JPH07225178A - 採水器 - Google Patents

採水器

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JPH07225178A
JPH07225178A JP1813494A JP1813494A JPH07225178A JP H07225178 A JPH07225178 A JP H07225178A JP 1813494 A JP1813494 A JP 1813494A JP 1813494 A JP1813494 A JP 1813494A JP H07225178 A JPH07225178 A JP H07225178A
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JP
Japan
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water
storage container
water storage
hose body
container
Prior art date
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Pending
Application number
JP1813494A
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English (en)
Inventor
Kazuto Namiki
和人 並木
Kunioki Hirama
邦興 平間
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Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 所定水深の地下水を簡易的に採取することが
できる採水器を提供することを目的とする。 【構成】 採水器10は、所望する水深の水を採取する
ために用いられるものであって、採取した水を貯水する
気密性を有する貯水容器11と、該貯水容器11内の空
気を吸引するための空気吸引手段としての真空ポンプ1
2と、前記所望する水深に届くのに十分な長さを有し、
前記貯水容器11と連通する採水用ホース13と、前記
真空ポンプ12又は採水用ホース13のうち少なくとも
一方の中途に設けられる大気圧解放弁としての三方バル
ブ19とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、所望する深度の地下
水等を採取する採水器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、地下ダムの構築等において、地
下水の水質を調査する場合があり、この場合、所定深度
にある地下水の水質を調査しなければならず、そのため
には、所定の深度に至る小口径のボーリング孔を掘削
し、このボーリング孔を介して所定深度のみの地下水を
採取する。
【0003】また、かかる水質調査は、海水や湖水につ
いても行われる場合があり、この場合においても、所定
深度のみの海水若しくは湖水を採取する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、水質を
調査するのに必要十分な、少量の、例えば1リットル程
度の地下水または海水等を所定深度のみから簡易的に採
取するのに適した器具がなく、その開発が望まれてい
る。
【0005】そこで、この発明は、以上の問題点を鑑み
てなされたものであって、所定水深の地下水若しくは海
水等を簡易的に採取することができる採水器を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明はかかる目的を
達成するためになされたものであって、その要旨とする
ところは、所望する水深の水を採取するために用いられ
る採水器であって、採取した水を貯水する気密性を有す
る貯水容器と、該貯水容器内の空気を吸引するための空
気吸引手段と、前記所望する水深に届くのに十分な長さ
を有し、前記貯水容器と連通する採水用ホースと、前記
吸引手段又は採水用ホースのうち少なくとも一方の中途
に設けられる大気圧解放弁とからなることを特徴とする
ものである。
【0007】
【作用】この発明の採水器によれば、掘削されたボーリ
ング孔に採水用ホースを挿入し、所定深度に到達させる
とともに、大気圧解放弁を切り替えることにより、大気
と貯水容器とを遮断する。次いで、空気吸引手段により
貯水容器内の空気を吸引し、該貯水容器内に負圧を発生
させ、この負圧により採水用ホースを介して貯水容器内
に地下水を流入させる。採水開始直後は、貯水容器内
に、該採水用ホース内に残留する所望する深度より上方
の水が流入する場合があるため、大気圧解放弁を適宜切
り替えて貯水容器内の気圧を調節しつつ、前記所望する
深度より上方の水を排水する。そして、所望する深度の
水が吸引されるのが確認された後、該排水口を閉止する
ことにより、所定深度の水のみが貯水容器内に貯水され
ることとなり、所定深度の水のみを簡易的に採取するこ
とができる。
【0008】
【実施例】以下この発明の実施例を、添付図面を参照し
て詳細に説明する。図1は、第1の実施例にかかる採水
器10を示すものである。
【0009】すなわち、採水器10は、採取した水を貯
水する貯水容器であって、硬質アクリル製の容器本体1
5とこの容器本体15の上部開口をパッキングする、例
えばゴム等から形成されるキャップ16とかなる気密性
を有する貯水容器11と、該貯水容器11内の空気を吸
引するための空気吸引手段12と、前記所望する水深に
届くのに十分な長さを有し、前記貯水容器11と連通す
る採水用ホース13と、本実施例では、採水用ホース1
3の中途に設けられた大気圧解放弁としての三方バルブ
19とから構成され、また本実施例では、該採水器10
はさらに、前記貯水容器11に設けられ、該貯水容器1
1内の水を排水する排水口14を備えている。
【0010】空気吸引手段12は、真空ポンプ20と、
この真空ポンプ20を貯水容器11内と連通させる連通
管であって、前記キャップ16を貫通して設けられる連
通管17とから構成されている。真空ポンプ20は、一
般に市販されている種々のものを用いることができ、本
実施例では、手動によって作動する吸引量36ml/回の
真空ハンドポンプを採用する。
【0011】そして、この真空ポンプ20は、連通管1
7を介して貯水容器11内と連通しており、この真空ポ
ンプ20の駆動により該貯水容器11内の空気を吸引
し、貯水容器11内に負圧を発生させる。
【0012】また、採水用ホース13は、流入管18と
ホース本体13bとから構成されている。流入管18
は、貯水容器11のキャップ16に設けられ、前記連通
管17と同様に、キャップ16を貫通して、貯水容器1
1の内部と外部とを連通させるものである。一方、ホー
ス本体13bは、小口径のボーリング孔1に挿入できる
程度の直径を有する、例えばビニールホース等からな
り、後述する三方バルブ19を介して前記流入管18と
接続されることにより、該流入管18を経て貯水容器1
1内に通じる。
【0013】なお、本実施例では、固形物の浸入を防ぐ
ためその先端はフィルター13aによって覆われている
とともに、採水用ホース13を所定深度に早期に到達さ
せるべく、採水用ホース13の先端に錘(図示せず)が
取り付けられている。
【0014】また、採水用ホース13の中途、すなわち
ホース本体13bと前記流入管18との連結部には三方
バルブ19が設けられており、これを介して前記採水用
ホース13と流入管18とが接続され、これによって三
方バルブ19は、一方はホース本体13bと通じ、もう
一方は流入管18を介して貯水容器11内と通じるとと
もに、さらに他方は大気中と通じており、これを切り替
えることによりホース本体13bと、貯水容器11内及
び大気とを択一的に連通する。
【0015】そして、このような構成を有する採水器を
用いて、所望する深度の地下水を採取するには、まず掘
削されたボーリング孔1内にホース本体13bを挿入
し、その先端を所定深度に到達させる。このとき、ホー
ス本体13b内に残留する空気により浮力が生じ、該ホ
ース本体13bを所定深度に到達させることが困難な場
合は、前記三方バルブ19を切り替えて、ホース本体1
3b内の空気を大気中に解放することにより、該ホース
本体13bを容易に沈めることができる。
【0016】次いで、三方バルブ19を切り替えてホー
ス本体13bと、貯水容器11内とを連通させるととも
に、真空ポンプ12を駆動させ、貯水容器11内に地下
水を流入させ、採水を開始する。採水開始直後は、貯水
容器11内に所望する深度より上方の水が流入するた
め、貯水容器11に設けられた排水口14を開放するこ
とにより、貯水容器11に設けられた排水口14を開放
することにより、不要な水を排水口14を介して、貯水
容器11の外部へ排水する。このとき、三方バルブ19
を適宜切り替えて貯水容器11内の気圧を調節すること
により、貯水容器11内の気圧と大気圧を等しくし、排
水口14の開放時に、該排水口14を介して貯水容器1
1内に外気が流入することを防止するとともに、採水用
ホース13内の水が逆流することを防止する。
【0017】所望する深度の水が吸引されるのが確認さ
れた後、排水口14を閉止することにより、所定深度の
水のみを貯水容器11内に貯水することができ、所望す
る深度の水のみを簡易的に採取することができる。そし
て、貯水容器11内に貯水された水は、容器本体15を
キャップ16から取り外すことにより、そのまま調査に
用いることができる。
【0018】また、図2は、本発明の第2の実施例にか
かる採水器10を示している。前記実施例では、大気圧
解放弁としての三方バルブ19を採水用ホース13の中
途に設けたが、本実施例では、該三方バルブ19を空気
吸引手段12の中途に設ける。すなわち、空気吸引手段
12の連通管17の中途に三方バルブ19を取り付け、
これを採水及び排水の際に適宜切り替え、貯水容器11
内と、真空ポンプ20及び大気中とを択一的に連通させ
て、貯水容器11内の気圧を調節することによって、貯
水容器11内に空気若しくは水が流入することを防止し
つつ、所望する深度の水のみを採取する。
【0019】なお、上記各実施例では、貯水容器11に
排水口14を設けて、貯水容器11内の水を排水するよ
うにしたが、本発明はこれに限定されず、排水口14を
設けずに、排水の際には、その都度容器本体15をキャ
ップ16から取り外して排水するようにしてもよい。
【0020】
【発明の効果】この発明の採水器によれば、真空ポンプ
により該貯水容器内の空気を吸引することにより貯水容
器内に負圧を発生させ、前記採水用ホースを介して地下
水または海水等を吸引することによって、所望する深度
の水のみを簡易的に採取することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の採水器の第1の実施例を示す断面図
である。
【図2】この発明の採水器の第2の実施例を示す断面図
である。
【符号の説明】
10 採水器 11 貯水容器 12 空気吸引手段 13 採水用ホース 19 三方バルブ(大気圧解放弁)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所望する水深の水を採取するために用い
    られる採水器であって、採取した水を貯水する気密性を
    有する貯水容器と、該貯水容器内の空気を吸引するため
    の空気吸引手段と、前記所望する水深に届くのに十分な
    長さを有し、前記貯水容器と連通する採水用ホースと、
    前記吸引手段又は採水用ホースのうち少なくとも一方の
    中途に設けられる大気圧解放弁とからなることを特徴と
    する採水器。
JP1813494A 1994-02-15 1994-02-15 採水器 Pending JPH07225178A (ja)

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