JPH07222230A - コードレス電話機の制御信号送信方法 - Google Patents

コードレス電話機の制御信号送信方法

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JPH07222230A
JPH07222230A JP6026304A JP2630494A JPH07222230A JP H07222230 A JPH07222230 A JP H07222230A JP 6026304 A JP6026304 A JP 6026304A JP 2630494 A JP2630494 A JP 2630494A JP H07222230 A JPH07222230 A JP H07222230A
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JP
Japan
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control signal
unit
call
cordless telephone
cordless
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JP6026304A
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Yuji Takahashi
雄二 高橋
Shigeo Kodaira
茂雄 小平
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 コードレス電話機の子機・親機間での制御信号送信方法
に関し、マルチゾーンのコードレス電話システムで発着
呼、位置登録、子機のゾーン間移動などを行う際に最も
通話品質の良いゾーンを捕捉することや、通話中のキー
操作により発生する異音を軽減することを目的とし、無
線電波発信源から距離が遠くなるほど無線上のS/N比
が低下する性質と、無線電波の変調度を上げればS/N
比も向上する性質を利用して、変調度可変手段を備える
ことで無線電波の変調度を小から大へ次第に大きくしな
がら送信側電話機から制御信号を送信し、それによりマ
ルチパス歪み等がある場合でも最短距離にある受信側電
話機が最初にこの制御信号を受信でき、また、同じ原理
に基づいて通話中のキー操作により発生する制御信号を
最小の変調度で送信することにより、キー操作に伴うモ
デム音を軽減できるように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コードレス電話機の子
機・親機間で送受される制御信号を無線電波の変調度を
小から大へ次第に大きくしながら送信するコードレス電
話機の制御信号送信方法、およびこの制御信号送信方法
を用いて発呼、着呼、位置登録、ゾーン間移動時のゾー
ン切替、通話中に聴こえるモデム音の抑圧等を行う方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は従来のコードレス電話機の通話に
おける子機・親機間での動作シーケンス例を示してい
る。子機から発呼して交換網を介して外部の電話機と通
話する場合、このシーケンス図の発呼局は子機であり、
被呼局は親機である。また、外部の電話機から交換網を
介して子機への着呼があった場合、このシーケンス図の
発呼局は親機であり、被呼局は子機である。
【0003】子機からの発呼の場合でこのシーケンス図
を説明する。子機(発呼局)は、まず通話チャネルのキ
ャリアセンス(ステップS1)を行って通話チャネルに
空きがあるか調べ、空いている通話チャネルがあれば、
次に制御チャネルのキャリアセンス(ステップS2)を
行って制御チャネルが使用中でないかを確認する。制御
チャネルが使用可能であれば、子機は制御チャネルを通
して自局の呼出名称(ID)を送出するとともに制御信
号を送信する(ステップS3)ことにより、親機に対し
て接続要求および通話チャネル指定を行う。
【0004】一方、親機(被呼局)は、制御チャネルを
通して、子機から送信された自局の呼出名称(ID)を
検出し、制御信号を受信する(ステップS4)。そし
て、子機から指定された通話チャネルが空いていること
を確認するためにキャリアセンス(ステップS5)を行
い、通話チャネルの空きを確認した後、その通話チャネ
ルを通して制御信号を送信する(ステップS6)ことに
より子機に対して応答する。
【0005】子機が通話チャネルを通して親機から送信
された制御信号を受信する(ステップS7)と、子機・
親機間がその通話チャネルにより接続され、その通話チ
ャネルを通して子機・親機間で通話信号の送受信(ステ
ップS8)が開始される。通話中に何らかの機能を実行
するために子機または親機でキー操作が行われると、そ
れにより発生する機能用の制御信号(以下、単に機能信
号と称する)も通話チャネルを通して送受信される(ス
テップS8)。通話が終了すれば、子機、親機とも終話
動作(ステップS9)を行って待受状態に戻る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のようなコードレ
ス電話システムでは、建物の構造や屋内の環境により電
波到達距離がマルチパス歪み等の影響を受ける。図8は
屋内マルチパス見通し伝播特性で、縦軸は電界強度、横
軸は子機・親機間の距離である。この図8に示すよう
に、マルチパス歪みがある場合、電界強度と距離の関係
は線形的でなくなり、子機・親機間の距離が近くても電
界強度が弱かったり、逆に遠くても電界強度が強い場所
ができてしまう。
【0007】この結果、マルチゾーンのコードレス電話
が設置される構内で、隣接するゾーンが重なっている場
所に子機が位置しているような場合、距離が近い方より
も遠い方の親機と接続してしまう可能性がある。この場
合、距離が遠い方の親機との無線回線は結局は通話品質
が劣るものであるから、通話品質が劣るゾーンの親機を
通して通話しなければならないことになる。
【0008】また、現在のアナログ方式のコードレス電
話機では、子機で通話中に機能切替等のために機能キー
を押下すると、機能信号が通話チャネルを通して親機に
送信されるが、この機能信号によるモデム音を親機で消
音するのが技術的に困難なために瞬間的に「ギャッ」と
いう異音が通信相手に聞こえてしまう。
【0009】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、制御信号を送信する無線電波の変調度を徐々
に大きくしていくという構想に基づいて、適正な子機・
親機間の接続の実現、機能キーの押下等により発生する
異音の抑圧などを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段および作用】図1は本発明
に係る原理説明図である。上述の課題を解決するため
に、本発明においては、コードレス電話機の子機・親機
間で制御信号を送信する方法であって、制御信号を送信
する無線電波の変調度を変える変調度可変手段33を備
え、小さい変調度で制御信号の送信を開始し、変調度を
次第に大きくしながらこの送信を繰り返すことを特徴と
するコードレス電話機の制御信号送信方法を提供する。
【0011】本発明は、電波の発信源からの距離が遠く
なるほど無線電波上のS/N比が低下するという性質、
および無線電波の変調度を大きくすればS/N比が向上
するという性質を利用している。
【0012】子機・親機間における制御信号の送信側
は、最初は小さい変調度で送信を開始し、次第に変調度
を大きくしながらその送信を繰り返す。変調度が小さい
場合、送信距離が遠いと無線電波上のS/N比は著しく
悪く、制御信号がノイズに埋没してしまい、受信側はこ
の制御信号を信号として検知できない。したがって変調
度を徐々に大きくしながら制御信号を送信すれば、やが
て最短距離にある受信側が最初にこの信号を検知する。
最初に制御信号のやりとりが成功した子機・親機間を接
続することにより、最も通話品質の良いゾーンを捕捉し
て通話することができる。
【0013】本発明の発呼方法では、上記制御信号送信
方法を用いて、子機から親機へ発呼用の制御信号を送信
する際に変調度を次第に大きくしながらその送信を繰り
返す。やがて、その子機に最も近い距離にある親機がそ
の制御信号を受信して子機に応答することによりその子
機・親機間の接続が成立し、最も通話品質の良いゾーン
が捕捉される。
【0014】また、本発明の着呼方法では、上記制御信
号送信方法を用いて、親機から子機へ着呼用の制御信号
を送信する際に変調度を次第に大きくしながらその送信
を繰り返す。やがて、その親機に最も近い距離にある子
機がその制御信号を受信して親機に応答することにより
その子機・親機間の接続が成立し、最良の通話品質での
通話が可能となる。
【0015】また、本発明の機能信号音抑圧方法では、
上記制御信号送信方法を用いて、通話中に子機で機能キ
ーを押下して親機に機能信号を送信する際に変調度を次
第に大きくしながらその送信を繰り返す。親機は、上述
の発・着呼方法の場合と同様の作用により、できるだけ
小さい変調度の無線電波でその機能信号を受信する。機
能信号は通話チャネルを通して送信されるので機能信号
送信の際にモデム音が通信相手に聞こえてしまうが、で
きるだけ小さい変調度で機能信号が親機に送信されるの
で、通話相手に聞こえるモデム音も小音量に抑えられ
る。
【0016】また、本発明の位置登録方法では、一定周
期で自動的に、あるいは使用者の操作により子機から親
機へ位置登録用の制御信号を送信するが、その際に、上
記制御信号送信方法を用いて変調度を次第に大きくしな
がらその送信を繰り返す。やがて、その子機に最も近い
距離にある親機がその制御信号を受信することによりそ
の子機の位置が確認され、交換機または制御装置におい
てその子機の位置が登録される。
【0017】また、本発明のゾーン切替方法では、通話
中の子機がゾーン間を移動する場合に子機・親機間の通
話をいったん切断してから子機から親機へ再度発呼用の
制御信号を送信するが、その際に、上記制御信号送信方
法を用いて変調度を次第に大きくしながらその送信を繰
り返す。やがて、その子機に最も近い距離にある親機が
その制御信号を受信して子機に応答することによりその
子機・親機間の接続が成立し、最も通話品質の良いゾー
ンに切り替えられる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図2は、隣接するゾーンが重なっている場所に位
置する子機がゾーンを捕捉する具体例を示している。子
機bはゾーンAだけの領域内にあるので、最短距離にあ
る親機A’だけを捕捉できる。一方、子機aは、ゾーン
AとゾーンBが重なる領域内の親機A’に近い位置にあ
るが、上述のマルチパス歪みの影響等があると、電波の
状態によっては親機A’とB’のどちらを捕捉するかは
不定である。
【0019】この場合、子機aが無線電波の変調度を小
さくして発呼要求の制御信号を送信すると、遠くにある
親機B’はこの無線電波を受信してもS/N比が悪いた
め発呼要求を検出することができない。これに対し、近
くにある親機A’は、親機B’の場合に比べて受信電波
のS/N比が低下していないので発呼要求を検出するこ
とができる。その結果、子機aは近くにある親機A’だ
けを捕捉するので、より通話品質の良いゾーンAが選択
されることになる。
【0020】図3は本発明に係るコードレス電話機の一
実施例の機器構成を示している。この実施例では親機6
は交換機に接続されている接続装置であり、通話には子
機1が使用される。図4は、図3に示した子機の構成図
の※1の部分の詳細構成例であり、本発明の主要部分に
相当する。
【0021】この主要部分は、回路全体の動作を司る制
御部2(CPU)、制御部2からのデジタルの制御信号
をFSK変調(例えばMSK)する送信側モデム部1
2、変調された制御信号の増幅度を小・中・大の3段階
に調節するSW(スイッチ)部13およびAMP(増
幅)部14、大きさを調節された制御信号を変調波とし
て搬送波を周波数変調(FM)する無線送信部4、およ
びキー入力部5、通話キー15、移動キー16の各種キ
ーで構成される。親機側にも、通話キー15と移動キー
16を除いた同じ構成部分が含まれている。
【0022】SW部13とAMP部14で制御信号の大
きさを大・中・小の3段階に変換することで、次段の無
線送信部4から送信されるこの制御信号に関しての無線
電波の変調度も大・中・小の3段階に調節される。な
お、通話音声はマイクロホンから無線送信部4に入力さ
れるので、音声信号に関しての無線電波の変調度は一定
である。
【0023】図5はこの実施例のコードレス電話機で発
呼する場合の処理の流れ図を示している。子機1で通話
キー15を押下して発呼する(ステップS10)と、制
御部2から送信側モデム部12へ発呼命令の制御信号が
送られる(ステップS11)。制御部2は、SW部13
のスイッチaを選択してAMP部14の増幅度を小に調
節することで送信側モデム部12から無線送信部4に送
られる制御信号の大きさを小にし、それにより無線送信
部4からの無線電波の変調度を小にして制御信号を送出
する(ステップS12)。
【0024】この発呼に対して親機6から応答が返され
てきたか否かにより、通話状態が確立されたか否かを判
断する(ステップS13)。通話状態が確立した場合、
制御信号の送信を中止し(ステップS17)、通話を開
始する(ステップS18)。通話状態が確立しない場
合、制御部2は、SW部13のスイッチbを選択してA
MP部14の増幅度を中に調節することで送信側モデム
部12から無線送信部4に送られる制御信号の大きさを
中にし、それにより無線送信部4からの無線電波の変調
度を中にして制御信号を送出する(ステップS12)。
【0025】親機6から応答が返されてきたか否かによ
り、通話状態が確立されたか否かを判断する(ステップ
S13)。通話状態が確立した場合、制御信号の送信を
中止し(ステップS17)、通話を開始する(ステップ
S18)。通話状態が確立しない場合、制御部2は、S
W部13のスイッチcを選択してAMP部14の増幅度
を大に調節することで送信側モデム部12から無線送信
部4に送られる制御信号の大きさを大にし、それにより
無線送信部4からの無線電波の変調度を大にして制御信
号を送出する(ステップS12)。
【0026】上述の発呼処理の説明では子機から発呼し
て親機に接続し、交換網を介して外部の電話機と通話す
る場合の例で説明したが、例えば家庭用のコードレス電
話で1台の親機の配下に複数の子機があって、外部の電
話機から親機に着呼し、その親機に最も近い子機に接続
して通話を行いたいような場合も、親機から子機へ発呼
するという点を除いて図5とまったく全く同様の処理が
行われる。
【0027】また、マルチゾーンのコードレス電話シス
テムで、定期的に子機の位置登録を行う場合にも、図5
とほぼ同じ処理が行われる。すなわち、一定周期で自動
的に、あるいは位置登録用のキー等を押下することによ
り、子機1の制御部2から送信側モデム部12へ位置登
録のための制御信号が送られ、送信側モデム部12でそ
の制御信号がMSK変調される。以後の処理は図5のス
テップS12からステップS17までと同じである。そ
して最短距離にある親機が捕捉され、交換機において子
機の位置が登録される。
【0028】通話中の子機がゾーン間を移動する際に行
うゾーン切替処理は、一度通話を切断して再度発呼動作
を行うことにより最も通話品質の良いゾーンに切り替え
るので、処理手順は発呼処理と基本的に同じである。図
6はこの実施例のコードレス電話機でゾーン切替を行う
場合の処理の流れ図を示している。
【0029】子機1で移動キー16を押下してゾーン切
替を開始する(ステップS19)と、制御部2から送信
側モデム部12へ発呼命令の制御信号が送られる(ステ
ップS20)。制御部2は、SW部13のスイッチaを
選択してAMP部14の増幅度を小に調節することで送
信側モデム部12から無線送信部4に送られる制御信号
の大きさを小にし、それにより無線送信部4からの無線
電波の変調度を小にして制御信号を送出する(ステップ
S21)。
【0030】親機6から応答が返されてきたか否かによ
り、ゾーンの捕捉・切替が成功したか否かを判断する
(ステップS22)。切替が成功した場合、制御信号の
送信を中止し(ステップS26)、通話を開始する(ス
テップS27)。切替が成功しない場合、制御部2は、
SW部13のスイッチbを選択してAMP部14の増幅
度を中に調節することで送信側モデム部12から無線送
信部4に送られる制御信号の大きさを中にし、それによ
り無線送信部4からの無線電波の変調度を中にして制御
信号を送出する(ステップS23)。
【0031】親機6から応答が返されてきたか否かによ
り、ゾーンの捕捉・切替が成功したか否かを判断する
(ステップS24)。切替が成功した場合、制御信号の
送信を中止し(ステップS26)、通話を開始する(ス
テップS27)。切替が成功しない場合、制御部2は、
SW部13のスイッチcを選択してAMP部14の増幅
度を大に調節することで送信側モデム部12から無線送
信部4に送られる制御信号の大きさを大にし、それによ
り無線送信部4からの無線電波の変調度を大にして制御
信号を送出する(ステップS25)。
【0032】上述のゾーン切替処理の説明では、ゾーン
間を移動する際に通話者が子機の移動キー16を押下す
ることによりゾーン切替処理を行ったが、子機自身がS
/N比などから通話品質の低下を検知して自動的にゾー
ン切替処理を開始できるようにする方法も考えられ
る。。
【0033】キー入力部に機能キーが備えられたコード
レス電話で、通話中に機能キーを押すことにより機能を
切り換えたり通話相手に何らかの情報を送信したりする
場合、その機能信号によるモデム音は通話チャネルを通
じて通話相手に聴こえてしまう。そのモデム音をできる
だけ小さく抑圧する方法に、上述した発呼やゾーン切替
時の方法と同一の原理が利用できる。図7はこの実施例
のコードレス電話機で通話中に機能キーが押下された場
合の処理の流れ図を示している。
【0034】子機1で通話中にキー入力部5の機能キー
を押下する(ステップS28)と、制御部2から送信側
モデム部12へ機能キーに対応した機能信号が送られる
(ステップS29)。制御部2は、SW部13のスイッ
チaを選択してAMP部14の増幅度を小に調節するこ
とで送信側モデム部12から無線送信部4に送られる機
能信号の大きさを小にし、それにより無線送信部4から
の無線電波の変調度を小にして機能信号を送出する(ス
テップS30)。
【0035】親機6から応答が返されてきたか否かによ
り、機能信号の伝達が成功したか否かを判断する(ステ
ップS31)。伝達が成功した場合、機能信号の送信を
中止する(ステップS35)。伝達が成功しない場合、
制御部2は、SW部13のスイッチbを選択してAMP
部14の増幅度を中に調節することで送信側モデム部1
2から無線送信部4に送られる機能信号の大きさを中に
し、それにより無線送信部4からの無線電波の変調度を
中にして機能信号を送出する(ステップS32)。
【0036】親機6から応答が返されてきたか否かによ
り、機能信号の伝達が成功したか否かを判断する(ステ
ップS33)。伝達が成功した場合、機能信号の送信を
中止する(ステップS35)。伝達が成功しない場合、
制御部2は、SW部13のスイッチcを選択してAMP
部14の増幅度を大に調節することで送信側モデム部1
2から無線送信部4に送られる機能信号の大きさを大に
し、それにより無線送信部4からの無線電波の変調度を
大にして機能信号を送出する(ステップS34)。
【0037】通信相手に聴取されるモデム音の音量は無
線電波の変調度に比例する。上述の処理過程で変調度を
小または中に抑えることができれば、通話の妨げとなる
モデム音の音量もその分だけ抑圧できる。
【0038】この実施例では、一例としてスイッチ切換
による変調度の三段階可変方式を採っているが、当然、
スイッチ数を増やしてより多段階に変化させたり、ある
いは、可変抵抗器などを利用して変調度を連続的に変化
させる方式も可能である。
【0039】また、通話中のミスタッチでキーを押して
しまうことを防ぐために、通話中に使用する可能性のあ
るキー以外を一時的に無効にする機構を備えておけば、
上述の機能信号音抑圧方法と併用することにより一層の
通話品質向上の効果を期待できる。
【0040】なお、通話中のキーのミスタッチ対策とし
て、機能信号送信時の変調度を予め固定的に設定する方
法を用いてもよい。例えば、建物の構造、親機の設置場
所等の関係で電波伝搬条件が良好であることが分かって
いる範囲内で子機を使用する場合、通話を開始する前に
子機でキー操作を行って変調度を「小」に設定してお
き、設定した変調度で機能信号が送信されるような機構
を子機に設ければ、キーのミスタッチのため通信相手に
聞こえてしまうモデム音を常時小さく抑えることができ
る。
【0041】この実施例では無線電波の変調方法として
FM変調を使用しているが、それ以外の変調方法(AM
変調など)を使用してもよい。
【0042】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明では、コ
ードレス電話システムの子機・親機間で制御信号を送受
する際に、無線電波の変調度を小から大へ次第に変化さ
せながら制御信号の送信を行うことにより、マルチパス
歪み等がある場合でも最も通話品質の良い子機・親機間
の接続が自動的に選択でき、また、通話中のキー操作等
により発生する異音を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る原理説明図である。
【図2】マルチゾーン・コードレス電話のゾーンの捕捉
を説明するための図である。
【図3】本発明の実施例の機器構成を示す図である。
【図4】本発明の実施例の主要部の詳細機器構成を示す
図である。
【図5】実施例の発呼時の処理の流れ図である。
【図6】実施例のゾーン切替時の処理の流れ図である。
【図7】実施例の機能キー押下時の処理の流れ図であ
る。
【図8】屋内マルチパス見通し伝播特性を示す図であ
る。
【図9】従来例の動作シーケンス図である。
【符号の説明】
1 子機 2,7 制御部(CPU) 3,8 モデム部 4,9 無線送信部 5,10 キー入力部 6 親機 11 回線部 12 送信側モデム部 13 SW部 14 AMP部 15 通話キー 16 移動キー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04Q 7/38 7605−5K H04B 7/26 109 D 7605−5K H04Q 7/04 C 7605−5K K

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コードレス電話機の子機・親機間で制御
    信号を送信する方法であって、 制御信号を送信する無線電波の変調度を変える変調度可
    変手段を備え、 小さい変調度で制御信号の送信を開始し、変調度を次第
    に大きくしながら該送信を繰り返すコードレス電話機の
    制御信号送信方法。
  2. 【請求項2】 マルチゾーンを形成する複数の親機を有
    するコードレス電話システムで、子機からの発呼時に、
    請求項1記載の送信方法により子機から親機へ発呼用の
    制御信号を送信し、最初に応答した親機と接続するコー
    ドレス電話機の発呼方法。
  3. 【請求項3】 親機の配下に複数の子機を有するコード
    レス電話システムで、子機への着呼時に、請求項1記載
    の送信方法により親機から子機へ着呼用の制御信号を送
    信し、最初に応答した子機と接続するコードレス電話機
    の着呼方法。
  4. 【請求項4】 機能キーを備えたコードレス電話機で、
    通話中の機能キー押下により発する機能用の制御信号を
    通話チャネルを通して子機・親機間で送受する際、請求
    項1記載の送信方法で該制御信号を送信することにより
    通話相手に聴取される制御信号音を抑圧するコードレス
    電話機の制御信号音抑圧方法。
  5. 【請求項5】 マルチゾーンを形成する複数の親機を有
    するコードレス電話システムで、位置登録を行う際、請
    求項1記載の送信方法により子機から親機へ位置登録用
    の制御信号を送信し、最初に該制御信号を受信した親機
    のゾーン内に該子機が位置することを登録するコードレ
    ス電話機の位置登録方法。
  6. 【請求項6】 マルチゾーンを形成する複数の親機を有
    するコードレス電話システムで、子機がゾーン間を移動
    する際、請求項1記載の送信方法により子機から親機へ
    制御信号を送信し、最初に応答した親機に接続を切り替
    えるコードレス電話機のゾーン切替方法。
JP6026304A 1994-01-28 1994-01-28 コードレス電話機の制御信号送信方法 Pending JPH07222230A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007096522A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 Fujitsu Ltd 無線接続方式

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007096522A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 Fujitsu Ltd 無線接続方式

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