JPH0718178U - 家庭用温冷蔵庫 - Google Patents

家庭用温冷蔵庫

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JPH0718178U
JPH0718178U JP4356093U JP4356093U JPH0718178U JP H0718178 U JPH0718178 U JP H0718178U JP 4356093 U JP4356093 U JP 4356093U JP 4356093 U JP4356093 U JP 4356093U JP H0718178 U JPH0718178 U JP H0718178U
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JP
Japan
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heat
section
refrigerating section
exchange element
heat exchange
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Pending
Application number
JP4356093U
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English (en)
Inventor
栄治 節安
Original Assignee
栄治 節安
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 設置スペースの無駄をなくす家庭用温冷蔵庫
を提供する。 【構成】 断熱材17と薄鋼板18で形成された筐体を
熱交換素子1で仕切って、下部の冷蔵部10と上部の温
蔵部20を形成する。熱交換素子1に通電するとその下
面は吸熱作用をし、上面は発熱作用をする。そのため、
上部の温蔵部20は温まり、下部の冷蔵部10は冷やさ
れる。温蔵部20のみを作動させる時は、冷蔵部10の
モーターファン6を回して外部の空気を取り入れて熱交
換素子1を温め、冷蔵部10のみを作動させる時は、同
様に温蔵部20のモーターファン4を回して熱交換素子
1を冷やして、熱交換素子1の効率を高める。温蔵部2
0の発熱補助手段として、ヒーター2が設けられてい
る。収納物を出し入れする時は棚板27を引き出す。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、各家庭で物品を温蔵または冷蔵しておく家庭用温冷蔵庫に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
従来、温冷蔵庫といえば、その時の気候や目的に応じて温蔵庫と冷蔵庫をスイ ッチで切り換えて使うものをさしていた。ふつうは自動車内で、暑い夏には冷蔵 庫として、寒い冬には温蔵庫として使う人が多かった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、夏の暑い日に冷たいジュースだけでなく、熱い紅茶をほしがる人もい る。また、冬の寒い日に温かいコーヒーだけでなく、冷たい炭酸飲料を欲しがる 人もいる。そのように、温かいものと冷たいものが同時に必要なときは、温蔵庫 と冷蔵庫をそれぞれ買って、別々に動作させておかなければならず、2台分のス ペースが必要である。また、2台を別々に作動させるには維持費が2倍かかり、 不経済である。さらに、収納物を出し入れするために腕を奥まで入れなければな らないという問題もあった。
【0004】 本考案は、上記の課題にかんがみて提案されたもので、設置スペースの無駄が なく、維持費が経済的で、収納物の出し入れが容易な家庭用温冷蔵庫を提供する ことを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案の家庭用温冷蔵庫においては、外部と断熱さ れ内部に吸熱手段を設けた冷蔵部と、外部と断熱され内部に前記吸熱手段の放熱 を熱源とする温蔵部を備え、前記温蔵部と前記冷蔵部には収納物を出し入れする ための摺動自在の棚板と開閉自在な扉を設けるという手段を講じた。
【0006】
【作用】
上記の家庭用温冷蔵庫によれば、外部と断熱され内部に吸熱手段を設けた冷蔵 部には保冷の必要な物品を収納し、扉を閉じる。一方、外部と断熱され内部に前 記吸熱手段の放熱を熱源とする温蔵部には保温の必要な物品を収納して扉を閉じ る。
【0007】
【実施例】
以下に本考案を、実施例を示した図面に基づいて詳細に説明する。 図1は本考案の実施例である家庭用温冷蔵庫の扉側の斜視図,図2は図1の家 庭用温冷蔵庫の反対側からの斜視図,図3は図1の家庭用温冷蔵庫の縦断面図, 図4は図1の家庭用温冷蔵庫の電気回路のブロック図,図5はその動作のフロー チャートである。
【0008】 図1の家庭用温冷蔵庫においては、20は温蔵部,10は冷蔵部で、温蔵部2 0が冷蔵部10の上に配置されている。5・7は温冷それぞれのパイロットラン プ(以下PL),22・12は温冷それぞれの開閉用の扉,14は冷蔵部の温度 を設定するつまみ,24は温蔵部の温度を設定するつまみ,9は電源遮断を含む 機能切り換えのスイッチである。スイッチ9は、電源オフ,温冷蔵両機能,温蔵 機能のみ,冷蔵機能のみという4つのポジションを選択することができる。
【0009】 図2において、背面の15・25は空気取り入れ口,16・26は空気排出口 である。なお、冷蔵用の空気取り入れ口15と空気排出口16には、後述するモ ーターファン6の動作と連動する断熱を考慮したシャッターが設けられている。 同様に、温蔵用の空気取り入れ口25と空気排出口26にも、後述するモーター ファン4の動作と連動する断熱を考慮したシャッターが設けられている。
【0010】 図3において、熱交換素子1はペルチェ効果を利用したもので、上面が発熱部 21,下面が吸熱部11である。熱交換素子1は、また、冷蔵部10と温蔵部2 0を仕切る役割もしている。また、冷蔵部10と温蔵部20の下面には、収納し た物を入れやすく、取り出しやすくするためにスライドできる棚板27がある。 この棚板27は把手の部分が断熱材で形成されていて、触っても熱を感じずにす むようになっている。モーターファン6は外気を吸い込むように空気取り入れ口 15に、同様にモーターファン4は空気取り入れ口25に取り付けられている。 16と26はモーターファン6,4の動作と連動するシャッターが付いた空気排 出口である。また、温蔵部20の上面にはヒーター2が取り付けられている。本 考案の温冷蔵庫の本体は、2枚の薄板鋼板18の間に断熱材17を挟んで形成さ れている。
【0011】 本考案の家庭用温冷蔵庫の動作を図4と図5に従って説明する。 スイッチ9は電源をオンオフするスイッチ9aと機能を切り換えるスイッチ9 bとで構成されている。先ず、スイッチ9を温冷蔵両機能のポジションにする。 すると、スイッチ9aが接続されて電源回路8に通電する。電源回路8で整流さ れた電気は温度制御回路3に入り、次に、つまみ14で冷蔵部10の温度を、同 様につまみ24で温蔵部20の温度を設定する。
【0012】 温度調節は図5に示すように、随時可能である。これがステップS1である。 続いて、ステップS2,ステップS3,ステップS17で、スイッチ9bの状態 を判断する。今は、温蔵・冷蔵を共に行うポジションであるので、ステップ4に 進む。この時、温蔵部20の動作を示すPL5,冷蔵部10の動作を示すPL7 が共に点灯している。
【0013】 ステップS4で検温器23が温蔵部20内の温度を測る。十分温まっている( 設定温度より高い)時は、ステップS5で検温器13が冷蔵部10内の温度を測 る。十分冷えている(温度が設定温度より低い)時は、温めたり冷やしたりする 必要がないので、ステップS6で温度制御回路3が熱交換素子1,ヒーター2, モーターファン4・6への電源供給を止める。
【0014】 温蔵部20が十分温まっていて、冷蔵部10が十分冷えていない時は、ステッ プS7のように熱交換素子1に通電する。冷蔵部10内の温度は下がるが、同時 に発熱部21も発熱して温蔵部20の温度が上がりすぎるのでモーターファン4 で冷やし、温度調節する。そして、冷蔵部10内の温度は下がる。
【0015】 ステップS4で温蔵部20が十分温まっていない時は、ステップS8で冷蔵部 10の温度を測り、そこが十分冷えている時は、それ以上温度を下げないように 、ステップS9で温蔵部20内のヒーター2に通電して、温蔵部20内の温度だ けを上げる。また、冷蔵部10が十分冷えていない時は、ステップS10で熱交 換素子1に通電して、冷蔵部10・温蔵部20内の温度を共に設定温度に近づけ る。
【0016】 温蔵をしないで冷蔵だけをする場合は、ステップS2からステップS17、そ してステップS11に進み、冷蔵部10内の温度を測る。この時、温蔵部20は 動作していないのでPL5は消灯している。冷蔵部10が十分冷えている時は、 ステップS12に示すように熱交換素子1,ヒーター2,モーターファン4・6 への電源供給を止める。
【0017】 しかし、十分冷えていないときは、ステップS13で熱交換素子1に電気が供 給される。その時、発熱部21は吸熱部11が吸収した分の熱を出すので、モー ターファン4が作動して、背面中央部の空気取り入れ口25から外部の涼しい空 気を取り入れて発熱部21を冷やし、背面上端部の空気排出口26から内部の温 かい空気を排出する。この場合、温蔵部20は使っていないので扉22を少しで も開けておけば、温まった空気の排出はスムーズになって、冷蔵部10がもっと よく冷える。
【0018】 冷蔵をしないで温蔵だけをする場合は、ステップS3からステップS14に進 み、温蔵部20内の温度を測る。この時は冷蔵部10が動作せずPL7は消灯し ている。温蔵部20が十分温まっている時は、ステップS15に示すように熱交 換素子1,ヒーター2,モーターファン4・6への電源供給を止める。 また、十分温まっていないときは、ステップS16で熱交換素子1に電気が供 給される。その時、吸熱部11は発熱部21が出した分の熱を吸うので、モータ ー6が作動してファンを回し、背面中央部の空気取り入れ口15から外部の温か い空気を取り入れて吸熱部11を温めて、背面下端部の空気排出口17から内部 の冷たい空気を排出する。この場合、冷蔵部10は使っていないので扉12を少 しでも開けておけば、冷えた空気の排出はスムーズになって、温蔵部20はもっ とよく温まる。
【0019】 本実施例においては、冷蔵部10を下に、温蔵部20を上に配置したので、そ の境目に位置する熱交換素子1の吸熱部11の冷気は自然に下に行き、発熱部2 1の暖気は自然に上に行き、共に対流を起こすので早く所定の温度が得られ、し かも2つの扉を同時に開けた場合も、冷蔵部10の冷気と温蔵部20の暖気が混 じり合うことはない。。
【0020】 また、熱交換素子によって同時に起こる発熱作用と吸熱作用を利用して、発熱 部を温蔵部に、吸熱部を冷蔵部に配置したので、電気代が1台分ですみ、無駄が 少なくてすみ、しかもモーターファンをつけたので、効率よく熱交換を行うこと ができる。
【0021】 本実施例では、温蔵部と冷蔵部を縦に並べたが、横に並べてもよいのはもちろ ん、扉の把手の位置も左右どちらでもよい。また、熱交換素子の代わりに、従来 のヒートポンプ方式の熱交換器を用いてもよい。 本実施例の家庭用温冷蔵庫は、直流で使えるので、キャンピングカーやヨット 等に積載することも可能である。
【0022】 また、本考案による家庭用温冷蔵庫は、従来の電動コンプレッサーやガス燃焼 による冷媒の蒸発と液化による熱交換の方法でも実施することは可能である。
【0023】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の家庭用温冷蔵庫は、温蔵部と冷蔵部を一体にし てあるので狭いスペースでも置くことができ、しかも、冷蔵部を冷やす吸熱手段 が発生する熱を利用して温蔵部を温めるので経済的である。さらに、摺動可能の 棚板と開閉自在の扉を設けたことによって、収納した物の出し入れが極めてスム ーズにできるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の家庭用温冷蔵庫の扉側の斜視
図である。
【図2】図1の家庭用温冷蔵庫の背面を表す斜視図であ
る。
【図3】図1の家庭用温冷蔵庫の縦断面図である。
【図4】図1の家庭用温冷蔵庫のブロック図である。
【図5】図1の家庭用温冷蔵庫の動作のフローチャート
である。
【符号の説明】 1 熱交換素子 2 ヒーター 3 温度制御回路 4,6 モーターファン 5,7 パイロットランプ 9 機能切り換えスイッチ 10 冷蔵部 11 吸熱部(吸熱手段) 12,22 扉 13,23 検温器 14,24 つまみ 15,25 空気取り入れ口 16,26 空気排出口 17 断熱材 18 薄板鋼板 20 温蔵部 21 発熱部 27 棚板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部と断熱され内部に吸熱手段を設けた冷
    蔵部と、 外部と断熱され内部に前記吸熱手段の放熱を熱源とする
    温蔵部を備え、 前記温蔵部と前記冷蔵部には収納物を出し入れするため
    の摺動自在の棚板と開閉自在な扉を設けたことを特徴と
    する家庭用温冷蔵庫。
JP4356093U 1993-08-09 1993-08-09 家庭用温冷蔵庫 Pending JPH0718178U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4356093U JPH0718178U (ja) 1993-08-09 1993-08-09 家庭用温冷蔵庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4356093U JPH0718178U (ja) 1993-08-09 1993-08-09 家庭用温冷蔵庫

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0718178U true JPH0718178U (ja) 1995-03-31

Family

ID=12667140

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4356093U Pending JPH0718178U (ja) 1993-08-09 1993-08-09 家庭用温冷蔵庫

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