JPH07222668A - 磁着ホルダー - Google Patents
磁着ホルダーInfo
- Publication number
- JPH07222668A JPH07222668A JP6037698A JP3769894A JPH07222668A JP H07222668 A JPH07222668 A JP H07222668A JP 6037698 A JP6037698 A JP 6037698A JP 3769894 A JP3769894 A JP 3769894A JP H07222668 A JPH07222668 A JP H07222668A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- abutting end
- magnetic metal
- synthetic resin
- holder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Supports Or Holders For Household Use (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 取付ける磁性対象物に傷が付きにくく、従っ
て、物品掛けとしても利用できる磁着ホルダーを提供す
る。 【構成】 先部が当接端部１３、１４となった断面コ字
状の磁性金物１１と、前記当接端部１３、１４とは隙間
を有し、更に前記当接端部３、１４よりやや内方にその
表面が位置した状態で、前記磁性金物１１の中央に配置
された板状の磁石１２と、前記当接端部１３、１４を覆
う薄い合成樹脂シート１５と、前記当接端部１３、１４
を露出させた状態で該磁性金物１１の外側を囲む合成樹
脂製のケース１６と、該ケース１６の外側に設けられた
掛止部付きの把手１９とを有してなる。
て、物品掛けとしても利用できる磁着ホルダーを提供す
る。 【構成】 先部が当接端部１３、１４となった断面コ字
状の磁性金物１１と、前記当接端部１３、１４とは隙間
を有し、更に前記当接端部３、１４よりやや内方にその
表面が位置した状態で、前記磁性金物１１の中央に配置
された板状の磁石１２と、前記当接端部１３、１４を覆
う薄い合成樹脂シート１５と、前記当接端部１３、１４
を露出させた状態で該磁性金物１１の外側を囲む合成樹
脂製のケース１６と、該ケース１６の外側に設けられた
掛止部付きの把手１９とを有してなる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、シート等を固定した
り、あるいは鉄板等に取付けて物を掛ける場合に使用す
る磁着ホルダーに関する。
り、あるいは鉄板等に取付けて物を掛ける場合に使用す
る磁着ホルダーに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の磁着ホルダーは、周囲が一方向に
折れ曲がった断面コ字状の鉄製容器の中央に磁石を固定
し、前記鉄製容器の外側に合成樹脂製のカバーを被せて
構成されていた。
折れ曲がった断面コ字状の鉄製容器の中央に磁石を固定
し、前記鉄製容器の外側に合成樹脂製のカバーを被せて
構成されていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例に係る磁着ホルダーにおいては、断面コ字状の鉄製
容器の端部が内側の磁石表面より突出して、磁性対象物
に当接する構造となっていたので、磁性対象物が塗装を
施した鉄板等の場合には、鉄製容器の端部によって磁性
対象物の表面に傷が付くという問題点があり、該磁着ホ
ルダーを直接磁性対象物に取付け、把手の部分を利用し
て物品掛けとして使用する場合に、大きな問題となって
いた。本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、磁
着ホルダーを取付ける磁性対象物に傷が付きにくく、従
って、物品掛けとしても利用できる磁着ホルダーを提供
することを目的とする。
来例に係る磁着ホルダーにおいては、断面コ字状の鉄製
容器の端部が内側の磁石表面より突出して、磁性対象物
に当接する構造となっていたので、磁性対象物が塗装を
施した鉄板等の場合には、鉄製容器の端部によって磁性
対象物の表面に傷が付くという問題点があり、該磁着ホ
ルダーを直接磁性対象物に取付け、把手の部分を利用し
て物品掛けとして使用する場合に、大きな問題となって
いた。本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、磁
着ホルダーを取付ける磁性対象物に傷が付きにくく、従
って、物品掛けとしても利用できる磁着ホルダーを提供
することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項１
記載の磁着ホルダーは、先部が当接端部となった断面コ
字状の磁性金物と、前記当接端部とは隙間を有し、更に
前記当接端部よりやや内方にその表面が位置した状態
で、前記磁性金物の中央に配置された板状の磁石と、前
記当接端部を覆う薄い合成樹脂シートと、前記当接端部
を露出させた状態で該磁性金物の外側を囲む合成樹脂製
のケースと、該ケースの外側に設けられた掛止部付きの
把手とを有してなる。また、請求項２記載の磁着ホルダ
ーは、請求項１記載の磁着ホルダーにおいて、前記磁性
金物の中央には位置決め用の溝が形成され、該溝内に前
記磁石が嵌入している。前記当接端部を覆う薄い合成樹
脂シートとは、例えば、ナイロン、塩化ビニール、ポリ
プロピレン、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂、エポキ
シ、不飽和ポリエステル等の熱硬化性樹脂の他に、天然
ゴム、人造ゴム等からなる薄いシートを含む。
記載の磁着ホルダーは、先部が当接端部となった断面コ
字状の磁性金物と、前記当接端部とは隙間を有し、更に
前記当接端部よりやや内方にその表面が位置した状態
で、前記磁性金物の中央に配置された板状の磁石と、前
記当接端部を覆う薄い合成樹脂シートと、前記当接端部
を露出させた状態で該磁性金物の外側を囲む合成樹脂製
のケースと、該ケースの外側に設けられた掛止部付きの
把手とを有してなる。また、請求項２記載の磁着ホルダ
ーは、請求項１記載の磁着ホルダーにおいて、前記磁性
金物の中央には位置決め用の溝が形成され、該溝内に前
記磁石が嵌入している。前記当接端部を覆う薄い合成樹
脂シートとは、例えば、ナイロン、塩化ビニール、ポリ
プロピレン、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂、エポキ
シ、不飽和ポリエステル等の熱硬化性樹脂の他に、天然
ゴム、人造ゴム等からなる薄いシートを含む。
【０００５】
【作用】請求項１、２記載の磁着ホルダーは、中央にあ
る磁石の表面よりやや突出している磁性金物の当接端部
を薄い合成樹脂シートで覆っているので、該磁着ホルダ
ーを塗装表面等に接合させても塗装面に傷が付きにく
い。特に、請求項２記載の磁着ホルダーにおいては、磁
性金物の中央には位置決め用の溝が形成されているの
で、該溝内に磁石が嵌入することによって磁石の位置決
めができ、これによって磁石が偏らず、磁気的に強い磁
着ホルダーとなる。
る磁石の表面よりやや突出している磁性金物の当接端部
を薄い合成樹脂シートで覆っているので、該磁着ホルダ
ーを塗装表面等に接合させても塗装面に傷が付きにく
い。特に、請求項２記載の磁着ホルダーにおいては、磁
性金物の中央には位置決め用の溝が形成されているの
で、該溝内に磁石が嵌入することによって磁石の位置決
めができ、これによって磁石が偏らず、磁気的に強い磁
着ホルダーとなる。
【０００６】
【実施例】続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明
を具体化した実施例につき説明し、本発明の理解に供す
る。ここに、図１は本発明の一実施例に係る磁着ホルダ
ーの一部切欠き正断面図、図２は同使用状態を示す一部
切欠き側断面図、図３は同底面図、図４は本発明の他の
実施例に係る磁着ホルダーの一部切欠き正断面図であ
る。
を具体化した実施例につき説明し、本発明の理解に供す
る。ここに、図１は本発明の一実施例に係る磁着ホルダ
ーの一部切欠き正断面図、図２は同使用状態を示す一部
切欠き側断面図、図３は同底面図、図４は本発明の他の
実施例に係る磁着ホルダーの一部切欠き正断面図であ
る。
【０００７】図１〜図３に示すように、本発明の一実施
例に係る磁着ホルダー１０は、断面コ字状の磁性金物１
１と、前記磁性金物１１の中央に配置された板状の磁石
１２と、前記磁性金物１１の先端の当接端部１３、１４
を覆う薄い合成樹脂シート１５と、前記磁性金物１１外
側を囲む合成樹脂製のケース１６とを有して構成されて
いる。以下、これらについて詳しく説明する。
例に係る磁着ホルダー１０は、断面コ字状の磁性金物１
１と、前記磁性金物１１の中央に配置された板状の磁石
１２と、前記磁性金物１１の先端の当接端部１３、１４
を覆う薄い合成樹脂シート１５と、前記磁性金物１１外
側を囲む合成樹脂製のケース１６とを有して構成されて
いる。以下、これらについて詳しく説明する。
【０００８】前記磁性金物１１は鉄板をコ字状に折り曲
げて、あるいは削り出しによって製造され、先端部には
当接端部１３、１４が形成されている。この当接端部１
３、１４の端面は平面状になっていると共に、内側の面
１７と平行になっている。
げて、あるいは削り出しによって製造され、先端部には
当接端部１３、１４が形成されている。この当接端部１
３、１４の端面は平面状になっていると共に、内側の面
１７と平行になっている。
【０００９】前記磁石１２は、磁束密度が大きいフェラ
イト磁石等が使用され、前記磁性金物１１の中央部に配
置され、当接端部１３、１４とは１〜３ｍｍ程度の隙間
を有している。そして、該磁石１２を磁性金物１１に接
着剤によって接合した場合、その表面１２ａが、前記当
接端部１３、１４の端面から０．１〜０．５ｍｍ程度の
隙間を保って後退している。
イト磁石等が使用され、前記磁性金物１１の中央部に配
置され、当接端部１３、１４とは１〜３ｍｍ程度の隙間
を有している。そして、該磁石１２を磁性金物１１に接
着剤によって接合した場合、その表面１２ａが、前記当
接端部１３、１４の端面から０．１〜０．５ｍｍ程度の
隙間を保って後退している。
【００１０】前記当接端部１３、１４を覆う合成樹脂シ
ート１５は、例えば厚みが０．２〜０．８ｍｍ程度のナ
イロン等のように比較的摩耗に強い材料からなって、接
着剤によって該当接端部１３、１４を完全に覆うように
接合、配置されている。なお、当接端部１３、１４の表
面に適当に凹凸を形成し、凹凸内に樹脂が浸透するよう
にしてエポキシ等の材料を薄くコーティングする場合も
本発明は適用される。
ート１５は、例えば厚みが０．２〜０．８ｍｍ程度のナ
イロン等のように比較的摩耗に強い材料からなって、接
着剤によって該当接端部１３、１４を完全に覆うように
接合、配置されている。なお、当接端部１３、１４の表
面に適当に凹凸を形成し、凹凸内に樹脂が浸透するよう
にしてエポキシ等の材料を薄くコーティングする場合も
本発明は適用される。
【００１１】前記ケース１６は、ＡＢＳ、ポリカーボネ
イトあるいはポリプロピレン等の合成樹脂からなって、
背面に握り１８付きの把手１９が一体として設けられて
いる。なお、握り１８とケース１６の磁石側背面との距
離ｄは１〜２ｃｍ程度となって十分に指が入る長さとな
っている。
イトあるいはポリプロピレン等の合成樹脂からなって、
背面に握り１８付きの把手１９が一体として設けられて
いる。なお、握り１８とケース１６の磁石側背面との距
離ｄは１〜２ｃｍ程度となって十分に指が入る長さとな
っている。
【００１２】従って、この磁着ホルダー１０を図２に示
すように、鉄板等の磁性対象物２０に吸着させた場合に
は、薄い合成樹脂シート１５が磁性対象物２０に当接す
るので、鉄板の表面に塗装等がしてあっても傷が付きに
くいことになる。そして、把手１９の握り１８の部分が
上下に長くなっているので、図２に示すように掛け具と
して作用し、例えばカバン、紐付き袋等を掛けておくこ
とができる。
すように、鉄板等の磁性対象物２０に吸着させた場合に
は、薄い合成樹脂シート１５が磁性対象物２０に当接す
るので、鉄板の表面に塗装等がしてあっても傷が付きに
くいことになる。そして、把手１９の握り１８の部分が
上下に長くなっているので、図２に示すように掛け具と
して作用し、例えばカバン、紐付き袋等を掛けておくこ
とができる。
【００１３】続いて、図４に示す本発明の第２の実施例
に係る磁着ホルダー２２について説明すると、握り２３
の付いた把手２４が設けられた合成樹脂製のケース２５
の内側に断面コ字状の磁性金物２６が配置されている。
この磁性金物２６の先端の当接端部２７、２８の端面は
平面状に形成されていると共に、該磁性金物２６の内側
には当接端部２７、２８の端面と平行な溝底を有する位
置決め用の溝２９が形成され、該溝２９内に板状の磁石
３０が、前述のように当接金物２６から突出しないよう
にして接着固定されている。前記当接端部２７、２８の
表面は薄い合成樹脂シート１５によって覆われ、当接端
部２７、２８の端面が塗装面に当接する場合、傷が付か
ないようになっている。
に係る磁着ホルダー２２について説明すると、握り２３
の付いた把手２４が設けられた合成樹脂製のケース２５
の内側に断面コ字状の磁性金物２６が配置されている。
この磁性金物２６の先端の当接端部２７、２８の端面は
平面状に形成されていると共に、該磁性金物２６の内側
には当接端部２７、２８の端面と平行な溝底を有する位
置決め用の溝２９が形成され、該溝２９内に板状の磁石
３０が、前述のように当接金物２６から突出しないよう
にして接着固定されている。前記当接端部２７、２８の
表面は薄い合成樹脂シート１５によって覆われ、当接端
部２７、２８の端面が塗装面に当接する場合、傷が付か
ないようになっている。
【００１４】また、接合しようとする対象物が磁性体で
ない場合には、前記磁着ホルダー１０、２２が対象物に
吸着しないので、予め磁石の広さより広い磁性板を接合
部分に接着し、この磁性板の上に、前記磁着ホルダー１
０、２２を吸着させることになる。更には、この磁着ホ
ルダーを使用して、例えば紙、布あるいはその他の薄い
非磁性シートを磁性対象物に仮止めすることができる。
ない場合には、前記磁着ホルダー１０、２２が対象物に
吸着しないので、予め磁石の広さより広い磁性板を接合
部分に接着し、この磁性板の上に、前記磁着ホルダー１
０、２２を吸着させることになる。更には、この磁着ホ
ルダーを使用して、例えば紙、布あるいはその他の薄い
非磁性シートを磁性対象物に仮止めすることができる。
【００１５】
【発明の効果】請求項１、２記載の磁着ホルダーは以上
の説明からも明らかなように、磁性金物の当接端部を薄
い合成樹脂シートで覆っているので、接合しようとする
磁性対象物に傷が付かない。従って、家庭用、業務用の
電化製品、スチール製の事務机等に直接この磁着ホルダ
ーを取付けることができ、これによって簡単な掛止具と
することができる。特に、請求項２記載の磁着ホルダー
においては、磁性金物に磁石を位置決めする溝が設けら
れているので、正確に磁性金物に磁石を固定でき、これ
によって強い磁着ホルダーとなる。
の説明からも明らかなように、磁性金物の当接端部を薄
い合成樹脂シートで覆っているので、接合しようとする
磁性対象物に傷が付かない。従って、家庭用、業務用の
電化製品、スチール製の事務机等に直接この磁着ホルダ
ーを取付けることができ、これによって簡単な掛止具と
することができる。特に、請求項２記載の磁着ホルダー
においては、磁性金物に磁石を位置決めする溝が設けら
れているので、正確に磁性金物に磁石を固定でき、これ
によって強い磁着ホルダーとなる。
【図１】本発明の一実施例に係る磁着ホルダーの一部切
欠き正断面図である。
欠き正断面図である。
【図２】同使用状態を示す一部切欠き側断面図である。
【図３】同底面図である。
【図４】本発明の他の実施例に係る磁着ホルダーの一部
切欠き正断面図である。
切欠き正断面図である。
１０ 磁着ホルダー １１ 磁性金物 １２ 磁石 １２ａ 表面 １３ 当接端部 １４ 当接端部 １５ 合成樹脂シート １６ ケース １７ 面 １８ 握り １９ 把手 ２０ 磁性対象物 ２２ 磁着ホルダー ２３ 握り ２４ 把手 ２５ ケース ２６ 磁性金物 ２７ 当接端部 ２８ 当接端部 ２９ 溝 ３０ 磁石
Claims (2)
- 【請求項１】 先部が当接端部となった断面コ字状の磁
性金物と、前記当接端部とは隙間を有し、更に前記当接
端部よりやや内方にその表面が位置した状態で、前記磁
性金物の中央に配置された板状の磁石と、前記当接端部
を覆う薄い合成樹脂シートと、前記当接端部を露出させ
た状態で該磁性金物の外側を囲む合成樹脂製のケース
と、該ケースの外側に設けられた掛止部付きの把手とを
有してなることを特徴とする磁着ホルダー。 - 【請求項２】 前記磁性金物の中央には位置決め用の溝
が形成され、該溝内に前記磁石が嵌入している請求項１
記載の磁着ホルダー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6037698A JPH07222668A (ja) | 1994-02-11 | 1994-02-11 | 磁着ホルダー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6037698A JPH07222668A (ja) | 1994-02-11 | 1994-02-11 | 磁着ホルダー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07222668A true JPH07222668A (ja) | 1995-08-22 |
Family
ID=12504767
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6037698A Pending JPH07222668A (ja) | 1994-02-11 | 1994-02-11 | 磁着ホルダー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07222668A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004286176A (ja) * | 2003-03-25 | 2004-10-14 | Koyo Seiko Co Ltd | 磁気軸受装置 |
-
1994
- 1994-02-11 JP JP6037698A patent/JPH07222668A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004286176A (ja) * | 2003-03-25 | 2004-10-14 | Koyo Seiko Co Ltd | 磁気軸受装置 |
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