JPH0720633U

JPH0720633U - コンピュータ内蔵小型デジタル音声再生装置

Info

Publication number: JPH0720633U
Application number: JP5730693U
Authority: JP
Inventors: 美紀世吉田
Original assignee: 美紀世吉田
Priority date: 1993-09-17
Filing date: 1993-09-17
Publication date: 1995-04-11

Abstract

(57)【要約】【目的】小型デジタル音声再生装置に小型コンピュー
タを内蔵させることによって、音声のみによってプログ
ラム及びプログラムの結果を示すことが可能となる。【構成】構成デジタル音声再生装置に小型コンピュー
タ（マイクロプロセッサ）を内蔵（１）し、外部に出力
部分としてステレオイアフォン（２）を取り付ける。ま
た、入力部分として指で操作する装置（３）を取り付け
る。出力部分として表示装置（ディスプレイテレビ及び
液晶ディスプレイ）を持たず、音声での出力装置しか持
たないことが特徴である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案はプログラムデータ読み取り可能な小型デジタル音声再生装置に小型コンピュータ（マイクロプロセッサ）を内蔵したポータブルコンピュータである。

【０００２】

【従来の技術】

（イ）従来、コンピュータおよびゲーム機器は、そのプログラムや結果を表示装置（ディスプレイテレビ、液晶ディスプレイなど）に表示していた。音声を出力できるものもあったが、それはプログラム及び結果を表示に対して補助的なものでしかなかった。（ロ）また、カセットデッキ、ＣＤプレーヤー、ＭＤプレーヤーなどの音声再生装置の場合は、一方的に情報（音声）を伝えるのみであった。あらかじめ用意されたソフトウェアを装置に読み込むことが可能なものはなかった。（ハ）さらに、音声によって返答をするロボットもあるが、これは大型であった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これらにはつぎのような欠点があった。（イ）小型コンピュータは表示装置の表示を見なければ情報を受けることが出来ず、車や電車の中など、光の強さが一定ではない場所で使用するには、ディスプレイテレビ及び液晶を用いた画面が見にくい、目が疲れるなどの不便な点があった。また、表示装置と目の間にある程度の空間が必要であり、人混みなど密度の高い空間での使用がかなり制限されるものであった。（ロ）音声再生装置は、使用者が指示を与え、そのことによってプログラム的な結果が帰ってくるものはなかった。せいぜい複数ある音声の再生（演奏）順番を指定できるくらいであった。（ハ）音声によって返答するロボットは大型で運搬には不便であった。本考案は、これらの欠点を除くためになされたものである。

【０００４】

【問題を解決するための手段】

小型デジタル音声再生装置に小型コンピュータ（マイクロプロセッサ）を内蔵（１）し、音声データとプログラムデータを読み取れるようにする。外部に、出力部分としてステレオイアフォン（２）を付ける。また、入力部分として指で操作する装置（３）を付ける。小型デジタル音声再生装置は既製のものがあるので、それを利用する。音声の出力方法としては、音声再生装置から直接音声を出力したり、内蔵のコンピュータもしくは音声合成マイクロプロセッサにより音声合成を行わせたりするものを使用し、適宜使い分ける。

【０００５】

【作用】

このように小型デジタル音声再生装置に小型コンピュータを内蔵することによって、音声のみによって、プログラム及びプログラムの結果を示すことができるのである。従来の単純な小型音声再生装直では、内容を繰り返し聴くことしかできなかったものが、本考案を用いると、使用者が任意に指示を与えることができ、それに対して装置が音声で応答することができるようになる。

【０００６】

【実施例】

小型デジタル音声再生装置として、ＣＤプレーヤー、光磁気ディスクドライブ、フロッピーディスクドライブ、カセットデッキ、ＲＯＭカートリッジの小型のものを用いることが考えられる。また、入力部分としての操作装置は、ゲーム機のような、操作ボタンの少ないものでもよいし、キーボードタイプのものでもよいが、片手でも操作可能なものが実状にあっていると思われる。

【０００７】

【効果】

本考案により、車や電車の中でプログラミングやゲームをしても、目に負担がかからなくなる。さらに、ディスプレイ装置が付いている装置では、映像を見るために目との距離を数十センチメートル位空けなければならなかったが、それも必要ではなくなるので、比較的人混みの激しい場所でも使用可能となる。ソフトウェア（プログラム）は、対話式ゲーム（小説のようなストーリーに選択枝が付いたようなもの）・学習支援（英単語の類）などを用意することが考えられる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図である。

【符号の説明】

１小型コンピュータ内蔵小型デジタル再生装置２操縦装置３ステレオイアフォン

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】プログラムデータ読み取り可能な小型デジ
タル音声再生装置に小型コンピュータを内蔵し、装置よ
りプログラム（ソフトウェア）を読み込んで、外部から
指で操作する装置を使い指示を与えることによって、指
示に対するプログラムの実行結果を音声のみによって示
すようにしたポータブルコンピュータ。