JPH07236197A - 音声処理回路および磁気記録装置 - Google Patents

音声処理回路および磁気記録装置

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JPH07236197A
JPH07236197A JP6009034A JP903494A JPH07236197A JP H07236197 A JPH07236197 A JP H07236197A JP 6009034 A JP6009034 A JP 6009034A JP 903494 A JP903494 A JP 903494A JP H07236197 A JPH07236197 A JP H07236197A
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JP
Japan
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vocal
signal
terminal
switch
input
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6009034A
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English (en)
Inventor
Susumu Taniguchi
奨 谷口
Atsusane Okamoto
厚実 岡本
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 音声処理回路22にステレオ音楽ソースが入
力されるとき、スイッチ58を端子58bに接続し、さ
らにマイク端子54から音声信号を入力すると、AND
回路60aに端子58bからバイアス電圧信号が入力さ
れるとともに、ボーカルアシスト用検波回路62から検
波信号が入力される。応じて、スイッチ44および46
が端子44bおよび46bと接続され、ボーカルカット
回路54でボーカル成分を削除した信号が加算器50a
および50bに入力される。そして、加算器50aおよ
び50bで、ボーカル成分を削除した信号とマイク端子
54から入力された音声信号とが加算され、加算された
信号が出力端子52aおよび52bから出力される。 【効果】 マイクから音声信号が入力され、ステレオ音
楽成分からボーカル成分を削除した信号と音声信号とが
出力されるので、ステレオ音楽ソースを用いて歌唱練習
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は音声処理回路に関し、
特にたとえば、いわゆるボーカルカット機能およびボー
カルアシスト機能を有する、ビデオテープレコーダやテ
レビジョン受像機等に用いられる、音声処理回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図6を参照して、従来のビデオテープレ
コーダ1では、音声処理回路2にボーカルが中央に位置
するようなステレオ音楽ソース、あるいはLチャネルに
伴奏が含まれRチャネルに伴奏およびボーカルが含まれ
る音声多重ソースが入力される。そして、スイッチSW
1を端子C1と接続すると、すなわち、ボーカルカット
機能およびボーカルアシスト機能のいずれも選択されな
いとき、スイッチSW2,SW3およびSW4は、それ
ぞれ端子C4,C5およびC6と接続され、これによっ
て入力信号がそのまま出力される。
【0003】音声処理回路2にステレオ音楽ソースが入
力されるときに、スイッチSW1を端子C2と接続して
ボーカルカット機能を選択すると、スイッチSW2およ
びSW3の接続が端子C7およびC8に切り換えられ、
これによって、ボーカルカット回路3からステレオ音楽
ソースからボーカル成分がカットされた音声信号が出力
される。
【0004】音声処理回路2に音声多重ソースが入力さ
れた場合、スイッチSW1を端子C3と接続してボーカ
ルアシスト機能を選択すると、マイク端子4から音声信
号を入力したとき、AND回路5からの出力によってス
イッチSW4の接続が端子C9に切り換えられる。これ
によって、マイク端子4から入力された音声信号と伴奏
のみを含むLチャネルの音声信号とが、加算器6aおよ
び6bで加算され、出力される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来技術で
は、ボーカルカット機能とボーカルアシスト機能とが独
立しているので、音声多重ソースを利用して「からお
け」のような歌唱練習をすることはできるが、ステレオ
音楽ソースを用いて歌唱練習をすることはできないとい
う問題点があった。
【0006】それゆえに、この発明の主たる目的は、ス
テレオ音楽ソースを用いて歌唱練習することができる、
音声処理回路を提供することである。また、この発明の
他の目的は、ボーカルアシスト機能を用いて歌唱練習す
ることができる、音声処理回路を提供することである。
さらに、この発明のその他の目的は、ボーカルカット機
能またはボーカルアシスト機能を用いて歌唱練習するこ
とができるテープを作成できる、音声処理回路を提供す
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、ボーカル
成分を含むステレオ音楽ソースからボーカル成分を削除
した信号を出力するボーカルカット手段を備える音声処
理回路において、マイクから音声信号が入力されたこと
を検知する検知手段、および検知手段の検知出力に応答
してボーカルカット手段からのボーカル成分を削除した
信号と音声信号とを出力する手段をさらに備えることを
特徴とする、音声処理回路である。
【0008】第2の発明は、ボーカル成分を含むステレ
オ音楽ソースからボーカル成分を削除した信号を出力す
るボーカルカット手段を備える音声処理回路において、
ボーカルカット手段から出力された信号およびステレオ
音楽ソースをそれぞれ一方チャネル信号および他方チャ
ネル信号として磁気テープに記録する記録手段をさらに
備えることを特徴とする、磁気記録装置である。
【0009】第3の発明は、ボーカル成分を含むステレ
オ音楽ソースからボーカル成分を削除した信号を出力す
るボーカルカット手段を備える音声処理回路において、
ボーカルカット手段から出力された信号およびステレオ
音楽ソースをそれぞれ磁気テープの第1領域および第2
領域に記録する記録手段をさらに備えることを特徴とす
る、磁気記録装置である。
【0010】
【作用】第1の発明によれば、マイクから音声信号が取
り込まれると、それが、たとえばボーカルアシスト用検
波回路を含む検知手段によって検知され、その検知出力
に応じてたとえばスイッチがボーカルカット手段の出力
端子と接続され、ボーカル成分を削除した信号が、この
スイッチを経てたとえば加算器に入力される。加算器に
はまた、マイクから取り込まれた音声信号が入力され、
これによって、ボーカルカット信号とマイクからの音声
信号とが出力される。
【0011】第2の発明によれば、たとえばスイッチを
ボーカルアシストモードに切り換えると、ボーカルカッ
ト手段の出力端子が記録手段のたとえばLチャネル入力
端子に接続され、これによってLチャネル入力端子にボ
ーカル成分が削除された信号が入力される。一方、記録
手段のRチャネル入力端子にはステレオ音楽ソースがそ
のまま入力される。
【0012】第3の発明によれば、たとえば外部入力端
子からステレオ音楽ソースを入力するときに、たとえば
スイッチをたとえばボーカルカットモードに切り換え、
さらに記録手段を記録モードに切り換えると、ボーカル
カット手段の出力端子が記録手段に含まれるたとえば第
1領域用記録ヘッドと接続されるとともに、外部入力端
子がたとえば第2領域用記録ヘッドと接続される。これ
によって、磁気の第1および第2領域にそれぞれボーカ
ル成分が削除された信号およびステレオ音楽ソースが記
録される。
【0013】
【発明の効果】第1の発明によれば、ステレオ音楽ソー
スが入力されていて、かつマイクから音声信号が入力さ
れるとき、ボーカル成分を削除した信号とマイクからの
音声信号とが出力されるので、ステレオ音楽ソースを用
いて歌唱練習することができる。
【0014】第2の発明によれば、磁気テープにボーカ
ル成分が削除された信号が一方チャネル信号として記録
され、ステレオ音楽ソースの信号が他方チャネル信号と
して記録されるので、ボーカルアシスト機能を用いて歌
唱練習をすることができるテープを作成することができ
る。第3の発明によれば、ボーカル成分が削除された信
号が磁気テープの第1領域に記録され、ステレオ音楽ソ
ースが第2領域に記録されるので、ボーカルカット機能
を用いて歌唱練習することができるテープを作成でき、
このテープを用いてボーカルカット機能による歌唱練習
をすることができる。
【0015】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0016】
【実施例】図1を参照して、この実施例のハイファイ方
式のビデオテープレコーダ10は、チューナ12を含
み、スイッチ14,16,18および20がそれぞれ端
子14a,16a,18aおよび20aと接続されると
き、チューナ12からの出力信号が音声処理回路22に
入力される。また、スイッチ14および16が端子14
bおよび16bと接続され、スイッチ18および20が
端子18bおよび20bと接続されるとき、Lチャネル
用の外部入力端子24aおよびRチャネル用の外部入力
端子24bから入力された音声信号が音声処理回路22
に入力される。さらに、スイッチ18および20が端子
18bおよび20bと接続されるとき、磁気テープ26
からハイファイ方式用のヘッド28によって読み出され
た音声信号が、所定の処理を経て音声処理回路22に入
力される。すなわち、ヘッド28によって読み出された
音声信号のうち所定のキャリア周波数の音声信号が、ア
ンプ30および帯域通過フィルタ(BPF)32aおよ
び32bを介してFM復調器34aおよび34bで復調
され、その後ノイズリダクション回路36aおよび36
bでノイズ除去され、音声処理回路22に入力される。
【0017】なお、ビデオテープレコーダ10が録画モ
ードであるときは、スイッチ14および16を経た音声
信号は、ノイズリダクション回路36cおよび36dで
ノイズを除去され、それぞれ異なる周波数のキャリアを
もつFM変調器38aおよび38bで変調された後、加
算器40で加算される。その後、加算器40の出力が記
録アンプ42を経て、ヘッド28によって磁気テープ2
6に記録される。
【0018】音声処理回路22に入力されたLチャネル
およびRチャネルの音声信号は、スイッチ44および4
6が端子44aおよび46aと接続され、スイッチ48
が端子48aと接続されるとき、そのまま加算器50a
および50bを経て、出力端子52aおよび52bから
出力される。スイッチ44および46が端子44bおよ
び46bと接続され、スイッチ48が端子48aと接続
されるときは、ボーカルカット回路54でボーカル成分
がカットされかつモノラル信号に変換された音声信号
が、加算器50aおよび50bを経て出力端子52aお
よび52bから出力される。スイッチ44および46が
端子44aおよび46aと接続され、スイッチ48が端
子48bと接続されるときは、Lチャネルの音声信号が
加算器50aおよび50bを経て出力端子52aおよび
52bから出力される。なお、加算器50aおよび50
bにおいては、マイク端子54から別の音声信号が入力
されるとき、この音声信号をアンプ56で増幅した信号
が加算される。
【0019】スイッチ44,46および48は、通常は
それぞれ端子44a,46aおよび48aと接続され、
スイッチ58に印加されたバイアス電圧に基づいて接続
が切り換えられる。すなわち、スイッチ58が端子58
aと接続されると、スイッチ44および46にバイアス
がかかり、これによってスイッチ44および46が端子
44bおよび46bに接続される。スイッチ58が端子
58bと接続されると、バイアス電圧信号がAND回路
60aに入力される。そして、マイク端子54から入力
されアンプ56で増幅された音声信号が、ボーカルアシ
スト用検波回路62で検波されることによって、検波信
号がAND回路60aに入力されると、バイアス電圧信
号がスイッチ44および46に印加される。これによっ
て、上述と同様に、スイッチ44および46が端子44
bおよび46bと接続される。スイッチ58が端子58
cと接続されると、バイアス電圧信号がAND回路60
bに入力され、ボーカルアシスト用検波回路62からの
検波信号がAND回路60bに入力されるとき、このバ
イアス電圧信号がスイッチ48に印加される。これによ
って、スイッチ48は端子48bと接続される。スイッ
チ58が端子58dと接続されるときは、スイッチ4
4,46および48が切り換わることはない。
【0020】ボーカルカット回路54は、たとえば図2
に示すように構成される。すなわち、端子54aおよび
54bから入力されたL信号およびR信号は、まず加算
器54cで加算されることによって(L+R)信号とな
り、その後低域通過フィルタ(LPF)54dを通過す
ることによって(L′+R′)信号となる。この(L′
+R′)信号は、減算器54eの(+)入力端子に入力
される。また、端子54aおよび54bから入力された
L信号およびR信号は、それぞれ減算器54eの(+)
入力端子および(−)入力端子に入力される。これによ
って、減算器54eからは(L−R+L′+R′)信号
が出力される。なお、この減算器出力のうち(L−R)
成分は、音声帯域全域の同移相成分がカットされた音声
成分であり、(L′+R′)成分は、高域がカットさ
れ、同移相成分が2倍となった音声成分である。したが
って、(L−R+L′+R′)信号は、中高域の同移相
成分が減衰された音声信号となり、ボーカル成分がカッ
トされる。
【0021】動作において、音声処理回路22にステレ
オ音楽ソースが入力されるとき、スイッチ58を端子5
8dと接続すると、スイッチ44,46および48はそ
れぞれ端子44a,46aおよび48aと接続されるの
で、入力されたステレオ音楽ソースは、そのまま出力端
子52aおよび52bから出力される。音声処理回路2
2にステレオ音楽ソースが入力されるとき、スイッチ5
8を端子58aと接続すると、スイッチ44および46
は端子44bおよび46bと接続されるので、ボーカル
カット回路54でボーカル成分が削除されたモノラルの
音声信号が、端子52aおよび52bから出力される。
【0022】注目すべきは、音声処理回路22にステレ
オ音楽ソースが入力されるときにスイッチ58を端子5
8bと接続した状態でマイク端子54から音声信号を入
力したときである。このときは、スイッチ44および4
6が端子44bおよび46bと接続され、加算器50a
および50bにマイク端子54からの音声信号が与えら
れるので、ボーカルカットされた音声信号にマイク端子
54からの音声信号が多重された信号が、出力端子52
aおよび52bから出力される。
【0023】この音声処理回路22に音声多重ソースが
入力されるときに、スイッチ58を端子58cと接続
し、さらにマイク端子54から音声信号を入力すると、
スイッチ48が端子48bと接続されるので、Lチャネ
ルの音声信号(伴奏)にマイク端子54から入力された
音声信号が多重された信号が、出力端子52aおよび5
2bから出力される。
【0024】この実施例によれば、ボーカル成分を含む
ステレオ音楽ソースが音声処理回路22に入力されると
きでも、出力端子52aおよび52bから、ボーカル成
分がカットされた音声信号にマイク端子54から入力さ
れた音声信号が多重された音声信号が出力されるので、
ステレオ音楽ソースを用いて歌唱練習することができ
る。
【0025】音声処理回路22の変形例を図3に示す。
図1に示す音声処理回路22と異なる点は、スイッチ4
6が省略されさらに端子58aから入力されたバイアス
電圧がスイッチ48に印加される点である。これによ
り、音声処理回路22にステレオ音楽ソースが入力され
るときスイッチ58を端子58aに接続すると、スイッ
チ44および48が端子44bおよび48bと接続さ
れ、ボーカルカット回路54からの出力信号が出力端子
52aおよび52bから出力される。
【0026】また、音声処理回路22にステレオ音楽ソ
ースが入力されるときにスイッチ58を端子58bに接
続し、マイク端子54から音声信号を入力すると、AN
D回路60aから出力されたバイアス電圧によってスイ
ッチ44および48が端子44bおよび48bと接続さ
れる。そして、ボーカル成分を削除した音声信号に加算
器50aおよび50bによってマイク端子54から入力
された信号が加算され、加算された音声信号が出力され
る。
【0027】さらに、音声処理回路22に音声多重ソー
スが入力されるとき、スイッチ58を端子58cと接続
し、さらにマイク54から音声信号を入力すると、AN
D回路60bから出力されたバイアス電圧信号によって
スイッチ48が端子48bと接続され、これによって、
加算器50aおよび50bでLチャネルの伴奏とマイク
端子54から入力された音声信号とが加算され、加算さ
れた信号が出力される。
【0028】なお、スイッチ58が端子58dと接続さ
れると、スイッチ44および48は端子44aおよび4
8aと接続されるため、音声処理回路22に入力された
音声信号がそのまま出力端子52aおよび52bから出
力される。この実施例によれば、図1に示す実施例と同
様、ステレオ音楽ソースを用いて歌唱練習することがで
きるほか、スイッチ46が不要となるので、回路構成を
簡単にすることができる。
【0029】図4を参照して、この発明の他の実施例の
ハイファイ方式のビデオテープレコーダ10は、図1に
示すビデオテープレコーダ10とほぼ同様であるので、
異なる点についてのみ説明し、同様の点についての説明
は省略する。スイッチ14とノイズリダクション回路3
6cとの間にはスイッチ64が介挿される。そして、端
子64aがスイッチ44と加算器50aとの接続点に接
続され、端子64bがスイッチ14と接続される。ま
た、スイッチ16とノイズリダクション回路36dとの
間にスイッチ66が介挿される。そして、端子66aが
スイッチ46と端子48aとの接続点に接続され、端子
66bがスイッチ16と接続される。これらのスイッチ
64および66は、通常、端子64bおよび66bと接
続され、スイッチ58に印加されたバイアス電圧に基づ
いて接続が切り換えられる。すなわち、スイッチ58が
端子58aまたは58cと接続されると、スイッチ64
および66にバイアスがかかり、これによってスイッチ
64および66が端子64bおよび66bに接続され
る。また、スイッチ58が端子58cと接続されるとき
は、スイッチ44にもバイアスがかかり、これによって
スイッチ44が端子44bと接続される。
【0030】したがって、チューナ12または外部入力
端子24aおよび24bから音声処理回路22にステレ
オ音楽ソースが入力されるときにスイッチ58を端子5
8aと接続すると、スイッチ44および46を経たボー
カルカット信号が、それぞれノイズリダクション回路3
6cおよび36dに入力される。このため、このビデオ
テープレコーダ10が録画モードになっているときは、
ボーカルカット信号が磁気テープ26に記録される。
【0031】チューナ12または外部入力端子24aお
よび24bから音声処理回路22にステレオ音楽ソース
が入力されるとき、スイッチ58を端子58cと接続す
ると、ノイズリダクション回路36cにはボーカルカッ
ト信号が入力され、ノイズリダクション回路36dには
Rチャネルのステレオ音声信号が入力される。このた
め、ビデオテープレコーダ10が録画モードであるとき
は、Lチャネルに伴奏が含まれRチャネルに伴奏および
ボーカルが含まれる信号がテープ26に記録される。な
お、音声処理回路22に音声多重ソースが入力されると
き、スイッチ58を端子58cと接続したときもスイッ
チ44は端子44bと接続されるため、ボーカルカット
回路54からの出力信号がスイッチ44を通過するが、
Lチャネル信号は元々伴奏のみであるため、スイッチ4
4が端子44bと接続されても出力端子52aからの出
力には何ら変化は生じない。
【0032】この実施例によれば、スイッチ44および
46を通過した信号がノイズリダクション回路36cお
よび36dに入力されるので、ボーカル成分を削除した
テープまたはボーカルアシスト用のテープを作成でき
る。図5を参照して、この発明のその他の実施例のハイ
ファイ方式のビデオテープレコーダ10は、チューナ7
0を含む。このチューナ70から出力されたLチャネル
の音声信号は、スイッチ72が端子72aと接続される
とき、スイッチ72を通過し、チューナ70から出力さ
れたRチャネルの音声信号は、スイッチ74が端子74
aと接続されるとき、スイッチ74を通過する。また、
スイッチ72および74がそれぞれ端子72bおよび7
4bと接続されると、外部入力端子76aおよび76b
から入力されたLチャネルおよびRチャネルの音声信号
が、スイッチ72および74を通過する。スイッチ72
および74を通過した音声信号は、加算器78とボーカ
ルカット回路80とに入力されるとともに、ノイズリダ
クション回路82aおよび82bに入力される。スイッ
チ72および74を通過した音声信号はまた、スイッチ
84および86が端子84aおよび86aと接続される
とき、これらのスイッチ84および86を通過し、端子
88aおよび90aに与えられる。
【0033】一方、加算器78で加算された音声信号
は、スイッチ92および94が端子92aおよび94a
と接続されるとき、ALC回路98,スイッチ92,ス
イッチ94およびラインアンプ96を経て記録用アンプ
100と端子88bおよび90bとに与えられる。ま
た、ボーカルカット回路80でボーカル成分をカットさ
れた音声信号は、スイッチ92および94が端子92b
および94aと接続されるときあるいはスイッチ94が
端子94cと接続されるとき、ALC回路102を経て
スイッチ92および94を適宜通過し、さらにラインア
ンプ96を経て記録アンプ100と端子88bおよび9
0bとに与えられる。
【0034】したがって、スイッチ88および90の接
続に応じてステレオ音声信号あるいはボーカルカット信
号またはモノラル音声信号がこれらのスイッチ88およ
び90を通過し、加算器104aおよび104bに入力
される。マイク入力端子106から音声信号が入力され
るときは、この信号も、アンプ108を経て加算器10
4aおよび104bに入力される。そして、加算器10
4aおよび104bから出力された音声信号が、出力端
子110aおよび110bから出力される。なお、この
ビデオテープレコーダ10が録画モードであるときは、
記録アンプ100を経た音声信号が固定ヘッド112に
よって磁気テープ114のオーディオトラックに記録さ
れるとともに、ノイズリダクション回路82aおよび8
2bから出力された音声信号が、FM変調器116aお
よび116bでそれぞれ異なる周波数によって変調され
た後、加算器118で加算され、記録アンプ120を経
てハイファイ方式用の回転ヘッド122によって磁気テ
ープ114のビデオトラックに深層記録される。
【0035】磁気テープ114を再生すると、固定ヘッ
ド112によって再生された音声信号が再生アンプ12
4を経て端子94bに与えられる。また、回転ヘッド1
22によって再生された音声信号は、再生アンプ126
を経た後、所定の音声信号がバンドパスフィルタ128
aおよび128bで抽出され、FM復調器130aおよ
び130bで復調される。その後、ノイズリダクション
回路82cおよび82dを経て、端子84bおよび86
bに与えられる。端子84bおよび86bに与えられた
音声信号は、スイッチ84および86が端子84bおよ
び86bに接続され、スイッチ132および134がオ
ンされるとき、加算器78およびボーカルカット回路8
0に入力されるとともに、端子88aおよび90aに与
えられる。加算器78から出力されたモノラル音声信号
またはボーカルカット回路80から出力されたボーカル
カット信号は、上述と同様にして端子88bおよび90
bに与えられる。したがって、スイッチ88および90
の接続に応じて、端子88aおよび90aに与えられた
音声信号または端子88bおよび90bに与えられ信号
が、加算器104aおよび104bを経て出力端子11
0aおよび110bから出力される。
【0036】スイッチ94の端子94aおよび94bの
間における切り換えとスイッチ72および74の切り換
えとスイッチ84および86の切り換えとは、フロント
スイッチ(図示せず)の制御によって行われる。すなわ
ち、チューナ70からの信号を磁気テープ114に記録
するときと出力端子110aおよび110bから出力す
るときは、スイッチ72および74が端子72aおよび
74aに、スイッチ94が端子94aに、そしてスイッ
チ84および86が端子84aおよび86aに接続され
る。また、外部入力端子76aおよび76bからの入力
信号を磁気テープ114に記録するときと出力端子11
0aおよび110bから出力するときは、スイッチ72
および74が端子72bおよび74bに、スイッチ94
が端子94aに、そしてスイッチ84および86が端子
84aおよび86aに接続される。磁気テープ114を
再生するときは、スイッチ84および86が端子84b
および86bに接続され、スイッチ94が端子94bに
接続される。ただし、後述するように、再生時に印加さ
れる5Vのバイアスがスイッチ94に与えられるとき、
スイッチ94は端子94cと接続される。一方、スイッ
チ90,88および92の切り換えとスイッチ94の端
子94cへの切り換えとスイッチ132および134の
オン/オフとは、再生時のみAND回路136に印加さ
れる5Vのバイアスと常にスイッチ138に印加される
バイアスとマイク入力端子106からの入力の有無に基
づいて制御される。なお、これらのバイアスが与えられ
ないとき、スイッチ88,90および92は、それぞれ
端子88a,90aおよび92aと接続される。また、
スイッチ132および134はオフされる。
【0037】磁気テープ114を再生しないときにスイ
ッチ138を端子138aに接続すると、スイッチ13
8に印加されたバイアス電圧がOR回路140を経てス
イッチ92に与えられるとともに、OR回路142を経
てスイッチ88および90に与えられる。これによって
スイッチ92,88および90が端子92b,88bお
よび90bと接続される。なお、スイッチ94は端子9
4aと接続される。したがって、チューナ70から出力
された音声信号または外部入力端子76aおよび76b
から入力された音声信号からボーカル成分がカットされ
た音声信号が出力端子110aおよび110bから出力
される。なお、このときビデオテープレコーダ10を録
画モードとすると、固定ヘッド112によって伴奏を含
むモノラル音声信号が磁気テープ114に記録され、回
転ヘッド122によって伴奏およびボーカルを含むステ
レオ音声信号が磁気テープ114に記録される。
【0038】磁気テープ114を再生しないときにスイ
ッチ138を端子138bと接続すると、スイッチ13
8に印加されたバイアス電圧はどこにも与えられず、ス
イッチ88,90および92は定常状態を保つ。したが
って、チューナ70から出力され加算器78で加算され
た音声信号または外部入力端子76aおよび76bから
入力され加算器78で加算された音声信号が、スイッチ
84および86とスイッチ88および90とを通過し、
出力端子110aおよび110bから出力される。な
お、このときビデオテープレコーダ10を録画モードと
すると、固定ヘッド112によって伴奏およびボーカル
を含むモノラル音声信号が磁気テープ114に記録さ
れ、回転ヘッド122によって伴奏およびボーカルを含
むステレオ音声信号が磁気テープ114に記録される。
【0039】磁気テープ114を再生しないときにスイ
ッチ138を端子138cと接続すると、スイッチ13
8に印加されたバイアス電圧がスイッチ92に与えられ
るとともに、AND回路144に与えられる。AND回
路144からは、ボーカルアシスト検波回路146が、
マイク入力端子106から入力された音声信号を検波
し、検波信号をAND回路144に与えたときに、バイ
アス電圧が出力され、この電圧がスイッチ88および9
0に与えられる。これによって、スイッチ92,88お
よび90は端子92b,88bおよび90bと接続され
る。したがって、マイク入力端子106から音声信号が
入力されないときは、スイッチ72および74を通過し
た音声信号が、スイッチ84および86とスイッチ88
および90とを通過し、出力端子110aおよび110
bから出力されるが、マイク入力端子106から音声信
号が入力されると、ボーカルカット回路80から出力さ
れたボーカルカット信号が、加算器104aおよび10
4bでマイク入力端子106からの音声信号と加算され
る。そして、加算器104aおよび104bの出力が出
力端子110aおよび110bから出力される。このと
き、ビデオテープレコーダ10を録画モードとすると、
固定ヘッド112によって、ボーカルカットされたモノ
ラル信号が磁気テープ114に記録され、スイッチ72
および74を通過したステレオ音声信号が回転ヘッド1
22によって磁気テープ114に記録される。
【0040】磁気テープ114を再生するときにスイッ
チ138を端子138aと接続すると、AND回路13
6に5Vのバイアス電圧が印加され、これによってスイ
ッチ92,88および90が端子92b,88bおよび
90bと接続されるとともに、スイッチ94が端子94
cと接続され、さらにスイッチ132および134がオ
ンされる。これによって、回転ヘッド122によって再
生された音声信号がスイッチ84および86とスイッチ
132および134とを通過してボーカルカット回路8
0に入力され、ボーカルカット信号がスイッチ94とス
イッチ88および90とを経て出力端子110aおよび
110bから出力される。
【0041】磁気テープ114を再生するときにスイッ
チ138を端子138bと接続すると、回転ヘッド12
2によって再生された音声信号が、スイッチ84および
86とスイッチ88および90とを経て、出力端子11
0aおよび110bから出力される。磁気テープ114
を再生するときにスイッチ138を端子138cと接続
すると、スイッチ92および94が端子92bおよび9
4cと接続され、スイッチ132および134がオンさ
れる。さらに、マイク入力端子106からの入力に応じ
てスイッチ88および90が端子88bおよび90bと
接続される。したがって、回転ヘッド122によって再
生された音声信号がスイッチ84および86を通過して
端子88aおよび90aに与えられるとともに、スイッ
チ132および134を通過してボーカルカット回路8
0に入力される。ボーカルカット回路80から出力され
た信号は、スイッチ94を通過して端子88bおよび9
0bに与えられる。したがって、マイク入力端子106
から音声信号が入力されないときは、再生信号がそのま
ま出力端子110aおよび110bから出力され、マイ
ク入力端子106から音声信号が入力されるときは、ボ
ーカルカット信号に音声信号が加算された信号が、出力
端子110aおよび110bから出力される。
【0042】この実施例によれば、ボーカル成分が削除
された信号が磁気テープのオーディオトラックに記録さ
れ、ステレオ音楽ソースがビデオトラックに深層記録さ
れるので、ノーマルの(ハイファイでない)ビデオテー
プレコーダでボーカルカット機能を用いて歌唱練習する
ことができるテープを作成できる。また、ステレオ音楽
ソースを用いてボーカルアシスト機能による歌唱練習を
することができる。
【0043】なお、上述の実施例はいずれもビデオテー
プレコーダに適用されたが、第1の発明は、ビデオテー
プレコーダに限らずテレビジョン受像機,CDプレー
ヤ,レーザディスクプレーヤ,オーディオテープレコー
ダなどのステレオ音声を出力する全ての機器に適用でき
ることはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1実施例の一部を示すブロック図である。
【図3】この発明の他の実施例を示すブロック図であ
る。
【図4】この発明の他の実施例を示すブロック図であ
る。
【図5】この発明のその他の実施例を示すブロック図で
ある。
【図6】従来技術を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 …ビデオテープレコーダ 44,46,48,64,66,84,86,88,9
0,92,94 …スイッチ 50a,50b,104a,104b …加算器 54,80 …ボーカルカット回路 60a,60b,136,144 …AND回路 62,146 …ボーカルアシスト用検波回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボーカル成分を含むステレオ音楽ソースか
    ら前記ボーカル成分を削除した信号を出力するボーカル
    カット手段を備える音声処理回路において、 マイクから音声信号が入力されたことを検知する検知手
    段、および前記検知手段の検知出力に応答して前記ボー
    カルカット手段からのボーカル成分を削除した信号と前
    記音声信号とを出力する手段をさらに備えることを特徴
    とする、音声処理回路。
  2. 【請求項2】請求項1の音声処理回路を備える、磁気記
    録装置。
  3. 【請求項3】ボーカル成分を含むステレオ音楽ソースか
    ら前記ボーカル成分を削除した信号を出力するボーカル
    カット手段を備える音声処理回路において、 前記ボーカルカット手段から出力された信号および前記
    ステレオ音楽ソースをそれぞれ一方チャネル信号および
    他方チャネル信号として磁気テープに記録する記録手段
    をさらに備えることを特徴とする、磁気記録装置。
  4. 【請求項4】ボーカル成分を含むステレオ音楽ソースか
    ら前記ボーカル成分を削除した信号を出力するボーカル
    カット手段を備える音声処理回路において、 前記ボーカルカット手段から出力された信号および前記
    ステレオ音楽ソースをそれぞれ磁気テープの第1領域お
    よび第2領域に記録する記録手段をさらに備えることを
    特徴とする、磁気記録装置。
JP6009034A 1993-12-27 1994-01-31 音声処理回路および磁気記録装置 Withdrawn JPH07236197A (ja)

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JP33122093 1993-12-27
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009177559A (ja) * 2008-01-25 2009-08-06 Sanyo Electric Co Ltd ボーカルカット回路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009177559A (ja) * 2008-01-25 2009-08-06 Sanyo Electric Co Ltd ボーカルカット回路

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