JPH07180704A - 単動式流体圧シリンダ装置 - Google Patents

単動式流体圧シリンダ装置

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Publication number
JPH07180704A
JPH07180704A JP32736493A JP32736493A JPH07180704A JP H07180704 A JPH07180704 A JP H07180704A JP 32736493 A JP32736493 A JP 32736493A JP 32736493 A JP32736493 A JP 32736493A JP H07180704 A JPH07180704 A JP H07180704A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
air
discharge hole
pressure chamber
cylinder device
Prior art date
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Pending
Application number
JP32736493A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuaki Sato
靖昭 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Oozx Inc
Original Assignee
Fuji Oozx Inc
Fuji Valve Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Oozx Inc, Fuji Valve Co Ltd filed Critical Fuji Oozx Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カバーに亀裂や破損等の生ずるのを防止し、
カバーの耐久性を向上させること。 【構成】 低圧室4からカバー8内に流入した流体の一
部が排出孔9を通じて外部へ排出されるので、カバーが
弾性限度を超えて膨張することがない。したがって、カ
バー8に亀裂が生じたり、破損等することがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば車両の排気シャ
ッタを作動させるエアシリンダ等の単動式流体圧シリン
ダ装置に係り、特にシリンダボディにに装着したカバー
の破損等を防止しうる単動式流体圧シリンダ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】単動式のエアシリンダ装置(A)は、図2
に示すように、円筒形のボディ(01)内に収容されたピス
トン(02)を、ボディ(01)内に形成された一方の高圧室(0
3)に圧縮空気を供給することにより、他方の低圧室(04)
に向かって摺動させ、ピストン(02)と一体をなし、その
先端に排気シャッタ等の駆動レバーを(05)が連結された
ピストンロッド(06)を往復移動させる構造となってい
る。
【0003】このような構造のエアシリンダ装置(A)
は、通常、低圧室(04)側のボディ(01)に外気と連通する
空気抜き孔(07)を設けてあり、ピストン(02)が往復移動
する際のポンピング作用により、空気を低圧室(04)と外
部との間を自由に流通させて、ピストン(02)に圧縮圧真
空圧が作用するのを防止している。
【0004】しかし、空気抜き孔(07)が設けられている
と、エアシリンダ装置を自動車の排気シャッタ作動用の
アクチューエータ等、環境的に泥水や塵埃等が掛かり易
い屋外で使用する際、空気抜き孔(07)より塵埃等が侵入
して耐久性を損なう。そのため、空気抜き孔(07)にフィ
ルタ(不図示)を設けたり、蛇腹状のカバー(08)(本出願
人が既に特願平5-90484号において出願したもの)を取付
けるなどして、異物がシリンダ内に侵入するのを防止し
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】例えば、車両が長い坂
道を下る際等に、排気ブレーキによって制動力を得よう
とすると、長時間に亘って圧縮空気を高圧室(03)内へ供
給し続ける必要がある。そうすると、ピストン(02)とシ
リンダ(01)との間の僅かな隙間から圧縮空気の一部が低
圧室(04)側へ漏れる場合がある。
【0006】低圧室(04)へ圧縮空気の漏れが続くと、低
圧室(04)内の空気の圧力が上昇し、その空気の一部が空
気抜き孔(07)を介してカバー(08)内に流入する。
【0007】このように、低圧室(04)内より、圧力が上
昇した空気の一部がカバー(08)内に流入すると、それが
ピストン(02)により排出される本来の空気量に加算され
るため、カバー(08)はその流入した空気量分だけ多めに
膨張することになる。
【0008】上述した先願のカバー(08)のように、先細
りの形状をしていると、ピストン(02)により排出される
空気の容積よりも、カバー(08)の容積の方が少なくなる
ので、全体が均一に膨張せず、カバー(08)が部分的に過
大に膨張して流入した空気量の容積差を吸収しようとす
る。
【0009】特に、上述のように、高圧室より洩出した
空気がカバー(08)内に流出した際には、カバー(08)はよ
り過大に膨張することが予想される。
【0010】このようになると、その膨張したカバー(0
8)の一部が弾性限度を超える場合があり、その結果カバ
ーに亀裂が生じたり、あるいは破損する等のおそれがあ
る。
【0011】本発明は、上記問題点を解決すべくなされ
たもので、カバー内に、低圧室から圧力流体の一部が流
入した場合等に、カバーの一部の弾性限度を超えた膨張
によって生じる破損等を未然に防止するようにした単動
式流体圧シリンダ装置を提供することを目的とするもの
である。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明は、ピストンロッドの基端側とその基端
部に固着したピストンとを往復動可能に収容する密閉さ
れたシリンダボディの適所に、シリンダボディ内の低圧
室と外部とに連通する連通孔を設け、該連通孔の回り
を、シリンダボディに装着した伸縮可能なカバーにより
覆ってなる単動式流体圧シリンダ装置において、前記カ
バーの適所に、カバーの内外に連通する流体排出用の排
出孔を設け、該排出孔に、フィルターを装着したことを
特徴とし、上記機問題点の解決を図ったものである。
【0013】
【作用】低圧室からカバー内に流入した流体の一部は、
排出孔を通じて外部へ排出されるので、カバーが弾性限
度を超えて膨張することがない。したがって、カバーに
亀裂が生じたり、破損するおそれがない。
【0014】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面を参照して詳
細に説明する。
【0015】なお、従来例で説明した構成部材と同一の
構成部材には、その符号より冒頭の「0」を除いた同一の
符号を付すにとどめ、その詳細な説明は省略する。
【0016】図1は、従来例で示した単動式エアシリン
ダ装置(A)のほぼ左半分の要部を示す中央縦断正面図で
ある。右半分は、従来例と全く同一構造であり、かつ本
発明と直接関係しないので省略する。
【0017】蛇腹状のカバー(8)は、その大径端をボデ
ィ(1)の端部外周面に、かつ小径端をピストンロッド
(6)の先端部外周面にそれぞれ止着することにより、ピ
ストンロッド(6)の突出端部を囲むようにして装着され
ている。
【0018】カバー(8)の先端部の側壁(8a)には、カバ
ー(8)の内部と外部とを連通させる、流体であるエアー
排出用の排出孔(9)が形成されている。
【0019】この排出孔(9)内には、カバー(8)内部へ
の塵埃等の侵入を阻止するフィルター(10)が装着されて
いる。フィルター(10)の種類は特に限定されないが、好
ましくは、耐食、耐熱性を有する不織布、海綿体、網体
等がよい。また、フィルタ(10)は、排出孔(9)を、カバ
ー(8)の内外面の少なくとも一側方から覆うようにして
装着してもよい。
【0020】次に、前記のものの作用につき説明する。
【0021】ピストンの排出作用によるエア、及び高圧
室より低圧室(4)に洩出したエアの一部がエア抜き孔
(連通孔)(7)を通ってカバー(8)内に流入すると、カバ
ー(8)は、膨張を始める。ところが、カバー(8)の先端
部の側壁(8a)にエアを排出する排出孔(9)が形成される
ので、カバー(8)に流入したエアの一部がこの排出孔
(9)からカバー(8)の外部へ排出される。したがって、
カバーの一部分が弾性限度を越えて膨張するおそれはな
く、カバー(8)に亀裂や破損等が生じることはない。こ
の結果、カバーの(8)の耐久性が向上する。
【0022】また、排出孔(9)にフィルター(10)を設け
たので、カバー(8)内に外部から塵埃等が侵入するおそ
れがなく、シリンダ装置(A)の機能を損なうおそれがな
い。なお、本実施例においては、排出孔(9)の位置をカ
バー(8)の側壁(8a)に設けたが、これに限定れるもので
はない。
【0023】
【発明の効果】本発明は、下記の効果を奏する。 (a) カバー内に、低圧室側より流体が過剰に流入して
も、カバーに設けた排出孔を通して、外部に排出される
ので、カバーの一部が弾性限度を超えて過大に膨張する
おそれがなく、カバーに亀裂や破損が生じることはな
い。この結果、カバーの耐久性が向上する。
【0024】(b) カバーに設けた排出孔に、フィルタ
ーを設けたので、カバー内に塵埃等が侵入するおそれが
ない。したがって、塵埃が原因によるシリンダ装置の機
能を損なうおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す要部の中央縦断正面図
である。
【図2】従来のシリンダ装置を示す中央縦断正面図であ
る。
【符号の説明】
(1)ボディ (2)ピストン (3)高圧室 (4)低圧室 (5)ピストンロッド (6)駆動カバー (7)空気抜き孔(連通孔) (8)カバー (8a)側壁 (9)排出孔 (10)フィルター (A)エアシリンダ装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストンロッドの基端側とその基端部に
    固着したピストンとを往復動可能に収容する密閉された
    シリンダボディの適所に、シリンダボディ内の低圧室と
    外部とに連通する連通孔を設け、該連通孔の回りを、シ
    リンダボディに装着した伸縮可能なカバーにより覆って
    なる単動式流体圧シリンダ装置において、 前記カバーの適所に、カバーの内外に連通する流体排出
    用の排出孔を設け、該排出孔に、フィルターを装着した
    ことを特徴とする単動式流体圧シリンダ装置。
JP32736493A 1993-12-24 1993-12-24 単動式流体圧シリンダ装置 Pending JPH07180704A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110821912A (zh) * 2019-11-12 2020-02-21 中航飞机起落架有限责任公司 一种单作用拉力缸换气系统

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110821912A (zh) * 2019-11-12 2020-02-21 中航飞机起落架有限责任公司 一种单作用拉力缸换气系统
CN110821912B (zh) * 2019-11-12 2021-06-22 中航飞机起落架有限责任公司 一种单作用拉力缸换气系统

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