JPH07200362A - 計算機の異常監視方法と装置および計算機システム - Google Patents

計算機の異常監視方法と装置および計算機システム

Info

Publication number
JPH07200362A
JPH07200362A JP5335491A JP33549193A JPH07200362A JP H07200362 A JPH07200362 A JP H07200362A JP 5335491 A JP5335491 A JP 5335491A JP 33549193 A JP33549193 A JP 33549193A JP H07200362 A JPH07200362 A JP H07200362A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
computer
monitoring
abnormality
information
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5335491A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Obuse
貴之 小布施
Wataru Sugiyama
弥 杉山
Kohei Seki
光平 関
Masao Sueki
雅夫 末木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Information and Control Systems Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Process Computer Engineering Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Process Computer Engineering Inc filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP5335491A priority Critical patent/JPH07200362A/ja
Publication of JPH07200362A publication Critical patent/JPH07200362A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Debugging And Monitoring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】異常監視のための構成と処理を全て端末側にも
ち、計算機側での処理負担をなくした計算機の異常監視
方式を提供する。 【構成】端末装置2は、伝送路3を経由して計算機1と
接続されている。キーボードより管理データ設定部を介
して監視情報がテーブル2151に設定される。監視制
御部211は、入力処理部23から入力され計算機1へ
送信する要求信号が、監視情報テーブル2151の監視
情報と合致する場合に、計算機1からの受信信号の監視
を開始し、受信監視処理部212で監視情報テーブル2
151に設定されている監視時間の計時を行う。監視時
間以内に計算機1から監視情報が受信されないとき、異
常時処置部213が起動されて計算機異常検出信号が出
力され、CRTへのメッセージ表示などを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は計算機の管理システムに
係り、特に端末装置による計算機の異常監視方式に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ネットワークにおける計算機の異常(生
死)監視は、たとえば特開昭63−3361号公報に記
載の計算機間監視方法が公知である。これによれば、一
定周期で監視用の割込み信号を相手計算機に送信し、一
定時間経過しても応答が返ってこないときは異常と判定
して相手計算機との通信路を遮断すると共に、ネットワ
ーク内の他の計算機にもこの異常計算機を連絡して異常
波及を未然に防止している。
【0003】また、個別の計算機の異常監視方式として
は、たとえば特開昭58−16353号に記載の監視タ
イマによる方法がある。これによれば、計算機内の定周
期タイマでユーザタスクを定周期に起動させる際に、タ
スクの先頭で計算機とは別の監視タイマの積算値を0ク
リアする。計算機に処理渋滞や不動作などの異常が発生
すれば、定周期タイマによるタスクの起動が行われない
ので、監視タイマの積算値が制限値をオーバーした時点
でアラームが出力される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】計算機相互の異常監視
は計算機及び伝送路の負荷が高くなり、計算機システム
のコストパフォーマンスを低下させるという問題があっ
た。また、監視タイマによる方法は別置のハードが必要
となり、定周期起動のユーザタスクにしか適用できない
制約があった。さらに、これら異常監視の監視周期の変
更には、アプリケーションプログラム自体を作り直さな
ければならないという不都合があった。
【0005】本発明の第1の目的は、異常監視のための
計算機での処理を不要にして、計算機の負荷を増大させ
ることのない計算機異常監視方法を提供することにあ
る。
【0006】本発明の第2の目的は、計算機の構成を一
切変更すること無く、端末装置によって実現した計算機
異常監視装置を提供することにある。
【0007】本発明の第3の目的は、複数の計算機と複
数の端末装置をネットワークに接続する計算機システム
において、計算機や伝送路の負荷を増大させずに計算機
の異常監視を確実に行い、異常の検出時にシステムの健
全な管理と稼働を確保できる計算機システムを提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的は、計算
機の所定の処理によって出力される所定の信号を予め監
視情報として監視時間と共に設定しておき、計時開始時
点から前記監視時間以内に出力される前記計算機の出力
信号の中に前記監視情報が検出されないとき、当該計算
機を異常と判定することにより達成される。
【0009】ここで、前記監視情報が前記計算機から周
期的に出力される場合に、前記計時開始時点は前記監視
情報の検出時点となり、また、前記監視情報がその要求
信号の識別データで設定されている場合に、前記計時開
始時点は前記要求信号の前記計算機への入力時点となる
ことを特徴とする。
【0010】上記第2の目的は、不動作や処理渋滞など
の計算機異常を監視する異常監視手段を備える計算機異
常監視装置において、所定の監視情報を識別するための
識別データとその監視時間を設定する監視情報記憶手段
と、計算機からの受信信号について前記識別データを基
に前記監視情報の監視を行い、前記監視時間以内に前記
監視情報が検出されない場合に前記計算機異常が発生し
たと判定する異常判定手段を備えることにより達成され
る。
【0011】ここで、計算機異常監視装置は、前記計算
機と送受信を行う送受信手段やキーボードなどの入力装
置、CRTなどの表示装置と入出力を行う入出力手段を
備える計算機の端末装置に、前記監視情報記憶手段と前
記異常判定手段を付加してなることを特徴とする。
【0012】上記第3の目的は、複数の計算機と1また
は複数の端末装置を伝送路を介して切り換え可能に接続
する計算機システムにおいて、前記端末装置は、当該端
末装置が接続されている担当計算機とその担当計算機の
異常を連絡する通報先計算機を登録する接続管理情報
と、所定の監視情報の識別データとその監視時間を設定
する監視情報データを記憶する管理情報記憶手段と、前
記担当計算機からの受信信号を前記識別データを基に監
視し、前記監視時間以内に前記監視情報が検出されない
場合に計算機異常検出信号を出力し、前記通報先計算機
に送信する計算機異常監視手段を備えることにより達成
される。
【0013】あるいは、前記端末装置は、接続されてい
る担当計算機とその担当計算機の異常を連絡する通報先
計算機を登録する接続管理情報と、第1の監視情報の識
別データと第1の監視時間及び第2の監視情報の識別デ
ータと第2の監視時間を設定する監視情報データを記憶
する管理情報記憶手段と、前記第1の監視時間以内に前
記第1の監視情報が検出されない場合に、前記第2の監
視情報の処理要求を発生して前記担当計算機に送信する
と共に、前記第2の監視情報の識別データを基に前記処
理要求の発生を検出して計時動作を開始し、前記第2の
監視時間以内に前記担当計算機からの受信信号が検出さ
れないときに計算機異常検出信号を出力し、前記通報先
計算機に送信する計算機異常監視手段を備えることによ
り達成される。
【0014】
【作用】本発明の計算機異常監視方法の作用として、計
算機が通常の処理中に出力する信号に対して監視を行っ
て計算機異常の有無を判定するので、計算機は異常監視
のための特別の処理を必要とせず、異常監視処理によっ
て計算機の負荷が増大することはない。
【0015】本発明の計算機異常監視装置は、計算機の
端末装置のみに具備した計算機の通常の出力信号の監視
機能により実現されるので、且つ、計算機の構成を一切
変更することが無いので装置の構成と適用が簡単且つ容
易で、しかも計算機の処理形態に限定されることなく広
範囲に適用できる。
【0016】本発明の計算機システムの作用として、接
続されている計算機の異常を端末装置側の監視処理で検
出し、その異常を他の計算機に通報して必要な後処理を
行うようにしているので、異常計算機の再立ち上げによ
る早期の復旧や事故波及の防止が可能になり、システム
の健全な管理と稼働が確保される。また、計算機異常の
通報は2重チエックによる確認後に実行するようにして
いるので、誤報によってシステムに混乱を与えることも
回避できる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
詳細に説明する。
【0018】図2は、本発明を適用する計算機システム
の概略の構成を示したものである。端末装置2a,2b
は、伝送路3を介して計算機1a,1bと接続されネッ
トワークを構成している。計算機1a,1bは、システ
ムプログラム300やアプリケーションプログラム31
0を備え、端末装置2a,2bや他の計算機等からの要
求に応じて所定の処理を行う。端末装置2a,2bはキ
ーボードなどの入力機器4a,4bをやCPUなどの表
示装置5を具備して、入力機器4からの信号を計算機1
に伝送したり、計算機1からの信号を表示装置5に表示
する等の入出力処理を行う。
【0019】端末装置2a,2bには、本発明による計
算機異常監視手段21a,21bが設けられている。た
とえば端末装置2aは、その異常監視手段21aにより
自身が接続されている計算機1aの動作を監視し、異常
の有る場合に表示してオペレータに知らせたり、他の計
算機1bに通報したりする。
【0020】図1は、本発明による監視機能付き端末装
置の一実施例の構成を示したものである。端末装置2
は、計算機1の異常を検出する計算機異常監視手段21
と、伝送路3を介して接続関係にある計算機1との送受
信を行う送受信処理手段22と、入力手段4からの入力
データの受付を行う入力処理手段23、表示データの処
理などを行う表示処理手段24を備えている。
【0021】計算機異常監視手段21は、入力処理手段
23からの入力データや送受信処理手段22からの受信
信号に応じて各部の機能を制御し、監視信号の監視を行
う監視制御部211と、監視制御部211に起動されて
監視時間の計時処理とタイムオーバーによる異常判定を
行う受信監視部212と、受信監視部212に起動され
て異常検出信号の出力などを行う異常時処置部213
と、入力機器4から入力される監視情報データ等の管理
データを所定のフォーマットにして管理データ記憶手段
215に格納する管理データ設定部214から構成され
る。
【0022】図3に、監視情報テーブル2151に格納
される複数の監視情報の設定例を示す。これらの監視情
報はプログラム毎に1または複数が設定できる。
【0023】監視情報(1)は、監視情報識別コードの
要求信号にキー入力されるコマンド名XXと、コマンド
XXに対する応答信号名xx、コマンドXXが処理され
るアプリケーションプログラム名AAA及び応答の監視
時間t1を設定している。
【0024】監視情報(2)は、要求信号の識別コード
を所定の表示処理を要求するコマンド名YY、コマンド
YYによる応答信号の識別コードを表示情報yyの表示
フィールド座標(x11,x22)により設定してい
る。
【0025】監視情報(3)は、要求信号の識別コード
をファンクションキーから入力されるマクロコマンド名
のPFnとその監視時間をt3秒を設定している。ここ
でのコマンドPFnは、ユーザーに開放されている計算
機1の所定のシステムプログラム300に対する割込み
命令であり、たとえば計算機のメモリ容量を画面上に出
力するコマンドや計算機1のCPUの負荷状態を画面上
に出力するコマンド等、オペレータが通常に利用してい
るものが設定される。
【0026】図4に、接続情報テーブル2152に格納
される端末装置2と計算機1との接続情報を示す。所定
の端末装置によって被監視される計算機を担当計算機、
担当計算機の異常を通報する計算機を通報先計算機と呼
ぶ。たとえば端末装置2aの場合は、現在論理的接続関
係にある計算機1aを担当計算機に、計算機1bを通報
先計算機に設定している。後処理プログラム名ZZZ
は、担当計算機の異常を通報された通報先計算機が担当
計算機の再立ち上げ要求などを処理する。接続情報は入
力処理部23を介して設定できるが、通常はネットワー
クを管理する計算機により管理されている。
【0027】図5は、計算機異常監視手段21の動作を
示す処理フローである。監視制御部211は、入力手段
4からコマンド信号がキー入力されると起動され、送信
データ処理手段222を経て担当計算機1aに送信する
一方で、監視情報テーブル216に設定されている要求
信号の識別コード信号と合致するかチエックし(s10
1)、識別コードでなければ処理を終了する。キー入力
信号が識別コード、たとえばXXであれば、その監視時
間t1をタイマーに設定し、受信監視処理部212を起
動する(s102)。
【0028】受信監視処理部212は、起動からの経過
時間が監視時間t1以内かをt1より十分に短い所定クロ
ックのループ処理でチエックし(s103)、監視時間
1をオーバーすると計算機1aの処理動作に異常があ
ると判定して異常時処置部213を起動する(s10
6)。この起動要求が計算機異常の検出信号でもある。
【0029】一方、ステップs103の監視時間t1
内に、受信データ処理部221からの受信信号がある
と、監視制御部211は監視情報テーブル2151に設
定された応答信号xxであるかチエックし(s10
4)、応答信号xxの受信が確認されると計算機1aの
動作は正常と判定して、受信監視処理部212の処理を
停止する(s105)。
【0030】ここで、監視情報の要求信号がPFnの場
合は、計算機1aで優先的に割込み処理されるシステム
プログラム300からの応答信号となるので、監視時間
3以内の受信信号を直ちに応答信号とみなし、処理を
簡単にしている。
【0031】ステップs106で起動された異常時処置
部213は、監視情報に応じた異常報知信号を監視制御
部211に出力する。この異常報知信号は、送信データ
処理部222を介して通報先計算機1bに送信し、その
後処理プログラムZZZを起動させるようにしてもよ
い。
【0032】異常報知信号を受け取った監視制御部21
1は、異常を知らせるメッセージ、たとえば異常の検知
された処理コマンドやプログラムと発生時間、更には取
るべき処置などのメッセージを編集し、表示処理部を2
4を介してCRT5に表示する(s107)。
【0033】なお、上記に示した監視制御部211、受
信監視処理部212及び異常時処置部213の構成は、
これらを一括した処理手段など種々の態様に構成できる
ことは言うまでもない。
【0034】このように、本実施例による計算機の異常
監視処理は計算機に特別の処理を求めるものではなく、
計算機が普通に実行しているプログラムの処理に必要な
所定コマンドの入力とその処理結果の受信を端末側にて
行う場合に、その入力から受信までの時間を端末側にて
監視することによって実現できる。したがって、計算機
側には異常監視のための処理や手段を一切、必要としな
い。
【0035】これは、システムプログラムに対するマク
ロコマンドPFによる場合でも基本的に同じである。ユ
ーザーのために用意されているシステムプログラムに対
し、通常のオペレーティングとして処理要求が行なわれ
ると、本実施例の端末側で自動的に計算機の異常監視を
行う仕組みに構成されている。
【0036】上記の実施例では、端末装置からの要求信
号に対する計算機の応答信号を監視するしくみにより構
成されている。次ぎに、本発明の第二の実施例として、
端末からの要求を行うこと無く、計算機から端末へ送信
される所定の情報、たとえば時間的に更新される更新情
報を利用する計算機の異常監視方式を説明する。
【0037】図6は、第二の実施例である監視機能付き
端末装置の構成を示したものである。図1の端末装置と
同じ構成要素には同一符号を付し、説明を省略する。表
示制御部25は、図1の表示処理部24と監視制御部2
11の機能を併せ持たせたものであり、図1と同様の構
成によっても実現可能である。
【0038】計算機異常監視手段21は表示制御部25
を含み、更に再チエック処理部216、後処理要求出力
部217が付加され、管理データ記憶手段215には、
再チエック情報テーブル2153も設けられている。
【0039】図7は、本実施例を実行する計算機1のソ
フトウエアの模式図で、システムプログラム300,3
01、アプリケーションプログラム310,311と、
本実施例で備えた後処理プログラム320を示してい
る。
【0040】図8(a)に、監視情報テーブル2151
に格納される監視情報を示す。本例は、更新情報が表示
される画面の監視対象フィールドを設定し、データはウ
インドウ7の一部領域を示している。なお、監視対象フ
ィールドがウインドウフィールドと同一のときは、ウイ
ンドウIDを設定するのみでフィールドデータは自動的
に設定できる。
【0041】図8(b)は、再チエック情報テーブル2
153に格納される再チエック情報を示す。この例は、
図3(a)に示した所定のシステムプログラムに対する
コマンドPF1を監視時間t5と共に設定している。例
えば、PF1とシステムプログラム301は、システム
が備えるマクロコマンドにより対応付けられているの
で、他の入力は不要である。
【0042】図9は、ウインドウ表示されるCRT5の
画面表示例を示したものである。本例の監視対象フィー
ルドには、画面上の時計フィールド51が設定される。
同様に、周期的なサンプリングや演算によって得られる
プラントデータフィールド52やトレンドグラフフィー
ルド53も監視対象に設定できる。
【0043】つぎに、本実施例の動作を説明する。計算
機1aが立上り、画面表示アプリケーションプログラム
310が起動されると、周期更新監視の要求を端末装置
1aに出力する。この監視要求は特別なものではなく、
通常、計算機から端末装置に出力される実行中を示す情
報や初期画面を示す情報などが利用され、実質的には端
末側での自動起動となる。一方、プログラム310によ
って、時刻更新アプリケーションプログラム311も起
動され、1秒毎に時刻データが出力される。
【0044】計算機からの監視要求が端末装置1aに到
達すると、表示制御部25は管理情報記憶手段215に
各情報がセットされているか確認し、監視動作を開始す
る。なお、図8の監視情報テーブルの監視情報には、正
常なセットが確認されれば監視動作を可能にする有効フ
ラッグを設定し、セットが確認できなければその旨、メ
ッセージを出力するようにしてもよい。
【0045】表示制御部25は、図10のフローチャー
トに示すように、受信処理部221から何らかの表示情
報が到達すると、監視情報テーブル2151に設定され
ている監視情報に合致するか判定する(s201)。す
なわち、ウインドウIDが一致するか及び、座標が監視
フィールド内に入るかチエックする。監視情報でなけれ
ば描画処理をして(s205)終了する。
【0046】受信した表示情報が監視情報であれば、一
旦、タイマーを停止したのち(s202)、テーブル2
151に設定されている当該監視情報の監視時間t4
をタイマーに設定し(s203)、受信監視処理部21
2を起動する(s204)。
【0047】受信監視処理部212は、第一の実施例の
場合と同様に所定クロックによるループ処理を続け、ス
テップs202でのタイマーの停止がなく(監視信号の
受信がなく)監視時間t4秒を超えると、少なくとも計
算機1aにおける時刻更新アプリケーションプログラム
311aの処理に異常があるとみて、異常時処置部21
3を起動する。
【0048】異常時処置部213は、計算機1aでの異
常を再チエックする割込み要求を表示制御部25に出力
する。表示制御部25はこの要求を受けて計算機1aに
おける異常発生と再チエックを指示するメッセージ、た
とえば「計算機1aに異常が発生しました!PF1キー
で確認してください」などと画面表示する。
【0049】表示制御部25は、キー入力信号(図9で
は画面上のPFコマンドフィールド55からマウスによ
りPF1をピック)があると、再チエック情報テーブル
2153に設定されているPF1コードか判定し、そう
であれば監視時間t5をタイマーに設定して再チエック
処理部216を起動する。それと共に、PF1コマンド
を送信処理部222を介して計算機1aに送信する。な
お、PF1のコマンドはキー入力によらず、異常時処置
部213の割込み要求により表示制御部25で自動的に
発生させるようにしてもよい。
【0050】再チエック処理部216はループ処理を続
け、タイマーに設定された監視時間t5以内に計算機1
aのシステムプログラム301からの応答がなければ、
計算機1aは異常と確認し、後処理要求出力部217に
起動要求を出力する。この起動要求は、計算機異常検出
信号ないし計算機異常確認信号である。
【0051】後処理要求出力部217は起動されると、
図4に示した接続情報テーブル2152を参照し、計算
機1a異常の報告先計算機名1bと後処理プログラム名
ZZZを取りだし、後処理要求信号を編集、出力する。
送信処理部222は、この要求信号を、割込み要求とし
て計算機1b宛に送信する。
【0052】割込み要求を受信した計算機1bは、後処
理プログラムZZZを起動する。後処理プログラムZZ
Zは、計算機1aの再立上げ要求を発行する。この結
果、再立ち上げができなければ、自身と計算機1a間の
論理的接続を遮断する。また、計算機1aの故障を、ネ
ットワークの他の計算機や端末装置に通報する。これに
よって、計算機1aによる他への事故波及を未然に防止
する。
【0053】上記した例の監視情報は、監視対象フィー
ルドを設定して監視するものであったが、これに限られ
るものではない。監視情報は、周期的あるいは所定時間
内に計算機から端末装置に出力が予定される更新情報で
あればよく、その場合、図3の応答信号のような識別コ
ードあるいはアドレスなどで設定することができる。
【0054】第二の実施例の監視機能付き端末装置は、
端末側に設けた手段と処理で異常監視を行う点では第一
の実施例と同じであるが、監視情報に、計算機のアプリ
ケーションプログラムで処理される更新情報を用いてい
るので、最初に監視情報を設定すればその後のキー入力
を一切必要とせず、計算機の異常監視が完全に自動化で
きる。
【0055】また、異常が検出された場合に、別の監視
情報による再チエックを行って確認するようにしている
ので、計算機の異常が誤りなく検出できる。
【0056】さらに、ネットワーク構成される計算機間
で後処理を行う計算機を設定し、ダウンした計算機の再
立上げや他への連絡を行うようにしているので、事故の
波及を防止し、計算機システムの稼働率向上や管理の円
滑化を計ることができる。
【0057】
【発明の効果】本発明の計算機異常監視方法によれば、
異常監視のための計算機側での処理を一切不要にしてい
るので、異常監視による計算機負荷の増大を抑止でき且
つ、計算機の処理形態に制限されず広範囲に適用できる
効果がある。
【0058】本発明の計算機異常監視装置によれば、計
算機の構成を一切変更すること無く端末装置側で実現で
きるので、構成と適用が簡単且つ容易になる効果があ
る。
【0059】本発明の計算機システムによれば、ネット
ワーク内の計算機の異常が計算機と伝送路の負荷を増大
させること無く実現でき、且つ、確実な異常情報に基づ
く事故の後処理が実行できるので、システムの健全な管
理と稼働を確保できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例による計算機異常監視装
置を備えた端末装置の構成図である。
【図2】本発明を適用した計算機システムの概略の構成
図である。
【図3】第一の実施例の監視情報設定テーブルの設定例
を示す説明図である。
【図4】接続情報設定テーブルの設定例を示す説明図で
ある。
【図5】第一の実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図6】本発明の第二の実施例による計算機異常監視装
置を備えた端末装置の構成図である。
【図7】計算機のソフトウエアの構成を示す模式図であ
る。
【図8】第二の実施例の監視情報設定テーブルの設定例
を示す説明図である。
【図9】第二の実施例の画面表示例を示す説明図であ
る。
【図10】第二の実施例の一部の動作を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1a,1b…計算機、2a,2b…端末装置、3…伝送
路、4a,4b…入力装置、5a,5b…表示装置、2
1…計算機異常監視手段、22…送受信処理部、23…
入力処理部、24…表示処理部、25…表示制御部、2
11…監視制御部、212…受信監視処理部、213…
異常時処置部、214…管理データ設定部、215…管
理データ記憶手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉山 弥 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 日 立プロセスコンピュータエンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 関 光平 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 日 立プロセスコンピュータエンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 末木 雅夫 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計算機の所定の処理によって出力される
    所定の信号を予め監視情報として監視時間と共に設定し
    ておき、計時開始時点から前記監視時間以内に出力され
    る前記計算機の出力信号の中に前記監視情報が検出され
    ないとき、当該計算機を異常と判定することを特徴とす
    る計算機の異常監視方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記監視情報が前記計算機から周期的に出力される場合
    に、前記計時開始時点は前記監視情報の検出時点である
    ことを特徴とする計算機の異常監視方法。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記監視情報がその要求信号の識別データで設定されて
    いる場合に、前記計時開始時点は前記要求信号の前記計
    算機への入力時点とすることを特徴とする計算機の異常
    監視方法。
  4. 【請求項4】 請求項1または2または3において、 前記所定の処理は、任意のアプリケーションプログラム
    により処理され、前記監視情報は前記アプリケーション
    プログラム毎に1または複数設定できることを特徴とす
    る計算機の異常監視方法。
  5. 【請求項5】 請求項1または2または3において、 前記所定の処理は、所定のアプリケーションプログラム
    および/または所定のシステムプログラムにより処理さ
    れることを特徴とする計算機の異常監視方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項において、 前記監視情報が画面上に表示される表示情報である場合
    に、前記監視情報の設定は表示フィールドを示すデータ
    によって行うことを特徴とする計算機の異常監視方法。
  7. 【請求項7】 不動作や処理渋滞などの計算機異常を監
    視する方法において、 計算機の所定の処理を要求する要求信号と、その処理に
    よって得られる応答信号を監視時間と共に予め設定して
    おき、 動作中の前記計算機に前記要求信号が入力されたとき
    に、前記監視時間以内に前記計算機から前記応答信号が
    出力されないとき前記計算機異常と判定することを特徴
    とする計算機の異常監視方法。
  8. 【請求項8】 不動作や処理渋滞などの計算機異常を監
    視する計算機異常監視装置において、 1以上の所定の監視情報を識別するための識別データと
    前記監視情報毎に監視時間を設定する監視情報記憶手段
    と、計算機からの受信信号について前記識別データを基
    に前記監視情報の監視を行い、前記監視時間以内に前記
    監視情報が検出されない場合に前記計算機異常が発生し
    たと判定する異常判定手段を備えることを特徴とする計
    算機異常監視装置。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 前記計算機と送受信を行う送受信手段やキーボードなど
    の入力装置、CRTなどの表示装置と入出力を行う入出
    力手段を備える計算機の端末装置に、前記監視情報記憶
    手段と前記異常判定手段を付加してなることを特徴とす
    る計算機異常監視装置。
  10. 【請求項10】 不動作や処理渋滞などの計算機異常を
    監視する計算機異常監視装置において、 計算機との送受信を行う送受信処理手段と、キーボード
    など入力装置からの入力を受付る入力手段と、CRTな
    どの表示装置を具備する端末装置に、 計算機から周期的に出力される所定の更新情報の情報名
    または表示フィールドを示す識別データをその監視時間
    と共に設定する監視情報記憶手段と、 前記送受信処理手段による受信信号について前記識別デ
    ータを基に前記所定の更新情報の監視を行い、前記更新
    情報の検出時点を起点として計時動作を開始すると共に
    前記更新情報を前記表示装置に表示し、前記計時動作に
    よる前記監視時間以内に前記更新情報が検出されたとき
    に前記計時動作による積算時間を一旦クリアし、前記監
    視時間以内に前記更新情報が検出されないときに計算機
    異常検知情報を出力し、計算機異常の発生を知らせるメ
    ッセージを前記表示装置に表示する異常監視付き表示制
    御手段と、を備えることを特徴とする計算機異常監視装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項9において、 前記監視情報記憶手段は、計算機の所定のシステムプロ
    グラムを起動する要求信号を識別する再チエック識別デ
    ータとして再チエック監視時間と共に設定できるように
    構成され、 前記異常監視付き表示制御手段は、前記計算機異常検知
    情報の出力に応じて前記要求信号を発生して前記計算機
    に送信すると共に、前記再チエック識別データを基に前
    記要求信号の発生を検出して計時動作を開始し、前記監
    視時間以内に前記計算機からの受信が得られないとき
    に、計算機異常再確認情報を出力する異常確認手段を設
    けることを特徴とする計算機異常監視装置。
  12. 【請求項12】 複数の計算機と1または複数の端末装
    置を伝送路を介して切り換え可能に接続する計算機シス
    テムにおいて、前記端末装置は、 当該端末装置が接続されている担当計算機とその担当計
    算機の異常を連絡する通報先計算機を登録する接続管理
    情報と、所定の監視情報の識別データとその監視時間を
    設定する監視情報データを記憶する管理情報記憶手段
    と、 前記担当計算機からの受信信号を前記識別データを基に
    監視し、前記監視時間以内に前記監視情報が検出されな
    い場合に計算機異常検出信号を出力し、前記通報先計算
    機に送信する計算機異常監視手段を備えることを特徴と
    する計算機システム。
  13. 【請求項13】 複数の計算機と1または複数の端末装
    置を伝送路を介して切り換え可能に接続する計算機シス
    テムにおいて、前記端末装置は、 接続されている担当計算機とその担当計算機の異常を連
    絡する通報先計算機を登録する接続管理情報と、第1の
    監視情報の識別データと第1の監視時間及び第2の監視
    情報の識別データと第2の監視時間を設定する監視情報
    データを記憶する管理情報記憶手段と、 前記第1の監視時間以内に前記第1の監視情報が検出さ
    れない場合に、前記第2の監視情報の処理要求を発生し
    て前記担当計算機に送信すると共に、前記第2の監視情
    報の識別データを基に前記処理要求の発生を検出して計
    時動作を開始し、前記第2の監視時間以内に前記担当計
    算機からの受信信号が検出されないときに計算機異常検
    出信号を出力し、前記通報先計算機に送信する計算機異
    常監視手段を備えることを特徴とする計算機システム。
  14. 【請求項14】 請求項13において、 前記第1の監視情報は計算機の所定のアプリケーション
    プログラムの処理により得られ、前記第2の監視情報は
    計算機の所定のシステムプログラムの処理により得られ
    ることを特徴とする計算機システム。
  15. 【請求項15】 請求項13において、 前記第2の監視情報の処理要求は、所定のコマンドを発
    生するファンクションキーにより発生するように構成さ
    れることを特徴とする計算機システム。
  16. 【請求項16】 請求項12〜15のいずれか1項にお
    いて、 前記通報先計算機手段は、前記計算機異常検出信号を受
    信して起動する後処理プログラムを有し、 前記後処理プログラムは、前記担当計算機の再立ち上げ
    要求の出力、前記担当計算機との論理的接続の切断およ
    び前記担当計算機異常の他の計算機や端末装置への連絡
    の少なくとも1を処理することを特徴とする計算機シス
    テム。
JP5335491A 1993-12-28 1993-12-28 計算機の異常監視方法と装置および計算機システム Pending JPH07200362A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5335491A JPH07200362A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 計算機の異常監視方法と装置および計算機システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5335491A JPH07200362A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 計算機の異常監視方法と装置および計算機システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07200362A true JPH07200362A (ja) 1995-08-04

Family

ID=18289172

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5335491A Pending JPH07200362A (ja) 1993-12-28 1993-12-28 計算機の異常監視方法と装置および計算機システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07200362A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5725169B2 (ja) * 2011-04-26 2015-05-27 富士通株式会社 システム、および検出方法
US9454668B2 (en) 2013-11-14 2016-09-27 Fujitsu Limited Information processing system, information processing apparatus, terminal apparatus, and control method

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5725169B2 (ja) * 2011-04-26 2015-05-27 富士通株式会社 システム、および検出方法
US9454668B2 (en) 2013-11-14 2016-09-27 Fujitsu Limited Information processing system, information processing apparatus, terminal apparatus, and control method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5064026A (en) Elevator monitor apparatus
JPH07200362A (ja) 計算機の異常監視方法と装置および計算機システム
JPH10198584A (ja) アプリケーションソフトウェアの異常監視装置
JP2004086520A (ja) 監視制御装置及び監視制御方法
JP2002169706A (ja) 監視システム
JP2006285321A (ja) 安全計装システム
JP3248483B2 (ja) アラーム処理装置
JPH06175887A (ja) 障害監視/通知方式
JP3286108B2 (ja) 監視制御装置
JP4348161B2 (ja) 火災受信機
JP2777142B2 (ja) 警報通報装置
JPH06276202A (ja) 無応答障害監視装置
JP3195250B2 (ja) 遠隔監視装置
JPS58225738A (ja) 分散形伝送システム
JP2675645B2 (ja) システム故障監視装置
JPH07101872B2 (ja) 端末装置の自動回復方式
JPH0756772A (ja) コントローラのプログラム実行監視装置
JPH09305439A (ja) 分散配置コンピュータシステムの障害監視通報装置
CN112241283A (zh) 软件升级方法、装置、计算机设备和存储介质
KR960000936Y1 (ko) Cpu 고장 검출장치
JP2656806B2 (ja) 防犯システム
JPS5834855B2 (ja) 計算機監視方法
JPH06343194A (ja) 監視制御装置
JPH05189342A (ja) 通信処理装置動作監視方式
JPH01251839A (ja) ホスト監視装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees