JPH07259222A - 壁パネルの固定構造 - Google Patents

壁パネルの固定構造

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JPH07259222A
JPH07259222A JP10346194A JP10346194A JPH07259222A JP H07259222 A JPH07259222 A JP H07259222A JP 10346194 A JP10346194 A JP 10346194A JP 10346194 A JP10346194 A JP 10346194A JP H07259222 A JPH07259222 A JP H07259222A
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JP
Japan
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wall panel
fixing
wall
frame
fixed
Prior art date
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Pending
Application number
JP10346194A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Endou
喜与士 遠藤
Masashi Hirai
誠志 平井
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 断面形状が矩形であってその長面の相対する
面に各々溝部(21)を形成した木軸(2)と面材
(3)とからなる壁パネルの躯体への固定に際し、基板
部(91)に立設片(92)を有する固定金具(9)の
基板部(91)を躯体壁(100)に固定し、壁パネル
の縦枠(4)木軸の切欠部(42)にこの固定金具
(9)の立設片(92)を取付固定する。 【効果】 簡便な取付固定の施工が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、壁パネルの固定構造
に関するものである。さらに詳しくは、この発明は、住
宅居室用やマンションリフォーム用等に有用な、躯体へ
の取付け固定が容易な、施工性に優れた新しい壁パネル
の固定構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、住宅やマンションのリフォーム等
においては、上下の枠や軸組と面材とを現場の状況に応
じて切り組みして、壁面を構成してきている。あるいは
また、このような壁面の構築にあらかじめ準備された壁
パネルを用いている。壁パネルの使用は、施工性、経済
性の良好なものであって、この壁パネルを躯体に取付る
際には、躯体との間の隙間に数種類の厚みの木片を隙間
寸法に合わせて組合わせるか、あるいは、その寸法に合
わせて切断した木片を挿入し、接着固定することで施工
してきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、壁パネ
ルによって壁面を構築する場合には、壁パネルと躯体と
の間の隙間は一定でないため、一ケ所毎に厚みの異なる
木片を組合わせる作業や、寸法測定、切断等の作業が必
要とされ、その施工に手間がかかり、作業効率が悪いと
いう不都合がある。
【0004】また、従来の固定では、壁パネルと躯体と
の間に木片を介在させて躯体に接着固定しているため、
接着剤が硬化するまで待たねばならず、この点でも作業
効率が悪く、その固定には品質面でも問題があるのが実
情であった。そこで、この発明は、以上の通りの従来の
技術の欠点を解消し、躯体への取付け施工性に優れ、し
かも品質安定性も良好な、新しい壁パネルの固定構造を
提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するものとして、断面形状が矩形であってその長
辺の相対する面に各々溝部を形成した木軸と面材とから
なる壁パネルの躯体への取付固定に際し、基板部に立設
片を有する固定金具の基板部を躯体壁に固定し、壁パネ
ルの縦枠木軸の切欠部に固定金具の立設片を取付け固定
することを特徴とする壁パネルの固定構造を提供する。
【0006】
【作用】この発明の壁パネル固定構造においては、壁パ
ネルと躯体壁との隙間寸法に合わせて固定金具の立設片
の壁パネルへの取付けのための奥行位置を容易に調整す
ることができ、施工も簡便となる。固定金具は、外力に
よる壁パネルのたわみを防ぐスペーサーとしての役割を
果すことも可能となる。
【0007】以下、実施例を示し、さらに詳しくこの発
明の壁パネルの固定方法について説明する。
【0008】
【実施例】添付した図面の図1(a)(b)は、この発
明に用いる壁パネルの一例を示した外観正面図と、その
木軸組を示した正面図である。そして、図2(a)
(b)は、図1(a)のB−B断面およびC−C断面を
示している。たとえば、この図1および図2に例示した
ように、壁パネル(1)は、木軸(2)と面材(3)と
によって構成し、図2に示したように、その両端の縦枠
(4)の木軸には、延伸され延伸部(41)を形成す
る。そして、図2(a)(b)から明らかなように、木
軸には、断面形状が矩形であって、その長辺の相対する
面の各々には溝部(21)を設けている。
【0009】この木軸(2)としては各種のものが使用
できるが、堅牢で狂いのないLVLを用いるのが好まし
く、また面材(3)についても各種のものとしてよく、
たとえば石こうボード等の無機質板としてもよい。木軸
(2)の縦枠(4)の延伸部(41)は、これを切断し
て、あるいは接続して、躯体の所要の寸法に合わせるの
を容易としている。
【0010】このような壁パネル(1)は、その大きさ
を適宜としてよく、また、図3に例示したように、下部
パネル(11)および上部パネル(12)のように、複
数のパネル部に分割できるようにしてもよい。また、両
端の縦枠(4)の延伸部(41)は、上下両方に形成し
ておいてもよい。たとえば以上の壁パネル(1)を居室
の壁として施工する場合についてその施工を説明する
と、たとえば、まず、図4に例示したように、床面およ
び天井の下地面に、前記と同様の断面が矩形で、その長
辺の相対する面に各々溝部(21)を設けた木軸(2)
を配設する。そして、この上下の敷桟木軸(2)の間の
高さ寸法(H)に対して、たとえば図3に例示したよう
に不陸調整機能を考慮してより小さな寸法(H1 )とな
るように、縦枠(4)の延伸部(41)を切断する。
【0011】次いで、図5に例示したように、壁パネル
(1)の木軸縦枠(4)の上部の溝部(21)にスライ
ド接続部材(5)を装着し、天井部に配設した木軸
(2)の溝部(21)にスライドして嵌合固定する。そ
の後、壁パネル(1)の縦枠(4)の下部の溝部(2
1)に接続部材(6)を装着し、床面部に配設した木軸
(2)の溝部(21)に落とし込んで固定する。
【0012】この固定状態を示したものが図6である。
縦枠(4)の上部の接続部材(5)は、この縦枠(4)
の溝部(21)で、また、天井部の木軸(2)の溝部
(21)で、釘、ビス(7)等によって固定される。同
様に、下部の接続部材(6)も縦枠(4)の溝部(2
1)で、また、床面部の木軸(2)の溝部(21)で
釘、ビス(7)等によって固定されることになる。
【0013】この固定では、図5および図6からあきら
かなように、スライド接続部材(6)が、縦枠(4)木
軸の溝部(21)を挟持し、かつ、この溝部(21)へ
の挿入深さを調整可能とすることで、縦枠(4)の高さ
位置調整を自在としていることである。もちろん、壁パ
ネルの構成とその上下部の取付けは以上の例に限定され
ることはない。
【0014】そして、いずれの壁パネルの構成において
も、この発明の、断面矩形でその長辺の相対する面に各
々溝部を形成した木軸と面材とからなる壁パネルの躯体
への取付けにおいては、たとえば以下の通りに施工す
る。すなわち、図7および図8に例示した通り、まず、
基板部(91)に立設片(92)を有する固定金具
(9)の基板部(91)を、躯体壁(100)に固定す
る。この固定は、たとえばコンクリート躯体の場合に
は、コンクリートボンド(101)とコンクリート釘
(102)とを併用して行うことができる。
【0015】次いで、立設片(92)に設けてある連結
穴(93)に釘(103)を打ち込んで、壁パネル
(1)を構成する縦枠(4)木軸を固定する。この場
合、取付けのための固定金具(9)の立設片(92)
は、縦枠(4)木軸の切欠部(42)に挿入されて固定
されるようにする。このような取付固定の構造によっ
て、躯体壁(100)と壁パネル(1)との間の隙間の
大きさ(W)に左右させることなく、壁パネル(1)を
前後にスライドさせながら取付け位置を自在に選択する
ことができ、壁パネルを構成する縦枠(4)木軸への固
定金具(9)の立設片(92)による固定は、その作業
が極めて容易なものとなる。
【0016】そして、この固定構造によって、固定金具
(9)は、外力による壁パネル(1)のたわみを防ぐス
ペーサーとしての役割を果たすことになる。また、縦枠
(4)木軸の切欠部(42)への固定金具(9)の立設
片(92)の取付け構造としているため、この金具
(9)は、壁パネル(1)相互の連結にもじゃまになら
ず、その連結は容易にできることになる。
【0017】以上の通りの固定構造は、たとえば図9に
例示した通りの分割された下部パネル(11)および上
部パネル(12)の組合わせにおいても有効に使用され
る。このような上下分割型のパネル(11)(12)を
接続するには、たとえば、雇い実(20)を介して一体
化することができる。このような大きさの異なる壁パネ
ル(11)(12)により間仕切等を構成する場合に
は、雇い実を介して、上下パネルを千鳥に左右配置する
ことが、強度上の観点からは好ましい。すなわち、上下
のパネルと、左右のパネルの接続を、雇い実(20)
(30)によって行いながら、上下に千鳥にパネル(1
1)(12)を配置する。
【0018】以上のような分割型パネルの構成は、集合
住宅等において、大型部材や長尺部材の搬入のためのエ
レベーターの使用が不可能で、屋外階段より人手により
搬入することも多いことから、搬入が容易で、しかも施
工も簡便であるという特徴を有している。この分割型パ
ネルの場合にも、躯体への取付け固定には、上記のこの
発明の固定金具(9)を用いることで、位置決め、そし
て施工が容易となる。
【0019】もちろん、この発明は、以上の例に限定さ
れることはない。さらに様々な細部の態様が可能であ
る。
【0020】
【発明の効果】以上、詳しく説明した通り、この発明の
壁パネルの固定構造によって、躯体への壁パネルの取付
固定が容易となるとともに、外力による壁パネルのたわ
みも有効に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の壁パネルとその木軸組を例示した正
面図である。
【図2】(a)(b)は、各々、図1の要部断面図であ
る。
【図3】上下分割壁パネルを例示した正面図である。
【図4】上下の下地面に配設された木軸を例示した斜視
図である。
【図5】壁パネルの取付施工を例示した分割斜視図であ
る。
【図6】壁パネルの上下固定状態を例示した要部正面図
である。
【図7】壁パネルの取付固定の状態を例示した要部側面
図である。
【図8】図7に対応する要部斜視図である。
【図9】上下分割型パネルの千鳥配置を示した正面図で
ある。
【符号の説明】
1 壁パネル 11 下部パネル 12 上部パネル 2 木軸 21 溝部 3 面材 4 縦枠 41 延伸部 42 切欠部 5 接続部材 6 接続部材 61 水平部 62 立設片 63 突出部 7 釘、ビス 8 上枠 9 固定金具 91 基板部 92 立設片 93 連結穴 10、20、30 雇い実 100 躯体壁 101 コンクリートボンド 102 コンクリート釘

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面矩形でその長辺の相対する面に各々
    溝部を形成した木軸と面材とからなる壁パネルの躯体へ
    の固定に際し、基板部に立設片を有する固定金具の基板
    部を躯体壁に固定し、壁パネルの縦枠木軸の切欠部に固
    定金具の立設片を取付固定することを特徴とする壁パネ
    ルの固定構造。
JP10346194A 1994-03-15 1994-03-15 壁パネルの固定構造 Pending JPH07259222A (ja)

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JP10346194A JPH07259222A (ja) 1994-03-15 1994-03-15 壁パネルの固定構造

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JP10346194A JPH07259222A (ja) 1994-03-15 1994-03-15 壁パネルの固定構造

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