JPH07250796A - 壁面の清掃方法 - Google Patents

壁面の清掃方法

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JPH07250796A
JPH07250796A JP4554894A JP4554894A JPH07250796A JP H07250796 A JPH07250796 A JP H07250796A JP 4554894 A JP4554894 A JP 4554894A JP 4554894 A JP4554894 A JP 4554894A JP H07250796 A JPH07250796 A JP H07250796A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall surface
net
building
cleaning
detergent
Prior art date
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Pending
Application number
JP4554894A
Other languages
English (en)
Inventor
Kyoichi Yamaguchi
口 恭 一 山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOOTARU SERVICE KK
Original Assignee
TOOTARU SERVICE KK
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Abstract

(57)【要約】 【構成】汚れた壁面10から離間し、該壁面と略平行に
多毛ネット15を配置し、該多毛ネット側から壁面10
に向かって洗浄剤20を噴射して壁面を洗浄することを
特徴とする壁面の清掃方法。本発明の好ましい態様にお
いては、上記多毛ネット15は、撥水処理されているこ
とが望ましく、また、この多毛ネット15には、洗浄液
噴射孔および洗浄廃液回収装置が設けられていることが
望ましい。 【効果】本発明によれば、洗浄廃液が建造物の壁面で跳
ね返って建造物の周辺に飛散し、隣接する建造物や樹木
を汚すことがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、壁面の清掃方法に関し、
さらに詳しくは、汚れた壁面を洗浄する際に、壁面に衝
突して跳ね返った洗浄廃液が周囲に飛散しないような壁
面の清掃方法に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】従来より、例えば、図5に示すよ
うに、建造物外壁表面に沿って昇降可能に設置されたゴ
ンドラ1に乗った作業者が、汚れたこの建造物外壁表面
2を洗浄することによって、建造物の外壁表面は清掃さ
れている。
【0003】このような建造物外壁表面の洗浄方法で
は、上記ゴンドラから作業者が洗浄剤の塗布された壁面
に、水等の洗浄液を噴射することによって該壁面を水洗
している。
【0004】しかしながら、従来の建造物外壁表面の清
掃方法では、図6に示すように、水洗過程で汚れた洗浄
液(洗浄廃液)5が、建造物の壁面で跳ね返って建造物
の周辺に飛散し、隣接する建造物や樹木を汚したり、あ
るいはこの汚れた洗浄液が下水道に流入したりするとい
う問題点があった。
【0005】
【発明の目的】本発明は、上記のような従来技術に伴う
問題点を解決しようとするものであって、汚れた洗浄液
が建造物の壁面で跳ね返って建造物の周辺に飛散し、隣
接する建造物や樹木を汚したりすることのないような壁
面の清掃方法を提供することを目的としている。
【0006】
【発明の概要】本発明に係る壁面の清掃方法は、汚れた
壁面から離間し、該壁面と略平行に多毛ネットを配置
し、該多毛ネット側から壁面に向かって洗浄剤を噴射し
て壁面を洗浄することを特徴としている。
【0007】本発明の好ましい態様においては、上記多
毛ネットは、撥水処理されていることが望ましく、ま
た、この多毛ネットには、洗浄液噴射孔および洗浄廃液
回収装置が設けられていることが望ましい。
【0008】本発明によれば、洗浄廃液が建造物の壁面
で跳ね返って建造物の周辺に飛散し、隣接する建造物や
樹木を汚すことがない。
【0009】
【発明の具体的説明】以下、本発明に係る壁面の清掃方
法について、図面に示す実施例に基づいて具体的に説明
する。
【0010】図1は、本発明の一実施例に係る壁面の清
掃方法を説明する模式断面図である。図1においては、
汚れた壁面10などの被洗浄面に、所定距離、例えば1
〜50cm程度離間して該壁面に略平行に多毛ネット1
5が配設されている。
【0011】[多毛ネット]この図1に示す多毛ネット
15では、経糸(たていと)16と、緯糸(よこいと)
17とを編組してなる編組体(平織り)18の表面に、
経糸および緯糸よりも細い多数の短繊維30が植毛され
ている。
【0012】図1に示す編組体18の目の大きさは、特
に限定されないが、加圧して噴射される水、石鹸水等の
洗浄剤20が、その勢いを良好に保持しつつ多毛ネット
15を通過して壁面10に衝突し、壁面汚染物40を効
率的に洗浄除去しうるような目の大きさであることが好
ましく、例えば、0.5〜100cm2/個程度であ
る。なお、目の形は、図1に示す矩形に限定されず、六
角形などの多角形であってもよい。
【0013】短繊維30は、壁面10方向から飛散して
くる滴状、霧状等の洗浄廃液5を受け止めて、編組体の
目の間から多毛ネット15の外方50に洗浄廃液5が飛
散しないような間隔で経糸および/または緯糸に植毛さ
れていることが好ましい。短繊維は、図1に示すよう
に、編組体を構成する経糸および緯糸の周面に、該周面
とほぼ垂直かつ一様に分布するように植毛されていても
よいが、図2に示すように、編組体18の面方向に植毛
されていてもよい。また、図3に示すように多毛ネット
15の外方50から壁面10方向に噴射された加圧洗浄
剤20のスピードを低下させることなく容易に通過させ
ることができ、しかも壁面に衝突して跳ね返った洗浄廃
液5を効率的に受け止めその飛散を阻止しうるように、
編組体18の壁面10側表面に、壁面10方向に配向し
て植毛されていてもよい。
【0014】短繊維の断面形状は、図1に示す円形に限
らず、楕円形、矩形、多角形等であってもよい。この短
繊維の長さLは、編組体の目の開き具合いすなわち、経
糸−経糸間距離H、緯糸−緯糸間距離Vに応じて適宜選
択され、例えば、経糸−経糸間距離H、または緯糸−緯
糸間距離Vの半分以上、同じ長さまでの範囲に設定され
る(H/2またはV/2≦L≦HまたはV)。また、こ
のような短繊維は、ある程度腰があり、壁面方向から液
滴、飛沫となって飛散してくる洗浄廃液5を効率的に受
け止めることができるような径を有していることが望ま
しい。
【0015】このような多毛ネット15の好ましい態様
においては、その表面は、撥水処理されていることが望
ましい。なお、経糸材および緯糸材としては、機械的強
度、耐水性および耐食性等に優れた素材が好ましく用い
られ、ステンレス、アルミ、鉄、銅等の各種金属、ある
いはナイロン、ポリエステル、アクリル、ポリプロピレ
ン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポ
リスチレン等の各種合成繊維が挙げられる。短繊維とし
ては、上記のような合成繊維が用いられる。
【0016】このような短繊維が植毛されている多毛ネ
ット15は、従来公知の方法を利用することにより製造
することができ、例えば、図1に示すような経糸と緯糸
とからなる編組体18の表面に未加硫ゴム材を塗設して
おき、このようにゴム材が塗設された編組体表面に所定
長さの上述したナイロン等の合成繊維を静電植毛等の方
法で植毛し、次いで未加硫ゴムを加硫することにより、
編組体表面に合成繊維(短繊維)を固着すればよい。
【0017】なお、以上の説明においては、編組体に短
繊維が植毛された多毛ネットを例示して説明したが、編
組体に代えて合成樹脂シートを打ち抜いてネット状にし
たものを用いることもできる。さらには上記多毛ネット
15に代えて、合成樹脂を射出成形してなる、短繊維を
備えた多毛ネット(一体成形品)を用いることもでき
る。 [壁面洗浄]図1においては、上述したような多毛ネッ
ト15を介して壁面10の反対側50から壁面10に向
かって洗浄剤20を噴射している。噴射された洗浄剤2
0は、多毛ネット15の目の間から高速で被洗浄面とし
ての汚れた壁面10に衝突し、壁面に付着している汚染
物40を取り込んで滴状、霧状等の洗浄廃液5となっ
て、壁面10から跳ね返ってくる。このように跳ね返
り、飛散した洗浄廃液5は、噴射時の洗浄液20よりも
低速になっており、該洗浄廃液5の一部は、壁面10と
多毛ネット15との間60下方に落下し、また他の一部
は、多毛ネット15の多数の短繊維30等に衝突して、
そのまま短繊維などに付着する。このため、洗浄廃液の
飛沫は、多毛ネット15の外方50すなわち、洗浄剤の
噴射ノズル21側にまで飛散することがない。従って、
洗浄廃液5が、建造物11の周辺に飛散し、隣接する建
造物や樹木を汚すこともない。
【0018】また、図4に示すように、図1〜図3に示
す多毛ネット15の下端部70に、洗浄廃液5の回収装
置71を設けておけば、洗浄廃液が下水道に流入した
り、周囲の植え込み等に浸透し植栽樹木を汚染する虞も
なくなるため好ましい。
【0019】また、図4に示すように、多毛ネット15
に所定間隔で洗浄液噴射孔19を設けておけば、この噴
射孔19に洗浄液噴射ノズルの先端をあてて洗浄液20
を壁面10に噴射することができるため、噴射時の洗浄
液20の勢いがそのまま保持され、効率的に壁面洗浄を
行なうことができる。しかも、洗浄廃液5は、効率的に
多毛ネット15の短繊維に捕捉され、建築物の周囲に飛
散することがない。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、洗浄廃液が建造物の壁
面で跳ね返って建造物の周辺に飛散し、隣接する建造物
や樹木を汚すことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例に係る壁面の清掃方
法を説明する模式断面図である。
【図2】図2は、本発明の他の実施例に係る壁面の清掃
方法を説明する模式断面図である。
【図3】図3は、本発明の他の実施例に係る壁面の清掃
方法を説明する模式断面図である。
【図4】図4は、本発明の他の実施例に係る壁面の清掃
方法を説明する説明図である。
【図5】図5は、従来例に係る壁面の清掃方法を説明す
る説明図である。
【図6】図6は、従来の建造物外壁表面の清掃方法にお
いて、壁面水洗過程で発生した洗浄廃液が、建造物の壁
面で跳ね返って建造物の周辺に飛散する様子を示す説明
図である。
【符号の説明】
5・・・・・・洗浄廃液 10・・・・・・壁面 11・・・・・・建造物 15・・・・・・多毛ネット 16・・・・・・多毛ネットの経糸 17・・・・・・多毛ネットの緯糸 19・・・・・・噴射孔 20・・・・・・洗浄水 30・・・・・・多毛ネットの短繊維 40・・・・・・壁面汚染物質 50・・・・・・多毛ネット外方 60・・・・・・壁面と多毛ネットとの隙間(多毛ネットの内
側)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】汚れた壁面から離間し、該壁面と略平行に
    多毛ネットを配置し、該多毛ネット側から壁面に向かっ
    て洗浄剤を噴射して壁面を洗浄することを特徴とする壁
    面の清掃方法。
  2. 【請求項2】前記多毛ネットには、洗浄液噴射孔および
    洗浄廃液回収装置が設けられていることを特徴とする請
    求項1に記載の方法。
JP4554894A 1994-03-16 1994-03-16 壁面の清掃方法 Pending JPH07250796A (ja)

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JP4554894A JPH07250796A (ja) 1994-03-16 1994-03-16 壁面の清掃方法

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JP4554894A JPH07250796A (ja) 1994-03-16 1994-03-16 壁面の清掃方法

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JPH07250796A true JPH07250796A (ja) 1995-10-03

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JP4554894A Pending JPH07250796A (ja) 1994-03-16 1994-03-16 壁面の清掃方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013502305A (ja) * 2009-08-17 2013-01-24 アルフレツド ケルヒヤー ゲーエムベーハー ウント コンパニー カーゲー 表面洗浄ヘッド

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013502305A (ja) * 2009-08-17 2013-01-24 アルフレツド ケルヒヤー ゲーエムベーハー ウント コンパニー カーゲー 表面洗浄ヘッド

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