JPH07214315A - 消耗電極式ガスシールドアーク溶接の出力制御方法およびその装置 - Google Patents

消耗電極式ガスシールドアーク溶接の出力制御方法およびその装置

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JPH07214315A
JPH07214315A JP1500594A JP1500594A JPH07214315A JP H07214315 A JPH07214315 A JP H07214315A JP 1500594 A JP1500594 A JP 1500594A JP 1500594 A JP1500594 A JP 1500594A JP H07214315 A JPH07214315 A JP H07214315A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】シールドガスにArを主成分とするAr+CO
2混合ガスを用いたアーク溶接において適正なアーク電
圧を自動設定し、作業性を向上させることができる消耗
式ガスシールドアーク溶接の出力制御方法を提供するこ
と。 【構成】シールドガスとしてArを主成分とするArと
CO2との混合ガスを用い、ワイヤを略定速度で送給し
て溶接をする消耗電極式ガスシールドアーク溶接の出力
制御方法において、溶接中に測定される短絡期間の標準
偏差およびアーク期間の平均値を前件部、また出力電圧
の操作量を後件部とし、予め定めた制御規則に従ってフ
ァジィ推論を実行して出力電圧設定の増減操作量を決定
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、消耗電極式ガスシール
ドアーク溶接の出力制御方法およびその装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】シールドガスとしてCO2あるいはAr
を主成分とするArとCO2との混合ガス(いわゆるマ
グガス。)を用いる消耗電極式ガスシールドアーク溶接
では、作業状況やワーク形状に応じて溶接電流値を選定
する。ところで、良好な溶接結果を得るためには、溶接
電流値に応じた適切なアーク電圧が得られるように溶接
機の出力電圧を設定する必要がある。しかし、適切なア
ーク電圧は溶接電流値だけでなく、作業環境や形態によ
っても異なる。このため、選定した溶接電流値に対し、
適正なアーク電圧が得られるように溶接機の出力電圧を
設定するにはかなりの熟練と技能の向上とが必要であ
り、初心者が容易に修得できるものではない。そこで、
初心者でも熟練者と同等の溶接結果が得られるようにす
るため、特開昭56−158281号公報(以下、第1
の従来技術という)には、予め溶接電流と適正出力電圧
の関係をデータベース化しておき、溶接電流が選定され
ると溶接機の出力電圧が一元的に設定される機能を設け
た技術が開示されている。また、特開昭60−1283
40号公報(以下、第2の従来技術という)ならびに特
開昭60−162577号公報(以下、第3の従来技術
という)には、溶接中の電流と電圧波形の観測結果を所
定の関数で演算し、演算した値が最小となるように出力
電圧を設定する技術が開示されている。◆ところで、た
とえば大形構造物を溶接する時には、溶接ケーブルを延
長することが多い。この場合、適切なアーク電圧とする
ためには、溶接機の出力電圧を高くし、延長した溶接ケ
ーブルで発生する電圧降下の影響を補正する必要があ
る。しかし、上記第1の従来技術の場合、適切なアーク
電圧として自動設定される出力電圧は、所定の基準条件
ならびに標準作業環境のもとでデータとして選定された
ものであるため、標準作業環境から外れる場合は適正値
とはならない。なお、アーク電圧を検出するための検出
線を溶接部まで配線すれば適正値を得ることができる
が、配線が増加すると操作性は低下する。さらに、デー
タとして選定されたものは特定の熟練溶接作業者によっ
て選定されたものであり、必ずしも不偏的な適正値であ
るとは言えない。また、上記第2ないし第3の従来技術
の場合、延長ケーブル使用時の電圧降下を補正すること
は可能であるが、所定の関数で演算される値を最小とす
るには、出力電圧を操作して少なくとも3個の演算値を
求める必要があり、適正なアーク電圧を得る迄に時間を
要する。◆上記した課題を解決するため、本願出願人
は、比較的電流の小さい小電流域および中間電流域を対
象として、特願平4−128570号(以下、第4の従
来技術という)において、溶接中に測定される短絡期間
およびアーク期間の標準偏差sTs,sTaの値を前件部、
また出力電圧の操作量を後件部とし、予め定めた制御規
則に従ってファジィ推論を実行することにより、出力電
圧設定の増減操作量を決定するようにした消耗電極式ガ
スシールドアーク溶接の出力制御方法を提案した。また
大電流域を対象として、特願平5−179673号(以
下、第5の従来技術という)において、溶接中に測定さ
れるアーク期間の標準偏差sTa及びその平均値mTaの値
を前件部としたファジィ推論を実行することにより、出
力電圧設定の増減操作量を決定するようにした消耗電極
式ガスシールドアーク溶接の出力制御方法を提案した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した第4および第
5の従来技術は、シールドガスとしてCO2を用いた場
合には有効であるが、シールドガス組成を変化させる
と、ワイヤ先端に形成される溶融金属(以下、溶滴とい
う。)の母材への移行形態が多少変化するため、上記第
4および第5の従来技術をそのまま適用することはでき
ない。◆図12は、CO2をシールドガスとして用いた
溶接におけるアーク期間の標準偏差sTaのアーク電圧に
対する変化を示した一例であり、アーク電圧に対するs
Taの変化量は比較的大きい。しかし、Ar+20%C
2をシールドガスとして用いた溶接では、図13に示
すように、sTaの変化量が上記図12の場合に比べて少
ないため、前件部にアーク期間の標準偏差sTaを用いる
ファジィ推論では良好な結果が得られない。◆本発明の
目的は、上記した課題を解決し、Arを主成分とするA
r+CO2混合ガスをシールドガスとする溶接(以下マ
グ溶接という。)において適正なアーク電圧を自動設定
し、作業性を向上させることができる消耗式ガスシール
ドアーク溶接の制御方法を提供することにある。
【0004】
【発明が解決しようとする手段】上記した課題は、マグ
溶接においてワイヤを略定速度で送給し、短絡とアーク
を繰り返しながら溶接をする消耗式ガスシールドアーク
溶接の出力制御方法において、溶接中に測定される短絡
期間の標準偏差sTsおよびアーク期間の平均値mTaを前
件部、また出力電圧の操作量を後件部とし、予め定めた
制御規則に従ってファジィ推論を実行して出力電圧設定
の増減操作量を決定することにより解決される。
【0005】
【作用】外部特性が定電圧特性である溶接装置におい
て、Arを主成分とするAr+CO2の混合ガスをシー
ルドガスとして用い、ワイヤ送給速度すなわち溶接電流
を一定の値に維持した状態で溶接電源の出力電圧すなわ
ちアーク電圧を変化させると、図2および図3に示すよ
うに、アーク電圧に対する短絡期間の標準偏差sTsおよ
びアーク期間の平均値mTaは大きく変化する。そこで、
短絡期間およびアーク期間を測定し、その結果から算出
した短絡期間の標準偏差sTsおよびアーク期間の平均値
mTaの値を所定のメンバシップ関数とファジィ推論規則
に基づいて処理し、適正なアーク電圧を得るための操作
量を演算して出力電圧を増減させれば、常に適切な出力
電圧が維持できる。
【0006】
【実施例】図1は、本発明を実施するための溶接装置の
構成例図である。◆同図において、1は商用交流を直流
に変換するための入力側整流器、2はパワー半導体素子
で、構成されたインバータ回路で、上記直流を高周波交
流に変換する。3は溶接トランスで、その入力側はイン
バータ回路2に接続されている。4は溶接トランス3の
出力側に接続された出力側整流器で、上記インバータ回
路2で作り出す高周波交流を再び直流に変換する。5は
直流リアクタで、出力側整流器4で整流された直流出力
を平滑する。6はワイヤで、ワイヤ送給装置7により溶
接部に供給される。8は母材。9は溶接電流設定器で、
ワイヤ6の送給速度を設定するためのものである。な
お、インバータ回路2は外部特性が定電圧特性となるよ
うに制御される。◆10は出力電圧設定器で、出力電圧
0を設定するためのものである。11は加減算回路
で、出力電圧設定器10で設定される出力電圧V0と、
後述するファジィ制御器22から出力される出力電圧の
操作量△Vとを合成し、その結果を新たな出力電圧V0
として記憶すると共にパルス幅制御回路12に出力す
る。パルス幅制御回路12は加減算回路11からの信号
に基づき駆動回路13を介してインバータ回路2の出力
を制御する。◆14は電圧検出器。15は電圧検出器1
4のサンプリング条件設定器。16は判定電圧設定器。
17は短絡かアークかを判定する判定器で、サンプリン
グ条件設定器15で設定されるサンプリング間隔および
サンプリング時間に従って、電圧検出器14で計測され
る溶接電圧υと判定電圧設定器16で設定された判定電
圧Vjの大小を比較する。そして、判定器17は、υ≦
Vjのときには短絡期間であることの判定信号をTs測定
器18へ、またυ>Vjのときにはアーク期間であるこ
との判定信号をTa測定器19へ、それぞれ出力する。
◆上記Ts測定器18およびTa測定器19は、短絡と
アークが交互に繰返される各短絡周期毎に、それぞれの
時間の計測値(TsおよびTaの値)を短絡期間の標準
偏差sTsの演算器20とアーク期間の平均値mTaの演算
器21に入力する。なお、演算器20は上記Ts測定器
18の出力を用いてTsの総和ΣTsおよび平方和ΣT
2の演算ならびにTsの個数Nのカウントを行い、標
準偏差sTsの値を下記の式1により算出し、その値をフ
ァジィ制御器22へ出力する。また、演算器21は上記
Ta測定器19の出力を用いてTaの総和ΣTaの演算
ならびにTaの個数Nのカウントを行い、平均値mTaの
値を下記の式2より算出し、その値をファジィ制御器2
2へ出力する。◆
【0007】
【数1】
【0008】設定器23は、ファジィ推論の前件部を構
成する因子である標準偏差sTs、平均値mTaおよび後件
部を構成する因子△V(出力電圧操作量)のメンバシッ
プ関数ならびにこれらの因子についてのファジィ推論規
則を入力するためのものである。そして、ファジイ制御
器22は、上記設定器23により設定されるメンバシッ
プ関数と推論規則に基づき、入力された標準偏差sTsお
よび平均値mTaの推論規則への適合度を求め、その適合
度に見合った推論結果を各規則ごとに算出する。そし
て、各推論規則ごとに得られた推論結果を重心法で統合
し、全体としての推論結果△Vを求め、上記加減算回路
11へ出力する。
【0009】以下、ファジィ制御器22における推論方
法をさらに詳しく説明する。◆ (1)溶滴の母材への移行形態が短絡移行の場合。◆ 溶滴の移行形態が短絡移行の場合、ワイヤの送給速度は
比較的遅く、溶接電流は小さい。そして、このときの標
準偏差sTsおよび平均値mTaは、アーク電圧に応じてそ
れぞれ図2および図3に示すように変化する。◆そこ
で、標準偏差sTsおよび平均値mTaおよび出力電圧の操
作量△Vのメンバシップ関数を、それぞれ図4〜図6の
ように定めるとともに、表1に示す合計15個の推論規
則を設定する。◆
【0010】
【表1】
【0011】次に、表1における推論規則のうち、R
1,R2,R3を代表例にとり、以下に説明する。な
お、括弧内の記号は表1に示すものである。◆ R1;もしsTsが小さく(S)、かつmTaがやや小さい
(SM)ときには出力電圧を変化させない(△V=Z
0)◆ R2;もしsTsが小さく(S)、かつmTaが極めて大き
い(BB)ときには出力電圧を大幅に低下させる(△V
=NB)◆ R3;もしsTsが大きく(B)、かつmTaがやや大きい
(MB)ときには出力電圧を大幅に上昇させる(△V=
PB)◆ すなわち出力電圧設定器10で設定された出力電圧V0
が適正電圧に対して低過ぎた場合、上記図2および図3
に示したように、sTsの値が大きくまたmTaの値がやや
大きくなるため、上記の推論規則R3が適用されて出力
電圧を大幅に上昇させるという推論結果(△V=PB)
を得る。◆また、出力電圧設定器10で設定された出力
電圧V0が適正であった場合、sTsの値が小さくまたmT
aの値がやや小さくなるため、上記の推論規則R1が適
用され、出力電圧を変化させないという推論結果(△V
=Z0)を得る。◆さらに、出力電圧設定器10で設定
された出力電圧V0が適正電圧に対して高過ぎた場合、s
Tsの値が小さくまたmTaの値が極めて大きくなるた
め、上記推論規則R2が適用され、出力電圧を大幅に低
下させるという推論結果(△V=NB)を得る。◆な
お、その他のケースの場合も上記R1,R2,R3の場
合と同様に、出力電圧の設定値が適正電圧より低い場合
には、適正電圧からのズレ量に応じた出力電圧の増加量
が、また出力電圧の設定値が適正電圧より高い場合に
は、その程度に応じた出力電圧の減少量がファジィ推論
結果△Vとして与えられる。すなわち、当初の出力電圧
の設定がどのような値であっても、その設定値のもとで
所定の時間テスト溶接を行い、その時のsTsおよびmTa
の値を用いて上述のファジィ推論を行えば、出力電圧を
常に適正な値に設定できる。
【0012】(2)溶滴の母材への移行形態がグロビュ
ール移行の場合。◆ 溶滴の移行形態がグロビュール移行の場合、ワイヤ送給
速度は比較的速く、溶接電流は中程度ないし比較的大き
い。そして、この時の標準偏差sTsおよび標準偏差mTa
は、アーク電圧に応じてそれぞれ図7および図8に示す
ように変化する。◆そこで、標準偏差sTsおよび標準偏
差mTaおよび出力電圧の操作量△Vのメンバシップ関数
をそれぞれ図9〜図11のように定めるとともに、表2
に示す推論規則を設定する。すると、上記(1)の短絡
移行の場合と同様に、当初の出力電圧の設定がどのよう
な値であっても、その設定値のもとで所定の時間テスト
溶接を行い、その時のsTsおよびmTaの値を用いて上述
のファジィ推論を行えば、出力電圧を常に適正な値に設
定できる。◆
【0013】
【表1】
【0014】以下(A),(B)に、良好な結果が得ら
れたメンバシップ関数の例を、図4〜6ならびに図9〜
11に基づいて示す。なおこの例は、シールドガスとし
てAr+20%CO2混合ガスを用い、ワイヤの材質が
軟鋼で、直径が1.2mmのソリッドワイヤを用いてマ
グ溶接をした場合である。◆ (A)溶滴の母材への移行形態が短絡移行の場合。◆ なお、ワイヤ送給速度は3m/minである。◆図4に
おいて、◆ a1=1.2ms、a2=1.5ms、a3=2.0ms、a
4=2.4ms、◆a5=2.7ms、a6=3.2ms、a
7=3.5ms、◆ 図5において、◆b1=0.0ms、b2=0.5ms、b
3=3.0ms、b4=3.8ms、◆b5=4.7ms、b
6=7.2ms、b7=b8=8.0ms、b9=11.3m
s、b10=13.0ms、b11=15.5ms、b12=1
8.0ms、◆b13=19.7ms◆ 図6において、◆ c1=c2=−6.5V、c3=c4=c5=−4.3V、◆
6=c7=c8=−2.2V、◆c9=c10=c11=0
V、c12=c13=c14=2.2V、◆c15=c16=c17
=4.3V、c18=c19=6.5V◆ (B)溶滴の母材への移行形態がグロビュール移行の場
合。◆ なお、ワイヤ送給速度は7.5m/minである。◆図
9において◆ a´1=a´2=1.4ms、a´3=a´4=a´5=1.
6ms、◆a´6=a´7=1.9ms◆ 図10において◆ b´1=6ms、b´2=7ms、b´3=10ms、b´4
12ms、◆b´5=13ms、b´6=17ms、b´7
18ms、b´8=20ms、◆b´9=23ms、b´10
=24ms、b´11=25ms、b´12=28ms、b´
13=29ms◆ 図11において◆ c´1=c´2=−6.5V、c´3=c´4=c´5=−
4.3V、◆c´6=c´7=c´8=−2.2V、c´9
c´10=c´11=0V、◆c´12=c´13=c´14
2.2V、c´15=c´16=c´17=4.3V◆ c´18=c´19=6.5Vである。
【0015】表3は、短絡期間とアーク期間の標準偏差
sTs、sTaを前件部としてファジィ推論を行った場合す
なわち上記した第5の従来技術により溶接した場合と、
本発明により溶接した場合とを比較したものである。同
表から明らかなように、適正アーク電圧±0.5Vの範
囲に自動設定できたものは、第5の従来技術が50%で
あるのに対し本発明では85%に改善されている。ま
た、適正アーク電圧±0.7Vあるいは±1.0Vの範
囲においても本発明の方が第5の従来技術よりも良好な
結果を得ることができた。◆
【0016】
【表1】
【0017】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
シールドガスをArを主成分とするAr+CO2の混合
ガスとしたマグ溶接において、当初の出力電圧の設定が
どのような値であっても、出力電圧を適正な値に自動的
に変更することができる。従って、延長ケーブルの付
加、電源電圧、ワイヤ突き出し長さの変化などが生じて
も、従来熟練が必要とされている出力電圧の微調整を行
う必要はなく、非熟練者でも熟練者と同様、常に良好な
溶接結果を得ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するための溶接装置の構成例図。
【図2】マグ溶接の短絡移行領域における短絡期間の標
準偏差sTsとアーク電圧の関係を示す図。
【図3】マグ溶接の短絡移行領域におけるアーク期間の
標準偏差mTaとアーク電圧の関係を示す図。
【図4】短絡移行領域を対象としたsTsのメンバシップ
関数の一例。
【図5】短絡移行領域を対象としたmTaのメンバシップ
関数の一例。
【図6】短絡移行領域を対象とした△Vのメンバシップ
関数の一例。
【図7】グロビュール移行領域でのsTsとアーク電圧の
関係を示す図。
【図8】グロビュール移行領域でのmTaとアーク電圧の
関係を示す図。
【図9】グロビュール移行領域を対象としたsTsのメン
バシップ関数の一例。
【図10】グロビュール移行領域を対象としたmTaのメ
ンバシップ関数の一例。
【図11】グロビュール移行領域を対象とした△Vのメ
ンバシップ関数の一例。
【図12】CO2溶接における短絡移行領域でのアーク
期間の標準偏差sTaとアーク電圧の関係を示す図。
【図13】マグ溶接における短絡移行領域でのアーク期
間の標準偏差sTaとアーク電圧の関係を示す図。
【符号の説明】
2 インバータ回路 6 ワイヤ 10 出力電圧設定器 11 加減算回
路 12 パルス幅制御回路 14 電圧検出
器 16 判定電圧設定器 17 判定器 18 Ts測定器 19 Ta測定
器 20,21 演算器 23 設定器 15 サンプリング条件設定器 22 ファジィ制御器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 品田 常夫 神奈川県海老名市上今泉2100番地 日立精 工株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シールドガスとしてArを主成分とするA
    rとCO2との混合ガスを用い、ワイヤを略定速度で送
    給して溶接をする消耗電極式ガスシールドアーク溶接の
    出力制御方法において、溶接中に測定される短絡期間の
    標準偏差およびアーク期間の平均値を前件部、また出力
    電圧の操作量を後件部とし、予め定めた制御規則に従っ
    てファジィ推論を実行して出力電圧設定の増減操作量を
    決定することを特徴とする消耗電極式ガスシールドアー
    ク溶接の出力制御方法。
  2. 【請求項2】シールドガスとしてArを主成分とするA
    rとCO2との混合ガスを用い、ワイヤを略定速度で送
    給して溶接をする消耗電極式ガスシールドアーク溶接の
    溶接装置において、溶接中に測定される短絡期間の標準
    偏差とアーク期間の平均値の算出手段と、その算出手段
    の算出結果を入力として予め定めた制御規則に従って所
    定のアーク状態を得るための出力電圧の操作量を推論す
    るファジィ制御器と、上記ファジィ制御器の出力に応じ
    て溶接電源の出力電圧設定値の増減を行なう手段とを備
    えたことを特徴とする消耗電極式ガスシールドアーク溶
    接の溶接装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0769343A3 (de) * 1995-10-20 1997-10-29 Ewm High Tech Precision Schwei Lichtbogenschweissgerät mit einem wechselstromgespeisten Gleichrichter
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