に供給されるよ
    うに構成したことを特徴とする混練押出機の軸の油シー
    ル装置。
JP1990002397U 1990-01-17 1990-01-17 混練押出機の軸の油シール装置 Expired - Fee Related JPH0726610Y2 (ja)

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JPH0394470U JPH0394470U (ja) 1991-09-26
JPH0726610Y2 true JPH0726610Y2 (ja) 1995-06-14

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5745135Y2 (ja) * 1978-11-28 1982-10-05
JPS61180070A (ja) * 1985-02-05 1986-08-12 Mutsubishi Rubber Kk 吸振シ−ル機構
JPS6436766U (ja) * 1987-08-28 1989-03-06

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JPH0394470U (ja) 1991-09-26

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