JPH07260622A - 供試体抵抗計測装置 - Google Patents

供試体抵抗計測装置

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Publication number
JPH07260622A
JPH07260622A JP6057097A JP5709794A JPH07260622A JP H07260622 A JPH07260622 A JP H07260622A JP 6057097 A JP6057097 A JP 6057097A JP 5709794 A JP5709794 A JP 5709794A JP H07260622 A JPH07260622 A JP H07260622A
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JP
Japan
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force
sample
specimen
resistance
strut
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6057097A
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English (en)
Inventor
Keizo Tokunaga
啓三 徳永
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP6057097A priority Critical patent/JPH07260622A/ja
Publication of JPH07260622A publication Critical patent/JPH07260622A/ja
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  • Aerodynamic Tests, Hydrodynamic Tests, Wind Tunnels, And Water Tanks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、航空機、車両等の供試体に作用す
る流体抵抗を、測定するための供試体抵抗計測装置に関
する。従来の計測装置が、抗力以外の揚力等の供試体に
作用する力が干渉力として入力されるため、計測準備段
階での較正データ取得作業、およびデータ処理段階での
干渉力分離作業が複雑となる欠点があり、これを改善す
ることを、本発明の目的とする。 【構成】 上端が供試体に連結され、供試体を流体中に
保持するストラット、ストラットの下端を、流体流れ方
向に移動自在にして支持する支持装置、ストラットの下
端に後端が繋着されたワイヤの前縁に連結され、供試体
の抗力を検出する力検出センサとからなる。これによ
り、供試体を支持する支持系と、力を計測する計測系が
分離されて、力検出センサには抗力以外の力が入力され
ないので、力検出センサの較正データ取得作業、および
取得データからの抗力データ抽出作業が簡素化され、迅
速化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、航空機、車両等の供試
体に作用する流体抵抗を、風洞等において計測するため
の供試体抵抗計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高速で移動する航空機、又は車両
等に作用する空気力による抵抗を推測するため、これら
の形状を縮小した供試体を作成し、図3に示すように、
供試体01を風洞02中に設置して、抵抗を測定してい
る。抵抗を測定するための測定装置010は、供試体0
1に組み込まれた上部取付部材03、供試体01下方の
風洞02外に設けた台座07に固定された下部取付部材
04、上部取付部材03と下部取付部材04との間に連
結された前方ストラット05、および後方ストラット0
6、後方ストラット06に貼着された歪ゲージ08とか
らなり、供試体01の抵抗を測定するためばかりでな
く、供試体01を風洞02中に支持することも併せて行
っている。
【0003】そして、風洞02内を流動する気流09に
よって、供試体01に空気力が作用すると、前方、およ
び後方ストラット05,06に、供試体01に作用する
空気力が伝達され、後方ストラット06に貼付された歪
ゲージ08の電気抵抗が、作用する力によって変り、出
力が変化することを利用して、供試体01に作用する力
を検知している。この場合、予め、抗力に相当する既知
の力と、歪ゲージ08の出力とを対応づけておけば、歪
ゲージ08の出力を計測することにより、供試体01に
作用する抗力011を直ちに知ることができる。なお、
前方、および後方ストラット05,06の風洞02内で
露出する部分は、気流09が当たるため、横断面形状を
流線形にしてある。
【0004】このような、従来の抵抗測定装置10で
は、供試体01に作用する抗力011を精度良く計測す
るため、後方ストラット06に貼着する歪ゲージ08の
出力が、大きくなるようにする必要があった。即ち、抗
力011の大きさに対して後方ストラット06の変形
を、大きくするような設計が必要であった。
【0005】しかし、供試体01には、風洞02の気流
09方向に働く抗力011のみならず、気流09方向と
直交する方向の揚力012も作用しているため、この揚
力012によって、抗力011の出力が変化するという
問題がある。そのため、予め、供試体01に揚力012
等の、抗力以外の負荷が予想される力の方向に負荷を与
えながら、抗力011相当分の力を加えて検定した、較
正データを取得する必要があり、計測の準備段階で手間
がかかるとともに、データ処理が複雑となるという欠点
があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の供試
体抵抗計測装置の上述問題点を解消するため、供試体の
支持は、専用の支持系で行ない、供試体に作用する流体
抵抗は、専用の計測系で検出するようにして、供試体の
支持と供試体に作用する流体抵抗の検出とを、構造上分
離して行うようにして、流体抵抗測定値に、供試体に働
く他の力が入り込まず、較正データの取得を必要とせ
ず、また、データ処理が複雑にならない供試体抵抗計測
装置を、提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の供試
体抵抗計測装置は次の手段とした。 (1)一端部が流動する流体中の供試体に連結され、供
試体を流体中で保持するストラットを設けた。 (2)ストラットの他端部を流体の流動方向にのみ移動
自在にして、支持する支持装置を設けた。 (3)ストラットの他端部と、一方向の力のみを伝達す
るワイヤで連結され、ストラットに作用する流体の流動
方向の荷重を、検出する力検出センサを設けた。
【0008】
【作用】本発明の供試体抵抗計測装置は、上述の手段に
より、供試体に、流体抵抗以外のいかなる力が作用して
も、供試体の抵抗計測には、何ら影響がなく、また、供
試体は流体の流動方向には動きが自由にされて、ストラ
ットおよび支持装置によって流体中に保持されるので、
供試体に作用する抵抗を、正確に測定することができ
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の供試体抵抗計測装置を、図面
に基づき説明する。図1は、本発明の供試体抵抗計測装
置の、第一実施例を示す側面図である。
【0010】風洞2内に設置された供試体3に作用する
空気抵抗4を検出するため、抵抗計測装置1が風洞2の
下方に配置されている。抵抗計測装置1は、風洞2の下
方の台盤5に、風洞2内を流れる気流9の方向に離隔し
て配設された、支持装置を構成する前方、および後方気
体軸受6a,6b、気流9方向にのみ移動自在にされて
気体軸受6a,6bで支持され、支持装置を構成する前
方、および後方摺動桿7a,7b、前方摺動桿7aの後
端部、および後方摺動桿7bの先端部に、鉛直方向に立
設され下端が各々固着された、前方ストラット8a、お
よび後方ストラット8b、後方摺動桿7bの先端に後端
が固着され、気流9方向前方へ張設されたワイヤ10、
およびワイヤ10の前端が繋着され、台盤5に固定され
た力検出センサ11とからなり、前方ストラット8a、
および後方ストラット8bの上端部は、供試体3の下部
に固着されている。
【0011】本実施例は、上述の様に構成されているの
で、風洞2内に気流9が発生すると、供試体3には空気
抵抗4が作用する。この時、供試体3は前方ストラット
8a、後方ストラット8b、前方摺動桿7a、後方摺動
桿7b、および前方気体軸受6a、後方気体軸受6bか
らなる支持系によって、気流9の方向の変位は許容され
るが、気流9方向以外の変位は拘束され、風洞2内に保
持される。すなわち、前方、および後方摺動桿7a,7
bは、それぞれ、前方気体軸受6a、後方気体軸受6b
によって、気流9の方向の変位については、摩擦≒0の
空気膜によって支持されており、前方、および後方スト
ラット8a,8bを介して伝達される供試体3に作用す
る空気抵抗によって、気流方向に自由に変位する。
【0012】また、供試体3の気流9方向の変位は、後
方摺動桿7bの先端、すなわち、供試体3に連結された
後方ストラット8bの下端、に連結されたワイヤ10に
よって、力検出センサ11に伝達され、空気抵抗4が計
測される。このワイヤ10、および力検出センサ11に
よって、前記支持系に対する計測系が構成される。ワイ
ヤ10は、供試体3に生じる抗力によって伸縮しないピ
アノ線が好適であるが、要は、供試体3に生じる気流9
の方向の力のみを正確に、力検出センサ11に伝達でき
るものであれば良い。
【0013】このように、力検出センサ11には、供試
体3に働く揚力12等の空気抵抗4以外の力は伝達され
ないため、予め、気流9方向の力(抵抗力)と、力検出
センサ11の出力との対応さえつけておけば、力検出セ
ンサ11からの出力により、直ちに空気抵抗が検出でき
る。これにより、計測準備段階における力検出センサ1
1の較正データ取得作業が、簡素化できるとともに、計
測データ処理が簡単になる。
【0014】次に、図2は本発明の供試体抵抗計測装置
の、第2実施例を示す側面図である。本実施例において
は、摺動桿7を前方、後方と分割せず一体化して、両端
部を前方気体軸受6a、後端部を後方気体軸受6bで支
持し、中央部にストラット8を鉛直立設したものであ
る。これに伴い、力検出センサ11は前方気体軸受6a
より上流側に設置され、ワイヤ10で摺動桿7の前端と
連結している。本実施例の作用、効果は、第1実施例と
略同じであるので、説明を省略する。
【0015】以上述べたように、本実施例は支持系と計
測系が分離されて構成されているので、従来、力検出セ
ンサの出力が大きく出るように、支持系を設計する必要
があり、このため力検出センサに、揚力をはじめとする
抗力以外の力成分が、抗力計測に影響していたのを排除
でき、較正データ取得等の計測準備段階での作業を、非
常に少くすることができると共に、計測データの処理作
業も簡素化できる。
【0016】なお、上記実施例においては、風洞におけ
る供試体の空気抵抗計測について説明したが、本発明
は、上記実施例に限定されるものではなく、例えば水中
で行う抵抗計測等にも適用できるものである。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の供試体抵抗
計測装置によれば、特許請求の範囲に示す構成により、
供試体に、流体抵抗以外のいかなる力が作用しても、供
試体の抵抗計測には、何ら、影響がなく、また、供試体
は流体の流動方向には動きが自由にされて、ストラット
および支持装置によって流体中に保持されるので、供試
体に作用する抵抗を、正確に測定することができる。従
って、計測準備作業、およびデータ処理作業が簡素化さ
れ、迅速な計測データ取得ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の供試体抵抗計測装置の、第一実施例を
示す側面図。
【図2】本発明の第二実施例を示す側面図。
【図3】従来の供試体抵抗計測装置の、例を示す側面図
である。
【符号の説明】
1 抵抗計測装置 2 風洞 3 供試体 4 空気抵抗 5 台盤 6,6a,6b 気体軸受 7,7a,7b 摺動桿 8,8a,8b ストラット 9 気流 10 ワイヤ 11 力検出センサ 12 揚力

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流動する流体中に配設された供試体の流
    体抵抗を計測する装置において、一端部が前記供試体に
    連結され前記供試体を支持するストラット、前記ストラ
    ットの他端部を流動方向にのみ移動自在にして支持する
    支持装置、前記ストラットの他端部とワイヤを介して連
    結され、前記ストラットの流動方向の荷重を検出する力
    検出センサからなることを特徴とする供試体抵抗計測装
    置。
JP6057097A 1994-03-28 1994-03-28 供試体抵抗計測装置 Withdrawn JPH07260622A (ja)

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JP6057097A JPH07260622A (ja) 1994-03-28 1994-03-28 供試体抵抗計測装置

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JP6057097A JPH07260622A (ja) 1994-03-28 1994-03-28 供試体抵抗計測装置

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JPH07260622A true JPH07260622A (ja) 1995-10-13

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ID=13046013

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JP6057097A Withdrawn JPH07260622A (ja) 1994-03-28 1994-03-28 供試体抵抗計測装置

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JP (1) JPH07260622A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105547633A (zh) * 2015-12-07 2016-05-04 中国航天空气动力技术研究院 一种亚音速风洞测力试验零阻修正方法
CN111006844A (zh) * 2019-12-25 2020-04-14 中国航空工业集团公司西安飞机设计研究所 一种张线阻力测量装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105547633A (zh) * 2015-12-07 2016-05-04 中国航天空气动力技术研究院 一种亚音速风洞测力试验零阻修正方法
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010605