JPH0725657U - テレビジョン共聴用分配器の全端子給電回路 - Google Patents

テレビジョン共聴用分配器の全端子給電回路

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JPH0725657U
JPH0725657U JP5248493U JP5248493U JPH0725657U JP H0725657 U JPH0725657 U JP H0725657U JP 5248493 U JP5248493 U JP 5248493U JP 5248493 U JP5248493 U JP 5248493U JP H0725657 U JPH0725657 U JP H0725657U
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田 清 平 和
峰 仁 小
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宇呂電子工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 分配トランスの特性を低下させずに簡易型の
構成を取った端子給電式信号分配器を提供する。 【構成】 アンテナから入力端子INに与えられた入力
信号を、入力側インピーダンス整合用トランスT1経由
(又は不経由)で1段の分配トランスT2,T4,T
6,T11−T12,T16−T17により分配し、分
配された信号を出力側インピーダンス整合用トランスT
3,T5,T7−T10、等複数の出力端子OUTのい
づれかから直流電流を給電して入力端子INに取り出す
給電回路で分配トランスT2,T4と前記出力端子とは
コンデンサCにより接続され、また出力側インピーダン
ス整合用トランスT3は、アース側端子がコンデンサC
6を介して接地され、出力側インピーダンス整合用トラ
ンスのアース側端子からダイオードDおよびチョークコ
イルCHを介して前記入力端子に接続する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はテレビジョン共聴用分配器に係り、とくに全ての出力側端子から入力 側端子に向けて直流給電ができる回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、テレビジョン共聴装置ではBS放送およびCS放送などを扱うようにな り、アンテナサイドにコンバータ、ブースタを設ける例が多い。
【0003】 このような場合、コンバータ、ブースタの電源を確保する必要があり、一般に は共聴用線路を利用して出力端子から入力端子に向けて電源電流を供給している 。
【0004】 このために、例えば図6に示すような回路構成を採る例がある。これは入力端 子INから2つの出力端子OUT1およびOUT2に信号を分配するため、イン ピーダンス整合用トランスT1と分配トランスT2とにより分配回路を構成し、 この分配回路に直流回路を付加したものである。直流回路は、入力端子INおよ び出力端子OUTと各トランスとをコンデンサC1,C2,C3により直流的に 切り離し、出力端子OUT1,OUT2からダイオードDおよびチョークコイル CH2,ダイオードDおよびチョークコイルCH3をそれぞれ介して流れた電流 i1,i2を、さらにチョークコイルCH1を介して入力端子INに供給するよ うに構成している。チョークコイルCH2,CH3およびCH1の相互接続点は 、コンデンサC4を介して高周波的に接地している。
【0005】 この図6におけるチョークコイルCHを省略するために、図7に示すような簡 易型回路が提案されている。これはインピーダンス整合用トランスT1のアース 側端子をコンデンサC5で浮かせて入力端子INと出力端子OUT1,OUT2 との間を直流的にアースから切り離し、分配トランスT2およびインピーダンス 整合用トランスT1に直流電流i1,i2を流すようにしたものである。ただし 、トランスに直流電流を通電することに起因する問題がある。
【0006】 すなわち、トランス巻線の直流通電によりコアの透磁率μが変化して高周波特 性が変化する。低周波交流とか脈流通電ではハム変調が起きる。図8は、あるフ ェライトコアを用いたトランスに大きさの異なる直流電流を通電したときの周波 数−アイソレーション特性を示したものである。電流は0[A],0.4[A] ,0.6[A],1.0[A] を流したが、概ね低い周波数では電流値が大で あるほど減衰度が低下している。
【0007】 また、ある程度の大きさの直流電流を流すと周波数によっては最もアイソレー ションの大きくなる点があることが分る。したがって、限定された条件下では、 図7の回路による給電方式が実用化でき、チョークコイルを省略できるのでコス ト低減ができた。
【0008】 実際の回路構成としては、図9に示すように、直流カット用コンデンサと並列 接続された逆流防止ダイオードDを設けて、入力端子INから出力端子OUTに 向かって電流が流れることを防止するようにしている。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
このような従来の簡易型に構成された端子給電式信号分配器では、分配トラン スに直流を通電するため、図8の特性図に示したように周波数によってアイソレ ーションの低下が起きる。
【0010】 本考案は上述の点を考慮してなされたもので、分配トランスの特性を低下させ ることなく、しかも簡易型の構成を取った端子給電式信号分配器を提供すること を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】 上記目的達成のため、本考案では、 請求項1における、アンテナから入力端子に与えられた入力信号を、少なくと も1段の分配トランスを介して分配し、出力側インピーダンス整合用トランスを 介して複数の出力端子に出力するようにしたテレビジョン共聴用分配器における 前記出力端子のいづれかから直流電流を給電して前記入力端子に取り出すように した通電回路において、前記分配トランスと前記出力端子とはコンデンサにより 接続されており、また前記出力側インピーダンス整合用トランスは、アース側端 子がコンデンサを介して接地されており、前記出力側インピーダンス整合用トラ ンスのアース側端子からダイオードおよびチョークコイルを介して前記入力端子 に接続されたことを特徴とするテレビジョン共聴用分配器の全端子給電回路、お よび 請求項2における、アンテナから入力端子に与えられた入力信号を、入力側イ ンピーダンス整合用トランスおよび少なくとも1段の分配トランスを介して分配 し、出力側インピーダンス整合用トランスを介して複数の出力端子に出力するよ うにしたテレビジョン共聴用分配器における前記出力端子のいづれかから直流電 流を給電して前記入力端子に取り出すようにした通電回路において、前記分配ト ランスと前記出力端子とはコンデンサにより接続されており、前記入力側インピ ーダンス整合用トランスおよび前記出力側インピーダンス整合用トランスは、そ れぞれアース側端子がコンデンサを介して接地されており、前記出力側インピー ダンス整合用トランスのアース側端子からダイオードを介して前記入力側インピ ーダンス整合用トランスのアース側端子に接続されたことを特徴とするテレビジ ョン共聴用分配器の全端子給電回路、 を提供するものである。
【0012】
【作用】
請求項1における回路では、出力端子から供給された電源電流は、出力側イン ピーダンス整合用トランス、ダイオードおよびチョークコイルを介して入力端子 に流れる。この際、電源電流経路は分配トランスに対してコンデンサにより直流 的には切り離されており、電源電流が分配トランスに悪影響を及ぼすことはない 。
【0013】 請求項2における回路では、出力端子から供給された電源電流は、出力側イン ピーダンス整合用トランス、ダイオードおよび入力側インピーダンス整合用トラ ンスを介して入力端子に流れる。この際、電源電流経路は分配トランスに対して コンデンサにより直流的には切り離されており、電源電流が分配トランスに悪影 響を及ぼすことはない。
【0014】
【考案の効果】
本考案は上述のように、請求項1の回路によれば、出力端子から供給された電 源電流が出力側インピーダンス整合用トランス、ダイオードおよびチョークコイ ルを介して入力端子に供給されるため、電源電流が分配トランスに悪影響を及ぼ すことがなく、しかも従来回路のように多数のチョークコイルによるバイパス回 路を設けることなく簡易な構成とすることができる。
【0015】 また、請求項2の回路によれば、出力端子から供給された電源電流が出力側イ ンピーダンス整合用トランス、ダイオードおよび入力側インピーダンス整合用ト ランスを介して入力端子に供給されるため、電源電流が分配トランスに悪影響を 及ぼすことがなく、しかも従来回路のように、多数のチョークコイルによるバイ パス回路を設けることなく簡易な構成とすることができる。
【0016】
【実施例】
図1(a)および(b)は、本考案の基本的な2つの実施例を示したものであ り、同図(a)は出力端子OUTからの電源電流をダイオード、出力側インピー ダンス整合用トランスおよび入力側インピーダンス整合用トランスを介して入力 端子INに給電する構成を示し、同図(b)は同じく電源電流を、出力側インピ ーダンス整合用トランス、ダイオードおよび入力側インピーダンス整合用トラン スを介して入力端子に給電する構成をそれぞれ示している。
【0017】 まず同図(a)の回路では、入力端子INに接続された入力側インピーダンス 整合用トランスT1のアース端をコンデンサC5により接地し、出力端を分配ト ランスT2の入力端に接続する。そして、分配トランスT2の2つの出力端はコ ンデンサC2,C3を介して出力側インピーダンス整合用トランスT3,T4の 入力端に接続される。分配トランスT2の2次側に破線で描かれた抵抗は、フェ ライトコア独特の実効抵抗である。
【0018】 出力側インピーダンス整合用トランスT3,T4の出力端は、コンデンサC7 もしくはC8とダイオードD,Dとの並列接続回路を介して出力端子OUTに接 続されており、アース端はコンデンサC6,C9を介して接地される。そして、 出力側インピーダンス整合用トランスT3,T4のアース端は入力側インピーダ ンス整合用トランスT1のアース端に接続される。
【0019】 これにより、出力端子と入力端子との間は、ダイオード、出力側インピーダン ス整合用トランスT3,T4および入力側インピーダンス整合用トランスT1を 介して直流的に接続されている。したがって、出力端子から供給された直流電源 電流が入力端子に供給される。
【0020】 なお、信号経路は、入力端子から入力側インピーダンス整合用トランスT1、 分配トランスT2、コンデンサC2またはC3、出力側インピーダンス整合用ト ランスT3,T4、コンデンサC7,C8とダイオードD,Dとの並列回路を経 て出力端子に至るものである。
【0021】 次に同図(b)の回路では、入力端子INがチョークコイルCHおよびコンデ ンサC5を介して接地されており、またコンデンサC1を介して入力側インピー ダンス整合用トランスT1の入力端に接続されている。入力側インピーダンス整 合用トランスT1の出力端は分配トランスT2の入力端に接続されており、分配 トランスT2の各出力端はコンデンサC2,C3を介して出力側インピーダンス 整合用トランスT3,T4の入力端に接続されている。出力側インピーダンス整 合用トランスT3,T4の各アース端は、コンデンサC6またはC9を介して接 地されるとともに、コンデンサC10またはC11とダイオードDの並列回路を 介して入力側インピーダンス整合用トランスT1のアース端に接続されている。 出力側インピーダンス整合用トランスT3,T4の出力端は、それぞれ出力端子 OUT1,OUT2に接続されている。
【0022】 これにより、出力端子OUT1,OUT2は、出力側インピーダンス整合用ト ランスT3,T4、ダイオードDおよび入力側インピーダンス整合用トランスT 1を介して入力端子INに対して直流的に接続される。
【0023】 信号経路は、コンデンサC1を除いて考えれば、同図(a)とほぼ同様である 。
【0024】 図2は、本考案の他の実施例を示したものである。この実施例は、4分配回路 であること、ダイオードDにコンデンサが並列接続されていないことを除けば、 基本構成は図1(a)のものと同様の回路構成である。
【0025】 すなわち、分配トランスとして1段目T2と2段目T4,T6との2段構成を 取って4分配回路とし、入力端子INからの信号を入力側インピーダンス整合用 トランスT1を介して1段目の分配トランスT2に与え、分配された信号をコン デンサC2,C3を介してインピーダンス整合用トランスT7−T10を介して 出力端子OUT1ないしOUT4に取り出す。
【0026】 出力側インピーダンス整合用トランスT7ないしT10の各アース端は、それ ぞれダイオードDを介して入力側インピーダンス整合用トランスT1のアース端 に接続され、この入力側インピーダンス整合用トランスT1の入力端が入力端子 INに接続されている。入力側インピーダンス整合用トランスT1のアース端は 、コンデンサC1により接地されている。
【0027】 この構成により各出力端子OUT1−OUT4は、出力側インピーダンス整合 用トランスT7−T10、ダイオードD入力側インピーダンス整合用トランスT 1を介して入力端子INに直流的に接続されている。
【0028】 図3は、本考案のさらに他の実施例を示したものである。この実施例は、4分 配回路であること、ダイオードDにコンデンサが並列接続されていないことを除 けば、基本構成は図1(b)のものと同様の回路構成である。
【0029】 すなわち、分配トランスとして1段目T2と2段目T4,T6との2段構成を 取って4分配回路とし、入力端子INからの信号をコンデンサC8を介して1段 目の分配トランスT2に与え、分配された信号をコンデンサC2,C3を介して 2段目の分配トランスT4,T6に与え、出力側インピーダンス整合用トランス T7ないしT10を介して出力端子OUT1ないしOUT4に取り出す。
【0030】 出力側インピーダンス整合用トランスT7ないしT10の各アース端は、それ ぞれダイオードDを介してチョークコイルCHの一端に接続され、このチョーク コイルCHの他端が入力端子INに接続されている。チョークコイルCHの一端 は、コンデンサC1により接地されている。
【0031】 ここで、この図3の実施例を図10に示した4分配回路として構成された従来 回路と対比することによって、本考案の回路構成による実装密度向上を説明する 。図10の回路は図6により説明したのと同様のチョークコイルを用いて直流バ イパス回路を構成したものである。
【0032】 この場合注目すべきは、トランスおよびチョークコイルの占める容積である。 まずそれらの総数はほぼ同等である。しかし、図10の回路に用いるチョークコ イルCHと図3の回路におけるチョークコイルとしても機能するインピーダンス 整合用トランスとを対比すると、それ自体で体積で5−10倍の違いがある上に 、他の部品との間に設けるべき空間体積を含めるとその数倍もの容積を必要とす るから、両者の差は大きい。
【0033】 図4および図5の回路は、本考案のさらに他の実施例を示したものである。こ れらの回路は、6分配または8分配の回路として構成されたもので、ダイオード とチョークコイルとによる直流電路を用いているから基本構成は図1(b)、お よび図3のものと共通する。
【0034】 まず図4の回路は、入力端子INからコンデンサC1を介して与えられた信号 を1段目の分配トランスT2で2分配し、インピーダンス整合用トランスT3, T5を介して2段目の分配トランスT4,T6でさらに2分配し、次いで分配ト ランスT11,T12およびT16,T17によりそれぞれ3分配づつして出力 側インピーダンス整合用トランスT13−T20を介して出力端子OUT1−O UT6に出力する。
【0035】 出力端子OUTからの電源電流は、出力側インピーダンス整合用トランスT1 3−T20からダイオードD、チョークコイルCHを介して入力端子INに流れ る。
【0036】 また図5の回路は、8分配回路を構成するため、分配トランスが3段構成で設 けられており、各段間にはインピーダンス整合用トランスが設けられている点で 図4の回路と異なるものの、基本構成は同様であるから詳細説明は省略する。
【提出日】平成6年5月10日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的達成のため、本考案では、 請求項1における、アンテナから入力端子に与えられた入力信号を、少なくと も1段の分配トランスを介して分配し、出力側インピーダンス整合用トランスを 介して複数の出力端子に出力するようにしたテレビジョン共聴用分配器における 前記出力端子のいづれかから直流電流を給電して前記入力端子に取り出すように した通電回路において、前記分配トランスと前記出力端子とはダイオードおよび コンデンサを介して接続されており、また前記出力側インピーダンス整合用トラ ンスは、アース側端子がコンデンサを介して接地されており、前記出力側インピ ーダンス整合用トランスのアース側端子は、前記入力側インピーダンス整合用ト ランスのアース端子に接続されたことを特徴とするテレビジョン共聴用分配器の 全端子給電回路、 請求項2における、アンテナから入力端子に与えられた入力信号を、少なくと も1段の分配トランスを介して分配し、出力側インピーダンス整合田トランスを 介して複数の出力端子に出力するようにしたテレビジョン共聴用分配器における 前記出力端子のいづれかから直流電流を給電して前記入力端子に取り出すように した通電回路において、前記分配トランスと前記出力端子とはコンデンサを介し て接続されており、また前記出力側インピーダンス整合用トランスは、アース側 端子がコンデンサを介して接地されており、前記出力側インピーダンス整合用ト ランスのアース側端子からダイオードおよびチョークコイルを介して前記入力端 子に接続されたことを特徴とするテレビジョン共聴用分配器の全端子給電回路、 および 請求項3における、アンテナから入力端子に与えられた入力信号を、少なくと も1段の分配トランスを介して分配し、出力側インピーダンス整合用トランスを 介して複数の出力端子に出力するようにしたテレビジョン共聴用分配器における 前記出力端子のいづれかから直流電流を給電して前記入力端子に取り出すように した通電回路において、前記分配トランスと前記出力端子とはコンデンサを介し て接続されており、また前記入力側インピーダンス整合用トランスおよび前記出 力側インピーダンス整合用トランスは、それぞれアース側端子がコンデンサを介 して接地されており、前記出力側インピーダンス整合用トランスのアース側端子 からダイオードを介して前記入力側インピーダンス整合用トランスのアース側端 子に接続されたことを特徴とするテレビジョン共聴用分配器の全端子給電回路、 を提供するものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】
【作用】
請求項1における回路では、出力端子から供給された電源電流は、ダイオード 、出力側インピーダンス整合用トランス、入力側インピーダンス整合用トランス を介して入力端子に流れる。この際、電源電流経路は分配トランスに対してコン デンサにより直流的には切り離されており、電源電流が分配トランスに悪影響を 及ぼすことはない。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】 請求項2における回路では、出力端子から供給された電源電流は、出力側イン ピーダンス整合用トランス、ダイオードおよびチョークコイルを介して入力端子 に流れる。この際、電源電流経路は分配トランスに対してコンデンサにより直流 的には切り離されており、電源電流が分配トランスに悪影響を及ぼすことはない 。 請求項3における回路では、出力端子から供給された電源電流は、出力側イン ピーダンス整合用トランス、ダイオードおよび入力側インピーダンス整合用トラ ンスを介して入力端子に流れる。この際、電源電流経路は分配トランスに対して コンデンサにより直流的には切り離されており、電源電流が分配トランスに悪影 響を及ぼすことはない。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】
【考案の効果】
本考案は上述のように、請求項1の回路によれば、出力端子から供給された電 源電流が、ダイオード、出力側インピーダンス整合用トランスおよび入力側イン ピーダンス整合用トランスを介して入力端子に供給されるため、電源電流が分配 トランスに悪影響を及ぼすことがなく、しかも従来回路のように多数のチョーク コイルによるバイパス回路を設けることなく簡易な構成とすることができる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】 また、請求項2の回路によれば、出力端子から供給された電源電流が、出力側 インピーダンス整合用トランス、ダイオードおよびチョークコイルを介して入力 端子に供給されるため、電源電流が分配トランスに悪影響を及ぼすことがなく、 しかも従来回路のように多数のチョークコイルによるバイパス回路を設けること なく簡易な構成とすることができる。 さらに、請求項3の回路によれば、出力端子から供給された電源電流が出力側 インピーダンス整合用トランス、ダイオードおよび入力側インピーダンス整合用 トランスを介して入力端子に供給されるため、電源電流が分配トランスに悪影響 を及ぼすことがなく、しかも従来回路のように、多数のチョークコイルによるバ イパス回路を設けることなく回路構成ができるから小型化でき、高周波特性もチ ョークコイルからの漏洩干渉がなくなっただけ改善され、とくにGHz体の回路 構成では真価を発揮する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】
【実施例】
図1(a)および(b)は、本考案の基本的な2つの実施例を示したものであ り、同図(a)は出力端子OUTからの電源電流をダイオード、出力側インピー ダンス整合用トランスおよび入力側インピーダンス整合用トランスを介して入力 端子INに給電する構成を示し、同図(b)は同じく電源電流を、出力側インピ ーダンス整合用トランス、ダイオードおよびチョークコイルを介して入力端子に 給電する構成をそれぞれ示している。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】 すなわち、分配トランスとして1段目T2と2段目T4,T6との2段構成を 取って4分配回路とし、入力端子INからの信号をコンデンサC8を介して1段 目の分配トランスT2に与え、分配された信号をインピーダンス整合トランスT 3,T5を介して2段目の分配トランスT4,T6に与え、コンデンサC2,C 3を介して出力側インピーダンス整合用トランスT7ないしT10に接続し、そ れらを介して出力端子OUT1ないしOUT4に取り出す。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】 また図5の回路は、8分配回路を構成するため、分配トランスが3段構成で設 けられており、各段間にはインピーダンス整合用トランスが設けられている点で 図4の回路と異なるものの、基本構成は同様であるから詳細説明は省略する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の基本的な2つの実施例を示したもので
あり、同図(a)は出力端子OUTからの電源電流をダ
イオード、出力側インピーダンス整合用トランスおよび
入力側インピーダンス整合用トランスを介して入力端子
INに給電する構成を示し、同図(b)は同じく電源電
流を、出力側インピーダンス整合用トランス、ダイオー
ドおよび入力側インピーダンス整合用トランスを介して
入力端子に給電する構成をそれぞれ示している。
【図2】本考案の他の実施例を示した回路図。
【図3】本考案のさらに他の実施例を示した回路図。
【図4】本考案のさらに他の実施例を示した回路図。
【図5】本考案のさらに他の実施例を示した回路図。
【図6】従来の直流バイパス回路を持った信号分配器の
回路図。
【図7】従来の簡易型全端子給電回路を持った信号分配
器の回路図。
【図8】図7の回路による直流通電によるアイソレーシ
ョン特性の変化を示す図。
【図9】図8の回路の改良例を示す回路図。
【図10】図6に示した方式の直流バイパス路を6分配
回路に適用したときの回路図。
【符号の説明】
IN 入力端子 OUT 出力端子 T1,T3,T5,T7−T10,T13−T15,T
18−T20 インピーダンス整合用トランス T2,T4,T6,T11−T12,T16−T17
分配トランス C コンデンサ CH チョークコイル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年5月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】
【請求項3】アンテナから入力端子に与えられた入力信
号を、少なくとも1段の分配トランスを介して分配し、
出力側インピーダンス整合用トランスを介して複数の出
力端子に出力するようにしたテレビジョン共聴用分配器
における前記出力端子のいづれかから直流雷流を給電し
て前記入力端子に取り出すようにした通電回路におい
て、 前記分配トランスと前記出力端子とはコンデンサを介し
て接続されており、 また前記入力側インピーダンス整合用トランスおよび前
記出力側インピーダンス整合用トランスは、それぞれア
ース側端子がコンデンサを介して接地されており、 前記出力側インピーダンス整合用トランスのアース側端
子からダイオードを介して前記入力側インピーダンス整
合用トランスのアース側端子に接続されたことを特徴と
するテレビジョン共聴用分配器の全端子給電回路。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年5月10日
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アンテナから入力端子に与えられた入力信
    号を、少なくとも1段の分配トランスを介して分配し、
    出力側インピーダンス整合用トランスを介して複数の出
    力端子に出力するようにしたテレビジョン共聴用分配器
    における前記出力端子のいづれかから直流電流を給電し
    て前記入力端子に取り出すようにした通電回路におい
    て、 前記分配トランスと前記出力端子とはコンデンサにより
    接続されており、 また前記出力側インピーダンス整合用トランスは、アー
    ス側端子がコンデンサを介して接地されており、 前記出力側インピーダンス整合用トランスのアース側端
    子からダイオードおよびチョークコイルを介して前記入
    力端子に接続されたことを特徴とするテレビジョン共聴
    用分配器の全端子給電回路。
  2. 【請求項2】アンテナから入力端子に与えられた入力信
    号を、入力側インピーダンス整合用トランスおよび少な
    くとも1段の分配トランスを介して分配し、出力側イン
    ピーダンス整合用トランスを介して複数の出力端子に出
    力するようにしたテレビジョン共聴用分配器における前
    記出力端子のいづれかから直流電流を給電して前記入力
    端子に取り出すようにした通電回路において、 前記分配トランスと前記出力端子とはコンデンサにより
    接続されており、 前記入力側インピーダンス整合用トランスおよび前記出
    力側インピーダンス整合用トランスは、それぞれアース
    側端子がコンデンサを介して接地されており、 前記出力側インピーダンス整合用トランスのアース側端
    子からダイオードを介して前記入力側インピーダンス整
    合用トランスのアース側端子に接続されたことを特徴と
    するテレビジョン共聴用分配器の全端子給電回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2012147383A1 (ja) * 2011-04-26 2012-11-01 原田工業株式会社 インピーダンス変換回路
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