JPH07262044A - イベントトレース解析方法 - Google Patents

イベントトレース解析方法

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JPH07262044A
JPH07262044A JP6055418A JP5541894A JPH07262044A JP H07262044 A JPH07262044 A JP H07262044A JP 6055418 A JP6055418 A JP 6055418A JP 5541894 A JP5541894 A JP 5541894A JP H07262044 A JPH07262044 A JP H07262044A
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JP
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JP6055418A
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Inventor
Kimito Takadate
公人 高舘
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 あるインスタンスに対して誤った順序でメソ
ッドが呼び出されていることをチェックする。 【構成】 検査するプログラムを読み込み(100)、利用
者が定義したメソッドの呼び出し順序規則情報を読み込
む(101)。プログラムの最後まで(102)、1文ずつ実行し
(103)、実行した文が、メソッドの呼び出し文ならば(10
4)、メソッドが呼び出し順序規則で指定したクラスに属
するか否かを調査し(105)、属するならばインスタンス
に対するメソッドの呼び出し順序を調査する(106)。も
し順序規則に反した呼び出しを行っていれば(107)、警
告を利用者に表示する(108)。 【効果】 プログラムのバグを早期に発見する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プログラムのデバッグ
を支援するシステムに関する。特に、データとデータに
アクセスする関数を1つのクラスと見なし、クラスの集
合としてプログラムを組織化する、オブジェクト指向プ
ログラムのデバッグに有効なシステムに関する。オブジ
ェクト指向では、データを属性と呼び、関数をメソッド
と呼ぶ。
【0002】
【従来の技術】特願昭62−076079に見られるよ
うに、プログラムをデバッグする際に、関数の呼び出し
順序を利用者が定義し、利用者が定義した順序とは異な
る順序で関数が呼び出された時に、警告を出すものがあ
った。例えば、利用者が定義した関数の呼出し順序が、
MAIN→SUB1→SUB2→SUB3→SUB4で
あった時に、SUB2の次にSUB4が呼び出される
と、利用者に警告を表示する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】オブジェクト指向のプ
ログラムでは、クラスがプログラムを組織する単位にな
っており、プログラムの実行中にクラスからインスタン
スが生成され、インスタンス間でメソッドを呼びだすこ
とで処理が行われる。各メソッドはクラス内の属性の値
を参照したり更新したりする。各クラスの中のいくつか
の属性の値が状態を形成し、クラスは固有の状態遷移を
有する。クラスは、状態遷移を引き起こすいくつかのメ
ソッドを有し、これらのメソッドが呼ばれる順序は、ク
ラスの状態遷移の仕様に依存し、誤った順序で呼ばれる
とプログラムの誤りとなる。例えば、図書館で管理する
本を扱う、クラス本を考える。クラス本には、貸し出し
可能、貸し出し中、廃棄の3つの状態がある。クラス本
に属するインスタンスは、図書館で管理する本1つ1つ
であり、それぞれ、貸し出されたり、返却されること
で、状態が変化する。プログラムにおいては、各インス
タンスは、メソッドが呼びだされることで、個々に状態
遷移する。
【0004】従来の技術は、関数の呼び出し順序に着目
し、順序を予め記述していた。しかし、1つのインスタ
ンスに着目してメソッドの呼び出し順序を記述すること
ができなかった。例えば、クラスBookはメソッドL
end、メソッドReturn、メソッドDelete
を有するとする。Lend、Returnの順に呼び出
さなければならいというルールが存在するとする。クラ
スBookは様々なインスタンスを有し、それぞれに状
態遷移がことなる。メソッドLendが続けて呼び出さ
れても、それが別のインスタンスに対するのメソッド呼
び出しならば、誤りとはならない。従来技術では、この
ような状況を区別できず、誤りと判定していた。
【0005】また、あるクラスAのメソッドaから直接
あるいは間接的に呼びだされるクラスAのメソッドの中
に、メソッドaが参照あるいは更新しているクラスAの
属性を、更新しているメソッドが存在しているとする
と、バグの原因になりやすい。従来のデバッガでこのよ
うな状況を発見するのは困難であった。
【0006】
【課題を解決するための手段】オブジェクト指向のプロ
グラムは、複数のクラスの集合として、プログラムが構
築される。開発者はクラス単位に設計、実装、テストを
進めていく。従って、クラスの単位で条件を記述するの
は考えやすい。様々なパターンのメソッドの呼び出し順
序も、1つのクラスの中のメソッドの呼び出し順序に限
定して記述すれば容易である。
【0007】第1の発明は、オブジェクト指向のプログ
ラムのためのデバッグ支援方法であり、利用者が定義し
た、1つのクラスのメソッドの呼び出し順序に関するル
ールを読み込んで、プログラムを実行する際に、利用者
が指定したクラスのメソッドの呼び出し順序を記憶して
いく。利用者が指定した呼び出し順序と反した時に、メ
ッセージを出力する。ルールはメソッドの正規表現によ
る順序あるいは、状態遷移図によって表現される。これ
によって、オブジェクト指向プログラムにおける誤った
メソッドの呼び出しが発見できる。
【0008】さらに、メソッドだけでなく、クラスが有
する属性の値の遷移に関するルールを読み込んで、これ
に反した時に、メッセージを出力する。これによって
も、誤ったメソッドの呼び出しが発見できる。
【0009】第2の発明は、属性とメソッドの関係に着
目し、あるメソッドaで参照あるいは更新しているクラ
スの属性を記憶し、あるメソッドaから直接あるいは間
接的にメソッドが呼ばれる際に、呼び出されたメソッド
の更新する属性を抽出し、メソッドaが参照あるいは更
新している属性が含まれていないかチェックする。も
し、含まれていれば、メッセージを表示する。これによ
って、メソッドの設計ミスが発見できる。
【0010】
【作用】第1の発明では、利用者はメソッドの呼び出し
順序を正規表現、あるいは状態遷移図で表現する。例え
ば、クラスAにおける正規表現でa1{a2}a3を、
初めにa1が呼ばれて、次にa2が1回以上呼ばれて、
最後にa3が呼ばれる意味とする。利用者が定義したメ
ソッドの呼び出し順序を読み込み、プログラムの実行中
に、メソッドの呼び出しを監視する。クラスAのインス
タンスであるaに対して、a1がまず呼ばれると、イン
スタンスaに対して、a1が呼ばれたことを記憶する。
他のクラスのメソッド、あるいはクラスAのa1、a
2、a3以外のメソッドの呼び出しは無視する。次に、
インスタンスaに対して、a2が呼ばれるとa2が呼ば
れたことを記憶する。次に、a1が呼ばれると正規表現
と異なるので、メッセージを出力する。これによって、
プログラムが誤っていることが判る。
【0011】第2の発明では、あるメソッドaで参照あ
るいは更新している属性を記憶し、該メソッドから直接
あるいは間接に呼び出しているメソッドbの更新してい
る属性と比較するので、メソッドaで使用している属性
を、更新してしまっているメソッドが分かる。開発者が
意図的に行っている場合は問題無いが、意図に反してい
る場合は、バグの原因となる。バグの原因になりそうな
事象を、利用者に示すことにより、プログラムのデバッ
グを支援する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を詳細に説明する。最
初に第1の発明の実施例を説明する。第1の発明は、1
つのクラスに対するメソッドの呼び出し順序が、利用者
の意図と反した際に、すぐに発見できるため、プログラ
ムのバグが見つけやすくなる。
【0013】第1の発明を実現するシステムのフローチ
ャートを図1に示す。図2は本発明のハードウェア構成
図を示す。200はプログラムやメソッドの呼び出し順
序に関する規則を入力する入力装置、201は本発明で
解析するプログラムとデータを一時的に記憶する主記憶
装置、202は本発明のプログラムを実行するCPU、
203は本発明のプログラムや解析対象となるプログラ
ムやデータを記憶する外部記憶装置、204は本発明の
出力結果を表示するCRTである。
【0014】図1のフローチャートに基づいて本実施例
を説明する。検査するプログラムを読み込み(100)、利
用者が定義したメソッドの呼び出し順序規則情報を読み
込む(101)。図書館で管理する本のクラスにおけるメソ
ッドの呼び出し順序規則を正規表現で記述した例を以下
に示す。
【0015】Book::{Lend,Return}
+,Delete 最初にクラス名が示され、’::’で区切られた後に、
メソッドの呼び出し順序が示される。’{}’は組合せ
を表し、’+’は1回以上を表す。LendとRetu
rnの組合せが1回以上呼び出された後に、最後にDe
leteが呼び出されて終了する。つまり、本の貸出し
と返却が繰り返されて、最後に本が破棄されることを意
味している。このような呼び出し関係が定義された際
に、Lendが2度続けて呼び出されたり、Retur
nが2度続けて呼び出されると、プログラムのエラーと
なる。順序規則情報を読み込んだ後に、プログラムの最
後まで(102)、1文ずつ実行する(103)。実行したプログ
ラムの文が、メソッドの呼び出し文ならば(104)、メソ
ッドが、呼び出し順序規則で指定したクラスに属するか
否かを調査する(105)。クラスBookのメソッドLe
ndが、インスタンスbook2に対して呼び出された
とすれば、Lendは順序規則で指定したクラスに属す
るメソッドとなる。呼び出しメソッドテーブルを調査
し、インスタンスに対するメソッドの呼び出し順序を調
査する(106)。もし順序規則で指定したクラスに属する
インスタンスで、順序規則に反した呼び出しを行ってい
れば(107)、警告を利用者に表示する(108)。表1に呼び
出しメソッドテーブルを示す。本テーブルは、現在まで
に呼び出されたメソッド名とクラス名、呼び出しの対象
となったインスタンス名を示す。
【0016】
【表1】
【0017】book2に対しては、過去にLendが
呼び出されており、再びLendが呼び出されたので、
メソッドの順序規則に反する。よって、警告を出力す
る。その後、呼び出したメソッドを記憶し(108)、102に
戻ってプログラムを実行する。
【0018】呼び出し順序は、状態遷移図でも表現でき
る。状態遷移図で記述した呼び出し順序の例を図3に示
す。意味するところは、上記の正規表現と同じであり、
本は、貸出し可能と、貸出し中の2つの状態を交互にと
り、2つの状態を変化させるメソッドがLendとRe
turnであることを示している。そして、最後にDe
leteのメソッドが呼ばれて、廃棄の状態になること
を示している。
【0019】次に第2の発明の実施例を図4のフローチ
ャートを用いて説明する。第2の発明は、あるメソッド
から直接的あるいは間接的に呼び出されているメソッド
が、同じ変数を、同時に更新している時に発生する、プ
ログラムのバグを早期に発見できる。
【0020】プログラムを読み込み、実行して、実行し
たプログラム文がメソッドの呼び出しならば(104)、呼
び出したメソッドが更新している属性を検索する(40
0)。例えば、インスタンスuser1に対して、Use
rクラスのメソッドBorrowが呼び出されて実行さ
れた時に、メソッドBorrowで更新している属性が
cであったとする。次に参照更新テーブルの中から、イ
ンスタンス名、クラス名が同一であり、かつ現在呼び出
したメソッドの中で更新している属性を参照あるいは更
新しているメソッドを検索する(401)。参照更新属性テ
ーブルの例を図5に示す。500はインスタンス名を記
憶する列、501はクラス名を記憶する列、502はメ
ソッド名を記憶する列、503はメソッドの中で参照し
ている属性を記憶する列、504はメソッドの中で更新
している属性を記憶する列を示す。メソッドが呼び出さ
れた順に上から記憶される。Userクラスのメソッド
Borrowはcを更新しているので、Userクラス
であり、かつ属性cを参照あるいは更新しているメソッ
ドを検索する。図5では、過去にuser1に対して、
UserクラスのLendが呼ばれており、Lendの
中で更新されている属性は、cであるのでLendのメ
ソッドがこれに該当する。よって、警告を出力する(40
3)。次に、呼び出されたメソッドが参照更新している属
性を、参照更新属性テーブルに記憶し(404)、再び102か
ら繰り返す。実行したプログラムの文が、メソッドの終
了文ならば(405)、終了したメソッドに対応する参照更
新属性テーブル内のレコードを削除する(406)。
【0021】次に、第3の発明の実施例を図6のフロー
チャートを用いて説明する。第3の発明は、呼び出しを
禁止しているクラスの間でメソッドの呼び出し関係があ
るかないかをチェックする。例えば、様々なアプリケー
ションに共通的に利用できるクラスと、あるアプリケー
ションに固有なクラスが存在したときに、固有なクラス
から共通利用できるクラスを呼びだすことはできるが、
共通利用できるクラスから固有なクラスは呼び出しがで
きない。なぜなら、共通利用できるクラスから固有なク
ラスを呼び出してしまうと、呼び出しの部分があるアプ
リケーションに固有な部分になってしまい、クラス全体
が共通利用できなくなってしまうためである。本発明は
このような状況を防ぐためのものである。
【0022】プログラムを読み込み、利用者が定義した
呼び出し関係テーブルを読み込む(600)。呼び出し関係
テーブルの例を図7に示す。700は呼び出し元のクラ
スあるいはクラスのグループを示し、701は呼び出し
元のクラスから呼び出し可能なクラスのグループあるい
はクラスを示す。図7の最初のレコードは、クラス名の
先頭が”AwaS”になっているクラスから、クラス名
の先頭が”AwaS”になっているクラスを呼び出すこ
とが可能であることを示している。
【0023】実行したプログラム文がメソッドの呼び出
しならば(104)、呼び出し関係テーブルから呼び出し関
係を取得し(601)、呼び出し元のメソッドが呼び出し関
係テーブルに記述されたクラスあるいはクラスグループ
に含まれているかチェックする(602)。もし含まれてい
れば、呼び出されたメソッドが呼び出しを許すクラスに
含まれているかチェックする(604)。例えば、クラスA
waSBookのメソッドLendから、クラスAwe
SUserのLendが呼ばれたとする。先頭にAwa
Sが付くクラスから呼び出し可能なクラスは、先頭にA
waSあるいはAwaUが付くクラスである。AweS
Userのメソッドは呼び出し可能なクラスのメソッド
ではない。もし呼び出しが不可能なクラスのメソッドを
呼び出している時は、警告を出力する(605)。
【0024】次に、第4の発明の実施例を図8のフロー
チャートを用いて説明する。オブジェクト指向のプログ
ラムでは、インスタンス間でメソッドを呼び出しなが
ら、処理を行う。その際に、既に消滅してしまったイン
スタンスに対して、メソッドを呼び出すとプログラムが
暴走する。第4の発明は、既に消滅してしまったインス
タンスに対して、メソッドを送ることによるプログラム
の誤りを早期に発見する。 実行したプログラム文がメ
ソッドの呼び出しならば(104)、呼び出し先のインスタ
ンスが存在するか否かをインスタンステーブルでチェッ
クする(800)。表2にインスタンステーブルの例を示
す。
【0025】
【表2】
【0026】インスタンステーブルは存在しているイン
スタンスを管理する。もし、存在しないインスタンスに
メソッドを呼び出していたら(801)、警告を表示する(80
2)。実行したプログラム文がインスタンスを消滅させる
文ならば(803)、インスタンステーブルからインスタン
スを削除する(804)。インスタンスを生成させる文なら
ば(805)、生成したインスタンスをインスタンステーブ
ルに追加する(806)。
【0027】次に、第5の発明の実施例を図9のフロー
チャートを用いて説明する。プログラムに誤りがあった
際に、メソッドの呼び出し順序を調べることは、バグの
発見に役に立つ。第5の発明は、バグが含まれるプログ
ラムを実行することで、クラス名とメソッド名を呼び出
された順に表示するので、バグの発見に役に立つ。
【0028】プログラムを読み込み、実行して、実行し
たプログラム文がメソッドの呼び出しならば(104)、ク
ラス名とメソッド名を表示する(900)。表示した結果を
図10に示す。BEGINはメソッドが呼び出されたこ
とを示し、ENDは呼び出されたメソッドの実行が終了
したことを示す。インデンテーションは、あるメソッド
から別なメソッドが呼び出されていることを示す。例え
ば、クラスAwaSUserのLendのメソッドか
ら、クラスAweSBookのLendのメソッドが呼
び出されていることを示している。
【0029】第6の発明は、第5の発明の応用である。
第5の発明は、全てのメソッドの呼び出しについて出力
されるが、大きなプログラムでは、メソッドの呼び出し
回数は非常に多く、出力結果が膨大になり、出力結果を
表示するのに時間を要する。利用者がクラスあるいはク
ラスのグループを指定することにより、指定したクラス
に属するメソッドのみを表示することができ、誤りの発
見がより早くなる。
【0030】プログラムと、メソッド名を表示するクラ
スのグループ名を読み込む(1100)。実行したプログラム
文がメソッドの呼び出し文であるときに(104)、利用者
が指定したクラスグループに属するクラスのメソッドか
否かを調査し(1101)、もし属すればクラス名、メソッド
名を表示する(900)。例えば、利用者がクラスのグルー
プとして先頭がAwaSで始まるクラスを指定したとす
ると、図10において、AwaSUserの呼び出し
と、AwaSTableの呼び出しのみが表示される。
【0031】第7の発明は、第5の発明と、第1、第
2、第3、第4のそれぞれの発明との組合せである。第
1、第2、第3、第4の発明において、誤ったメソッド
の呼び出しの際に警告が出されるが、警告を第5の発明
におけるメソッドの呼び出しの出力の上で行うものであ
る。例えば、誤ったクラス間の呼び出しを表示する第3
の発明と組み合わせる。図10の例では、共通利用でき
るクラスであるAwaUserから、アプリケーション
に固有なクラスであるAweSBookのメソッドが呼
ばれているので、誤りである。よって、図12では誤っ
たメソッドの呼び出し部分を強調表示している。
【0032】
【発明の効果】第1の発明では、プログラムを実行し、
あるインスタンスに対して、利用者が定義したメソッド
の呼び出し順序と異なった順序でメソッドが呼び出され
ていることが判る。これによって、プログラムが誤って
いることが判り、早期にバグの原因が発見できる。
【0033】第2の発明では、あるメソッドaで参照あ
るいは更新している属性を記憶し、該メソッドから直接
あるいは間接に呼び出しているメソッドbの更新してい
る属性と比較するので、メソッドaで使用している属性
を、更新してしまっているメソッドが分かる。開発者が
意図的に行っている場合は問題無いが、意図に反してい
る場合は、バグの原因となる。バグの原因になりそうな
事象を、利用者に示すことにより、プログラムのデバッ
グを支援する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のフローチャートであ
る。
【図2】本発明のハードウェア構成図である。
【図3】本発明の第1の実施例で用いるメソッド順序規
則に関するルールである。
【図4】本発明の第2の実施例のフローチャートであ
る。
【図5】本発明の第2の実施例で用いるメソッドとメソ
ッド内で参照更新する属性の対応表である。
【図6】本発明の第3の実施例のフローチャートであ
る。
【図7】本発明の第3の実施例で用いる呼出しを許すメ
ソッドの対応関係表である。
【図8】本発明の第4の実施例のフローチャートであ
る。
【図9】本発明の第5の実施例のフローチャートであ
る。
【図10】本発明の第5の実施例の出力例である。
【図11】本発明の第6の実施例のフローチャートであ
る。
【図12】本発明の第7の実施例の出力例である。
【符号の説明】 100:プログラムの読み込み処理、101:メソッド
の順序規則の読み込み処理、102:プログラムの最後
を判定する処理、103:プログラムの実行処理、メソ
ッドの呼出しを判定する処理、105:メソッドが順序
規則で規定されたメソッドか否かを判定する処理、10
6:呼び出したメソッドが順序規則に反していないかチ
ェックする処理、107:メソッドが呼び出されるイン
スタンスの過去のメソッドの呼出し順序を調査する処
理、108:規則に反していた際に警告を出力する処
理、109:呼び出したメソッドを記憶する処理。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プログラム内の関数の呼び出し関係を解析
    し表示するシステムにおいて、利用者が定義した、ある
    クラスのメソッドの呼び出し順序に関するルールを有
    し、プログラムを実行して、メソッドの呼び出し順序を
    記憶し、該ルールに反する条件が成立した際に、利用者
    にメッセージを出力することを特徴とするイベントトレ
    ース解析方法。
  2. 【請求項2】利用者が定義した、あるクラスの属性の値
    の遷移順序に関するルールを有し、プログラムを実行し
    て、前記属性の値の遷移順序を記憶し、該ルールに反す
    る条件が成立した際に、利用者にメッセージを出力する
    ことを特徴とする請求項1記載のイベントトレース解析
    方法。
  3. 【請求項3】メソッドの呼び出し順序、属性の値の遷移
    順序が正規表現を使用して表現することを特徴とする請
    求項1、2記載のイベントトレース解析方法。
  4. 【請求項4】メソッドの呼び出し順序、属性の値の遷移
    順序が状態遷移図を使用して表現することを特徴とする
    請求項1、2記載のイベントトレース解析方法。
  5. 【請求項5】呼び出し元のメソッドAが参照/更新する
    属性を記憶し、メソッドAが直接あるいは間接に呼び出
    しているメソッドの中で更新している属性を検索し、検
    索した該属性が、メソッドAが参照更新している属性と
    一致した時に、メッセージを表示することを特徴とする
    請求項1記載のイベントトレース解析方法。
  6. 【請求項6】クラスの分類規則と呼び出しを許可してい
    るクラスの集合間の関係を有し、プログラムを解析した
    結果、呼び出しを許可していないクラス間のメソッドの
    呼び出しが存在した際に、メッセージを出力すること特
    徴とする請求項1記載のイベントトレース解析方法。
  7. 【請求項7】プログラムの実行中に、生成されたインス
    タンスと消滅したインスタンスを記録し、あるメソッド
    が既に消滅されたインスタンスにメッセージを送信した
    際に、利用者にメッセージを出力すること特徴とする請
    求項1記載のイベントトレース解析方法。
  8. 【請求項8】プログラムの実行中に、メソッドが呼び出
    される度に、クラス名とメソッド名を表示することを特
    徴とする請求項1記載のイベントトレース解析方法。
  9. 【請求項9】利用者がモニタしたいクラスの名称あるい
    はクラスのグループの名称を入力し、プログラムの実行
    中に、利用者が指定したクラスのメソッドが呼び出され
    る度に、メソッド名を表示することを特徴とする請求項
    8記載のイベントトレース解析方法。
  10. 【請求項10】プログラムの実行中に、メソッドが呼び
    出される度に、クラス名とメソッド名を表示する際に、
    さらに利用者の定義したルールと照らし合わせ、ルール
    に反する条件が成立した際に、メソッド名を明示して表
    示すること特徴とする請求項8記載のイベントトレース
    解析方法。
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