JPH07235364A - 点火栓又は点弧子用電極及びそれを用いた点火栓又は点弧子 - Google Patents

点火栓又は点弧子用電極及びそれを用いた点火栓又は点弧子

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JPH07235364A
JPH07235364A JP6320068A JP32006894A JPH07235364A JP H07235364 A JPH07235364 A JP H07235364A JP 6320068 A JP6320068 A JP 6320068A JP 32006894 A JP32006894 A JP 32006894A JP H07235364 A JPH07235364 A JP H07235364A
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ruthenium
aluminum
intermetallic compound
nickel
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JP6320068A
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English (en)
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Hermanus De Villiers Steyn
エルマニュ・ド・ヴィリエ・ステイン
Ira Mervyn Wolff
アイラ・マービン・ウォルフ
Rudolph Coetzee
ルドルフ・コエッツェ
Michael Bernard Cortie
マイケル・バーナード・コーティー
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MINTETSUKU
Mintek
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MINTETSUKU
Mintek
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01TSPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
    • H01T13/00Sparking plugs
    • H01T13/20Sparking plugs characterised by features of the electrodes or insulation
    • H01T13/39Selection of materials for electrodes

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  • Spark Plugs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 点火栓又は点弧子の電極が過酷な使用に耐え
得るようにする。 【構成】 一方、双方又は全電極の少なくとも作用部
を、1400℃以上の融点を有し、適当な耐久性、耐熱
衝撃性及び導伝率を示す一以上の金属間化合物を含む材
料で形成する。金属間化合物は多相材料の一つの相を形
成しても良い。好ましい金属間化合物はルテニウムアル
ミナイドである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、正負両電極を含む点火
栓又は点弧子用電極、該電極用チップ若しくはインサー
ト、及びそれを用いた点火栓及び点弧子に関するもので
ある。点火栓は内燃機関の点火を行うのに使用される一
般的なもので良く、また、点弧子はタービンエンジンに
使用する一般的なものでも良い。
【0002】
【従来の技術】最新の高性能エンジンの傾向として、よ
り苛酷な性能が要求されるようになってきている。スパ
ークプラグは長寿命化する傾向にある。他方、無鉛燃料
の導入によりスパークプラグの製造業者は、従来と異な
る新しい材料の使用が可能になっている。従って、スパ
ークプラグ、特に、その電極の長寿命化は、それに対す
る要望が増大している観点から重要になってきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、スパ
ークプラグ用電極用チップ又はインサート、スパークプ
ラグ用電極、及びそれを用いたスパークプラグにおい
て、電極が過酷な使用に耐え得るようにすることにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成する手段として、電極若しくは該電極に装着されるチ
ップ若しくはインサートの少なくとも主要部が1400
℃以上の融点を有し、適当な耐久性、耐熱衝撃性及び導
伝率を示す一以上の金属間化合物で形成するようにした
ものである。
【0005】本明細書において、チップは、パッド、層
及び電極に取り付けられた任意の独立素子を含むものと
して解されるべきである。このようなチップは、拡散溶
接等によりニッケル又はニッケル合金製電極部に接合す
るのが好ましい。
【0006】また、本発明の他の特徴は、金属間化合物
をルテニウム−アルミニウム(以下、ルテニウムアルミ
ナイド、ruthenium aluminide、という)、ルテニウム
−アルミニウム−ニッケル、白金−アルミニウム、ルテ
ニウム−チタン、ニッケル−アルミニウム、チタン−ア
ルミニウム、ルテニウム−ジルコニウム、ルテニウム−
タンタル、鉄−アルミニウム、ニオブ−アルミニウム、
モリブデン−珪素、イリジウム−ニオブ、イリジウム−
ハフニウム、イリジウム−チタン、イリジウム−タンタ
ルを含む群から選ぶようにしたことにある他、金属間化
合物を一以上の他の相中に任意に分散させることによっ
て、二相又は多相材料を形成させるようにしたことにあ
る。
【0007】金属間化合物は合金系の固体中間相であ
り、通常、化学的に非類似の金属間に形成される。これ
らの金属間化合物は、しばしば比較的簡単な化学量論比
又は同質性のある狭い組成範囲(若しくは固定した組
成)を有し、原子結合の性質は金属結合からイオン結合
まで変化する。金属間化合物は電気伝導性が乏しいなど
本質的に非金属性を持つとしばしば考えられ(S.H. Avn
er、Introduction to Physical Metallurgy, McGraw-Hi
ll, p.149)、また、金属間化合物は高融点及び良好な
耐酸化性を有していることが以前から知られている。
【0008】しかしながら、金属間化合物は延性に乏し
く他の非金属的性質を示すとの認識によって、一般工学
材料として広く使用することが妨げられてきた。現在で
は、幾つかの金属間化合物については良く研究され、種
々の応用も発見されているが、それでも十分に、特に高
温ガスタービンで意図された規模では実用されてはいな
い。従って、発明を実施するに際して使用すべき金属間
化合物を選択するのに留意する必要がある。
【0009】
【作用】現在好ましい金属間化合物であるルテニウムア
ルミナイド及び他の幾つかの金属間化合物の利点は、室
温で優れた延性を示し、高融点、良好な耐酸化性、及び
優れた耐食性を有することである。従って、これらの材
料が高温で、かつ、侵食媒体中で示す熱力学的安定性は
傑出したものである。また、これらの金属間化合物は適
度な電気及び熱伝導性並びに適度な耐熱疲労性を示すこ
とも実証された。
【0010】特に重要なのは、ルテニウム過剰のルテニ
ウムアルミナイド、好ましくは、80〜99質量%R
u、最も好ましくは、約90質量%Ruを含むルテニウム
アルミナイドからなる2相又は多相材料である。
【0011】しかしながら、ルテニウムアルミナイドな
どの金属間化合物は、融点が非常に高く(ルテニウムア
ルミナイドの融点は約2050℃)、溶融状態でのルテ
ニウムアルミナイド及び他の金属間化合物の耐火物に対
する強い侵食作用及び高温でのアルミニウムの揮発のた
め、溶融や鋳造など従来技術では製造することが困難で
ある。
【0012】本出願人は、このような金属間化合物を製
造する方法を種々発明し、その一つ「金属間化合物の製
造方法」なる発明を南アフリカ特許94/3636号明
細書にて提案した。この特許に記載した貴金属−アルミ
ナイド系金属間化合物の製造方法は、粉末形態の所要の
金属を粉末アルミニウムと、通常、少なくとも大部分を
金属間成生物中の貴金属とアルミニウムの化学量論的原
子比に基づいて、所要の割合で十分に混合し、その混合
粉末を所定形状に成形し、脱ガス処理などの任意の所要
の処理、特に、タンタル又はモリブデン箔及びチタン製
缶などに封入し、加圧下で加熱し、反応性高温等圧プレ
スを行わせて高温で所要の均質化させるものである。
【0013】また、後述の試験材料として選んだルテニ
ウムアルミナイドの場合、アルミニウム粉末の粒径範囲
は平均で22〜72μmで、ルテニウム粉末の粒径範囲
は平均で13〜58μmであった。好ましい粉末サイズ
は、アルミニウムの場合、約22μmで、貴金属の場合
は約13μmであった。圧縮成形圧力は415〜750
MPaの範囲で選ぶのが好ましく、また、約1600℃
の温度で約12時間焼成する前に、約500℃の温度で
予熱するのが好ましい。
【0014】金属間化合物の製造方法として他の製造方
法を使用することができ、これが本発明の範囲を逸脱す
るものではないことは言うまでもない。これらの製造方
法には、種々の溶融法、成形法、焼結などの各種の粉末
冶金法及び金属噴霧法が含まれるが、これらに限定され
るものではない。また、原料も、本発明の範囲を逸脱す
ることなく前記方法の任意の組み合わせにより製造して
もよい。
【0015】更に、本発明は、上に規定した一以上の電
極を体現した点火栓若しくは他の点弧子を提供するもの
である。通常、両電極又は全電極が本発明に従って製作
されるが、一つの電極のみ、例えば、中央電極にのみ金
属間化合物を用いるようにしても良い。このスパークプ
ラグは、含鉛燃料又は無鉛燃料で運転されるエンジンに
利用し得る。Ru50原子%に近い組成を持つルテニウ
ムアルミナイドは含鉛燃料に侵されるが、ルテニウムリ
ッチのルテニウムアルミナイドは含鉛燃料で運転される
エンジンに使用し得る。
【0016】本発明をより理解し得るようにするため、
本発明を、以下、添付の図面を参照して詳細に説明す
る。
【0017】一定の金属間化合物は比較的高い電気及び
熱伝導性を示すことが明らかとなった。例えば、表1に
示すように、ルテニウムアルミナイドの固有抵抗は、市
販のスパークプラグ電極に使用されている貴金属、例え
ば、プラチナ及び金−50質量%パラジウム電極の固有
抵抗に比べて優るとも劣らない。三種のルテニウムアル
ミナイド、例えば、52原子%Ru−48原子%Al(8
0.23質量%Ru)(Ru52Al48)、48原子%R
u−52原子%Al(77.57質量%Ru)(Ru48Al
52)、70原子%Ru−30原子%Al(90質量%R
u)(Ru70Al30)の固有抵抗を、Pt及びAu-Pd
合金の固有抵抗とともに測定した。その結果を表1に示
す。表1は貴金属とルテニウムアルミナイド化合物の固
有抵抗と温度との関係を示し、固有抵抗の単位はΩ・cm
である。なお、Ptの固有抵抗については、文献値も示
してある。
【0018】
【表1】
【0019】NiAlの熱伝導率はある種のニッケル基超
合金の熱伝導率よりも高いことが報告されている。金属
材料の熱伝導率と導電率との間には相関関係があること
が知られている。従って、一定の金属間化合物、特に、
ルテニウムアルミニウムの導電率及び熱伝導率は、この
ような金属間化合物の融点が1400℃よりも高けれ
ば、それらの材料を点火栓又は点弧子用電極として使用
するのに十分であることは明らかである。
【0020】
【実施例】点火栓(スパークプラグ)用電極に使用する
金属間化合物の機能について次のように試験した。試験
材料は、次の二つの方法、即ち、(i)アーク溶融法、
及び(ii)前記南アフリカ特許第94/3636号明細
書に記載の方法により前述のように前記成分元素の反応
性高温等圧プレスのいずれかにより調製した。
【0021】組成の異なる幾つかのルテニウムアルミナ
イド材料を製造して、若干の試験を行った。いずれの場
合も、スパークプラグ3の中心電極(負極)2用の直径
1mmの試験電極用インサート1は、それぞれの試験材料
から所要外形に機械加工を行った。
【0022】電極用インサートは中心電極としてのみ標
準スパークプラグに組み込み、それにより各試験電極用
インサートをニッケル製ソケットに保持させ、冷間変形
させてニッケルに接続した。
【0023】試験項目は次の通りである。 (i)火花の強さの評価 スパークプラグを点火装置試験台に取付け、火花点火式
エンジンに用いられている従来の点火装置を用いる場合
と同じく、電圧を印加して火花を誘発させ、点火性を観
察して標準スパークプラグのものと比較した。
【0024】試験用スパークプラグの火花の強さは、標
準スパークプラグと同様であった。火花の移行は、試験
電極材料から起こり、周囲のニッケルジャケットからで
はないことから、ルテニウムアルミナイドが十分な導電
性を持つことが確認された。
【0025】(ii)含鉛燃料を用いての性能の評価 次の試験用ルテニウムアルミナイド合金をアーク溶融法
により製造した。 1.アルミニウムを少しリッチにしたもの。 2.原子比50:50に基づき、ルテニウムとアルミニ
ウムを化学量論的割合にしたもの。 3.ルテニウムを少しリッチにしたもの。 ルテニウムアルミナイド製電極用インサートの長さは、
比較のためわずかに変えてある。
【0026】トルク、パワー、エンジン冷却水温度、燃
料消費率などのパラメータを直接測定可能で、エンジン
を一定速度に維持し得る動力計に接続した標準6気筒内
燃機関にスパークプラグを取り付け、その性能を全又は
部分軸負荷の下、5000rpmまでの回転速度で調べ
て。試験はオクタン価93の含鉛燃料を用いて行った。
更に、運転中のチップの微細構造分析により電極の性能
を評価した。磨耗特性は、コンピュータ処理式輪郭走査
法によりミツトヨ スキャンパック−3 V.2.10
で観察した。
【0027】これらの試験により、原子比50:50の
ルテニウムアルミナイドについて次のような結果が得ら
れた。 1.試験材料は、前記条件下で、標準スパークプラグに
匹敵する燃料消費率、トルク及びパワーをもたらした。
試験用スパークプラグと市販の標準スパークプラグ(参
照ニッケル電極)との性能の変量は2%未満であった。 2.試験用スパークプラグの熱時及び冷時始動の際、点
火が困難になることは認められなかった。 3.試験用スパークプラグは、エンジンの不均一若しく
は不規則な運転又はノッキングを何等生じさせなかっ
た。 4.試験用スパークプラグは、高速走行後、スイッチを
切った後に、過熱した電極による自己点火に起因するラ
ン−オンを生じなかった。 5.試験用スパークプラグは、高い耐熱衝撃性及び耐振
性を有し、試験中、いずれの電極も劣化することはなか
った。 6.試験電極の磨耗性能は、とりわけ電極長さ及びスパ
ークプラグの外形を変更することによって変性させるこ
とができる。 7.試験用電極インサートとニッケルシース間に固体溶
着が起こっていたが、これは、試験材料はニッケルに連
続的に接合できることが立証するものである。 8.この特定組成のルテニウムアルミナイドは、含鉛燃
料中のテトラエチル鉛成分による化学的侵食を受け易
い。
【0028】(iii)含鉛燃料及びアーク溶融法により
製造したRuリッチのルテニウムアルミナイド材料を用
いての電極侵食の評価 従来技術において、ルテニウムは燃料中のテトラエチル
鉛成分による侵食に耐えることが知られているので、中
心電極用インサートを次のルテニウム−リッチ2相ルテ
ニウムアルミナイド合金で製作した。 1. 60.2原子%Ruと39.8原子%Al 2. 70.61原子%Ruと29.39原子%Al 3. 85.53原子%Ruと16.47原子%Al
【0029】これらの電極用インサートを含むスパーク
プラグを、動力計を装備したエンジンを装着し、500
0rpmまでの速度で、全開スロットル及び全負荷で含鉛
燃料で運転して試験した。この試験により次の結果が得
られた。 1.スパークプラグの性能及びエンジン性能は、全ての
観点から市販の標準スパークプラグ(参照ニッケル電
極)を用いて得られる結果と同等であった。 2.中心電極の侵食率は市販のスパークプラグで予期さ
れた侵食率よりも少なかった。これは、Ruリッチのル
テニウムアルミナイドを鉛含有率の高い燃料に使用する
スパークプラグ電極材料として利用できることを示して
いる。 3.80〜95質量%Ruの間の亜共晶領域に含鉛燃料
に対する耐蝕性に最適の組成がある。 4.試験電極用インサートとニッケルシース間に固体溶
着が起こったことにより、試験材料はニッケルに連続的
に接合できることが立証される。
【0030】(iv)市販の金ーパラジウム電極の侵食に
対する、高温等圧プレス法により製造された材料を用い
ての無鉛燃料中での電極侵食の評価 高温等圧プレス法により製造された次のルテニウムアル
ミナイド材料から前記中心電極用インサートを製作し
た。
【0031】
【表2】
【0032】電極形状は金ーパラジウム電極チップを有
する市販の標準スパークプラグのものと同じとした。
【0033】試験用ルテニウムアルミナイド製中心電極
を含むスパークプラグを、二つの実験(それぞれ24時
間及び48時間)により試験し、侵食率を比較した。試
験は、全負荷でエンジン速度3500〜5000rpmの
間で行った。これらの実験から次のことが明らかとなっ
た。
【0034】1.ルテニウムアルミナイドの侵食率は、
無鉛燃料では、金−パラジウム材料と同じが、場合によ
っては、それよりも優れていた。 2.53原子%のルテニウムを含む合金は、50原子%
のルテニウムを含むものよりも低い侵食率を示した。 3.試験用スパークプラグの耐蝕性はボロンの添加によ
り向上しなかった。 4.スパークプラグの性能及びそれを用いたエンジン性
能は、全ての点で、標準の市販のスパークプラグを用い
た場合の結果と同様であった。 5.試験電極用インサートとニッケルシース間に固体溶
着が起こっていたことにより、試験材料はニッケルに連
続的に接合できることが立証される。 6.試験スパークプラグの所要電圧及びスパーク−オー
バー時間は、ニッケル又は金−パラジウム製中心電極を
含む市販のスパークプラグのものに比べて優るとも劣ら
ないものであった。
【0035】(v)アーク溶融法により製造された材料
を用いた無鉛燃料中での電極侵食の評価 85、90及び95質量%のルテニウムを含有するアー
ク溶融合金製の中心電極用インサートについて、無鉛燃
料により回転速度35000rpm、全負荷でエンジンを
運転して、限界試験(8時間)を行った。この試験では
侵食結果を比較するため参照電極として、金−パラジウ
ム中心電極を有する市販の標準スパークプラグを用い
た。次の結果が得られた。
【0036】1.ルテニウムアルミナイド製インサート
は金ーパラジウム製インサートよりも侵食が少なかった
(85質量%Ruを含む合金では2.3μm、金−パラジ
ウム製インサートでは30.1μm)。 2.無鉛燃料に対するルテニウムアルミナイドの耐蝕性
の最適な組成が80〜95質量%Ruの範囲にある。
【0037】(vi)高温等圧プレス法により製造された
Ruリッチのルテニウムアルミナイドを用いた無鉛燃料
中での電極侵食の評価 直径1.0mmの中心電極用インサートを次のルテニウム
アルミナイド材料から製作した。
【0038】
【表3】
【0039】エンジンを無鉛燃料で全負荷、ピークトル
クが得られるエンジン速度で運転して、これらのインサ
ートを含むスパークプラグを試験した。直径2.52mm
のニッケル基中心電極を用いた標準スパークプラグを参
照用スパークプラグとして装着した。従って、参照用ニ
ッケル電極の4.99mm2に対して、RuAl電極の面は
0.79mm2である。参照用ニッケル電極の点火面は、ル
テニウムアルミナイド電極用インサートのものより6倍
も大きい。
【0040】72時間後、電極の磨耗を測定した。ボロ
ンの添加によっては、耐蝕性は改善されなかった。参照
用ニッケル電極の面全体の平均侵食速度は0.8μm/h
で、中心部での平均侵食速度は0.35μm/hであった。
【0041】試験結果から、Ru70.61原子%の亜共
晶組成若しくはそれに近いところに最適のRu含有量が
あることが判った。試験を、ピークトルクが得られるエ
ンジン速度でスロットルを大きくあけて更に144時間
続行した。この試験のため下記組成の電極をそれぞれ備
えた2本のスパークプラグをエンジンに取り付けた。
【0042】1) 63原子%Ru−37原子%Al(8
6.45質量%Ru):一本のスパークプラグは未使用の
もので、もう一本のスパークプラグは前記72時間テス
トに用いたものである。
【0043】2) 68原子%Ru−32原子%Al(8
8.84質量%Ru):一本のスパークプラグは未使用の
もので、もう一本のスパークプラグは前記72時間テス
トに用いたものである。
【0044】3) 標準ニッケルベース:一本のスパー
クプラグは未使用のもので、もう一本のスパークプラグ
は前記72時間テストに用いたものである。
【0045】累積試験時間が144時間及び216時間
経過後、電極の侵食を再び測定した。参照電極の面全体
について測定した侵食は、正極に面する中心電極の側壁
からも火花が発生したため、誤認され、従って、参照電
極の電極中心及び電極面全体での測定した侵食速度は低
くなっている。
【0046】参照用ニッケル合金電極の全面の平均侵食
速度は72、144及び216時間後、同じようであっ
た。インサートを保持するニッケルベースからもある程
度の火花が発生し、参照電極の対応する縁にいくらかの
侵食が測定された。得られた結果を表4に示す。
【0047】
【表4】
【0048】ルテニウムアルミナイド合金の耐食性は、
参照ニッケル合金電極がルテニウムアルミナイド電極の
スパーク面の6倍以上の面積を有するにもかかわらず、
参照ニッケル合金電極の耐食性に匹敵する。
【0049】144時間及び216時間後、参照ニッケ
ル合金電極は中心電極端のスパーク面の侵食は非常に安
定していた。63原子%Ru合金は72時間後から急激
な増加を示すようであった。この観察は一試料にのみに
基づくものである。他方、68原子%Ru合金は、約6
倍の寸法(有効面積)を持つ参照用ニッケル合金電極に
ほとんど完全に匹敵する。
【0050】同じ直径のニッケル合金電極とルテニウム
アルミナイド電極について侵食率を求めるため、Ru6
8原子%を含む直径1mmのルテニウムアルミナイド製イ
ンサートと直径1mmに加工した市販のニッケル合金電極
を同時に、前述の同じ6気筒エンジンで無鉛燃料により
全負荷でピークトルクが発生するエンジン速度で60時
間試験した。侵食結果は次の通りである。
【0051】
【表5】
【0052】これはルテニウムアルミナイド製インサー
トを用いて得た前述の結果が再現性があることも証明し
ている。
【0053】(vii)ニッケル、ルテニウム及びアルミ
ニウムを含有する合金 RuAl基材料へのルテニウムの添加に加え、RuAlベー
ス相の望ましい特性に悪影響を及ぼすことなく、ルテニ
ウムの一部を安価なニッケルで置換するようにして、ニ
ッケルをRuAlベース相に添加できることが観察され
た。Ru及びNi双方ともアルミニウムとB2(体心立方
晶)アルミナイド化合物を形成し、Ru及びNiの原子半
径及び電気陰性度がRuAlの結晶格子中の一方を他方に
置換し得るほど十分に近いことから、このタイプの置換
が可能であると考えられる。ちなみに、Ruの金属原子
半径は0.133nmであるのに対して、Niは0.124n
mであり、電気陰性度はそれぞれ2.2、1.8である。
【0054】これは、一連の合金をアーク溶融法により
調製して試験した。その合金の組成を表6に示す。合金
はNixRu1-xAl構造を有することが確認された。表は
試験試料の組成を原子%で示す。
【0055】
【表6】
【0056】次に、合金を金属組織学、X線回折及び硬
さ試験により調べた。RuAlへのNiの添加又はNiAl
へのRuの添加は材料の硬さを著しく高めることが判っ
た。
【0057】試験から、Ni-Al-Ru三成分系では、一
般式:NixRu1-xAlを有する化合物は、同じB2構造を
有し、少なくとも一部RuをNiで代用できることが明ら
かとなった。また、Niは他のRu-Al相系、例えば、実
験的に電極用インサートの高い耐久性が証明されている
Ruリッチ合金系中のRuをNiで置換できる。Ru-Niの
合計含有量が42原子%以上のNi-Al-Ru合金がスパ
ークプラグ用電極に使用するのに好適である。
【0058】Ru原子をNi原子に置換できることによ
り、エンジン運転中に起こることが観察された拡散結合
が説明し得る。拡散結合は、例えば、電気抵抗接合(こ
れに限られるものではない。)などの他の接合技術と同
様、特に、金属間化合物製チップ又は金属間化合物を含
むチップをニッケル又はニッケル合金製電極に接合する
製造技術として利用できる。
【0059】他の金属化合物、形態及び方法 本発明においては、1400℃以上の融点を有する多種
の二成分系又は三成分系金属間化合物及びこれらの化合
物を含む材料をスパークプラグ用電極、又は電極用チッ
プ又はインサートを形成するのに使用してもよいことは
言うまでもない。電極を形成するのに使用し得る他の二
成分金属間化合物の例としては、ニッケルとアルミニウ
ム、プラチナとアルミニウム(本出願人の米国特許17
/0/127号記載の組成物)、チタンとアルミニウム、
ルテニウムとタンタル、鉄とアルミニウム、ニオブとア
ルミニウム、モリブデンと珪素、イリジウムとニオブ、
ルテニウムとチタン、ハフニウムとイリジウム、ルテニ
ウムとジルコニウム、イリジウムとタンタル、からなる
材料が挙げられる。
【0060】更に、組成物は金属間化合物の化学量論的
組成から外れてもよく、従って、その組成物が多相構造
を含んでいてもよく、これらは本発明の範囲を逸脱する
ものではないことは言うまでもない。
【0061】本発明によれば、1400℃以上の融点の
金属間化合物を他の金属のマトリクス中に任意の割合で
適当な方法により形成させてもよい。例えば、粉末化又
は再粉砕した金属間化合物材料をダクタイル金属相に現
出させ、良好なアーク耐食性と良好な加工性を備えた複
合材料としてもよい。また、1400℃以上の融点の金
属間化合物相を分散させ、高温での多相又は複合材料の
ダクタイル金属相の粒子成長を抑制するのに使用しても
良い。ダクタイル金属相は、Ni、Pt、Au、Pd、Ag
などの金属、他の適当な金属又はこれらの組合わせを含
む。
【0062】また、金属間化合物を含む正及び負のスパ
ークプラグ電極を種々の幾何学的形状に形成することが
可能であり、これが本発明の範囲から逸脱するものでな
いことは言うまでもない。例えば、中心電極を形成する
ため金属間化合物をセラミック絶縁体中にいれて焼結さ
せてもよい。
【0063】アーク溶融法及び反応性高温等圧プレスと
は別に、本発明の範囲から逸脱することなく、多くの他
の方法により金属間化合物を製造することも可能であ
る。これらの方法には、各種の粉末冶金法、各種の金属
スプレー法及び各種溶融法などが含まれる。
【0064】スパークプラグ及び点弧子は、アルミナ絶
縁体などのセラミック成分を含むのが通例であるが、セ
ラミック材料も一段と自動車部品の製造材料として考え
られるのが多くなってきている。本発明に係る金属間化
合物はそれ自体が焼結処理に適合しているので、セラミ
ック材料と両立しうる。従って、セラミック材料と本発
明に係る金属間化合物とを一工程で焼結させることがで
きる。焼結時に特定の収縮率が必要であれば、これは予
め反応させた金属間化合物粉末を成分金属粉末と混合す
ることがよって調整することができる。
【0065】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、電極若しくは該電極に装着されるチップ若し
くはインサートの少なくとも主要部を1400℃以上の
融点を有する一以上の金属間化合物で形成し、前記金属
間化合物を適当な耐久性、耐熱衝撃性及び導伝率を示す
ものを選択するようにしたので、点火栓及び点弧子の耐
久性を向上させ、長寿命化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用したスパークプラグの正面図で
ある。
【図2】 金属間化合物製インサートを装着した変形中
心電極を備えたスパークプラグの電極先端の拡大正面図
である。
【図3】 中心電極の標準的形状を示す図2と同様な図
である。
【符号の説明】
1: インサート 2: 中心電極 3: スパークプラグ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年1月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正内容】
【0047】
【表4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アイラ・マービン・ウォルフ 南アフリカ共和国トランスバール州ランド バーグ、ケンジントン・ビー、ベイズウォ ーター・ロード、アカプルコ29番 (72)発明者 ルドルフ・コエッツェ 南アフリカ共和国トランスバール州ローデ ポールト、ストルーベンスバリー、スパー ルゲルト・アベニュー959番 (72)発明者 マイケル・バーナード・コーティー 南アフリカ共和国トランスバール州ランド バーグ、ボルドー、フランソワ・アベニュ ー28番

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極若しくは該電極に装着されるチップ
    若しくはインサートの少なくとも主要部が1400℃以
    上の融点を有し、適当な耐久性、耐熱衝撃性及び導伝率
    を示す一以上の金属間化合物で形成してなることを特徴
    とする点火栓又は点弧子用電極。
  2. 【請求項2】 前記金属間化合物がルテニウム−アルミ
    ニウム、ルテニウム−アルミニウム−ニッケル、白金−
    アルミニウム、ルテニウム−チタン、ニッケル−アルミ
    ニウム、チタン−アルミニウム、ルテニウム−ジルコニ
    ウム、ルテニウム−タンタル、鉄−アルミニウム、ニオ
    ブ−アルミニウム、モリブデン−珪素、イリジウム−ニ
    オブ、イリジウム−ハフニウム、イリジウム−チタン、
    及びイリジウム−タンタルを含む群から選ばれたもので
    ある請求項1記載の電極。
  3. 【請求項3】 前記金属間化合物がルテニウム−アルミ
    ニウム又はルテニウム−アルミニウムを含むものである
    請求項2記載の電極。
  4. 【請求項4】 前記金属間化合物が二相又は多相材料中
    の一相として存在する請求項1〜3のいずれかに記載の
    電極。
  5. 【請求項5】 他の相がニッケル又はニッケル合金材料
    である請求項4記載の電極。
  6. 【請求項6】 前記金属間化合物がルテニウム過剰のル
    テニウム−アルミニウムである請求項4記載の電極。
  7. 【請求項7】 二相材料のルテニウム含有量が80〜9
    9質量%である請求項6記載の電極。
  8. 【請求項8】 ルテニウム含有量が90質量%である請
    求項7記載の電極。
  9. 【請求項9】 前記電極がそれに接合されたチップを有
    し、該チップが金属間化合物製又は金属間化合物を含む
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の電
    極。
  10. 【請求項10】 前記チップがニッケル又はニッケル合
    金製電極部に接合されている請求項9記載の電極。
  11. 【請求項11】 前記電極がそれに固着されたインサー
    トを有し、該インサートが金属間化合物製又は金属間化
    合物を含むことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに
    記載の電極。
  12. 【請求項12】 請求項1〜12のいずれかに記載の電
    極を備えた点火栓又は点弧子。
  13. 【請求項13】 両電極又は全電極が請求項1〜12の
    いずれかに記載の電極である点火栓。
JP6320068A 1993-12-23 1994-12-22 点火栓又は点弧子用電極及びそれを用いた点火栓又は点弧子 Pending JPH07235364A (ja)

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EP0660475A1 (en) 1995-06-28
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