JPH0721426Y2 - 自動車のフロントフードシール構造 - Google Patents

自動車のフロントフードシール構造

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JPH0721426Y2
JPH0721426Y2 JP1989020541U JP2054189U JPH0721426Y2 JP H0721426 Y2 JPH0721426 Y2 JP H0721426Y2 JP 1989020541 U JP1989020541 U JP 1989020541U JP 2054189 U JP2054189 U JP 2054189U JP H0721426 Y2 JPH0721426 Y2 JP H0721426Y2
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JP
Japan
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cowl top
seal member
elastic seal
top garnish
front hood
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JP1989020541U
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English (en)
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JPH02110585U (ja
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稔 荒木
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Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
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  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本考案は、自動車のフロントフードシール構造に関し、
更に詳しくは、フロントフードの後端縁とカウルトップ
パネルとの間の隙間を塞ぐための弾性シール部材の取付
構造に関するものである。
b.従来の技術 通常、自動車のフロントウィンド10の下部には第4図に
示す如くカウルトップガーニッシュ11が配設されてお
り、このカウルトップガーニッシュ11の前方部分に回動
式のフロントフード12が取付けられている。そして従来
では、第5図に示すように、ゴム等から成る弾性シール
部材13に組付けられた複数のクリップ14をカウルトップ
ガーニッシュ11の取付孔15に装着することにより、弾性
シール部材13をカウルトップガーニッシュ11に取付け、
この弾性シール部材13をフロントフード12の後端縁12a
を当接せしめるようにしていた。
また、第6図及び第7図は別の従来例を示すものであ
る。この場合には、ソリッド材から成る平坦状の取付部
16とこの取付部16の一端側に取付けられた発泡材から成
る断面円環状のクッション部17とをそれぞれ有する弾性
シール部材18を用い、この弾性シール部材18の取付部16
をカウルトップパネル19に複数のクリップ20にて取付
け、弾性シール部材18のクッション部17にフロントフー
ド12の後端縁12aを当接せしめるようにしていた。
なお、上述の如く弾性シール部材13、18を配設するの
は、エンジンルームR内からの排気ガスG1及び熱気等を
遮断してこれらがカウルトップガーニッシュ21に形成さ
れているカウルベンチレータ22内に入り込むのを防止
し、カウルベンチレータ22に新鮮な外気G2のみを導入す
るためである。
c.考案が解決しようとする課題 しかしながら、従来の場合には、弾性シール部材13,18
の取付けのために多くのクリップ14,20を必要とし、コ
スト高になっていた。
また、第6図及び第7図に示す弾性シール部材18では、
クリップ20の保持力を高めるために、ソリッド材製の取
付部16及び発泡材製のクッション部17の2つの材料から
構成する必要があり、コスト高であった。さらに、弾性
シール部材18の取付け及びカウルトップガーニッシュ21
のカウルトップパネル19への取付けをそれぞれ別々に行
なう必要があるため、組付工数が多く作業が面倒である
といった問題点があった。
本考案は、このような種々の問題点を解消すべくなされ
たものであって、その目的は、弾性シール部材を取付け
るに当ってクリップや接着剤等の特別な部材が不要であ
り、例えば発泡材のみから成る安価な弾性シール部材を
用いることができ、弾性シール部材の組付作業の単純化
並びに組付工数の削減化を図り得るような自動車のフロ
ントフードシール構造を提供することにある。
d.課題を解決するための手段 上述の目的を達成するために、本考案においては、カウ
ルトップガーニッシュのエンジンルーム側の端部に被係
合部を形成する一方、フロントフードの後端縁とカウル
トップパネルとの間の隙間を塞ぐ弾性のシール部材に、
外方に突出する一対の挾着片と、これらの挾着片の少な
くとも何れか一方に設けられた係合突起とから成る係合
部を一体成形し、前記弾性シール部材の底部を前記カウ
ルトップパネルの上面に当接させた状態の下で前記弾性
シール部材の係合部を前記カウルトップガーニッシュの
エンジンルームの被係合部に弾性係合させることにより
前記カウルトップガーニッシュに前記弾性シール部材を
一体に組付けると共に、前記カウルトップガーニッシュ
を前記カウルトップパネルに取付けるようにしている。
以下、本考案の一実施例に付き第1図及び第2図を参照
して説明する。
第1図及び第2図に示すように、フロントウィンドガラ
ス1の下部を構成するカウルトップパネル2にはカウル
トップガーニッシュ3がクリップ4にて固定されてお
り、このカウルトップガーニッシュ3のうちエンジンル
ームRの側の端部には下方に向けてほぼ直角に屈曲され
て成る被係合部3aが形成されている。
一方、弾性シール部材5としては、例えば発泡材から成
る一体成形品が用いられている。この弾性シール部材5
は、自動車のカウル部の左右の長さに対応する長手状の
部材であって、第2図に明示するように中空部5aを有す
るシール本体5bを具備している。そして、このシール本
体5bの底部の側には、外方へ平行状に突出して互いに対
向する一対の挾着片5c,5dと、下方の挾着片5dの先端に
配設された断面楔形状の係合突起5eとから成る係合部が
一体成形されている。
次に、カウルトップガーニッシュ3及び弾性シール部材
5の組付作業について述べる。まず、第2図に示すよう
に、カウルトップガーニッシュ3の凸部3bをカウルトッ
プパネル2に当てがい、クリップ4をカウルトップガー
ニッシュ3及びカウルトップパネル2の挿通孔3c及び2a
にクリック係合させることによりカウルトップガーニッ
シュ3をカウルトップパネル2上に固定する。しかる
後、弾性シール部材5の一対の挾着片5c,5dをカウルト
ップガーニッシュ3の被係合部3aに向けた状態の下で、
弾性シール部材5を第2図において矢印A方向に移動さ
せることにより、第1図に示すように一対の挾着片5c,5
d間にカウルトップガーニッシュ3を挾着する。これに
伴い、弾性シール部材5の係合突起5eがカウルトップガ
ーニッシュ3の被係合部3aに弾性係合し、カウルトップ
ガーニッシュ3に対する弾性シール部材5の抜け止めが
なされる。これにより、弾性シール部材5がカウルトッ
プガーニッシュ3の前縁に一体に組付けられる。
このようにして、カウルトップガーニッシュ3に取付け
られた弾性シール部材5のシール本体5bには、フロント
フード6の後端に取付けられた後端パネル7が当接し得
るように構成されており、フロントフード6の後端パネ
ル7とカウルトップパネル2との間の隙間8が弾性シー
ル部材5にて塞がれるようになっている。これによっ
て、エンジンルームR内からの排気ガス及び熱気が外部
へ出てカウルベンチレータ9を通って車内に導入される
のが防止されると共に、フロントウィンドガラス1をつ
たわって流れてくる雨水等のエンジンルームR内への入
り込みが防止される。
このような構成のフロントフードシール構造によれば、
カウルトップガーニッシュ3への弾性シール部材5の取
付けにクリップを全く必要とせず、極めて簡単なワンタ
ッチの装着作業にて弾性シール部材5の取付作業を容易
にかつ確実に行なうことができる。その上、弾性シール
部材5は例えば発泡材のみから成る安価なもので済むた
め、大幅なコストダウンを図ることが可能である。
以上、本考案の一実施例に付き述べたが、本考案に既述
の実施例に限定されるものではなく、本考案の技術的思
想に基いて各種の変形及び変更が可能である。
例えば、第3図に示すように、カウルトップガーニッシ
ュ3に弾性シール部材5を予め装着しておき、次いでカ
ウルトップガーニッシュ3を弾性シール部材5とともに
カウルトップパネル2上に載置してクリップ4にて固着
するようにしてもよい。また、左右2つの別個独立の部
材を合せて1つのカウルトップガーニッシュ3を構成す
るようにしている場合には、一方の部材に弾性シール部
材5を第3図に示す如く装着してカウルトップパネル2
に取付け、次いでもう一方の部材をカウルトップパネル
2に取付けた後に弾性シール5の半分部分をこの部材に
装着するようにしてもよい。
さらに、弾性シール部材5の係合突起5e及びカウルトッ
プガーニッシュ3の被係合部3eの形状等は各種に変更可
能であり、互いに係合状態となるような構成であればど
のようなものであってもよい。さらに、弾性シール部材
5の挾着片5c,5dはシール本体5aの長手方向の全長に亘
って設けられている必要は必ずしもなく、間隔を置いた
複数箇所にのみ挟着片5c,5dを設けるようにしてもよ
い。
e.考案の効果 以上の如く、本考案は、弾性シール部材及びカウルトッ
プガーニッシュに互いに係合する係合部及び被係合部を
形成して弾性シール部材をカウルトップガーニッシュに
弾性係合させるようにしたものであるから、弾性シール
部材の取付けをクリップや接着剤等を何ら必要とせずに
行なうことができると共に、構成が比較的簡素でしかも
例えば発泡材のみから成る安価な弾性シール部材を用い
れば済むこととなるため、部品点数の削減及び大幅なコ
ストダウンを図ることができる。しかも、カウルトップ
ガーニッシュへの弾性シール部材の取付けはワンタッチ
操作にて簡単にかつ確実に行なうことができ、組付作業
の単純化並びに組付工数の削減を図ることができる。
また、カウルトップガーニッシュへの弾性部材の組付け
のためには、カウルトップパネルの上面に弾性シール部
材の底部が接触する範囲の座面がありさえすればよいた
め、カウルトップパネルの形状を変更する必要がない。
従ってカウルトップパネルひいてはカウル部全体の形状
に制約を受けずに済み、既存のカウル部に本考案を適用
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例を示すものであっ
て、第1図は自動車のフロントフードシール構造の要部
断面図、第2図は弾性シール部材の取付作業を示す要部
拡大断面図、第3図は弾性シール部材の取付作業の別例
を示す要部拡大断面図、第4図及び第5図は従来例を示
すものであって、第4図は自動車の斜視図、第5図は第
4図におけるV−V線断面、第6図及び第7図は別の従
来例を示すものであって、第6図はフロントフードシー
ル構造の斜視図、第7図は同上の要部断面図である。 1…フロントウィンドガラス、2…カウルトップパネ
ル、3…カウルトップガーニッシュ、3a…被係合部、4
…クリップ、5…弾性シール部材、5c,5d…挾着片、5e
…係合突起、6…フロントフード、7…フロントフード
の後端縁を構成する後端パネル、8…隙間、9…カウル
ベンチレータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カウルトップガーニッシュのエンジンルー
    ム側の端部に被係合部を形成する一方、フロントフード
    の後端縁とカウルトップパネルとの間の隙間を塞ぐ弾性
    シール部材に、外方に突出する一対の挟着片と、これら
    の挟着片のうちの下側の挟着片の先端に設けられた係合
    突起とから成る係合部を一体成形し、前記弾性シール部
    材の底部を前記カウルトップパネルの上面に当接させた
    状態の下で前記弾性シール部材の係合部を前記カウルト
    ップガーニッシュの被係合部に弾性係合させることによ
    り前記カウルトップガーニッシュに前記弾性シール部材
    を一体に組付けると共に、前記カウルトップガーニッシ
    ュを前記カウルトップパネルに取付けるようにしたこと
    を特徴とする自動車のフロントフードシール構造。
JP1989020541U 1989-02-23 1989-02-23 自動車のフロントフードシール構造 Expired - Lifetime JPH0721426Y2 (ja)

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