JPH0724457Y2 - 浴室用床パンの補強構造 - Google Patents

浴室用床パンの補強構造

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JPH0724457Y2
JPH0724457Y2 JP1989062127U JP6212789U JPH0724457Y2 JP H0724457 Y2 JPH0724457 Y2 JP H0724457Y2 JP 1989062127 U JP1989062127 U JP 1989062127U JP 6212789 U JP6212789 U JP 6212789U JP H0724457 Y2 JPH0724457 Y2 JP H0724457Y2
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JP
Japan
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floor pan
reinforcing material
bathtub
washing
main
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JP1989062127U
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JPH032072U (ja
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啓之 森下
剛 馬渕
Original Assignee
株式会社イナックス
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  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ユニットバスルーム等を構築するのに使用さ
れる床パンに関するものであって、その補強構造を改良
したものである。
〔従来の技術〕
従来、ユニットバスルーム構築用の床パンとして、第6
図に示す如く、浴槽部61と洗い場部62とが一体的に構成
され、且つ浴槽部61の底面63が洗い場部の62の底面64よ
りも低く成形されたものが利用されている。このように
構築された床パン60であれば、浴槽部61と洗い場部62と
の間の移動が容易である。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記の床パン60は、浴槽部底面62の高さと洗い場部底面
64の高さとが異なっている。そのため、該床パン60を設
置するにあたっては、土台面50の上に適宜のブロック材
66,68,69や脚部材65,67を設置して、床パン60の水平状
態と耐荷重性を確保する必要がある。その上、上記ブロ
ック材66,68,69や脚部材65,67は、モルタル等を用いて
固定しなくてはならない。このように前記従来の床パン
60は、施工作業が煩雑であるという欠点があった。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記課題に鑑みて創案されたものであり、その
特徴とするところは、洗い場部と浴槽部とが一体的に製
作され且つ浴槽部の底面が洗い場部の底面よりも低く設
定された床パンの下面に組み付けられる補強構造であっ
て、前記浴槽部の下面に取着され前記洗い場部の下方ま
で到達する主補強材と、前記洗い場部の下面に取着され
た洗い場補強材と、前記主補強材と前記洗い場補強材と
を連結する支柱材とから構成され、前記主補強材と前記
洗い場補強材とは平面視して直交する方向に配列されて
いることである。
〔作用〕
上記構成により、床パンの洗い場部に加わる荷重は、該
洗い場部の下面に取着された洗い場補強材及び支柱材を
介して、主補強材へ伝えられる。従って、主補強材を支
持することにより、床パンの支持がなされる。
また、洗い場部補強材と主補強材とは、支柱材により連
結されるから、本考案を適用した床パンは、主補強材の
水平調節を行うことで、全体を水平な状態にすることが
できる。
床パンの下面に、主補強材,洗い場補強材及び支柱材よ
り成る補強構造を一体的に組み付けたので、地面に仮置
き出来るばかりでなく、容易に段積みすることができ
る。
床パンには、出荷時の運搬・輸送中,施工時,あるいは
施工後の使用時に、曲げや捩じれの力が働くことがしば
しばあるが、本願考案では、主補強材と洗い場補強材と
を平面視して直交する方向に配列したので、これらの力
に対し十分に対抗し得る剛性を発揮する。
さらに床パンを施工するに際し、現場での補強構造の組
付け作業が不要である。
〔実施例〕
第1図は、浴槽部2の底面が洗い場部3の底面よりも低
く成形された床パン1に、本考案の補強構造を適用した
実施例を示すものである。
本実施例で使用する床パン1は、第2図の底面図に示す
如く、浴槽部2の下面2a及び洗い場部3の下面3aそれぞ
れに、リブ20,21及び30,31が格子状に形成されている
(以下、便宜的にリブ20及びリブ30を「縦リブ」、リブ
21及びリブ31を「横リブ」と呼ぶ)。この場合、浴槽部
2側では、洗い場部3に対して直角な方向の横リブ21が
荷重支持を主として受け持ち、洗い場部3側では、浴槽
部2に対して平行な方向の縦リブ30が主として荷重支持
を行うように、リブの数や配設間隔が設定される。なお
後述する主補強材4及び洗い場補強材5の取着には、上
述したリブの間隙がそれぞれ利用される。すなわち主補
強材4は、浴槽部底面2aの横リブ21,21の間に形成した
溝へ嵌装されて取りつけられ、洗い場補強材5は、洗い
場部底面3aの縦リブ30,30間の溝へ嵌装されて取着され
る。
主補強材4は、例えばリップ溝形鋼などからなり、浴槽
部2から洗い場部3の下方に到達するのに充分な長さを
有している。洗い場補強材5は、例えば角形鋼などから
なり、その下面に支柱材6が垂直に固着されている。該
支柱材6の下端部には、主補強材4の上部に嵌着し得る
連結部7が設けられている。
次に、床パン1へ、本考案に係る補強構造を構築する手
順を、第1図及び第3図を参照して説明する。まず、洗
い場部3の下面3aに形成された縦リブ30,30間の溝32へ
洗い場補強材5を嵌装する。そして、ボルト31を、上記
縦リブ30,30に穿設した貫通孔30a及び洗い場補強材5の
貫通孔5aに挿通したのち、ナット12を螺着させて締め付
ける。これにより、洗い場補強材5が、床パン1へ一体
的に取着される。続いて、主補強材4を床パン1の浴槽
部下面2aにおける横リブ21,21間へ嵌装し、ボルト13で
固定する。これと共に、主補強材4の上部に支柱材6の
連結部7を嵌着させ、ボルト13を、該連結部7の貫通孔
7a及び主補強材4の貫通孔4aに挿通したのち、ナット14
を螺着させて、支柱材6と主補強材4とを連結する。こ
のようにして、床パン1の下面に、補強構造が一体的に
構築される。
上述のようにして補強構造が一体的に設けられた床パン
1を設置するには、第1図の如く、土台面50に布基礎40
を設け、該布基礎40上に載設した据付材8にブラケット
9,9を固定し、該ブラケット9,9で主補強材4の両端を支
持すればよい。
本実施例で用いたブラケット9は、第4図に示すような
ものであって、主補強材4が載置される支持部91と、該
支持部91を挟んで立設された起立部92と、据付材8にネ
ジ17で固定される固定部93とからなっている。該固定部
93には、高さ調節用のアジャストボルト9bが備えられて
いる。このアジャストボルト9bで水平状態を調節したの
ち、主補強材4の両端をブラケット9に支持せしめ、ボ
ルト15及びナット16で固定する。これにより、簡単に床
パン1を水平に設置することができる。
なお主補強材4を支持するブラケットは、上記のほか
に、第5図に示す如き構造のものも採用し得る。このブ
ラケット10は、土台面50に設けた布基礎40の側面40a
へ、アンカーボルト18とナット19で固定される。そして
主補強材4の支持部100の下側には、高さ調節及び荷重
支持用のアジャストボルト10aが取りつけられる取付部1
01が設けられている。なお、高さ調節の必要に応じて、
アジャストボルト10aの下部にブロック材B等を配置し
てもよい。
本考案の実施例は、前記のものに限定されない。図示し
た床パン1は、いずれも、浴槽が一体成形されたもので
あるが、床パンの浴槽部へ、別体に製作した浴槽を載設
する方式のものであってもよい。また、下面にリブを有
しない床パンの場合にも、本考案を適用することができ
る。要するに、本考案は、実施の態様に応じて、適宜変
更することを妨げない。
〔考案の効果〕
本考案は、以下に列挙する優れた効果を発揮する。
(a)床パンの下面に、主補強材,洗い場補強材及び支
柱材より成る補強構造を一体的に組み付けたので、地面
に仮置き出来るばかりでなく、容易に段積みすることが
できる。それ故、出荷時の運搬やトラック等への積載、
施工時の設置、在庫時の収納等の効率が格段に向上す
る。従来は、浴槽部と洗い場部との間に段差を有してい
たので、床パンをトラック等へ効率良く積載するのが難
しかった。
(b)床パンには、出荷時の運搬・輸送中,施工時,あ
るいは施工後の使用時に、曲げや捩じれの力が働くこと
がしばしばあるが、本願考案では、主補強材と洗い場補
強材とを平面視して直交する方向に配列したので、これ
らの力に対し十分に対抗し得る剛性を発揮する。このこ
とは特に、SMC等のプレス成形法により製造される床パ
ンに対し特に有用である。SMCのプレス成形法による製
品は、一般に、素材の弾性率が比較的低く設定されてい
るので、可撓性の低い硬くて脆い製品となる。このた
め、曲げや捩じれ等により応力集中部にクラックを発生
させ易い。しかるに本願考案では、主補強材と洗い場補
強材とが支柱材を介して立体的に直交する補強構造を備
えたことにより、曲げ方向や捩じれ方向の力が作用して
も床パンに変形を生じさせないから、クラックを発生さ
せるおそれがない。
(c)床パンを施工するに際し、現場での補強構造の組
付け作業が不要であり、且つ、主補強材の水平調節をす
るだけで床パン全体を水平状態に設定することが簡単に
できるから、施工能率が非常に良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る補強構造を備えた床パンの設置
状況を示す正面図、第2図は、本考案に用いる床パンの
底面図、第3図は、本考案に係る補強構造の要部を示す
分解斜視図、第4図は、主補強材を支持するブラケット
の一例を示す斜視図、第5図は、ブラケットの他の実施
例を示す斜視図である。第6図は、従来の床パンの設置
状況を示す正面図である。 1…床パン、2…浴槽部、2a…浴槽部下面 3…洗い場部、3a…洗い場部下面 4…主補強材、5…洗い場補強材、6…支柱材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭57−113094(JP,U) 実開 昭63−103389(JP,U) 実開 昭56−4493(JP,U) 実開 昭59−32057(JP,U) 実公 昭60−3170(JP,Y2) 実公 昭60−6314(JP,Y2) 実公 昭59−20159(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗い場部と浴槽部とが一体的に製作され且
    つ浴槽部の底面が洗い場部の底面よりも低く設定された
    床パンの下面に組み付けられる補強構造であって、前記
    浴槽部の下面に取着され前記洗い場部の下方まで到達す
    る主補強材と、前記洗い場部の下面に取着された洗い場
    補強材と、前記主補強材と前記洗い場補強材とを連結す
    る支柱材とから構成され、前記主補強材と前記洗い場補
    強材とは平面視して直交する方向に配列されていること
    を特徴とする浴室用床パンの補強構造。
JP1989062127U 1989-05-29 1989-05-29 浴室用床パンの補強構造 Expired - Lifetime JPH0724457Y2 (ja)

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JPH032072U JPH032072U (ja) 1991-01-10
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5932057U (ja) * 1982-08-23 1984-02-28 日立化成工業株式会社 設備ユニツト

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