JPH07210450A - メモリ管理方法及びそのための装置 - Google Patents

メモリ管理方法及びそのための装置

Info

Publication number
JPH07210450A
JPH07210450A JP6001209A JP120994A JPH07210450A JP H07210450 A JPH07210450 A JP H07210450A JP 6001209 A JP6001209 A JP 6001209A JP 120994 A JP120994 A JP 120994A JP H07210450 A JPH07210450 A JP H07210450A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
address
history information
stored
memory
newly generated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6001209A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimio Watanabe
君夫 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP6001209A priority Critical patent/JPH07210450A/ja
Priority to US08/279,857 priority patent/US5588136A/en
Publication of JPH07210450A publication Critical patent/JPH07210450A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L43/00Arrangements for monitoring or testing data switching networks
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/30Monitoring
    • G06F11/32Monitoring with visual or acoustical indication of the functioning of the machine
    • G06F11/324Display of status information
    • G06F11/327Alarm or error message display
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/30Monitoring
    • G06F11/34Recording or statistical evaluation of computer activity, e.g. of down time, of input/output operation ; Recording or statistical evaluation of user activity, e.g. usability assessment
    • G06F11/3466Performance evaluation by tracing or monitoring
    • G06F11/348Circuit details, i.e. tracer hardware
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W24/00Supervisory, monitoring or testing arrangements

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Memory System (AREA)
  • Memory System Of A Hierarchy Structure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 空きブロックを詰める処理を実行しなくても
最新の履歴情報を常に履歴情報メモリに保持する。 【構成】 履歴情報メモリ10と、履歴情報を参照した
場合、該履歴情報の格納アドレスを参照順に記憶すると
共に該アドレスを記憶順に読み出し、読み出したアドレ
スを新たに発生した事象の履歴情報記憶アドレスとして
指示する空きアドレス管理手段と、履歴情報メモリのア
ドレスを情報格納順に記憶するLRU手段30を設け
る。制御部40は新たな事象が発生したとき、空きアド
レス管理手段からアドレスが指示されていない場合に
は、LRU手段より最も古い履歴情報が格納されている
アドレスを求め、該アドレスに新たに発生した事象の履
歴情報を格納する。又、空きアドレス管理手段からアド
レスが指示されている場合には、該アドレスに新たに発
生した事象の履歴を情報を格納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はメモリ管理方法及び装置
に係わり、特に、発生した事象の履歴情報を所定サイズ
のメモリに順次記憶し、メモリが満杯になったときは最
も古い履歴情報が記憶されているアドレスに新たに発生
した事象の履歴情報を格納し、履歴情報が参照されて不
要になった場合には、該参照された履歴情報が記憶され
ているアドレスを空きアドレスとみなして該アドレスに
新たに発生した事象の履歴情報を格納するメモリ管理方
法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】セルラー(Cellular)式の移動電話システ
ム(Mobile Phone System)は、図13に示すようにサー
ビス区域を多数のセル(無線ゾーン)11,12,13
・・・に細分化し、各セル毎に1つの無線基地局21
2,23・・・を設ける。又、いくつかの無線基地局毎
に無線回線制御局(図示せず)を設け、該無線回線基地
局を移動電話交換局(以後自動車電話交換局という)3
に接続し、該自動車電話交換局を公衆電話網の交換局4
に接続する。かかるセルラー式移動電話システムでは、
携帯電話端末5や自動車電話端末6の移動と共に、電波
を送受信する無線基地局を次々に切替えて屋内の固定電
話機7や他の移動電話端末と交信できるようになってお
り、広範囲にわたって通話できると共に、チャンネル数
を増加でき、しかも回線数を無限に増加することができ
る。
【0003】各無線基地局には回線、機器などの異常や
通信状態の異常を監視する監視装置が設けられ、各監視
装置は無線により所定の親局(例えば無線回線制御局)
の監視装置に前記異常情報(警報情報)を送信するよう
になっている。親局の監視装置は、各子局(無線基地
局)の監視装置からの警報情報を収集し、これら警報の
履歴を内蔵の所定サイズのメモリに格納する。図14に
示すように履歴情報には、警報発生時刻、警報の種
類、警報のランクなどが含まれている。警報のランク
は警報の重要度つまり、回線に影響を与える情報かどう
かを示す値であり、図14の例では「1」、「0」の2
つのみ示しているが多段階レベルに設定することができ
る。
【0004】履歴情報を記憶するメモリMEMは所定数
Nの履歴情報を記憶する容量を備え、常に最新のN個の
履歴情報を格納するようになっている。図14の例では
説明を簡単にするために最大7個(N=7)の最新の履
歴情報をメモリに記憶できるようになっているが、実際
には相当数の履歴情報が記憶できるようになっている。
履歴情報をメモリMEMに格納(配置)する方法として
は、履歴情報1件に対してメモリ内の1ブロック(複数
のアドレスで構成されている)を割り当て、警報が発生
した順序通りに各ブロックに順次履歴情報を格納する。
すなわち、ブロックアドレスの小さい方から発生順に履
歴情報を書き込んでゆき、メモリが満杯になれば以後ブ
ロックアドレスの低い方から順に古い履歴情報を新しい
履歴情報で書き換えることにより、常に最新のN個の履
歴情報をメモリに保持するようにしている。
【0005】各親局の監視装置は、所定時間(例えば1
分)毎に履歴情報中で警報ランクの高い(ランク=1)
ものを上位の集中監視装置に伝送し、集中監視装置は伝
送されてきた履歴情報を収集し、保守者は該履歴情報に
基づいて移動無線システムの保守を行う。又、親局の監
視装置は集中監視装置から要求されると警報ランクの低
い履歴情報を伝送する。親局の監視装置は、履歴情報を
集中監視装置に伝送すれば、該履歴情報が記憶されてい
たブロックを空きブロックとして次の新たな履歴情報を
格納する。すなわち、履歴情報を上位の集中監視装置に
伝送した場合には、空きブロックをつめる処理を行い、
しかる後、空きブロックに順次新たな履歴情報を格納す
るようにしている。
【0006】図15及び図16は従来のメモリ管理の説
明図である。ブロックアドレスの小さい方から発生順に
履歴情報を書き込んでゆき、メモリMEMが満杯になれ
ば以後ブロックアドレスの低い方から順に古い履歴情報
を新しい履歴情報で書き換えることにより、常に最新の
N個の履歴情報をメモリに保持する(状態1、図15
(a)参照)。かかる状態において、警報ランク”1”の履
歴情報を検索して上位の集中監視装置に伝送すると、ブ
ロックアドレス「001」、「011」、「100」、
「110」が空き状態になる(状態2、図15(b)参
照)。しかる後、監視装置は履歴情報をメモリMEM内
で順次上に移動して空きブロックをつめる。この結果、
ブロックアドレス「100」以降が空きブロックとなる
(状態3、図15(c)参照)。尚、警報ランクの高い履歴
情報の検索は全ブロックアドレスの履歴情報を参照する
ことにより行う。ついで、新たな警報が発生すれば、該
警報の履歴情報を順次ブロックアドレス「100」から
記憶する(状態4、図16(a)参照)。そして、メモリが
満杯になり、満杯の状態で新たな警報が発生すれば、以
後ブロックアドレスの低い方から順に古い履歴情報を新
しい履歴情報で書き換える(上書きする)。これによ
り、常に、最新のN個の履歴情報をメモリに保持する
(状態5、図16(b)参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】履歴情報を記憶するメ
モリMEMは、停電時のことを考慮し不揮発性メモリ、
例えばEEP−ROMが使用される。しかし、これらの
不揮発性メモリは、RAMなどに比べて書き込みに時間
をがかかる。このため、従来のメモリ管理方法では、空
きブロックを詰めるために必要となるEEP−ROM中
でのデータ移動(履歴情報移動)に相当の時間を必要と
する。特に、メモリに記憶する最大の履歴情報数Nの数
が多くなる程、空きブロックをつめる動作(データ移
動)に多くの時間を費やさなくてはならない問題があ
る。又、従来のメモリ管理方法では、全ブロックアドレ
スの履歴情報を参照して警報ランクの高い履歴情報を検
索するため、検索に多くの時間を必要とする問題があ
る。
【0008】更に、CPUがマルチプルタスクにより上
記メモリ管理に加えて種々の処理を行う場合には、デー
タ移動、データ検索に多大の時間を必要とし他の処理時
間が減少してスループットが減小する問題がある。以上
から本発明の目的は、空きブロックを詰める処理を実行
しなくても最新のN個の事象の履歴情報を常にメモリに
保持することができるメモリ管理方法及び装置を提供す
ることである。本発明の別の目的は、全ブロックアドレ
スの履歴情報を参照しなくても所望の条件を満たす履歴
情報、例えば警報ランクの高い履歴情報を検索できるメ
モリ管理方法及び装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。10は所定サイズの履歴情報メモリであり、
発生した事象の履歴情報を順次記憶し、満杯になったと
きは最も古い履歴情報が記憶されているアドレスに新た
に発生した事象の履歴情報を格納し、又、履歴情報が参
照されて(例えば上位装置に伝送されて)不要になった
場合、該参照された履歴情報が記憶されているアドレス
を空きアドレスとみなして該アドレスに新たに発生した
事象の履歴情報を格納するものである。20はFIFO
(First in First out)等の空きアドレス管理手段で、参
照された履歴情報が格納されているアドレスを参照順に
書き込むと共に該アドレスを書き込み順に読み出し、読
み出されたアドレスを新たに発生した事象の履歴情報記
憶アドレスとして指示するものである。
【0010】30はLRU(Least Recently Used)手段
であり、履歴情報がメモリ10の所定アドレスに格納さ
れる毎に該アドレスを入力されて順番に記憶すると共
に、既に記憶してあるアドレスと同一のアドレスが入力
された場合には、既アドレスを削除し入力アドレスを最
新のアドレスとして記憶するものである。40は制御部
であり、新たな事象が発生したとき、空きアドレス管理
手段20からアドレスが指示されていない場合には、L
RU手段30より最も古い履歴情報が格納されているア
ドレスを求め、該アドレスが指示する履歴情報メモリの
ブロックに新たに発生した事象の履歴情報を格納し、空
きアドレス管理手段20からアドレスが指示されている
場合には、該アドレスが指示するブロックに前記新たに
発生した事象の履歴情報を格納する制御部である。
【0011】
【作用】履歴情報メモリ10と、空きアドレス管理手段
20と、LRU手段30と、制御部40を設ける。制御
部40は新たな事象が発生したとき、空きアドレス管理
手段20からアドレスが指示されていない場合には、L
RU手段30より最も古い履歴情報が格納されているア
ドレスを求め、該アドレスが指示する履歴情報メモリ1
0のブロックに該新たに発生した事象の履歴情報を格納
し、LRU手段30の記憶内容を更新する。又、制御部
40は空きアドレス管理手段20からアドレスが指示さ
れている場合には、該アドレスが指示する履歴情報メモ
リのブロックに前記新たに発生した事象の履歴情報を格
納する。このようにすれば、空きブロックを詰める処理
を実行しなくても最新のN個の事象の履歴情報を常に履
歴情報メモリに保持することができる
【0012】又、履歴情報が参照された場合、参照され
た履歴情報が格納されているn個のアドレスを参照順に
空きアドレス管理手段20とLRU手段30に入力する
と共に、次の検索対象の履歴情報数をn個として保持
し、新たな事象がn個発生した場合には、以後新たな事
象が発生する毎に検索対象数nをカウントアップし(n
+1→n)、所定の履歴情報検索時、履歴情報メモリ1
0に記憶されている最新のn個の履歴情報のアドレスを
LRU手段30より求め、該アドレスに記憶されている
n個の履歴情報より所定の条件を満足する履歴情報を検
索、参照する。このようにすれば、全履歴情報を参照し
なくても所望の履歴情報を検索できる。
【0013】
【実施例】
(a) 本発明の履歴情報格納制御 図2及び図3は本発明の履歴情報格納制御の説明図であ
る。10は所定サイズの履歴情報メモリであり、履歴情
報1件に対してメモリ内の1ブロックを割り当て、警報
が発生した順に該警報の履歴情報を順次記憶する。又、
メモリが履歴情報で満杯になったときは最も古い履歴情
報が記憶されているブロックに新たに発生した事象の履
歴情報を格納する。更に、履歴情報が参照されて(例え
ば上位の集中監視装置に伝送されて)不要になった場
合、該参照された履歴情報が記憶されているブロックを
空きブロックとみなして該ブロックに新たに発生した事
象の履歴情報を格納する。1ブロックは警報発生時刻、
警報の種類、警報のランク等を記憶するため複数のアド
レスで構成されており、ブロックの先頭アドレスはブロ
ックアドレスという。履歴情報メモリ10は所定数Nの
履歴情報を記憶する容量を備え、常に最新の履歴情報を
格納するようになっている。図では説明の都合上、履歴
情報メモリ10は7個の最新の履歴情報を記憶できる容
量を有するものとしている。
【0014】20はFIFO(First in First out)メモ
リ構成の空きブロック管理部で、参照された履歴情報が
格納されているブロックアドレス(空きブロックアドレ
ス)を参照順に書き込むと共に該ブロックアドレス(空
きブロックアドレス)を書き込み順に読み出し、読み出
されたアドレスを新たに発生した警報の履歴情報記憶ア
ドレスとして指示するものである。30はLRU(Leas
t Recently Used)回路であり、履歴情報が履歴情報メモ
リ10の所定ブロックに格納される毎に該ブロックのア
ドレスを入力されて順番に古いものから記憶し、又、既
に記憶してあるブロックアドレスと同一のブロックアド
レスが入力された場合には、該既アドレスを削除し入力
アドレスを最新のアドレスとして記憶するものである。
【0015】最初、ブロックアドレスの小さい方から発
生順に履歴情報を履歴情報メモリ10に書き込んでゆ
き、いつかメモリ10が満杯になる(状態1、図2(a)
参照)。尚、空きブロック管理部20には、変化が無い
がLRU回路30には、書き込んだ順序に従ってブロッ
クアドレスが格納されており、一番古いアドレスは「0
01」である。この状態で、警報ランク”1”の履歴情
報を検索して上位の集中監視装置に伝送すると、ブロッ
クアドレス「001」、「011」、「100」、「1
10」が空き状態になる(状態2、図2(b)参照)。又、
空きブロック管理部20には、伝送された履歴情報が格
納されているブロックアドレス(空きブロックアドレ
ス)「001」、「011」、「100」、「110」
が伝送順に書き込まれる。又、空きブロックアドレス
「001」、「011」、「100」、「110」はL
RU回路30にも入力され、その内容は図2(b)に示す
ようになる。
【0016】かかる状態で、新たな警報が発生すると、
空きブロック管理部20から書き込み順にまずブロック
アドレス「001」が出力される。従って、このブロッ
クアドレス「001」が指示する履歴情報メモリ10の
ブロックに新たに発生した警報の履歴情報(16:00、
A、1)を格納する。以後、新たな警報が発生する毎に
空きブロック管理部20よりブロックアドレス「01
1」、「100」、「110」が出力され、これらアド
レスが指示するブロックに該警報の履歴情報「16:30、
E、0」、「17:00、A、1」、「17:10、B、0」が格
納される(状態3、図3(a)参照)。
【0017】尚、空きブロック管理部20はFIFO構
成になっているため書き込み順にブロックアドレスを出
力する毎に出力すべきブロックアドレス数が減少し、4
つのアドレスを出力するとその数は0となる(000で
示している)。以上により、空きブロック管理部20に
記憶されているブロックアドレス数が0になり、かつ、
履歴情報メモリ10が満杯なる。この状態で、新たな警
報が発生しても空きアドレス管理部20からブロックア
ドレスが指示されない。空きアドレス管理部20からブ
ロックアドレスが指示されない場合には、LRU回路3
0より最も古い履歴情報が格納されているブロックアド
レス「010」を求め、該アドレスが指示する履歴情報
メモリのブロックに新たに発生した警報の履歴情報「1
8:00、C、0」を格納する。又、LRU回路に該ブロッ
クアドレス「010」を入力し、その内容を更新する
(状態4、図3(b)参照)。以後、上記動作が繰り返され
る。
【0018】以上のようにすれば、FIFO機能とLR
U機能により、空きブロック管理及び最も古いブロック
の管理が行え、ランダムな位置へ履歴情報を書き込むこ
とができる。すなわち、上位装置への伝送(参照)によ
り空きブロックが生じた場合には以後空きブロック管理
部20が指示するブロックに履歴情報を記憶すればよ
く、しかも、空きブロックがない場合にはLRU回路3
0が指示する最も古い履歴情報を記憶するアドレスに新
たな履歴情報を記憶すればよい。この結果、履歴情報メ
モリ10に空きブロックが生じても従来のようにデータ
を移動する必要が無い。
【0019】(b) 本発明の履歴情報検索制御 図4及び図5は本発明の履歴情報検索制御の説明図であ
る。最初、ブロックアドレスの小さい方から発生順に履
歴情報を履歴情報メモリ10に書き込んでゆき、いつか
メモリ10が満杯になる(状態1、図4(a)参照)。この
状態で、警報ランク”1”の履歴情報を検索して上位の
集中監視装置に伝送する。警報ランク”1”の検索に対
して検索対象は全履歴情報である。従って、全ブロック
の警報ランク格納アドレスから記憶内容を読み出し、”
1”のものを検索する。この結果、ブロックアドレス
「001」、「011」、「100」、「110」に記
憶されている履歴情報の警報ランクが”1”と判別され
るから、該ブロックアドレスより履歴情報を読み出して
上位の集中監視装置に伝送する。
【0020】以上により、ブロックアドレス「00
1」、「011」、「100」、「110」が空き状態
になる(状態2、図4(b)参照)。又、空きブロック管理
部20には、伝送された履歴情報が格納されていたブロ
ックアドレス(空きブロックアドレス)「001」、
「011」、「100」、「110」が伝送順に書き込
まれる。又、空きブロックアドレス「001」、「01
1」、「100」、「110」はLRU回路30に入力
され、その内容は図4(b)に示すようになる。この場
合、検索すべき履歴情報数nは空きブロック管理部20
に格納されているブロックアドレス数(先頭ポインタと
後方ポインタの差)から4となる。これは、伝送されな
かった3個の履歴情報は警報ランクが低くもはや検索の
対象とする必要が無く、新たに格納される履歴情報が今
後の検索の対象となるからである。
【0021】かかる状態で、新たな警報が発生すると、
空きブロック管理部20から書き込み順にまずブロック
アドレス「001」が出力される。従って、このブロッ
クアドレス「001」が指示する履歴情報メモリ10の
ブロックに新たに発生した警報の履歴情報(16:00、
A、1)を格納する。以後、新たな警報が発生する毎に
空きブロック管理部20よりブロックアドレス「01
1」、「100」、「110」が出力され、これらアド
レスが指示するブロックに該警報の履歴情報「16:30、
E、0」、「17:00、A、1」、「17:10、B、0」が格
納される。尚、n=4個の新たな検索情報が記憶される
迄nは更新しない。以上により、n=4個の新たな検索
情報がメモリ10に格納されると、空きブロック管理部
20に記憶されているブロックアドレス数は0になり、
かつ、履歴情報メモリ10が満杯なる。この状態で、新
たな警報が発生しても、空きアドレス管理部20からブ
ロックアドレスは指示されない。かかる場合には、LR
U回路30より最も古い履歴情報が格納されているブロ
ックアドレス「010」を求め、該アドレスが指示する
履歴情報メモリのブロックに新たに発生した警報の履歴
情報「18:00、C、0」を格納する。又、LRU回路に
該ブロックアドレス「010」を入力し、その内容を更
新する。更に、検索回数nをカウントアップし、n=5
にする(状態3、図5(a)参照)。以後、上記動作が繰り
返される。
【0022】状態3において、警報ランク”1”の履歴
情報の検索が必要になると、最新のn(=5)個の履歴
情報の警報ランクを調べ”1”のものを検索する。最新
の5個の履歴情報が記憶されているブロックアドレスは
LRU回路30の〜で示すものである。従って、
〜のブロックのランク格納アドレスから警報ランクを
読み出し、”1”のものを検索する。この結果、ブロッ
クアドレス「001」、「100」に記憶されている履
歴情報の警報ランクが”1”と判別されるから、該ブロ
ックアドレスより履歴情報を読み出して上位の集中監視
装置に伝送する。以上により、ブロックアドレス「00
1」、「100」が空き状態になる(状態4、図5(b)
参照)。又、空きブロック管理部20には、伝送された
履歴情報が格納されていたブロックアドレス(空きブロ
ックアドレス)「001」、「100」が伝送順に書き
込まれる。又、空きブロックアドレス「001」、「1
00」はLRU回路30に入力され、その内容は図5
(b)に示すようになる。更に、FIFO構成の空きブロ
ック管理部20の先頭ポインタと後方ポインタの差から
検索すべき履歴情報数nは2となる。これは、伝送され
なかった5個の履歴情報は警報ランクが低くもはや検索
の対象とする必要が無く、新たに格納される履歴情報が
今後の検索の対象となるからである。
【0023】(c) 警報監視装置の構成 図6は本発明の警報監視装置の実施例構成図である。1
0は不揮発性メモリ素子例えばEEP−ROMで構成さ
れた履歴情報メモリで、履歴情報1件に対してメモリ内
の1ブロックを割り当て、最新のN個の履歴情報を記憶
する。1ブロックは複数のアドレスで構成されており、
各アドレスに警報の発生時刻、警報の種類、警報のラン
ク等が記憶される。21はRAMであり、FIFOメモ
リ(空きブロック管理部)20を有している。FIFO
メモリ20はデータを書き込み順に読み出すもので、最
初に書き込んだデータが最初に読み出される。FIFO
メモリ20には、集中監視装置に伝送された履歴情報
が記憶されていたブロックアドレスBA1,BA2,・・
・、次のブロックアドレスを書き込むべき位置を示す
入力アドレスポインタAPI、次のブロックアドレス
を読み出すべき位置を示す出力アドレスポインタAP
O、履歴情報検索時の検索情報数RTNが記憶され
る。
【0024】30はLRU(Least Recently Used)回路
であり、履歴情報が履歴情報メモリ10の所定ブロック
に格納される毎に該ブロックアドレスを入力されて順番
に古いものから記憶し、又、既に記憶してあるブロック
アドレスと同一のブロックアドレスが入力された場合に
は、該既アドレスを削除し入力アドレスを最新のアドレ
スとして記憶するものである。31はLRU回路30に
記憶されている最も古いブロックアドレスを入力されて
記憶するバッファである。40は履歴情報格納制御、検
索制御、その他の処理を行う制御部(CPU)である。
【0025】50はCPU40から出力されるアドレス
データ(実アドレス)を入力され、該実アドレスに基づ
いて履歴情報メモリ10、RAM21のチップセレクト
信号CS1,CS2を出力し、あるいは、バッファ31
のイネーブル信号ENを出力する第1のデコーダ、60
は実アドレスを履歴情報メモリのブロックアドレスに変
換する第2のデコーダ、70は実アドレスがブロック先
頭のアドレス(ブロックアドレス)であるか否かを検出
する第3のデコーダである。図7はメモリマップ説明図
であり、履歴情報メモリ(EEP−ROM)10、RA
M21、バッファ31、その他のメモリに対して実アド
レスが付され、CPUは該実アドレスを用いてこれらメ
モリにアクセスする。
【0026】(d) LRU回路 図8はLRU回路30の説明図である。LRU回路はい
くつかの重複するデータが入力された時にその入力デー
タの中で、最近参照されていないデータを出力するもの
である。すなわち、入力データを順番に古いものから記
憶し、又、既に記憶してあるデータと同一のデータが入
力された場合には、該既データを削除し入力データを最
新のデータとして記憶するものである。図8のLRU回
路は3ビットのデータのうち最新の3つのデータを古い
ものから順に記憶する構成図であり、3×3の9個のD
フリップフロップFF11〜FF33を備えている。右側の
3つのDフリップフロップFF31〜FF33は最も古い3
ビットデータを記憶し、真中の3つのDフリップフロッ
プFF21〜F23は2番目に古い3ビットデータを記憶
し、左側の3つのDフリップフロップF11〜F13は最新
の3ビットデータを記憶する。
【0027】排他的論理和ゲートEXO1は最新の(1
段目の)3ビットデータと入力データが一致するか調べ
るもの、OR1は1段目の3ビットデータと入力データ
が不一致の場合にはハイレベルの信号を、一致の場合に
はローレベルの信号を出力するオアゲート、AG1はオ
アゲートOR1の出力がハイレベルの時(不一致の時)
にクロック信号CKを通過するアンドゲートである。ア
ンドゲートAG1の出力は真中(2段目)のDフリップ
フロップFF21〜FF23のクロック信号となるから、入
力データと1段目に記憶されているデータが不一致の場
合には該1段目のデータは2番目に古いデータとなって
2段目にシフトし、1段目には入力されたデータが最新
のデータとなって記憶される。排他的論理和ゲートEX
O2は2段目の3ビットデータと入力データが一致する
か調べるもの、OR2は2段目の3ビットデータと入力
データが不一致の場合にはハイレベルの信号を、一致の
場合にはローレベルの信号を出力するオアゲート、AG
2はオアゲートOR1,OR2の出力がハイレベルの時
(不一致の時)にクロック信号CKを通過するアンドゲ
ートである。アンドゲートAG2の出力は3段目のDフ
リップフロップFF31〜FF33のクロック信号となるか
ら、入力データと1段目及び2段目に記憶されているデ
ータが不一致の場合には2段目のデータは3番目に古い
(一番古い)データとなって3段目にシフトして記憶さ
れる。
【0028】図9はLRU回路の動作説明図であり、最
初(a)に示すように「111」、「001」、「10
1」が入力されるとこれらのデータが順番にLRU回路
のDフリップフロップに記憶される。この状態で4番目
に「111」が入力されると、(b)の右側に示すように
記憶状態が変化する。又、4番目に「001」が入力さ
れると(c)の右側に示すように記憶状態が変化する。以
上より、LRU回路30は入力データを順番に古いもの
から記憶し、又、既に記憶してあるデータと同一のデー
タが入力された場合には、該既データを削除し入力デー
タを最新のデータとして記憶するように動作する。従っ
て、データとして、履歴情報が記憶された履歴情報メモ
リ10のブロックアドレスが入力されると、該ブロック
アドレスを順番に古いものから記憶し、又、既に記憶し
てあるブロックアドレスと同一のブロックアドレスが入
力された場合には、該既ブロックアドレスを削除し入力
されたブロックアドレスを最新のブロックアドレスとし
て記憶する。
【0029】以上は最新の3個の3ビットデータを記憶
する場合であるが、一般に最新のm個のnビットデータ
を古いものから順に記憶する場合にはLRU回路にはm
×nのDフリップフロップFF11〜Fmnが設けられ、最
も右側のn個のDフリップフロップが最も古いnビット
データを記憶し、最も左側のn個のDフリップフロップ
が最新のnビットデータを記憶する。図2〜図5の例で
は3ビットのブロックアドレスを7個記憶する必要があ
るため、3×7のDフリップフロップが設けられ、各段
に排他的論理和ゲート、オアゲート、アンドゲートが設
けられる。尚、履歴情報検索制御においては前述のよう
にLRU回路の各段の情報が必要となるため、図8にお
いてLRU回路の各段(OUT1〜OUT3)より情報が取り出
せるようになっている。又、履歴情報検索制御を考慮す
ると、図6における警報監視装置のLRU回路周辺の構
成は図10に示すようになる。図10において、図6と
異なる点は、 ・LRU回路30の各段(OUT1〜OUTn)に対応してバッフ
ァ311〜31nが設けられている点、 ・第1のデコーダ50よりバッファ311〜31nにイネ
ーブル信号EN1〜ENnが入力され、各バッファの記憶
データ(LRU回路30の各段の内容)がデータバスを
介して制御部(CPU)40により読み取られるように
なっている点である。
【0030】(e) 制御部の履歴情報格納処理 図11は履歴情報格納処理のフロー図である。初期時、
制御部(CPU)40は履歴情報メモリ10、FIFO
メモリ20、LRU回路の内容をすべて”0”にクリア
し、又、ブロックアドレスBA、入出力アドレスポイン
タAPI,APOを「000」に初期設定する(ステッ
プ101)。ついで、警報ランクの高い履歴情報を上位
の集中監視装置に伝送したか判別し(ステップ10
2)、伝送されていなければ、警報が発生したか判別し
(ステップ103)、警報が発生してなければステップ
102に戻る。警報が発生していれば、バッファ30の
実アドレスを発生する。これにより、第1のデコーダ5
0はバッファイネーブル信号ENを出力してLRU回路
30に記憶されている最も古いブロックアドレスをバッ
ファ31に記憶させる。しかる後、CPU40は該バッ
ファ31の内容を読み取り、その内容が「000」であ
るか判断する(ステップ104)。
【0031】バッファの内容が「000」の場合には、
履歴情報メモリ10の最後のブロックまで使用していな
いことを意味するから、ブロックアドレスBAをカウン
トアップ(BA+1→BA)して更新する(ステップ1
05)。ついで、CPU40は更新したブロックアドレ
スに応じた実アドレスを求め、該実アドレスをアドレス
バスに、履歴情報(警報発生時刻)をデータバスに送出
すると共に、R/W信号をローレベルにする。第1のデ
コーダ50はアドレスバスに履歴情報メモリ10の実ア
ドレスが送出されると、該履歴情報メモリ(EEP−R
OM)10のチップセレクト信号CP1をローレベルに
する。この結果、指定されたアドレスに履歴情報(警報
発生時刻)が格納される。
【0032】又、以上と並行して実アドレスは第2、第
3のデコーダ60、70に入力される。第2のデコーダ
60は実アドレスをブロックアドレスに変換してLRU
回路30に入力し、第3のデコーダ70は実アドレスが
ブロックアドレス(ブロックの先頭アドレス)であるこ
とを識別してクロック信号CKを出力する。この結果、
前述のように、LRU回路30は入力されたブロックア
ドレスを最新のブロックアドレスとして格納し、既に記
憶してあるブロックアドレスをシフトする。以後、同様
にして、警報の種類、警報のランクを履歴情報メモリ1
0のブロックに記憶する。尚、警報の種類、警報のラン
クを記憶する場合にも実アドレスが第2、第3のデコー
ダ60、70に入力されるが、該実アドレスはブロック
アドレスでないためクロック信号CKは出力されず、L
RU回路30の内容は変化しない。・・・以上ステップ
106,107
【0033】一方、ステップ104においてバッファ3
1の内容が「000」でない場合には、換言すれば、L
RU回路30がブロックアドレスで満杯の場合には、C
PU40はFIFOメモリ20の入出力アドレスポイン
タAPI,APOの内容を読み出し、一致するか判断す
る(ステップ108)。尚、第1のデコーダ50はアド
レスバスにRAM21の実アドレスが発生するとチップ
セレクト信号CS2をローレベルにしアクセス可能とす
る。従って、CPU40はRAM21の実アドレスをア
ドレスバスに送出すると共にR/W信号をローレベルに
すれば、RAMよりデータを読み出すことができ、又、
データを書き込むことができる。入出力ポインタAP
I,APOの内容が一致する場合には、履歴情報の伝送
によって生じる空きブロックが履歴情報メモリ10に存
在しないことを意味するから、ステップ106と同様の
手法でバッファ31に記憶されているブロックアドレス
が指示するブロックに新たな履歴情報を書き込む(ステ
ップ109)。また、LRU回路30は履歴情報が記憶
されたブロックアドレスを古いものから順に保持するよ
うにその内容を更新する(ステップ107)。
【0034】又、ステップ102において、CPU40
は集中監視装置に警報ランクが高い履歴情報を伝送する
と、該履歴情報が格納されていたブロックアドレスを入
力アドレスポインタAPIが指示するFIFOメモリの
記憶域に記憶すると共に、該入力アドレスポインタAP
Iを歩進する(API+1→API)。尚、履歴情報メ
モリ10より警報ランクが高い履歴情報を読み出して伝
送するとき、ブロックアドレスがアドレスバスに発生す
るから、該ブロックアドレスはLRU回路30に入力さ
れてその内容が更新される。・・・以上ステップ11
1、112以後、ステップ102に戻り同様の処理が行
われ、伝送された全履歴情報が格納されているブロック
アドレスがFIFOメモリ20に格納され、かつ、LR
U回路30に入力されてその内容を更新する。
【0035】かかる状態で、警報が発生すると、ステッ
プ104、ステップ108において「NO」となる。こ
のため、CPU40は出力アドレスポインタAPOが指
示するFIFOメモリ20からブロックアドレスを読み
出し、読み出したブロックアドレスが指示する履歴情報
メモリ10に新たに発生した警報の履歴情報を格納する
(ステップ113)。又、LRU回路30の内容は該ブ
ロックアドレスにより更新される。ついで、出力アドレ
スポインタAPOを歩進(APO+1→APO)し(ス
テップ114)、ステップ102に戻り以降の処理を繰
り返す。以後、ステップ108において、API=AP
Oとなるまで出力アドレスポインタAPOが指示するF
IFOメモリ20から読み出されたブロックアドレスが
指示する履歴情報メモリ10に新たに発生した警報の履
歴情報を格納し、API=APOとなればこれらを初期
値にリセットし、以後、LRU回路30から出力される
最も古いブロックアドレスに履歴情報を記憶する。
【0036】(f) CPUの情報検索処理 図12はCPUの情報検索処理の流れ図である。CPU
は履歴情報メモリ10に記憶した履歴情報のうち、警報
ランクが高い履歴情報を定期的に(例えば1分毎に)検
索して上位の集中監視装置に伝送する。初期時、検索情
報数nをNとする(n=N)。Nは履歴情報メモリ10
に格納可能な最大履歴情報数である。かかる状態で、履
歴情報の検索時刻なれば制御部(CPU)40は履歴情
報メモリ10に記憶されているn個の全警報ランクを調
べ警報ランクが”1”の履歴情報(N′個とする)を監
視集中装置に伝送する(ステップ201)。
【0037】ついで、伝送した履歴情報が格納されてい
たブロックアドレスをFIFOメモリ2に格納すると共
に入力アドレスポインタAPIを歩進する(ステップ2
02)。又、ブロックアドレスをLRU回路30に入力
してその内容を更新すると共に(ステップ203)、入
力アドレスポインタAPIと出力アドレスポインタAP
Oの差(=N′)を検索情報数nとしてFIFOメモリ
20に格納する(ステップ204)。ここで、n(=
N′)を次の検索情報数にできる理由は、伝送されなか
った他の履歴情報は警報ランクが低くもはや検索の対象
とする必要が無く、新たに格納される履歴情報を今後の
検索の対象とすればよいからである。
【0038】以後、検索時刻になったか調べ(ステップ
205)、検索時刻になっていなければ警報が発生した
か調べ(ステップ206)、警報が発生すれば、図10
の点線で囲んだ警報履歴書き込み処理を実行する(ステ
ップ207)。新たに発生した警報の履歴情報を履歴情
報メモリ10に書き込み後、m(初期値は0)を歩進し
(ステップ208)、ついで、m>nかどうかを判断
し、m≦nの場合にはステップ205に戻り以降の処理
を繰り返す。しかし、m>nの場合には、最初に設定し
た検索情報数以上の新たな履歴情報が履歴情報メモリ1
0に格納されたことになるから、n+1→nにより検索
情報数nを歩進し(ステップ210)、ステップ205
に戻る。
【0039】一方、ステップ205において、履歴情報
検索時刻なれば、LRU回路30より、最新のn個の履
歴情報が記憶されているブロックアドレスを求め、該ブ
ロックアドレスに記憶されている最新のn個の履歴情報
のうち警報ランクが”1”のものを検索し(ステップ2
11)、ついで、n,mを0にリセットしてステップ2
01に戻り、検索したN′個の履歴情報を集中監視装置
に伝送して以後ステップ202以降の処理を繰り返す。
以上では、警報の履歴情報をメモリに記憶する場合につ
いて説明したが、本発明は警報の履歴情報に限らず、一
般の事象の履歴情報を格納する場合にも適用できるもの
である。
【0040】又、以上では、警報ランクが高い履歴情報
を検索する場合について説明したが、警報ランクに限ら
ず所定の条件を満足する履歴情報を検索する場合にも適
用できるものでぁる。更に、以上では空きブロック管理
部としてFIFOメモリを用いた場合について説明した
がLIFO(Last in First out)メモリを用いることも
できる。以上、本発明を実施例により説明したが、本発
明は請求の範囲に記載した本発明の主旨に従い種々の変
形が可能であり、本発明はこれらを排除するものではな
い。
【0041】
【発明の効果】以上本発明によれば、参照された履歴情
報が格納されているアドレスを参照順に書き込むと共に
該アドレスを書き込み順に読み出し、該読み出したアド
レスを新たに発生した事象の履歴情報記憶アドレスとし
て指示する空きアドレス管理手段と履歴情報が格納され
たメモリのアドレスを格納順に記憶するLRU手段とを
設け、新たな事象が発生したとき、空きアドレス管理手
段からアドレスが指示されていない場合には、LRU手
段より最も古い履歴情報が格納されているアドレスを求
め、該アドレスに新たに発生した事象の履歴情報を格納
すると共に、LRU手段の記憶内容を更新し、又、空き
アドレス管理手段からアドレスが指示されている場合に
は、該アドレスに前記新たに発生した事象の履歴情報を
格納すると共に、LRU手段の記憶内容を更新するよう
に構成したから、従来のように参照されて空きになった
ブロック(空きブロック)を詰める処理を実行しなくて
も最新のN個の事象の履歴情報を常に履歴情報メモリに
保持することができる。
【0042】又、本発明によれば、履歴情報が参照され
た場合、参照された履歴情報が格納されているn個のア
ドレスを参照順に空きアドレス管理手段とLRU手段に
入力すると共に、次の検索対象の履歴情報数をn個とし
て保持し、新たな事象がn個発生した場合には、以後新
たな事象が発生する毎に検索対象数nをカウントアップ
し(n+1→n)、所定の履歴情報検索時、履歴情報メ
モリに記憶されている最新のn個の履歴情報のアドレス
をLRU手段より求め、該アドレスに記憶されているn
個の履歴情報より所定の条件を満足する履歴情報を検
索、参照するようにしたから、全履歴情報を参照しなく
ても所望の履歴情報を短時間で検索することができる。
更に、本発明によれば、履歴情報格納処理や履歴情報検
索処理の時間を減少することができ、全体のスループッ
トを向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の履歴情報格納処理の説明図(その1)
である。
【図3】本発明の履歴情報格納処理の説明図(その2)
である。
【図4】本発明の履歴情報検索処理の説明図(その1)
である。
【図5】本発明の履歴情報検索処理の説明図(その2)
である。
【図6】本発明に係る警報監視装置の構成図である。
【図7】メモリマップ説明図である。
【図8】LRU回路の構成説明図である。
【図9】LRU回路の動作説明図である。
【図10】本発明の情報検索処理を実現するためのLR
U周辺構成図である。
【図11】CPUの履歴情報格納処理のフロー図であ
る。
【図12】CPUの情報検索処理のフロー図である。
【図13】セルラー式移動電話システムの説明図であ
る。
【図14】メモリに記憶される履歴情報説明図である。
【図15】従来のメモリ管理の説明図(その1)であ
る。
【図16】従来のメモリ管理の説明図(その2)であ
る。
【符号の説明】
10・・履歴情報メモリ 20・・FIFO(First in First out)メモリ等の空き
アドレス管理手段 30・・LRU(Least Recently Used)手段 40・・制御部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発生した事象の履歴情報を所定サイズの
    メモリに順次記憶し、メモリが満杯になったときは最も
    古い履歴情報が記憶されているアドレスに新たに発生し
    た事象の履歴情報を格納すると共に、履歴情報が参照さ
    れて不要になった場合には、該参照された履歴情報が記
    憶されているアドレスを空きアドレスとみなして該アド
    レスに新たに発生した事象の履歴情報を格納するメモリ
    管理装置において、 前記参照された履歴情報が格納されているアドレスを参
    照順に書き込むと共に該アドレスを書き込み順に読み出
    し、読み出したアドレスを新たに発生した事象の履歴情
    報記憶アドレスとして指示する空きアドレス管理手段
    と、 履歴情報がメモリの所定アドレスに格納される毎に該ア
    ドレスを入力されて順番に記憶すると共に、既に記憶し
    てあるアドレスと同一のアドレスが入力された場合に
    は、既アドレスを削除し入力アドレスを最新のアドレス
    として記憶するLRU手段と、 新たな事象が発生したとき、空きアドレス管理手段から
    アドレスが指示されていない場合には、LRU手段より
    最も古い履歴情報が格納されているアドレスを求め、該
    アドレスに新たに発生した事象の履歴情報を格納し、空
    きアドレス管理手段からアドレスが指示されている場合
    には、該アドレスに前記新たに発生した事象の履歴情報
    を格納する制御部を有するメモリ管理管理装置。
  2. 【請求項2】 前記空きアドレス管理手段は、アドレス
    を参照順に書き込むと共に該アドレスを書き込み順に読
    み出し、読み出したアドレスを新たに発生した事象の履
    歴情報記憶アドレスとして指示するFIFO(ファース
    トイン・ファーストアウト)メモリ手段である請求項1
    記載のメモリ管理装置。
  3. 【請求項3】 発生した事象の履歴情報を所定サイズの
    メモリに順次記憶し、メモリが満杯になったときは最も
    古い履歴情報が記憶されているアドレスに新たに発生し
    た事象の履歴情報を格納すると共に、履歴情報が参照さ
    れて不要になった場合には、該参照された履歴情報が記
    憶されているアドレスを空きアドレスとみなして該アド
    レスに新たに発生した事象の履歴情報を格納するメモリ
    管理装置において、 履歴情報が参照された場合、参照された履歴情報が格納
    されているアドレスを参照順に書き込むと共に該アドレ
    スを書き込み順に読み出し、読み出したアドレスを新た
    に発生した事象の履歴情報記憶アドレスとして指示する
    空きアドレス管理手段と、 履歴情報がメモリの所定アドレスに格納される毎に該ア
    ドレスを入力されて順番に記憶すると共に、既に記憶し
    てあるアドレスと同一のアドレスが入力された場合に
    は、既アドレスを削除し入力アドレスを最新のアドレス
    として記憶するLRU手段と、 新たな事象が発生したとき、空きアドレス管理手段から
    アドレスが指示されていない場合には、LRU手段より
    最も古い履歴情報が格納されているアドレスを求め、該
    アドレスに新たに発生した事象の履歴情報を格納し、空
    きアドレス管理手段からアドレスが指示されている場合
    には、該アドレスに前記新たに発生した事象の履歴情報
    を格納する制御部と、 履歴情報が参照された場合、参照された履歴情報が格納
    されているn個のアドレスを参照順に空きアドレス管理
    手段とLRU手段に入力すると共に、次の検索対象の履
    歴情報数を最新のn個として保持し、新たな事象がn個
    発生した場合には、以後新たな事象が発生する毎に検索
    対象数nをカウントアップする検索対象数監視手段と、 メモリに記憶されている最新のn個の履歴情報のアドレ
    スをLRU手段より求め、該n個の履歴情報より所定の
    条件を満足する履歴情報を検索、参照する検索・参照手
    段、を有するメモリ管理管理装置。
  4. 【請求項4】 前記空きアドレス管理手段は、アドレス
    を参照順に書き込むと共に該アドレスを書き込み順に読
    み出し、該読み出したアドレスを新たに発生した事象の
    履歴情報記憶アドレスとして指示するFIFO(ファー
    ストイン・ファーストアウト)メモリ手段である請求項
    1記載のメモリ管理装置。
  5. 【請求項5】 発生した事象の履歴情報を所定サイズの
    メモリに順次記憶し、メモリが満杯になったときは最も
    古い履歴情報が記憶されているアドレスに新たに発生し
    た事象の履歴情報を格納すると共に、履歴情報が参照さ
    れて不要になった場合には、該参照された履歴情報が記
    憶されているアドレスを空きアドレスとみなして該アド
    レスに新たに発生した事象の履歴情報を格納するメモリ
    管理方法において、 前記参照された履歴情報が格納されているアドレスを参
    照順に書き込むと共に該アドレスを書き込み順に読み出
    し、読み出したアドレスを新たに発生した事象の履歴情
    報記憶アドレスとして指示する空きアドレス管理手段と
    履歴情報が格納されたメモリのアドレスを格納順に記憶
    するLRU手段とを設け、 新たな事象が発生したとき、空きアドレス管理手段から
    アドレスが指示されていない場合には、LRU手段より
    最も古い履歴情報が格納されているアドレスを求め、 該アドレスに新たに発生した事象の履歴情報を格納する
    と共に、LRU手段の記憶内容を更新し、 空きアドレス管理手段からアドレスが指示されている場
    合には、該アドレスに前記新たに発生した事象の履歴情
    報を格納すると共に、LRU手段の記憶内容を更新する
    メモリ管理方法。
  6. 【請求項6】発生した事象の履歴情報を所定サイズのメ
    モリに順次記憶し、メモリが満杯になったときは最も古
    い履歴情報が記憶されているアドレスに新たに発生した
    事象の履歴情報を格納すると共に、履歴情報が参照され
    て不要になった場合には、該参照された履歴情報が記憶
    されているアドレスを空きアドレスとみなして該アドレ
    スに新たに発生した事象の履歴情報を格納するメモリ管
    理方法において、 履歴情報が参照された場合、参照された履歴情報が格納
    されているアドレスを参照順に書き込むと共に、該アド
    レスを書き込み順に読み出し、読み出したアドレスを新
    たに発生した事象の履歴情報記憶アドレスとして指示す
    る空きアドレス管理手段と、履歴情報がメモリの所定ア
    ドレスに格納される毎に該アドレスを入力されて順番に
    記憶すると共に、既に記憶してあるアドレスと同一のア
    ドレスが入力された場合には、既アドレスを削除し入力
    アドレスを最新のアドレスとして記憶するLRU手段を
    設け、 新たな事象が発生したとき、空きアドレス管理手段から
    アドレスが指示されていない場合には、LRU手段より
    最も古い履歴情報が格納されているアドレスを求め、該
    アドレスに新たに発生した事象の履歴情報を格納し、空
    きアドレス管理手段からアドレスが指示されている場合
    には、該アドレスに前記新たに発生した事象の履歴情報
    を格納し、 履歴情報が参照された場合、参照された履歴情報が格納
    されているn個のアドレスを参照順に空きアドレス管理
    手段とLRU手段に入力すると共に、次の検索対象の履
    歴情報数をn個として保持し、新たな事象がn個発生し
    た場合には、以後新たな事象が発生する毎に検索対象数
    nをカウントアップし、 検索時、メモリに記憶されている最新のn個の履歴情報
    のアドレスをLRU手段より求め、該アドレスに記憶さ
    れているn個の履歴情報より所定の条件を満足する履歴
    情報を検索、参照するメモリ管理方法。
JP6001209A 1994-01-11 1994-01-11 メモリ管理方法及びそのための装置 Withdrawn JPH07210450A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6001209A JPH07210450A (ja) 1994-01-11 1994-01-11 メモリ管理方法及びそのための装置
US08/279,857 US5588136A (en) 1994-01-11 1994-07-26 Memory control method and apparatus therefor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6001209A JPH07210450A (ja) 1994-01-11 1994-01-11 メモリ管理方法及びそのための装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07210450A true JPH07210450A (ja) 1995-08-11

Family

ID=11495083

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6001209A Withdrawn JPH07210450A (ja) 1994-01-11 1994-01-11 メモリ管理方法及びそのための装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5588136A (ja)
JP (1) JPH07210450A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001290839A (ja) * 2000-04-10 2001-10-19 Denso Corp 携帯電話機
KR100331351B1 (ko) * 1995-08-22 2002-06-20 파트릭 제이. 바렛트 이진입력데이터스트림압축방법

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7155062B1 (en) 1999-11-17 2006-12-26 Genicom Corp. System and method for performing pattern matching image compression
GB0302602D0 (en) * 2003-02-04 2003-03-12 Young Arthur P Equipment and methods for real time application
US7524103B2 (en) 2003-11-18 2009-04-28 Boston Scientific Scimed, Inc. Apparatus for mixing and dispensing a multi-component bone cement
US8038682B2 (en) 2004-08-17 2011-10-18 Boston Scientific Scimed, Inc. Apparatus and methods for delivering compounds into vertebrae for vertebroplasty
US7406568B2 (en) * 2005-06-20 2008-07-29 Intel Corporation Buffer allocation for split data messages
US8788758B1 (en) * 2008-11-04 2014-07-22 Violin Memory Inc Least profitability used caching scheme

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4783735A (en) * 1985-12-19 1988-11-08 Honeywell Bull Inc. Least recently used replacement level generating apparatus
US4910731A (en) * 1987-07-15 1990-03-20 Hitachi, Ltd. Switching system and method of construction thereof
US5142663A (en) * 1990-02-23 1992-08-25 International Business Machines Corporation Method for memory management within a document history log in a data processing system

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100331351B1 (ko) * 1995-08-22 2002-06-20 파트릭 제이. 바렛트 이진입력데이터스트림압축방법
JP2001290839A (ja) * 2000-04-10 2001-10-19 Denso Corp 携帯電話機

Also Published As

Publication number Publication date
US5588136A (en) 1996-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4954988A (en) Memory device wherein a shadow register corresponds to each memory cell
EP0118446B1 (en) First-in, first-out (fifo) memory configuration for queue storage
AU624205B2 (en) Variable length string matcher
US5440753A (en) Variable length string matcher
US5586247A (en) Data updating system capable of partially recovering data
US20190361631A1 (en) Storage device, chip and method for controlling storage device
JPH07210450A (ja) メモリ管理方法及びそのための装置
US20090210397A1 (en) Data search device and gateway device in communication apparatus
US4197588A (en) Segmented storage logging and controlling for random entity selection
US6442553B1 (en) Hash system and hash method for transforming records to be hashed
US6170003B1 (en) Apparatus and method for communicating messages between data processing nodes using remote reading of message queues
US4733349A (en) Method for recording and managing processing history information using a plurality of storage devices
US20080147906A1 (en) DMA Transferring System, DMA Controller, and DMA Transferring Method
US8381234B2 (en) System and method for managing applications having logical pointer and flag
JP5712932B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
JP2001118378A (ja) Fifo記憶装置及びfifo制御方法
US6813265B1 (en) Method and system for controlling the order of departure of temporarily stored information or objects
KR100287651B1 (ko) 이동통신 교환기의 히스토리 파일 제어방법
JP4678966B2 (ja) 停電時及び復電時のデータ処理方法
JPH0421999A (ja) 分割型メモリ書き込み方式
JP3429139B2 (ja) コンピュータ装置における書込み用バッファ装置のアドレス用比較器及び主記憶装置からのデータ読出し方法
JP3334478B2 (ja) 単方向ループ型伝送システムにおける一斉同報の通信方法
JPS6126684B2 (ja)
JP2000132432A (ja) 並列ノードのメモリダンプ方式
JP2000298626A (ja) フラッシュメモリ回路の活性化方式及びその方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010403