JPH0724421B2 - 有料放送デコーダ - Google Patents

有料放送デコーダ

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JPH0724421B2
JPH0724421B2 JP3187353A JP18735391A JPH0724421B2 JP H0724421 B2 JPH0724421 B2 JP H0724421B2 JP 3187353 A JP3187353 A JP 3187353A JP 18735391 A JP18735391 A JP 18735391A JP H0724421 B2 JPH0724421 B2 JP H0724421B2
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JP
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signal
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bit
audio
scramble
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JP3187353A
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洋平 川端
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Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高品位テレビジョン
(MUSE方式=Multiple Sub−Nyqu
ist Sampling Encoding(多重サ
ンプリング符号化)方式−−−NHK開発)有料放送に
おいて、契約した加入者にのみスクランブルを解き番組
の視聴を可能にする有料放送デコーダに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、有料放送は放送衛星の拡充に伴い
実用化されつつある。有料放送では、従来の広告料や受
信料による放送形式と違い、契約した受信者にのみ番組
を届ける必要があるため、通常は番組を電気的に撹乱
(スクランブル)して放送される。そのために、有料放
送番組視聴にはスクランブルを解き正常に番組を視聴す
るための有料放送デコーダが必要となってくる。
【0003】従来、多重サンプリング符号化(以下、M
USEと記す)信号の有料放送デコーダとしては、有料
放送ユニットとしてMUSEデコーダに内蔵する方式が
考えられている。一方、現存するMUSEデコーダに対
しては、有料放送のスクランブルを解いた後のMUSE
信号が通常の非スクランブルのMUSE信号と同等に扱
える独立型MUSE有料放送デコーダが考えられてい
る。
【0004】以下図面を参照しながら、上述した従来の
独立型MUSE有料放送デコーダの一例について説明す
る。(図6)は従来のMUSE有料放送デコーダの構成
の一例を示すものである。(図6)において、2はアナ
ログMUSE信号入力端子で、通常はスクランブル状態
のMUSE信号が入力される。3はA/D変換器で、ア
ナログMUSE信号をデジタルMUSE信号に変換す
る。4はクロック・同期再生部で、デジタルMUSE信
号からデジタル信号処理基準クロック16.2MHz
(以下VCKと称する)や独立型MUSE有料放送デコ
ーダ各部で必要な映像水平同期信号(以下HDと称す
る)、映像フレーム同期信号(以下VFRAMと称す
る)を再生し独立型MUSE有料放送デコーダ内各部に
供給する。5は音声処理部で、デジタルMUSE信号か
ら1.35MHzレートの16ビットデインターリーブ
後の音声データビットストリーム(以下DBSと称す
る)を再生するとともに、音声フレーム同期信号(以下
FSYと称する)、音声データ基準クロック1.35M
Hz(以下ACKと称する)をデスクランブルユニット
に供給する。6はデスクランブルユニットで、DBS1
3からスクランブル関連情報を取り出し、これに基づ
き、スクランブルされたデジタルMUSE信号19をデ
スクランブルしデスクランブルMUSE信号12を出力
すると共に、加算することによりスクランブルされた音
声データビットストリーム13のスクランブルを解くた
めの擬似ランダム信号(以下PNと称する)を発生す
る。7は排他的論理和素子でDBS13とスクランブル
を解くためのPN信号11との排他的論理和をとること
によりデスクランブルされたDBS15を出力する。4
3はスクランブル関連情報ビット消去部で、DBS15
中に多重されているスクランブルに関する情報ビットを
消去する。41はビットインターリーブ部で、音声処理
部5での16ビットデインターリーブを再インターリー
ブする。42はBCH(82,74)誤り訂正符号付加
装置で、デスクランブルされたDBS15の同期信号お
よび制御符号ビットを除き、ビットインターリーブマト
リクスの各行の74ビットの情報ビットに対して、8ビ
ットの誤り訂正ビットを付加する。44は25音声フレ
ームインターリーブ部で、多重されるMUSE信号中の
垂直帰線期間を基準に25音声フレーム間のインターリ
ーブを行う。45は時間軸圧縮部で、1.35MHzレ
ートの音声データをMUSE信号中の垂直期間内に多重
するためバースト状のデータに変換する。46は2値/
3値変換部で、連続する2値3データを連続する3値2
サンプルに変換する。47は変換フィルタで、時間軸圧
縮され2値/3値変換された12.15MBaudの音
声データを16.2Mレートの映像信号サンプルレート
に合わせるための周波数変換を行う。48はエンコード
音声信号遅延回路で、エンコード音声信号をデスクラン
ブルユニット6の出力の映像信号の垂直帰線期間音声多
重領域のタイミングに遅延調整する。49は音声多重タ
イミング制御部で、デスクランブルユニット6からの出
力MUSE信号の垂直帰線期間音声多重領域を示す信号
を出力する。50は信号切り替えスイッチで、デスクラ
ンブルユニット6からの出力と音声データの時間軸圧縮
部47の出力を音声多重タイミング制御部49の出力信
号により切り替える。51はD/A変換器で、デジタル
MUSE信号をアナログMUSE信号に変換する。52
はMUSE信号出力端子で、MUSEデコーダやMUS
EVTRと接続される。
【0005】以上のように構成された従来のMUSE有
料放送デコーダについて、以下(図6)を用いてその動
作を説明する。映像、音声共にスクランブルのかかった
MUSE信号が入力した場合を例にとり説明を行う。入
力したMUSE信号はA/D変換器3でデジタル変換さ
れ、デスクランブルユニット6,音声処理部5,クロッ
ク,同期再生部4に供給される。デスクランブル処理は
以下のように行われる。まず、デスクランブルユニット
6では、音声処理部5からのDBS13中のスクランブ
ル関連情報を抽出解読する。(図4)にスクランブル関
連情報の位置を示す。(図4)はAモード信号多重時の
ビット配分とスクランブル関連情報の多重位置およびD
BS13状態のビット割当を示す音声フレーム構成図で
ある。(図4)に斜線で示すようにスクランブル関連情
報ビットは制御符号,レンジビット,独立データ領域に
多重されている。
【0006】また、これらの多重されたスクランブル関
連情報ビットはその多重位置から音声モードごとに音声
フレーム中の固定位置に存在するものと音声モードごと
に領域が変わる独立データ領域に斜め多重状態で存在す
るものに分類される。制御符号領域、レンジビットに存
在するスクランブル関連情報ビットは、各音声モードご
とに固定位置に存在する。以下にその各ビットと位置を
示す。 映像スクランブルフラグビット・・・制御符号
第12ビット,スクランブルタイミングビット・・・制
御符号第13ビット,音声スクランブルフラグビット・
・・r#8ビット位置である。一方、音声モードごとに
領域が変わる独立データ領域に斜め多重されているスク
ランブル関連情報の多重の様子を(図5)に示す。(図
5)は、A1モードにおける18音声フレーム間の28
8ビットのスクランブル関連情報ビットの多重の様子を
示す斜め多重方式図である。(図5)に示すようにスク
ランブル関連情報の斜め多重は音声フレーム内各行ごと
に1ビットづつ行なわれ、18音声フレーム、すなわち
288ビットを1単位(以下この18音声フレームをス
ーパーフレームと定義する)としている。
【0007】デスクランブルユニット6ではこれらのス
クランブル関連情報ビットをDBS13から抽出解読
し、映像信号については、スクランブルデジタルMUS
E信号19をデスクランブルし、デジタルデスクランブ
ル映像信号12を出力する。音声信号については後段の
排他的論理和素子7でデスクランブル出来るようにPN
信号11を発生させる。音声処理部5ではデジタルMU
SE信号からブランキング期間の音声データを取り出
し、デスクランブルのため、放送局側でスクランブルが
かけられた位置、すなわち音声信号にPN加算が行われ
た状態まで音声信号形式を戻す。音声信号へのスクラン
ブルはビットインターリーブの直前でかけられているた
め、受信側では音声信号形式をこの状態の音声フレーム
形式まで戻し、DBS13にスクランブルの際に加算し
たものと同じPN信号11を排他的論理和素子7により
加算することで音声信号のデスクランブルを行う。
【0008】次に、デスクランブルされたDBS15は
スクランブル関連情報ビット消去部43に入力される。
スクランブル関連情報ビット消去部43では、デスクラ
ンブル後のデータビットストリーム中のスクランブル関
連情報をすべて消去する。これはデスクランブルされた
MUSE信号中にスクランブル関連情報が残っていると
後段のMUSEデコーダでは、MUSE信号がデスクラ
ンブルされているにもかかわらずスクランブルMUSE
信号として認識されるため正常に番組が視聴出来ないた
めである。
【0009】(図7)にスクランブル関連情報ビット消
去部の回路構成の一例を示す。(図7)において、15
は音声DBSで、排他的論理和素子7の出力が入力され
ている。62は音声フレーム同期信号(FSY)、63
は音声基準クロック1.35MHz(ACK)である。
60は音声ビットカウンタで、音声フレームごとにリセ
ットされACK63により0〜1349をカウントす
る。69はビットゲートで、スクランブル関連情報ビッ
トのなかで、制御符号ビットやR#8ビットのように音
声モードにより音声フレーム中の固定位置に存在する関
連情報ビットのタイミングを示す。64はデータフリッ
プフロップで音声のA/Bモードを示す制御符号第1ビ
ット(以下制御符号第1ビット〜第22ビットをそれぞ
れb#1〜b#22と称する)を検出する。
【0010】68は斜め多重タイミング発生回路で、ス
クランブル関連情報の音声フレーム中の斜め多重位置を
求めるための音声モード検出,音声フレームの各行の先
頭タイミングを示すパルスを出力する。90はDBS1
5のb#1検出のためのパルス,91は音声モードを示
すb#1〜b#6を検出するためのタイミングパルス,
92は2スーパーフレーム、すなわち36音声フレーム
ごとに伝送されている音声マスタフレームタイミングを
示すb#14を検出するためのタイミングパルス,93
は音声フレーム内の各行の先頭を示すパルス信号であ
る。
【0011】70はデータフリップフロップで音声モー
ドを示すb#1〜b#6のタイミングパルス91を1/
2クロック遅延させる。71は論理積装置で、音声基準
クロックACKにデータフリップフロップ70の出力に
よりゲートをかけることにより、データビットストリー
ム15の音声モードを示すb#1〜b#6を検出するた
めのバースト状タイミングクロックを発生させる。72
はデータフリップフロップで、論理積装置71からのバ
ースト状クロックにより、データビットストリームのb
#1〜b#6を検出する。73はシフトレジスタ、74
はデータフリップフロップで、これらによりデータフリ
ップフロップ72の出力、すなわちb#1〜b#6をパ
ラレル出力する。75はデータフリップフロップで、D
BS15中の音声マスタフレームタイミングを示すb#
14を検出するためのものであり、音声フレームごとに
出力されるb#14検出タイミングパルス92により検
出する。76はデータフリップフロップ,78は論理積
素子でこの組合せによりデータフリップフロップ75の
出力のb#14検出信号を1クロック幅に微分する。7
9は音声フレーム行カウンタで、マスタフレームすなわ
ち36音声フレームごとにリセットされる288進カウ
ンタで、スーパーフレーム内の音声データ行位置0〜2
87をカウント出力する。94は遅延調整回路で、論理
積素子78の出力により、ラインパルス93をカウンタ
クロックとしている音声フレーム行カウンタ79にリセ
ットが適切にかかるようにタイミングを調整する。
【0012】80は音声フレーム行内のビット位置カウ
ンタで、ラインパルス93ごとにリセットされ0〜81
をカウント出力する。81はROMで、データフリップ
フロップ74の各音声モード出力値と音声フレーム内行
カウンタ79出力値からスクランブル関連情報ビットの
各行内の斜め多重ビット位置を出力する。82は比較器
で、ビット位置カウンタ80の出力とROM81の出力
が等しいときにパルスを発生させる。96はデータビッ
トストリームの遅延調整回路でビットゲート69の出力
や比較器82の出力とのタイミングを調整する。95は
ビットゲート69の出力とデータビットストリームとの
タイミング調整用遅延調整回路である。65は論理積素
子で、タイミング調整用遅延回路95の出力により音声
データビットストリーム中の固定位置のスクランブル関
連情報ビットを強制LOWにすることにより消去する。
67は論理積素子で、比較器82の出力により音声デー
タビットストリーム中のスクランブル関連情報ビットの
斜め多重ビットを強制LOWにすることにより消去す
る。
【0013】以下スクランブル関連情報ビット消去部4
3の動作について(図7)および(図8)を用いて説明
する。(図8)は(図7)に示すスクランブル関連情報
消去部の各部の信号波形を示す信号波形図である。(図
8)中DBS15の波形に示している数字1〜1350
はDBS状態での音声フレーム内の各ビットの送出順序
を示している。FSY62は図に示すように音声フレー
ムの先頭ビットタイミングを示す音声フレーム同期信号
である。
【0014】まず、音声モードごとに固定位置にある、
映像スクランブルフラグビット……制御符号第12ビッ
ト,スクランブルタイミングビット……制御符号第13
ビット,音声スクランブルフラグビット……r#8ビッ
ト位置のスクランブル関連情報ビットの消去動作につい
て説明する。図7のb#1検出パルス90は(図8)に
示すようにb#1を検出するタイミングでパルスを出力
し、検出されたDBS15のb#1信号すなわち音声の
A/Bモードは(図7)のようにビットゲート69に接
続されている。このことにより、ビットゲート69は各
音声モードごとに固定位置にある、映像スクランブルフ
ラグビット……制御符号第12ビット,スクランブルタ
イミングビット……制御符号第13ビット,音声スクラ
ンブルフラグビット……r#8ビット位置を示すパルス
信号を出力する。このパルス信号を遅延調整したものが
(図8)の遅延調整回路95の出力であり、これをゲー
ト信号として(図8)のようなタイミングで遅延DBS
96の該当ビットを強制LOWとすることにより、各音
声モードごとに固定位置にある前記スクランブル関連情
報ビットを消去する。次に、音声モードごとに領域が変
わる独立データ領域に斜め多重されているスクランブル
関連情報ビットの消去動作について、同様に(図7)、
(図8)を用いて説明する。斜め多重されているスクラ
ンブル関連情報ビットはスーパーフレーム(18音声フ
レーム)を1単位として構成されている。この18音声
フレーム単位は、36音声フレーム毎に送られるマスタ
フレーム先頭フレーム識別ビットb#14を基準に受信
側で検出している。(図8)に示すデータフリップフロ
ップ75の出力信号は斜め多重タイミング発生回路68
のb#14タイミング出力92により、DBS15信号
中のb#14を検出した結果を示している。
【0015】(図8)の例ではこの音声フレームのb#
14がアクティブ、すなわちマスタフレームの先頭の音
声フレームであったことを示している。この信号は(図
7)のように、データフリップフロップ76、論理積素
子78、遅延素子94に接続され、(図8)に示すライ
ンパルス93のタイミングでラインカウンタ79がリセ
ットされるように微分、遅延調整される。このようにリ
セットされたラインカウンタ79の出力は、(図8)の
ように、1スーパーフレーム間(18音声フレーム間)
ラインパルス93を0〜287までカウントアップす
る。
【0016】またライン内ビットカウンタ80は(図
8)のようにラインパルス93によりリセットされ、各
音声フレームの行内のビット位置0〜81をカウント出
力する。
【0017】一方、データフリップフロップ74の出力
は音声の各種モードを示すb#1〜b#6を(図8)の
ようにb#14のタイミングごとに、ROM81に出力
する。ROM81はこのb#1〜b#6の示す音声モー
ドから音声フレーム内の独立データ領域を求め、さらに
ラインカウンタ79の出力により、前記独立データ領域
内の該当する斜め多重の際のスクランブル関連情報のビ
ットの多重位置を(図8)のROM81の出力に示すよ
うに各行ごとに出力する。比較器82はこのROM81
の出力とライン内カウンタ80の出力を比較し、一致し
た際に(図8)の比較器82の出力に示すようにパルス
信号を発生させる。
【0018】この比較器82の出力信号をゲート信号と
し論理積素子67により、データビットストリームの斜
め多重ビットを強制LOWとすることにより、斜め多重
されているスクランブル関連情報ビットを消去する。以
上のように、DBS中のスクランブル関連の情報ビット
がすべて消去され、(図6)のビットインターリーブ部
41へ入力される。
【0019】以下、さらに後段の処理について、(図
6)を用いて説明する。ビットインターリーブ部41、
BCH(82,74)処理装置42、25フレームイン
ターリーブ装置44,2/3値変換装置46、12.1
5→16.2MHz変換フィルタ部47については音声
処理部5でデコードされたMUSE音声処理を再エンコ
ードするMUSE音声エンコード処理部であるが、これ
は通常のMUSE音声エンコード処理部の該当する部分
と同様であるためここでは説明を省略する。
【0020】エンコード音声信号遅延回路48は、エン
コード音声信号を遅延調整し、映像信号の垂直帰線期間
に合わせ込む。
【0021】次に切り替えスイッチ50は音声タイミン
グ制御部49の出力信号により音声多重期間には出力信
号を音声映像遅延回路48の出力から音声信号側に切り
換える。
【0022】以上のように、スクランブルMUSE信号
の音声信号部分のデスクランブル後、多重されているス
クランブル関連情報ビットを消去し、再MUSE音声エ
ンコード処理の後、映像信号部がデスクランブルされた
MUSE信号に再多重することにより、デスクランブル
を行った正規のMUSE信号形式の信号を出力すること
ができる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成による独立型MUSE有料放送デコーダは、音声デー
タビットストリーム中の、音声モードによって位置の異
なる独立データ領域に斜め多重されているスクランブル
関連情報ビットも含めてすべてスクランブル関連情報ビ
ットを消去する方式であるため、スクランブル関連ビッ
ト消去部の回路規模が増大する等の問題点を有してい
た。
【0024】本発明は上記問題点に対し、簡潔な構成に
よる独立型MUSE有料放送デコーダを実現するもので
ある。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の独立型MUSE有料放送デコーダは、スクラ
ンブルされたデジタル多重サンプリング符号化信号およ
び25フレームデインターリーブ,BCH(82,7
4)誤り訂正後の音声データビットストリームを入力と
し、音声データビットストリームのデスクランブルのた
めの擬似ランダム信号とスクランブルデジタル多重サン
プリング符号化信号の映像信号部分のデスクランブル処
理を行ったデジタル多重サンプリング符号化信号を出力
するデスクランブルユニット装置と、前記デスクランブ
ルユニット装置から出力される擬似ランダム信号とスク
ランブルされた音声データビットストリームの加算を行
い音声データビットストリームをデスクランブル出力す
る排他的論理和装置と、前記デスクランブル音声データ
ビットストリームを入力とし、多重されている映像スク
ランブルフラグビットと音声スクランブルフラグビット
を消去し、音声マスターフレーム識別フラグビットを正
規の音声フレームから消去し他の音声フレームに付加す
るスクランブルフラグ消去・音声マスタフレーム識別フ
ラグビットシフト装置と、前記スクランブルビット消去
・音声マスタフレーム識別フラグビットシフト装置から
出力された音声データビットストリームを多重サンプリ
ング符号化信号に再多重するためのビットインターリー
ブ装置、BCH(82,74)誤り訂正付加装置、25
フレームインターリーブ装置、時間軸圧縮装置、2値/
3値変換装置、12.15MHz/16.2MHzリサ
ンプリング波形整形フィルタ装置からなる多重サンプリ
ング符号化信号への音声再多重エンコード装置と、前記
多重サンプリング符号化信号への音声再多重エンコード
装置から出力される音声信号を遅延させる遅延装置と、
前記デスクランブルユニット装置の出力の音声独立デー
タ領域に前記デスクランブルされ多重サンプリング符号
化信号への音声再多重エンコードされた音声信号を多重
する信号切り替え装置と、前記信号切り替え装置を制御
するタイミング制御装置を採用・結合したものである。
【0026】
【作用】本発明は上記した構成により、スクランブルさ
れた音声データビットストリームはデスクランブルユニ
ットから出力されるPN信号によりデスクランブルさ
れ、スクランブルフラグ消去、マスタフレーム識別ビッ
トフラグ位置シフト後、16ビットインターリーブ、B
CH(82,74)誤り訂正符号付加、25フレームイ
ンターリーブ、時間軸圧縮、2値3値変換、12.15
MHzから16.2Mhzへの音声データレート変換の
MUSE音声エンコード処理を行い、デスクランブルさ
れた映像信号を含むMUSE信号の垂直ブランキング中
に再多重することにより、MUSE有料放送のスクラン
ブルを解いた後のMUSE信号が通常の非スクランブル
のMUSE信号と同等に扱え、簡易な構成によりスクラ
ンブル関連情報ビットを総て消去したのと同効果を有す
る独立型MUSE有料放送デコーダを提供することがで
きるものである。
【0027】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。(図1)は本発明の一実施例におけ
るMUSE有料放送デコーダの構成を示すものである。
【0028】(図1)において、2はアナログMUSE
信号入力端子で、通常はスクランブル状態のMUSE信
号が入力される。3はA/D変換器で、アナログMUS
E信号をデジタルMUSE信号に変換する。4はクロッ
ク・同期再生部で、デジタルMUSE信号からデジタル
信号処理基準クロック16.2MHz(以下VCKと称
する)や独立型MUSE有料放送デコーダ各部で必要な
映像水平同期信号(以下HDと称する),映像フレーム
同期信号(以下VFRAMと称する)を再生し独立型M
USE有料放送デコーダ内各部に供給する。5は音声処
理部で、デジタルMUSE信号から1.35MHzレー
トの16ビットデインターリーブ後の音声データビット
ストリーム(以下DBSと称する)を再生するととも
に、音声フレーム同期信号(以下FSYと称する)音声
データ基準クロック1.35MHz(以下ACKと称す
る)をデスクランブルユニットに供給する。6はデスク
ランブルユニットで、DBS13からスクランブル関連
情報を取り出し、これに基づき、スクランブルされたデ
ジタルMUSE信号19をデスクランブルしデスクラン
ブルMUSE信号12を出力すると共に、加算すること
によりスクランブルされた音声データビットストリーム
13のスクランブルを解くための擬似ランダム信号(以
下PNと称する)を発生する。
【0029】7は排他的論理和素子でDBS13とスク
ランブルを解くためのPN信号11との排他的論理和を
とることによりデスクランブルされたDBS15を出力
する。143はスクランブルフラグ消去・マスタフレー
ム識別フラグビットシフト部で、映像スクランブルフラ
グと音声スクランブルフラグを消去し、音声データビッ
トストリーム信号のマスタフレームの先頭の音声フレー
ムに多重されているマスタフレーム識別ビットフラグを
同マスタフレーム期間内の他の音声フレームの該当位置
にシフトする。41はビットインターリーブ部で、音声
処理部5での16ビットデインターリーブを再インター
リーブする。42はBCH(82,74)誤り訂正符号
付加装置で、デスクランブルされたDBS15の同期信
号および制御符号ビットを除き、ビットインターリーブ
マトリクスの各行の74ビットの情報ビットに対して、
8ビットの誤り訂正ビットを付加する。44は25音声
フレームインターリーブ部で多重されるMUSE信号中
の垂直帰線期間を基準に25音声フレーム間のインター
リーブを行う。
【0030】45は時間軸圧縮部で、1.35MHzレ
ートの音声データをMUSE信号中の垂直期間内に多重
するためバースト上のデータに変換する。46は2値/
3値変換部で、連続する2値3データを連続する3値2
サンプルに変換する。47は変換フィルタで、時間軸圧
縮され2値/3値変換された12.15MBaudの音
声データを16.2Mレートの映像信号サンプルレート
に合わせるための周波数変換を行う。48はエンコード
音声信号遅延回路で、エンコード音声信号をデスクラン
ブルユニット6の出力の映像信号の垂直帰線期間音声多
重領域のタイミングに、遅延調整する。
【0031】49は音声多重タイミング制御部で、デス
クランブルユニット6からの出力MUSE信号の垂直帰
線期間音声多重領域を示す信号を出力する。50は信号
切り替えスイッチで、デスクランブルユニット6からの
出力と音声データの遅延調整回路48の出力を音声多重
タイミング制御部49の出力信号により切り替える。5
1はD/A変換器で、デジタルMUSE信号をアナログ
MUSE信号に変換する。52はMUSE信号出力端子
で、MUSEデコーダやMUSEVTRと接続される。
以上のように構成されたMUSE有料放送デコーダにつ
いて、以下(図1)を用いてその動作を説明する。映
像、音声共にスクランブルのかかったMUSE信号が入
力した場合を例にとり説明を行う。入力したMUSE信
号はA/D変換器3でデジタル変換され、デスクランブ
ルユニット6,音声処理部5,クロック・同期再生部4
に供給される。デスクランブル処理は以下のように行わ
れる。まず、デスクランブルユニット6では、音声処理
部5からのDBS13中のスクランブル関連情報を抽出
解読する。(図4)にスクランブル関連情報の位置を示
す。(図4)はAモード信号多重時のビット配分とスク
ランブル関連情報の多重位置およびDBS13状態のビ
ット割当を示す音声フレーム構成図である。(図4)に
斜線で示すようにスクランブル関連情報ビットは制御符
号,レンジビット,独立データ領域に多重されている。
【0032】また、これらの多重されたスクランブル関
連情報ビットはその多重位置から音声モードごとに音声
フレーム中の固定位置に存在するものと音声モードごと
に領域が変わる独立データ領域に斜め多重状態で存在す
るものに分類される。制御符号領域、レンジビットに存
在するスクランブル関連情報ビットは、各音声モードご
とに固定位置に存在する。以下にその各ビットと位置を
示す。 映像スクランブルフラグビット・・・制御符号
第12ビット,スクランブルタイミングビット・・・制
御符号第13ビット,音声スクランブルフラグビット・
・・r#8ビット位置。
【0033】一方、音声モードごとに領域が変わる独立
データ領域に斜め多重されているスクランブル関連情報
の多重の様子を(図5)に示す。(図5)は、A1モー
ドにおける18音声フレーム間の288ビットのスクラ
ンブル関連情報ビットの多重の様子を示す斜め多重方式
図である。(図5)に示すようにスクランブル関連情報
の斜め多重は音声フレーム内各行ごとに1ビットづつ行
なわれ、18音声フレーム、すなわち288ビットを1
単位(以下この18音声フレームをスーパーフレームと
定義する)としている。
【0034】デスクランブルユニット6ではこれらのス
クランブル関連情報ビットをDBS13から抽出解読
し、映像信号については、スクランブルデジタルMUS
E信号19をデスクランブルし、デジタルデスクランブ
ル映像信号12を出力する。音声信号については後段の
排他的論理和素子7でデスクランブル出来るようにPN
信号11を発生させる。音声処理部5ではデジタルMU
SE信号からブランキング期間の音声データを取り出
し、デスクランブルのため、放送局側でスクランブルが
かけられた位置、すなわち音声信号にPN加算が行われ
た状態まで音声信号形式を戻す。音声信号へのスクラン
ブルはビットインターリーブの直前でかけられているた
め、受信側では音声信号形式をこの状態の音声フレーム
形式まで戻し、DBS13にスクランブルの際に加算し
たものと同じPN信号11を排他的論理和素子7により
加算することで音声信号のデスクランブルを行う。
【0035】次に、デスクランブルされたDBS15は
スクランブルフラグ消去・マスタフレーム識別フラグビ
ットシフト部143に入力される。スクランブルフラグ
消去・マスタフレーム識別フラグビットシフト部143
では、映像スクランブルフラグ(b#12)と音声スク
ランブルフラグ(r#8)を消去し、音声データビット
ストリーム信号のマスタフレームの先頭の音声フレーム
に多重されているマスタフレーム識別ビットフラグを同
マスタフレーム期間内の他の音声フレームの該当位置に
変更する。これはデスクランブルされたMUSE信号中
にスクランブルフラグが残っていると、後段のMUSE
デコーダでは、MUSE信号がデスクランブルされてい
るにもかかわらずスクランブルMUSE信号として認識
されるため正常に番組が視聴出来ないためであり、また
マスタフレーム識別フラグビットが正常に残っていると
後段のMUSEデコーダが、例えばデスクランブルユニ
ット内蔵タイプ等であった際にスクランブル関連情報が
デスクランブルユニットに作用するため誤った視聴料金
等の課金が行われる可能性があるためである。
【0036】(図2)にスクランブルフラグ消去・マス
タフレーム識別フラグビットシフト部の回路構成の一例
を示す。(図2)において、15は音声DBSで、排他
的論理和素子7の出力が入力されている。62は音声フ
レーム同期信号(FSY)、63は音声基準クロック
1.35MHz(ACK)である。60は音声ビットカ
ウンタで、音声フレームごとにリセットされACK63
により0〜1349をカウントする。64はデータフリ
ップフロップで音声のA/Bモードを示す制御符号第1
ビット(以下制御符号第1ビット〜第22ビットをそれ
ぞれb#1〜b#22と称する)を検出する。168は
タイミング発生回路で、音声のA/Bモードを示すb#
1フラグとマスタフレームを示すマスタフレーム識別ビ
ットb#14を検出するための、タイミングパルスを出
力する。69はビットゲートで、スクランブル関連情報
ビットのなかの、映像スクランブルフラグb#12と音
声スクランブルフラグR#8ビットを検出するためのタ
イミングパルスを出力する。
【0037】90はDBS15のb#1検出のためのパ
ルス,92は2スーパーフレームすなわち36音声フレ
ームごとに伝送されている音声マスタフレームタイミン
グを示すb#14を検出するためのタイミングパルス信
号である。
【0038】75はデータフリップフロップで、音声フ
レームごとに出力されるb#14検出タイミングパルス
92により、DBS15中のb#14、すなわち音声マ
スタフレーム識別フラグビットを検出する。76はデー
タフリップフロップ,78は論理積素子でこの組合せに
よりデータフリップフロップ75の出力のb#14検出
信号を1クロック幅に微分する。
【0039】100は論理和素子でビットゲート69の
出力と論理積素子78の論理和を出力する。
【0040】165は論理積素子で、論理和素子100
の出力により音声データビットストリーム中の映像スク
ランブルフラグb#12と音声スクランブルフラグr#
8ビットと正規のマスタフレーム識別フラグビットを強
制LOWにすることにより消去する。
【0041】194は遅延調整回路で、論理積素子78
の出力を同マスタフレーム期間内の他の音声フレームの
マスタフレーム識別フラグビット位置まで遅延させる。
【0042】167は論理和素子で遅延調整回路194
の出力がHighの際にデータビットストリームを強制
Highにする。
【0043】196はデータフリップフロップでデータ
ビットストリームをACK63のタイミングで出力す
る。
【0044】以下スクランブル関連情報ビット消去部の
動作について(図2)および(図3)を用いて説明す
る。(図3)は(図2)に示すスクランブルフラグ消去
・マスタフレーム識別フラグビット位置シフト部の各部
の信号波形を示す信号波形図である。(図3)中DBS
15の波形に示している数字1〜1350はDBS状態
での音声フレーム内の各ビットの送出順序を示してい
る。FSY62は図に示すように音声フレームの先頭ビ
ットタイミングを示す音声フレーム同期信号である。
【0045】まず、マスタフレーム識別フラグビットの
シフト動作について説明する。タイミング発生回路16
8の出力92は(図3)に示すようにb#14位置すな
わちマスタフレーム識別フラグビット位置を検出するた
めのパルス信号を出力する。データフリップフロップ7
5はこのb#14検出タイミングパルスによりDBS1
5中のb#14、すなわちマスタフレーム識別フラグビ
ットを検出する。(図3)に示すデータフリップフロッ
プ75の出力信号は斜め多重タイミング発生回路168
のb#14タイミング出力92により、DBS15信号
中のb#14を検出した結果を示している。
【0046】(図3)の例ではこの音声フレームのb#
14がHigh、すなわちマスタフレームの先頭の音声
フレームであったことを示している。この信号は(図
2)のように、データフリップフロップ76、論理積素
子78に入力され、(図3)の論理積素子78の出力に
示すように微分出力される。この論理積素子78の出力
は論理和素子100と遅延調整部194に接続される。
そして、論理和素子100の出力信号は論理積素子16
5により、DBS15のマスタフレーム識別フラグビッ
ト位置のb#14を強制Lowとし、遅延調整部194
の出力は論理和素子167により数音声フレーム後のマ
スタフレーム識別フラグビットすなわちb#14を強制
Highとすることで、マスタフレーム識別ビットフラ
グ位置シフトを行っている。(図3)は1音声フレーム
後にシフトした一例を示している。
【0047】次に、映像スクランブルフラグb#12と
音声スクランブルフラグr#8ビットの消去動作につい
て、説明する。タイミング発生回路168の出力90は
(図3)に示すようにDBS15の音声のA/Bモード
を示すb#1を検出するタイミングパルスである。この
検出結果は(図2)に示すようにデータフリップフロッ
プ64を介してビットゲート69に出力される。ビット
ゲート69では映像スクランブルビットb#12の位置
を示すタイミングパルスとb#1検出結果に基づくr#
8ビット位置を示すパルスを(図3)のように出力し、
論理和素子100を介して、論理積素子165によりD
BS15の映像スクランブルビットb#12と音声スク
ランブルビットr#8を強制Lowにしている。(図
3)は音声Aモードの一例を示している。
【0048】以上のように、マスタフレーム識別ビット
フラグ位置シフトとスクランブルビットフラグ消去され
たデータビットストリームは、データフリップフロップ
196により(図3)に示すようにACK63のタイミ
ングで出力され、(図1)のビットインンターリーブ部
41へ入力される。
【0049】以下、さらに後段の処理について、(図
1)を用いて説明する。ビットインターリーブ部41、
BCH(82,74)処理装置42、25フレームイン
ターリーブ装置44,2/3値変換装置46、12.1
5→16.2MHz変換フィルタ部47については音声
処理部5でデコードされたMUSE音声処理を再エンコ
ードするMUSE音声エンコード処理部であるが、これ
は通常のMUSE音声エンコード処理部の該当する部分
と同様であるためここでは説明を省略する。
【0050】エンコード音声信号遅延回路48は、エン
コード音声信号を遅延調整し、映像信号の垂直帰線期間
に合わせ込む。
【0051】次に切り替えスイッチ50は音声タイミン
グ制御部49の出力信号により音声多重期間には出力信
号をデスクランブルユニット6の出力から音声信号側に
切り換える。以上のように本実施例によれば、スクラン
ブルされたデジタルMUSE信号および25フレームデ
インターリーブ,BCH(82,74)誤り訂正後の音
声データビットストリームを入力とし、音声データビッ
トストリームのデスクランブルのための擬似ランダム信
号(PN信号)とスクランブルデジタルMUSE信号の
映像信号部分のデスクランブル処理を行ったデジタルM
USE信号を出力するデスクランブルユニット装置と、
前記デスクランブルユニット装置から出力されるPN信
号とスクランブルされた音声データビットストリームの
加算を行い音声データビットストリームをデスクランブ
ル出力する排他的論理和装置と、前記デスクランブル音
声データビットストリームを入力とし、多重されている
映像スクランブルフラグビットと音声スクランブルフラ
グビットを消去し、音声マスターフレーム識別フラグビ
ットを正規の音声フレームから消去し他の音声フレーム
に付加するスクランブルフラグ消去・音声マスタフレー
ム識別フラグビットシフト装置と、前記スクランブルフ
ラグ消去・音声マスタフレーム識別フラグビットシフト
装置から出力された音声データビットストリームを再M
USE音声エンコードするための、ビットインターリー
ブ装置、BCH(82,74)誤り訂正付加装置、25
フレームインターリーブ装置、時間軸圧縮装置、2値/
3値変換装置、12.15MHz/16.2MHzリサ
ンプリング波形整形フィルタ装置からなる再音声MUS
Eエンコード装置と、前記再音声MUSEエンコード装
置から出力される音声信号を遅延させる遅延装置と、前
記デスクランブルユニット装置の出力の音声データ信号
位置に前記遅延装置から出力される再音声MUSEエン
コード信号を多重する信号切り替え装置、および前記信
号切り替え装置を制御するタイミング制御装置を設ける
ことにより、簡易な構成により、スクランブルされたM
USE信号のデスクランブルを行い、デスクランブル信
号を非スクランブルの通常のMUSE信号として扱える
MUSE信号形式で出力することが出来る。
【0052】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、従来例の
ように音声データビットストリーム中の、音声モードに
よって位置の異なる独立データ領域に斜め多重されてい
るスクランブル関連情報ビットも含めてすべてスクラン
ブル関連情報ビットを消去する方式によらない、デスク
ランブル音声データビットストリーム中に多重されてい
る映像スクランブルフラグと音声スクランブルフラグを
消去し、マスタフレーム識別フラグビット位置をシフト
するスクランブルフラグ消去・マスタフレーム識別フラ
グビット位置シフト装置を設けているため、スクランブ
ル関連情報ビットを総て消去したのと同効果を有する簡
易な構成による独立型MUSE有料放送デコーダを提供
可能とするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における有料放送デコーダの
構成を示すブロック図
【図2】本発明の要部の構成を示すブロック図
【図3】同要部の動作を説明するためのタイミング図
【図4】スクランブル関連情報の多重位置を示すMUS
E音声信号のフレーム構成図
【図5】スクランブル関連信号の独立データ領域への斜
め多重方式を示すスクランブル関連情報多重方式図
【図6】従来の有料放送デコーダの構成を示すブロック
【図7】従来の有料放送デコーダの要部の構成を示すブ
ロック図
【図8】同要部の動作を説明するためのタイミング図
【符号の説明】
6 デスクランブルユニット装置 7 排他的論理和装置 143 スクランブルフラグ消去・マスタフレーム識別
フラグビットシフト装置 41 ビットインターリーブ装置 42 BCH(82,74)誤り訂正符号付加装置 44 25フレームインターリーブ装置 45 時間軸圧縮装置 46 2値/3値変換装置 47 12.15/16.2MHZリサンプリング波形
整形フィルタ装置 48 遅延装置 50 信号切替装置 49 タイミング制御装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクランブルされたデジタル多重サンプ
    リング符号化信号および25フレームデインターリー
    ブ,BCH(82,74)誤り訂正後の音声データビッ
    トストリームを入力とし、音声データビットストリーム
    のデスクランブルのための擬似ランダム信号とスクラン
    ブルデジタル多重サンプリング符号化信号の映像信号部
    分のデスクランブル処理を行ったデジタル多重サンプリ
    ング符号化信号を出力するデスクランブルユニット装置
    と、前記デスクランブルユニット装置から出力される擬
    似ランダム信号とスクランブルされた音声データビット
    ストリームの加算を行い音声データビットストリームを
    デスクランブル出力する排他的論理和装置と、前記デス
    クランブル音声データビットストリームを入力とし、多
    重されている映像スクランブルフラグビットと音声スク
    ランブルフラグビットを消去し、音声マスターフレーム
    識別フラグビットを正規の音声フレームから消去し他の
    音声フレームに付加するスクランブルフラグ消去・音声
    マスタフレーム識別フラグビットシフト装置と、前記ス
    クランブルビット消去・音声マスタフレーム識別フラグ
    ビットシフト装置から出力された音声データビットスト
    リームを多重サンプリング符号化信号に再多重するため
    のビットインターリーブ装置、BCH(82,74)誤
    り訂正付加装置、25フレームインターリーブ装置、時
    間軸圧縮装置、2値/3値変換装置、12.15MHz
    /16.2MHzリサンプリング波形整形フィルタ装置
    からなる多重サンプリング符号化信号への音声再多重エ
    ンコード装置と、前記多重サンプリング符号化信号への
    音声再多重エンコード装置から出力される音声信号を遅
    延させる遅延装置と、前記デスクランブルユニット装置
    の出力の音声独立データ領域に前記デスクランブルされ
    多重サンプリング符号化信号への音声再多重エンコード
    された音声信号を多重する信号切り替え装置と、前記信
    号切り替え装置を制御するタイミング制御装置を含んで
    構成されており;スクランブルされた多重サンプリング
    符号化信号のデスクランブルを行い、デスクランブル信
    号出力を多重サンプリング符号化信号形式で行うことを
    特徴とする有料放送デコーダ。
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