JPH07225631A - クロック切替方法とその回路 - Google Patents

クロック切替方法とその回路

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JPH07225631A
JPH07225631A JP6018620A JP1862094A JPH07225631A JP H07225631 A JPH07225631 A JP H07225631A JP 6018620 A JP6018620 A JP 6018620A JP 1862094 A JP1862094 A JP 1862094A JP H07225631 A JPH07225631 A JP H07225631A
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JP
Japan
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signal
clock
clock signal
state
logical product
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JP6018620A
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English (en)
Inventor
Hirohisa Shimonaga
浩久 下永
Makoto Hashimoto
誠 橋本
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2種類のクロック信号間に如何なる位相差が
ある場合でも、予備系クロック信号を、ハザードを発生
せしめることなく、しかも動作保証幅が保証された状態
として現用系クロック信号に状態良好にして切替するこ
と。 【構成】 信号CLKSEL の信号状態に応じ、クロック
信号CK0,CK1間の位相差が反転状態にない場合
は、CK0,CK1の何れか一方が、反転状態にある場
合は、CK0,遅延CK1の何れか一方がセレクタ26
より選択出力されるが、CLKSEL の信号状態の反転時
に、発生器28から発生される、動作保証幅のパルス信
号がそのセレクタ26出力と論理和されるようにしたも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、いわゆる2重化クロッ
クの切替方法とその回路に係わり、特にディジタル交換
機やディジタル伝送装置等のディジタル通信システムに
適用されることによって、情報のスリップや装置/シス
テム誤動作を発生せしめることなく、外部からのクロッ
ク切替信号の信号状態に応じて、それまで予備系におか
れていたクロック信号を、現用系クロック信号に状態良
好にして切替し得るクロック切替方法とその回路に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】ディジタル交換機やディジタル伝送装置
等では、高信頼化対策としてその構成に冗長構成(一般
に2重化構成)が採用されているが、その際、動作基準
信号としてのクロック信号もまた、その例外ではないも
のとなっている。即ち、周波数が同一とされた2種類の
クロック信号が予め用意された上、外部からのクロック
切替信号のその信号状態が反転された場合には、それら
クロック信号のうち、それまで予備系におかれていたク
ロック信号は現用系クロック信号に切替される一方で
は、それまで現用系におかれていたクロック信号は予備
系クロック信号に切替されているものである。
【0003】ところで、それらクロック信号がほぼ同一
位相状態にある場合は別として、それらクロック信号間
に位相差が存在する場合に、それらクロック信号のう
ち、何れか一方を現用系クロック信号としてセレクタよ
り選択出力するに際しては、外部からのクロック切替信
号の信号状態が反転せしめられた時点で直ちにセレクタ
より現用系クロック信号が選択出力されるとすれば、そ
の切替時点でハザードが生じる虞があるものとなってい
る。したがって、例えばディジタル交換機における通話
路装置で、現用系クロック信号がそのようにして切替発
生せしめられる場合には、ハザードによって通話データ
や制御データにビットずれが生じ、これがために、通話
中に雑音が生じたり、通話断等の誤動作が引起こされ兼
ねないというものである。特に、近年、1つの装置で大
量のデータを処理することを目的として、クロックの高
速化やデータの多重化、マルチフレーム化等が行われて
いるが、このような状況下では、情報のスリップと誤動
作の発生要因として、ハザードの存在は次第に無視され
得なくなっているのが実情である。
【0004】以上のように、セレクタから予備系クロッ
ク信号が現用系クロック信号として単に選択出力される
に際しては、その時点でハザードが発生される虞がある
ものとなっている。ところで、ハザードの発生防止が考
慮されたクロック切替回路がこれまでにも考えられてい
ないわけではなく、例えば発明協会公開技報としての公
技番号93−14598(名称:0系/1系クロック切
り替え回路)には、そのようなクロック切替回路が提案
されたものとなっている。
【0005】ここで、その従来技術に係る、ハザードの
発生防止が考慮されたクロック切替回路について説明す
れば、図6はその一例での回路構成を、また、図7は一
例でのその回路動作を示したものである。図7を参照し
つつ、その回路構成と動作について説明すれば、図示の
ように、本例では、クロック信号CLK0,CLK1間
に位相差が存在する場合が想定されており、これらクロ
ック信号CLK0,CLK1の何れかが、外部からのク
ロック切替信号CTL2の信号状態に応じて現用系クロ
ック信号CLKOUT としてセレクタ61より選択出力さ
れているわけであるが、その信号状態の反転に伴う現用
系クロック信号CLKOUT の切替を、被選択クロック信
号の立上り位相に同期させた状態で行おうというもので
ある。即ち、クロック切替信号CTL2の信号状態が
“0”状態にある間は、セレクタ62からは選択出力C
LKAとしてクロック信号CLK0が選択出力されてお
り、したがって、選択出力されたクロック信号CLK0
をシフトクロック信号として、クロック切替信号CTL
2自体をシフトイン動作している2ビット容量のシフト
レジスタ(D型フリップフロップ63,64より構成)
からは、“0”状態のシフト出力CTL4がセレクタ6
1への選択制御信号として継続的に得られることによっ
て、セレクタ61からはクロック信号CLK0が現用系
クロック信号CLKOUT として選択出力されているもの
である。
【0006】さて、クロック信号CLK0が現用系クロ
ック信号CLKOUT として選択出力されている状態で、
クロック切替信号CTL2の信号状態が“1”状態に反
転されたとすれば、セレクタ62からは、クロック信号
CLK0に代ってクロック信号CLK1が選択出力さ
れ、したがって、選択出力されたクロック信号CLK1
をシフトクロック信号として、クロック切替信号CTL
2自体をシフトイン動作しているD型フリップフロップ
63,64各々でのシフト出力CTL3,CTL4は図
示の如くに変化されるものとなっている。結局なとこ
ろ、シフト出力CTL4はクロック信号CLK1の立上
り位相に同期して“1”状態に立上ったものとして得ら
れていることから、セレクタ61からはクロック信号C
LK1が現用系クロック信号CLKOUT として選択出力
されるものである。このような状態で、クロック切替信
号CTL2の信号状態が再び“0”状態に反転された場
合には、同様な回路動作を以て、クロック信号CLK0
の立上り位相に同期して、セレクタ61からはクロック
信号CLK0が現用系クロック信号CLKOUT として選
択出力されるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、公技番
号93−14598で提案されているクロック切替回路
では、ハザードの発生が防止された状態で現用系クロッ
ク信号CLKOUT が切替出力され得ることから、所期の
目的が達成されたものとなっている。しかしながら、図
7に示すように、2つのクロック信号CLK0,CLK
1間に位相差がある場合には、図中に*印として示す切
替時点からも判るように、現用系クロック信号CLK
OUT の信号状態として、“1”状態が接近した状態
(“0”状態が正規よりも短い状態)が一時的に出現す
るものとなっている。その結果、その現用系クロック信
号CLKOUT を動作基準信号として動作している後段側
回路では、回路素子の特性によっては、*印時点をクロ
ック信号の立上りとして認識し得る素子と、立上りとし
て認識し得ない素子とがあり、少なくとも立上りとして
認識し得ない場合には、後段側回路での誤動作は免れ得
ないというわけである。
【0008】本発明の第1の目的は、周波数が同一とさ
れた2種類のクロック信号間に如何なる位相差がある場
合であっても、外部からのクロック切替信号の信号状態
に応じて、それまで予備系におかれていたクロック信号
を、ハザードを発生せしめることなく、しかも動作保証
幅が保証された状態で、現用系クロック信号に状態良好
にして切替し得るクロック切替方法とその回路を供する
にある。本発明の第2の目的は、周波数が同一とされた
2種類のクロック信号間に如何なる位相差がある場合で
あっても、外部からのクロック切替信号の信号状態に応
じて、それまで予備系におかれていたクロック信号を、
ハザードを発生せしめることなく、しかも動作保証幅が
任意に設定可とされた状態で、現用系クロック信号に状
態良好にして切替し得るクロック切替方法とその回路を
供するにある。本発明の第3の目的は、周波数が同一と
された2種類のクロック信号間の位相がほぼ反転されて
いる場合であっても、外部からのクロック切替信号の信
号状態に応じて、それまで予備系におかれていたクロッ
ク信号を、ハザードを発生せしめることなく、しかも動
作保証幅が保証された状態で、現用系クロック信号に状
態良好にして切替し得るクロック切替方法とその回路を
供するにある。本発明の第4の目的は、周波数が同一と
された2種類のクロック信号間の位相がほぼ反転されて
いる場合であっても、外部からのクロック切替信号の信
号状態に応じて、それまで予備系におかれていたクロッ
ク信号を、ハザードを発生せしめることなく、しかも動
作保証幅が任意に設定可とされた状態で、現用系クロッ
ク信号に状態良好にして切替し得るクロック切替方法と
その回路を供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的は、基本
的には、クロック信号CK0,CK1間で直接論理積す
ることで、同一信号状態区間を示す第1の論理積結果を
得ると同時に、クロック信号CK1を遅延せしめた状態
でクロック信号CK0との間で論理積することで、同一
信号状態区間を示す第2の論理積結果を得、第1の論理
積結果としてのパルス幅から、クロック信号CK0,C
K1間での位相差がπ、あるいはπ近傍にあるか否かが
判定された上、該位相差がπ、あるいはπ近傍にないと
判定された場合は、第1,第2の論理積結果のうちか
ら、第1の論理積結果を選択すると同時に、クロック信
号CK1、上記遅延されたクロック信CK1号のうちか
ら、クロック信号CK1を選択する一方では、π、ある
いはπ近傍にあると判定された場合には、第1,第2の
論理積結果のうちから、第2の論理積結果を選択すると
同時に、クロック信号CK1、上記遅延されたクロック
信CK1号のうちから、遅延されたクロック信号CK1
を選択し、選択された論理積結果を保持クロック信号と
して、クロック切替信号を保持出力せしめた状態で、保
持出力されているクロック切替信号の信号状態“0”
(または“1”)に応じてクロック信号CK0が、信号
状態“1”(または“0”)に応じてクロック信号CK
1、遅延されたクロック信号CK0のうちから現に選択
されているものが選択された上、上記保持出力されてい
るクロック切替信号の信号状態変化時点で別途発生せし
められている所定パルス幅のパルス信号と論理和された
状態として、現用系クロック信号が切替出力されること
で達成される。また、回路構成としては、クロック信号
CK0,CK1間で直接論理積することで、同一信号状
態区間を示す第1の論理積結果を出力する第1の論理積
手段と、クロック信号CK1を遅延せしめた状態で出力
する遅延手段と、クロック信号CK0と上記遅延手段か
らの、遅延されたクロック信号CK1とを論理積するこ
とで、同一信号状態区間を示す第2の論理積結果を出力
する第2の論理積手段と、上記第1の論理積手段からの
第1の論理積結果としてのパルス幅から、クロック信号
CK0,CK1間での位相差がπ、あるいはπ近傍にあ
るか否かを判定する位相差状態判定手段と、該位相差状
態判定手段による判定結果として、位相差がπ、あるい
はπ近傍にないと判定された場合に第1の論理積結果
を、π、あるいはπ近傍にあると判定された場合には第
2の論理積結果をそれぞれ選択出力する第1の選択出力
手段と、上記位相差状態判定手段による判定結果とし
て、位相差がπ、あるいはπ近傍にないと判定された場
合にクロック信号CK1を、π、あるいはπ近傍にある
と判定された場合には、上記遅延されたクロック信号C
K1をそれぞれ選択出力する第2の選択出力手段と、上
記第1の選択出力手段からの論理積結果を保持クロック
信号として、クロック切替信号を同期保持出力するクロ
ック切替信号同期保持手段と、該クロック切替信号同期
保持手段から保持出力されているクロック切替信号の信
号状態“0”(または“1”)に応じてクロック信号C
K0を、信号状態“1”(または“0”)に応じて上記
第2の選択出力手段からの選択出力をそれぞれ選択出力
する第3の選択出力手段と、上記クロック切替信号同期
保持手段から保持出力されているクロック切替信号の信
号状態変化時点で、所定パルス幅のパルス信号を発生す
るパルス信号発生手段と、該パルス信号発生手段からの
パルス信号と上記第3の選択出力手段からの選択出力と
を論理和することで、現用系クロック信号を切替出力す
る論理和手段とから構成せしめることで達成される。
【0010】上記第2の目的は、クロック切替信号の信
号状態変化時点で別途発生せしめられるパルス信号はそ
のパルス幅が任意に設定可とされることで達成され、ま
た、クロック切替信号の信号状態変化時点でパルス信号
を発生するパルス信号発生手段からは、パルス幅が可変
設定可としてパルス信号が発生せしめられることで達成
される。上記第3の目的は、クロック信号CK1を遅延
量可変設定可として遅延せしめることで達成され、ま
た、クロック信号CK1を遅延せしめる遅延手段から
は、クロック信号CK1が遅延量可変設定可として遅延
せしめられることで達成される。上記第4の目的は、ク
ロック切替信号の信号状態変化時点で別途発生せしめら
れるパルス信号はそのパルス幅が任意に設定可とされる
とともに、クロック信号CK1が遅延量可変設定可とし
て遅延せしめられることで達成され、また、クロック切
替信号の信号状態変化時点でパルス信号を発生するパル
ス信号発生手段からは、パルス幅が可変設定可としてパ
ルス信号が発生せしめられるとともに、クロック信号C
K1を遅延せしめる遅延手段からは、クロック信号CK
1が遅延量可変設定可として遅延せしめられることで達
成される。
【0011】
【作用】要は、2種類のクロック信号間に如何なる位相
差があろうとも、クロック切替時でのパルス幅は、後段
側回路素子での動作保証幅以上に強制的に修正されるこ
とによって、後段側回路での回路誤動作が防止されるよ
うにしたものである。特に、クロック切替時でのパルス
幅が動作保証幅以上に強制的に修正されるクロック切替
回路が、ディジタル交換機の2重化構成通話路装置に適
用される場合には、クロック切替による通話中の雑音や
通話断、情報のスリップ等が防止され得るものである。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図1から図5により説明す
る。先ず図1は本発明によるクロック切替回路の基本的
なブロック構成を示したものである。図示のように、外
部からは2種類のクロック信号CK0,CK1が入力せ
しめられているが、これらクロック信号CK0,CK1
の何れか一方を外部からのクロック切替信号CLKSEL
の信号状態に応じて、現用系クロック信号CLKOUT
して選択出力せしめようというものである。これによる
場合、クロック信号CK0,CK1間で直接論理積する
ことで、同一信号状態区間を示す第1の論理積結果を出
力する論理積手段10と、クロック信号CK1を遅延せ
しめた状態で出力する遅延手段11と、クロック信号C
K0と遅延手段11からの、遅延されたクロック信号C
K1とを論理積することで、同一信号状態区間を示す第
2の論理積結果を出力する論理積手段12と、論理積手
段10からの第1の論理積結果としてのパルス幅から、
クロック信号CK0,CK1間での位相差がπ、あるい
はπ近傍にあるか否かを判定する位相差状態判定手段1
3と、その位相差状態判定手段13による判定結果とし
て、位相差がπ、あるいはπ近傍にないと判定された場
合に第1の論理積結果を、π、あるいはπ近傍にあると
判定された場合には第2の論理積結果をそれぞれ選択出
力する選択出力手段14と、位相差状態判定手段13に
よる判定結果として、位相差がπ、あるいはπ近傍にな
いと判定された場合にクロック信号CK1を、π、ある
いはπ近傍にあると判定された場合には、遅延されたク
ロック信号CK1をそれぞれ選択出力する選択出力手段
15と、選択出力手段14からの論理積結果を保持クロ
ック信号として、クロック切替信号CLKSEL を同期保
持出力するクロック切替信号同期保持手段17と、クロ
ック切替信号同期保持手段17から保持出力されている
クロック切替信号CLKSEL の信号状態“0”(または
“1”)に応じてクロック信号CK0を、信号状態
“1”(または“0”)に応じて選択出力手段15から
の選択出力をそれぞれ選択出力する選択出力手段16
と、クロック切替信号同期保持手段17から保持出力さ
れているクロック切替信号CLKSEL の信号状態変化時
点で、所定パルス幅のパルス信号を発生するパルス信号
発生手段18と、パルス信号発生手段18からのパルス
信号と選択出力手段16からの選択出力とを論理和する
ことで、現用系クロック信号CLKOUT を切替出力する
論理和手段19とからなる構成されたものとなってい
る。
【0013】ここで、クロック信号CK0,CK1各々
での立上り信号状態“1”区間に着目した場合での、基
本的なブロック構成に対する具体的な構成は図2に示さ
れたものとなっている。図示のように、遅延手段11は
適当な遅延素子(例えば複数の遅延ゲートがカスケード
接続されたもの)(DLY)21として、論理積手段1
0,12各々はアンドゲート20,22として構成され
ており、また、位相差状態判定手段13はアナログ的、
あるいはディジタル的処理によって、アンドゲート20
からの第1の論理積結果のパルス幅が一定値以下である
か否かを検出するパルス幅比較器23として構成された
ものとなっている。また、選択出力手段14,15,1
6各々はいわゆるセレクタ(SEL)24,25,26
として、クロック切替信号同期保持手段17はD型フリ
ップフロップ(DーFF)27として、パルス信号発生
手段18は遅延素子(例えば複数の遅延ゲートがカスケ
ード接続されたもの)(DLY)28ー1および排他的
論理和ゲート28ー2から構成されたパルス信号発生器
28として、論理和手段19はオアゲート29としてそ
れぞれ構成されたものとなっている。因みに、これと同
様にして、クロック信号CK0,CK1各々での立下り
信号状態“0”区間に着目した場合での具体的な構成も
考えられるわけであるが、これについては後述するとこ
ろである。
【0014】さて、図2に示す具体的な回路構成での回
路動作を、図3から図5を参照しつつ説明すれば以下の
ようである。即ち、先ず図3に示すように、クロック信
号CK0に対しクロック信号CK1が時間α分だけ位相
が進んでいるものとして、クロック信号CK0が現用系
クロック信号CLKOUT として現に選択出力されている
状態で、クロック切替信号CLKSEL の信号状態が
“0”状態から“1”状態に反転された場合について説
明する。この場合での時間αはt/2(t:クロック信
号(デューティ比50%)CK0,CK1の周期)より
まだ十分小さく、したがって、クロック信号CK0,C
K1を論理積しているアンドゲート20の出力として、
十分なパルス幅の論理積結果が得られるものとなってい
る。よって、パルス幅比較器23では、そのパルス幅が
一定値を越えているとして、セレクタ24からはアンド
ゲート20出力が、D型フリップフロップ27への保持
クロック信号として、クロック信号CK0の立上り位相
に同期した状態で得られている一方では、セレクタ25
からはクロック信号CK1が選択出力されているもので
ある。クロック切替信号CLKSEL の信号状態が“0”
状態にある限りにおいては、その状態が保持クロック信
号が入力される度にD型フリップフロップ27に保持さ
れ、その保持出力(Q出力)もまた“0”状態におかれ
ることから、セレクタ26からはクロック信号CK0が
選択出力された上、そのままオアゲート29を介し現用
系クロック信号CLKOUT として選択出力されているも
のである。
【0015】さて、このような状態で、やがて、クロッ
ク切替信号CLKSEL の信号状態が“0”状態から
“1”状態に反転されたとすれば、その反転時点から最
初の保持クロック信号の立上りでその“1”状態がD型
フリップフロップ27に保持されるが、クロック切替信
号CLKSEL の信号状態が“1”状態にある限りにおい
ては、その状態が保持クロック信号が入力される度にD
型フリップフロップ27に保持され、その保持出力もま
た“1”状態におかれることから、セレクタ26からは
クロック信号CK1が選択出力されるものとなってい
る。ところで、D型フリップフロップ27の保持出力が
“1”状態に変化した時点直後でのクロック信号CK1
の信号状態は、セレクタ26出力からも判るように、そ
の信号状態“1”のパルス幅は僅かにt/2−αしかな
く、その信号状態は、いわゆるハザードとして発生され
ていることが判る。このハザードの発生の有無とは無関
係に、D型フリップフロップ27の保持出力が変化した
時点直後でのクロック信号の信号状態のパルス幅を、動
作保証幅以上とすべく設けられているものがパルス信号
発生器28なわけである。図2に示すように、パルス信
号発生器28内では、D型フリップフロップ27の保持
出力は遅延素子28ー1で所望に遅延せしめられた上、
元の保持出力と排他的論理和ゲート28ー2で排他的論
理和されていることから、結局、パルス信号発生器28
出力としては、D型フリップフロップ27の保持出力が
変化した時点から、遅延素子28ー1での遅延時間(例
えばt/4に設定)をパルス幅とするパルス信号が得ら
れるものである。このパルス信号がオアゲート29で上
記ハザードと論理和され、ハザードがマスクされる結果
として、そのハザードの発生が防止された状態でオアゲ
ート29からは、クロック信号CK1が現用系クロック
信号CLKOUT として状態良好に選択出力され得るもの
である。
【0016】次に、図4に示すように、クロック信号C
K0に対しクロック信号CK1が時間β分だけ位相が遅
れているとして、クロック信号CK0が現用系クロック
信号CLKOUT として現に選択出力されている状態で、
クロック切替信号CLKSELの信号状態が“0”状態か
ら“1”状態に反転された場合について説明する。この
場合での時間βはt/2より十分小さく、したがって、
クロック信号CK0,CK1を論理積しているアンドゲ
ート20の出力として、先の場合とは異なり、十分なパ
ルス幅の論理積結果が、クロック信号CK1の立上り位
相に同期した状態として得られるものとなっている。よ
って、パルス幅比較器23では、そのパルス幅が一定値
を越えているとして、セレクタ24からはアンドゲート
20出力が、D型フリップフロップ27への保持クロッ
ク信号として得られている一方では、セレクタ25から
はクロック信号CK1が選択出力されているものであ
る。クロック切替信号CLKSEL の信号状態が“0”状
態にある限りにおいては、セレクタ26からはクロック
信号CK0が選択出力された上、そのままオアゲート2
9を介し現用系クロック信号CLKOUT として選択出力
されているものである。
【0017】さて、このような状態で、やがて、クロッ
ク切替信号CLKSEL の信号状態が“0”状態から
“1”状態に反転されたとすれば、その反転時点から最
初の保持クロック信号の立上りでその“1”状態がD型
フリップフロップ27に保持されるが、クロック切替信
号CLKSEL の信号状態が“1”状態にある限りにおい
ては、その状態が保持クロック信号が入力される度にD
型フリップフロップ27に保持され、その保持出力もま
た“1”状態におかれることから、セレクタ27からは
クロック信号CK1が選択出力されるものとなってい
る。ところで、D型フリップフロップ27の保持出力が
“1”状態に変化した時点前後でのクロック信号CK
0,CK1の信号状態は、セレクタ26出力からも判る
ように、クロック信号CK0における時間β分の“1”
状態に、クロック信号CK1における時間t/2分の
“1”状態が連続したものとされ、その信号状態“1”
のパルス幅は最大tとして得られるものとなっている。
結局、この場合には、パルス信号発生器28からのパル
ス信号がオアゲート29でセレクタ26出力と論理和さ
れるも、そのパルス信号がマスクされるだけあり、オア
ゲート29からは、セレクタ26出力が現用系クロック
信号CLKOUT として状態良好に選択出力され得るもの
である。
【0018】最後に、図5に示すように、クロック信号
CK0に対しクロック信号CK1の位相が反転、あるい
はほぼ反転されているとして、クロック信号CK0が現
用系クロック信号CLKOUT として現に選択出力されて
いる状態で、クロック切替信号CLKSEL の信号状態が
“0”状態から“1”状態に反転された場合について説
明する。この場合には、クロック信号CK0,CK1を
論理積しているアンドゲート20の出力として、先の2
つの場合とは異なり、せいぜい極小なパルス幅の論理積
結果が得られるだけであるから、このような極小なパル
ス幅の論理積結果を保持クロック信号としてD型フリッ
プフロップ27に入力せしめても、クロック入力として
の機能を完全に果し得ないことは明らかである。よっ
て、パルス幅比較器23では、そのパルス幅が一定値以
下であるとして、セレクタ24からはアンドゲート22
出力が、クロック信号CK0の立上り位相に同期した状
態でD型フリップフロップ27への保持クロック信号と
して得られている一方では、セレクタ25からは、遅延
素子21からの、遅延されたクロック信号CK1が選択
出力されているものである。遅延素子21では、クロッ
ク信号CK1が所望に遅延されることで、クロック信号
CK0に対するクロック信号CK1の位相反転状態が強
制的に回避された上、図3の場合と同様な位相差状態に
おかれた状態で、アンドゲート22でクロック信号CK
0と論理積されているものである。クロック切替信号C
LKSEL の信号状態が“0”状態にある限りにおいて
は、セレクタ26からはクロック信号CK0が選択出力
された上、そのままオアゲート29を介し現用系クロッ
ク信号CLKOUT として選択出力されているものであ
る。
【0019】さて、このような状態で、やがて、クロッ
ク切替信号CLKSEL の信号状態が“0”状態から
“1”状態に反転されたとすれば、その反転時点から最
初の保持クロック信号の立上りでその“1”状態がD型
フリップフロップ27に保持されるが、クロック切替信
号CLKSEL の信号状態が“1”状態にある限りにおい
ては、その状態が保持クロック信号が入力される度にD
型フリップフロップ27に保持され、その保持出力もま
た“1”状態におかれることから、セレクタ26から
は、遅延されたクロック信号CK1が選択出力されるも
のとなっている。ところで、D型フリップフロップ27
の保持出力が“1”状態に変化した時点直後での遅延さ
れたクロック信号CK1の信号状態は、セレクタ26出
力からも判るように、その信号状態“1”のパルス幅
は、図3の場合と同様、僅かしかなく、その信号状態
は、いわゆるハザードとして発生されていることが判
る。よって、図3の場合と同様にして、パルス信号発生
器28からのパルス信号がオアゲート29で上記ハザー
ドと論理和されるようにすれば、ハザードがマスクされ
る結果として、そのハザードの発生が防止された状態で
オアゲート29からは、遅延されたクロック信号CK1
が現用系クロック信号CLKOUT として状態良好に選択
出力され得るものである。
【0020】以上からも判るように、パルス信号発生器
28で発生されるパルス信号のパルス幅は、後段側回路
での動作保証幅を規定していることから、そのパルス幅
が最適に設定される場合は、ハザードを発生せしめるこ
となく、現用系クロック信号CLKOUT を状態良好にし
て切替し得るものである。また、クロック信号CK0,
CK1間での位相差関係が反転、あるいはほぼ反転され
ている場合には、その位相差関係が遅延素子21でのク
ロック信号CK1の強制的遅延によって回避されること
で、現用系クロック信号CLKOUT を状態良好にして切
替し得るものである。
【0021】なお、以上の説明では、クロック信号CK
0,CK1各々での立上り信号状態“1”区間に着目し
た場合での、基本的なブロック構成に対する具体的な構
成についてのものであるが、後段側の回路如何によって
は、立下り信号状態“0”区間を保証する必要があるも
のとなっている。このような場合には、図2におけるア
ンドゲート20,22はともにノアゲート(負論理での
ナンドゲートに相当し、したがって、論理積機能を具
備)に置換され、また、“0”状態のパルス信号が発生
されるべく排他的論理和ゲート28ー2での出力側イン
バータは削除されるようにし、更に、オアゲート29は
アンドゲート(負論理でのオアゲートに相当し、したが
って、論理和機能を具備)に置換されるようにすればよ
いものである。
【0022】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1,2に
よる場合は、周波数が同一とされた2種類のクロック信
号間に如何なる位相差がある場合であっても、外部から
のクロック切替信号の信号状態に応じて、それまで予備
系におかれていたクロック信号を、ハザードを発生せし
めることなく、しかも動作保証幅が保証された状態で、
現用系クロック信号に状態良好にして切替し得るクロッ
ク切替方法とその回路が、また、請求項3,4による場
合には、周波数が同一とされた2種類のクロック信号間
に如何なる位相差がある場合であっても、外部からのク
ロック切替信号の信号状態に応じて、それまで予備系に
おかれていたクロック信号を、ハザードを発生せしめる
ことなく、しかも動作保証幅が任意に設定可とされた状
態で、現用系クロック信号に状態良好にして切替し得る
クロック切替方法とその回路が、更に、請求項5,6に
よれば、周波数が同一とされた2種類のクロック信号間
の位相がほぼ反転されている場合であっても、外部から
のクロック切替信号の信号状態に応じて、それまで予備
系におかれていたクロック信号を、ハザードを発生せし
めることなく、しかも動作保証幅が保証された状態で、
現用系クロック信号に状態良好にして切替し得るクロッ
ク切替方法とその回路が、更にまた、請求項7,8によ
る場合は、周波数が同一とされた2種類のクロック信号
間の位相がほぼ反転されている場合であっても、外部か
らのクロック切替信号の信号状態に応じて、それまで予
備系におかれていたクロック信号を、ハザードを発生せ
しめることなく、しかも動作保証幅が任意に設定可とさ
れた状態で、現用系クロック信号に状態良好にして切替
し得るクロック切替方法とその回路がそれぞれ得られた
ものとなっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明によるクロック切替回路の基本
的なブロック構成を示す図
【図2】図2は、その一例での具体的な回路構成を示す
【図3】図3は、その具体的な回路構成での回路動作
(その1)を示す図
【図4】図4は、同じくその具体的な回路構成での回路
動作(その2)を示す図
【図5】図5は、同じくその具体的な回路構成での回路
動作(その3)を示す図
【図6】図6は、従来技術に係る、ハザードの発生防止
が考慮されたクロック切替回路の一例での回路構成を示
す図
【図7】図7は、その一例での回路動作を説明するため
の図
【符号の説明】
CK0,CK1…クロック信号、CLKSEL …クロック
切替信号、CLKOUT …現用系クロック信号、10,1
2…論理積手段、11…遅延手段、13…位相差状態判
定手段、14〜16…選択出力手段、17…クロック切
替信号同期保持手段、18…パルス信号発生手段、19
…論理和手段
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 7/02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め用意されている、周波数が同一とさ
    れた2種類のクロック信号CK0,CK1のうち、原則
    として何れか一方が現用系クロック信号に、他方が予備
    系クロック信号におかれている状態で、外部からのクロ
    ック切替信号の信号状態が反転せしめられる度に、予備
    系クロック信号は現用系クロック信号に切替されると同
    時に、現用系クロック信号は予備系クロック信号に切替
    されるようにしたクロック切替方法であって、クロック
    信号CK0,CK1間で直接論理積することで、同一信
    号状態区間を示す第1の論理積結果を得ると同時に、ク
    ロック信号CK1を遅延せしめた状態でクロック信号C
    K0との間で論理積することで、同一信号状態区間を示
    す第2の論理積結果を得、第1の論理積結果としてのパ
    ルス幅から、クロック信号CK0,CK1間での位相差
    がπ、あるいはπ近傍にあるか否かが判定された上、該
    位相差がπ、あるいはπ近傍にないと判定された場合
    は、第1,第2の論理積結果のうちから、第1の論理積
    結果を選択すると同時に、クロック信号CK1、上記遅
    延されたクロック信号CK1のうちから、クロック信号
    CK1を選択する一方では、π、あるいはπ近傍にある
    と判定された場合には、第1,第2の論理積結果のうち
    から、第2の論理積結果を選択すると同時に、クロック
    信号CK1、上記遅延されたクロック信号CK1のうち
    から、遅延されたクロック信号CK1を選択し、選択さ
    れた論理積結果を保持クロック信号として、クロック切
    替信号を保持出力せしめた状態で、保持出力されている
    クロック切替信号の信号状態“0”(または“1”)に
    応じてクロック信号CK0が、信号状態“1”(または
    “0”)に応じてクロック信号CK1、遅延されたクロ
    ック信号CK0のうちから現に選択されているものが選
    択された上、上記保持出力されているクロック切替信号
    の信号状態変化時点で別途発生せしめられている所定パ
    ルス幅のパルス信号と論理和された状態として、現用系
    クロック信号が切替出力されるようにしたクロック切替
    方法。
  2. 【請求項2】 予め用意されている、周波数が同一とさ
    れた2種類のクロック信号CK0,CK1のうち、原則
    として何れか一方が現用系クロック信号に、他方が予備
    系クロック信号におかれている状態で、外部からのクロ
    ック切替信号の信号状態が反転せしめられる度に、予備
    系クロック信号は現用系クロック信号に切替されると同
    時に、現用系クロック信号は予備系クロック信号に切替
    されるようにしたクロック切替回路であって、クロック
    信号CK0,CK1間で直接論理積することで、同一信
    号状態区間を示す第1の論理積結果を出力する第1の論
    理積手段と、クロック信号CK1を遅延せしめた状態で
    出力する遅延手段と、クロック信号CK0と上記遅延手
    段からの、遅延されたクロック信号CK1とを論理積す
    ることで、同一信号状態区間を示す第2の論理積結果を
    出力する第2の論理積手段と、上記第1の論理積手段か
    らの第1の論理積結果としてのパルス幅から、クロック
    信号CK0,CK1間での位相差がπ、あるいはπ近傍
    にあるか否かを判定する位相差状態判定手段と、該位相
    差状態判定手段による判定結果として、位相差がπ、あ
    るいはπ近傍にないと判定された場合に第1の論理積結
    果を、π、あるいはπ近傍にあると判定された場合には
    第2の論理積結果をそれぞれ選択出力する第1の選択出
    力手段と、上記位相差状態判定手段による判定結果とし
    て、位相差がπ、あるいはπ近傍にないと判定された場
    合にクロック信号CK1を、π、あるいはπ近傍にある
    と判定された場合には、上記遅延されたクロック信号C
    K1をそれぞれ選択出力する第2の選択出力手段と、上
    記第1の選択出力手段からの論理積結果を保持クロック
    信号として、クロック切替信号を同期保持出力するクロ
    ック切替信号同期保持手段と、該クロック切替信号同期
    保持手段から保持出力されているクロック切替信号の信
    号状態“0”(または“1”)に応じてクロック信号C
    K0を、信号状態“1”(または“0”)に応じて上記
    第2の選択出力手段からの選択出力をそれぞれ選択出力
    する第3の選択出力手段と、上記クロック切替信号同期
    保持手段から保持出力されているクロック切替信号の信
    号状態変化時点で、所定パルス幅のパルス信号を発生す
    るパルス信号発生手段と、該パルス信号発生手段からの
    パルス信号と上記第3の選択出力手段からの選択出力と
    を論理和することで、現用系クロック信号を切替出力す
    る論理和手段とからなる構成のクロック切替回路。
  3. 【請求項3】 予め用意されている、周波数が同一とさ
    れた2種類のクロック信号CK0,CK1のうち、原則
    として何れか一方が現用系クロック信号に、他方が予備
    系クロック信号におかれている状態で、外部からのクロ
    ック切替信号の信号状態が反転せしめられる度に、予備
    系クロック信号は現用系クロック信号に切替されると同
    時に、現用系クロック信号は予備系クロック信号に切替
    されるようにしたクロック切替方法であって、クロック
    信号CK0,CK1間で直接論理積することで、同一信
    号状態区間を示す第1の論理積結果を得ると同時に、ク
    ロック信号CK1を遅延せしめた状態でクロック信号C
    K0との間で論理積することで、同一信号状態区間を示
    す第2の論理積結果を得、第1の論理積結果としてのパ
    ルス幅から、クロック信号CK0,CK1間での位相差
    がπ、あるいはπ近傍にあるか否かが判定された上、該
    位相差がπ、あるいはπ近傍にないと判定された場合
    は、第1,第2の論理積結果のうちから、第1の論理積
    結果を選択すると同時に、クロック信号CK1、上記遅
    延されたクロック信号CK1のうちから、クロック信号
    CK1を選択する一方では、π、あるいはπ近傍にある
    と判定された場合には、第1,第2の論理積結果のうち
    から、第2の論理積結果を選択すると同時に、クロック
    信号CK1、上記遅延されたクロック信号CK1のうち
    から、遅延されたクロック信号CK1を選択し、選択さ
    れた論理積結果を保持クロック信号として、クロック切
    替信号を保持出力せしめた状態で、保持出力されている
    クロック切替信号の信号状態“0”(または“1”)に
    応じてクロック信号CK0が、信号状態“1”(または
    “0”)に応じてクロック信号CK1、遅延されたクロ
    ック信号CK0のうちから現に選択されているものが選
    択された上、上記保持出力されているクロック切替信号
    の信号状態変化時点で別途発生せしめられている、パル
    ス幅が可変設定可とされたパルス信号と論理和された状
    態として、現用系クロック信号が切替出力されるように
    したクロック切替方法。
  4. 【請求項4】 予め用意されている、周波数が同一とさ
    れた2種類のクロック信号CK0,CK1のうち、原則
    として何れか一方が現用系クロック信号に、他方が予備
    系クロック信号におかれている状態で、外部からのクロ
    ック切替信号の信号状態が反転せしめられる度に、予備
    系クロック信号は現用系クロック信号に切替されると同
    時に、現用系クロック信号は予備系クロック信号に切替
    されるようにしたクロック切替回路であって、クロック
    信号CK0,CK1間で直接論理積することで、同一信
    号状態区間を示す第1の論理積結果を出力する第1の論
    理積手段と、クロック信号CK1を遅延せしめた状態で
    出力する遅延手段と、クロック信号CK0と上記遅延手
    段からの、遅延されたクロック信号CK1とを論理積す
    ることで、同一信号状態区間を示す第2の論理積結果を
    出力する第2の論理積手段と、上記第1の論理積手段か
    らの第1の論理積結果としてのパルス幅から、クロック
    信号CK0,CK1間での位相差がπ、あるいはπ近傍
    にあるか否かを判定する位相差状態判定手段と、該位相
    差状態判定手段による判定結果として、位相差がπ、あ
    るいはπ近傍にないと判定された場合に第1の論理積結
    果を、π、あるいはπ近傍にあると判定された場合には
    第2の論理積結果をそれぞれ選択出力する第1の選択出
    力手段と、上記位相差状態判定手段による判定結果とし
    て、位相差がπ、あるいはπ近傍にないと判定された場
    合にクロック信号CK1を、π、あるいはπ近傍にある
    と判定された場合には、上記遅延されたクロック信号C
    K1をそれぞれ選択出力する第2の選択出力手段と、上
    記第1の選択出力手段からの論理積結果を保持クロック
    信号として、クロック切替信号を同期保持出力するクロ
    ック切替信号同期保持手段と、該クロック切替信号同期
    保持手段から保持出力されているクロック切替信号の信
    号状態“0”(または“1”)に応じてクロック信号C
    K0を、信号状態“1”(または“0”)に応じて上記
    第2の選択出力手段からの選択出力をそれぞれ選択出力
    する第3の選択出力手段と、上記クロック切替信号同期
    保持手段から保持出力されているクロック切替信号の信
    号状態変化時点で、パルス幅が可変設定可とされたパル
    ス信号を発生するパルス信号発生手段と、該パルス信号
    発生手段からのパルス信号と上記第3の選択出力手段か
    らの選択出力とを論理和することで、現用系クロック信
    号を切替出力する論理和手段とからなる構成のクロック
    切替回路。
  5. 【請求項5】 予め用意されている、周波数が同一とさ
    れた2種類のクロック信号CK0,CK1のうち、原則
    として何れか一方が現用系クロック信号に、他方が予備
    系クロック信号におかれている状態で、外部からのクロ
    ック切替信号の信号状態が反転せしめられる度に、予備
    系クロック信号は現用系クロック信号に切替されると同
    時に、現用系クロック信号は予備系クロック信号に切替
    されるようにしたクロック切替方法であって、クロック
    信号CK0,CK1間で直接論理積することで、同一信
    号状態区間を示す第1の論理積結果を得ると同時に、ク
    ロック信号CK1を遅延量可変設定可として遅延せしめ
    た状態でクロック信号CK0との間で論理積すること
    で、同一信号状態区間を示す第2の論理積結果を得、第
    1の論理積結果としてのパルス幅から、クロック信号C
    K0,CK1間での位相差がπ、あるいはπ近傍にある
    か否かが判定された上、該位相差がπ、あるいはπ近傍
    にないと判定された場合は、第1,第2の論理積結果の
    うちから、第1の論理積結果を選択すると同時に、クロ
    ック信号CK1、上記遅延されたクロック信CK1号の
    うちから、クロック信号CK1を選択する一方では、
    π、あるいはπ近傍にあると判定された場合には、第
    1,第2の論理積結果のうちから、第2の論理積結果を
    選択すると同時に、クロック信号CK1、上記遅延され
    たクロック信CK1号のうちから、遅延されたクロック
    信号CK1を選択し、選択された論理積結果を保持クロ
    ック信号として、クロック切替信号を保持出力せしめた
    状態で、保持出力されているクロック切替信号の信号状
    態“0”(または“1”)に応じてクロック信号CK0
    が、信号状態“1”(または“0”)に応じてクロック
    信号CK1、遅延されたクロック信号CK0のうちから
    現に選択されているものが選択された上、上記保持出力
    されているクロック切替信号の信号状態変化時点で別途
    発生せしめられている所定パルス幅のパルス信号と論理
    和された状態として、現用系クロック信号が切替出力さ
    れるようにしたクロック切替方法。
  6. 【請求項6】 予め用意されている、周波数が同一とさ
    れた2種類のクロック信号CK0,CK1のうち、原則
    として何れか一方が現用系クロック信号に、他方が予備
    系クロック信号におかれている状態で、外部からのクロ
    ック切替信号の信号状態が反転せしめられる度に、予備
    系クロック信号は現用系クロック信号に切替されると同
    時に、現用系クロック信号は予備系クロック信号に切替
    されるようにしたクロック切替回路であって、クロック
    信号CK0,CK1間で直接論理積することで、同一信
    号状態区間を示す第1の論理積結果を出力する第1の論
    理積手段と、クロック信号CK1を遅延量可変設定可と
    して遅延せしめた状態で出力する遅延手段と、クロック
    信号CK0と上記遅延手段からの、遅延されたクロック
    信号CK1とを論理積することで、同一信号状態区間を
    示す第2の論理積結果を出力する第2の論理積手段と、
    上記第1の論理積手段からの第1の論理積結果としての
    パルス幅から、クロック信号CK0,CK1間での位相
    差がπ、あるいはπ近傍にあるか否かを判定する位相差
    状態判定手段と、該位相差状態判定手段による判定結果
    として、位相差がπ、あるいはπ近傍にないと判定され
    た場合に第1の論理積結果を、π、あるいはπ近傍にあ
    ると判定された場合には第2の論理積結果をそれぞれ選
    択出力する第1の選択出力手段と、上記位相差状態判定
    手段による判定結果として、位相差がπ、あるいはπ近
    傍にないと判定された場合にクロック信号CK1を、
    π、あるいはπ近傍にあると判定された場合には、上記
    遅延されたクロック信号CK1をそれぞれ選択出力する
    第2の選択出力手段と、上記第1の選択出力手段からの
    論理積結果を保持クロック信号として、クロック切替信
    号を同期保持出力するクロック切替信号同期保持手段
    と、該クロック切替信号同期保持手段から保持出力され
    ているクロック切替信号の信号状態“0”(または
    “1”)に応じてクロック信号CK0を、信号状態
    “1”(または“0”)に応じて上記第2の選択出力手
    段からの選択出力をそれぞれ選択出力する第3の選択出
    力手段と、上記クロック切替信号同期保持手段から保持
    出力されているクロック切替信号の信号状態変化時点
    で、所定パルス幅のパルス信号を発生するパルス信号発
    生手段と、該パルス信号発生手段からのパルス信号と上
    記第3の選択出力手段からの選択出力とを論理和するこ
    とで、現用系クロック信号を切替出力する論理和手段と
    からなる構成のクロック切替回路。
  7. 【請求項7】 予め用意されている、周波数が同一とさ
    れた2種類のクロック信号CK0,CK1のうち、原則
    として何れか一方が現用系クロック信号に、他方が予備
    系クロック信号におかれている状態で、外部からのクロ
    ック切替信号の信号状態が反転せしめられる度に、予備
    系クロック信号は現用系クロック信号に切替されると同
    時に、現用系クロック信号は予備系クロック信号に切替
    されるようにしたクロック切替方法であって、クロック
    信号CK0,CK1間で直接論理積することで、同一信
    号状態区間を示す第1の論理積結果を得ると同時に、ク
    ロック信号CK1を遅延量可変設定可として遅延せしめ
    た状態でクロック信号CK0との間で論理積すること
    で、同一信号状態区間を示す第2の論理積結果を得、第
    1の論理積結果としてのパルス幅から、クロック信号C
    K0,CK1間での位相差がπ、あるいはπ近傍にある
    か否かが判定された上、該位相差がπ、あるいはπ近傍
    にないと判定された場合は、第1,第2の論理積結果の
    うちから、第1の論理積結果を選択すると同時に、クロ
    ック信号CK1、上記遅延されたクロック信CK1号の
    うちから、クロック信号CK1を選択する一方では、
    π、あるいはπ近傍にあると判定された場合には、第
    1,第2の論理積結果のうちから、第2の論理積結果を
    選択すると同時に、クロック信号CK1、上記遅延され
    たクロック信CK1号のうちから、遅延されたクロック
    信号CK1を選択し、選択された論理積結果を保持クロ
    ック信号として、クロック切替信号を保持出力せしめた
    状態で、保持出力されているクロック切替信号の信号状
    態“0”(または“1”)に応じてクロック信号CK0
    が、信号状態“1”(または“0”)に応じてクロック
    信号CK1、遅延されたクロック信号CK0のうちから
    現に選択されているものが選択された上、上記保持出力
    されているクロック切替信号の信号状態変化時点で別途
    発生せしめられている、パルス幅が可変設定可とされた
    パルス信号と論理和された状態として、現用系クロック
    信号が切替出力されるようにしたクロック切替方法。
  8. 【請求項8】 予め用意されている、周波数が同一とさ
    れた2種類のクロック信号CK0,CK1のうち、原則
    として何れか一方が現用系クロック信号に、他方が予備
    系クロック信号におかれている状態で、外部からのクロ
    ック切替信号の信号状態が反転せしめられる度に、予備
    系クロック信号は現用系クロック信号に切替されると同
    時に、現用系クロック信号は予備系クロック信号に切替
    されるようにしたクロック切替回路であって、クロック
    信号CK0,CK1間で直接論理積することで、同一信
    号状態区間を示す第1の論理積結果を出力する第1の論
    理積手段と、クロック信号CK1を遅延量可変設定可と
    して遅延せしめた状態で出力する遅延手段と、クロック
    信号CK0と上記遅延手段からの、遅延されたクロック
    信号CK1とを論理積することで、同一信号状態区間を
    示す第2の論理積結果を出力する第2の論理積手段と、
    上記第1の論理積手段からの第1の論理積結果としての
    パルス幅から、クロック信号CK0,CK1間での位相
    差がπ、あるいはπ近傍にあるか否かを判定する位相差
    状態判定手段と、該位相差状態判定手段による判定結果
    として、位相差がπ、あるいはπ近傍にないと判定され
    た場合に第1の論理積結果を、π、あるいはπ近傍にあ
    ると判定された場合には第2の論理積結果をそれぞれ選
    択出力する第1の選択出力手段と、上記位相差状態判定
    手段による判定結果として、位相差がπ、あるいはπ近
    傍にないと判定された場合にクロック信号CK1を、
    π、あるいはπ近傍にあると判定された場合には、上記
    遅延されたクロック信号CK1をそれぞれ選択出力する
    第2の選択出力手段と、上記第1の選択出力手段からの
    論理積結果を保持クロック信号として、クロック切替信
    号を同期保持出力するクロック切替信号同期保持手段
    と、該クロック切替信号同期保持手段から保持出力され
    ているクロック切替信号の信号状態“0”(または
    “1”)に応じてクロック信号CK0を、信号状態
    “1”(または“0”)に応じて上記第2の選択出力手
    段からの選択出力をそれぞれ選択出力する第3の選択出
    力手段と、上記クロック切替信号同期保持手段から保持
    出力されているクロック切替信号の信号状態変化時点
    で、パルス幅が可変設定可とされたパルス信号を発生す
    るパルス信号発生手段と、該パルス信号発生手段からの
    パルス信号と上記第3の選択出力手段からの選択出力と
    を論理和することで、現用系クロック信号を切替出力す
    る論理和手段とからなる構成のクロック切替回路。
JP6018620A 1994-02-15 1994-02-15 クロック切替方法とその回路 Pending JPH07225631A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008103863A (ja) * 2006-10-18 2008-05-01 Nec Corp クロック非同期切替装置およびノイズキャンセル回路ならびにノイズキャンセル方法およびプログラム
JP2009044433A (ja) * 2007-08-08 2009-02-26 Sanyo Electric Co Ltd クロック切替回路
CN107024961A (zh) * 2015-12-28 2017-08-08 精工半导体有限公司 时钟选择电路以及具有该时钟选择电路的电源装置

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