JPH07185776A - ステータボス部へのアウタレース鋳込み方法 - Google Patents
ステータボス部へのアウタレース鋳込み方法Info
- Publication number
- JPH07185776A JPH07185776A JP35256093A JP35256093A JPH07185776A JP H07185776 A JPH07185776 A JP H07185776A JP 35256093 A JP35256093 A JP 35256093A JP 35256093 A JP35256093 A JP 35256093A JP H07185776 A JPH07185776 A JP H07185776A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- outer race
- stator
- inner peripheral
- stator support
- peripheral surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H41/00—Rotary fluid gearing of the hydrokinetic type
- F16H41/24—Details
- F16H2041/246—Details relating to one way clutch of the stator
Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】アウタレースの内周面の硬度低下を防止しなが
ら、加工および組み付け工数を低減するとともに、ステ
ータサポートの材質を耐久性のある材質に適宜選択でき
るようにする。 【構成】金型内に筒状のボス部と該ボス部から放射状に
突出する多数の羽根部とを有するステータの成形室を形
成し、内周面が焼入れ処理された円筒状のアウタレース
を前記成形室の軸心側に配置し、ワッシャ状に形成され
たステータサポートの一方の側面を前記アウタレースの
軸方向一端面に当接させるとともに、該ステータサポー
トの外周部を前記成形室内に突出させ、次いで前記成形
室に成形湯を注入し、これを硬化させる。
ら、加工および組み付け工数を低減するとともに、ステ
ータサポートの材質を耐久性のある材質に適宜選択でき
るようにする。 【構成】金型内に筒状のボス部と該ボス部から放射状に
突出する多数の羽根部とを有するステータの成形室を形
成し、内周面が焼入れ処理された円筒状のアウタレース
を前記成形室の軸心側に配置し、ワッシャ状に形成され
たステータサポートの一方の側面を前記アウタレースの
軸方向一端面に当接させるとともに、該ステータサポー
トの外周部を前記成形室内に突出させ、次いで前記成形
室に成形湯を注入し、これを硬化させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、トルクコンバータのス
テータのボス部に一方向クラッチのアウタレースを鋳込
む鋳込み方法に関するものである。
テータのボス部に一方向クラッチのアウタレースを鋳込
む鋳込み方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の技術として、図５に示すものがあ
った。図５において、１は金型により成形したアルミ合
金製のステータであり、円筒状のボス部２の外周に放射
状に突出する多数の羽根部３および、ボス部２の右端か
ら軸心方向に突出するフランジ状のステータサポート４
を一体に有する。５は上記ボス部２内に収容した一方向
クラッチであり、鉄鋼製（Ｓ５５ＣＭ）のアウタレース
６とインナレース７との間に環状のリテーナ（符号省
略）により周方向に配列された多数のスプラグ８を介在
させ、各スプラグ８の内周側に嵌合させたリング状のリ
ターンスプリング９により係合方向に起立付勢してな
る。
った。図５において、１は金型により成形したアルミ合
金製のステータであり、円筒状のボス部２の外周に放射
状に突出する多数の羽根部３および、ボス部２の右端か
ら軸心方向に突出するフランジ状のステータサポート４
を一体に有する。５は上記ボス部２内に収容した一方向
クラッチであり、鉄鋼製（Ｓ５５ＣＭ）のアウタレース
６とインナレース７との間に環状のリテーナ（符号省
略）により周方向に配列された多数のスプラグ８を介在
させ、各スプラグ８の内周側に嵌合させたリング状のリ
ターンスプリング９により係合方向に起立付勢してな
る。
【０００３】上記アウタレース６の内周面およびインナ
レース７の外周面は、焼入れ処理してロックウエル硬さ
をＨRＣ５８以上とし、スプラグ８の負荷に耐えるよう
にする。また、上記アウタレース６は、その外周面をセ
レーション加工してボス部２の内周に圧入して固定す
る。１０は上記アウタレース６の内周左端部に嵌合した
ベアリングサポートである。
レース７の外周面は、焼入れ処理してロックウエル硬さ
をＨRＣ５８以上とし、スプラグ８の負荷に耐えるよう
にする。また、上記アウタレース６は、その外周面をセ
レーション加工してボス部２の内周に圧入して固定す
る。１０は上記アウタレース６の内周左端部に嵌合した
ベアリングサポートである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものは、一
方向クラッチ５のアウタレース６をボス部２の内周に圧
入するようにしたので、ボス部２を内面加工したり、ア
ウタレース６の外周面をセレーション加工したりする必
要があり、加工および組み付け工数が増大する欠点があ
った。
方向クラッチ５のアウタレース６をボス部２の内周に圧
入するようにしたので、ボス部２を内面加工したり、ア
ウタレース６の外周面をセレーション加工したりする必
要があり、加工および組み付け工数が増大する欠点があ
った。
【０００５】上記欠点を解消するために、出願人は次の
ことを試みた。即ち、図６に示すように、左右に分割可
能の金型１１を設け、該金型１１内に前述したステータ
１、即ち、ボス部２、羽根部３およびステータサポート
４を成形する成形室１２を形成し、ボス部２を成形する
ボス部成形室１２ａの軸心側にアウタレース６を配置
し、次いで前記成形室１２にアルミ合金材からなる成形
湯１３を注入し、これを硬化させる。これにより上記ア
ウタレース６をボス部２の内周部に鋳込んで一体的に固
着する。なお、図６において、１４は成形室１２に成形
湯１３を注入する湯入口、１５はアウタレース６を位置
決めする押しピンである。
ことを試みた。即ち、図６に示すように、左右に分割可
能の金型１１を設け、該金型１１内に前述したステータ
１、即ち、ボス部２、羽根部３およびステータサポート
４を成形する成形室１２を形成し、ボス部２を成形する
ボス部成形室１２ａの軸心側にアウタレース６を配置
し、次いで前記成形室１２にアルミ合金材からなる成形
湯１３を注入し、これを硬化させる。これにより上記ア
ウタレース６をボス部２の内周部に鋳込んで一体的に固
着する。なお、図６において、１４は成形室１２に成形
湯１３を注入する湯入口、１５はアウタレース６を位置
決めする押しピンである。
【０００６】このようにすると、加工および組み付け工
数を少なくしてアウタレース６をボス部２に固定するこ
とができる。しかしながら、上記のようにすると、ステ
ータサポート４を成形するステータサポート成形室１２
ｂに流入する成形湯１３の熱影響のために、アウタレー
ス６の内周面６ａが硬度低下を起こすことになった。図
７は鋳込後における内周面６ａの硬度測定データーであ
る。これによると、湯入口１４側の内周面６ａにおい
て、ステータサポート成形室１２ｂと反対側、即ち左端
から約５ｍｍ入った左部内周面（ａ）の硬度測定曲線
Ａ、およびステータサポート成形室１２ｂ寄り、即ち右
端から約５ｍｍ入った右部内周面（ｂ）の硬度測定曲線
Ｂは、いずれも深さ１．２ｍｍまでの硬さが最低要求硬
さ（ロックウエル硬さＨR Ｃ５８）よりも低くなる。特
に硬度測定曲線Ｂから明らかなように、ステータサポー
ト成形室１２ｂ寄りの硬度低下が著しくなる。
数を少なくしてアウタレース６をボス部２に固定するこ
とができる。しかしながら、上記のようにすると、ステ
ータサポート４を成形するステータサポート成形室１２
ｂに流入する成形湯１３の熱影響のために、アウタレー
ス６の内周面６ａが硬度低下を起こすことになった。図
７は鋳込後における内周面６ａの硬度測定データーであ
る。これによると、湯入口１４側の内周面６ａにおい
て、ステータサポート成形室１２ｂと反対側、即ち左端
から約５ｍｍ入った左部内周面（ａ）の硬度測定曲線
Ａ、およびステータサポート成形室１２ｂ寄り、即ち右
端から約５ｍｍ入った右部内周面（ｂ）の硬度測定曲線
Ｂは、いずれも深さ１．２ｍｍまでの硬さが最低要求硬
さ（ロックウエル硬さＨR Ｃ５８）よりも低くなる。特
に硬度測定曲線Ｂから明らかなように、ステータサポー
ト成形室１２ｂ寄りの硬度低下が著しくなる。
【０００７】また、ボス部２とステータサポート４とを
同時に成形することは、ステータサポート４の材質を耐
久性のある材質に適宜選択することができなくなる等の
欠点がある。本発明は、上記欠点を解消した新規なステ
ータボス部へのアウタレース鋳込み方法を得ることを目
的とする。
同時に成形することは、ステータサポート４の材質を耐
久性のある材質に適宜選択することができなくなる等の
欠点がある。本発明は、上記欠点を解消した新規なステ
ータボス部へのアウタレース鋳込み方法を得ることを目
的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、以下の如く構成したものである。即ち、
金型内に筒状のボス部と該ボス部から放射状に突出する
多数の羽根部とを有するステータの成形室を形成し、内
周面が焼入れ処理された円筒状のアウタレースを前記成
形室の軸心側に配置し、ワッシャ状に形成されたステー
タサポートの一方の側面を前記アウタレースの軸方向一
端面に当接させるとともに、該ステータサポートの外周
部を前記成形室内に突出させ、次いで前記成形室に成形
湯を注入し、これを硬化させる構成にしたものである。
成するために、以下の如く構成したものである。即ち、
金型内に筒状のボス部と該ボス部から放射状に突出する
多数の羽根部とを有するステータの成形室を形成し、内
周面が焼入れ処理された円筒状のアウタレースを前記成
形室の軸心側に配置し、ワッシャ状に形成されたステー
タサポートの一方の側面を前記アウタレースの軸方向一
端面に当接させるとともに、該ステータサポートの外周
部を前記成形室内に突出させ、次いで前記成形室に成形
湯を注入し、これを硬化させる構成にしたものである。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。図面において、図１は本発明が適用されたステータ
と一方向クラッチとの組み付け状態を示す要部断面図、
図２は本発明の実施例を示す断面図である。図１におい
て、２０は金型により成形したアルミ合金製のステータ
であり、円筒状のボス部２１の外周に放射状に突出する
多数の羽根部２２を一体に成形してなり、これらの成形
時にボス部２１の右端部および内周部にアルミ合金製の
ステータサポート２３および一方向クラッチ２４のアウ
タレース２５を一体的に鋳込んで固定する。
る。図面において、図１は本発明が適用されたステータ
と一方向クラッチとの組み付け状態を示す要部断面図、
図２は本発明の実施例を示す断面図である。図１におい
て、２０は金型により成形したアルミ合金製のステータ
であり、円筒状のボス部２１の外周に放射状に突出する
多数の羽根部２２を一体に成形してなり、これらの成形
時にボス部２１の右端部および内周部にアルミ合金製の
ステータサポート２３および一方向クラッチ２４のアウ
タレース２５を一体的に鋳込んで固定する。
【００１０】上記一方向クラッチ２４は、鉄鋼製（Ｓ５
５ＣＭ）のアウタレース２５とインナレース２６との間
に、従来と同様にリテーナにより周方向に配列された多
数のスプラグを介在させ、該各スプラグをリターンスプ
リング（いずれも図示省略）により係合方向に起立付勢
してなる。上記アウタレース２５の内周面およびインナ
レース２６の外周面は、焼入れ処理してロックウエル硬
さをＨRＣ５８以上とし、スプラグの負荷に耐えるよう
にする。上記アウタレース２５の内周左端部にベアリン
グサポート２７を嵌合させ、また、ボス部２１の左端内
周にスラストニードルベアリングアッセンブリー２８を
嵌合させ、スナップリング２９により抜け止めする。
５ＣＭ）のアウタレース２５とインナレース２６との間
に、従来と同様にリテーナにより周方向に配列された多
数のスプラグを介在させ、該各スプラグをリターンスプ
リング（いずれも図示省略）により係合方向に起立付勢
してなる。上記アウタレース２５の内周面およびインナ
レース２６の外周面は、焼入れ処理してロックウエル硬
さをＨRＣ５８以上とし、スプラグの負荷に耐えるよう
にする。上記アウタレース２５の内周左端部にベアリン
グサポート２７を嵌合させ、また、ボス部２１の左端内
周にスラストニードルベアリングアッセンブリー２８を
嵌合させ、スナップリング２９により抜け止めする。
【００１１】図２において、３０はステータ２０を成形
する金型である。この金型３０は左右分割可能の固定型
３１と可動型３２からなり、両者の分割部に前述したス
テータ２０、即ち、ボス部２１および羽根部２２を成形
する成形室３３を形成し、ボス部２１を成形するボス部
成形室３３ａの軸心側の軸方向中間部に前述したアウタ
レース２５を配置する。また、アルミ合金材により予め
ワッシャ状に形成されたステータサポート２３を上記ア
ウタレース２５の右端面に当接させるとともに、該ステ
ータサポート２３の外周部を上記ボス部成形室３３ａの
右端部内に突出させ、これらアウタレース２５とステー
タサポート２３とを押しピン３４により軸方向に押圧し
て位置決めする。
する金型である。この金型３０は左右分割可能の固定型
３１と可動型３２からなり、両者の分割部に前述したス
テータ２０、即ち、ボス部２１および羽根部２２を成形
する成形室３３を形成し、ボス部２１を成形するボス部
成形室３３ａの軸心側の軸方向中間部に前述したアウタ
レース２５を配置する。また、アルミ合金材により予め
ワッシャ状に形成されたステータサポート２３を上記ア
ウタレース２５の右端面に当接させるとともに、該ステ
ータサポート２３の外周部を上記ボス部成形室３３ａの
右端部内に突出させ、これらアウタレース２５とステー
タサポート２３とを押しピン３４により軸方向に押圧し
て位置決めする。
【００１２】次いで上記成形室３３にアルミ合金材から
なる成形湯３５を注入し、これを硬化させる。これによ
り上記ボス部２１の内周部にアウタレース２５の外周部
およびステータサポート２３の外周部を鋳込んで一体的
に固着する。なお、図２において、３６は成形室３３に
成形湯３５を注入する湯入口である。
なる成形湯３５を注入し、これを硬化させる。これによ
り上記ボス部２１の内周部にアウタレース２５の外周部
およびステータサポート２３の外周部を鋳込んで一体的
に固着する。なお、図２において、３６は成形室３３に
成形湯３５を注入する湯入口である。
【００１３】次に上記実施例の作用・効果について説明
する。湯入口３６から成形湯３５を成形室３３に注入す
ると、上記成形湯３５はボス部成形室３３ａ、羽根部成
形室３３ｂに充満するとともに、ボス部成形室３３ａの
軸心側でアウタレース２５の外周部およびステータサポ
ート２３の外周部を包囲する。この場合、別途成形され
たステータサポート２３をアウタレース２５の右端部に
当接させているので、アウタレース２５の内周面２５ａ
は成形湯３５の熱影響を受け難くなり、鋳込後における
内周面２５ａの硬度は図３に示すようになった。
する。湯入口３６から成形湯３５を成形室３３に注入す
ると、上記成形湯３５はボス部成形室３３ａ、羽根部成
形室３３ｂに充満するとともに、ボス部成形室３３ａの
軸心側でアウタレース２５の外周部およびステータサポ
ート２３の外周部を包囲する。この場合、別途成形され
たステータサポート２３をアウタレース２５の右端部に
当接させているので、アウタレース２５の内周面２５ａ
は成形湯３５の熱影響を受け難くなり、鋳込後における
内周面２５ａの硬度は図３に示すようになった。
【００１４】図３において、硬度測定曲線Ａ１〜Ａ３
は、図４に示す測定箇所、つまりステータサポート２３
と反対側の内周面、即ち左端から約５ｍｍ入った左部内
周面（ａ）であって、硬度測定曲線Ａ１はそのオーバー
フロー側３７（湯入口３６と反対側）の左部内周面（ａ
１）の測定値、硬度測定曲線Ａ２はそのオーバーフロー
側３７と湯入口３６との中間部の左部内周面（ａ２）の
測定値、硬度測定曲線Ａ３はその湯入口３６の左部内周
面（ａ３）の測定値である。また、硬度測定曲線Ｂ１〜
Ｂ３は、図４に示す測定箇所、つまりステータサポート
２３側の内周面、即ち右端から約５ｍｍ入った右部内周
面（ｂ）であって、硬度測定曲線Ｂ１はそのオーバーフ
ロー側３７の右部内周面（ｂ１）の測定値、硬度測定曲
線Ｂ２はそのオーバーフロー側３７と湯入口３６との中
間部の右部内周面（ｂ２）の測定値、硬度測定曲線Ｂ３
はその湯入口３６の右部内周面（ｂ３）の測定値であ
る。
は、図４に示す測定箇所、つまりステータサポート２３
と反対側の内周面、即ち左端から約５ｍｍ入った左部内
周面（ａ）であって、硬度測定曲線Ａ１はそのオーバー
フロー側３７（湯入口３６と反対側）の左部内周面（ａ
１）の測定値、硬度測定曲線Ａ２はそのオーバーフロー
側３７と湯入口３６との中間部の左部内周面（ａ２）の
測定値、硬度測定曲線Ａ３はその湯入口３６の左部内周
面（ａ３）の測定値である。また、硬度測定曲線Ｂ１〜
Ｂ３は、図４に示す測定箇所、つまりステータサポート
２３側の内周面、即ち右端から約５ｍｍ入った右部内周
面（ｂ）であって、硬度測定曲線Ｂ１はそのオーバーフ
ロー側３７の右部内周面（ｂ１）の測定値、硬度測定曲
線Ｂ２はそのオーバーフロー側３７と湯入口３６との中
間部の右部内周面（ｂ２）の測定値、硬度測定曲線Ｂ３
はその湯入口３６の右部内周面（ｂ３）の測定値であ
る。
【００１５】上記各硬度測定曲線Ａ１〜Ａ３、Ｂ１〜Ｂ
３から明らかな如く、いずれもアウタケース２５の内周
面２５ａは、深さ１．２ｍｍまでの硬さが最低要求硬さ
（ロックウエル硬さＨRＣ５８）を越えており、所定の
耐久性を維持することができることになる。 また、ス
テータサポート２３をボス部２１と別個に形成するよう
にしたので、ステータサポート２３の材質を耐久性のあ
る材質に適宜選択することができる。なお、成形室３３
に注入する湯はプラスチック材であってもよい。
３から明らかな如く、いずれもアウタケース２５の内周
面２５ａは、深さ１．２ｍｍまでの硬さが最低要求硬さ
（ロックウエル硬さＨRＣ５８）を越えており、所定の
耐久性を維持することができることになる。 また、ス
テータサポート２３をボス部２１と別個に形成するよう
にしたので、ステータサポート２３の材質を耐久性のあ
る材質に適宜選択することができる。なお、成形室３３
に注入する湯はプラスチック材であってもよい。
【００１６】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明
は、内周面が焼入れ処理されたアウタレースを成形室の
軸心側に配置し、別途形成されたステータサポートの一
方の側面を上記アウタレースの軸方向一端面に当接させ
るとともに、該ステータサポートの外周部を上記成形室
内に突出させ、上記成形室に成形湯を注入して上記アウ
タレースおよびステータサポートを鋳込むようにしたの
で、アウタレースの内周面の硬度低下を防止しながら、
加工および組み付け工数を低減することができるととも
に、ステータサポートの材質を耐久性のある材質に適宜
選択することができる等の効果を奏する。
は、内周面が焼入れ処理されたアウタレースを成形室の
軸心側に配置し、別途形成されたステータサポートの一
方の側面を上記アウタレースの軸方向一端面に当接させ
るとともに、該ステータサポートの外周部を上記成形室
内に突出させ、上記成形室に成形湯を注入して上記アウ
タレースおよびステータサポートを鋳込むようにしたの
で、アウタレースの内周面の硬度低下を防止しながら、
加工および組み付け工数を低減することができるととも
に、ステータサポートの材質を耐久性のある材質に適宜
選択することができる等の効果を奏する。
【図１】本発明が適用されたステータと一方向クラッチ
との組み付け状態を示す要部断面図である。
との組み付け状態を示す要部断面図である。
【図２】本発明の実施例を示す断面図である。
【図３】本発明によるアウタレース内周面の硬度測定曲
線である。
線である。
【図４】本発明によるアウタレースの硬度測定箇所を示
す断面図である。
す断面図である。
【図５】従来によるステータと一方向クラッチとの組み
付け状態を示す要部断面図である。
付け状態を示す要部断面図である。
【図６】従来の鋳込み方法を示す断面図である。
【図７】従来によるアウタレース内周面の硬度測定曲線
である。
である。
２０ ステータ ２１ ボス部 ２２ 羽根部 ２３ ステータサポート ２４ 一方向クラッチ ２５ アウタレース ２５ａ 内周面 ２６ インナレース ２７ ベアリングサポート ２８ スラストニードルベアリングアッセンブリ ２９ スナップリング ３０ 金型 ３１ 固定型 ３２ 可動型 ３３ 成形室 ３３ａ ボス部成形室 ３３ｂ 羽根部成形室 ３４ 押しピン ３５ 成形湯 ３６ 湯入口 ３７ オーバーフロー側
Claims (1)
- 【請求項１】金型内に筒状のボス部と該ボス部から放射
状に突出する多数の羽根部とを有するステータの成形室
を形成し、内周面が焼入れ処理された円筒状のアウタレ
ースを前記成形室の軸心側に配置し、ワッシャ状に形成
されたステータサポートの一方の側面を前記アウタレー
スの軸方向一端面に当接させるとともに、該ステータサ
ポートの外周部を前記成形室内に突出させ、次いで前記
成形室に成形湯を注入し、これを硬化させたことを特徴
とするステータボス部へのアウタレース鋳込み方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5352560A JP2931196B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | ステータボス部へのアウタレース鋳込み方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5352560A JP2931196B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | ステータボス部へのアウタレース鋳込み方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07185776A true JPH07185776A (ja) | 1995-07-25 |
| JP2931196B2 JP2931196B2 (ja) | 1999-08-09 |
Family
ID=18424901
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5352560A Expired - Fee Related JP2931196B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | ステータボス部へのアウタレース鋳込み方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2931196B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009036375A (ja) * | 2007-07-31 | 2009-02-19 | Luk Lamellen & Kupplungsbau Beteiligungs Kg | キャストイン・サイドプレートを備えたステータを有するトルクコンバータ |
-
1993
- 1993-12-27 JP JP5352560A patent/JP2931196B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009036375A (ja) * | 2007-07-31 | 2009-02-19 | Luk Lamellen & Kupplungsbau Beteiligungs Kg | キャストイン・サイドプレートを備えたステータを有するトルクコンバータ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2931196B2 (ja) | 1999-08-09 |
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