JPH0724842Y2 - 電話機能付通信装置 - Google Patents

電話機能付通信装置

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JPH0724842Y2
JPH0724842Y2 JP1988118195U JP11819588U JPH0724842Y2 JP H0724842 Y2 JPH0724842 Y2 JP H0724842Y2 JP 1988118195 U JP1988118195 U JP 1988118195U JP 11819588 U JP11819588 U JP 11819588U JP H0724842 Y2 JPH0724842 Y2 JP H0724842Y2
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JP
Japan
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heat
handset
heat insulating
insulating cover
communication device
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JP1988118195U
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JPH0238847U (ja
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修一 河西
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、内部に熱発生源を有する電話機能付通信装
置に関する。
〔従来の技術〕
近年、フアクシミリ装置や多機能端末機器等の電話機能
付通信装置は急速に小型化,薄型化が進み、そのため限
られたスペースに電源ユニツト等の熱発生源を収納しな
ければならず、各ユニツトの配置の自由度が著しく失わ
れつつある。
例えば、小型化したフアクシミリ装置においては、装置
の外観デザインや使い勝手等から、原稿搬送読取部や記
録印字部などはほぼ装置の中央部に配置されるので、プ
リント基板や電源ユニツト等はそれらの機構部分を避け
て配置せざるを得なくなる。
さらに装置を薄型化しようとすると全体が比較的横長の
形状になり、このような形状においては送受話機は装置
左端あるいは右端に配置されるのが一般的であり、必然
的にプリント基板や電源ユニツト等の熱発生源の上部に
位置するようになる。
第3図及び第4図(a),(b)は従来のフアクシミリ
装置の一般的な外観並びにその内部構成を示すものであ
る。
本体の筺体3の上面の大部分のスペースを多数の操作子
や表示部を備えたオペレーシヨン・パネル1が専有して
おり、送受話機2は本体上面の左端に配置されている。
本体中央部は第4図(a)に示す通り原稿読取部5と記
録印字部6及び記録紙ロール11等の機構部によつて占め
られ、電源ユニツト4は送受話機2の真下に配置され
る。そして、同図(b)に示すように、原稿は矢示A方
向から挿入されて矢示B方向に排出され、一方記録紙は
矢示C方向に排出される。
このような限定された配置構成のため、特に高温になる
熱発生源である電源ユニツト4からの発熱により送受話
機2が加熱され、その影響により音質不良や故障の原因
となると共に、操作者に不快感を与えるなどの問題が生
じる。
これらの点に鑑みて従来の電話機能付通信装置では、装
置内部の熱発生源近傍にフアンなどの空冷機器を設けて
強制的に放熱を計るか、熱発生源を断熱材で覆つて送受
話機2の加熱を防止するか、送受話機2が接触する部位
の本体カバー内面を断熱材で覆つて熱発生源からの高温
を遮断するか、のいずれかの対策が講じられていた(例
えば特開昭63-98250号公報参照)。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来の電話機能付通信装置に
あつて、フアンなどの空冷機器を設けたものは、空冷機
器自体によるコストアツプと共に、その信頼性や寿命な
どを考慮しなければならず、空冷機器に給電するために
装置の電流容量が増大し、さらに空冷機器を装置内部に
配置するスペースを確保することに困難性があり、機器
稼動時における騒音の発生が操作者に不快感を与える点
にも問題があつた。
また、熱発生源を断熱材で覆うようにしたものは、放熱
が著しく損なわれて、熱発生源の温度が極度に上昇し、
電源ユニツト等の信頼性が低下し、その寿命が短縮され
て装置の故障や破損の原因となる恐れがあつた。
この場合、電源ユニツト等の熱発生源と断熱材の間に若
干の空間をもうけても、断熱材自体の放熱手段を講じな
ければ加熱速度が遅くなるだけで、送受話機の加熱を避
けることは不可能であつた。
さらに、本体カバーの送受話機と接触する部位の内面を
断熱材で覆つたものも、同様に放熱効果が低いため、熱
発生源及び断熱材の放熱手段を考えねばならず、そのた
めに装置が大型化するという不都合があつた。
この考案はこのような従来の問題点を解決し、内部の熱
発生源の熱による送受話機の加熱を防止し得る電話機能
付通信装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、この考案による電話機能付
通信装置は、本体の筺体内の熱発生源と送受話機との間
に、内部に空隙部を有する断熱カバーを介在させたもの
である。
そして、この断熱カバーは、上面に上記送受話機の送話
機部と受話器部とをそれぞれ収納する凹部を設け、側面
のみに放熱用の開口部を設けてある。
〔作用〕
上記のように構成することにより、装置内部の熱発生源
と送受話機の間に空隙部ができ、この空隙部が熱発生源
の熱を遮断する働きをし、送受話機の加熱を防止するこ
とができる。
また、断熱カバーの上面に送話機部と受話機部とをそれ
ぞれ収納する凹部を設けたので、断熱カバーが送受話機
を安定して保持し得る載置台を兼ねて構成の簡易化を図
ることができる。
さらに、断熱カバーの側面のみに開口部を設けることに
より、内部の空隙部の熱を外部に有効に放散させること
が可能であり、放散した熱は対流作用によりそのまま上
昇して送受話機の温度を上昇させるおそれはない。
〔実施例〕
以下、添付図面の第1図及び第2図を参照してこの考案
をフアクシミリ装置に適用した実施例を説明するが、第
3図及び第4図に示した従来例に対応する部分には同一
の符号を付してその説明は省略する。
第1図はこの考案の一実施例を示すもので、フアクシミ
リ装置の底カバー7に設けた熱発生源である電源ユニツ
ト4の上面と対向する本体カバー8の部位に、断熱カバ
ー9を固設し、この断熱カバー9の上面に送受話機2を
保持するようにしている。
断熱カバー9は内部に空隙部を設け、上面に送受話機2
の送話機部2aと受話機部2bを収納する2つの凹部9a,9b
を備え、送受話機2を安定して保持することができる。
また、両側面には多数のスリツト状開口部9cを設けて空
隙部内の放熱を図るようにしている。
この断熱カバー9を本体カバー8上に設置することによ
つて、送受話機2と電源ユニツト4との間に断熱用の空
隙部が形成され、電源ユニツトによる送受話機2の加熱
が防止される。
なお、断熱カバー9は本体カバー8と一体感を持たせる
ように取り付けることが可能である。
また、第2図はこの考案の他の実施例の要部のみを示す
もので、フアクシミリ装置本体カバー8(第1図参照)
の電源ユニツト4を覆う部位に上下にそれぞれ空隙部10
a,10bを設けた断熱カバー10を固設し、電源ユニツト4
と送受話機2との間に2重の空隙部を形成して断熱性を
さらに向上させると共に、断熱カバー10のオペレーシヨ
ン・パネル1側の側面に、内外を連通する開口部10c,10
dを設けて放熱性を良好にしている。
なお、その他の構成は第1図に示した前実施例と同様で
ある。
この実施例によれば、装置全体の外観上もより一体感を
持たせることができ、型構造的にも無理のない加工が可
能である。
なお、上記実施例においては、この考案をフアクシミリ
装置に適用した場合について説明したが、ワープロ,パ
ソコンその他の多機能端末機器等の電話機能付通信装置
にも何ら支障なく適用することができる。
〔考案の効果〕
以上述べたように、この考案による電話機能付通信装置
は、熱発生源と送受話機との間に、内部に空隙部を有す
る断熱カバーを介在させ、その上部に送受話機の送話機
部と受話機部とをそれぞれ収納する凹部を設け、側面の
みに放熱用の開口部を設けたので、断熱カバー内の放熱
が促進され、熱発生源を過熱させて装置の機能を損うお
それをなくすることができる。
そして、断熱カバーの側面から放熱された熱は、対流作
用によってそのまま上昇するので、送受話機が加熱され
ることなく、送受話機の信頼性が確保されると共に、操
作者の熱による不快感を除くことができる。
また、断熱カバーが送受話機の載置台を兼ねるので装置
の構成の簡易化を図ることができ安価に供給することが
可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す分解斜視図、 第2図はこの考案の他の実施例の要部のみを示す分解斜
視図、 第3図は従来のフアクシミリ装置の外観を示す斜視図、 第4図(a),(b)は同じくその内部構成を示す平面
図及び側面図である。 1……オペレーシヨン・パネル、2……送受話機 3……本体の筺体、4……電源ユニツト 5……原稿読取部、6……記録印字部 7……底カバー、8……本体カバー 9,10……断熱カバー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体の筺体内に熱発生源を有し、該熱発生
    源の上部に送受話機を配置した電話機能付通信装置にお
    いて、 前記熱発生源と前記送受話機との間に、内部に空隙部を
    有する断熱カバーを介在させ、該断熱カバーは、上面に
    前記送受話機の送話機部と受話機部とをそれぞれ収容す
    る凹部を設け、側面のみに放熱用の開口部を設けたこと
    を特徴とする電話機能付通信装置。
JP1988118195U 1988-09-08 1988-09-08 電話機能付通信装置 Expired - Lifetime JPH0724842Y2 (ja)

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JP1988118195U JPH0724842Y2 (ja) 1988-09-08 1988-09-08 電話機能付通信装置

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JPH0238847U JPH0238847U (ja) 1990-03-15
JPH0724842Y2 true JPH0724842Y2 (ja) 1995-06-05

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