JPH0720000U

JPH0720000U - 帯電防止腕輪の接続止め具

Info

Publication number: JPH0720000U
Application number: JP4903693U
Authority: JP
Inventors: 達夫若宮
Original assignee: 達夫若宮
Priority date: 1993-07-19
Filing date: 1993-07-19
Publication date: 1995-04-07

Abstract

(57)【要約】【目的】帯電防止腕輪から接地コードが容易にはずれ
ることのない止め具を提供する。【構成】帯電防止腕輪（１）に突起（２）を設け、接
地コード（４）を取付けた環状の永久磁石（３）を
（２）に嵌め合わせる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は帯電防止腕輪に設けてある、接地コードの接続止め具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、帯電防止腕輪と接地コードの接続止め具にスナップボタンを用いていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これは次のような欠点があった。ＩＣを用いた基板や装置の製造・組立作業を行なう際、静電気によるＩＣの破損を防止するために帯電防止腕輪を手首に装着するが、このとき接地コードと帯電防止腕輪の接続止め具にスナップボタンを用いていると、接地コードの着脱を頻繁に行なった場合、スナップボタンの嵌め合いが緩くなってしまい、容易なことで帯電防止腕輪から接地コードがはずれてしまう。この状態では身体に溜まった静電気を逃がすことができないのは言うまでもなく、また、接地コードがはずれてしまわずとも、嵌め合いが緩くなると接触不良を起こし、確実に静電気を逃がすことができない。本考案は以上のような欠点をなくすためになされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

帯電防止腕輪（１）に鉄やニッケルなどの強磁性体でできた突起（２）を設け、これに環状の永久磁石（３）が隙間なく嵌まり合うようになっている。（３）には接地コード（４）が取付けられている。本考案は以上の構成からなる帯電防止腕輪の止め具である。

【０００５】

【作用】

環状の永久磁石（３）が強磁性体でできた突起（２）に図２のように隙間なく嵌まり合うので、両者が強力に吸い付き容易にはずれない。また、（３）も（２）も導体で、かつこれらが密着するので電気的に接触が良好である。

【０００６】

【実施例】

接地コードを接続するときは、突起（２）に永久磁石（３）の孔を合わせて嵌め込む。また、接地コードを取り外すときは（３）を指でつまみ（２）から引きはずす。

【０００７】

【考案の効果】

帯電防止腕輪から接地コードが容易にはずれることがなく、また、接触不良も起こないので、作業中、静電気によるＩＣ破損を未然に防止できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図である。

【図２】本考案の断面図である。

【符号の説明】

（１）は帯電防止腕輪。（２）は突起。（３）は永久磁
石。（４）は接地コード。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】帯電防止腕輪（１）に突起（２）を設け、
これに環状の永久磁石（３）を嵌め合わせることで接地
コード（４）を（１）に接続する止め具。