JPH07160497A - マイクロコンピュータ - Google Patents

マイクロコンピュータ

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JPH07160497A
JPH07160497A JP5309506A JP30950693A JPH07160497A JP H07160497 A JPH07160497 A JP H07160497A JP 5309506 A JP5309506 A JP 5309506A JP 30950693 A JP30950693 A JP 30950693A JP H07160497 A JPH07160497 A JP H07160497A
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JP
Japan
Prior art keywords
instruction
clock signal
standby state
supply
event
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JP5309506A
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Inventor
Shinsuke Abe
信介 阿部
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クロック信号の供給が停止した待機状態を解
除した際の最初の命令実行のときオーバーヘッド時間を
短縮できるマイクロコンピュータを得る。 【構成】 ウェイク・アップ命令のジャンプ先アドレス
により次に実行すべき命令のフェッチを行ない、イベン
ト信号が入力されないと判断したときにはクロック信号
の供給を停止させ待機状態に移行し、また入力された上
記イベント信号によりクロック信号の供給を再開させ上
記待機状態を解除したときには上記フェッチした命令か
らの実行を開始する制御手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、クロック信号の停止
による待機状態から、その待機状態を解除して次の動作
を実行する際のオーバーヘッド時間を短縮できるマイク
ロコンピュータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のマイクロコンピュータでは、クロ
ック信号を停止させるウエイト命令により何も処理を行
なわない待機状態に移行し、この状態でイベント信号が
送られてくるのを待ち、イベント信号に対する高速応答
いわゆるリアルタイム性を実現する。
【0003】図10は、従来のマイクロコンピュータに
おけるウエイト実行処理を示すフローチャートである。
このフローチャートによれば、前記リアルタイム性を実
現するためにウエイト命令を実行すると、クロック信号
を停止させ何も処理を行なわない待機状態に移行する。
【0004】また、図11はクロック信号の供給が停止
した待機状態において発生したイベントにより前記待機
状態を解除し、次のタスクを再開する際の動作を示すフ
ローチャートである。このフローチャートによれば、待
機状態からの復帰は割り込みで行なわれ、次のタスクが
再開されるまでの間には割り込み処理、どのタスクを起
動させればよいかなどの判断処理がオーバーヘッドとし
て存在する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のマイクロコンピ
ュータは以上のように構成されているので、待機状態か
らの復帰は割り込みで行なわれることになり、次のタス
クが再開されるまでの間のオーバーヘッドにより、次の
タスクを実行するまでの間に時間を要しリアルタイム性
が損われてしまう問題点があった。
【0006】請求項1の発明は上記のような問題点を解
消するためになされたもので、オペコードデータと待機
状態が解除されたときの次に実行すべき命令のアドレス
であるジャンプ先アドレスとから少なくとも構成される
ウェイク・アップ命令により、待機状態を解除した際の
オーバーヘッド時間を短縮できるマイクロコンピュータ
を得ることを目的とする。
【0007】請求項2の発明は、オペコードデータと上
記待機状態が解除されたときの次に実行すべき命令のア
ドレスであるジャンプ先アドレスが格納されたメモリ上
のアドレス情報とから少なくとも構成されるウェイク・
アップ命令により、待機状態に移行する際に次に実行す
べき命令をフェッチしておき、これにより待機状態を解
除した際のオーバーヘッド時間を短縮できるマイクロコ
ンピュータを得ることを目的とする。
【0008】請求項3の発明は、オペコードデータと上
記待機状態が解除されたときの次に実行すべき命令のア
ドレスであるジャンプ先アドレスが格納されたメモリ上
のアドレス情報とから少なくとも構成されるウェイク・
アップ命令により、待機状態を解除した際のオーバーヘ
ッド時間を短縮できるマイクロコンピュータを得ること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るマ
イクロコンピュータは、オペコードデータと待機状態が
解除されたときの次に実行すべき命令のアドレスである
ジャンプ先アドレスとから少なくとも構成されるウェイ
ク・アップ命令のジャンプ先アドレスにより次に実行す
べき命令のフェッチを行ない、イベント信号が入力され
ないと判断したときにはクロック信号の供給を停止させ
待機状態に移行し、また入力された上記イベント信号に
よりクロック信号の供給を再開させ上記待機状態を解除
したときには上記フェッチした命令からの実行を開始す
る制御手段を備えたものである。
【0010】請求項2の発明に係るマイクロコンピュー
タは、オペコードデータと待機状態が解除されたときの
次に実行すべき命令のアドレスであるジャンプ先アドレ
スが格納されたメモリ上のアドレス情報とから少なくと
も構成されるウェイク・アップ命令の上記アドレス情報
を基に、上記メモリからジャンプ先アドレスを読み出
し、さらにそのジャンプ先アドレスデータにより次に実
行すべき命令のフェッチを行ない、さらに上記イベント
信号が入力されないと判断したときにはクロック信号の
供給を停止させ待機状態に移行し、入力された上記イベ
ント信号により上記クロック信号の供給を再開させ上記
待機状態を解除したときに上記フェッチした命令からの
実行を開始する制御手段を備えたものである。
【0011】請求項3の発明に係るマイクロコンピュー
タは、オペコードデータと待機状態が解除されたときの
次に実行すべき命令のアドレスであるジャンプ先アドレ
スが格納されたメモリ上のアドレス情報とから少なくと
も構成されるウェイク・アップ命令を有し、イベント信
号が入力されないと判断したときにはクロック信号の供
給を停止させ待機状態に移行し、入力された上記イベン
ト信号により上記クロック信号の供給を再開させ上記待
機状態を解除したときに上記アドレス情報を基にメモリ
からジャンプ先アドレスを読み出し、この読み出したジ
ャンプ先アドレスデータにより次の命令からの実行を開
始する制御手段を備えたものである。
【0012】
【作用】請求項1の発明におけるマイクロコンピュータ
は、ウェイク・アップ命令が実行されると、そのウェイ
ク・アップ命令のジャンプ先アドレスにより次に実行す
べき命令のフェッチが行なわれ、イベント信号が入力さ
れないときにはクロック信号の供給が停止され待機状態
に移行し、また上記イベント信号が入力されるとクロッ
ク信号の供給が再開され上記待機状態が解除され、上記
フェッチした命令からの実行が開始されることで、待機
状態を解除した際のオーバーヘッド時間を短縮するよう
に作用する。
【0013】請求項2の発明におけるマイクロコンピュ
ータは、ウェイク・アップ命令が実行されると、そのウ
ェイク・アップ命令のアドレス情報を基にメモリからジ
ャンプ先アドレスが読み出され、さらにそのジャンプ先
アドレスデータにより次に実行すべき命令のフェッチが
行なわれ、イベント信号が入力されないときにはクロッ
ク信号の供給が停止され待機状態に移行し、上記イベン
ト信号が入力されると上記クロック信号の供給が再開さ
れ上記待機状態が解除され上記フェッチした命令からの
実行が開始されることで、待機状態を解除した際のオー
バーヘッド時間を短縮するように作用する。
【0014】請求項3の発明におけるマイクロコンピュ
ータは、ウェイク・アップ命令が実行されると、イベン
ト信号が入力されないときにはクロック信号の供給が停
止され待機状態に移行し、また上記イベント信号が入力
されると上記クロック信号の供給が再開され上記待機状
態が解除され、このときにウェイク・アップ命令のアド
レス情報を基にメモリからジャンプ先アドレスが読み出
され、この読み出されたジャンプ先アドレスデータによ
り次の命令からの実行が開始されることで、待機状態を
解除した際のオーバーヘッド時間を短縮するように作用
する。
【0015】
【実施例】
実施例1.以下、請求項1の発明の一実施例を図につい
て説明する。図1は、本実施例のマイクロコンピュータ
の構成を示す回路ブロック図である。図において、1は
CPU(制御手段)であり、クロック信号が供給される
クロック信号供給端子1aとクロック信号を停止させる
ためのクロック停止信号が出力されるクロック停止信号
出力端子1bを備えている。2はスタック領域2aを有
したRAM、3はプログラムを格納したプログラム領域
3aを有したROM、4はクロック信号を制御するクロ
ック信号制御回路(制御手段)、5はCPU1とRAM
2およびROM3を接続するマルチバスである。
【0016】クロック信号制御回路4には、イベント信
号およびCPU1から出力される命令終了信号およびク
ロック停止信号が供給される。このクロック信号制御回
路4は、第1のフリップフロップ4aとインバータ回路
4fとアンド回路4c,4dと第2のフリップフロップ
4bとクロック信号を生成し出力する発振回路4eを備
えている。第1のフリップフロップ4aのQ出力端子は
インバータ回路4fの入力端子およびアンド回路4cの
一方の入力端子に接続されている。アンド回路4cの他
方の入力端子は、CPU1のクロック停止信号出力端子
1bに接続されている。インバータ回路4fの出力端子
は第2のフリップフロップ4bのセット入力端子に接続
され、アンド回路4cの出力端子は第2のフリップフロ
ップ4bのリセット入力端子に接続されている。アンド
回路4dは発振回路4eから出力されるクロック信号を
第2のフリップフロップ4bのQ出力によりゲートする
回路である。
【0017】図2は、クロック停止信号によりCPU1
へのクロック信号の供給が停止され、またイベント信号
によりCPU1へのクロック信号の供給が再開される状
態を示すタイミングチャートである。図3は、イベント
信号がクロック停止信号より早く発生しているためCP
U1へのクロック信号の供給が停止しない状態を示すタ
イミングチャートである。図4は、オペコード(WKU
P0)11とジャンプ先アドレス12とから構成される
ウェイク・アップ命令の構成を示す説明図である。
【0018】次に動作について説明する。図5は本実施
例のマイクロコンピュータのCPU1が行なうウェイク
・アップ命令の実行処理を示すフローチャートであり、
このフローチャートに基づいて説明を行なう。マイクロ
コンピュータのCPU1は、ウェイク・アップ命令のオ
ペコード(WKUP0)11を解読するとまずそれまで
実行していた動作により内部レジスタに格納されている
夫々のデータ(コンテキストなど)をRAM2のスタッ
ク領域2aに退避させる(ステップST1)。そして、
オペコード(WKUP0)11に続けて記述されている
ジャンプ先アドレス12を読み、ROM3におけるジャ
ンプ先アドレス12に格納されている次に実行すべき命
令をフェッチする(ステップST2)。次にイベントが
発生しているか否かを判定し(ステップST3)、イベ
ントが発生しているときにはクロック信号の供給を停止
することなく命令終了信号を出力しウェイク・アップ命
令を終了する。このイベント信号は、タイマのオーバー
フローあるいはA/D変換終了信号などの通常の割り込
み要因となるイベント、または2つのマイクロコンピュ
ータから構成されるシステムにおいては、一方のマイク
ロコンピュータから送られてくるイベント信号などであ
る。このようにイベント信号自体はどのような意味を有
しているものであってもよい。クロック信号の供給が停
止されないときのクロック信号制御回路4の各部の信号
は図3に示すタイミングチャートに示されている。
【0019】すなわち、クロック信号の供給を停止させ
るか否かは、CPU1のクロック停止信号出力端子1b
から出力されるクロック停止信号とイベント信号の有無
および時間的な前後関係により第2のフリップフロップ
4bのQ出力が‘L’レベルとなるか否かにより決定さ
れ、CPU1およびクロック信号制御回路4により制御
されることになる。図3のタイミングチャートに示され
ている場合には、同図(ハ)に示すイベント信号は同図
(ロ)に示すクロック停止信号より前の時点で発生して
おり、この結果、第1のフリップフロップ4aのQ出力
は‘L’レベルとなり、クロック停止信号が第2のフリ
ップフロップ4bのリセット入力端子に供給されるのを
阻止すると共に、第2のフリップフロップ4bのセット
入力端子に‘H’レベルの信号を供給することで、第2
のフリップフロップ4bのQ出力を‘H’レベルに維持
し、発振回路4eから出力されるクロック信号のCPU
1に対する供給を停止しないように制御している。
【0020】一方、ステップST3においてイベントが
発生していない、すなわちイベント信号が送られてきて
いないと判定すると、供給されているクロック信号を停
止させるためのクロック停止信号をクロック停止信号出
力端子1bから出力し、クロック信号の供給を停止し、
待機状態に移行する(ステップST4)。そして、この
状態でイベントが発生したか否かを監視する(ステップ
ST5)。このイベントが発生したか否かの監視はクロ
ック信号制御回路4により行なわれており、イベントが
発生しイベント信号が送られてくるとクロック信号の供
給を開始する(ステップST6)。
【0021】クロック信号の供給が停止され、さらにク
ロック信号が停止した状態にあるときのイベントの発生
によりクロック信号の供給が再開されるときのクロック
信号制御回路4の各部の信号は図2のタイミングチャー
トに示されている。
【0022】すなわち、第1のフリップフロップ4aの
Q出力は‘H’レベルとなっているため図2の(ロ)に
示すクロック停止信号はアンド回路4cにより阻止され
ることなく第2のフリップフロップ4bのリセット入力
端子に供給される。このため第2のフリップフロップ4
bのQ出力は‘L’レベルとなり、アンド回路4dによ
るゲートが閉じられて発振回路4eから出力されるクロ
ック信号のCPU1への供給を阻止する。図2の(ト)
に示す破線で示したクロック信号は、阻止されたクロッ
ク信号を示している。この状態で同図(ハ)に示すイベ
ント信号が送られてくると、このイベント信号により第
1のフリップフロップ4aのQ出力は同図(ヘ)に示す
ように‘L’レベルとなり、第2のフリップフロップ4
bをセットし、同図(ホ)に示すように第2のフリップ
フロップ4bのQ出力を‘H’レベルにする。この結
果、アンド回路4dによるゲートが開き発振回路4eか
ら出力されるクロック信号のCPU1への供給が再開さ
れ、ウェイク・アップ命令は終了する。
【0023】このように本実施例では、ウェイク・アッ
プ命令が終了したときには、発生したイベントに対応し
た処理を行なうための命令はすでにフェッチされている
ため、オーバーヘッドを要することなく即座にそのイベ
ントに対応した処理の実行を開始することが出来る。
【0024】また、ウェイク・アップ命令シーケンスの
中で割り込みの発生を禁止することでイベントの発生を
最高位の割り込みレベルとして扱うことが出来る。
【0025】実施例2.以下、請求項2の発明の一実施
例を図について説明する。本実施例のマイクロコンピュ
ータの構成は図1に示す構成と同様である。図6は、本
実施例で使用されるオペコード(WKUP1)14およ
びジャンプ先アドレスが格納されたメモリ上のアドレス
情報15とから構成されるウェイク・アップ命令を示す
説明図である。図7は、本実施例のマイクロコンピュー
タのCPU1が行なうウェイク・アップ命令の実行処理
を示すフローチャートであり、図5に示すフローチャー
トと同一のステップについては同一の符号を付し説明を
省略する。本実施例のマイクロコンピュータのCPU1
は、ウェイク・アップ命令のアドレス情報15に対応し
たメモリ上のエリアからジャンプ先アドレスを読み出し
(ステップST12)、この読み出したジャンプ先アド
レスにある命令をプリフェッチする(ステップST1
3)。
【0026】この結果、イベント発生後に実行する命令
はすでにフェッチされていることになり、イベント発生
に対しオーバヘッドなく高速に対応できる。
【0027】また、このときのイベント信号は前記実施
例1と同様にどのような意味を有していてもよいが、ウ
ェイク・アップ命令(WKUP1)は特にデュアルマイ
クロコンピュータシステムにおけるマイクロコンピュー
タ間の通信を行なう際に効果がある。たとえば、メイン
マイクロコンピュータとサブマイクロコンピュータとが
デュアルポートRAM(この場合、メモリに対応してい
る)を介して通信を行なうシステムの場合、メインマイ
クロコンピュータが前記デュアルポートRAMの所定の
アドレスにサブマイクロコンピュータに実行させたいタ
スクの先頭番地を書き込んでおく。サブマイクロコンピ
ュータがウェイク・アップ命令(WKUP1)を実行す
ると、サブマイクロコンピュータは前記デュアルポート
RAMの前記所定のアドレスから次に実行するジャンプ
先アドレス情報としてデータを読み込み、このジャンプ
先アドレスに格納されている命令をプリフェッチし、メ
インマイクロコンピュータから送られてくるイベント情
報を待つ。次にこのイベントが発生するとこのイベント
情報(この場合はメインマイクロコンピュータからのタ
スク起動指令)により、メインマイクロコンピュータに
より指示されたタスクの実行を前記プリフェッチした命
令からオーバーヘッドなく実行することができる。
【0028】実施例3.以下、請求項3の発明の一実施
例を図について説明する。本実施例のマイクロコンピュ
ータの構成は図1に示す構成と同様である。図8は、本
実施例で使用されるオペコード(WKUP2)17およ
びジャンプ先アドレスが格納されたメモリ上のアドレス
情報18とから構成されるウェイク・アップ命令を示す
説明図である。図9は、本実施例のマイクロコンピュー
タのCPU1が行なうウェイク・アップ命令の実行処理
を示すフローチャートであり、図5に示すフローチャー
トと同一のステップについては同一の符号を付し説明を
省略する。
【0029】前記実施例1および実施例2では、クロッ
ク信号を停止し待機状態に移行する前にイベントの発生
によりクロック信号の供給が再開されたときに最初に実
行すべき命令をあらかじめフェッチするものであった
が、本実施例では、イベントの発生によりクロック信号
の供給が再開されたときに最初に実行すべき命令が格納
されたアドレスにウェイク・アップ命令のアドレス情報
18を基にジャンプし、このジャンプ先のアドレスに格
納された命令から実行する。これらの動作を示している
ステップは図9におけるステップST26およびステッ
プST27である。
【0030】本実施例では、イベント発生後ジャンプ先
のアドレスに格納された命令の読み出しや前記ジャンプ
動作のオーバーヘッドが必要となるが、従来の割り込み
処理に比べると高速に対応できる。
【0031】また、このときのイベント信号は前記実施
例2と同様にどのような意味を有していてもよいが、ウ
ェイク・アップ命令(WKUP2)は特にデュアルマイ
クロコンピュータシステムにおけるマイクロコンピュー
タ間の通信を行なう際に効果があり、その効果はイベン
ト発生後ジャンプ先のアドレスに格納された命令の読み
出しや前記ジャンプ動作のオーバーヘッドが必要となる
ことを除き前記実施例2と同様である。
【0032】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれば
ウェイク・アップ命令のジャンプ先アドレスにより次に
実行すべき命令のフェッチを行ない待機状態に移行し、
イベント信号が入力されたときには上記フェッチした命
令からの実行を開始するように構成したので、待機状態
を解除した際のオーバーヘッドが短縮できる効果があ
る。
【0033】請求項2の発明によればウェイク・アップ
命令のアドレス情報を基に、上記メモリからジャンプ先
アドレスを読み出し、さらにそのジャンプ先アドレスデ
ータにより次に実行すべき命令のフェッチを行ないクロ
ック信号の供給を停止させ待機状態に移行し、この状態
で入力された上記イベント信号により上記クロック信号
の供給を再開させ上記待機状態を解除したときに上記フ
ェッチした命令からの実行を開始するように構成したの
で、待機状態を解除した際のオーバーヘッドが短縮でき
る効果がある。
【0034】請求項3の発明によれば入力されたイベン
ト情報により待機状態を解除したときにウェイク・アッ
プ命令のアドレス情報を基にメモリからジャンプ先アド
レスを読み出し、この読み出したジャンプ先アドレスデ
ータにより次の命令からの実行を開始するように構成し
たので、待機状態を解除した際のオーバーヘッド時間を
短縮できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の一実施例によるマイクロコン
ピュータを示す回路ブロック図である。
【図2】請求項1の発明の一実施例によるマイクロコン
ピュータにおけるクロック停止信号によりCPUへのク
ロック信号の供給が停止され、またイベント信号により
クロック信号の供給が再開される状態を示すタイミング
チャートである。
【図3】請求項1の発明の一実施例によるマイクロコン
ピュータにおいて、イベント信号がクロック停止信号よ
り早く発生しているときにCPUへのクロック信号の供
給が停止しない状態を示すタイミングチャートである。
【図4】請求項1の発明の一実施例によるマイクロコン
ピュータにおけるオペコード(WKUP0)とジャンプ
先アドレスとから構成されるウェイク・アップ命令を示
す説明図である。
【図5】請求項1の発明の一実施例によるマイクロコン
ピュータにおけるウェイク・アップ命令実行動作を示す
フローチャートである。
【図6】請求項2の発明の一実施例によるマイクロコン
ピュータにおけるオペコード(WKUP1)とアドレス
情報とから構成されるウェイク・アップ命令を示す説明
図である。
【図7】請求項2の発明の一実施例によるマイクロコン
ピュータにおけるウェイク・アップ命令実行動作を示す
フローチャートである。
【図8】請求項3の発明の一実施例によるマイクロコン
ピュータにおけるオペコード(WKUP2)とアドレス
情報とから構成されるウェイク・アップ命令を示す説明
図である。
【図9】請求項3の発明の一実施例によるマイクロコン
ピュータにおけるウェイク・アップ命令実行動作を示す
フローチャートである。
【図10】従来のマイクロコンピュータにおけるウエイ
ト実行処理を示すフローチャートである。
【図11】従来のマイクロコンピュータにおいてクロッ
ク信号の供給が停止した待機状態において発生したイベ
ントにより前記待機状態を解除し、次のタスクを再開す
る際の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU(制御手段) 2 RAM 2a スタック領域(スタック) 4 クロック信号制御回路(制御手段) 11,14,17 オペコード(オペコードデータ) 12 ジャンプ先アドレス 15,18 アドレス情報

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロック信号の供給を停止させ待機状態
    に移行し、この待機状態にあるときにクロック信号の停
    止を解除するイベント信号によりクロック信号の供給を
    再開させ上記待機状態を解除するマイクロコンピュータ
    において、オペコードデータと上記待機状態が解除され
    たときの次に実行すべき命令のアドレスであるジャンプ
    先アドレスとから少なくとも構成されるウェイク・アッ
    プ命令と、そのウェイク・アップ命令を実行することで
    内部レジスタに格納されたデータをRAMに構成された
    スタックに退避させ、上記ジャンプ先アドレスにより次
    に実行すべき命令のフェッチを行ない、上記イベント信
    号が入力されたか否かを判断し、上記イベント信号が入
    力されないと判断したときには上記クロック信号の供給
    を停止させ待機状態に移行し、上記イベント信号により
    クロック信号の供給を再開させ上記待機状態を解除した
    ときに上記フェッチした命令からの実行を開始する制御
    手段とを備えたことを特徴とするマイクロコンピュー
    タ。
  2. 【請求項2】 クロック信号の供給を停止させ待機状態
    に移行し、この待機状態にあるときにクロック信号の停
    止を解除するイベント信号によりクロック信号の供給を
    再開させ上記待機状態を解除するマイクロコンピュータ
    において、オペコードデータと上記待機状態が解除され
    たときの次に実行すべき命令のアドレスであるジャンプ
    先アドレスが格納されたメモリ上のアドレス情報とから
    少なくとも構成されるウェイク・アップ命令と、そのウ
    ェイク・アップ命令を実行することで内部レジスタに格
    納されたデータをRAMに構成されたスタックに退避さ
    せ、上記アドレス情報を基に上記メモリからジャンプ先
    アドレスを読み出し、そのジャンプ先アドレスデータに
    より次に実行すべき命令のフェッチを行ない、上記イベ
    ント信号が入力されたか否かを判断し、上記イベント信
    号が入力されないと判断したときには上記クロック信号
    の供給を停止させ待機状態に移行し、上記イベント信号
    によりクロック信号の供給を再開させ上記待機状態を解
    除したときに上記フェッチした命令からの実行を開始す
    る制御手段とを備えたことを特徴とするマイクロコンピ
    ュータ。
  3. 【請求項3】 クロック信号の供給を停止させ待機状態
    に移行し、この待機状態にあるときにクロック信号の停
    止を解除するイベント信号によりクロック信号の供給を
    再開させ上記待機状態を解除するマイクロコンピュータ
    において、オペコードデータと上記待機状態が解除され
    たときの次に実行すべき命令のアドレスであるジャンプ
    先アドレスが格納されたメモリ上のアドレス情報とから
    少なくとも構成されるウェイク・アップ命令と、そのウ
    ェイク・アップ命令を実行することで内部レジスタに格
    納されたデータをRAMに構成されたスタックに退避さ
    せ、上記イベント信号が入力されたか否かを判断し、上
    記イベント信号が入力されないと判断したときには上記
    クロック信号の供給を停止させ待機状態に移行し、上記
    イベント信号によりクロック信号の供給を再開させ上記
    待機状態を解除したときに上記アドレス情報を基にメモ
    リからジャンプ先アドレスを読み出し、この読み出した
    ジャンプ先アドレスデータにより次の命令からの実行を
    開始する制御手段を備えたことを特徴とするマイクロコ
    ンピュータ。
JP5309506A 1993-12-09 1993-12-09 マイクロコンピュータ Pending JPH07160497A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015135700A (ja) * 2010-05-21 2015-07-27 ルネサスエレクトロニクス株式会社 マイクロコントローラ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015135700A (ja) * 2010-05-21 2015-07-27 ルネサスエレクトロニクス株式会社 マイクロコントローラ

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